JP6198760B2 - 締結方法、締結部材の製造方法及び締結部材 - Google Patents
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Description
前記第1締結部材及び前記第2締結部材は、
金属製の基材と、
前記基材上に形成された防錆層と、
前記第2回転速度におけるトルク係数よりも前記第1回転速度における前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を含み、前記防錆層上に形成された第1潤滑層と、
前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を含み、前記第1潤滑層上に形成された第2潤滑層と
を含むことを特徴とする。
前記製造方法は、
前記基材上に防錆剤を塗布して乾燥させて前記防錆層を形成する防錆層形成ステップと、
第2回転速度で前記締結部材を締結したときのトルク係数よりも、前記第2回転速度よりも高い第1回転速度で前記締結部材を締結したときの前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を前記防錆層上に塗布して乾燥させて前記第1潤滑層を形成する第1潤滑層形成ステップと、
前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を前記第1潤滑層上に塗布して前記第2潤滑層を形成する第2潤滑層形成ステップと
を含むことを特徴とする。
金属製の基材と、
前記基材上に形成された防錆層と、
第2回転速度で締結されたときのトルク係数よりも、前記第2回転速度よりも高い第1回転速度で締結されたときの前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を含み、前記防錆層上に形成された第1潤滑層と、
前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を含み、前記第1潤滑層上に形成された第2潤滑層と
を含むことを特徴とする。
[A1.締結システム10の構成]
(A1−1.締結システム10の全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る締結方法を実行する締結システム10を簡略的に示す概略構成図である。締結システム10は、電動工具12(第1回転工具)と、手動ラチェットレンチ13(第2回転工具)と、手動トルクレンチ14と、ボルト16と、ナット18と、ワッシャ20とを備える。
電動工具12は、作業者200が操作して第1ボルト16aを回転させてワーク100の第1部位102において第1ボルト16aを第1ナット18aに締結させる。電動工具12としては、例えば、インパクトドライバ、ドライバドリル、電気ドリル又はナットランナを用いることができる。
手動ラチェット13は、作業者200が手動操作して第2ボルト16bを回転させてワーク100の第2部位104において第2ボルト16bを第2ナット18bに締結させる。
手動トルクレンチ14は、電動工具12及びラチェット13で締結したボルト16における締付けトルクが目標値となっていることの確認に用いられる。
図2は、本実施形態におけるボルト16及びナット18の構造を簡略的に示す図である。図2に示すように、ボルト16及びナット18は、基材30と、防錆層32と、第1潤滑層34と、第2潤滑層36とを含む。
表面処理装置22は、ボルト16の基材30(ボルト基材)並びにナット18の基材30(ナット基材)それぞれに防錆層32、第1潤滑層34及び第2潤滑層36を形成する。すなわち、表面処理装置22の第1表面処理部24は、基材30上に防錆層32を形成する。第2表面処理部26は、防錆層32上に第1潤滑層34を形成する。第3表面処理部28は、第1潤滑層34上に第2潤滑層36を形成する。
図3は、本実施形態におけるボルト16及びナット18の製造方法の一部としての表面処理方法のフローチャートである。図3の方法を介してボルト16及びナット18に防錆層32、第1潤滑層34及び第2潤滑層36を形成することができる。なお、図3の方法は、表面処理装置22で実行する。防錆層32、第1潤滑層34及び第2潤滑層36を形成する際の作業の一部は、作業者200が行ってもよい。
図4は、本実施形態における車両の製造方法の一部として、ワーク100の2箇所の部位(第1部位102及び第2部位104)をボルト16及びナット18を用いて締結する締結方法のフローチャートである。図4の方法を介して、ボルト16及びナット18を用いてワーク100(サスペンションアーム)を固定することができる。なお、図4の例は、ワーク100の2箇所の部位をボルト16及びナット18で締結する例であるが、締結部位は2箇所に限らず、1箇所又は3箇所以上であってもよい。
図5は、第1比較例、第2比較例及び本実施形態に関する回転工具の回転速度Nと、ボルト16のトルク係数Kの一例を示す図である。第1比較例は、本実施形態における第2潤滑層36のみをボルト16及びナット18に形成した例である。第2比較例は、本実施形態における防錆層32及び第1潤滑層34のみをボルト16及びナット18に形成した例である。図5の例は、いずれも同じ締付けトルクTでボルト16を締め付け且つ締付け回数は1回目のものである。図5の例は、実際の検出値の傾向を模式的に示している。
Ff=T/(K・d) ・・・(1)
以上のような本実施形態によれば、第1潤滑層34により、第2回転速度N2におけるトルク係数Kよりも第1回転速度N1(>N2)におけるトルク係数Kを低くする(図5)。また、第2潤滑層36により、第1回転速度N1におけるトルク係数Kよりも第2回転速度N2におけるトルク係数Kを低くする(図5)。このため、高速回転時及び低速回転時のいずれにおいてもトルク係数Kを低く抑えることが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
上記実施形態では、締結システム10を車両の製造(サスペンションアームであるワーク100の固定)に適用した例を説明した(図1)。しかしながら、例えば、図2の構造を有するボルト16及び/又はナット18の利用に着目すれば、これに限らない。
(B2−1.第1回転工具及び第2回転工具)
上記実施形態では、締結システム10は、電動工具12、手動ラチェット13及び手動トルクレンチ14を有していた(図1)。しかしながら、例えば、異なる回転速度Nで第1ボルト16a及び第2ボルト16bを締結する観点からすれば、これに限らない。例えば、第1ボルト16aをインパクトドライバ(第1電動工具)により締結し、第2ボルト16bをナットランナ(第2電動工具)により締結してもよい。また、回転速度Nを調節する機能を有する電動工具12であれば、単一の電動工具12により、第1回転速度N1で第1ボルト16aを締結し、第2回転速度N2で第2ボルト16bを締結することも可能である。さらに、トルクレンチ14を省略してもよい。
上記実施形態では、回転工具により回転させる対象をボルト16(第1ボルト16a及び第2ボルト16b)とした(図4)。しかしながら、例えば、異なる回転速度Nで第1締結部材及び第2締結部材を締結する観点からすれば、これに限らない。例えば、ナット18(第1ナット18a及び第2ナット18b)を回転対象とすることもできる。
上記実施形態では、ボルト16(第1ボルト16a及び第2ボルト16b)による締結を、単一のワーク100の第1部位102及び第2部位104について行った(図1参照)。しかしながら、例えば、図2の構造(防錆層32、第1潤滑層34及び第2潤滑層36)を有する複数のボルト16又はナット18を、異なる回転速度Nで締結する観点からすれば、これに限らない。
13…手動ラチェットレンチ(第2回転工具)
16a…第1ボルト(第1締結部材) 16b…第2ボルト(第2締結部材)
30…基材 32…防錆層
34…第1潤滑層 36…第2潤滑層
44…第1潤滑剤 46…合成樹脂
100…ワーク 102…第1部位
104…第2部位 N1…第1回転速度
N2…第2回転速度 K1…第1トルク係数
K2…第2トルク係数
Claims (7)
- 第1回転工具により第1締結部材を第1回転速度で回転させてワークの第1部位を固定させる第1締結ステップと、第2回転工具により第2締結部材を前記第1回転工具よりも低い第2回転速度で回転させて前記ワークの第2部位を固定させる第2締結ステップとを含む締結方法であって、
前記第1締結部材及び前記第2締結部材は、
金属製の基材と、
前記基材上に形成された防錆層と、
前記第2回転速度におけるトルク係数よりも前記第1回転速度における前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を含み、前記防錆層上に形成された第1潤滑層と、
前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を含み、前記第1潤滑層上に形成された第2潤滑層と
を含むことを特徴とする締結方法。 - 請求項1に記載の締結方法において、
前記第1回転工具は電動工具であり、
前記第2回転工具は手動工具であり、
前記第1回転速度は、200〜8000回転毎分のいずれかの値であり、
前記第2回転速度は、1〜30回転毎分のいずれかの値である
ことを特徴とする締結方法。 - 請求項1又は2に記載の締結方法において、
前記第1摩擦係数安定剤は、第1潤滑剤及び合成樹脂を含み、
前記第2摩擦係数安定剤は、第2潤滑剤を含み、
前記第1潤滑剤は、コロイダルシリカであり、
前記合成樹脂は、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂又はケトン樹脂であり、
前記第2潤滑剤は、水溶性の塑性加工油又は水溶性ワックスである
ことを特徴とする締結方法。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の締結方法において、
前記第1回転工具により前記第1回転速度で回転させて前記第1締結部材を締結させたときの前記第1締結部材のトルク係数を第1トルク係数とし、前記第2回転工具により前記第2回転速度で回転させて前記第2締結部材を締結させたときの前記第2締結部材のトルク係数を第2トルク係数と定義するとき、前記第1トルク係数と前記第2トルク係数の差を所定範囲内に収める
ことを特徴とする締結方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の締結方法において、
前記ワークは、車両用サスペンションアームである
ことを特徴とする締結方法。 - 金属製の基材と、前記基材上に形成された防錆層と、前記防錆層上に形成された第1潤滑層と、前記第1潤滑層上に形成された第2潤滑層とを有する締結部材の製造方法であって、
前記製造方法は、
前記基材上に防錆剤を塗布して乾燥させて前記防錆層を形成する防錆層形成ステップと、
第2回転速度で前記締結部材を締結したときのトルク係数よりも、前記第2回転速度よりも高い第1回転速度で前記締結部材を締結したときの前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を前記防錆層上に塗布して乾燥させて前記第1潤滑層を形成する第1潤滑層形成ステップと、
前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を前記第1潤滑層上に塗布して前記第2潤滑層を形成する第2潤滑層形成ステップと
を含み、
前記第1摩擦係数安定剤は、第1潤滑剤及び合成樹脂を含み、
前記第2摩擦係数安定剤は、第2潤滑剤を含み、
前記第1潤滑剤は、コロイダルシリカであり、
前記合成樹脂は、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂又はケトン樹脂であり、
前記第2潤滑剤は、水溶性の塑性加工油又は水溶性ワックスである
ことを特徴とする製造方法。 - 金属製の基材と、
前記基材上に形成された防錆層と、
第2回転速度で締結されたときのトルク係数よりも、前記第2回転速度よりも高い第1回転速度で締結されたときの前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を含み、前記防錆層上に形成された第1潤滑層と、
前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を含み、前記第1潤滑層上に形成された第2潤滑層と
を含み、
前記第1摩擦係数安定剤は、第1潤滑剤及び合成樹脂を含み、
前記第2摩擦係数安定剤は、第2潤滑剤を含み、
前記第1潤滑剤は、コロイダルシリカであり、
前記合成樹脂は、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂又はケトン樹脂であり、
前記第2潤滑剤は、水溶性の塑性加工油又は水溶性ワックスである
ことを特徴とする締結部材。
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