JP6287622B2 - 車両 - Google Patents
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Description
このような車両において、走行中に路面上の凸部からバッテリパックを保護するために、アンダーカバーよりも下方に突出するプロテクタ部材を左右一対のサイドメンバの前部にそれぞれ設け、それらプロテクタ部材によりバッテリパックを保護することが提案されている(特許文献1参照)。
また、左右一対のプロテクタ部材は、車体の下部に露出していることから比較的目立ちやすく、美観の向上を図る上でも改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、プロテクタ部材の耐久性の向上および車両の美観の向上を図る上で有利な車両を提供することを目的とする。
請求項2記載の発明は、前記アンダーカバーは、前記第1の開口より後方に位置する第2の開口と、少なくとも前記第2の開口の後方に形成され上方に向かって突設された壁部とが設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記壁部は、前記第2の開口の後方に位置する箇所で車幅方向に沿って延在する第1の部分と、前記第1の部分の車幅方向の内側端に接続され前記第1の開口および前記第2の開口のそれぞれ車幅方向の内側を通って前方に延在する第2の部分とを有していることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記アンダーカバーは、前記バッテリパックの下面を覆う本体部と、前記本体部の周囲から上方に向かって起立する周壁部とを有し、前記壁部は、前記本体部から突設され、前記第1の部分の車幅方向の外側端と前記第2の部分の前側端は、前記周壁部に接続され、前記第1の開口と前記第2の開口は、前記周壁部と前記壁部とでその周囲全周が囲まれていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記第1の開口の前端は前記第1の開口の後端よりも上方に位置していることを特徴とする。
したがって、左右一対のプロテクタ部材は、アンダーカバーによって覆われるため、車両走行時の飛び石から左右一対のプロテクタ部材を保護する上で有利となり、プロテクタ部材の傷つきや錆の発生を抑制する上で有利となり、プロテクタ部材の耐久性の向上を図る上で有利となる。
また、アンダーカバーがサイドメンバの底面及び側面も覆うので、バッテリパックの側方にはサイドメンバとアンダーカバーとが位置することになる。そのため、雨水が側方からバッテリパックに侵入することを抑制する上で有利となる。
また、車両走行時の飛び石からサイドメンバを保護する上で有利となり、サイドメンバの傷つきや錆の発生を抑制し、サイドメンバの耐久性の向上を図る上で有利となる。
また、アンダーカバーによりプロテクタ部材が覆われることからアンダーカバーから露出するプロテクタ部材の面積を縮小でき、プロテクタ部材が目立ちにくくなり、車両の美観の向上を図る上で有利となる。
請求項2記載の発明によれば、車両走行時、第1の開口から進入した雨水は、壁部により車両後方への移動が阻止され、第2の開口から排出されるため、アンダーカバー内部に侵入した雨水を早期に排出し、プロテクタ部材の錆の発生を抑制する上でより有利となり、プロテクタ部材の耐久性の向上を図る上でより一層有利となる。
請求項3記載の発明によれば、第1の開口から侵入した雨水は、壁部の第1の部分と第2の部分とによって車両後方および車幅方向の内側への移動が確実に阻止され、アンダーカバー内部に進入した雨水からバッテリパックを保護する上で有利となる。
請求項4記載の発明によれば、第1の開口から侵入した雨水をアンダーカバーの外部に確実に排出する上で有利となり、プロテクタ部材の錆の発生をより抑制でき、プロテクタ部材の耐久性の向上を図る上でより有利となる。また、アンダーカバーを構成する周壁部を利用するため、アンダーカバーの簡素化、低コスト化を図る上で有利となる。
請求項5記載の発明によれば、バッテリパックの保護を図り、アンダーカバーの耐久性の向上を図る上で有利となる。
本実施の形態では、アンダーカバーが設けられる車両がモータを駆動源とした電気自動車である場合について説明する。
車体12は、左右一対のサイドメンバ26と、不図示の複数のクロスメンバと、それらサイドメンバ26、クロスメンバの上に配置されたフロアパネル28とを含んで構成されている。
左右一対のサイドメンバ26は、車両10の車幅方向に間隔をおいて車両10の車両前後方向に延在している。
図3に示すように、各サイドメンバ26は、下方を向いた底面2602と、底面2602の車幅方向の外側から起立する外側面2604と、底面2602の車幅方向の内側から起立する内側面2606とを備えている。
複数のクロスメンバは、車両前後方向に間隔をおいて配置され、それぞれ車幅方向に延在して左右一対のサイドメンバ26を連結している。
フロアパネル28は車体12の下部に配置され、鋼板で構成され、車両前後方向および車幅方向に延在し、フロアパネル28の下面の車幅方向の両側が一対のサイドメンバ26に溶接により接合されている。
バッテリパック20は、フロアパネル28の下方に配置され、走行用のバッテリと、該バッテリを収容するバッテリケース30とを備えている。
バッテリは、互いに直列に接続された複数の電池モジュールと、これら電池モジュールを機能させるための周辺部品とを含んで構成されている。各電池モジュールは互いに直列に接続された複数の電池セルを備えている。
バッテリケース30は、平面視矩形板状を呈し、長手方向を車両10の車両前後方向に合致させて車幅方向の中央に配置されている。
バッテリケース30は、フロアパネル28の下方で一対のサイドメンバ26の間に配置され、取り付け部材32を介して一対のサイドメンバ26に取着されている。
本実施の形態では、取り付け部材32は、車幅方向に延在し車両前後方向に間隔をおいてバッテリケース30の底壁に設けられた複数の桁部材32Aである。
より詳細には、左右一対のプロテクタ部材22は、バッテリパック20の前方の左右一対のサイドメンバ26の箇所からアンダーカバー24よりも下方に突出して設けられている。
各プロテクタ部材22は、帯状の鋼材が屈曲形成されることで構成されている。
プロテクタ部材22は、長手方向を車両前後方向に向けて配置されている。
図5、図6に示すように、プロテクタ部材22は、長手方向の両端に位置しボルトを介してサイドメンバ26に取着される一対の基部2202と、一対の基部2202の向かい合う端部から斜め下方に延在する一対の傾斜部2204と、それら一対の傾斜部2204を連結する先部2206とを有している。
基部2202には、ボルト挿通孔2208がそれぞれ形成され、このボルト挿通孔2208に挿通されたボルトを介して基部2202はサイドメンバ26に取着されている。
また、先部2206からは取り付け片2210が突設され、取り付け片2210の端部は、アンダーカバー24の上位に位置し、アンダーカバー24がボルトにより取り付け片2210の端部に取着されている。
本実施の形態では、図1に示すように、左右一対のプロテクタ部材22の長手方向の中間部の間に、バッテリパック20の前部が位置するように配置されている。
図3〜図6に示すように、アンダーカバー24は、下方に向いた本体部34と、上下方向に対して交差する方向に向いた周壁部36と、第1の開口38と、第2の開口42と、雨水移動阻止壁40(壁部)とを含んで構成されている。
図1に示すように、本体部34は、バッテリパック20の下面を覆う大きさと形状で構成され、複数のボルト挿通孔3402が車両前後方向および車幅方向に間隔をおいて貫通形成されている。
本実施の形態では、本体部34は、バッテリパック20の下面に加え、図1、図3、図4に示すように、プロテクタ部材22の前方に位置する箇所から後方にわたってサイドメンバ26の底面2602を覆うように設けられている。
図1に示すように、周壁部36は、バッテリパックの前方で車幅方向に延在する前壁3602と、バッテリパックの後方で車幅方向に延在する後壁3604と、それら前壁3602と後壁3604とを接続する左右の壁部3606、3608とを備えている。
前壁3602は、バッテリパックの前方を覆っている。
図3、図4に示すように、前壁3602には左右一対のサイドメンバ26に対応して形成された切り欠き部3610が設けられており、各サイドメンバ26は切り欠き部3610を介してアンダーカバー24の内外に延在している。
また、後壁3604は、バッテリパック20の後方を覆っている。
アンダーカバー24を構成する材料としては、ポリプロピレンやナイロンなどの従来公知の様々な合成樹脂材料が使用可能である。また、アンダーカバー24を構成する材料は金属材料であってもよく、アンダーカバー24をアルミダイカストあるいは板金などで構成してもよい。
アンダーカバー24は、ボルト挿通孔3402に挿通されたボルトがバッテリパック20の下面のねじ孔、および、複数の桁部材32Aのねじ孔に螺合することでバッテリパック20に取着されている。
第1の開口38は、プロテクタ部材22の基部2202を覆うと共に、プロテクタ部材22の先部2206を突出させるように設けられている。
本実施の形態では、図7に示すように、第1の開口38の前端3802は第1の開口38の後端3804よりも上方に位置している。
これにより、車両前方と下方に向けてプロテクタ部材22をアンダーカバー24から露出させ、プロテクタ部材22に本来の機能を発揮させるように図られている。
また、第1の開口38の前端3802よりも車両前方に位置する本体部34の箇所は、車両前方に至るにつれて次第に上方に傾斜する傾斜面34Aとなっており、車両前方に向けてプロテクタ部材22を露出させ、プロテクタ部材22に本来の機能を発揮させるように図られている。
すなわち、雨水移動阻止壁40は、第1の開口38の車両後方の本体部34の箇所に上方に突設され、第1の開口38から本体部34の上面に侵入した雨水の車両後方への移動を阻止するように図られている。
雨水移動阻止壁40は、第1の部分40Aと、第2の部分40Bとを有している。
第1の部分40Aは、第2の開口42の車両後方に位置する本体部34の箇所から突設され車幅方向に沿って延在している。
第2の部分40Bは、第1の部分40Aの車幅方向の内側端に接続され第1の開口38および第2の開口42のそれぞれ車幅方向の内側に位置する本体部34の箇所から突設され車両前方に延在している。
本実施の形態では、雨水移動阻止壁40は周壁部36の内側の本体部34の箇所から突設され、第1の部分40Aの車幅方向の外側端は、周壁部36の左右の壁部3606、3608に接続され、第2の部分40Bの車両前方の前側端は、周壁部36の前壁3602に接続されている。
そして、第1の開口38と第2の開口42は、周壁部36と雨水移動阻止壁40とでその周囲全周が囲まれている。
本実施の形態では、アンダーカバー24を、サイドメンバ26の底面2602及び外側面2604を覆うように形成すると共に、プロテクタ部材22を突出させる第1の開口38を設けた。
したがって、左右一対のプロテクタ部材22は、アンダーカバー24によって覆われるため、車両走行時の飛び石から左右一対のプロテクタ部材22を保護する上で有利となり、プロテクタ部材22の傷つきや錆の発生を抑制する上で有利となり、プロテクタ部材22の耐久性の向上を図る上で有利となる。
また、アンダーカバー24がサイドメンバ26の底面2602及び外側面2604も覆うので、バッテリパック20の側方にはサイドメンバ26とアンダーカバー24とが位置することになる。そのため、雨水が側方からバッテリパック20に侵入することを抑制する上で有利となる。
また、車両走行時の飛び石からサイドメンバ26を保護する上で有利となり、サイドメンバ26の傷つきや錆の発生を抑制し、サイドメンバ26の耐久性の向上を図る上で有利となる。
また、アンダーカバー24によりプロテクタ部材22が覆われることからアンダーカバー24から露出するプロテクタ部材22の面積を縮小でき、プロテクタ部材22が目立ちにくくなり、車両の美観の向上を図る上で有利となる。
したがって、車両走行時、第1の開口38から進入した雨水は、雨水移動阻止壁40により車両後方への移動が阻止され、第2の開口42から排出されるため、アンダーカバー24内部に侵入した雨水を早期に排出し、プロテクタ部材22の錆の発生を抑制する上でより有利となり、プロテクタ部材22の耐久性の向上を図る上でより一層有利となる。
したがって、雨水は、第1の部分40Aと、第2の部分40Bとによって車両後方および車幅方向の内側への移動が確実に阻止され、アンダーカバー24内部に進入した雨水からバッテリパック20を保護する上で有利となる。
したがって、第1の開口38から侵入した雨水をアンダーカバー24の外部に確実に排出する上で有利となり、プロテクタ部材22の錆の発生をより抑制でき、プロテクタ部材22の耐久性の向上を図る上でより有利となる。
また、アンダーカバー24を構成する周壁部36を利用するため、アンダーカバー24の簡素化、低コスト化を図る上で有利となる。
12 車体
20 バッテリパック
22 プロテクタ部材
2202 基部
2204 傾斜部
2206 先部
24 アンダーカバー
26 サイドメンバ
2602 底面
2604 外側面
28 フロアパネル
34 本体部
36 周壁部
3602 前壁
3604 左側壁
3606 右側壁
3608 後壁
38 第1の開口
3802 前端
3804 後端
40 雨水移動阻止壁(壁部)
40A 第1の部分
40B 第2の部分
42 第2の開口
Claims (5)
- 左右一対のサイドメンバの間に設けられたバッテリパックと、
前記バッテリパックの下方を覆うアンダーカバーと、
前記サイドメンバの下方かつ前記バッテリパックの前方に設けられ前記アンダーカバーよりも下方に突出したプロテクタ部材と、を備えた車両であって、
前記アンダーカバーは、前記サイドメンバの底面及び側面を覆うように形成されると共に、前記プロテクタ部材を突出させる第1の開口が設けられている、
ことを特徴とする車両。 - 前記アンダーカバーは、前記第1の開口より後方に位置する第2の開口と、少なくとも前記第2の開口の後方に形成され上方に向かって突設された壁部とが設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載の車両。 - 前記壁部は、前記第2の開口の後方に位置する箇所で車幅方向に沿って延在する第1の部分と、前記第1の部分の車幅方向の内側端に接続され前記第1の開口および前記第2の開口のそれぞれ車幅方向の内側を通って前方に延在する第2の部分とを有している、
ことを特徴とする請求項2記載の車両。 - 前記アンダーカバーは、前記バッテリパックの下面を覆う本体部と、前記本体部の周囲から上方に向かって起立する周壁部とを有し、
前記壁部は、前記本体部から突設され、
前記第1の部分の車幅方向の外側端と前記第2の部分の前側端は、前記周壁部に接続され、
前記第1の開口と前記第2の開口は、前記周壁部と前記壁部とでその周囲全周が囲まれている、
ことを特徴とする請求項3記載の車両。 - 前記第1の開口の前端は前記第1の開口の後端よりも上方に位置している、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の車両。
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