JP6182005B2 - 光学的分解能向上装置 - Google Patents
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Description
結像光学系を用いた従来の顕微鏡においては、対物レンズにて捉える測定対象物の空間周波数の1次回折光の成分と0次回折光の成分とが干渉して像形成を行うため、対物レンズの開口に1次回折光が入射されないと、その空間周波数は再現されないことになる。他方、低い周波数から高い周波数に至るにつれてその1次回折光の回折角は次第に大きくなるので、対物レンズに入力される1次回折光の量が減っていくことになる。その結果として、1次回折光が入力されない周波数がカットオフになり、低い周波数から高い周波数に至る途中で、変調度が次第に落ちていくようになる。
図13のように開口半径がaで焦点距離がfの対物レンズ11に平行光束が入射しているとする。なお、図13においては、照射光軸を光軸L0で表し、この光軸L0に対して角度Θだけ傾く傾斜光軸を光軸L1で表している。通常の結像を用いた顕微鏡では、図13のように光束が試料Sを透過する透過型となるが、光束が試料Sで折り返される反射型として考えてもよい。また、式を簡単にするために、1次元の開口として扱う。
θ=2π(h/λ)sin(2πx/d)・・・・・(1)式
試料Sから回折された光の振幅Eは、焦点距離fだけ離れた面において、(1)式のフーリエ変換とレンズの開口とのコンボリューションとして、与えられるので、以下のように表される。ただし、(1)式の位相のフーリエ変換であるベッセル関数は、±1次まで取るものとする。
したがって、強度Iは下記(3)式のようになる。
図14に示すように、レーザー光源10からレンズ11に平行光束が入射し、このレンズ11により集束してスライドガラス172上の測定対象物である試料Sに光束が照射されて、対物レンズ111に試料Sで回折された回折光が入射されているとする。
なお、図14及び図15においては、スライドガラス172に垂直に入射されるレーザー光源10の照射光軸を光軸L0で表す。また、図15において、スライドガラス172内を透過する1次回折光の光軸を光軸L1で表し、この光軸L1における光軸L0に対する角度をα1とする。そして、このスライドガラス172の屈折率をnとする。
以上より、スライドガラス172内からスライドガラス172外へ境界面Bを介して出射される際の1次回折光の入射角がα1とされ、屈折角をα2とすると、屈折の法則により、以下の式が成り立つ。
nsinα1=sinα2
上記の式から、臨界角は、sinα1=1/nと表され、正確には使用するレーザー光の波長と波長分散を考慮する必要性があるが、簡単のためにn=1.52とすると、α1=41.14°程度となる。以上から、光軸L1と境界面Bとのなす角となる挟角α3が48.86°以下の1次回折光はスライドガラス172内から取り出すことができないこととなる。
前記測定対象物を透過した光をそれぞれ受光する第1の受光素子及び一対の第2の受光素子と、
前記各受光素子と前記光源の間に配置され、前記光源側の面に前記測定対象物が設置可能とされると共に前記各受光素子側の面に曲面状の表面を有した凸部が設けられたスライドガラスと、
を有した光学的分解能向上装置であって、
前記光束の照射光軸上に位置し、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束を平行な光束に変換する第1のレンズと、
第1のレンズを透過した透過光の内の照射光軸を挟んだ各側部分の光をそれぞれ受光する2つの分割受光素子を少なくとも有する第1の受光素子と、
前記照射光軸に対して第1の受光素子の分割受光素子が受光する各側にそれぞれ傾きを有した傾斜光軸上に位置し、かつ、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束をそれぞれ平行な光束とする一対の第2のレンズと、
第1のレンズから出射された光束と前記各第2のレンズから出射された光束とをそれぞれ干渉させる光学素子と、
該光学素子により干渉された各光束を受光する一対の第2の受光素子と、
第1の受光素子の照射光軸を挟んで位置する分割受光素子間の出力和や出力差および、一対の第2の受光素子間の出力和や出力差をそれぞれ検出する出力和差検出部と、
を含む。
本請求項によれば、光源から光束がスライドガラスに設置される測定対象物に照射され、この測定対象物を透過した光を受光素子が受光する。この際、受光素子と光源の間に配置されるスライドガラスの受光素子側の面に曲面状の表面を有した凸部が設けられている。
従って、測定対象物を透過するのに伴い生じた回折光が、曲面状の表面を有した凸部から外部に入射されることで、入射角が小さくなって全反射されることなく、スライドガラスから射出される。
この一方、0次回折光および1次回折光の各主光線軸の間に光軸を有する第1のレンズ及び第2のレンズを配置し、測定対象物で回折された0次回折光もしくは1次回折光を平行光束とし、その片方の光に対して、ダブプリズムのような光学素子で像を反転し、さらに0次回折光と1次回折光が重なるようにロンボイドプリズムのような光学素子で平行シフトして、0次回折光と1次回折光を干渉させることが考えられる。
これを1次回折光と0次回折光との間及び−1次回折光と0次回折光との間の2系統で行うことにより、ファーフィールドに配置した2種類の受光素子による和信号や差信号がより大きな空間周波数情報を有することになり、実質的に分解能が一層向上する。
本請求項に係る光学的分解能向上装置は、測定対象物に光束を照射する光源と、
前記測定対象物を透過した光をそれぞれ受光する複数の第1の受光素子及び複数の第2の受光素子と、
前記各受光素子と前記光源の間に配置され、前記光源側の面に前記測定対象物が設置可能とされると共に前記各受光素子側の面に曲面状の表面を有した凸部が設けられたスライドガラスと、
を有した光学的分解能向上装置であって、
前記光束の照射光軸に対して傾きを有した傾斜光軸上に位置し、かつ、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束を平行な光束とする第1のレンズと、
該第1のレンズに入射される光束の前記照射光軸に近い該第1のレンズの部分を通過する第1の光束と該照射光軸から遠い該第1のレンズの一方の半面を通過する第2の光束を干渉させる第1の光学素子と、
第1の光学素子により干渉された光束をそれぞれ検出する複数の第1の受光素子と、
前記照射光軸に対して前記第1のレンズと反対方向に配置され、かつ、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束を平行な光束とする第2のレンズと、
前記照射光軸に対して前記第1の光学素子と反対方向に配置され、前記照射光軸に近い該第2のレンズの部分を通過する第1の光束と前記照射光軸から遠い該第1のレンズの一方の半面を通過する第2の光束を干渉させる第2の光学素子と、
第2の光学素子により干渉された光束をそれぞれ検出する複数の第2の受光素子と、
複数の第1の受光素子の任意の受光出力と複数の第2の受光素子の任意の受光出力との和や差の出力値を検出する出力和差検出部と、
を含む。
これより、請求項1と同様にスライドガラスを有する他、請求項1と同様に1次回折光と0次回折光との間及び−1次回折光と0次回折光との間の2系統で行うことにより、ファーフィールドに配置した2種類の受光素子による和信号や差信号がより大きな空間周波数情報を有することになり、実質的に分解能が一層向上する。
本請求項に係る光学的分解能向上装置は、測定対象物に光束を照射する光源と、
前記測定対象物を透過した光をそれぞれ受光する第1の受光素子及び第2の受光素子と、
前記各受光素子と前記光源の間に配置され、前記光源側の面に前記測定対象物が設置可能とされると共に前記各受光素子側の面に曲面状の表面を有した凸部が設けられたスライドガラスと、
を有した光学的分解能向上装置であって、
前記光束の照射光軸に対して傾きを有した傾斜光軸上に位置し、かつ、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束を平行な光束とする第1のレンズと、
該第1のレンズで平行となった光束を収束して光束を干渉させる第1の集光レンズと、
該第1の集光レンズにより干渉された光束を検出する第1の受光素子と、
前記照射光軸に対して前記第1のレンズと反対方向に配置され、かつ、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束を平行な光束とする第2のレンズと、
前記照射光軸に対して前記第1の集光レンズと反対方向に配置され、該第2のレンズで平行となった光束を収束して光束を干渉させる第2の集光レンズと、
該第2の集光レンズにより干渉された光束を検出する第2の受光素子と、
第1の受光素子の受光出力と第2の受光素子の受光出力との和や差の出力値を検出する出力和差検出部と、
を含む。
本請求項に係る光学的分解能向上装置は、請求項1から請求項3と同様の構成を有するが、さらに、前記凸部の表面が球面状であり、前記スライドガラスの前記光源側の面上に凸部の曲率中心が位置する。
この結果、測定対象物を透過した回折光が、凸部の球面状とされる表面を介してスライドガラスの外部に垂直に出射されるので、スライドガラスと外部の空気との間の境界面において全反射することなく、スライドガラスから回折光をより確実に取り出すことができる。
本請求項に係る光学的分解能向上装置は、請求項1から請求項3と同様の構成を有するが、さらに、前記凸部の表面がレンズ面状であり、スライドガラス内に凸部の表面の焦点位置が位置する。
従って、測定対象物からの回折光は出射方向を受光素子に対して絞られ気味にスライドガラスから出射される。このため、回折角がより大きな回折光であっても、同じ大きさの受光素子で回折光を取得することが可能となる。つまり、より空間周波数の高い情報を取得することができる。
また、凸部の表面の曲率を測定対象物付近に焦点があるような曲率にすれば、出射光はスライドガラスからほぼそのまま直進することとなり、受光素子上で測定対象物のフーリエ変換が得られることになる。
本請求項に係る光学的分解能向上装置は、請求項1から請求項5と同様の構成を有するが、さらに、前記凸部を構成する部材の屈折率が、スライドガラスの他の部分を構成する部材の屈折率よりも高い。
従って、回折光がスライドガラスの他の部分とされる本体部分から凸部に入射される際に、この回折光が集束傾向とされて受光素子が受光する。このため、請求項3と同様に、より空間周波数の高い情報を取得することができる。
本請求項に係る光学的分解能向上装置は、請求項1から請求項6と同様の構成を有するが、さらに、前記凸部が複数設けられ、これら凸部に対向する前記スライドガラスの光源側の位置に、測定対象物が設置されうる凹部がそれぞれ設けられる。
従って、複数の凹部にそれぞれ測定対象物が設置されて、各測定対象物を順次観察可能になるので、効率の良い観察ができるようになる。例えば、各凹部において細胞等を培養することができ、多数の細胞の時間経過による変化を容易に観察することが可能となる。
図1は、光学的機器の一種である本実施例の光学的分解能向上装置の構成を示す概略図である。この図1に示すように、光を照射する光源であるレーザー光源10が図示しない光学機器を介して、対物レンズ11と対向して配置され、このレーザー光源10が照射した光が、透過物の測定対象物である試料Sに収束照射されている。但し、この試料Sは、図1及び図2に示すカバーガラス71に覆われつつスライドガラス72上に載せられた水溶液E中で安定的に支持されていて、本実施例において、このスライドガラス72は、試料Sを載せる板状の本体部72Aの他に、半球状の表面を有した凸部72Bを設けた構造とされている。
r=(t/tanα3)+ d/2
θ=2πh/λsin(2πx/d+θ0)・・・・・(4)式
もし、0次回折光と1次回折光とを干渉させないと、±1次回折光の強度は、下記式のようになり、差出力を取得すると0となる。
これに伴い、上記と同様に、試料Sを透過して上面72aからスライドガラス72内に入射した回折光は、この球面状の表面を有した凸部72Bから全反射することなく、そのままの角度でスライドガラス72から出射されて、受光素子29に入射される。
この光学系が図3に示す光学系と異なるのは、図4に示すように、音響光学素子23によりきわめて接近した2つの光束を作成し、試料Sに照射することにある。
本実施例は、図5に示すように、平行光束が対物レンズ11に入射し、試料Sに収束され、試料Sを透過した回折光がスライドガラス72(本実施例では図示を省略)から出射されるまでは、図1と同様である。ただし、本実施例においては、試料Sを透過した0次回折光の一部と1次回折光の一部とを、0次回折光と1次回折光との間の中間的な傾き角を有した光軸L3だけ傾けた状態のレンズ36に取り入れる。そして、上記一部の1次回折光と上記一部の0次回折光をロンボイドプリズム39のようなものにより、光束同士をシフトして重ね合わせることで、お互いの光束同士を干渉させる。
まず、図5で示した光学系と同様の光学系を、図5では示していないが0次回折光の光軸L0と対称となるように、−1次回折光に対しても配置する。これら対応する各受光素子の出力差を取得すると以下のように考えられる。説明を簡単にするために、試料Sが高さhでピッチdの正弦波状の形状をしているものとすれば、光学的な位相θが以下の式で表される。
ただし、(4)式の位相のフーリエ変換であるベッセル関数は±1次まで取るものとする。また、図5に示すように光軸L3をレンズ36のほぼsin-1(NA)に相当する角度ξだけ傾ける。この際、光軸L3に対する垂直方向をy軸とし、(1)式の空間周波数1/dに相当する1次回折光の中心位置をY1とする。
このとき、上記(2)式を参考にして、光軸L3を角度ξだけ傾けた場合、(2)式の0次回折光は中心がaだけずれ、1次回折光の中心軸がy1になるので、下記の(8)式で複素振幅分布E1が与えられる。
y1=2aは、0次回折光から見れば、3aに相当した空間周波数までの情報を取得したことになる。したがって、同じNAのレンズを用いた時に比較して1.5倍の空間周波数まで取得できたことになる。その分、光学的な分解能が実質的に向上したことになる。
y1=-2aは、0次回折光から見れば、-3aに相当した空間周波数までの情報を取得したことになる。したがって、同じNAのレンズを用いた時に比較して1.5倍の空間周波数まで取得できたことになる。その分、光学的な分解能が実質的に向上したことになるのは、1次回折光と同様である。
この様にして得た情報に対して、受光素子40と受光素子41の和の出力とそれと等価な−1次回折光の受光素子間で差出力ΔIを下記の式により得るようにする。
図6は、本実施例の光学的分解能向上装置の構成を示す概略図である。この図6に示すように、本実施例においても、試料Sを透過した回折光がスライドガラス72(本実施例では図示を省略)から出射されるが、0次回折光の光軸L0に対して、レンズ36を傾斜して設置することで、0次回折光の一部だけでなく、同じレンズを用いた場合に比較してより高い空間周波数を有した1次回折光の一部を取り入れ、結像光学系にて干渉を実現している。なお、図示しないものの、本実施例においては、軸L0に対して対象な位置に同様な光学系が配置されている。
図7は、本実施例の光学的分解能向上装置の構成を示す概略図である。本実施例は図6と同様な光学系に採用されるものであるが、本実施例においては、この図7に示すように拡大光学系53をなくす替りに、回折格子であるグレーティング54をレンズ52の焦点付近に配置した構造としている。なお、本実施例においても試料Sを透過した回折光が図示しないスライドガラス72から出射され、さらに、図示しないものの、本実施例においては、光軸L0に対して対象な位置に同様な光学系が配置されている。
図8は、本実施例の光学的分解能向上装置の構成を示す概略図である。
本実施例は図7と同様なグレーティング54を別の光学系に採用したものであるが、本実施例においては、試料Sを透過した回折光が図示しないスライドガラス72から出射されるものの、この図8に示すように、レンズ15、16、17を有する他、反射鏡18、19を有する実施例1に近似した構造とされている。ただし、ビームスプリッター12A、12B、13、14等が無い替りに、レンズ55が反射鏡18の下方に配置され、このレンズ55と受光素子57との間であって、レンズ55の焦点位置にグレーティング54が配置された構造となっている。
図9に示すように、平行光束が対物レンズ31に入射し、試料Sに収束されるまでは、図2と同様である。しかし、本実施例においては、スライドガラス72の替わりに、凸部74Bの表面がレンズ面状であって、内部にこの凸部74Bの表面の焦点位置Fが位置する曲率を有する構造とされたスライドガラス74を採用している。
本実施例は、図10に示すように、平行光束が対物レンズ31に入射し、試料Sに収束されるまでは、図3と同様である。しかし、本実施例においては、スライドガラス72の替わりに、凸部76Bを構成する部材の屈折率が他の部分である本体部76Aを構成する部材の屈折率よりも高くされるスライドガラス76が採用されている。
このため、スライドガラス76から出射されて受光素子29がこれら回折光を受光するときに、実施例6と同様に、より空間周波数の高い情報を取得することができる。
以上、本発明に係る実施の形態を説明したが、本発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
6 第1の受光素子
10 レーザー光源
11 対物レンズ
12A、12B 第1のビームスプリッター
13、14 第2のビームスプリッター
15、16、17 レンズ
18、19 反射鏡
21 レーザー光源
22 コリメーターレンズ
23 音響光学素子
24 AODドライバー
25 瞳伝達拡大レンズ系
26 2次元走査デバイス
27 ビームスプリッター
28,29 受光素子
30 瞳伝達レンズ系
31 対物レンズ
33 比較器
34 データ処理部
36 レンズ
39 ロンボイドプリズム
40、41、42 受光素子
50 受光素子
52 レンズ
53 拡大光学系
54 グレーティング
55,56 レンズ
57,58 受光素子
64、65 レンズ
71 カバーガラス
72、74、76、78、172 スライドガラス
E 水溶液
F 焦点
P 曲率中心
S 試料
L0、L1、L2、L3、LX 光軸
Claims (7)
- 測定対象物に光束を照射する光源と、
前記測定対象物を透過した光をそれぞれ受光する第1の受光素子及び一対の第2の受光素子と、
前記各受光素子と前記光源の間に配置され、前記光源側の面に前記測定対象物が設置可能とされると共に前記各受光素子側の面に曲面状の表面を有した凸部が設けられたスライドガラスと、
を有した光学的分解能向上装置であって、
前記光束の照射光軸上に位置し、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束を平行な光束に変換する第1のレンズと、
第1のレンズを透過した透過光の内の照射光軸を挟んだ各側部分の光をそれぞれ受光する2つの分割受光素子を少なくとも有する第1の受光素子と、
前記照射光軸に対して第1の受光素子の分割受光素子が受光する各側にそれぞれ傾きを有した傾斜光軸上に位置し、かつ、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束をそれぞれ平行な光束とする一対の第2のレンズと、
第1のレンズから出射された光束と前記各第2のレンズから出射された光束とをそれぞれ干渉させる光学素子と、
該光学素子により干渉された各光束を受光する一対の第2の受光素子と、
第1の受光素子の照射光軸を挟んで位置する分割受光素子間の出力和や出力差および、一対の第2の受光素子間の出力和や出力差をそれぞれ検出する出力和差検出部と、
を含む光学的分解能向上装置。 - 測定対象物に光束を照射する光源と、
前記測定対象物を透過した光をそれぞれ受光する複数の第1の受光素子及び複数の第2の受光素子と、
前記各受光素子と前記光源の間に配置され、前記光源側の面に前記測定対象物が設置可能とされると共に前記各受光素子側の面に曲面状の表面を有した凸部が設けられたスライドガラスと、
を有した光学的分解能向上装置であって、
前記光束の照射光軸に対して傾きを有した傾斜光軸上に位置し、かつ、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束を平行な光束とする第1のレンズと、
該第1のレンズに入射される光束の前記照射光軸に近い該第1のレンズの部分を通過する第1の光束と該照射光軸から遠い該第1のレンズの一方の半面を通過する第2の光束を干渉させる第1の光学素子と、
第1の光学素子により干渉された光束をそれぞれ検出する複数の第1の受光素子と、
前記照射光軸に対して前記第1のレンズと反対方向に配置され、かつ、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束を平行な光束とする第2のレンズと、
前記照射光軸に対して前記第1の光学素子と反対方向に配置され、前記照射光軸に近い該第2のレンズの部分を通過する第1の光束と前記照射光軸から遠い該第1のレンズの一方の半面を通過する第2の光束を干渉させる第2の光学素子と、
第2の光学素子により干渉された光束をそれぞれ検出する複数の第2の受光素子と、
複数の第1の受光素子の任意の受光出力と複数の第2の受光素子の任意の受光出力との和や差の出力値を検出する出力和差検出部と、
を含む光学的分解能向上装置。 - 測定対象物に光束を照射する光源と、
前記測定対象物を透過した光をそれぞれ受光する第1の受光素子及び第2の受光素子と、
前記各受光素子と前記光源の間に配置され、前記光源側の面に前記測定対象物が設置可能とされると共に前記各受光素子側の面に曲面状の表面を有した凸部が設けられたスライドガラスと、
を有した光学的分解能向上装置であって、
前記光束の照射光軸に対して傾きを有した傾斜光軸上に位置し、かつ、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束を平行な光束とする第1のレンズと、
該第1のレンズで平行となった光束を収束して光束を干渉させる第1の集光レンズと、
該第1の集光レンズにより干渉された光束を検出する第1の受光素子と、
前記照射光軸に対して前記第1のレンズと反対方向に配置され、かつ、前記測定対象物及び前記スライドガラスを透過した光束を平行な光束とする第2のレンズと、
前記照射光軸に対して前記第1の集光レンズと反対方向に配置され、該第2のレンズで平行となった光束を収束して光束を干渉させる第2の集光レンズと、
該第2の集光レンズにより干渉された光束を検出する第2の受光素子と、
第1の受光素子の受光出力と第2の受光素子の受光出力との和や差の出力値を検出する出力和差検出部と、
を含む光学的分解能向上装置。 - 前記凸部の表面が球面状であり、前記スライドガラスの前記光源側の面上に凸部の曲率中心が位置する、請求項1から3のいずれかに記載の光学的分解能向上装置。
- 前記凸部の表面がレンズ面状であり、スライドガラス内に凸部の表面の焦点位置が位置する、請求項1から3のいずれかに記載の光学的分解能向上装置。
- 前記凸部を構成する部材の屈折率が、スライドガラスの他の部分を構成する部材の屈折率よりも高い、請求項1から5のいずれかに記載の光学的分解能向上装置。
- 前記凸部が複数設けられ、これら凸部に対向する前記スライドガラスの光源側の位置に、測定対象物が設置されうる凹部がそれぞれ設けられる、請求項1から6のいずれかに記載の光学的分解能向上装置。
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