JP6182423B2 - ルーバーユニット及びガラリ戸 - Google Patents

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Description

本発明は、ルーバーユニット及びガラリ戸に関する。
複数のルーバーを有するルーバーユニットとしては、縦部材、横部材、及び、両側端枠部材が接合され、建物の階層毎に分割してなる横型ルーバーユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような階層毎に設けられる横型ルーバーユニットに限らず、例えば、給排気口などの開口に設けられるルーバー等であっても、取り付け時におけるサイズが大きい場合には施工性が悪い。このため、1つの開口に設けるルーバーであっても、サイズの小さな複数のルーバーに分かれた状態で取り付ける場合がある。
また、縦部材間の間隔が広い場合には、縦部材間に掛け渡された横部材(羽根板)に自重等による撓みが生じたり、羽根板が、開口が連通する方向に湾曲したりして、上下に並ぶルーバー及び各羽根板の位置が揃わない場合がある。このため、上下方向に並べて配置した複数のルーバー及び各羽根板の位置を規制する規制用縦部材を、前記複数のルーバーに跨って設け、この規制用縦部材に各羽根板を固定する場合もある。
実公平7−51588号公報
上記のように並べて設けられた複数のルーバーに跨って設けられた規制用縦部材に羽根板が固定される場合には、施工現場において、まず各ルーバーを並べて配置または取り付けた後に、規制用縦部材を各ルーバーに跨らせて取り付けなければならない。このため施工現場での作業が繁雑になる。また、メンテナンス時においてもルーバーを取り外す作業が繁雑である。このため、ルーバー毎に規制用縦部材を備えておく方法が考えられるが、上下に隣り合うルーバーの位置が揃わないおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数設けられるルーバー間のずれや羽根板の撓み等を規制しつつも施工性に優れたルーバーユニット及びガラリ戸を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明のルーバーユニットは、仕切られた二つの空間を連通する開口部に固定される枠体に上下に並べて取り付けられ、複数の羽根板と、上下方向に沿って配置され前記複数の羽根板を固定する羽根板固定部材と、を各々備えた複数のルーバーを有し、前記複数のルーバーのうちの上下に隣り合う2つの前記ルーバーにおける一方の前記ルーバーは、前記羽根板固定部材の端部に取り付けられ、当該羽根板固定部材より、前記上下に隣り合う2つのルーバーにおける他方の前記ルーバー側に突出する突出部を備えた突出固定部と、前記突出固定部と繋がり、前記開口部が連通する連通方向において前記突出部と互いに間隔を隔てて対向する位置に配置される対向部と、を備えた端部取付部材を有し、前記他方のルーバーの前記羽根板固定部材の端部が前記突出部と前記対向部との間に配置されて前記枠体に取り付けられることを特徴とするルーバーユニットである。
このようなルーバーユニットによれば、上下に隣り合う2つのルーバーは各々、上下方向に沿って配置され複数の羽根板を固定する羽根板固定部材を有しているので、各ルーバーがそれぞれ有する複数の羽根板の撓みを抑えると共に、各羽根板の連通方向における位置を揃えることが可能である。また、羽根板固定部材は、各ルーバーにそれぞれ設けられているので、各ルーバーを単体で着脱することが可能であり、施工性に優れている。
また、上下に隣り合う2つのルーバーのうちの他方のルーバーの羽根板固定部材の端部は、一方のルーバーが有する羽根板固定部材の端部に設けられた端部取付部材の、他方のルーバー側に突出する突出部と、当該突出部と互いに間隔を隔てて対向する位置に配置される対向部との間に配置される。このため、上下のルーバーが各々有する羽根板固定部材における連通方向の位置が規制されることにより、連通方向のずれを抑えて上下のルーバーを枠体に取り付けることが可能である。
すなわち、複数設けられるルーバー間のずれや羽根板の撓み等を規制しつつも施工性に優れたルーバーユニットを提供することが可能である。
かかるルーバーユニットであって、前記他方のルーバーは、前記一方のルーバーが前記枠体に取り付けられた後に、当該一方のルーバーと上下方向に間隔を隔てた位置から移動させて、前記一方のルーバーに当接されて取り付けられ、前記端部取付部材が取り付けられている前記羽根板固定部材からの前記突出部の突出量は、前記他方のルーバーが取り付けられる際に上下方向に移動される移動量より大きいことが望ましい。
このようなルーバーユニットによれば、他方のルーバーは、一方のルーバーが枠体に取り付けられた後に、当該一方のルーバーと上下方向に間隔を隔てた位置から移動させて、一方のルーバーに当接されて取り付けられる。このとき、突出部の羽根板固定部材からの突出量は、他方のルーバーが取り付けられる際に上下方向に移動される移動量より大きいので、取り付け時において一方のルーバーと上下方向に間隔を隔てて配置された他方のルーバーとの間隔は、突出部の羽根板固定部材からの突出量より狭くなる。このため、他方のルーバーの取り付け時には他方のルーバーを、突出部に沿って移動することができるので、他方のルーバーの位置合わせが容易であり、より施工性に優れたルーバーユニットを提供することが可能である。
かかるルーバーユニットであって、前記突出部と前記対向部との、互いに対向する部位間における前記連通方向の間隔は、前記羽根板固定部材の前記連通方向における厚みの2倍の距離より狭いことが望ましい。
このようなルーバーユニットによれば、突出部と対向部との、互いに対向する部位間における前記連通方向の間隔は、羽根板固定部材の連通方向における厚みの2倍の距離より狭いので、突出部と対向部との間では、一方のルーバーの羽根板固定部材と他方のルーバーの羽根板固定部材とが上下方向にて対向しない位置までずれることはない。このため、一方のルーバーと他方のルーバーとが連通方向に外れることを確実に防止することが可能である。
かかるルーバーユニットであって、前記端部取付部材には、前記突出固定部と前記対向部とを繋ぐ連結部が、前記連通方向と交差する交差方向における両側に各々設けられており、前記対向部の両側に位置する前記連結部間の前記交差方向における間隔は、前記羽根板固定部材の前記交差方向における幅の2倍の距離より狭いことが望ましい。
このようなルーバーユニットによれば、端部取付部材の突出固定部と対向部とを繋ぐ連結部間の交差方向における間隔は、羽根板固定部材の交差方向における幅の2倍の距離より狭いので、2つの連結部の間では、一方のルーバーの羽根板固定部材と他方のルーバーの羽根板固定部材とが上下方向にて対向しない位置までずれることはない。このため、一方のルーバーと他方のルーバーとが交差方向に外れることを確実に防止することが可能である。
また、上記ルーバーユニットと、前記ルーバーユニットが取り付けられる前記枠体と、を有し、前記ルーバーユニットが前記枠体に取り付けられたときに互いに対向する部位には、前記ルーバーユニットと前記枠体とのうちのいずれか一方に、他方側に突出する係合ピンが設けられ、前記他方に、前記係合ピンと係合する係合溝が上下方向に沿って設けられていることを特徴とするガラリ戸である。
このようなガラリ戸によれば、少なくとも、複数設けられるルーバー間のずれや羽根板の撓み等を規制しつつも施工性に優れたルーバーユニットを備えたガラリ戸を提供することが可能である。
本発明によれば、複数設けられるルーバー間のずれや羽根板の撓み等を規制しつつも施工性に優れたルーバーユニット及びガラリ戸を提供することが可能である。
本実施形態に係るガラリ戸を室内側から見た斜視図である。 本実施形態に係るガラリ戸の縦断面図である。 本実施形態に係るガラリ戸の横断面図である。 縦フレームに設けられた切り欠きを示す斜視図である。 縦枠へのルーバーユニットの取り付けを示す斜視図である。 縦枠へのルーバーユニットの取り付けを示す縦断面図である。 図3におけるA部の拡大図である。 端部取付部材を示す斜視図である。 上ルーバーを下ルーバー上に載置する状態を示す斜視図である。 図6におけるB部の拡大図である。
以下、本発明の一実施形態に係るルーバーユニット、及び、このルーバーユニットを備えたガラリ戸について図面を参照して説明する。
本実施形態のガラリ戸1は、図1に示すように、仕切られた二つの空間としての室内空間と室外空間とを連通する建物等の開口部4a(図5)に固定される枠体2と、この枠体2内に取り付けられるルーバーユニット3とを有している。本実施形態の枠体2は、開口部4aに固定されてルーバーユニット3が取り付けられる開口2aを形成している。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態のガラリ戸1を室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。また、ガラリ戸1が備える各部材は、単体の状態であっても建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。ここで、見込み方向が室内外を連通する開口部4aの連通方向に相当し、左右方向が連通方向と交差する交差方向に相当する。
枠体2は、開口2aの上下の縁をなす上枠材21及び下枠材22と、開口2aの左右の縁をなす縦枠材23とが矩形状に接合されて形成されている。上枠材21、下枠材22及び縦枠材23は、いずれもアルミニウム製の押出成形部材である。上枠材21と縦枠材23とは、図2、図3に示すように、建物の壁4にて開口2aが形成される部位の縁を収容する壁縁収容部21a、23aと、壁縁収容部21a、23aから突出してルーバーユニット3が当接されるルーバーユニット当接片21b、23bと、を有している。下枠材22は、開口2aの下側にて壁4の縁を収容する下壁縁収容部22aと、上枠材21及び縦枠材23とが接合された際に、上枠材21及び縦枠材23のルーバーユニット当接片21b、23bと繋がるように設けられたルーバーユニット当接片22bと、ルーバーユニット3が載置される載置部22cと、を有している。
上枠材21、下枠材22及び縦枠材23が有するルーバーユニット当接片21b、22b、23bは、矩形状に接合された状態で見込み方向において中央より室内側に偏った位置にて同一平面を形成するように開口2aの中央側に突出しており、各ルーバーユニット当接片21b、22b、23bの先端にルーバーユニット3が当接される当接部21c、22d、23cが設けられている。また、左右の縦枠材23の互いに対向する面には、図3に示すように、ルーバーユニット3が係合される係合ピン24が、互いに対向する方向に突出させて設けられている。
係合ピン24は、縦枠材23に螺合されるねじ部24aと、ねじ部24aとほぼ同じ直径をなす軸部24bと、軸部24bより大きな直径をなす拡径頭部24cとを有している。この係合ピン24は、左右の対向する位置に対をなして設けられ、ルーバーユニット3が有し後述する2つのルーバー30、35の上端側と下端側とにそれぞれ一対ずつ設けられている。すなわち、各ルーバー30、35に対し、上下にそれぞれの二対の係合ピン24が設けられている。
建物の壁4に取り付けられた枠体2には、室外側から配置されたルーバーユニット3が、各ルーバーユニット当接片21b、22b、23bに設けられた当接部21c、22d、23cに当接され、係合ピン24に係合された後にビス止めされる。
ルーバーユニット3は、ガラリ戸1が有する枠体2内の下側に配置される下ルーバー30と、上側に配置される上ルーバー35とを有している。
下ルーバー30は、上下方向に互いに適宜間隔を隔てて配置された複数枚の羽根板31と、各羽根板31が左右の端にてそれぞれ固定される左右の縦フレーム32と、左右の縦フレーム32の中央にて各羽根板31の室内側を固定する羽根板固定部材33と、羽根板固定部材33の上端部側に取り付けられる端部取付部材50と、を有している。羽根板31、縦フレーム32、羽根板固定部材33は、いずれもアルミニウム製の押出成形部材である。
上ルーバー35も、アルミニウム製の押出成形部材でなる複数枚の羽根板31、縦フレーム32、羽根板固定部材33を有しているが、最も上に他の羽根板31と異なる最上羽根板34が設けられている点、及び、端部取付部材50を有していない点で下ルーバー30と相違する。本実施形態では、ルーバーユニット3が2つのルーバー30、35を有しているので、上ルーバー35と下ルーバー30とを1つずつ備えている。ここで、ルーバーユニットが3つ以上のルーバーを備える場合には、最も上に最上羽根板34を備えた上ルーバー35が設けられ、その他は全て下ルーバー30となる。
羽根板31は、図2に示すように、室内側から室外側に向かって高さが低くなる傾斜を備えた平板状の羽根板本体板部31aと、羽根板本体板部31aの室内側の縁から上方に延出された上延出片31bと、羽根板本体板部31aの室外側の縁から下方に延出された下延出片31cと、羽根板本体板部31aと上延出片31b及び羽根板本体板部31aと下延出片31cとの境界部分に設けられたネジ止め部31dと、を有している。
最上羽根板34は、他の羽根板31における羽根板本体板部31aの傾斜部が短く形成されており、他の羽根板31の羽根板本体板部31aの上端側に設けられ上延出片31bより室外側にて上方に延出された上壁部34aと、上壁部34aの上縁から室内側及び室外側に延びて水平面をなす上板状部34bと、上板状部34bの室内側の縁から垂設された内垂壁部34cと、上板状部34bの室外側の縁から垂設された外垂壁部34dとを有している。最上羽根板34及び他の羽根板31が左右の縦フレーム32に固定された状態では、下延出片31cと外垂壁部34dとが、また、上延出片31bと内垂壁部34cとが、それぞれ見込み方向において同じ位置にて隣接するように配置される。
縦フレーム32は、図3に示すように、同一の部材を左右の向きを反転させて用いている。左右の縦フレーム32は、互いに対向し、見込み方向に沿う面を形成する対向壁部32aと、対向壁部32aの室内側の縁から互いに対向する側(縦フレーム32の内側)に向かって延出された延出壁部32bとが、ほぼ直角をなすように形成されている。延出壁部32bの先端は、ルーバー30、35が枠体2に取り付けられたときに当接される当接部23cが設けられたルーバーユニット当接片23bより、左右の縦フレーム32の内側に至るように延出されている。
対向壁部32aの室外側の縁には、左右の縦フレーム32の内側に向かって突出された内突出片32cと、内突出片32cと反対の外側に突出された外突出片32dとが、室外に臨む面を形成している。
対向壁部32aにおける左右の縦フレーム32の外側には、上下のルーバー30、35が枠体2に取り付けられたときに、枠体2に設けられた係合ピン24と係合する係合溝32eが設けられている。係合溝32eは、対向壁部32aの見込み方向におけるほぼ中央から振り分けられた位置に、外側に向かって突出させた2つの突起32fにて形成され、2つの突起32fの先端には、突起32f同士が対向する側に延出された延出片32gが設けられ、延出片32g同士の間がスリット32hをなしている。
2つの突起32fの見込み方向における間隔W1は、係合ピン24の拡径頭部24cの直径D1より僅かに大きく、スリット32hの幅W2は、係合ピン24の軸部24bの直径D2より僅かに大きく、延出片32gと対向壁部32aとの間隔W3は係合ピン24の拡径頭部24cの厚みt1より僅かに大きく形成されている。また、係合溝32eを形成する突起32fには、上下のルーバー30、35を枠体2に取り付けるべく室外側から枠体2内に移動される際に係合ピン24が係合溝32e内に進入するための、図4に示すような切り欠き32iが室内側の突起32fに設けられている。
この切り欠き32iは、上ルーバー35及び下ルーバー30が、枠体2に取り付けられた後の位置にて、係合ピン24が係合溝32eと係合する位置より低い位置に設けられている。このため、図5、図6に示すように、下ルーバー30は、係合ピン24が切り欠き32iから係合溝32e内に進入する高さにて、室外側から枠体2の内側に移動されて、係合溝32e内に係合ピン24が進入した後に下方に移動されて下枠材22の載置部22cに左右の縦フレーム32が載置されて配置される。また、上ルーバー35は、係合ピン24が切り欠き32iから係合溝32e内に進入する高さにて、室外側から枠体2の内側に移動されて、係合溝32e内に係合ピン24が進入した後に下方に移動されて下ルーバー30の羽根板固定部材33の上端33eに上ルーバー35の羽根板固定部材33が載置されて配置される。
羽根板固定部材33は、縦フレーム32と同じ長さを有している。羽根板固定部材33は、図7に示すように、室内に臨む面を形成する内面部33aと、内面部33aの左右方向における中央にて室外側に窪み上下方向に沿った溝をなす凹溝部33bと、内面部33aの左右の縁から室外側に突出された突片33cとを有している。凹溝部33bは、上下のルーバー30、35が各々有する各羽根板31の上延出片31bにビス止めされる部位であり、ビス40の頭部の厚みより深い深さをなすように内面部33aより室外側に窪んでいる。突片33cの先端は、凹溝部33bを形成する部位の室外を臨む面33dと同様に、各羽根板31の上延出片31bに当接されるように形成されている。
下ルーバー30の羽根板固定部材33に取り付けられる端部取付部材50は、図7から図9に示すように、上ルーバー35側に突出する突出部51aを備え羽根板固定部材33の上端部側にビス止めされる突出固定部51を有している。突出固定部51は、羽根板固定部材33より左右方向の幅が広く形成されており、突出固定部51の羽根板固定部材33の幅より広く突出している部位の上端部は、固定されている羽根板固定部材33の上縁より上方にて室外側に延出され、突出固定部51と室外側にて間隔を隔てた位置にて繋がったほぼ水平な面を形成している。ここで、突出固定部51の羽根板固定部材33の幅より広く突出している部位から室内側に延出されている部位が、突出部51aと室外側に間隔を隔てて対向するよう設けられた対向部52と、突出固定部51とを連結する連結部53をなしている。
本実施形態の端部取付部材50は、ほぼ長方形状の鋼板を断面がL字状をなすように短辺側の中央にて長手方向に沿って折り曲げた際に、突出部51aが折り曲げられずに平板状をなして残るように切り込みを入れた鋼板を折り曲げて形成する。このとき、切り込みにより折り曲げられず突出部51aが抜けた部位が孔54となり、突出部51aに対し、孔54を挟んで反対側に対向部52が形成される。ここで、対向部52は、突出部51aと見込み方向に間隔を隔てて孔54を形成する部位であり、孔54の左右方向の幅、すなわち連結部53間の間隔W5と同じ幅を有している。このため、突出固定部51の羽根板固定部材33の幅より広く突出している部位から室内側に延出された連結部53は対向部52を左右両側から挟むように繋がっている。
端部取付部材50は、突出部51aが下ルーバー30の羽根板固定部材33の上端33eより上方に突出するように、羽根板固定部材33上部の内面部33aに、突出固定部51の突出部51aより下の部位がビス止めされる。そして、図9に示すように、下ルーバー30の羽根板固定部材33の上端33eに上ルーバー35の羽根板固定部材33の下端33fが載置され、突出部51aの室外側には、上ルーバー35の羽根板固定部材33の下端部が配置される。このとき、上ルーバー35の羽根板固定部材33の下端部は、突出部51aと対向部52との間に配置される。
端部取付部材50の突出部51aと対向部52との互いに対向する部位間における連通方向の間隔W4は、羽根板固定部材33の内面部33aと突片33cの先端及び凹溝部33bを形成する部位の室外を臨む面33dとの距離となる羽根板固定部材33の厚みt2の2倍の距離より狭く形成されている。また、羽根板固定部材33の左右両側に位置する連結部53間の間隔W5は、羽根板固定部材33の左右方向の幅W6の2倍の距離より狭く形成されている。
端部取付部材50の突出部51aは、図9、図10に示すように、上ルーバー35が室外側から枠体2の内側に移動されて枠体2に取り付けられる際に、係合溝32e内に係合ピン24が進入した後に下方に移動される移動量Lより、下ルーバー30の羽根板固定部材33の上端33eより上方に突出する突出量Hが大きくなるように形成されている。このため、上ルーバー35を取り付ける際には、下ルーバー30が有する端部取付部材50の突出部51aが、上ルーバー35の羽根板固定部材33を案内するガイドとして機能する。ここで、端部取付部材50の突出部51aの、下ルーバー30の羽根板固定部材33より上方に突出する突出量Hは、下ルーバー30の羽根板固定部材33に端部取付部材50が取り付けられたときの、羽根板固定部材33の上端33eから突出部51aの上端51bまでの距離に相当する。
枠体2内に、下ルーバー30、上ルーバー35の順で室外側から装着されたルーバーユニット3は、上ルーバー35の最上羽根板34が有する上壁部34aが、枠体2の上枠材21に設けられた枠体当接部41に室外側から当接されてビス止めされ、下ルーバー30及び上ルーバー35の縦フレーム32が枠体2の縦枠材23に、縦フレーム32側から縦枠材23側に向かって進入するビスが室外側から締め込まれて固定される。
本実施形態のルーバーユニット3及びガラリ戸1によれば、上下に並べて配置された2つのルーバー30、35は各々、上下に並べて配置され複数の羽根板31を固定する羽根板固定部材33を有しているので、各ルーバー30、35がそれぞれ有する複数の羽根板31の撓みを抑えると共に、各羽根板31の見込み方向における位置を揃えることが可能である。このとき、羽根板固定部材33は、各ルーバー30、35にそれぞれ設けられているので、各ルーバー30、35を単体で着脱することが可能であり、一体に形成されたルーバーユニットより小型で取り扱い易く施工性に優れている。また、下ルーバー30、上ルーバー35の枠体内への装着、及び、下ルーバー30、上ルーバー35の枠体へのビス止めのいずれの作業も室外側から行える。すなわち、作業者は室内と室外とを移動することなく室外側からの作業のみによりルーバーユニット3を着脱することが可能なので、より施工性に優れている。
また、上下2つのルーバー30、35のうちの上ルーバー35の羽根板固定部材33の下端33fは、下ルーバー30が有する羽根板固定部材33の上端部に設けられた端部取付部材50の、上ルーバー35側に突出する突出部51aと、突出部51aと互いに間隔を隔てて対向する位置に配置される対向部52との間に配置される。このため、上下に位置するルーバー30、35の見込み方向の位置を規制することが可能であり、上下に並ぶルーバー30、35間のずれや羽根板31の撓み等を規制しつつも施工性に優れたルーバーユニット3を提供することが可能である。
また、上ルーバー35は、下ルーバー30が枠体2に取り付けられた後に、下ルーバー30と上下方向に間隔を隔てた位置から移動させて、下ルーバー30に当接されて取り付けられる。このとき、突出部51aの羽根板固定部材33の上端33eからの突出量Hは、上ルーバー35が取り付けられる際に上下方向に移動される移動量Lより大きいので、取り付け時において下ルーバー30と上下方向に間隔を隔てて配置された上ルーバー35との間隔は、突出部51aの羽根板固定部材33の上端33eからの突出量Hより狭くなる。このため、上ルーバー35の取り付け時には上ルーバー35を、突出部51aに沿って移動させることができるので、上ルーバー35の位置合わせが容易であり、より施工性に優れたルーバーユニット3を提供することが可能である。
また、突出部51aと対向部52との互いに対向する部位間における連通方向の間隔W4は、羽根板固定部材33の連通方向における厚みt2の2倍の距離より狭いので、突出部51aと対向部52との間では、上ルーバー35の羽根板固定部材33と下ルーバー30の羽根板固定部材33とが上下方向にて対向しない位置までずれることはない。このため、上ルーバー35の羽根板固定部材33と下ルーバー30の羽根板固定部材33とが連通方向にずれることを確実に防止することが可能である。
また、端部取付部材50の突出部51aと対向部52とを繋ぐ連結部53間の左右方向における間隔W5は、羽根板固定部材33の左右方向における幅W6の2倍の距離より狭いので、2つの連結部53の間では、上ルーバー35の羽根板固定部材33と下ルーバー30の羽根板固定部材33とが上下方向にて対向しない位置までずれることはない。このため、上ルーバー35の羽根板固定部材33と下ルーバー30の羽根板固定部材33とが左右方向にずれることを確実に防止することが可能である。
このように、開口2aの全面を覆う一体のルーバーユニットより、分割されて小型化された上ルーバー35と下ルーバー30とを有するルーバーユニット3の方が、取り扱いが容易で施工性に優れている。また、ルーバーユニット3が、上ルーバー35と下ルーバー30とに分かれた構成であっても端部取付部材50を備えることにより、上下に位置する2つのルーバー30、35がずれることを防止することが可能である。また、このようなルーバーユニット3を備えたガラリ戸1も取り付けが容易であり、上下のルーバー30、35にずれが生じにくく各羽根板31も撓みにくいので、美観に優れたガラリ戸1を提供することが可能である。
上記実施形態においては、下ルーバー30が有する羽根板固定部材33の上端部に端部取付部材50を取り付けた例について説明したが、端部取付部材50は、上ルーバー35が有する羽根板固定部材33の下端部に、突出部51aが下ルーバー30側に突出するように設けられていてもよい。この場合には、下ルーバー30を取り付けた後に、上ルーバー35を取り付ける際には、上ルーバー35の下端側が上端側より室内側に位置するように上ルーバー35を傾斜させた状態で、端部取付部材50の突出部51aを下ルーバー30の羽根板固定部材33の室内側に配置した後に、上ルーバー35の上端部側を室内側に移動させることにより容易に取り付けることが可能である。
また、上記実施形態においては、下ルーバー30を取り付けた後に、上ルーバー35を取り付ける例について説明したが、上ルーバーを取り付けた後に下ルーバーを取り付けてもよい。この場合には、上下のルーバーは、それぞれ室外側から室内側に移動させ係合溝に係合ピンを係合させて枠体内に配置した後に、上方に移動させてビス止めする。
上記実施形態にておいては、開口2aに1つのガラリ戸1を設けた例について説明したが、これに限らず、1つの開口に複数のガラリ戸を設けても構わない。
なお、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 ガラリ戸、2 枠体、3 ルーバーユニット、4a 開口部、24 係合ピン、
30 下ルーバー、31 羽根板、33 羽根板固定部材、35 上ルーバー、
50 端部取付部材、51 突出固定部、51a 突出部、52 対向部、
53 連結部、
H 突出部の羽根板固定部材からの突出量、
L 上下のルーバーが取り付けられる際の上下方向の移動量、
W4 突出部と対向部との互いに対向する部位間における連通方向の間隔、
W5 連結部間の間隔、W6 羽根板固定部材の幅、t2 羽根板固定部材の厚み

Claims (5)

  1. 仕切られた二つの空間を連通する開口部に固定される枠体に上下に並べて取り付けられ、複数の羽根板と、上下方向に沿って配置され前記複数の羽根板を固定する羽根板固定部材と、を各々備えた複数のルーバーを有し、
    前記複数のルーバーのうちの上下に隣り合う2つの前記ルーバーにおける一方の前記ルーバーは、
    前記羽根板固定部材の端部に取り付けられ、当該羽根板固定部材より、前記上下に隣り合う2つのルーバーにおける他方の前記ルーバー側に突出する突出部を備えた突出固定部と、
    前記突出固定部と繋がり、前記開口部が連通する連通方向において前記突出部と互いに間隔を隔てて対向する位置に配置される対向部と、を備えた端部取付部材を有し、
    前記他方のルーバーの前記羽根板固定部材の端部が前記突出部と前記対向部との間に配置されて前記枠体に取り付けられることを特徴とするルーバーユニット。
  2. 請求項1に記載のルーバーユニットであって、
    前記他方のルーバーは、
    前記一方のルーバーが前記枠体に取り付けられた後に、当該一方のルーバーと上下方向に間隔を隔てた位置から移動させて、前記一方のルーバーに当接されて取り付けられ、
    前記端部取付部材が取り付けられている前記羽根板固定部材からの前記突出部の突出量は、前記他方のルーバーが取り付けられる際に上下方向に移動される移動量より大きいことを特徴とするルーバーユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のルーバーユニットであって、
    前記突出部と前記対向部との、互いに対向する部位間における前記連通方向の間隔は、前記羽根板固定部材の前記連通方向における厚みの2倍の距離より狭いことを特徴とするルーバーユニット。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のルーバーユニットであって、
    前記端部取付部材には、前記突出固定部と前記対向部とを繋ぐ連結部が、前記連通方向と交差する交差方向における両側に各々設けられており、
    前記対向部の両側に位置する前記連結部間の前記交差方向における間隔は、前記羽根板固定部材の前記交差方向における幅の2倍の距離より狭いことを特徴とするルーバーユニット。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のルーバーユニットと、
    前記ルーバーユニットが取り付けられる前記枠体と、を有し、
    前記ルーバーユニットが前記枠体に取り付けられたときに互いに対向する部位には、
    前記ルーバーユニットと前記枠体とのうちのいずれか一方に、他方側に突出する係合ピンが設けられ、前記他方に、前記係合ピンと係合する係合溝が上下方向に沿って設けられていることを特徴とするガラリ戸。
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