JP6235260B2 - 天井材および天井材の施工方法 - Google Patents
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しかしながら、近年樹脂発泡体が開発され、石膏ボードから樹脂発泡体への変更が進んでいる。当該樹脂発泡体を突き合わせて天井材を形成する場合、天井材の付き合わせ面がずれる場合があった。また、ビス等で固定を行なう場合、ビスが一列に配設されず、乱れた状態に陥り易かった。さらに、断熱発泡体を介して下地にビスを打ち込む際、ビス頭がめり込み(樹脂発泡体がビスよりも弱いため)、外観を大きく損なうおそれがあるなど、いずれも施工を行う労働者に負担がかかっていた。
一局面に従う天井材は、建物の天井に配設される天井材であって、野縁と、少なくとも片面に不燃補強面が形成された樹脂発泡体からなる天井ボードと、野縁に取り付けられ、かつ天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材と、を含むものである。
ここで、化粧材とは、ジョイナーと呼ばれる固定部材、L字状部材等、その他任意の固定部材を意味する。また、樹脂発泡体は、ポリスチレン、ポリエチレン、フェノール樹脂、硬質ウレタン等の弾性変形して圧縮可能な発泡樹脂材料を含む。
さらに、天井ボードは、フェノール樹脂発泡体からなる場合、断熱性、軽量性を高く維持することができる。
また、化粧材を用いることにより、天井ボードの取換え、取り外しが容易となる。さらに、天井ボードにねじ止めするのではなく、化粧材を野縁にねじ止めすることで、ねじ止め作業が容易となる。その結果、ねじ止めによる天井ボードの破損または変形を防止することができる。
天井材は、一局面に従う天井材において、化粧材が、ハット型ジョイナーからなってもよい。
すなわち、1のハット型ジョイナーにより複数の天井ボードの辺を支持することができる。また、ハット型ジョイナーの凹部分を用いてねじ止めすることで、ねじ頭の目立ちを防止することができる。
天井材は、一局面に従う天井材において、化粧材が、I型ジョイナーからなってもよい。
第2の発明にかかる天井材は、一局面に従う天井材において、不燃補強面が、天井を有する室内側に配設されてもよい。
天井材は、一局面に従う天井材において、化粧材が、樹脂からなってもよい。
天井材は、一局面に従う天井材において、化粧材が、金属からなってもよい。
第3の発明にかかる天井材は、一局面に従うまたは第2の発明にかかる天井材であって、天井ボードが、少なくとも片面に非透湿系面が形成されてもよい。
第4の発明にかかる天井材は、一局面から第3の発明のいずれかにかかる天井材において、支持部の鉛直方向長さは、天井ボードの厚みよりも大きく、かつ天井ボードの厚みの2倍以下であってもよい。なお、2倍よりも大きい場合には、天井ボードが落下し易いという問題がある。
化粧材の支持部の鉛直方向長さは、天井ボードの厚みよりも1mm以上8mm以下の範囲で大きくてもよい。
なお、上記の化粧材の支持部の鉛直方向長さには、化粧材を形成する部材の板厚は、含まれないものとする。
第5の発明にかかる天井材は、一局面から第4の発明のいずれかにかかる天井材において、一の化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部と、他の化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部との間隔は、天井ボードの水平方向長さよりも大きく、かつ当該長さに化粧材の支持部の水平方向の長さの50%未満を足した長さ以下であってもよい。
なお、上記間隔および長さには、化粧材を形成する部材の板厚は、含まれないものとする。
天井材において、一の化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部と、他の化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部との間隔は、天井ボードの水平方向長さよりも1mm以上8mm未満の長さで大きくてもよい。なお、上記間隔および長さには、化粧材を形成する部材の板厚は、含まれないものとする。
第6の発明にかかる天井材は、一局面から第3の発明のいずれかにかかる天井材において、支持部の鉛直方向長さは、天井ボードの厚みよりも小さいものである。
第7の発明にかかる天井材は、一局面から第3、第6の発明のいずれかにかかる天井材において、一の化粧材と、他の化粧材との間隔は、天井ボードの水平方向長さよりも小さくてもよい。
他の局面に従う天井材の施工方法は、建物の天井に配設される天井材の施工方法であって、野縁に天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材を取り付ける取り付け工程と、少なくとも片面に不燃補強面が形成されたフェノール樹脂発泡体からなる天井ボードを支持部に取り付けるための取り付け工程と、を含むものである。
さらに、天井ボードは、フェノール樹脂発泡体からなるので、断熱性、軽量性を高く維持することができる。
第9の発明にかかる天井材の施工方法は、他の局面に従う天井材の施工方法において、化粧材を取り付ける取り付け工程は、天井ボードの少なくとも一辺を支持するための一の化粧材を取り付ける第1取り付け工程と、天井ボードを支持部に取り付けるための取り付け工程の後、天井ボードの他辺を支持するための他の化粧材を取り付ける第2の取り付け工程と、を含み、第2の取り付け工程は、一の化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部と、他の化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部との間隔が、天井ボードの水平方向長さよりも大きく、かつ当該長さに化粧材の支持部の水平方向の長さの50%未満を足した長さ以下の条件を満たすように、他の化粧材を設けてもよい。なお、上記間隔および長さには、化粧材を形成する部材の板厚は、含まれないものとする。
天井材の施工方法は、他の局面に従う天井材の施工方法において、化粧材を取り付ける取り付け工程は、天井ボードの少なくとも一辺を支持するための一の化粧材を取り付ける第1取り付け工程と、天井ボードを支持部に取り付けるための取り付け工程の後、天井ボードの他辺を支持するための他の化粧材を取り付ける第2の取り付け工程と、を含み、第2の取り付け工程は、一の化粧材との間隔が、天井ボードの水平方向長さよりも1mm以上8mm未満の長さで大きい位置に他の化粧材を取り付けてもよい。
第10の発明にかかる天井材の施工方法は、他の局面に従う天井材の施工方法において、化粧材を取り付ける取り付け工程は、天井ボードの少なくとも一辺を支持するための一の化粧材を取り付ける第1取り付け工程と、天井ボードを支持部に取り付けるための取り付け工程の後、天井ボードの他辺を支持するための他の化粧材を取り付ける第2の取り付け工程と、を含み、第2の取り付け工程は、一の化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部と、他の化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部との間隔が、天井ボードの水平方向長さよりも小さい位置に取り付けてもよい。
図1および図2に示すように、天井材100は、野縁200、ジョイナー300、および天井ボード500を有する。
図1に示すように、本実施の形態において、野縁200は、一方向(Y方向)に延在し、所定の間隔で平行に配設される。また、野縁200と隣接配置される野縁200との間に、野縁200(ダブル野縁)の断面積が約半分の大きさからなる野縁210(シングル野縁)が平行に配設される。
これらの野縁200,210および220は、JISG3302(溶融亜鉛めっき鋼板および鋼帯)SGCCZ12または、JISG3321溶融55%アルミニウム−亜鉛合金めっき鋼板および鋼帯SGLCCAZ90と同等以上の材質からなるがこれに限定されるものではない。
次いで、図4は、ジョイナー300の一例を示す模式図である。
0.1mm未満または0.05%未満の場合には、天井ボード500の圧縮が不十分であり、気密性を十分維持することができないからであり、2mm超過または10%超過の場合には、天井ボード500を押しつぶす量が多くなり、L字状部320に取り付ける作業が困難となるからである。
また、本実施の形態におけるジョイナー300は、一の材質からなることとしたが、これに限定されず、複数の素材からなってもよく、その他、樹脂または難燃性樹脂からなってもよい。
また、ジョイナー300は、熱硬化性樹脂または熱可塑性樹脂等からなってもよく、例えばABS樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン、変性ポリフェニレンオキサイド、ポリアミド、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ベークライト、MCナイロン、フッ素樹脂、テフロン(登録商標)、ポリカーボネイト、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブチレンテレフタレート、変成PPE、PPS、セルロイド、メラミン樹脂、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、尿素樹脂等であってもよい。
続いて、天井ボート500について説明を行なう。図5は、天井ボード500の一例を示す模式図である。
さらに、高密度グラスウールボードにガラスペーパを貼り付けたものであってもよい。
ここで、バインダー成分としては、例えばアクリル樹脂などの樹脂が使用される。無機成分としては、例えば炭酸カルシウム、クレー、カオリンなどの1種以上が使用される。
なお、内装側仕上面を構成する層として、水酸化アルミニウム紙550を用いる場合に限定されないが、アルミニウム箔540が内装側仕上面として積層された場合、光の反射が生じて、意匠状外観に適していないので、好ましくない。
当該非透湿系面560は、寒冷地(I〜II地域)向けとしては、JISA6930B種に記載の住宅用プラスチック系防湿フィルムが適しており、一般地(III〜IV地域)向けとしては、JISA6930A種に記載の住宅用プラスチック系防湿フィルムが適している。
また、本実施の形態においては、水酸化アルミニウム紙550およびアルミニウム箔540の積層からなることとしているが、これに限定されず、非透湿系面部材の単層からなってもよい。
例えば、天井ボード500の厚みL51が15mmとされ、対応するジョイナー300のL字状部320,330の鉛直方向長さL32は14mm以上15mm未満とされてもよい。
また、本実施の形態においては、天井ボード500が複数の層からなることとしているが、互いの層間に接着剤、固定材、硬化剤等を用いてもよい。
続いて、図2および図6を用いて、天井材100の施工方法について説明する。
まず、図6(a),(b)に示すように、野縁200の下面201に対してジョイナー300の面310を取り付ける。この場合、ジョイナー300の面310側から野縁200側に向かって螺子(図示省略)で固定する。
なお、上記の実施の形態において、螺子固定を実施してから天井ボード500を挿入することとしているが、天井ボード500が軽量素材からなるので、ジョイナー300の面310側から野縁200側に向かって螺子(図示省略)で仮固定し、天井ボード500を挿入してから、螺子で本固定を行なってもよい。
すなわち、ジョイナー300のL字状部320の鉛直方向長さL32が天井ボード500の厚みL51よりもわずかに狭いので、天井ボード500を圧縮させながら取り付けられる。その結果、天井ボード500の取り付け後に天井ボード500のがたつきを防止することができる。
すなわち、天井ボード500の厚みL51は、天井ボードを無負荷状態で水平面上に載置した場合の厚みであるため、L字状部320に、天井ボード500が圧縮されつつ取り付けられる。
また、ジョイナー300のL字状部320の鉛直方向長さL32は、天井ボード500の厚みL51よりも0.1mm以上2mm以下の小さい範囲で設けられるので、天井ボード500の圧縮を十分に取りつつ、気密性を十分維持することができ、天井ボード500の取り付ける作業が容易となる。
続いて、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態が、第1の実施の形態と異なる点について説明を行なう。図7は、第2の実施の形態にかかるジョイナー300の他の例を示す模式図である。
続いて、図8は、第2の実施の形態にかかるI型ジョイナー300aを用いた天井材100aの他の施工方法を示す模式図である。以下、図8を用いて説明する。
さらに、天井ボード500を圧縮して野縁200およびジョイナー300、300aの間に配置させることができるので、天井構造において気密性を維持することができる。
また、フェノール発泡体樹脂520(図5参照)が、天井を有する室内側に配設されているので、耐火性を向上させた室内を形成することができる。さらに、片面に非透湿系面560が形成されているので、湿度に対する遮蔽性能に優れた性能を発揮する。
さらに、天井ボード500は軽量からなるので、取り付け作業の習熟を必要とせず、容易に挿入することができ、施工手間を削減することができる。
第3の実施の形態においては、第1の実施の形態および第2の実施の形態に記載したジョイナー300,300aへの天井ボード500の他の固定方法、および他の取り付け方法について説明する。
ジョイナー300に天井ボード500の一辺が矢印SR1の方向へ、挿入される。
本実施の形態において、クリアランスCL1は、1mm以上8mm未満であることが好ましい。なお、本実施の形態において、クリアランスCL1は4mmである。
200 野縁
201 下面
300,300a ジョイナー
320,330 L字状部
500 天井ボード
540 アルミニウム箔
560 非透湿系面
Claims (7)
- 建物の天井に配設される天井材であって、
野縁と、
少なくとも片面に不燃補強面が形成された樹脂発泡体からなる天井ボードと、
前記野縁に取り付けられ、かつ前記天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材と、を含み、
一の前記化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部と、他の化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部との間隔は、前記天井ボードの水平方向長さよりも大きく、かつ当該長さに前記化粧材の支持部の水平方向の長さの50%未満を足した長さ以下であって、
前記支持部の底面と前記野縁との鉛直方向長さは、前記天井ボードの厚みよりも小さいことを特徴とする天井材。 - 前記不燃補強面は、前記天井を有する室内側に配設されたことを特徴とする請求項1記載の天井材。
- 前記天井ボードは、少なくとも片面に非透湿系面が形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の天井材。
- 建物の天井に配設される天井材であって、
野縁と、
少なくとも片面に不燃補強面が形成されたフェノール樹脂発泡体からなる天井ボードと、
前記野縁に取り付けられ、かつ前記天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材と、を含み、
前記天井ボードは、少なくとも片面にアルミニウム箔からなる前記不燃補強面と内装側仕上面とが積層された非透湿系面が形成され、
前記内装側仕上面は前記天井を有する室内側に配設され、
前記内装側仕上面は、水酸化アルミニウム紙、無機混抄紙のいずれかである
ことを特徴とする天井材。 - 前記支持部の底面と前記野縁との鉛直方向長さは、前記天井ボードの厚みよりも1mm以上8mm以下大きいことを特徴とする請求項5に記載の天井材。
- 前記支持部の底面と前記野縁との鉛直方向長さは、前記天井ボードの厚みよりも0.1mm以上2mm以下小さいことを特徴とする請求項5に記載の天井材。
- 建物の天井に配設される天井材の施工方法であって、
野縁に天井ボードを支持するための支持部を有する化粧材を取り付ける取り付け工程と、
少なくとも片面に不燃補強面が形成されたフェノール樹脂発泡体からなる天井ボードを前記支持部に取り付けるための取り付け工程と、を含み、
一の前記化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部と、他の化粧材の水平方向中心部に近い支持部の端部との間隔は、前記天井ボードの水平方向長さよりも大きく、かつ当該長さに前記化粧材の支持部の水平方向の長さの50%未満を足した長さ以下であって、
前記支持部の底面と前記野縁との鉛直方向長さは、前記天井ボードの厚みよりも小さいことを特徴とする天井材の施工方法。
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