図1は、本発明の実施例に係るショベルの側面図である。ショベルの走行動作を行う下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が旋回自在に搭載されている。上部旋回体3には、ブーム4が取り付けられている。また、ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはバケット6が取り付けられている。ブーム4、アーム5、及びバケット6は、アタッチメントを構成し、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9によりそれぞれ油圧駆動される。上部旋回体3にはキャビン(運転室)10が設けられ、且つ内燃機関であるエンジン11等の動力源が搭載される。キャビン10には運転席が設けられており、運転者は運転席に着座しながらショベルを操作する。
また、下部走行体1の向きは、上部旋回体3の向きにかかわらず、アイドラが配置されている方が前方となり、走行用油圧モータが配置されている方が後方となる。なお、図1ではアイドラ1Bx(左用)及び走行用油圧モータ1B(左用)が見えているがアイドラ1Ax(右用)及び走行用油圧モータ1B(左用)は見えていない。したがって、運転者が走行用レバーをキャビン10の前方へ傾けると、アタッチメントがどの方向を向いていようとも、下部走行体1は矢印AR1の方向へ進行する。
図2は、図1に示すショベルの駆動系の構成例を示すブロック図である。図2において、機械的動力系は二重線、高圧油圧ラインは太実線、パイロットラインは破線、電気制御系は細実線でそれぞれ示される。
ショベルの駆動系は、上部旋回体3に搭載され、主に、エンジン11、メインポンプ14、パイロットポンプ15、コントロールバルブ17、操作装置26、コントローラ30、及びエンジン制御装置(ECU)74で構成される。
エンジン11は、ショベルの駆動源であり、例えば、所定の回転数を維持するように動作するディーゼルエンジンである。エンジン11の出力軸はメインポンプ14及びパイロットポンプ15の入力軸に接続される。
メインポンプ14は、高圧油圧ライン16を介して作動油をコントロールバルブ17に供給する油圧ポンプであり、例えば、斜板式可変容量型油圧ポンプである。パイロットポンプ15は、パイロットライン25を介して各種油圧制御機器に作動油を供給するための油圧ポンプであり、例えば、固定容量型油圧ポンプである。
コントロールバルブ17は、ショベルにおける油圧システムを制御する油圧制御バルブである。コントロールバルブ17は、例えば、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9、走行用油圧モータ1A(右用)、走行用油圧モータ1B(左用)、及び旋回用油圧モータ2Aのうちの一又は複数のものに対し、メインポンプ14から供給された作動油を選択的に供給する。なお、以下の説明では、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9、走行用油圧モータ1A(右用)、走行用油圧モータ1B(左用)、及び旋回用油圧モータ2Aを集合的に「油圧アクチュエータ」と称する。
操作装置26は、運転者が油圧アクチュエータの操作のために用いる装置であり、キャビン10内に配置される。また、操作装置26は、パイロットライン25を介して、パイロットポンプ15から供給された作動油を油圧アクチュエータのそれぞれに対応する流量制御弁のパイロットポートに供給する。なお、パイロットポートのそれぞれに供給される作動油の圧力は、油圧アクチュエータのそれぞれに対応する操作レバー26A〜26C等の操作方向及び操作量に応じた圧力とされる。なお、操作レバー26Cは、走行用レバーである。
コントローラ30は、ショベルを制御するための制御装置であり、例えば、CPU、RAM、ROM等を備えたコンピュータで構成される。コントローラ30のCPUは、ショベルの動作や機能に対応するプログラムをROMから読み出してRAMにロードしながらプログラムを実行することで、それらプログラムのそれぞれに対応する処理を実行させる。
エンジン制御装置(ECU)74は、エンジン11を制御する装置である。本実施例では、ECU74は、エンジン11の状態を示す各種データを収集し、収集したデータをコントローラ30に送信する。なお、図2では、ECU74とコントローラ30とを別々の構成としたが、ECU74とコントローラ30とを一体的に構成してもよい。例えば、ECU74は、コントローラ30に統合されてもよい。
以上のような構成のショベルにおいて、運転者によるショベルの運転を補助するために画像表示装置を運転席の近傍に配置する。運転者は画像表示装置の入力部を利用して情報や指令をショベルのコントローラ30に入力できる。また、ショベルの運転状況や制御情報を画像表示装置の画像表示部に表示させることで、運転者に情報を提供できる。
図3は、撮像装置80を搭載する上部旋回体3の側面図であり、図4はその平面図である。なお、図3及び図4では、図の明瞭化のため、ブーム4の図示が一部省略される。また、図4では、画像表示装置40の周辺が透過的に示される。
画像表示装置40は、画像表示部41及び入力部42を含む。また、画像表示装置40は、運転席60が設けられたキャビン10のフレーム(ピラー)10aに固定される。
なお、一般的に、運転席60に着座した運転者からみて右側にブーム4が配置されており、運転者はブーム4の先端に取り付けられたアーム5やバケット6を視認しながらショベルを運転することが多い。キャビン10の右側前方のフレーム10aは運転者の視界の妨げとなる部分であるが、本実施例では、この部分を利用して画像表示装置40を設けている。これにより、もともと視界の妨げとなっていた部分に画像表示装置40が配置されるので、画像表示装置40自体が運転者の視界を大きく妨げることは無い。フレーム10aの幅にもよるが、画像表示装置40全体がフレーム10aの幅に入るように、画像表示装置40は、画像表示部41が縦長となるように構成されてもよい。
なお、図3及び図4は、上部旋回体3に配置されるエンジン11等を覆うカバー3aの上に撮像装置80が搭載された状態を示す。また、図3及び図4は、撮像装置80が、後方監視カメラ80Bで構成されることを示す。
図5はショベルのコントローラ30と画像表示装置40との接続を示すブロック図である。本実施例では、画像表示装置40は、Controller Area Network (CAN)、Local Interconnect Network(LIN)等の通信ネットワークを介してコントローラ30に接続される。なお、画像表示装置40は、専用線を介してコントローラ30に接続されてもよい。
また、画像表示装置40は、画像表示部41上に表示する画像を生成する変換処理部40aを含む。本実施例では、変換処理部40aは、撮像装置80の出力に基づいて画像表示部41上に表示する撮像画像としてのカメラ画像を生成する。そのため、撮像装置80は、例えば専用線を介して画像表示装置40に接続される。
また、変換処理部40aは、画像表示装置40に対して入力されるデータのうち画像表示部41上に表示させるデータを画像信号に変換する。なお、画像表示装置40に対して入力されるデータは、例えば、後方監視カメラ80Bが出力する画像データを含む。
また、変換処理部40aは、コントローラ30の出力に基づいて画像表示部41上に表示する画像を生成する。本実施例では、変換処理部40aは、コントローラ30に対して入力されるデータのうち画像表示部41上に表示させるデータを画像信号に変換する。なお、コントローラ30に対して入力されるデータは、例えば、エンジン冷却水の温度を示すデータ、作動油の温度を示すデータ、燃料の残量を示すデータ等を含む。
そして、変換処理部40aは、変換した画像信号を画像表示部41に対して出力し、対応する画像を画像表示部41上に表示させる。
なお、変換処理部40aは、画像表示装置40が有する機能としてではなく、コントローラ30が有する機能として実現されてもよい。この場合、撮像装置80は、画像表示装置40ではなく、コントローラ30に接続される。
また、画像表示装置40は、入力部42としてのスイッチパネル42を含む。スイッチパネル42は、各種ハードウェアスイッチを含むパネルである。本実施例では、スイッチパネル42は、ハードウェアボタンとしてのライトスイッチ42a、ワイパースイッチ42b、ウインドウォッシャスイッチ42c、及びメニュースイッチ42dを含む。ライトスイッチ42aは、キャビン10の外部に取り付けられるライトの点灯・消灯を切り換えるためのスイッチである。ワイパースイッチ42bは、ワイパーの作動・停止を切り換えるためのスイッチである。また、ウインドウォッシャスイッチ42cは、ウインドウォッシャ液を噴射するためのスイッチである。メニュースイッチ42dは、メニュー画面を呼び出すためのスイッチである。なお、メニュー画面は、ショベルの制御に関する各種パラメータを運転者が設定できるようにする画面である。
また、画像表示装置40は、蓄電池70から電力の供給を受けて動作する。なお、蓄電池70はエンジン11のオルタネータ11a(発電機)で発電した電力で充電される。蓄電池70の電力は、コントローラ30及び画像表示装置40以外のショベルの電装品72等にも供給される。また、エンジン11のスタータ11bは、蓄電池70からの電力で駆動され、エンジン11を始動する。
エンジン11は、エンジン制御装置(ECU)74により制御される。ECU74からは、エンジン11の状態を示す各種データ(例えば、水温センサ11cで検出される冷却水温(物理量)を示すデータ)がコントローラ30に常時送信される。したがって、コントローラ30は一時記憶部(メモリ)30aにこのデータを蓄積しておき、必要なときに画像表示装置40に送信することができる。
また、コントローラ30には以下のように各種のデータが供給され、コントローラ30の一時記憶部30aに格納される。
まず、可変容量式油圧ポンプであるメインポンプ14のレギュレータ14aから斜板角度を示すデータがコントローラ30に供給される。また、メインポンプ14の吐出圧力を示すデータが、吐出圧力センサ14bからコントローラ30に送られる。これらのデータ(物理量を表すデータ)は一時記憶部30aに格納される。また、メインポンプ14が吸入する作動油が貯蔵されたタンクとメインポンプ14との間の管路には、油温センサ14cが設けられており、その管路を流れる作動油の温度を表すデータが、油温センサ14cからコントローラ30に供給される。
また、燃料収容部55における燃料収容量検出部55aから燃料収容量を示すデータがコントローラ30に供給される。本実施例では、燃料収容部としての燃料タンク55における燃料収容量検出部としての燃料残量センサ55aから燃料の残量状態を示すデータがコントローラ30に供給される。
具体的には、燃料残量センサ55aは、液面に追従するフロートと、フロートの上下変動量を抵抗値に変換する可変抵抗(ポテンショメータ)とで構成される。この構成により、燃料残量センサ55aは、画像表示装置40で燃料の残量状態を無段階表示させることができる。なお、燃料収容量検出部55aの検出方式は、使用環境等に応じて適宜選択され得るものであり、燃料の残量状態を段階表示させることができる検出方式が採用されてもよい。
また、操作レバー26A〜26C等を操作した際にコントロールバルブ17に送られるパイロット圧が、油圧センサ15a、15bで検出され、検出したパイロット圧を示すデータがコントローラ30に供給される。なお、走行用レバー26Cの傾倒方向と走行用油圧モータ1A、1Bの回転方向との関係は、下部走行体1に対する上部旋回体3の向きとは切り離して決定される。
また、本実施例では、図5に示すように、ショベルは、キャビン10内にエンジン回転数調整ダイヤル75を備える。エンジン回転数調整ダイヤル75は、エンジンの回転数を調整するためのダイヤルであり、本実施例ではエンジン回転数を4段階で切り換えできるようにする。また、エンジン回転数調整ダイヤル75からは、エンジン回転数の設定状態を示すデータがコントローラ30に常時送信される。また、エンジン回転数調整ダイヤル75は、SPモード、Hモード、Aモード、及びアイドリングモードの4段階でエンジン回転数を切り換えできるようにする。なお、図5は、エンジン回転数調整ダイヤル75でHモードが選択された状態を示す。
SPモードは、作業量を優先したい場合に選択される回転数モードであり、最も高いエンジン回転数を利用する。Hモードは、作業量と燃費を両立させたい場合に選択される回転数モードであり、二番目に高いエンジン回転数を利用する。Aモードは、燃費を優先させながら低騒音でショベルを稼働させたい場合に選択される回転数モードであり、三番目に高いエンジン回転数を利用する。アイドリングモードは、エンジンをアイドリング状態にしたい場合に選択される回転数モードであり、最も低いエンジン回転数を利用する。そして、エンジン11は、調整ダイヤル75で設定された回転数モードのエンジン回転数で一定に回転数制御される。
ここで、図6を参照して、画像表示装置40の画像表示部41上に表示される表示画面について説明する。なお、図6は、表示画面の構成例を示す図である。
図6に示すように、表示画面41Vは、日時表示領域41a、走行モード表示領域41b、エンドアタッチメント表示領域41c、エンジン制御状態表示領域41e、エンジン作動時間表示領域41f、冷却水温表示領域41g、燃料残量表示領域41h、回転数モード表示領域41i、作動油温表示領域41k、カメラ画像表示領域41m、アラーム表示領域41p、及び向き表示アイコン41xを含む。
日時表示領域41aは、現在の日時を画像表示する領域である。図6に示す実施例では、デジタル表示が採用され、日付が2013年2月19日であり、時刻が23時59分であることを示している。
走行モード表示領域41bは、現在の走行モードを画像表示する領域である。走行モードは、可変容量ポンプを用いた走行用油圧モータの設定状態を表す。具体的には、走行モードは、低速モード及び高速モードを有する。低速モードは、「亀」を象ったマークで表示され、高速モードは「兎」を象ったマークで表示される。図6に示す実施例では、「亀」を象ったマークが表示されており、運転者は低速モードが設定されていることを認識できる。
エンドアタッチメント表示領域41cは、現在装着されているエンドアタッチメントを表す画像を画像表示する領域である。ショベルに装着されるエンドアタッチメントは、バケット、削岩機、グラップル、リフティングマグネットなど様々なエンドアタッチメントを含む。エンドアタッチメント表示領域41cは、例えば、これらのエンドアタッチメントを象ったマークを表示する。図6に示す実施例では、削岩機を象ったマークが表示されている。
エンジン制御状態表示領域41eは、エンジン11の制御状態を画像表示する領域である。図6に示す実施例では、運転者は、エンジン11の制御状態として「自動減速・自動停止モード」が選択されていることを認識できる。なお、「自動減速・自動停止モード」は、エンジン負荷が小さい状態の継続時間に応じて、エンジン回転数を自動的に低減し、さらにはエンジン11を自動的に停止させる制御状態を意味する。その他、エンジン11の制御状態には、「自動減速モード」、「自動停止モード」、「手動減速モード」等がある。
エンジン作動時間表示領域41fは、エンジン11の累積作動時間を画像表示する領域である。図6に示す実施例では、単位「hr(時)」を用いた値が表示される。
冷却水温表示領域41gは、現在のエンジン冷却水の温度状態を画像表示する領域である。図6に示す実施例では、エンジン冷却水の温度状態を表すバーグラフが表示されている。なお、エンジン冷却水の温度は、エンジン11に取り付けられる水温センサ11cが出力するデータに基づく。
具体的には、冷却水温表示領域41gは、異常範囲表示41g1、注意範囲表示41g2、正常範囲表示41g3、セグメント表示41g4、及びアイコン表示41g5を含む。
異常範囲表示41g1、注意範囲表示41g2、正常範囲表示41g3はそれぞれ、エンジン冷却水の温度が異常高温状態、注意を要する状態、正常状態にあることを運転者に知らせるための表示である。また、セグメント表示41g4は、エンジン冷却水の温度の高低を運転者に知らせるための表示である。また、アイコン表示41g5は、異常範囲表示41g1、注意範囲表示41g2、正常範囲表示41g3、及びセグメント表示41g4がエンジン冷却水の温度に関する表示であることを表すシンボル図形等のアイコンである。なお、アイコン表示41g5は、エンジン冷却水の温度に関する表示であることを表す文字情報であってもよい。
図6に示す実施例では、セグメント表示41g4は、点灯・消灯状態が個別に制御される8つのセグメントで構成され、冷却水温が高くなるほど点灯状態のセグメントの数が増加する。なお、図6の実施例では、4つのセグメントが点灯状態となっている。また、セグメント表示41g4は、所定円の一部(円弧)を構成し、エンジン冷却水の温度の上下動に応じてその円弧の長さが伸縮するように表示される。また、図6の実施例では、各セグメントが表す温度の幅は同じであるが、セグメント毎に温度の幅を変えてもよい。
また、図6に示す実施例では、異常範囲表示41g1、注意範囲表示41g2、正常範囲表示41g3はそれぞれ、セグメント表示41g4の伸縮方向(所定円の円周方向)に沿うように並べて配置される円弧状の図形であり、赤色、黄色、緑色で表示される。また、セグメント表示41g4は、1番目(最下位)から6番目のセグメントが正常範囲に属し、7番目のセグメントが注意範囲に属し、8番目(最上位)のセグメントが異常範囲に属する。
なお、冷却水温表示領域41gは、異常範囲表示41g1、注意範囲表示41g2、及び正常範囲表示41g3を円弧状の図形として表示する代わりに、異常レベル、注意レベル、正常レベルを表す文字、記号等をそれぞれの境界のところに表示してもよい。
なお、異常範囲表示、注意範囲表示、正常範囲表示、セグメント表示、及びアイコン表示を含む上述の構成は、燃料残量表示領域41h及び作動油温表示領域41kにおいても同様に採用される。また、燃料残量表示領域41hでは、異常範囲、注意範囲、及び正常範囲を表す円弧状の図形を表示する代わりに、「Full(満タン状態)」を表す文字「F」又は黒丸(塗りつぶされた丸印)、「Empty(空状態)」を表す文字「E」又は白丸(塗りつぶされていない丸印)等をそれぞれの境界のところに表示してもよい。
燃料残量表示領域41hは、燃料タンク55に貯蔵されている燃料の残量状態を画像表示する領域である。図6に示す実施例では、現在の燃料の残量状態を表すバーグラフが表示されている。なお、燃料の残量は、燃料残量センサ55aが出力するデータに基づく。
回転数モード表示領域41iは、現在の回転数モードを画像表示する領域である。回転数モードは、例えば、上述のSPモード、Hモード、Aモード、及びアイドリングモードの4つを含む。図6に示す実施例では、SPモードを表す記号「SP」が表示されている。
作動油温表示領域41kは、作動油タンク内の作動油の温度状態を画像表示する領域である。図6に示す実施例では、作動油の温度状態を表すバーグラフが表示されている。なお、作動油の温度は、油温センサ14cが出力するデータに基づく。
なお、冷却水温表示領域41g、燃料残量表示領域41h、作動油温表示領域41kでは、バーグラフ表示の代わりに針表示が採用されてもよい。
カメラ画像表示領域41mは、カメラ画像を画像表示する領域である。本実施例では、ショベルは、運転者の視界以外の部分を撮像するための撮像装置80(図3〜図5参照。)を備える。具体的には、撮像装置80は、アタッチメントが向いている方向とは反対の方向(後方)を撮像する後方監視カメラ80B(図3及び図4参照。)を含む。そして、撮像装置80は、撮像したカメラ画像を画像表示装置40の変換処理部40aに送る。これにより、運転者は撮像装置80が撮像したカメラ画像を画像表示装置40の画像表示部41で視認することができる。
本実施例では、カメラ画像表示領域41mは、ショベルが稼働している間は常に後方監視カメラ80Bが撮像したカメラ画像(以下、「後方カメラ画像」とする。)を表示する。なお、後方カメラ画像は、望ましくは、鏡像で表示される。
また、撮像画像を撮像した撮像装置80の向きと上部旋回体3のアタッチメントの向きとの関係は、走行用レバー26Cの傾倒方向と下部走行体1の走行方向との関係とは切り離されている。このため、カメラ画像表示領域41mに表示された画像が後方カメラ画像であっても、下部走行体1の前方の画像を表示している場合も起こり得る。
また、本実施例では、カメラ画像表示領域41mは、表示画面41Vの右側の3分の2程度の領域を占める。画像表示装置40が運転席の右側前方に設置される環境において、運転席(運転者)に近い側に燃料残量表示領域41h等が表示され、運転席(運転者)から遠い側にカメラ画像表示領域41mが表示されるようにして、全体的な視認性を高めるためである。但し、表示画面41Vにおける各表示領域のサイズ及び配置は必要に応じて変更されてもよい。
アラーム表示領域41pは、アラームを表示する領域である。図6に示す実施例では、電気系統異常が発生したことを表す警告メッセージがカメラ画像上に重畳表示されている。また、本実施例では、アラーム表示領域41pには、後方監視カメラ80Bが撮像したカメラ画像がカメラ画像表示領域41mに表示されないままレバー操作が行われた場合に、その旨を警告するアラームが表示される。なお、アラーム表示領域41pには、表示すべきアラームが存在しない場合には、カメラ画像が画像表示される。
向き表示アイコン41xは、表示画面に表示される撮像画像を撮像した撮像装置の向きとショベル(上部旋回体3のアタッチメント)の向きとの相対的関係を表すアイコンである。図6に示す実施例では、カメラ画像表示領域41mに表示されるカメラ画像を撮像したカメラが後方監視カメラ80Bであることを表す向き表示アイコン41xがカメラ画像表示領域41mの右下隅に表示されている。なお、向き表示アイコン41xは、カメラ画像表示領域41mの下部中央、左下隅、右上隅、左上隅等、右下隅以外の位置に表示されてもよく、カメラ画像表示領域41mの外部に表示されてもよい。
ここで、図7を参照して、向き表示アイコン41xの詳細について説明する。なお、図7は、向き表示アイコン41xの構成例を示す図であり、図7左図が後方監視カメラ80Bのカメラ画像をカメラ画像表示領域41mに表示させる場合の向き表示アイコン41xを示す。また、図7中央図は、上部旋回体3のカバー3aの右端上縁に右側方監視カメラ(図示せず。)が設置される実施例において、その右側方監視カメラのカメラ画像をカメラ画像表示領域41mに表示させる場合の向き表示アイコン41xを示す。また、図7右図は、上部旋回体3のカバー3aの左端上縁に左側方監視カメラ(図示せず。)が設置される実施例において、その左側方監視カメラのカメラ画像をカメラ画像表示領域41mに表示させる場合の向き表示アイコン41xを示す。
向き表示アイコン41xは、建設機械の形状を表す建設機械アイコン部分41xMと、表示中の撮像画像を撮像した撮像装置80の向きを表す撮像装置アイコン部分41xSとを含む。図6に示す実施例では、向き表示アイコン41xは、ショベル(アタッチメントを含む上部旋回体3)の上面視の形状を表すショベルアイコン部分41xMと、カメラ画像表示領域41mに表示されるカメラ画像を撮像した後方監視カメラ80Bの向きを表すカメラアイコン部分41xSとを含む。具体的には、カメラアイコン部分41xSは、後方監視カメラ80Bの撮像範囲を表す扇形の撮像範囲アイコン部分41xBを含む。
また、図7に示すように、向き表示アイコン41xでは、ショベルアイコン部分41xMの向きが固定され、カメラアイコン部分41xSの向きが可変とされる。したがって、図7中央図に示すように、右側方監視カメラのカメラ画像をカメラ画像表示領域41mに表示させる場合、右側方監視カメラの撮像範囲を表す撮像範囲アイコン部分41xRは、ショベルアイコン部分41xMの右側に表示される。また、図7右図に示すように、左側方監視カメラのカメラ画像をカメラ画像表示領域41mに表示させる場合、左側方監視カメラの撮像範囲を表す撮像範囲アイコン部分41xLは、ショベルアイコン部分41xMの左側に表示される。
なお、本実施例では、ショベルアイコン部分41xMに対するカメラアイコン部分41xSの表示位置は、実際の下部走行体1と上部旋回体3との間の旋回角度にかかわらず決定される。具体的には、右側方監視カメラのカメラ画像をカメラ画像表示領域41mに表示させる場合、例えば旋回角度が0°、90°、180°、270°等の何れであっても、右側方監視カメラの撮像範囲を表す撮像範囲アイコン部分41xRは、画面上方を向くショベルアイコン部分41xMの右側に表示される。より具体的には、走行用レバー26Cを前方に傾倒させたときにショベルが前進する場合(旋回角度が0°の場合)、及び、走行用レバー26Cを前方に傾倒させたときにショベルが後進する場合(旋回角度が180°の場合)の何れであっても、撮像範囲アイコン部分41xRは、画面上方を向くショベルアイコン部分41xMの右側に表示される。すなわち、表示画面に表示される撮像画像を撮像した撮像装置の向きとショベルの向きとの相対的関係は、下部走行体1の走行方向とは無関係に決定される。
また、表示画面41Vは、上述の表示領域41a〜41kの一部を省略してもよく、上述以外の表示領域を含んでいてもよい。例えば、表示画面41Vは、排ガスフィルタ(例えば、ディーゼル微粒子除去装置(Diesel Particulate Filter(DPF))である。)の詰まり具合を表示する排ガスフィルタ状態表示領域を含んでいてもよい。具体的には、排ガスフィルタ状態表示領域は、排ガスフィルタの許容最大使用時間に対する現在の使用時間の割合を表すバーグラフを表示してもよい。また、表示画面41Vは、作動油の温度状態の表示を省略してもよく、作動油の温度状態及び冷却水の温度状態の表示を省略してもよい。
また、カメラ画像表示領域41mの下部には、上部旋回体3のカバー3aの後端上縁の画像である車体画像としてのカバー画像41qが含まれる。これにより、画像表示装置40は、カメラ画像表示領域41mに表示される物体とショベルとの間の距離感を運転者がより容易に掴めるようにする。また、本実施例では、向き表示アイコン41xは、カバー画像41q上に重畳表示される。向き表示アイコン41xの背景色が常に同じになるようにしてその視認性を高めるためである。また、カメラ画像の見たい部分を表示アイコン41xが隠してしまうのを防止するためである。但し、向き表示アイコン41xは、カメラ画像表示領域41mの外部に表示されてもよい。
次に、図8を参照して、画像表示装置40の画像表示部41に表示される表示画面の別の構成例について説明する。なお、図8は、表示画面41VAを示す図である。また、図8の表示画面41VAは、図6の表示画面41Vに対応する。そのため、図8の表示画面41VAの構成要素を表す参照符号は、図6の表示画面41Vにおける対応する構成要素を表す参照符号の末尾に「A」を付して表される。
図8に示すように、表示画面41VAは、向き表示アイコン41xの代わりに、向き表示アイコン41xAを採用する点で、図6の表示画面41Vと異なる。
具体的には、向き表示アイコン41xAでは、カメラアイコン部分41xASの向きが固定され、ショベルアイコン部分41xAMの向きが可変とされる点で、ショベルアイコン部分41xMの向きが固定され、カメラアイコン部分41xSの向きが可変とされる向き表示アイコン41xと異なる。
ここで、図9を参照して、向き表示アイコン41xAの詳細について説明する。なお、図9は、向き表示アイコン41xAの構成例を示す図であり、図9左図が後方監視カメラ80Bのカメラ画像をカメラ画像表示領域41mAに表示させる場合の向き表示アイコン41xAを示す。また、図9中央図は、上部旋回体3のカバー3aの右端上縁に右側方監視カメラ(図示せず。)が設置される実施例において、その右側方監視カメラのカメラ画像をカメラ画像表示領域41mAに表示させる場合の向き表示アイコン41xAを示す。また、図9右図は、上部旋回体3のカバー3aの左端上縁に左側方監視カメラ(図示せず。)が設置される実施例において、その左側方監視カメラのカメラ画像をカメラ画像表示領域41mAに表示させる場合の向き表示アイコン41xAを示す。
向き表示アイコン41xAは、向き表示アイコン41xと同様、建設機械の形状を表す建設機械アイコン部分41xAMと、表示中の撮像画像を撮像した撮像装置80の向きを表す撮像装置アイコン部分41xASとを含む。図8に示す実施例では、向き表示アイコン41xAは、ショベルの上面視の形状を表すショベルアイコン部分41xAMと、カメラ画像表示領域41mAに表示されるカメラ画像を撮像した後方監視カメラ80Bの向きを表すカメラアイコン部分41xASとを含む。具体的には、カメラアイコン部分41xASは、後方監視カメラ80Bの撮像範囲を表す撮像範囲アイコン部分41xABを含む。
また、図9に示すように、向き表示アイコン41xAでは、ショベルアイコン部分41xAMの向きが可変とされ、カメラアイコン部分41xASの向きが固定される。したがって、図9中央図に示すように、右側方監視カメラのカメラ画像をカメラ画像表示領域41mAに表示させる場合、ショベルアイコン部分41xAMは、右側方監視カメラの撮像範囲を表す撮像範囲アイコン部分41xARの下で左を向くように表示される。また、図9右図に示すように、左側方監視カメラのカメラ画像をカメラ画像表示領域41mAに表示させる場合、ショベルアイコン部分41xAMは、左側方監視カメラの撮像範囲を表す撮像範囲アイコン部分41xALの下で右を向くように表示される。
また、表示画面41VAは、冷却水温表示領域41gA、燃料残量表示領域41hA、及び作動油温表示領域41kAにおいて、段階的に伸縮するバーグラフ表示ではなく、実質的に無段階に伸縮するバーグラフ表示を採用する点で、図6の表示画面41Vと異なる。
具体的には、表示画面41VAは、図6の表示画面41Vで採用されるような、8段階程度の比較的少ないセグメント数で構成されるバーグラフ表示ではなく、肉眼では識別できないほどに多くの段階で構成されるバーグラフ表示を採用する。但し、表示画面41VAは、図6の表示画面41Vで採用されるような、8段階程度の比較的少ないセグメント数で構成されるバーグラフ表示を採用してもよい。
次に、図10〜図13を参照して、上部旋回体3に複数の撮像装置が搭載される場合に画像表示装置40の画像表示部41に表示される表示画面の構成例について説明する。
図10は、複数の撮像装置80を搭載する上部旋回体3の側面図であり、図3に対応する。また、図11は、図10に示す上部旋回体3の平面図であり、図4に対応する。なお、図10及び図11では、図の明瞭化のため、ブーム4の図示が一部省略される。また、図11では、画像表示装置40の周辺が透過的に示される。また、図12は、ショベルのコントローラ30と画像表示装置40との接続を示すブロック図であり、図5に対応する。
図10及び図11に示す上部旋回体3は、主に、後方監視カメラ80B、左側方監視カメラ80L、右側方監視カメラ80R、及び右前方監視カメラ80Fで構成される撮像装置80が搭載される点で、後方監視カメラ80Bのみで構成される撮像装置80が搭載される図3及び図4に示す構成と異なるがその他の点では共通する。また、後方監視カメラ80B、左側方監視カメラ80L、及び右側方監視カメラ80Rは、上部旋回体3のカバー3aの形状を形成する同一平面上に配置される。
また、図12に示す画像表示装置40は、主に、後方監視カメラ80B、左側方監視カメラ80L、右側方監視カメラ80R、及び右前方監視カメラ80Fが接続される点、並びに、スイッチパネル42にカメラ画像切換スイッチ42eが含まれる点で、図5に示す画像表示装置40と異なるがその他の点では共通する。そのため、共通点の説明を省略しながら相違点を詳細に説明する。
本実施例では、画像表示装置40は、ショベルが稼働している間は常に後方監視カメラ80Bが撮像した後方カメラ画像を表示する。その上で、画像表示装置40は、左側方監視カメラ80L、右側方監視カメラ80R、及び右前方監視カメラ80Fのうちの何れかが撮像したカメラ画像(以下、「左側方カメラ画像」、「右側方カメラ画像」、又は「右前方カメラ画像」とする。)を追加的に表示する。
カメラ画像切換スイッチ42eは、画像表示部41に表示させるカメラ画像を切り換えるためのスイッチである。例えば、画像表示装置40は、カメラ画像切換スイッチ42eが押下される度に、画像表示部41に表示させるカメラ画像を切り換える。具体的には、画像表示装置40は、後方カメラ画像及び右側方カメラ画像を表示する状態を、後方カメラ画像及び左側方カメラ画像を表示する状態、後方カメラ画像及び右前方カメラ画像を表示する状態等に切り換える。また、画像表示装置40は、後方カメラ画像及び右側方カメラ画像を表示する状態を、後方カメラ画像、右側方カメラ画像、左側方カメラ画像、及び右前方カメラ画像のうちの何れか1つのカメラ画像を表示する状態に切り換えてもよく、そのうちの3つ以上のカメラ画像を表示する状態に切り換えてもよい。
次に、図13を参照して、上部旋回体3に複数の撮像装置が搭載される場合に画像表示装置40の画像表示部41に表示される表示画面について説明する。なお、図13は、画像表示部41に表示される表示画面の構成例を示す図であり、図13の表示画面41VCは、図6の表示画面41Vに対応する。そのため、図13の表示画面41VCの構成要素を表す参照符号は、図6の表示画面41Vにおける対応する構成要素を表す参照符号の末尾に「C」を付して表される。
図13に示すように、表示画面41VCは、左側半分にカメラ画像表示領域41mC1を配置し、右側半分にカメラ画像表示領域41mC2を配置する点で、図6の表示画面41Vと異なる。
カメラ画像表示領域41mC1は、ショベルが稼働している間は常に後方監視カメラ80Bが撮像した後方カメラ画像を表示する。また、カメラ画像表示領域41mC2は、ショベルが稼働している間は常に、左側方監視カメラ80L、右側方監視カメラ80R、又は右前方監視カメラ80Fの何れかが撮像したカメラ画像を表示する。図13に示す実施例では、カメラ画像表示領域41mC1が後方カメラ画像を表示し、カメラ画像表示領域41mC2が右側方カメラ画像を表示している。
また、表示画面41VCは、3つ以上のカメラのそれぞれが撮像したカメラ画像を表示してもよい。この場合、表示画面41VCは、左側方カメラ画像を左側の3分の1に表示し、後方カメラ画像を中央の3分の1に表示し、右側方カメラ画像を右側の3分の1に表示してもよい。また、表示画面41VCは、複数のカメラのそれぞれが撮像した複数のカメラ画像を合成して生成される視点変換画像、鳥瞰画像等の合成画像を表示してもよい。
また、表示画面41VCは、その上縁部分にその他の表示領域41aC〜41iCを配置し、冷却水温表示領域41gC、燃料残量表示領域41hCにおけるセグメント表示が、図の左右方向に沿って伸縮するように配置する。なお、表示画面41VCでは、エンジン作動時間表示領域及び作動油温表示領域が省略されている。
また、図13に示す実施例では、カメラ画像表示領域41mC1、41mC2の下部には、上部旋回体3のカバー3aの後端上縁の画像であるカバー画像41qC1、上部旋回体3のカバー3aの右端上縁の画像であるカバー画像41qC2がそれぞれ含まれる。これにより、画像表示装置40は、カメラ画像表示領域41mC1、41mC2に表示される物体とショベルとの間の距離感を運転者がより容易に掴めるようにする。左側方監視カメラ80L又は右前方監視カメラ80Fが撮像したカメラ画像をカメラ画像表示領域に表示する場合も同様である。具体的には、左側方カメラ画像がカメラ画像表示領域に表示される場合、カメラ画像表示領域の下部には、上部旋回体3のカバー3aの左端上縁の画像であるカバー画像が含まれる。また、右前方カメラ画像がカメラ画像表示領域に表示される場合、カメラ画像表示領域の下部には、上部旋回体3のステップ3b(図10及び図11参照。)の前端上縁の画像である車体画像としてのステップ画像が含まれる。なお、ステップ3bは、運転者等が上部旋回体3によじ登る際に踏み台として用いる車体の一部である。
また、図13に示す実施例では、カメラ画像表示領域41mC1の左下隅に向き表示アイコン41xC1が表示され、カメラ画像表示領域41mC2の右下隅に向き表示アイコン41xC2が表示されている。表示画面41VCに表示される2つのカメラ画像のそれぞれを撮像するカメラの向きとショベルの向きとの相対的関係を運転者に分かり易く伝えるためである。
また、向き表示アイコン41xC1、41xC2は、カバー画像41qC1、41qC2上に重畳表示される。向き表示アイコン41xC1、41xC2の背景色が常に同じになるようにしてその視認性を高めるためである。また、カメラ画像の見たい部分を表示アイコン41xが隠してしまうのを防止するためである。但し、向き表示アイコン41xC1は、カメラ画像表示領域41mC1の右下隅、下部中央、左上隅、右上隅等、左下隅以外の位置に表示されてもよく、カメラ画像表示領域41mC1の外部に表示されてもよい。向き表示アイコン41xC2についても同様である。
以上の構成により、上述の実施例に係るショベルに搭載される画像表示装置40は、向き表示アイコンを表示することによって、表示画面に表示されるカメラ画像が何れのカメラに関するものであるかを運転者により容易に認識させることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例では、向き表示アイコンは、ショベルの上面視の形状を表すショベルアイコン部分と、カメラ画像表示領域に表示されるカメラ画像を撮像したカメラの撮像範囲を表す撮像範囲アイコン部分を含むカメラアイコン部分とを含む。しかしながら、本発明はこの構成に限定されるものではない。
図14は、向き表示アイコンの別の構成例を示す図である。具体的には、図14左図は、カメラ画像表示領域に表示されるカメラ画像を撮像した右側方監視カメラ80Rの向き及び取り付け位置を表す矩形のカメラアイコン部分41xSを含む向き表示アイコン41xを示す。また、図14中央図は、カメラ画像表示領域に表示されるカメラ画像を撮像した右前方監視カメラ80Fの撮像範囲を表す円形の撮像範囲アイコン41xFを含む向き表示アイコン41xを示す。また、図14右図は、カメラ画像表示領域に表示されるカメラ画像を撮像した先端カメラの向き及び取り付け位置を表す矢印形状のカメラアイコン部分と、カメラ画像表示領域に表示されていないカメラ画像を撮像した残りの7つのカメラの向き及び取り付け位置を表す矢印形状のカメラアイコン部分とを含む向き表示アイコン41xを示す。なお、先端カメラは、アタッチメントの先端に取り付けられるカメラである。
このように、カメラアイコン部分は、図14左図及び図14右図に示すように、カメラの向き及び取り付け位置を表すアイコン部分を含む一方で、撮像範囲アイコンを含まない構成であってもよい。
また、ショベルアイコン部分が表すショベルの形状は、正面視、側面視、又は斜面視の形状等、上面視の形状以外の形状であってもよい。なお、ショベルアイコン部分が表すショベルの形状は、ショベルの大まかな形状が分かるものであればよい。
また、向き表示アイコンは、典型的には、カメラ画像表示領域に表示されていないカメラ画像を撮像したカメラに対応するカメラアイコン部分又は撮像範囲アイコン部分を含まないが、それらを含むものであってもよい。この場合、カメラ画像表示領域に表示されるカメラ画像を撮像したカメラに対応するカメラアイコン部分又は撮像範囲アイコン部分と、カメラ画像表示領域に表示されていないカメラ画像を撮像したカメラに対応するカメラアイコン部分又は撮像範囲アイコン部分とは、図14右図に示すように、区別可能な態様で表示される。
また、上述の実施例では、ショベルアイコン部分とカメラアイコン部分(撮像範囲アイコン部分)とが異なる色の組み合わせで表現されるが、運転者が視認し易いものであれば、同じ色で表現されてもよい。また、向き表示アイコンの一部又は全部は点滅表示されてもよい。
また、上述の実施例では、画像表示装置40は、横長の画像表示部41を採用するが、縦長の画像表示部41を採用してもよい。
また、図13の実施例では、画像表示装置40は、横長の表示画面41VCの左側に後方監視カメラ80Bのカメラ画像を画像表示し、その右側に右側方監視カメラ80Rのカメラ画像を画像表示する。しかし、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、画像表示装置40は、2つのカメラ画像表示領域41mC1、41mC2を合わせたカメラ画像表示領域の全域に、何れか1つのカメラ(例えば、後方監視カメラ80Bである。)のカメラ画像のみを表示してもよい。この場合においても、画像表示装置40は、表示画面41VCの上側に燃料の残量状態を画像表示し、表示画面41VCの下側に後方監視カメラ80Bが撮像したカメラ画像を画像表示してもよい。さらに、この場合、画像表示装置40は、縦長の表示画面を用いることで、冷却水温表示領域41gC、燃料残量表示領域41hCにおけるセグメント表示の視認性を高めるようにしてもよい。
また、上述の実施例では、画像表示装置40は、ショベルのキャビン10内に設置されるが、破砕機が取り付けられた高所作業機、エレベータキャブを備えたリフティングマグネット機等の他の建設機械の運転室内に設置されてもよい。高所作業機の運転室内に設置される場合、画像表示装置40は、アタッチメントの先端に前向きに取り付けられたカメラが撮像したカメラ画像を表示してもよい。また、エレベータキャブを備えたリフティングマグネット機の運転室内に設置される場合、画像表示装置40は、エレベータキャブの下部に下向きに取り付けられたカメラが撮像したカメラ画像を表示してもよい。