JP6287575B2 - 光学マーカー - Google Patents

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Description

本発明は光を発光する光学マーカーに関する。
近年、様々な分野で三次元計測が利用されている(例えば、特許文献1参照)。立体形状等を特定する三次元計測では、反射マーカーを利用する方法がある。具体的には、三次元計測の対象物の基準点に反射マーカーを貼付し、この反射マーカーに光を照射して画像を撮影し、撮影した画像からその光の位置を特定し、最終的に立体的形状を求める方法がある。また、対象物の基準点に発光体を貼付し、この光を発光する発光体を撮影し、撮影した画像からその位置を特定し、最終的に立体形状を求める方法もある。
また、従来から、シグナルタワー等、光を発光することで、その発光する色や方法で利用者に様々なメッセージを伝えようとする物もある(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、従来から、発光する光が特定しにくいことがあった。例えば、三次元測定において、外乱光や反射光により、基準点を示す光を判別しにくかったり、シグナルタワーにおいても、外乱光や反射光により、発光された光が判断しにくいことがある。
特開2010−014546号公報 特開平11−184418号公報
上述したように、従来の光の発光では、外乱光や反射光の影響により、実際に必要な発光が区別できない問題がある。
上記課題に鑑み、区別可能な光を発光する光マーカーを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、光源と、筒の中心軸に対して45度の角度の偏光フィルタで筒状に形成され、当該光源の外周に配置されるカバー部とを備える。
また、請求項2の発明は、光源と、円偏光フィルタで筒状に形成され、当該光源の外周に配置されるカバー部とを備える。
また、請求項3の発明は、前記カバー部は、円筒形状に形成される。
本発明によれば、光学マーカーの光の視認精度を向上することができる。
第1実施形態に係る光マーカーの構成を説明する概略図である。 図1の光マーカーで利用するフィルタ部を説明する図である。 図1の光マーカーにおける光の偏光を説明する他の図である。 光の透過率と偏光の角度差を表わすグラフである。 図1の光マーカーを利用した場合の光の遮断について説明する概略図である。
以下に、本発明の各実施形態に係る光マーカについて説明する。本発明に係る光マーカーは、光源が発光する光で、光マーカーの位置や発光の有無を特定可能とさせるものである。例えば、この光マーカーの発光位置を含む画像を利用して三次元測定が可能である。または、この光マーカーの光をシグナルタワーの光とすることもできる。
[第1実施形態]
図1(a)に示すように、本発明の実施形態に係る光マーカー1は、光源11と、筒の中心軸に対して45度の角度の偏光フィルタで筒状に形成され、この光源11の外周に配置されるカバー部12とを備えている。なお、図1(a)では省略されているが、光源11は、支持手段によって支持されている。
光源11は、カバー部12内に設置可能であって、全周方向に光が拡散するものであればよい。例えば、図1(b)に示す光マーカー1Aのように、LED11Aを光源として利用することができる。また、図1(c)に示す光マーカー1Bのように、光源に拡散反射膜11Bを利用してもよい。例えば、拡散反射膜11Bは、光源で発光する光を全周方向に均一に拡散することができ、光マーカー1からの位置に依存することなく、その全周で受光する光が均一になる。なお、図1(b)及び図1(c)では、カバー部12の後ろ面のみ示しており、前面は省略している。
カバー部12は、光を特定の偏光方向の光のみを透過させる偏光フィルタで筒状に形成されている。また、この偏光フィルタは、「反射型」ではなく、「吸収型」のフィルタで形成されていることが好ましい。カバー部12の生成に利用する偏光フィルタは、例えば、図2(a)に示すような四角形で辺l1及び12に対して偏光方向が45度のフィルタである。図2(a)に示すフィルタで、図2(b)に示すように中心軸が辺l1及びl2と平行になるような円筒形状を形成する。このように形成したとき、カバー部12の中心軸を挟んで径方向に対向する2箇所(例えば、図2(b)の点Y1と点Y2)の偏光方向は、90度ずれる。なお、図1や図2に示す例では、カバー部12は、偏光フィルタによって円筒形状に形成されるものとして図示しているが、円筒形状には限られない。すなわち、筒の中心軸に対して45度の角度の偏光フィルタで筒状に形成されていればよい。
図1では省略しているが、カバー部12の円筒形状の上下の開口部分は、外部の光が光マーカー1の内部に侵入するのを防止するように構成されていることが好ましい。光マーカー1の外部から侵入する光がカバー部20の内から外に透過して光源11の光を区別しにくくなるのを防止するためである。
また、カバー部12の外表面には、光の反射を防止するためのARコーティング(Anti Reflection Coating)などの反射防止加工を施していてもよい。このようにARコーティングを施すことで、カバー部12の表面での光の反射も防止することができる。また、カバー部12のARコーティングを光源11が発光する光の波長に合わせることで、光源11からの反射光の影響を軽減することができる。
光マーカー1のサイズ、すなわち、光源11やカバー部12のサイズは限定されず、その用途によって異なる。
図3(a)は、図2を用いて説明したように円筒形状に生成されたカバー部12の上面図である。例えば、カバー部12の外部から、カバー部12内に光Lが入射する場合、カバー部12の外(例えば、点Y0)では、光Lの偏光は無偏光である。この光Lがカバー部12内に進入するとしたとき、カバー部12の外面(点Y1)の偏光方向が45度であることから、点Y1を通過した光Lの偏光は45度となる。また、カバー部12内の点Y3においても、カバー部12上の内側の点Y2においても光Lの偏光は45度となる。しかしながら、上述したように、フィルタの点Y1と点Y2の偏光方向が90度異なるので、カバー部12の外側から内側に点Y1を通過した45度偏光の光Lは、径方向に対向する点Y2において、カバー部12の内側から外側に通過できない。
このとき、図3(b)に示すように、カバー部12の内部に通過した偏光方向が45度の光は、直線方向に進む光が最も強いが、カバー部12で多方向にも拡散する。したがって、拡散した一部の弱い光が、例えば、点Y21や点Y22等の広い範囲に進む。このとき、点Y1に対して点Y21や点Y22はそれぞれフィルタの偏光方向のずれが90度ではなくなる為に、その光がカバー部12内部から外部へ漏れることとなる。しかしながら、その光は弱いうえに、偏光の異なるフィルタ間での光の透過率は図4に示すように、もともと低い。したがって、外部に漏れる光は少なく、カバー部12内に配置される光源11が発光する光が強いとき、影響は少ない。
図4は、光の透過率を表すグラフである。図4において、横軸は光の偏光と偏光フィルタの偏光方向との角度差であり、縦軸は光の透過率である。図4に示す例によれば、光の偏光と偏光フィルタの偏光方向の角度差がないときには100%の透過率であるが、角度差45度のときには50%の透過率となり、角度差90度のときには光が透過しないことが分かる。
図5は、光マーカー1と光マーカーを利用する利用者20との位置関係と光の進行を説明する図である。図5(a)に示すように、光源11から光L1を発光する光マーカー1内に利用者20と対向する側から外乱光L2が進入したとする。仮に、カバー部12がなく光源11のみであった場合には、利用者20にとっては、光源11の光L1と外乱光L2の光との区別がつかない。しかしながら、上述したように、この光マーカー1内に光が透過したとしても、光マーカー1内において、透過点と対向する点とは偏光方向が90度ずれているため、透過光L2は光マーカー1の外へ透過することはできない。したがって、図5(a)に示すように、外乱光L2は光マーカー1の外に透過されることなく、光源11の光L1のみが光マーカー1から透過され、利用者20からは、カバー部12を通して光源11の光L1のみを視認することが可能になる。
また、図5(b)に示すように、光マーカー1を基準として、利用者20と対向する位置に反射体2が存在するとする。反射体2は、金属や明るい色の物体等の光を反射する性質を持つものである。この図5(b)に示すような状態の場合、光源11から発光される光は全周方向に発光されるため、カバー部12を透過して利用者20の方向へ進行むとともに、反射体2の方向へも進む。また、反射体2では、この光を反射した反射光となって、カバー部12に透過する。しかしながら、反射体2を反射した反射光がカバー部12内に透過する透過点と、この透過点と対向する点とは偏光方向が90度ずれているため、透過光は光マーカー1の中から外へ透過することはできない。したがって、図5(b)に示すように、反射光は光マーカー1の反対まで透過することができず、光源11の光のみが光マーカー1から透過され、利用者20からは、カバー部12を介して光源11の光のみを視認することが可能になる。
上述したように、第1実施形態に係る光マーカー1では、偏光フィルタを利用するカバー部12内に光源11を配置することによって外乱光や光源11からの光の反射光が光マーカー1から漏れるのを防止し、光源11の光のみをカバー部12を介して視認可能にする。これにより、第1実施形態に係る光マーカー1では、光の視認精度を向上することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る光マーカーは、図1の光マーカーと同様に、光源と、光源の外周に配置されるカバー部とを備えている点では同一であるが、偏光フィルタを利用するカバー部12に代えて、円偏光フィルタを利用するカバー部を備えている点で異なる。なお、第2実施形態に係る光マーカーについては、図示は省略し、図1及び図5(b)を参照して説明する。
また、円偏光フィルタを透過した透過光は、反射面で円偏光の回転偏光が逆向きの反射光となり、円偏光フィルタで吸収される。したがって、図5(b)に示すように、光源11から発光された光がフィルタ部の内側から外側へ透過し、反射体2で反射された場合であっても、その反射光は回転偏光が逆向きとなるため、再びフィルタ部の内側へは透過することができない。したがって、光マーカーに対して反射体2とは対向する位置に利用者によっては視認されることはない。
上述したように、第2実施形態に係る光マーカーでは、円偏光フィルタを利用するカバー部内に光源を配置することによって、光源からの光の反射光が光マーカーから漏れるのを防止し、光源の光のみをカバー部を介して視認可能にする。これにより、第2実施形態に係る光マーカー1では、光の視認精度を向上することができる。
以上、各実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。
1,1A,1B…光マーカー
11…光源
11A…LED
11B…拡散反射膜
12…カバー部

Claims (3)

  1. 光源と、
    筒の中心軸に対して45度の角度の偏光フィルタで筒状に形成され、当該光源の外周に配置されるカバー部と、
    を備えることを特徴とする光学マーカー。
  2. 光源と、
    円偏光フィルタで筒状に形成され、当該光源の外周に配置されるカバー部と、
    を備えることを特徴とする光学マーカー。
  3. 前記カバー部は、円筒形状に形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の光学マーカー。
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