JP6287687B2 - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents
排ガス浄化用触媒 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6287687B2 JP6287687B2 JP2014170847A JP2014170847A JP6287687B2 JP 6287687 B2 JP6287687 B2 JP 6287687B2 JP 2014170847 A JP2014170847 A JP 2014170847A JP 2014170847 A JP2014170847 A JP 2014170847A JP 6287687 B2 JP6287687 B2 JP 6287687B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composite oxide
- phase
- osc
- exhaust gas
- mmol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
(1)Ce、La及びZrを含み、式A2B2O7で表されるパイロクロア構造を有する複合酸化物であって、AサイトがCe及びLaからなり、BサイトがZrを含み、AサイトのCeの組成比が0.6〜0.8である複合酸化物。
(2)AサイトのCeの組成比が0.65〜0.75であり、Laの組成比が1.25〜1.35である(1)の複合酸化物。
(3)(1)又は(2)の複合酸化物に貴金属を担持した排ガス浄化用触媒。
Ce0.7La1.3Zr2O7.35(κ相)の調製
硝酸二アンモニウムセリウム(IV)7mmol/純水5ml、オキシ硝酸ジルコニウム20mmol/純水10ml及び硝酸ランタン13mmol/純水10mlの各水溶液を調製し、これらの水溶液を混合し、撹拌した。クエン酸40mmol/純水10mlの水溶液を調製し、調製したクエン酸溶液に、上記のCe塩、Zr塩及びLa塩の混合溶液を加え、300rpmで30分間撹拌した。撹拌中に、この溶液を約60℃で加熱し、水分を蒸発させた。この溶液の粘性が高くなり、撹拌子の回転数に乱れが出てきたのを確認した後、溶液を真空乾燥器に移し、60℃で1晩真空乾燥した。乾燥して析出した生成物を粉砕した後、これをガラス容器に移し、ホットプレート上で加熱した。加熱は、150℃から開始し、10℃ずつ昇温して、硝酸塩が分解するまで昇温した(本試料は190℃で分解した)。得られたCe、Zr及びLaを含む生成物を電気炉にて600℃で5時間焼成し、Ce、Zr及びLaの複合酸化物を得た。得られた複合酸化物を管状路に移し、5%H2/Arバランスガスを流速1L/分で2時間流通させた。その後、5%H2/Arバランスガスを流速300mL/分で流しながら、電気炉を室温から1300℃まで2時間10分かけて昇温し、1300℃で3時間保持して複合酸化物を焼成した。その後、熱源を切り、自然放熱させて、式Ce0.7La1.3Zr2O7で表されるパイロクロア相の複合酸化物を得た。パイロクロア相の複合酸化物の一部をXRD分析に供試し、初期のパイロクロア相の複合酸化物の回折パターンを測定した。
Ce0.8La1.2Zr2O7.4(κ相)の調製
金属塩の使用量を、硝酸二アンモニウムセリウム(IV)7mmol、オキシ硝酸ジルコニウム20mmol及び硝酸ランタン13mmolから、硝酸二アンモニウムセリウム(IV)8mmol、オキシ硝酸ジルコニウム20mmol及び硝酸ランタン12mmolとした以外は実施例1と同様にして、式Ce0.8La1.2Zr2O7で表されるパイロクロア相の複合酸化物及び式Ce0.8La1.2Zr2O7.4で表されるκ相の複合酸化物を得て、各々XRD分析を行い、また、得られたκ相の複合酸化物を空気中、1000℃で5時間耐久し、この耐久品についてXRD分析及びOSC測定を実施した。
Ce2Zr2O8(κ相)の調製
金属塩の使用量を、硝酸二アンモニウムセリウム(IV)7mmol、オキシ硝酸ジルコニウム20mmol及び硝酸ランタン13mmolから、硝酸二アンモニウムセリウム(IV)20mmol、オキシ硝酸ジルコニウム20mmolとした以外は実施例1と同様にして、式Ce2Zr2O7で表されるパイロクロア相の複合酸化物及び式Ce2Zr2O8で表されるκ相の複合酸化物を得て、各々XRD分析を行い、また、得られたκ相の複合酸化物を空気中、1000℃で5時間耐久し、この耐久品についてXRD分析及びOSC測定を実施した。
CeLaZr2O7.5(κ相)の調製
金属塩の使用量を、硝酸二アンモニウムセリウム(IV)7mmol、オキシ硝酸ジルコニウム20mmol及び硝酸ランタン13mmolから、硝酸二アンモニウムセリウム(IV)10mmol、オキシ硝酸ジルコニウム20mmol及び硝酸ランタン10mmolとした以外は実施例1と同様にして、式CeLaZr2O7で表されるパイロクロア相の複合酸化物及び式CeLaZr2O7.5で表されるκ相の複合酸化物を得て、各々XRD分析を行い、また、得られたκ相の複合酸化物を空気中、1000℃で5時間耐久し、この耐久品についてXRD分析及びOSC測定を実施した。
Ce0.5La1.5Zr2O7.25(κ相)の調製
金属塩の使用量を、硝酸二アンモニウムセリウム(IV)7mmol、オキシ硝酸ジルコニウム20mmol及び硝酸ランタン13mmolから、硝酸二アンモニウムセリウム(IV)5mmol、オキシ硝酸ジルコニウム20mmol及び硝酸ランタン15mmolとした以外は実施例1と同様にして、式Ce0.5La1.5Zr2O7で表されるパイロクロア相の複合酸化物及び式Ce0.5La1.5Zr2O7.25で表されるκ相の複合酸化物を得て、各々XRD分析を行い、また、得られたκ相の複合酸化物を空気中、1000℃で5時間耐久し、この耐久品についてXRD分析及びOSC測定を実施した。
La2Zr2O7(パイロクロア相)の調製
金属塩の使用量を、硝酸二アンモニウムセリウム(IV)7mmol、オキシ硝酸ジルコニウム20mmol及び硝酸ランタン13mmolから、オキシ硝酸ジルコニウム20mmol及び硝酸ランタン20mmolとした以外は実施例1と同様にして、式La2Zr2O7で表されるパイロクロア相の複合酸化物を得て、初期品及び空気中、1000℃で5時間耐久した耐久品について、XRD分析及びOSC測定を実施した。比較例4の複合酸化物は酸素吸蔵能を有していないが、パイロクロア相の耐久性の比較試料とした。
試料0.1gを秤量し、融解剤のNa2O2 2gを試料に加え、400℃に加熱した電気炉に入れた。電気炉を昇温し、試料を800℃で30分間加熱して溶融させた。得られた溶融物をビーカーに移し、HCl(1+1)40mlを添加し、ヒーター上で加熱溶解させた。これを100mlに定容し、ICP分析を行った。ICP分析は3回行った。
実施例1、2、比較例1−3のκ相及び比較例4のパイロクロア相の複合酸化物の初期品及び耐久品(空気中、1000℃で5時間耐久)のXRD分析を行った。複合酸化物(κ相)のXRDパターンにおいて、2θ=14°付近の(111)面に帰属する回折線は、規則相の倍周期を表す回折線の一つである。測定した各試料のXRDパターンにおいて、規則相(κ相)の(111)面に帰属する回折線である2θ=14°付近の回折線の強度の、規則相の(222)面に帰属する回折線である2θ=29°付近の回折線の強度に対する比((111)回折線の強度/(222)回折線の強度)をI値として算出した。I値は規則相の耐久性(維持率)を示す指標とすることができる。結果を表1及び図1に示す。
実施例1、2及び比較例1−3のκ相の複合酸化物を排ガス浄化用触媒に用いて酸素吸蔵能(OSC)を測定した。測定試料として、実施例1、2及び比較例1−3のκ相の複合酸化物の耐久品1gと、1重量%Pt/Al2O3(Al2O3の比表面積(SSA):100m2/g)1gとを物理的に混合したもの2gを用いた。
測定ガス流量:10L/分にて一酸化炭素(CO)2容量%のガス(バランスガスは窒素)と、酸素(O2)1容量%のガス(バランスガスは窒素)を2分間サイクルで3回パルス導入させた。
測定温度:400℃、500℃
OSCデータ:3回目のCOガスのパルス導入時に、2分間のCO2生成量から吸蔵されたO2分子のmol数を計算し、OSCとした。
耐久後の単位重量当りのOSC=Ce利用率×OSC理論値 (I)
で表される。
Ce利用率(y)=9.3768×I値(x)−0.0217 (II)
で表され、500℃におけるCe利用率は、下記式(III):
Ce利用率(y)=15.671×I値(x)+0.0012 (III)
で表される。
耐久後のI値(y)=0.0396exp(−1.162×x) (IV)
で近似することができる。
OSC理論値=427.32×x+3.3947 (V)
で表される。
OSC=[a(0.0396exp(−1.162×x)+b]×[427.32×x+3.3947]
(a、bは、図3に示される400℃、500℃についての各式における係数である)
で表される。この式から計算した複合酸化物の耐久後の単位重量当りのOSCと、Ce量との関係を、400℃及び500℃の各温度について図6に示す。図6より、Ce=0.6〜0.8の組成比で、耐久後の単位重量当りのOSCが優れており、特に、400℃では、この範囲の組成比で単位重量当りのOSCが最大となったことが示された。
Claims (3)
- Ce、La及びZrを含み、式A2B2O7で表されるパイロクロア構造を有する複合酸化物であって、AサイトがCe及びLaからなり、BサイトがZrを含み、AサイトのCeの組成比が0.6〜0.8である複合酸化物。
- AサイトのCeの組成比が0.65〜0.75であり、Laの組成比が1.25〜1.35である請求項1の複合酸化物。
- 請求項1又は2の複合酸化物に貴金属を担持した排ガス浄化用触媒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014170847A JP6287687B2 (ja) | 2014-08-25 | 2014-08-25 | 排ガス浄化用触媒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014170847A JP6287687B2 (ja) | 2014-08-25 | 2014-08-25 | 排ガス浄化用触媒 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016044108A JP2016044108A (ja) | 2016-04-04 |
| JP6287687B2 true JP6287687B2 (ja) | 2018-03-07 |
Family
ID=55634999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014170847A Expired - Fee Related JP6287687B2 (ja) | 2014-08-25 | 2014-08-25 | 排ガス浄化用触媒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6287687B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6718386B2 (ja) * | 2017-01-12 | 2020-07-08 | 日本特殊陶業株式会社 | ガスセンサ素子およびガスセンサ |
| JP6630305B2 (ja) * | 2017-03-14 | 2020-01-15 | 株式会社豊田中央研究所 | コアシェル型酸化物材料、それを用いた排ガス浄化用触媒、及び排ガス浄化方法 |
| JP7091278B2 (ja) * | 2019-03-29 | 2022-06-27 | 株式会社豊田中央研究所 | 固体酸化物型燃料電池用電極材料、それを用いた固体酸化物型燃料電池用アノード電極、及びそれを用いた固体酸化物型燃料電池 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4696416B2 (ja) * | 2001-07-25 | 2011-06-08 | 住友金属鉱山株式会社 | 可視光領域で触媒活性を有する光触媒 |
| JP2005231951A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Tosoh Corp | 複合酸化物及び排ガス浄化用触媒 |
| JP5131053B2 (ja) * | 2008-06-24 | 2013-01-30 | トヨタ自動車株式会社 | 貴金属担持触媒及び触媒装置 |
| JP2011101839A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Mazda Motor Corp | 排気ガス浄化用触媒 |
| JP6120309B2 (ja) * | 2011-02-01 | 2017-04-26 | ユミコア日本触媒株式会社 | 排ガス浄化用触媒 |
| CN102659403A (zh) * | 2012-05-31 | 2012-09-12 | 北京科技大学 | 一种耐高温热障涂层陶瓷材料及其制备方法 |
| CN103787659A (zh) * | 2013-12-26 | 2014-05-14 | 浙江大学 | 一种固溶体型 (La2-xGdx) (Zr2-yCey)O7隔热陶瓷及其制备方法 |
| JP2015182932A (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-22 | 第一稀元素化学工業株式会社 | セリウム−ジルコニウム系複合酸化物及びその製造方法 |
-
2014
- 2014-08-25 JP JP2014170847A patent/JP6287687B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2016044108A (ja) | 2016-04-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101050861B1 (ko) | 높은 환원능 및 안정한 비표면적을 갖는 산화지르코늄 및 산화세륨 기재의 조성물, 그의 제조 방법, 및 배기 가스 처리에서의 용도 | |
| JP5194397B2 (ja) | 排ガス浄化触媒及びその製造方法 | |
| CN101489672B (zh) | 排气净化用催化剂 | |
| JP6906624B2 (ja) | 酸素吸放出材料、触媒、排ガス浄化システム、および排ガス処理方法 | |
| JP5889756B2 (ja) | 排気ガス浄化用触媒担体 | |
| JP5216189B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
| JP7664843B2 (ja) | 酸素貯蔵用のセリア含有混合酸化物 | |
| JP2005170774A (ja) | 複合酸化物及びその製造方法並びに排ガス浄化用触媒 | |
| KR20110122705A (ko) | 알루미나 또는 옥시수산화 알루미늄 기재 상에 란탄 페로브스카이트를 포함하는 조성물, 제조 방법 및 촉매에서의 용도 | |
| JP2005231951A (ja) | 複合酸化物及び排ガス浄化用触媒 | |
| US20190126248A1 (en) | Exhaust gas purifying catalyst | |
| WO2017179679A1 (ja) | 排ガス浄化触媒、排ガス浄化方法、及び排ガス浄化システム | |
| EP2885245A1 (en) | Ceria-zirconia-mixed oxide particles and process for their production by pyrolysis | |
| JP6287687B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
| JP5003954B2 (ja) | 排ガス浄化用酸化触媒、その製造方法、および排ガス浄化用酸化触媒を用いた排ガスの浄化方法 | |
| CN100453173C (zh) | 废气净化催化剂 | |
| JP2018038999A (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
| CN101410179B (zh) | 废气净化用催化剂及其制造方法 | |
| JPWO2007052821A1 (ja) | 触媒担体粒子、排ガス浄化触媒、及びそれらの製造方法 | |
| CN101484240A (zh) | 储氧材料 | |
| JP2015080736A (ja) | 酸素吸放出材及びそれを含む排ガス浄化用触媒 | |
| JP2010030823A (ja) | 複合酸化物及び同複合酸化物を含有した排気ガス浄化用触媒 | |
| JP4969496B2 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
| WO2006134976A1 (ja) | 排ガス浄化用触媒 | |
| JPWO2018051890A1 (ja) | 排ガス浄化用高耐熱性複合酸化物触媒及びその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170421 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171227 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180109 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180122 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6287687 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |
