JP6234481B2 - エネルギー管理装置及びエネルギー管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、設備の消費エネルギーを管理するエネルギー管理装置及びエネルギー管理方法に関する。
近年、複数の設備の消費エネルギーを管理するエネルギー管理システム(EMS:Energy Management System)が注目を浴びている。このようなエネルギー管理システムとしては、住宅に設けられるHEMS(Home Energy Management System)、ビルに設けられるBEMS(Building Energy Management System)、工場に設けられるFEMS(Factory Energy Management System)、店舗に設けられるSEMS(Store Energy Management System)等が挙げられる。
ところで、設備の稼働状況に応じて、設備のメンテナンスのスケジュールを行う技術が提案されている。具体的には、設備の稼働がピークを迎える期間を避けるように、設備のスケジュールが行われている(例えば、特許文献1)。
ところで、複数の設備のそれぞれが、互いに連携しながら所望の動作結果を得るように動作するケースが考えられる。例えば、設備が空調設備であるケースを例に挙げると、複数の空調設備のそれぞれが連携することによって所望の室温が得られる。
しかしながら、メンテナンス又は故障等の事情で、複数の設備のいずれかの動作が停止するケースにおいて、通常通りの運転モードが維持されると、所望の動作結果が得られなくなることが考えられる。
特表2005−502112号公報
第1の特徴は、需要家施設に設けられた複数の設備を管理するエネルギー管理装置であって、前記複数の設備の連携によって所望の動作結果を得るための第1動作パターンを適用して、前記複数の設備を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記第1動作パターンの適用下で前記複数の設備のいずれかの設備である停止対象設備が動作を停止する場合に、前記複数の設備の制御に適用される動作パターンを、前記第1動作パターンから第2動作パターンに変更し、前記第2動作パターンは、前記停止対象設備を除く設備の連携によって得られる動作結果を前記所望の動作結果に近づけるように、前記停止対象設備を除く設備を制御する動作パターンであることを要旨とする。
第2の特徴は、第1の特徴において、前記制御部は、前記第1動作パターンの適用中に前記第1動作パターンを適用すべき設備が前記第1動作パターンの制御と異なる理由で停止する場合に、前記第1動作パターンから第2動作パターンに前記動作パターンを変更することを要旨とする。
第3の特徴は、第1の特徴において、前記制御部は、前記複数の設備が配置される空間における前記停止対象設備の位置に応じて、前記第2動作パターンを設定することを要旨とする。
第4の特徴は、第3の特徴において、前記制御部は、前記第1動作パターンと前記第2動作パターンとの間で、前記複数の設備のうち前記停止対象設備と位置的に近い設備の制御を異ならせることを要旨とする。
第5の特徴は、第1から第4の特徴のいずれかにおいて、前記制御部は、前記複数の設備が配置される空間における前記停止対象設備に対応付けられた用途に応じて、前記第2動作パターンを設定することを要旨とする。
第6の特徴は、第5の特徴において、前記制御部は、前記第1動作パターンと前記第2動作パターンとの間で、前記複数の設備のうち、前記停止対象設備と同じ用途の設備の制御を異ならせることを要旨とする。
第7の特徴は、第1から第4の特徴のいずれかにおいて、前記需要家施設は店舗であり、前記制御部は、前記複数の設備が配置される空間における前記停止対象設備に対応付けられた売場種別に応じて、前記第2動作パターンを設定することを要旨とする。
第8の特徴は、第5の特徴において、前記制御部は、前記第1動作パターンと前記第2動作パターンとの間で、前記複数の設備のうち前記停止対象設備と同じ売場種別の設備の制御を異ならせることを要旨とする。
第9の特徴は、第1から第6の特徴のいずれかにおいて、前記制御部は、前記停止対象設備が動作を停止する停止期間を示す情報を取得し、前記停止期間において前記第2動作パターンを前記第1動作パターンに変更することを要旨とする。
第10の特徴は、第1から第7の特徴において、前記複数の設備はそれぞれ空調設備であることを要旨とする。
第11の特徴は、需要家施設に設けられた複数の設備を管理するエネルギー管理方法であって、前記複数の設備の連携によって所望の動作結果を得るための第1動作パターンを適用して、前記複数の設備を制御するステップαと、前記第1動作パターンの適用下で前記複数の設備のいずれかの設備である停止対象設備が動作を停止する場合に、前記複数の設備の制御に適用される動作パターンを、前記第1動作パターンから第2動作パターンに変更するステップβとを備え、前記第2動作パターンは、前記停止対象設備を除く設備の連携によって得られる動作結果を前記所望の動作結果に近づけるように、前記停止対象設備を除く設備を制御する動作パターンであることを要旨とする。
図1は、第1実施形態に係るエネルギー管理システム100を示す図である。 図2は、第1実施形態に係るサーバ電力管理装置40を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る動作パターンを説明するための図である。 図4は、第1実施形態に係る動作パターンを説明するための図である。 図5は、第1実施形態に係る動作パターンを説明するための図である。 図6は、第1実施形態に係る動作パターンを説明するための図である。 図7は、第1実施形態に係る動作パターンを説明するための図である。 図8は、第1実施形態に係る動作パターンを説明するための図である。 図9は、第1実施形態に係る動作パターンを説明するための図である。 図10は、第1実施形態に係る動作パターンを説明するための図である。 図11は、第1実施形態に係る動作パターンを説明するための図である。 図12は、第1実施形態に係る動作パターンを説明するための図である。 図13は、第1実施形態に係る動作パターンを説明するための図である。 図14は、第1実施形態に係るエネルギー管理方法を示す図である。
以下において、実施形態に係るエネルギー管理システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に係るエネルギー管理装置は、需要家施設に設けられた複数の設備を管理する。前記エネルギー管理装置は、前記複数の設備の連携によって所望の動作結果を得るための第1動作パターンを適用して、前記複数の設備を制御する制御部を備える。前記制御部は、前記第1動作パターンの適用下で前記複数の設備のいずれかの設備である停止対象設備が動作を停止する場合に、前記複数の設備の制御に適用される動作パターンを、前記第1動作パターンから第2動作パターンに変更する。前記第2動作パターンは、前記停止対象設備を除く設備の連携によって得られる動作結果を前記所望の動作結果に近づけるように、前記停止対象設備を除く設備を制御する動作パターンである。
実施形態では、エネルギー管理装置は、停止対象設備の動作が停止する場合に、第1動作パターンから第2動作パターンに動作パターンを変更することによって、複数のいずれかの設備の動作が停止しても、所望の動作結果が得られない事態を回避することができる。
[第1実施形態]
(エネルギー管理システム)
以下において、第1実施形態に係るエネルギー管理システムについて説明する。
図1に示すように、エネルギー管理システム100は、複数の設備10と、複数のセンサ20と、複数のローカル電力管理装置30と、サーバ電力管理装置40と、設備管理装置50とを有する。エネルギー管理システム100は、例えば、店舗などの需要家施設に設けられる。
第1実施形態では、エネルギー管理システムの一例として、電力を管理するシステムについて主として例示する。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではなく、エネルギー管理システム100は、電力以外のエネルギー(例えば、ガス等)を管理してもよい。従って、「電力」は、「エネルギー」と読み替えてもよい。
設備10は、電力又はガスなどのエネルギーを消費する設備である。設備10は、例えば、空調、照明、冷ケースなどである。例えば、設備10Aは、施設Aに設けられており、設備10Bは、施設Bに設けられる。施設A及び施設Bは、例えば、同一の資本グループによって運営される。
第1実施形態においては、設備10は、自動制御によって制御可能な設備10と、後述する自動制御によって制御不可能な設備10とを含んでいてもよい。設備10の自動制御とは、各施設において所定期間(例えば、30分)の消費電力の累積値が所定閾値(目標値)を超えないように制御する処理である。或いは、設備10の自動制御とは、消費電力の合計値が所定閾値(目標値)を超えないように設備10の消費電力を自動的に制御する処理である。
センサ20は、設備10の管理に必要な情報を検出する。例えば、センサ20は、設備10の消費電力を検出する電力センサである。また、設備10が空調である場合には、センサ20は、空調が設けられる空間(エリア)又は施設の外気の温度を検出する温度センサ、空調が設けられる空間(エリア)又は施設の外気の湿度を検出する湿度センサである。設備10が照明である場合には、センサ20は、照明が設けられる空間(エリア)の照度を検出する照度センサである。設備10が冷ケースである場合には、センサ20は、冷ケース内の温度を検出する温度センサである。例えば、センサ20Aは、施設Aに設けられており、センサ20Bは、施設Bに設けられる。
ローカル電力管理装置30は、LAN80によって接続される設備10を管理する。具体的には、ローカル電力管理装置30は、LAN80によって設備10及びセンサ20に接続されており、センサ20によって検出される情報に基づいて、設備10の消費電力を管理する。例えば、ローカル電力管理装置30Aは、施設Aに設けられており、LAN80Aによって接続される設備10Aを管理する。ローカル電力管理装置30Bは、施設Bに設けられており、LAN80Bによって接続される設備10Bを管理する。
第1実施形態において、ローカル電力管理装置30は、サーバ電力管理装置40から受信する制御信号に応じて、設備10の動作パターンを制御する。
サーバ電力管理装置40は、WAN90を介して各ローカル電力管理装置30と接続されており、各ローカル電力管理装置30を介して、設備10の消費電力を管理する。詳細には、サーバ電力管理装置40は、互いに連携する複数の設備10を管理する。サーバ電力管理装置40は、複数の設備10のそれぞれの連携によって所望の動作結果を得るように複数の設備10を制御する動作パターン(以下、第1動作パターン)の適用を複数の設備10に指示する。
ここで、互いに連携する複数の設備10とは、例えば、同一の施設に設けられており、所定エリアの室温を調節する空調である。或いは、互いに連携する複数の設備10とは、例えば、同一の売り場に設けられており、所定エリアのケース内温度を調節する冷ケースである。
また、所望の動作結果とは、ユーザ等が予め設定する結果である。例えば、設備10が空調であるケースを例に挙げると、所望の動作結果は、複数の空調によって室温を所望の温度に近づけることである。或いは、設備10が冷ケースであるケースを例に挙げると、所望の動作結果とは、複数の冷ケースにおいてケース内温度を所望の温度に近づけることである。
設備管理装置50は、設備10の保守情報を管理する。保守情報は、設備10の交換又は設備10の補修等の保守の履歴である。或いは、設備10の交換又は設備10の補修等の保守の計画である。保守情報は、設備10の保守を担当する保守業者によって登録される。
(エネルギー管理装置)
以下において、第1実施形態に係るエネルギー管理装置について説明する。図2に示すように、サーバ電力管理装置40は、エネルギー管理装置の一例である。
図2に示すように、サーバ電力管理装置40は、通信部41と、格納部42と、制御部43とを有する。
通信部41は、WAN90を介して通信を行う通信モジュールである。通信部41は、ローカル電力管理装置30から、設備10の動作状態及びセンサ20によって検出された情報を受信する。通信部41は、ローカル電力管理装置30に対して、設備10の動作を制御するための制御信号を送信する。
格納部42は、ローカル電力管理装置30から受信する情報を格納する。例えば、格納部42は、設備10の消費電力を累積的に格納する。或いは、格納部42は、設備10に対する制御履歴(制御信号の履歴等)を格納する。
制御部43は、サーバ電力管理装置40を管理する。例えば、制御部43は、複数の設備10のそれぞれの連携によって所望の動作結果を得るように複数の設備10を制御する動作パターン(以下、第1動作パターン)の適用を複数の設備10に指示する。具体的には、制御部43は、第1動作パターンを示す制御信号の送信を通信部41に指示することによって、第1動作パターンの適用を複数の設備10に指示する。
第1実施形態において、制御部43は、複数の設備10のいずれかの設備10である停止対象設備が動作を停止する場合に、複数の設備10に適用される動作パターンを、第1動作パターンから第2動作パターンに変更する。第2動作パターンは、停止対象設備を除く設備10の連携によって得られる動作結果を所望の動作結果に近づけるように、停止対象設備を除く設備10を制御する動作パターンである。
ここで、動作パターンは、複数の設備10を複数のグループにグルーピングする方法であってもよい。或いは、動作パターンは、各設備10の設定能力であってもよい。或いは、動作パターンは、グループに属する複数の設備10を順にオンにする制御(輪番制御)において、各設備10をオンにする期間であってもよい。
ここで、制御部43は、停止対象設備が動作を停止する停止期間を示す情報を取得し、停止期間において、第1動作パターンを第2動作パターンに変更し、第2動作パターンを第1動作パターンに変更することが好ましい。例えば、制御部43は、停止期間を開始するタイミングで第1動作パターンを第2動作パターンに変更し、停止期間を終了するタイミングで第2動作パターンを第1動作パターンに変更してもよい。停止期間は、設備管理装置50に登録されており、制御部43は、設備管理装置50から停止期間を取得してもよい。制御部43は、ローカル電力管理装置30から受信する設備10の動作状態から停止期間を取得(特定)してもよい。
第1実施形態において、第2動作パターンの設定方法としては、以下に示す方法が考えられる。
第1に、設備10の位置に応じて複数の設備10が複数のグループにグルーピングされているケースについて考える。このようなケースにおいて、制御部43は、複数の設備10が配置される空間における停止対象設備の位置に応じて、第2動作パターンを設定してもよい。詳細には、制御部43は、停止対象設備の位置に応じて、停止対象設備が属するグループの周辺に設けられる周辺グループを特定する。制御部43は、周辺グループに属する設備10の設定能力を第1動作パターンよりも強化する第2動作パターンを設定する。或いは、制御部43は、周辺グループに属する設備10を停止対象設備が属するグループに組み込む第2動作パターンを設定する。このような場合には、周辺グループに属する設備10は、周辺グループから除外される。
第2に、複数の設備10のそれぞれには、複数の設備10が配置される空間における設備10の位置に応じて用途が対応付けられているケースについて考える。このようなケースにおいて、制御部43は、停止対象設備に対応付けられた用途に応じて、第2動作パターンを変更する。詳細には、停止対象設備に対応付けられた用途において、設備10の連携によって得られる動作結果に対する要求がシビアである場合に、制御部43は、周辺グループに属する設備10の設定能力を第1動作パターンよりも強化する第2動作パターンを設定する。或いは、制御部43は、停止対象設備に対応付けられた用途において、設備10の連携によって得られる動作結果に対する要求がシビアである場合に、周辺グループに属する設備10を停止対象設備が属するグループに組み込む第2動作パターンを設定する。このような場合には、周辺グループに属する設備10は、周辺グループから除外される。一方で、停止対象設備に対応付けられた用途において、設備10の連携によって得られる動作結果に対する要求がルーズである場合に、制御部43は、停止対象設備が属するグループから停止対象設備を除外する第2動作パターンを設定する。
第3に、グループに属する複数の設備10を順にオンにする制御(輪番制御)が適用されるケースについて考える。このようなケースにおいて、制御部43は、停止対象設備が属するグループに属する他の設備10をオンにする期間を延長することによって、停止対象設備をオンにすべきであった期間の能力不足を補うように第2動作パターンを設定する。
(動作パターン)
以下において、第1実施形態に係る動作パターンについて説明する。
以下においては、店舗に設けられており、互いに連携する複数の空調を例に挙げて、空調の動作パターンについて説明する。複数の空調は、複数のグループにグルーピングされる。複数の空調のそれぞれには、複数の空調が配置される空間(店内)における空調の位置に応じて用途が対応付けられている。
具体的には、図3〜図13に示すように、設備10として、空調#1−1〜空調#1−2、空調#2−1〜空調#2−2、空調#3−1〜空調#3−4、空調#4−1〜空調#4−3、空調#5−1〜空調#5−3が設けられる。
空調#1−1及び空調#5−1の用途は、「鮮魚」エリアの室温の調節であり、空調#5−2の用途は、「精肉」エリアの室温の調節である。「鮮魚」及び「精肉」は、冷蔵が必要な商品であるため、「鮮魚」エリア及び「精肉」エリアは、空調の連携によって得られる動作結果(室温の調節結果)に対する要求がシビアである。
空調#2−1及び空調#5−3の用途は、「デイリー」エリアの室温の調節であり、空調#1−2の用途は、「青果」エリアの室温の調節であり、空調#2−1の用途は、「惣菜」エリアの室温の調節である。「デイリー」エリア、「青果」エリア及び「惣菜」エリアは、「鮮魚」エリア及び「精肉」エリアと比べて、空調の連携によって得られる動作結果(室温の調節結果)に対する要求がルーズであってもよい。
空調#4−1〜空調#4−3の用途は、「日用品」エリアの室温の調節である。「日用品」エリアは、「デイリー」エリア、「青果」エリア及び「惣菜」エリアと比べて、空調の連携によって得られる動作結果(室温の調節結果)に対する要求がルーズであってもよい。
空調#5−1〜空調#5−3の用途は、「レジ上」エリアの室温の調節である。「レジ上」エリアは、「日用品」エリアと比べて、空調の連携によって得られる動作結果(室温の調節結果)に対する要求がルーズであってもよい。
(第1動作パターン)
第1動作パターンにおいて、複数の空調のそれぞれの連携によって所望の動作結果を得るように、複数の空調が複数のグループにグルーピングされている。詳細には、空調#1−1〜空調#1−2は、グループG1にグルーピングされ、空調#2−1〜空調#2−1は、グループG2にグルーピングされ、空調#3−1〜空調#3−4は、グループG3にグルーピングされ、空調#4−1〜空調#4−3は、グループG4にグルーピングされ、空調#5−1〜空調#5−3は、グループG5にグルーピングされる。
このようなグルーピング下において、各空調の設定能力(設定温度)が最適化されている。所望の動作結果(設定温度)は、目標消費電力、商品の品質維持及びQoL(Quality of Life)等の要素によって予め定められる。
例えば、グループ毎に、空調の設定温度が異なっている。グループG1、グループG2、グループG5では、各グループに属する空調が同時に動作することによって、室温の調節が優先される。一方で、グループG3及びグループG4では、各グループに属する空調を順にオンにする制御(輪番制御)が適用される。
(第2動作パターンA)
第2動作パターンAでは、図4に示すように、上述した第1動作パターンを実行しているときに、空調#4−1(停止対象設備)の動作が停止するケースについて例示する。空調#4−1が停止する停止期間は、上述したように、設備管理装置50から取得されてもよく、ローカル電力管理装置30から受信する設備10の動作状態から取得されてもよい。
サーバ電力管理装置40は、空調#4−1に対応付けられている用途(すなわち、「日用品」エリア)を特定する。サーバ電力管理装置40は、「日用品」エリアにおいて空調の連携によって得られる動作結果(室温の調節結果)に対する要求がルーズであるため、図5に示すように、空調#4−1が属するグループG4から空調#4−1を除外する第2動作パターンAを設定する。すなわち、第2動作パターンAでは、新たなグループG4−1が作成される。
上述したように、サーバ電力管理装置40は、空調#4−1が動作を停止する停止期間を示す情報を取得し、停止期間を開始するタイミングで第1動作パターンを第2動作パターンAに変更し、停止期間を終了するタイミングで第2動作パターンAを第1動作パターンに変更してもよい。
(第2動作パターンB)
第2動作パターンBでは、図6に示すように、上述した第1動作パターンを実行しているときに、空調#5−2(停止対象設備)の動作が停止するケースについて例示する。空調#5−2が停止する停止期間は、上述したように、設備管理装置50から取得されてもよく、ローカル電力管理装置30から受信する設備10の動作状態から取得されてもよい。
サーバ電力管理装置40は、空調#5−2に対応付けられている用途(すなわち、「精肉」エリア)を特定する。サーバ電力管理装置40は、空調#5−2の位置に応じて、空調#5−2が属するグループの周辺に設けられる周辺グループ(ここでは、グループG4)を特定する。サーバ電力管理装置40は、「精肉」エリアにおいて空調の連携によって得られる動作結果(室温の調節結果)に対する要求がシビアであるため、図7に示すように、グループG4に属する空調#4−2をグループG5に組み込む第2動作パターンBを設定する。一方で、グループG4に属する空調#4−2は、グループG4から除外される。すなわち、第2動作パターンBでは、新たなグループG4−2及び新たなグループG5−2が作成される。
さらに、サーバ電力管理装置40は、空調#5−2の位置に応じて、空調#5−2が属するグループの周辺に設けられる周辺グループ(ここでは、グループG1及びグループG2)を特定する。サーバ電力管理装置40は、空調#5−2の動作停止に伴う室温の調節機能の低下を補うために、グループG1に属する空調#1−1及びグループG2に属する空調#2−1の設定能力(設定温度)を変更する。ここでは、「精肉」エリアは冷却が要求されるエリアであるため、サーバ電力管理装置40は、第1動作パターンと比べて、空調#1−1及び空調#2−1の設定温度を下げる。
なお、グループG5−2に属する空調の設定能力(設定温度)を変更することも考えられるが、空調#5−2の動作の停止に伴って、グループG5−2に属する空調の負荷が大きいため、周辺グループに属する空調の設定能力(設定温度)を変更することが好ましい。
上述したように、サーバ電力管理装置40は、空調#5−2が動作を停止する停止期間を示す情報を取得し、停止期間を開始するタイミングで第1動作パターンを第2動作パターンBに変更し、停止期間を終了するタイミングで第2動作パターンBを第1動作パターンに変更してもよい。
(第2動作パターンC)
第2動作パターンCでは、図8に示すように、上述した第1動作パターンを実行しているときに、空調#3−1及び空調#3−4(停止対象設備)の動作が停止するケースについて例示する。空調#3−1及び空調#3−4が停止する停止期間は、上述したように、設備管理装置50から取得されてもよく、ローカル電力管理装置30から受信する設備10の動作状態から取得されてもよい。
サーバ電力管理装置40は、空調#3−1及び空調#3−4に対応付けられている用途(すなわち、「レジ上」エリア)を特定する。サーバ電力管理装置40は、「レジ上」エリアにおいて空調の連携によって得られる動作結果(室温の調節結果)に対する要求がルーズであるため、図9に示すように、空調#3−1及び空調#3−4が属するグループG3から空調#3−1及び空調#3−4を除外する第2動作パターンCを設定する。すなわち、第2動作パターンCでは、新たなグループG3−3が作成される。
上述したように、サーバ電力管理装置40は、空調#3−1及び空調#3−4が動作を停止する停止期間を示す情報を取得し、停止期間を開始するタイミングで第1動作パターンを第2動作パターンCに変更し、停止期間を終了するタイミングで第2動作パターンCを第1動作パターンに変更してもよい。
(第2動作パターンD)
第2動作パターンDでは、グループに属する複数の空調を順にオンにする制御(輪番制御)において、各空調をオンにする期間について説明する。ここでは、空調#1〜空調#3の輪番制御について例示する。なお、図10〜図13は、各空調のオン状態とオフ状態との変動を時系列に抽象化して示したものである。横軸が時間の経過を示しており、矩形波のHiがオン状態、Lowがオフ状態を意味している。
第1に、第1動作パターンの輪番制御において、各空調をオンにする期間について、図10を参照しながら説明する。第1動作パターンにおいて、サーバ電力管理装置40は、図10に示すように、空調#1〜空調#3のいずれかの空調がオンになるように、空調#1〜空調#3をオンにする期間を設定する。
第2に、第1動作パターンを実行しているときに、空調#2の動作が停止するケースについて、図11を参照しながら説明する。図11に示すように、第1動作パターンを変更しない場合には、本来ならば空調#1及び空調#3がオフかつ空調#2がオンといタイミングであっても空調#2が単純に停止することとなるため、このタイミングでは全ての空調が停止している状態となってしまう。そのため、空調全体としての能力が不足することとなってしまう事態が生じ得る。
第3に、第1動作パターンを実行しているときに、空調#2の動作が停止する場合に、第1動作パターンを第2動作パターンDに変更するケースについて、図12を参照しながら説明する。サーバ電力管理装置40は、図12に示すように、空調#2(停止対象設備)が属するグループに属する他の空調(空調#1及び空調#3)をオンにする期間を延長することによって、空調#2をオンにすべきであった期間の能力不足を補うように第2動作パターンDを設定する。図12に示す例では、サーバ電力管理装置40は、空調#1及び空調#3をオンにする期間を均等に延長する。
第4に、図12に示す制御の変更例について、図13を参照しながら説明する。図13に示す例では、サーバ電力管理装置40は、空調#1をオンにする期間を延長することによって、空調#2をオンにすべきであった期間の能力不足を補うように第2動作パターンDを設定する。すなわち、図13に示す例では、空調#3をオンにする期間を変更せずに、空調#1をオンにする期間を延長する。或いは、必要に応じて、空調#3をオンにする期間を短縮して、空調#1をオンにする期間をさらに延長してもよい。
例えば、図5に示すように、グループG4に属する空調(すなわち、「日用品」エリアに設けられる空調)については、図12又は図13に示すように、空調をオンにする期間が延長されてもよい。一方で、図9に示すように、グループG3に属する空調(すなわち、「レジ上」エリアに設けられる空調)については、図11に示すように、空調をオンにする期間が延長されなくてもよい。
上述した制御部43の動作は、以下のように読み替えられてもよい。具体的には、制御部43は、上述した第2動作パターンBに示すように、第1動作パターンと第2動作パターンとの間で、複数の設備のうち停止対象設備と位置的に近い設備の制御を異ならせてもよい。
或いは、制御部43は、上述した第2動作パターンA〜Dに示すように、第1動作パターンと第2動作パターンとの間で、複数の設備のうち停止対象設備と同じ用途の設備(例えば、空調)の制御を異ならせてもよい。
或いは、制御部43は、上述した第2動作パターンA〜Cに示すように、複数の設備が配置される空間における停止対象設備に対応付けられた売場種別(例えば、日用品、精肉、レジ上)に応じて、第2動作パターンを設定してもよい。
或いは、制御部43は、上述した第2動作パターンA,Cに示すように、第1動作パターンと第2動作パターンとの間で、複数の設備のうち停止対象設備と同じ売場種別の設備の制御をことならせてもよい。
ここで、制御部43は、第1動作パターンの適用中に第1動作パターンを適用すべき設備が第1動作パターンの制御と異なる理由(例えば、制御対象設備の故障、或いは、ユーザ操作に伴う制御対象設備の強制停止など)で停止する場合に、第1動作パターンから第2動作パターンに動作パターンを変更してもよい。これによって、第1動作パターンの制御と異なる理由で設備が停止した場合であっても、第1動作パターンから第2動作パターンに切り替えることによって、第1動作パターンによって得られる動作結果に近い動作結果が得られる。
(エネルギー管理方法)
以下において、第1実施形態に係るエネルギー管理方法について説明する。図14は、第1実施形態に係るエネルギー管理方法を示す図である。ここで、図14は、サーバ電力管理装置40の処理を示すフロー図である。
図14に示すように、ステップS10において、サーバ電力管理装置40は、複数の設備10のそれぞれの連携によって所望の動作結果を得るように複数の設備10を制御する第1動作パターンを適用する。すなわち、サーバ電力管理装置40は、第1動作パターンの適用を複数の設備10に指示する。
ステップS20において、サーバ電力管理装置40は、複数の設備10のいずれかの設備10の動作停止を検出する。詳細には、サーバ電力管理装置40は、設備管理装置50又はローカル電力管理装置30から受信する設備10の動作状態から取得する停止期間によって、設備10の動作停止を検出する。
ステップS30において、サーバ電力管理装置40は、複数の設備10に適用される動作パターンを、第1動作パターンから第2動作パターンに変更する。第2動作パターンは、上述したように、停止対象設備を除く設備10の連携によって得られる動作結果を所望の動作結果に近づけるように、停止対象設備を除く設備10を制御する動作パターンである。
以上説明したように、第1実施形態では、サーバ電力管理装置40は、停止対象設備の動作が停止する場合に、第1動作パターンから第2動作パターンに動作パターンを変更することによって、複数のいずれかの設備の動作が停止しても、所望の動作結果が得られない事態を回避することができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、サーバ電力管理装置40が複数のローカル電力管理装置30を集中的に管理するケースについて例示した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、各ローカル電力管理装置30は、自立分散的に、複数の設備10に適用する動作パターンを変更してもよい。
実施形態では、空調の動作パターンの変更について主として説明したが、実施形態は、これに限定されるものではない。上述した動作パターンの変更は、冷ケース等に適用されてもよい。
実施形態では特に触れていないが、蓄電池の動作の停止が予定されている場合に、蓄電池の動作を停止する停止期間よりも前に、蓄電池に対する蓄電を中止することが好ましい。蓄電池の停止期間においては、設備の消費電力を削減することによって、蓄電池によって賄う予定であった電力の省電力化を図ることが好ましい。
なお、日本国特許出願第2014−4667号(2014年1月14日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
実施形態によれば、複数の設備のそれぞれが互いに連携している場合において、複数のいずれかの設備の動作が停止しても、所望の動作結果が得られない事態を回避することを可能とするエネルギー管理装置及びエネルギー管理方法を提供することができる。

Claims (9)

  1. 店舗に設けられた複数の設備を管理するエネルギー管理装置であって、
    前記複数の設備の連携によって所望の動作結果を得るための第1動作パターンを適用して、前記複数の設備を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記第1動作パターンの適用下で前記複数の設備のいずれかの設備である停止対象設備が動作を停止する場合に、前記複数の設備の制御に適用される動作パターンを、前記第1動作パターンから第2動作パターンに変更し、
    前記第2動作パターンは、前記停止対象設備を除く設備の連携によって得られる動作結果を前記所望の動作結果に近づけるように、前記停止対象設備を除く設備を制御する動作パターンであり、
    前記制御部は、前記複数の設備が配置される空間における前記停止対象設備に対応付けられた売場種別に応じて、前記第2動作パターンを設定することを特徴とするエネルギー管理装置。
  2. 前記制御部は、前記第1動作パターンの適用中に前記第1動作パターンを適用すべき設備が前記第1動作パターンの制御と異なる理由で停止する場合に、前記第1動作パターンから第2動作パターンに前記動作パターンを変更することを特徴とする請求項1に記載のエネルギー管理装置。
  3. 前記制御部は、前記複数の設備が配置される空間における前記停止対象設備の位置に応じて、前記第2動作パターンを設定することを特徴とする請求項1に記載のエネルギー管理装置。
  4. 前記制御部は、前記第1動作パターンと前記第2動作パターンとの間で、前記複数の設備のうち前記停止対象設備と位置的に近い設備の制御を異ならせることを特徴とする請求項3に記載のエネルギー管理装置。
  5. 前記制御部は、前記複数の設備が配置される空間における前記停止対象設備に対応付けられた用途に応じて、前記第2動作パターンを設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のエネルギー管理装置。
  6. 前記制御部は、前記第1動作パターンと前記第2動作パターンとの間で、前記複数の設備のうち、前記停止対象設備と同じ用途の設備の制御を異ならせることを特徴とする請求項5に記載のエネルギー管理装置。
  7. 前記制御部は、前記停止対象設備が動作を停止する停止期間を示す情報を取得し、前記停止期間において前記第2動作パターンを前記第1動作パターンに変更することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のエネルギー管理装置。
  8. 前記複数の設備はそれぞれ空調設備であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のエネルギー管理装置。
  9. 店舗に設けられた複数の設備を管理するエネルギー管理方法であって、
    前記複数の設備の連携によって所望の動作結果を得るための第1動作パターンを適用して、前記複数の設備を制御するステップαと、
    前記第1動作パターンの適用下で前記複数の設備のいずれかの設備である停止対象設備が動作を停止する場合に、前記複数の設備の制御に適用される動作パターンを、前記第1動作パターンから第2動作パターンに変更するステップβとを備え、
    前記第2動作パターンは、前記停止対象設備を除く設備の連携によって得られる動作結果を前記所望の動作結果に近づけるように、前記停止対象設備を除く設備を制御する動作パターンであり、
    前記ステップβは、前記複数の設備が配置される空間における前記停止対象設備に対応付けられた売場種別に応じて、前記第2動作パターンを設定するステップを含むことを特徴とするエネルギー管理方法。
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