JP6287005B2 - 積層シート及び発泡積層シート - Google Patents
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Description
1. ステキヒトサイズ度が5秒以下である紙質基材上に、少なくとも非塩化ビニル系樹脂層を有する積層シートであって、
前記紙質基材が壁紙の裏打紙である、積層シート。
2. 前記非塩化ビニル系樹脂層が押出し製膜により形成されている、上記項1に記載の積層シート。
3. 前記非塩化ビニル系樹脂層を構成する樹脂がポリオレフィン系樹脂である、上記項1又は2に記載の積層シート。
4. 前記非塩化ビニル系樹脂層が、発泡剤含有樹脂層である、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体からなる層である、上記項1〜3のいずれかに記載の積層シート。
5. 前記非塩化ビニル系樹脂層が、非発泡樹脂層B、発泡剤含有樹脂層及び非発泡樹脂層Aが順に積層された積層体からなる層である、上記項4に記載の積層シート。
6. 前記発泡剤含有樹脂層は、電子線照射により樹脂架橋されている、上記項4又は5に記載の積層シート。
7. 上記項4〜6のいずれかに記載の積層シートの前記発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより得られる発泡積層シート。
本発明の積層シートは、ステキヒトサイズ度が5秒以下である紙質基材上に、少なくとも非塩化ビニル系樹脂層を有することを特徴とする。
従来、壁紙は、ステキヒトサイズ度が10秒以上である紙質基材を使用することが好ましいと一般的に考えられていた(例えば、特開2004−292990号公報)が、本発明では、ステキヒトサイズ度が5秒以下である紙質基材を使用する。本発明の積層シートは、ステキヒトサイズ度が5秒以下である紙質基材を含むため、非塩化ビニル系樹脂層を用いた場合でも、水分の浸透性に優れている。そのため、水系の糊の塗布及び仮止めの後に貼り直しをしても、接着性に優れる。
(1) 紙質基材の四周を折ることにより試験片を作成し、
(2) シャーレに23±1℃の2%チオシアン酸アンモニウム水溶液を張り、
(3) 上記(2)の水溶液上に上記(1)の試験片を浮かべ、
(4) 直ちにピペットを用いて同じ温度の1%塩化鉄(III)水溶液を試験片上に一滴落とし、
(5) 滴内に3個の赤色はん点が現れるまでの時間(秒)を、ストップウォッチにて0.1秒単位で計る、
ことによって測定される。
本発明の積層シートは、紙質基材上に、非塩化ビニル系樹脂層を有する。非塩化ビニル系樹脂層は、1層単層又は2層以上の複数層から構成される。なお、非塩化ビニル系樹脂とは、塩化ビニル樹脂又はポリ塩化ビニルを使用しない樹脂をいう。つまり、非塩化ビニル系樹脂層は、各層に塩化ビニル樹脂又はポリ塩化ビニルが実質的に含まれていない。例えば、非塩化ビニル系樹脂層を構成する樹脂はポリオレフィン系樹脂であることが好ましい。
なお、本明細書において、非塩化ビニル系樹脂層が、発泡剤含有樹脂層である、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体からなる層である場合の積層シートを、便宜的に「発泡積層シート原反」ともいう。当該発泡積層シート原反は、発泡積層シート中間体である。本明細書において、本発明の積層シートは、前記発泡積層シート原反を包含する。
本発明における非塩化ビニル系樹脂層は、発泡剤含有樹脂層を有していてもよい。
本発明における非塩化ビニル系樹脂層は、非発泡樹脂層を有していてもよい。
本発明の積層シートは、非塩化ビニル系樹脂層上に、非塩化ビニル系樹脂層とは別の層を形成してもよい。以下、当該層について説明する。
本発明の積層シートは、非塩化ビニル系樹脂層の上面に絵柄模様層を有していてもよい。絵柄模様層は、例えば、発泡剤含有樹脂層上又は非発泡樹脂層A上に形成することができる。
本発明の積層シートは、非塩化ビニル系樹脂層上に、保護層を有してもよい。保護層は、例えば、発泡剤含有樹脂層(若しくは発泡樹脂層)、非発泡樹脂層A、又は絵柄模様層の表面に形成することができる。保護層は、積層シート又は発泡積層シートの艶を調整したり、表面に強度や耐汚染性を付与するために形成される層である。また、積層シート又は発泡積層シートに絵柄模様層を設ける場合には、保護層は前記絵柄模様層を保護するために必要に応じて前記絵柄模様層の上に形成される層である。また、製品によっては、非発泡樹脂層A上に保護層を形成し、前記保護層上に絵柄模様層を形成してもよい。
本発明の発泡積層シートは、非塩化ビニル系樹脂層が、発泡剤含有樹脂層であるか又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体からなる層である場合の積層シート(即ち、発泡積層シート原反)の上記発泡剤含有樹脂層を発泡することにより得られる。
本発明の積層シートの製造方法は、特に限定されず、ステキヒトサイズ度が5秒以下である紙質基材を予め用意し、当該紙質基材上に非塩化ビニル系樹脂層を積層する方法が挙げられる。また、発泡積層シートの製造方法は、特に限定されず、ステキヒトサイズ度が5秒以下である紙質基材を予め用意し、当該紙質基材上に発泡剤含有樹脂層を含む非塩化ビニル系樹脂層を積層して積層シート(発泡積層シート原反)を作製した後、次いで熱処理することにより発泡剤含有樹脂層を発泡樹脂層にする方法が挙げられる。なお、積層シート又は発泡積層シートの非塩化ビニル系樹脂層上には、必要に応じて、絵柄模様層及び/又は保護層を順次積層してもよい。
3種3層Tダイ押出し機を用いて、非発泡樹脂層A/発泡剤含有樹脂層/非発泡樹脂層Bの順に厚み5μm/50μm/5μmになるように、3層同時押出し製膜をした。これにより、非発泡樹脂層A/発泡剤含有樹脂層/非発泡樹脂層Bが順に積層された非塩化ビニル系樹脂層を得た。なお、前記各層の組成を、以下の表1に示す。
ステキヒトサイズ度が4秒である裏打紙を使用する以外は実施例1と同様にして、積層シート及び発泡積層シートを得た。
ステキヒトサイズ度が10秒である裏打紙を使用する以外は実施例1と同様にして、積層シート及び発泡積層シートを得た。
ステキヒトサイズ度が20秒である裏打紙(WK-665、KJ特殊紙株式会社製)を使用する以外は実施例1と同様にして、積層シート及び発泡積層シートを得た。
ステキヒトサイズ度が25秒である裏打紙を使用する以外は実施例1と同様にして、積層シート及び発泡積層シートを得た。
上記実施例及び比較例で得られた各発泡積層シートを10cm×10cmサイズに切り取り、当該各発泡積層シートの質量(MS (単位:g))を測定した。次に、澱粉糊(施工糊、ルーアマイルド、ヤヨイ化学工業株式会社)と水との割合が澱粉糊:水=10:7(質量比)となるように澱粉糊を水で希釈することにより、水系糊を得た。その後、前記水系糊を、上記切り取られた各発泡積層シートの裏打紙面に塗布した。なお、前記水系糊の塗布量は、130g/m2とした。次いで、前記水系糊が塗布された裏打紙面が互いに接するように各発泡積層シートを折り畳み、この状態で防湿性のある養生袋の中で上記各発泡積層シートを60分間放置した。その後、上記各発泡積層シートの質量(MS+G (単位:g))を測定した。次に、上記各発泡積層シートを石膏ボード(タイガーボード、吉野石膏株式会社製)に貼り付けた後、当該各発泡積層シートを剥がした。その後、上記剥がされた各発泡積層シートの質量(MS+G’ (単位:g))を測定した。
最後に、以下の式:
上記実施例及び比較例で得られた各発泡積層シートを20cm×30cmサイズに切り取った。次に、評価試験1と同様にして、上記各発泡積層シートに対して水系糊の塗布及び60分間の放置を行った。
Claims (7)
- ステキヒトサイズ度が5秒以下である紙質基材上に、少なくとも非塩化ビニル系樹脂層を有する積層シートであって、
前記紙質基材が壁紙の裏打紙である、積層シート。 - 前記非塩化ビニル系樹脂層が押出し製膜により形成されている、請求項1に記載の積層シート。
- 前記非塩化ビニル系樹脂層を構成する樹脂がポリオレフィン系樹脂である、請求項1又は2に記載の積層シート。
- 前記非塩化ビニル系樹脂層が、発泡剤含有樹脂層である、又は発泡剤含有樹脂層を含む積層体からなる層である、請求項1〜3のいずれかに記載の積層シート。
- 前記非塩化ビニル系樹脂層が、非発泡樹脂層B、発泡剤含有樹脂層及び非発泡樹脂層Aが順に積層された積層体からなる層である、請求項4に記載の積層シート。
- 前記発泡剤含有樹脂層は、電子線照射により樹脂架橋されている、請求項4又は5に記載の積層シート。
- 請求項4〜6のいずれかに記載の積層シートの前記発泡剤含有樹脂層を発泡させることにより得られる発泡積層シート。
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