JP6198760B2 - 締結方法、締結部材の製造方法及び締結部材 - Google Patents

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Description

本発明は、締結部材を用いる締結方法、締結部材の製造方法及び締結部材に関する。
特許文献1では、防錆性能及び耐久性に富み、且つ被締結部材への影響が軽微であり、締結能力に関する要求を満たすことが可能な締結部材、及び締結部材の表面処理方法を提供することを目的としている([0003]第2段落、要約)。当該目的を達成するため、特許文献1のボルト2は、鉄を含む金属材料からなる基材5と、ケイ素化合物を含むバインダ41及び亜鉛含有金属フレーク43、45を含み、基材5の表面に形成された防錆層4と、ケイ素化合物33及び合成樹脂37を含み、防錆層4に重ねて形成された表面層3とを備える(要約)。
特許文献1では、基材5の表面に耐久性及び防錆性能に富む防錆層4を形成した上で、さらに合成樹脂37を含む表面層3を形成したことにより、締結する被締結部材との接触面における被締結部材への攻撃性を抑制することが可能となる。さらに、防錆層4及び表面層3がいずれもケイ素化合物を含むことから、防錆層4と表面層3とが強固に接合されるため、表面層3と防錆層4の耐久性が高められ、長期にわたって防錆性能を発揮できる。また、締め直しを行っても表面層3及び防錆層4が損傷しにくいので、複数回の取り外しと締め直しを行った場合も良好な締結能力を維持できる([0008]第1段落)。
また、特許文献1では、表面層3が合成樹脂37とワックス35を含むことにより表面の摩擦係数が低く、この締結部材を締め込んだ場合に座面に対する攻撃性が低くなる上、ケイ素化合物としてコロイダルシリカ33を含むことで合成樹脂37及びワックス35の間にケイ素化合物が入り込んだ構造を実現し、表面層3と防錆層4との間に強い結合を生じさせ、強固な被膜を得ることができる([0008]第2段落)。
特開2010−190320号公報
本発明者は、特許文献1に記載の締結部材の一例としてのボルトを、手動トルクレンチで締め付けた場合と、インパクトドライバ(電動工具)で締め付けた場合とにおいて、同じ締付けトルクであってもトルク係数に違いが生じることを発見した(詳細は図5を用いて後述する。)。トルク係数に違いが生じると、ボルトの軸力も相違し、ボルトの緩みが発生する頻度に影響する可能性がある。
本発明は上記のような課題を考慮してなされたものであり、締結部材の回転速度による軸力の変化が生じ難い締結方法、締結部材の製造方法及び締結部材を提供することを目的とする。
本発明に係る締結方法は、第1回転工具により第1締結部材を第1回転速度で回転させてワークの第1部位を固定させる第1締結ステップと、第2回転工具により第2締結部材を前記第1回転工具よりも低い第2回転速度で回転させて前記ワークの第2部位を固定させる第2締結ステップとを含むものであって、
前記第1締結部材及び前記第2締結部材は、
金属製の基材と、
前記基材上に形成された防錆層と、
前記第2回転速度におけるトルク係数よりも前記第1回転速度における前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を含み、前記防錆層上に形成された第1潤滑層と、
前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を含み、前記第1潤滑層上に形成された第2潤滑層と
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、第1潤滑層により、第2回転速度におけるトルク係数よりも第1回転速度(>第2回転速度)におけるトルク係数を低くする。また、第2潤滑層により、第1回転速度におけるトルク係数よりも第2回転速度におけるトルク係数を低くする。このため、高速回転時及び低速回転時のいずれにおいてもトルク係数を低く抑えることが可能となる。
従って、回転速度が異なる第1回転工具及び第2回転工具により第1締結部材及び第2締結部材を締結させた場合、第1締結部材及び第2締結部材のトルク係数を近付けることが可能となる。よって、締付け方法にかかわらず、安定的な軸力を得ることができる。
また、回転速度が異なる場合でもトルク係数のばらつきが小さくなる。このため、トルク係数のばらつきに起因する確認工程又はテスト工程を簡略化して作業者の工数を削減すること又は第1回転工具及び第2回転工具の小型化が可能となる。
前記第1回転工具が電動工具であり且つ前記第2回転工具が手動工具である場合、前記第1回転速度を、200〜8000回転毎分のいずれかの値とし、前記第2回転速度を、1〜30回転毎分のいずれかの値としてもよい。これにより、電動工具を用いて第1締結部材を締結する場合と、手動工具を用いて第2締結部材を締結する場合のいずれにおいても、回転速度によるトルク係数の影響が軽減された状態で、安定的な軸力を得ることが可能となる。
前記第1摩擦係数安定剤は、例えば、第1潤滑剤及び合成樹脂を含んでもよい。前記第1潤滑剤は、例えば、コロイダルシリカ等のケイ素化合物とすることができる。前記合成樹脂は、例えば、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂若しくはケトン樹脂又はその他の水系・非水系樹脂とすることができる。前記第2摩擦係数安定剤は、例えば、水溶性の塑性加工油又は水溶性ワックスである第2潤滑剤を含んでもよい。
前記第1回転工具により前記第1回転速度で回転させて前記第1締結部材を締結させたときの前記第1締結部材のトルク係数を第1トルク係数とし、前記第2回転工具により前記第2回転速度で回転させて前記第2締結部材を締結させたときの前記第2締結部材のトルク係数を第2トルク係数と定義するとき、前記第1トルク係数と前記第2トルク係数の差を所定範囲内に収めてもよい。ここでの所定範囲は、例えば、0.01〜0.02のいずれかの値とすることができる。
これにより、回転速度が異なる第1回転工具及び第2回転工具により第1締結部材及び第2締結部材を締結させた場合でも、第1トルク係数と第2トルク係数の差の範囲を限定することにより、安定的な軸力を得ることが可能となる。
前記ワークは、例えば、車両用サスペンションアームとしてもよい。これにより、比較的大きな荷重が頻繁に加わるサスペンションアームにおいても、好適な締結を維持し易くなる。
本発明に係る締結部材の製造方法は、金属製の基材と、前記基材上に形成された防錆層と、前記防錆層上に形成された第1潤滑層と、前記第1潤滑層上に形成された第2潤滑層とを有する締結部材の製造方法であって、
前記製造方法は、
前記基材上に防錆剤を塗布して乾燥させて前記防錆層を形成する防錆層形成ステップと、
第2回転速度で前記締結部材を締結したときのトルク係数よりも、前記第2回転速度よりも高い第1回転速度で前記締結部材を締結したときの前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を前記防錆層上に塗布して乾燥させて前記第1潤滑層を形成する第1潤滑層形成ステップと、
前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を前記第1潤滑層上に塗布して前記第2潤滑層を形成する第2潤滑層形成ステップと
を含むことを特徴とする。
本発明に係る締結部材は、
金属製の基材と、
前記基材上に形成された防錆層と、
第2回転速度で締結されたときのトルク係数よりも、前記第2回転速度よりも高い第1回転速度で締結されたときの前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を含み、前記防錆層上に形成された第1潤滑層と、
前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を含み、前記第1潤滑層上に形成された第2潤滑層と
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、締結部材の回転速度による軸力の変化を生じ難くすることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る締結方法を実行する締結システムを簡略的に示す概略構成図である。 前記実施形態におけるボルト及びナットの構造を簡略的に示す図である。 前記実施形態における前記ボルト及び前記ナットの製造方法の一部としての表面処理方法のフローチャートである。 前記実施形態における車両の製造方法の一部として、ワークの2箇所の部位(第1部位及び第2部位)をボルト及びナットを用いて締結する締結方法のフローチャートである。 第1比較例、第2比較例及び前記実施形態に関する回転工具の回転速度と、前記ボルトのトルク係数の一例を示す図である。
A.一実施形態
[A1.締結システム10の構成]
(A1−1.締結システム10の全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る締結方法を実行する締結システム10を簡略的に示す概略構成図である。締結システム10は、電動工具12(第1回転工具)と、手動ラチェットレンチ13(第2回転工具)と、手動トルクレンチ14と、ボルト16と、ナット18と、ワッシャ20とを備える。
本実施形態において、締結システム10のワーク100は、車両のサスペンションアームである。締結システム10は、電動工具12、ラチェットレンチ13(以下「ラチェット13」ともいう。)及びトルクレンチ14によりボルト16及びナット18をワーク100の複数箇所(第1部位102、第2部位104等)に用いて締結する。
以下では、第1部位102に用いるボルト16及びナット18を、第1ボルト16a及び第1ナット18aともいい、第2部位104に用いるボルト16及びナット18を、第2ボルト16b及び第2ナット18bともいう。ここでは、第1ボルト16a及び第2ボルト16bは、寸法について同一仕様である前提で説明するが、寸法が異なる仕様であってもよい。同様に、第1ナット18a及び第2ナット18bは、寸法について同一仕様である前提で説明するが、寸法が異なる仕様であってもよい。
さらに、締結システム10は、ボルト16及びナット18に表面処理を施す表面処理装置22を有する。表面処理装置22は、第1表面処理部24と、第2表面処理部26と、第3表面処理部28とを有する。
(A1−2.電動工具12)
電動工具12は、作業者200が操作して第1ボルト16aを回転させてワーク100の第1部位102において第1ボルト16aを第1ナット18aに締結させる。電動工具12としては、例えば、インパクトドライバ、ドライバドリル、電気ドリル又はナットランナを用いることができる。
インパクトドライバは、回転方向へ打撃を加えるインパクト機構を備え、当該回転方向への打撃により第1ボルト16aを強力に締め付ける。ドライバドリルは、クラッチ機構が内蔵されており、指定トルクに達すると空回りする。電気ドリルは、インパクト機構及びクラッチ機構を有さない。ナットランナは、基本的に、ナット18を締め付ける際に用いるものであるが、ボルト16の締付けに用いることも可能である。
電動工具12の回転速度N[rpm]は、例えば、200〜8000rpmで回転する。電動工具12の種類に応じて回転速度Nの可能範囲は変化する。例えば、インパクトドライバとナットランナを比較すると、インパクトドライバの方が高回転(例えば、4000〜8000rpm)であり、ナットランナの方が低回転(例えば、200〜800rpm)である。
図1では、電動工具12は、作業者200に操作されるものを想定しているが、図示しない製造装置に電動工具12を組み付けてもよい。
(A1−3.手動ラチェット13)
手動ラチェット13は、作業者200が手動操作して第2ボルト16bを回転させてワーク100の第2部位104において第2ボルト16bを第2ナット18bに締結させる。
(A1−4.手動トルクレンチ14)
手動トルクレンチ14は、電動工具12及びラチェット13で締結したボルト16における締付けトルクが目標値となっていることの確認に用いられる。
(A1−5.ボルト16及びナット18)
図2は、本実施形態におけるボルト16及びナット18の構造を簡略的に示す図である。図2に示すように、ボルト16及びナット18は、基材30と、防錆層32と、第1潤滑層34と、第2潤滑層36とを含む。
基材30は、鉄等からなる金属製である。防錆層32は、ケイ素化合物(以下「第1ケイ素化合物」という。)を含むバインダ40と、金属フレーク42とを含み、基材30上に形成される。
第1ケイ素化合物としては、例えば、シリカ(SiO2)、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸リチウム、アルカリシリコーン、シリコーンエマルジョン又は水溶性シリコーンを用いることができる。
金属フレーク42としては、例えば、アルミフレーク、亜鉛フレーク、アルミ合金亜鉛フレーク、アルミ−SiO2−亜鉛合金フレーク、ニッケル混合亜鉛フレーク、コバルト混合亜鉛フレークのうち1種類又は複数種類を用いることができる。
バインダ40及び金属フレーク42を含む防錆剤としては、例えば、NOFメタルコーティングス株式会社製のジオメット(登録商標)を用いることができる。
第1潤滑層34は、第1潤滑剤44、合成樹脂46及び着色剤48を含み、防錆層32上に形成される。第1潤滑剤44としては、ケイ素化合物(以下「第2ケイ素化合物」という)を用いることができる。第2ケイ素化合物としては、例えば、コロイダルシリカを利用可能である。
合成樹脂46としては、例えば、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ケトン樹脂、その他の水系・非水系樹脂を用いることができる。
第1潤滑剤44、合成樹脂46及び着色剤48を含むコーティング剤は、第1潤滑層34における摩擦係数を安定化させる摩擦係数安定剤(以下「第1摩擦係数安定剤」ともいう。)である。第1摩擦係数安定剤としては、例えば、NOFメタルコーティングス株式会社製のPLUSシリーズ(プラスXL等)を用いることができる。
基材30、防錆層32及び第1潤滑層34は、例えば、特許文献1に記載のものを用いてもよい。第1潤滑層34には、特許文献1のポリエチレンワックス35と同様のワックスを含めてもよい。ここでのワックスは、例えば、ポリエチレンワックス、各種炭化水素樹脂(ポリプロピレン、ポリスチレン等)、ウレタン樹脂又はパラフィンを用いることができる。
第2潤滑層36は、第2潤滑剤単体からなり、第1潤滑層34上に形成される。第2潤滑剤としては、例えば、塑性加工油(水溶性)、水溶性ワックス等の第2摩擦係数安定剤からなる層である。前記塑性加工油は、例えば、ビー・ピー・ジャパン株式会社製のIloform PS 514を用いることができる。
また、第2潤滑剤に用いる水溶性ワックスとしては、例えば、第1潤滑層34と同様のものを用いることができる。但し、第2潤滑剤は、回転速度Nが比較的低い領域で摩擦係数を低くするものである必要がある。
(A1−6.表面処理装置22)
表面処理装置22は、ボルト16の基材30(ボルト基材)並びにナット18の基材30(ナット基材)それぞれに防錆層32、第1潤滑層34及び第2潤滑層36を形成する。すなわち、表面処理装置22の第1表面処理部24は、基材30上に防錆層32を形成する。第2表面処理部26は、防錆層32上に第1潤滑層34を形成する。第3表面処理部28は、第1潤滑層34上に第2潤滑層36を形成する。
図1では、表面処理装置22を単一の装置として記載しているが、表面処理毎に別々のユニットから構成してもよい。また、図1では、電動工具12、ラチェット13、トルクレンチ14及び表面処理装置22を一緒に示している。しかしながら、表面処理装置22によるボルト16及びナット18の表面処理と、電動工具12、ラチェット13及びトルクレンチ14を用いた締結とは、異なる施設で行うことも可能である。
[A2.ボルト16及びナット18の製造方法(表面処理方法)]
図3は、本実施形態におけるボルト16及びナット18の製造方法の一部としての表面処理方法のフローチャートである。図3の方法を介してボルト16及びナット18に防錆層32、第1潤滑層34及び第2潤滑層36を形成することができる。なお、図3の方法は、表面処理装置22で実行する。防錆層32、第1潤滑層34及び第2潤滑層36を形成する際の作業の一部は、作業者200が行ってもよい。
図3のステップS1において、表面処理装置22の第1表面処理部24は、ボルト16及びナット18の基材30(ボルト基材及びナット基材)上に防錆剤(バインダ40及び金属フレーク42)を塗布して防錆層32を形成する。例えば、ステップS1では、バインダ40の成分となる第1ケイ素化合物と、金属フレーク42とを含む防錆剤(処理用水溶液)にボルト16及びナット18を浸して防錆剤を塗布する。この際、防錆剤に浸した後、ボルト16及びナット18を図示しない遠心器により所定の回転速度[rpm]で所定時間[sec]回転させることで、余分な防錆剤を除去してもよい。
ステップS2において、第1表面処理部24は、防錆剤(防錆層32)を乾燥させる。この際、ボルト16及びナット18をベークしてもよい。ステップS1、S2を繰り返し行ってもよい。ステップS1、S2により、例えば、膜厚が5〜15μmの防錆層32が形成される。
ステップS3において、表面処理装置22の第2表面処理部26は、防錆層32上に第1摩擦係数安定剤(第1潤滑剤44、合成樹脂46及び着色剤48)を塗布して第1潤滑層34を形成する。例えば、ステップS3では、エマルジョン状態の第1摩擦係数安定剤に、防錆層32を形成した後のボルト16及びナット18を浸して第1摩擦係数安定剤を塗布する。この際、ステップS1と同様、遠心器を用いて余分な第1摩擦係数安定剤を除去してもよい。
ステップS4において、第2表面処理部26は、第1摩擦係数安定剤(第1潤滑層34)を乾燥させる。ステップS3、S4により、例えば、膜厚が1〜3μmの第1潤滑層34が形成される。
ステップS5において、表面処理装置22の第3表面処理部28は、第1潤滑層34上に第2摩擦係数安定剤を塗布して第2潤滑層36を形成する。第3表面処理部28は、図示しない容器内に充填された第2摩擦係数安定剤にボルト16及びナット18を浸すことで、第2摩擦係数安定剤を塗布する。この際、ステップS1と同様、遠心器を用いて余分な第2摩擦係数安定剤を除去してもよい。
ステップS6において、第2摩擦係数安定剤(第2潤滑層36)を乾燥させる。ステップS5、S6により、例えば、膜厚が1〜3μmの第2潤滑層36が形成される。
上記のように、本実施形態では、防錆層32及び第1潤滑層34に加え、第2潤滑層36を形成する。これにより、ボルト16の回転速度Nによる軸力Ffの変化を生じ難くすることが可能となる。詳細は、図5を参照して後述する。
[A3.ボルト16及びナット18の締結方法]
図4は、本実施形態における車両の製造方法の一部として、ワーク100の2箇所の部位(第1部位102及び第2部位104)をボルト16及びナット18を用いて締結する締結方法のフローチャートである。図4の方法を介して、ボルト16及びナット18を用いてワーク100(サスペンションアーム)を固定することができる。なお、図4の例は、ワーク100の2箇所の部位をボルト16及びナット18で締結する例であるが、締結部位は2箇所に限らず、1箇所又は3箇所以上であってもよい。
図4のステップS11において、作業者200は、第1部位102について電動工具12を用いてボルト16をナット18に締結させる。この際、電動工具12の回転速度N(以下「第1回転速度N1」ともいう。)は、例えば、200〜8000rpmである。また、電動工具12の締付けトルクTを、以下「第1締付けトルクT1」又は「第1トルクT1」という。
ステップS12において、作業者200は、第2部位104についてラチェット13を用いてボルト16をナット18に締結させる。この際、ラチェット13の回転速度N(以下「第2回転速度N2」ともいう。)は、例えば、1〜30rpmである。また、ラチェット13による締付けトルクT(以下「第2締付けトルクT2」又は「第2トルクT2」という。)は、第1トルクT1と同等の値に設定される。
ステップS13において、作業者200は、トルクレンチ14を用いて第1部位102における第1トルクT1が目標トルクTtar以上となっているか否かを確認する。ステップS14において、作業者200は、トルクレンチ14を用いて第2部位104における第2トルクT2が目標トルクTtar以上となっているか否かを確認する。なお、ステップS11、S13の組合せ及びステップS12、S14の組合せが確保されるのであれば、ステップS11〜S14は図4とは異なる順番で行うことも可能である。
[A4.ボルト16及びナット18の締結特性]
図5は、第1比較例、第2比較例及び本実施形態に関する回転工具の回転速度Nと、ボルト16のトルク係数Kの一例を示す図である。第1比較例は、本実施形態における第2潤滑層36のみをボルト16及びナット18に形成した例である。第2比較例は、本実施形態における防錆層32及び第1潤滑層34のみをボルト16及びナット18に形成した例である。図5の例は、いずれも同じ締付けトルクTでボルト16を締め付け且つ締付け回数は1回目のものである。図5の例は、実際の検出値の傾向を模式的に示している。
トルク係数Kに関連して、ボルト16に作用する軸力Ff[N]は、以下の式(1)により示される。
Ff=T/(K・d) ・・・(1)
上記式(1)において、Tは、ボルト16に働く締付けトルク[N・m]であり、dは、ボルト16の呼び径[mm]である。式(1)からもわかるように、トルク係数Kが小さいほど、軸力Ffが大きくなり、ボルト16を強固に固定することが可能となる。
図5において、第1比較例の特性300(第2潤滑層36のみ)では、比較的低回転(例えば1〜10rpm)では、トルク係数Kが低く優れているが、比較的高回転(例えば3000rpm以上)になると急激にトルク係数Kが高くなり悪化する。例えば、特性300において、比較的高回転でのトルク係数Kは、0.13を超え0.2付近まで増加する。これは、比較的高回転では第2潤滑層36の一部が消失するためと考えられる。
第2潤滑層36の一部が消失する理由としては、例えば、次のものが考えられる。すなわち、高回転時にはボルト16の振動が増加して局部面圧が上昇する一方、第2潤滑層36が比較的柔らかいため、電動工具12との接触により第2潤滑層36が剥がれ落ちる。換言すると、第1潤滑層34と比較して、第2潤滑層36は、機械的力に対して剥がれ易いため、その一部が剥がれる。或いは、第2潤滑層36の蒸気圧又は沸点が比較的低いため、高回転のとき第2潤滑層36が摩擦熱により揮発する場合もあるかもしれない。
また、第2比較例の特性302(防錆層32及び第1潤滑層34のみ)では、比較的高回転では、トルク係数Kが低く優れているが、比較的低回転ではトルク係数Kが高くなり悪化する。例えば、特性302において、比較的低回転でのトルク係数Kは、0.13を超える。
一方、本実施形態の特性304(防錆層32、第1潤滑層34及び第2潤滑層36)では、低回転領域から高回転領域まで全体的にトルク係数Kが低く優れている。特性304では、トルク係数Kが例えば0.10〜0.12の範囲に抑えられる。
本実施形態において、第2潤滑層36がボルト16又はナット18の表面に存在するにもかかわらず、高回転領域でもトルク係数Kが低くなっている。この理由としては、第1比較例と同様の理由により、比較的高回転では第2潤滑層36の一部が消失した状態で第1潤滑層34の一部が作用しているためと考えられる。
[A5.本実施形態における効果]
以上のような本実施形態によれば、第1潤滑層34により、第2回転速度N2におけるトルク係数Kよりも第1回転速度N1(>N2)におけるトルク係数Kを低くする(図5)。また、第2潤滑層36により、第1回転速度N1におけるトルク係数Kよりも第2回転速度N2におけるトルク係数Kを低くする(図5)。このため、高速回転時及び低速回転時のいずれにおいてもトルク係数Kを低く抑えることが可能となる。
従って、回転速度Nが異なる電動工具12(第1回転工具)及びラチェット13(第2回転工具)により第1ボルト16a(第1締結部材)及び第2ボルト16b(第2締結部材)を締結させた場合、第1ボルト16a及び第2ボルト16bのトルク係数Kを近付けることが可能となる。よって、締付け方法にかかわらず、安定的な軸力Ffを得ることができる。
また、回転速度Nが異なる場合でもトルク係数Kのばらつきが小さくなる(図5)。このため、トルク係数Kのばらつきに起因する確認工程又はテスト工程を簡略化して作業者200の工数を削減すること又は電動工具12及びラチェット13の小型化が可能となる。
このことは、第1ボルト16a及び第2ボルト16bが同一仕様(呼び径d、長さ等)である場合に限らず、異なる仕様でも同様である。すなわち、上記のように、Ff=T/(K・d)が成り立つ。しかしながら、トルク係数Kは、回転速度Nの影響を受けて変化する。このため、所望の軸力Ffを発生させるためには、回転速度Nに応じたトルク係数Kの変化を考慮しなければならないが、そのような考慮を行うためには多くの工数や費用を要する。
本実施形態のボルト16及びナット18は、防錆層32及び第1潤滑層34に加え、第2潤滑層36を有することにより、回転速度Nに応じたトルク係数Kの変化を小さくする(図5)。このため、上記式(Ff=T/(K・d))においてトルク係数Kを回転速度Nによらず一定とみなすことも可能になるため、上記のような工数や費用を低減することが可能となる。
また、トルク係数Kの変化が存在するため、必要な軸力Ffが確保されているか否かが不確かな場合、締付けトルクTにマージンを反映させることがあり得る。マージンを大きくするためには、締付けトルクTを大きくすることが必要であり、これに伴って、電動工具12及びラチェット13が高トルクを出力可能なものとする必要が生じる。上記のように、本実施形態では、回転速度Nによるトルク係数Kの変化が小さいため、マージンを小さくすることが可能となる。従って、電動工具12及びラチェット13の高トルク化(換言すると、大型化)を防ぐことが可能となる。
本実施形態において、電動工具12(第1回転工具)と手動ラチェット13(第2回転工具)を用いる(図1)。また、第1回転速度N1は、200〜8000rpmのいずれかの値であり、第2回転速度N2は、1〜30rpmのいずれかの値である(図4)。これにより、電動工具12を用いて第1ボルト16aを締結する場合と、ラチェット13を用いて第2ボルト16bを締結する場合のいずれにおいても、回転速度Nによるトルク係数Kへの影響が軽減された状態で、安定的な軸力Ffを得ることが可能となる。
本実施形態において、電動工具12(第1回転工具)により第1回転速度N1で回転させて第1ボルト16a(第1締結部材)を締結させたときの第1ボルト16aのトルク係数K(第1トルク係数K1)と、ラチェット13(第2回転工具)により第2回転速度N2で回転させて第2ボルト16b(第2締結部材)を締結させたときの第2ボルト16bのトルク係数K(第2トルク係数K2)との差を0.02(所定範囲)内に収める(図5)。これにより、回転速度Nが異なる電動工具12及びラチェット13により第1ボルト16a及び第2ボルト16bを締結させた場合でも、第1トルク係数K1と第2トルク係数K2の差の範囲を限定することにより、安定的な軸力Ffを得ることが可能となる。
本実施形態において、ワーク100は、車両用サスペンションアームである(図1)。これにより、比較的大きな荷重が頻繁に加わるサスペンションアームにおいても、好適な締結を維持し易くなる。
B.変形例
なお、本発明は、上記実施形態に限らず、本明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下の構成を採用することができる。
[B1.適用対象]
上記実施形態では、締結システム10を車両の製造(サスペンションアームであるワーク100の固定)に適用した例を説明した(図1)。しかしながら、例えば、図2の構造を有するボルト16及び/又はナット18の利用に着目すれば、これに限らない。
[B2.締結システム10の構成]
(B2−1.第1回転工具及び第2回転工具)
上記実施形態では、締結システム10は、電動工具12、手動ラチェット13及び手動トルクレンチ14を有していた(図1)。しかしながら、例えば、異なる回転速度Nで第1ボルト16a及び第2ボルト16bを締結する観点からすれば、これに限らない。例えば、第1ボルト16aをインパクトドライバ(第1電動工具)により締結し、第2ボルト16bをナットランナ(第2電動工具)により締結してもよい。また、回転速度Nを調節する機能を有する電動工具12であれば、単一の電動工具12により、第1回転速度N1で第1ボルト16aを締結し、第2回転速度N2で第2ボルト16bを締結することも可能である。さらに、トルクレンチ14を省略してもよい。
上記実施形態では、手動工具(第2回転工具)としてラチェット13を用いた(図1)。しかしながら、例えば、異なる回転速度Nで第1ボルト16a及び第2ボルト16bを締結する観点からすれば、これに限らない。例えば、手動工具としてのねじ回し(スクリュードライバ)にも本発明を適用可能である。
(B2−2.第1締結部材及び第2締結部材)
上記実施形態では、回転工具により回転させる対象をボルト16(第1ボルト16a及び第2ボルト16b)とした(図4)。しかしながら、例えば、異なる回転速度Nで第1締結部材及び第2締結部材を締結する観点からすれば、これに限らない。例えば、ナット18(第1ナット18a及び第2ナット18b)を回転対象とすることもできる。
上記実施形態では、ボルト16及びナット18は、それぞれ単独の部品を想定していた(図1)。しかしながら、例えば、異なる回転速度Nで第1締結部材及び第2締結部材を締結する観点からすれば、これに限らない。例えば、ボルト16及び/又はナット18は、部品(エンジン等)の一部とすることも可能である。例えば、エンジンのハウジングに形成したねじ穴をナット18としてもよい。
上記実施形態では、ボルト16及びナット18の両方が、図2に示す構造(防錆層32、第1潤滑層34及び第2潤滑層36)を有していた。しかしながら、例えば、異なる回転速度Nにおけるトルク係数Kの差を小さくする観点からすれば、これに限らない。例えば、ボルト16又はナット18のいずれか一方のみが図2に示す構造を有していてもよい。
上記実施形態では、防錆層32は、バインダ40及び金属フレーク42を含んでいた(図2)。しかしながら、例えば、防錆性能の観点からすれば、これに限らない。例えば、防錆層32は、めっき処理により形成することも可能である。
上記実施形態では、第1潤滑層34は、第1潤滑剤44、合成樹脂46及び着色剤48を含んでいた(図2)。しかしながら、例えば、高回転時のトルク係数Kを低くする(例えば、0.12以下とする)観点からすれば、これに限らない。例えば、第1潤滑層34は、着色剤48を含まない構成も可能である。或いは、合成樹脂46自体が、ある程度の潤滑性を有している場合、合成樹脂46が第1潤滑剤44を兼ねてもよい。
上記実施形態では、第2潤滑層36は、単一の素材から構成されることを前提としていた(図2)。しかしながら、例えば、低回転時のトルク係数Kを低くする(例えば、0.12以下とする)観点からすれば、これに限らない。例えば、第2潤滑層36は、着色剤48を含む構成も可能である。
上記実施形態では、ボルト16及びナット18は、防錆層32、第1潤滑層34及び第2潤滑層36を有していた(図2)。しかしながら、例えば、異なる回転速度Nにおけるトルク係数Kの差を小さくするとの第1潤滑層34及び第2潤滑層36の機能に着目すれば、防錆層32を省略することも可能である。
上記実施形態では、第1潤滑層34及び第2潤滑層36の両方が固体であることを前提としていた(図2)。しかしながら、例えば、異なる回転速度Nにおけるトルク係数Kの差を小さくするとの第1潤滑層34及び第2潤滑層36の機能に着目すれば、これに限らない。例えば、第2潤滑層36は、液体、ゲル状又はペースト状であってもよい。
(B2−3.その他)
上記実施形態では、ボルト16(第1ボルト16a及び第2ボルト16b)による締結を、単一のワーク100の第1部位102及び第2部位104について行った(図1参照)。しかしながら、例えば、図2の構造(防錆層32、第1潤滑層34及び第2潤滑層36)を有する複数のボルト16又はナット18を、異なる回転速度Nで締結する観点からすれば、これに限らない。
例えば、第1ワークに対して第1ボルト16aを用い、第1ワークと異なる第2ワークに対して第2ボルト16bを用いることも可能である。この場合、電動工具12(第1回転工具)により第1ボルト16aを第1回転速度N1で回転させて第1ワークを固定する。また、ラチェット13(第2回転工具)により第2ボルト16bを第2回転速度N2(<N1)で回転させて第2ワークを固定する。なお、第1ワークと第2ワークは同じ施設で作業してもよいし、異なる施設で作業してもよい。
12…電動工具(第1回転工具)
13…手動ラチェットレンチ(第2回転工具)
16a…第1ボルト(第1締結部材) 16b…第2ボルト(第2締結部材)
30…基材 32…防錆層
34…第1潤滑層 36…第2潤滑層
44…第1潤滑剤 46…合成樹脂
100…ワーク 102…第1部位
104…第2部位 N1…第1回転速度
N2…第2回転速度 K1…第1トルク係数
K2…第2トルク係数

Claims (7)

  1. 第1回転工具により第1締結部材を第1回転速度で回転させてワークの第1部位を固定させる第1締結ステップと、第2回転工具により第2締結部材を前記第1回転工具よりも低い第2回転速度で回転させて前記ワークの第2部位を固定させる第2締結ステップとを含む締結方法であって、
    前記第1締結部材及び前記第2締結部材は、
    金属製の基材と、
    前記基材上に形成された防錆層と、
    前記第2回転速度におけるトルク係数よりも前記第1回転速度における前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を含み、前記防錆層上に形成された第1潤滑層と、
    前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を含み、前記第1潤滑層上に形成された第2潤滑層と
    を含むことを特徴とする締結方法。
  2. 請求項1に記載の締結方法において、
    前記第1回転工具は電動工具であり、
    前記第2回転工具は手動工具であり、
    前記第1回転速度は、200〜8000回転毎分のいずれかの値であり、
    前記第2回転速度は、1〜30回転毎分のいずれかの値である
    ことを特徴とする締結方法。
  3. 請求項1又は2に記載の締結方法において、
    前記第1摩擦係数安定剤は、第1潤滑剤及び合成樹脂を含み、
    前記第2摩擦係数安定剤は、第2潤滑剤を含み、
    前記第1潤滑剤は、コロイダルシリカであり、
    前記合成樹脂は、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂又はケトン樹脂であり、
    前記第2潤滑剤は、水溶性の塑性加工油又は水溶性ワックスである
    ことを特徴とする締結方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の締結方法において、
    前記第1回転工具により前記第1回転速度で回転させて前記第1締結部材を締結させたときの前記第1締結部材のトルク係数を第1トルク係数とし、前記第2回転工具により前記第2回転速度で回転させて前記第2締結部材を締結させたときの前記第2締結部材のトルク係数を第2トルク係数と定義するとき、前記第1トルク係数と前記第2トルク係数の差を所定範囲内に収める
    ことを特徴とする締結方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の締結方法において、
    前記ワークは、車両用サスペンションアームである
    ことを特徴とする締結方法。
  6. 金属製の基材と、前記基材上に形成された防錆層と、前記防錆層上に形成された第1潤滑層と、前記第1潤滑層上に形成された第2潤滑層とを有する締結部材の製造方法であって、
    前記製造方法は、
    前記基材上に防錆剤を塗布して乾燥させて前記防錆層を形成する防錆層形成ステップと、
    第2回転速度で前記締結部材を締結したときのトルク係数よりも、前記第2回転速度よりも高い第1回転速度で前記締結部材を締結したときの前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を前記防錆層上に塗布して乾燥させて前記第1潤滑層を形成する第1潤滑層形成ステップと、
    前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を前記第1潤滑層上に塗布して前記第2潤滑層を形成する第2潤滑層形成ステップと
    を含み、
    前記第1摩擦係数安定剤は、第1潤滑剤及び合成樹脂を含み、
    前記第2摩擦係数安定剤は、第2潤滑剤を含み、
    前記第1潤滑剤は、コロイダルシリカであり、
    前記合成樹脂は、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂又はケトン樹脂であり、
    前記第2潤滑剤は、水溶性の塑性加工油又は水溶性ワックスである
    ことを特徴とする製造方法。
  7. 金属製の基材と、
    前記基材上に形成された防錆層と、
    第2回転速度で締結されたときのトルク係数よりも、前記第2回転速度よりも高い第1回転速度で締結されたときの前記トルク係数を低くする第1摩擦係数安定剤を含み、前記防錆層上に形成された第1潤滑層と、
    前記第1回転速度における前記トルク係数よりも前記第2回転速度における前記トルク係数を低くする第2摩擦係数安定剤を含み、前記第1潤滑層上に形成された第2潤滑層と
    を含み、
    前記第1摩擦係数安定剤は、第1潤滑剤及び合成樹脂を含み、
    前記第2摩擦係数安定剤は、第2潤滑剤を含み、
    前記第1潤滑剤は、コロイダルシリカであり、
    前記合成樹脂は、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂又はケトン樹脂であり、
    前記第2潤滑剤は、水溶性の塑性加工油又は水溶性ワックスである
    ことを特徴とする締結部材。
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