JP6287689B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

本発明は、トップ送風ノズルを備えた洗車機に関する。
給油所等に設置される従来の洗車機は特許文献1に開示されている。洗車機は被洗浄車両に対して前後方向に移動させる洗車機本体を備えている。洗車機本体は左右の対向する2つのスタンド部と、スタンド部の上端を連結する天井部とを有し、被洗浄車両を跨いで門型に形成される。
洗車機本体には洗浄部及び乾燥部が設けられている。洗浄部は回転ブラシを備え、回転ブラシにより被洗浄車両の側面や上面を洗浄する。
乾燥部はブロアに接続されるサイド送風ノズル及びトップ送風ノズルを有している。サイド送風ノズルはそれぞれのスタンド部に設けられて先端の送風口から被洗浄車両の側面に向けて水平方向に送風し、トップ送風ノズルは天井部に設けられて先端の送風口から被洗浄車両の上面に向けて鉛直下方に送風する。
上記構成の洗車機において、ユーザが洗車条件を設定すると、洗車機本体が被洗浄車両に対して前後方向に移動し、洗浄部による被洗浄車両の洗浄が開始される。洗浄部による洗浄に続き、乾燥部により被洗浄車両に向けて送風し、被洗浄車両を乾燥させる。
特開2000−85547 号公報
しかしながら、上記従来の洗車機によると、トップ送風ノズルの送風口から鉛直下方に送風されるため、被洗浄車両の略鉛直な前面や後面に気流が十分当たらない。被洗浄車両の形状によって略鉛直に形成されるフロントガラスやリヤガラスに対しても同様に気流が十分当たらない。また、被洗浄車両の略水平なルーフ等に垂直に気流が衝突するため、トップ送風ノズルの進行方向後方に水滴が飛散して残留する場合がある。このため、被洗浄車両上の水滴を十分除去することができず、乾燥が不十分になる問題があった。
本発明は、乾燥能力を向上できる洗車機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、被洗浄車両に対して前後に相対移動する洗車機本体と、前記洗車機本体に設けられて被洗浄車両を洗浄する洗浄部と、前記洗車機本体に設けられて洗浄後の被洗浄車両に送風する乾燥部とを備えた洗車機において、前記乾燥部が、前記洗車機本体に送風口の向きを可変に支持されるとともに前記送風口から被洗浄車両の上面に送風するトップ送風ノズルと、前記トップ送風ノズルの先端部に連結される複動形のエアシリンダとを有し、前記トップ送風ノズルが前記エアシリンダの一方のポートから圧縮空気を供給して前記エアシリンダが縮んだ状態で保持される第1送風位置と、他方のポートから圧縮空気を供給して前記エアシリンダが伸びた状態で保持される第2送風位置と、前記エアシリンダに対する圧縮空気の供給を停止するとともに前記トップ送風ノズルに気流を流通させることにより第1送風位置と第2送風位置との間に保持される中間送風位置とに可動して前記送風口の向きを前後方向に可変することを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記洗車機本体に軸支して前記エアシリンダと前記トップ送風ノズルとを連結する連結部材を設けたことを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記エアシリンダが前記洗車機本体に鉛直面内で前後方向に回動可能に取り付けられることを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記中間送風位置の前記トップ送風ノズルの気流送出方向と前記エアシリンダの伸縮方向とを略平行としたことを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記トップ送風ノズルが可撓性を有し、前記エアシリンダの伸縮により屈曲することを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記トップ送風ノズルが左右一対設けられ、それぞれが左右方向にスライド移動することを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、一本の前記エアシリンダに左右の前記トップ送風ノズルが連結されることを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記トップ送風ノズルが被洗浄車両の後方に向かって移動し、前記トップ送風ノズルを第1送風位置及び第2送風位置の一方に配置して被洗浄車両の前面、ボンネット、フロントガラス及びルーフに向けて送風するとともに、他方に配置して被洗浄車両の後面に向けて送風し、前記中間送風位置に配置して被洗浄車両のルーフとリヤガラスとの境界に向けて送風することを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記トップ送風ノズルを前記中間送風位置に配置して被洗浄車両のリヤガラスに向けて送風することを特徴とする。
また、本発明は上記構成の洗車機において、前記トップ送風ノズルを第1送風位置及び第2送風位置の他方に配置して被洗浄車両のリヤガラスに向けて送風することを特徴とする。
本発明によると、トップ送風ノズルが複動形のエアシリンダにより第1送風位置及び第2送風位置に配置されるとともに、エアシリンダの圧縮空気の停止及びトップ送風ノズルの気流流通により中間送風位置に配置され、送風口の向きを前後方向に可変する。このため、トップ送風ノズルを第1送風位置や第2送風位置に配置し、被洗浄車両の略鉛直面や、傾斜面に対して気流を衝突させて水滴を除去することができる。従って、被洗浄車両上の水滴を確実に除去し、洗車機の乾燥能力を向上することができる。
本発明の第1実施形態の洗車機を示す側面図 本発明の第1実施形態の洗車機を示す正面図 本発明の第1実施形態の洗車機のトップ送風ノズルを示す斜視図 本発明の第1実施形態の洗車機のトップ送風ノズルの先端部の概略を示す側面図 本発明の第1実施形態の洗車機のトップ送風ノズルの履歴を示す側面図 本発明の第1実施形態の洗車機のトップ送風ノズルの履歴を示す側面図 本発明の第2実施形態の洗車機のトップ送風ノズルの先端部の概略を示す側面図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は本発明の第1実施形態の洗車機WAを示す側面図及び正面図である。洗車機WAは洗車機本体1、レール2及びリモートパネル7Aを備えている。洗車機本体1は左右の対向する2つのスタンド部90と、スタンド部90の上端を連結する天井部91とを有した門型に形成される。
レール2は地面G上に左右一対設けられ、スタンド部90の底面に設けた車輪3がレール2上に配される。これにより、洗車機本体1はレール2上に立設し、走行モータ(不図示)の駆動によりレール2上を走行して被洗浄車両CAに対して前後に相対移動する。
リモートパネル7Aは洗車機本体1の進入経路S上に配される。被洗浄車両CAはリモートパネル7Aの面前で停車し、ユーザは被洗浄車両CA内からリモートパネル7Aの操作によって洗車条件の設定を行う。
リモートパネル7Aに設けたボタンにより、シャンプー、ワックス掛け、撥水コート等に使用する液剤を用いた洗車条件を設定することができる。また、フロントガード有り、フェンダーポール有り、サイドミラー有り、リヤワイパ有り、ルーフキャリヤ有り等の装備品の設定もすることができる。
スタンド部90には洗剤やワックス等の各種液剤を貯液した複数の貯液タンク(不図示)を収納するタンク収納部30が配される。タンク収納部30の上方には市水及び各貯液タンクからの液剤を分配する分配配管部31が設けられる。分配配管部31には噴射ノズルからなる第1、第2浄水ノズル11、13、第1、第2洗剤ノズル12、15、撥水コートノズル14、ワックスノズル16がそれぞれ電磁弁(不図示)を介して導出される。
第1、第2浄水ノズル11、13は洗車機本体1の手前側及び奥側にそれぞれ配され、被洗浄車両CAに対して市水を噴射する。第1、第2洗剤ノズル12、15は洗車機本体1の手前側及び奥側にそれぞれ配され、被洗浄車両CAに対してシャンプーなどの液体を噴射する。撥水コートノズル14及びワックスノズル16は洗車機本体1の後面に配される。撥水コートノズル14は被洗浄車両CAに対して撥水コート剤の液体を噴射する。ワックスノズル16は被洗浄車両CAに対して液体のワックスを噴射する。
洗車機本体1の前面上部、側部には車両形状センサ8、9が設けられている。車両形状センサ8、9は光電センサや超音波センサ等から成り、洗車機本体1に進入する被洗浄車両CAの外面形状を検知する。
洗車機本体1の一方のスタンド部90の前面には操作パネル7が配される。操作パネル7は洗車条件を設定するリモートパネル7Aと同様の操作ボタン(不図示)を備えている。
洗車機本体1には被洗浄車両CA上に摺動して駆動モータ(不図示)により回転してブラッシングするトップブラシ4(洗浄部)、サイドブラシ5(洗浄部)及びロッカーブラシ6(洗浄部)が設けられている。トップブラシ4は天井部91に設けられ、被洗浄車両CAの上面に沿って移動して被洗浄車両CAの上面を洗浄する。サイドブラシ5は左右のスタンド部90に設けられ、被洗浄車両CAの両側面を洗浄する。ロッカーブラシ6は左右のスタンド部90の下部に設けられ、被洗浄車両CAの両側面の下部を洗浄する。
洗車機本体1には乾燥部39が設けられている。乾燥部39はブロア20、トップ送風ノズル30及びサイド送風ノズル22を有している。ブロア20は気流を発生して被洗浄車両CAを乾燥させ、ブロア20にはトップ送風ノズル40及びサイド送風ノズル22が接続される。トップ送風ノズル40は天井部91に設けられ、被洗浄車両CAの前後面及び上面に向けて送風する。サイド送風ノズル22は洗車機本体1の両側部にそれぞれ設けられ、被洗浄車両CAの側面に向けて送風する。
図3はトップ送風ノズル40の斜視図を示している。洗車機本体1には左右方向に延びるレール50(図2参照)が設けられ、レール50には移動体51が設けられている。移動体51は駆動モータ(不図示)を有し、駆動モータの駆動により移動体51はレール50上を左右方向に移動する。これにより、移動体51に固定されるトップ送風ノズル40が左右方向に移動する。
また、乾燥部39には1本の複動式のエアシリンダ43が設けられている。エアシリンダ43は移動体51の支持板51aに回動軸51bで支持され、垂直面内で前後方向に回動可能に設けられている。エアシリンダ43にはポート43a、43bが設けられている。ポート43a、43bには圧縮空気が電磁弁(不図示)から供給されるとともに、エアシリンダ43内の溜まった圧縮空気を排出する。電磁弁の制御によりポート43aから圧縮空気が供給されるとロッド43cが進出し、ポート43bから圧縮空気が供給されるとロッド43cが後退する。
移動体51の下面には取付板52が左右一対に設けられている。取付板52は下方に延びて形成されて下部には連結部材45が設けられている。
連結部材45は左右一対に設けられてL字状に形成され、取付板52の下部の回動軸52aで回動可能に軸支されている。連結部材45の上部には前後方向に突出する突出部45aが設けられている。左右の連結部材45の突出部45aの間には円柱部材46が設けられ、左右の連結部材45の保持部45bにより保持されている。
エアシリンダ43のロッド43cの先端部43dは挿通孔(不図示)が設けられ、挿通孔には円柱部材46が挿通されている。
トップ送風ノズル40はダクト部42、接続部44及び先端部41を有している。ダクト部42の上端はブロア20と接続し、可撓性を有した蛇腹状のパイプにより形成されている。接続部44は移動体51に設けられてダクト部42の下端を支持し、ダクト部42と先端部41とを接続している。
先端部41は下面に送風口41aを開口し、可撓性を有した蛇腹状のパイプにより形成されている。先端部41の下端は連結部材45に固定されている。このため、電磁弁(不図示)の制御により、ロッド43cが略上下方向に前進又は後退すると、連結部材45が鉛直面内で前後方向に回動し、先端部41の位置が可変される。
図4はトップ送風ノズル40の先端部41の概略側面図を示している。エアシリンダ43の一方のポート43b(図3参照)から圧縮空気が供給されると、ロッド43cが後退してエアシリンダ43が縮んだ状態を保持する。これにより、トップ送風ノズル40は先端部41を図中、右方に屈曲した第1送風位置L1に配され、矢印A1に示すように右方に気流が送出される。
エアシリンダ43の他方のポート43a(図3参照)から圧縮空気が供給されると、ロッド43cが進出してエアシリンダ43が伸びた状態を保持する。これにより、トップ送風ノズル40は先端部41を図中、左方に屈曲した第2送風位置L2に配され、矢印A2に示すように左方に気流が送出される。
この時、エアシリンダ43は洗車機本体1に取付けられた支持板51aに回動可能に支持される。このため、ロッド43cの進退によってエアシリンダ43の向きが可変され、連結部材45を容易に回動させることができる。尚、エアシリンダ43を支持板51aに固定し、ロッド43cの先端に設けた長孔に円柱部材46を遊嵌してもよい。
また、エアシリンダ43に対する圧縮空気の供給を停止してトップ送風ノズル40に気流を流通させると、先端部41が気流の流通方向(矢印A3)に沿って伸長される。これにより、トップ送風ノズル40は第1送風位置L1と第2送風位置L2との間の中間送風位置L3に配される。
従って、トップ送風ノズル40の先端部41が第1送風位置L1と第2送風位置L2と中間送風位置L3とに可動し、送風口41aの向きが前後方向に可変される。尚、本実施形態では中間送風位置L3で先端部41が鉛直に配置され、送風口41aの向きが約90゜(中間送風位置L3に対して前後に各45゜)可変される。本実施形態と異なる角度で送風口41aの向きを可変してもよい。
この時、中間送風位置L3のトップ送風ノズル40の気流送出方向(矢印A3)はエアシリンダ43の伸縮方向と略平行になっている。これにより、圧縮空気の供給が停止されたエアシリンダ43のロッド43cを先端部41の気流流通によって容易に進退させることができる。従って、トップ送風ノズル40を確実に中間送風位置L3に配置することができる。
上記構成の洗車機WAにおいて、ユーザが運転して被洗浄車両CAをリモートパネル7Aの面前で停車させ、被洗浄車両CAの洗車条件の設定を被洗浄車両CA内から行う。
洗車条件を設定した後、ユーザは所定の洗浄開始位置まで被洗浄車両CAを移動させる。そして、洗車機本体1が被洗浄車両CAを跨いで被洗浄車両CAに対して往復運動して洗車が開始される。車両形状センサ8、9により被洗浄車両CAの形状を検出し、トップブラシ4、サイドブラシ5及びロッカーブラシ6による洗浄が行われる。
続いてサイド送風ノズル22及びトップ送風ノズル40から被洗浄車両CAに向けて空気を送風し、被洗浄車両CAを乾燥させる。サイド送風ノズル22は被洗浄車両CAの側面に向けて空気を送風し、トップ送風ノズル40は被洗浄車両CAの前後面、上面に向けて空気を送風する。なお、トップ送風ノズル40は筒状の先端部41からスポット状に送風されるため、乾燥時に移動体51を左右方向に移動させて乾燥領域を大きくしている。
図5は乾燥時のトップ送風ノズル40の履歴を示す側面図である。同図はトランクルームCA6を有したセダンタイプの被洗浄車両CAを乾燥する場合を示している。被洗浄車両CAの乾燥時にトップ送風ノズル40は洗車機本体1の移動に伴って被洗浄車両CAの前方から後方に向かって進行し、先端部41が位置B1〜位置B17の順に配される。そして、車両形状センサ8、9の検知結果に基づいて送風口41aの向きが可変される。
位置B1では先端部41が被洗浄車両CAの前面CA1の前方上方に配され、位置B2〜位置B5では先端部41がボンネットCA2の上方に配される。位置B6〜位置B7では先端部41がフロントガラスCA3の上方に配され、位置B8〜位置B11では先端部41がルーフCA4の上方に配される。位置B12〜位置B13では先端部41がリヤガラスCA5の上方に配され、位置B14〜位置B15では先端部41がトランクルームCA6の上方に配される。位置B16〜位置B17では先端部41が被洗浄車両CAの後面CA7の後方に配される。
また、位置B1〜位置B11ではトップ送風ノズル40が第1送風位置L1(図4参照)に配され、送風口41aから斜め後方に気流が送出される。位置B12〜位置B15ではトップ送風ノズル40が中間送風位置L3(図4参照)に配され、送風口41aから鉛直下方に気流が送出される。位置B16〜位置B17ではトップ送風ノズル40が第2送風位置L2(図4参照)に配され、送風口41aから斜め前方に気流が送出される。
被洗浄車両CAの前面CA1、ボンネットCA2、フロントガラスCA3及びルーフCA4上では第1送風位置L1に配したトップ送風ノズル40の送風口41aから斜め後方に気流が送出される。このため、略鉛直面の前面CA1に気流が十分当たり、前面CA1上の水滴を除去することができる。また、ボンネットCA2、フロントガラスCA3及びルーフCA4上に斜め後方に向けて気流が衝突するため、水滴を後方(トップ送風ノズル40の進行方向前方)に導いて水滴の残留を防止することができる。
被洗浄車両CAのリヤガラスCA5及びトランクルームCA6上では中間送風位置L3に配したトップ送風ノズル40の送風口41aから鉛直下方に気流が送出される。このため、後方が下方に傾斜したリヤガラスCA5上の水滴が流下して除去され、トランクルームCA6上の水滴は略垂直に衝突する気流によって除去される。
この時、リヤガラスCA5上でトップ送風ノズル40を第1送風位置L1に配置すると、リヤガラスCA5に対して気流が略平行になるため水滴を十分除去できない。また、リヤガラスCA5上でトップ送風ノズル40を第2送風位置L2に配置すると、ルーフCA4とリヤガラスCA5との境界(位置B12)で水滴がルーフCA4上に飛散して残留する。このため、リヤガラスCA5上ではトップ送風ノズル40を中間送風位置L3に配置することで水滴の残留を防止することができる。
また、トランクルームCA6上でトップ送風ノズル40を第2送風位置L2に配置すると、トランクルームCA6と後面CA7との境界(位置B15)で水滴がトランクルームCA6上に飛散して残留する。このため、トランクルームCA6上ではトップ送風ノズル40を中間送風位置L3に配置することで水滴の残留を防止することができる。
尚、トランクルームCA6上で気流が略垂直に衝突するため、水滴が前方(トップ送風ノズル40の進行方向後方)に飛散する場合がある。このため、トランクルームCA6上(位置B14〜位置B15)でトップ送風ノズル40を第1送風位置L1に配置して後方に水滴を導いてもよい。
被洗浄車両CAの後面CA7には第2送風位置L2に配したトップ送風ノズル40の送風口41aから斜め前方に気流が送出される。このため、略鉛直面の後面CA7に気流が十分当たり、後面CA7上の水滴を除去することができる。
図6は図5と異なる被洗浄車両CAの乾燥時のトップ送風ノズル40の履歴を示す側面図である。同図はワゴンタイプの被洗浄車両CAを乾燥する場合を示し、トランクルームCA6(図5参照)がなくルーフCA4から略鉛直なリヤガラスCA5及び後面CA7が連続している。
位置B1〜位置B2では先端部41がボンネットCA2の上方に配される。位置B3〜位置B5では先端部41がフロントガラスCA3の上方に配され、位置B6〜位置B12では先端部41がルーフCA4の上方に配される。位置B13では先端部41がルーフCA4とリヤガラスCA5との境界の上方に配され、位置B14〜位置B15では先端部41がリヤガラスCA5及び後面CA7の後方に配される。
また、位置B1〜位置B12ではトップ送風ノズル40が第1送風位置L1(図4参照)に配され、送風口41aから斜め後方に気流が送出される。位置B13ではトップ送風ノズル40が中間送風位置L3(図4参照)に配され、送風口41aから鉛直下方に気流が送出される。位置B14〜位置B15ではトップ送風ノズル40が第2送風位置L2(図4参照)に配され、送風口41aから斜め前方に気流が送出される。
被洗浄車両CAの前面CA1、ボンネットCA2、フロントガラスCA3及びルーフCA4上では第1送風位置L1に配したトップ送風ノズル40の送風口41aから斜め後方に気流が送出される。このため、水滴を後方(トップ送風ノズル40の進行方向前方)に導いて水滴の残留を防止することができる。
被洗浄車両CAのルーフCA4とリヤガラスCA5との境界では中間送風位置L3に配したトップ送風ノズル40の送風口41aから鉛直下方に気流が送出される。このため、ルーフCA4の後端にルーフスポイラSが設けられた場合でも、ルーフスポイラSの下方の水滴を除去することができる。この時、トップ送風ノズル40を第2送風位置L2に配置すると、水滴がルーフCA4上に飛散して残留する。このため、トップ送風ノズル40を中間送風位置L3に配置することで被洗浄車両CAの水滴の残留を防止することができる。
被洗浄車両CAのリヤガラスCA5及び後面CA7には第2送風位置L2に配したトップ送風ノズル40の送風口41aから斜め前方に気流が送出される。このため、略鉛直面のリヤガラスCA5及び後面CA7に気流が十分当たり、リヤガラスCA5及び後面CA7上の水滴を除去することができる。
本実施形態によると、トップ送風ノズル40が複動形のエアシリンダ43に圧縮空気を供給して第1送風位置L1及び第2送風位置L2に配置される。また、トップ送風ノズル40はエアシリンダ43の圧縮空気の停止及びトップ送風ノズル40の気流流通によって中間送風位置L3に配置される。これにより、送風口41aの向きが前後方向に可変される。
このため、トップ送風ノズル40を第1送風位置L1や第2送風位置L2に配置し、被洗浄車両CAの略鉛直面(前面CA1や後面CA7)や、傾斜面(フロントガラスCA3やリヤガラスCA5)に対して気流を衝突させて水滴を除去することができる。また、被洗浄車両CAの略水平面(ボンネットCA2やルーフCA4)上の水滴を後方に導くことができる。更に、ルーフCA4とリヤガラスCA5との境界でトップ送風ノズル40を中間送風位置L3に配置し、ルーフCA4上への水滴の飛散を防止できる。従って、被洗浄車両CA上の水滴を確実に除去し、洗車機WAの乾燥能力を向上することができる。
また、洗車機本体1に軸支してエアシリンダ43とトップ送風ノズル40をと連結する連結部材45を設けたので、エアシリンダ53の伸縮により連結部材45が回動して送風口41aの向きを容易に可変することができる。
また、エアシリンダ43が洗車機本体1に回動可能に取り付けられるため、ロッド43cの進退によってエアシリンダ43の向きを可変して連結部材45を容易に回動させることができる。
また、中間送風位置L3のトップ送風のノズルの気流送出方向(矢印A3)とエアシリンダ43の伸縮方向とを略平行にしたので、圧縮空気の供給を停止したエアシリンダ43のロッド43cを先端部41の気流流通によって容易に進退させることができる。従って、トップ送風ノズル40を確実に中間送風位置L3に配置することができる。
また、トップ送風ノズル40が可撓性を有し、エアシリンダ43の伸縮により屈曲する。このため、トップ送風ノズル40の構造を簡略化して第1送風位置L1、第2送風位置L2及び中間送風位置L3の間でトップ送風ノズル40を容易に可変させることができる。
また、トップ送風ノズル40が左右一対設けられ、それぞれが左右方向にスライド移動するため、スポット状に送風するトップ送風ノズル40の乾燥領域を大きくすることができる。
また、一本のエアシリンダ43に左右のトップ送風ノズル40が連結されるため、乾燥部39の構造を簡略化するとともにコストを削減することができる。
また、トップ送風ノズル40が被洗浄車両CAの後方に向かって移動し、トップ送風ノズル40を第1送風位置L1及び第2送風位置L2の一方に配置して被洗浄車両CAの前面CA1、ボンネットCA2、フロントガラスCA3及びルーフCA4に向けて送風するとともに、他方に配置して被洗浄車両CAの後面CA7に向けて送風し、中間送風位置L3に配置して被洗浄車両CAのルーフCA4とリヤガラスCA5との境界に向けて送風する。これにより、ルーフCA4上への水滴の飛散を防止できる。従って、被洗浄車両CA上の水滴を確実に除去し、洗車機WAの乾燥能力を向上することができる
また、トップ送風ノズル40を中間送風位置L3に配置して被洗浄車両CAのリヤガラスCA5に向けて送風する。これにより、このため、被洗浄車両CAのルーフCA4の後端にルーフスポイラSが設けられた場合でも、ルーフスポイラSの下方の水滴を除去することができる。
また、トップ送風ノズル40を第1送風位置L1及び第2送風位置L2の他方に配置して被洗浄車両CAのリヤガラスCA5に向けて送風するため、傾斜面(フロントガラスCA3やリヤガラスCA5)に対して気流を衝突させて水滴を除去することができる。
<第2実施形態>
次に、図7は第2実施形態の洗車機WAのトップ送風ノズル40の先端部41を示す側面図である。説明の便宜上、前述の図1〜図6に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態はトップ送風ノズル40の第1送風位置L1、第2送風位置L2及び中間送風位置L3の配置が第1実施形態と異なる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
ダクト部42の下部は前後方向に屈曲して形成されている。これにより、エアシリンダ43に対する圧縮空気の供給を停止するとともにトップ送風ノズル40に気流を流通させると、中間送風位置L3ではトップ送風ノズル40が後方に傾斜(角度θ)するように配される。これにより、トップ送風ノズル40は中間送風位置L3で先端部41の気流送出方向(矢印A3)が鉛直に対して後方に傾斜角θだけ傾斜する。このため、第1送風位置L1では気流送出方向(矢印A1)の鉛直に対する角度が第1実施形態よりも大きくなる。また、第2送風位置L2では気流送出方向(矢印A2)の鉛直に対する角度が第1実施形態よりも小さくなる。
このため、このため、第1送風位置L1で乾燥を行う被洗浄車両CAのボンネットCA2やルーフCA4上の水滴をより確実に被洗浄車両CAの後方に導くことができる。また、セダンタイプの被洗浄車両CAのトランクルームCA6上で中間送風位置L3に配したトップ送風ノズル40によって水滴を被洗浄車両CAの後方に導くことができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、中間送風位置L3で気流送出方向(矢印A3)が鉛直に対して傾斜するので、被洗浄車両CAの略水平面の水滴をより確実に後方に導くことができる。
第1、第2実施形態において、エアシリンダ43が縮んだ第1送風位置L1の時に送風口41aが中間送風位置L3よりも被洗浄車両CAの前方に向き、伸びた第2送風位置L2の時に送風口41aが中間送風位置L3よりも被洗浄車両CAの後方に向くように構成してもよい。これにより、トップ送風ノズル40を第2送風位置L2に配置して被洗浄車両CAの前面CA1やルーフCA4等の乾燥が行われ、第1送風位置L1に配置して被洗浄車両CAの後面CA7等の乾燥が行われる。
また、トップ送風ノズル40の先端部41が可撓性を有した蛇腹状のパイプにより形成されるが、塩化ビニル等の硬質樹脂から成るパイプにより形成してもよい。この時、硬質樹脂の先端部41を洗車機本体1に回動可能に支持し、エアシリンダ43の伸縮により先端部41が回動して送風口41aの向きを可変させることができる。
本発明によると、トップ送風ノズルを備えた洗車機に利用することができる。
1 洗車機本体
2 レール
3 車輪
4 トップブラシ
5 サイドブラシ
6 ロッカーブラシ
7 操作パネル
20 ブロア
22 サイド送風ノズル
22a 送風口
30 タンク収納部
31 分配配管部
39 乾燥部
40 トップ送風ノズル
41 先端部
41a 送風口
42 ダクト部
43 エアシリンダ
43a、43b ポート
43c ロッド
43d 先端部
44 接続部
45 連結部材
45a 突出部
45b 保持部
46 円柱部材
50 レール
51 移動体
51a 支持板
51b 回動軸
52 取付板
52a 回動軸
90 スタンド部
91 天井部
CA 被洗浄車両
CA1 前面
CA2 ボンネット
CA3 フロントガラス
CA4 ルーフ
CA5 リヤガラス
CA6 トランクルーム
CA7 後面
L1 第1送風位置
L2 第2送風位置
L3 中間送風位置
S ルーフスポイラ
WA 洗車機

Claims (7)

  1. 被洗浄車両に対して前後に相対移動する洗車機本体と、前記洗車機本体に設けられて被洗浄車両を洗浄する洗浄部と、前記洗車機本体に設けられて洗浄後の被洗浄車両に送風する乾燥部とを備えた洗車機において、
    前記乾燥部が、前記洗車機本体に送風口の向きを可変に支持されるとともに前記送風口から被洗浄車両の上面に送風するトップ送風ノズルと、前記トップ送風ノズルの先端部に連結される複動形のエアシリンダとを有し、
    前記洗車機本体に軸支して前記エアシリンダと前記トップ送風ノズルとを連結する連結部材を設け、
    前記トップ送風ノズルが前記エアシリンダの一方のポートから圧縮空気を供給して前記エアシリンダが縮んだ状態で保持される第1送風位置と、他方のポートから圧縮空気を供給して前記エアシリンダが伸びた状態で保持される第2送風位置と、前記エアシリンダに対する圧縮空気の供給を停止するとともに前記トップ送風ノズルに気流を流通させることにより第1送風位置と第2送風位置との間に保持される中間送風位置とに可動して前記送風口の向きを前後方向に可変することを特徴とする洗車機。
  2. 被洗浄車両に対して前後に相対移動する洗車機本体と、前記洗車機本体に設けられて被洗浄車両を洗浄する洗浄部と、前記洗車機本体に設けられて洗浄後の被洗浄車両に送風する乾燥部とを備えた洗車機において、
    前記乾燥部が、前記洗車機本体に送風口の向きを可変に支持されるとともに前記送風口から被洗浄車両の上面に送風するトップ送風ノズルと、前記トップ送風ノズルの先端部に連結される複動形のエアシリンダとを有し、
    前記トップ送風ノズルが可撓性を有し、前記エアシリンダの伸縮により屈曲し、
    前記トップ送風ノズルが左右一対設けられ、それぞれが左右方向にスライド移動し、
    一本の前記エアシリンダに左右の前記トップ送風ノズルが連結され、
    前記トップ送風ノズルが前記エアシリンダの一方のポートから圧縮空気を供給して前記エアシリンダが縮んだ状態で保持される第1送風位置と、他方のポートから圧縮空気を供給して前記エアシリンダが伸びた状態で保持される第2送風位置と、前記エアシリンダに対する圧縮空気の供給を停止するとともに前記トップ送風ノズルに気流を流通させることにより第1送風位置と第2送風位置との間に保持される中間送風位置とに可動して前記送風口の向きを前後方向に可変することを特徴とする洗車機。
  3. 前記エアシリンダが前記洗車機本体に鉛直面内で前後方向に回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項に記載の洗車機。
  4. 前記中間送風位置の前記トップ送風ノズルの気流送出方向と前記エアシリンダの伸縮方向とを略平行としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗車機。
  5. 前記トップ送風ノズルが被洗浄車両の後方に向かって移動し、前記トップ送風ノズルを第1送風位置及び第2送風位置の一方に配置して被洗浄車両の前面、ボンネット、フロントガラス及びルーフに向けて送風するとともに、他方に配置して被洗浄車両の後面に向けて送風し、前記中間送風位置に配置して被洗浄車両のルーフとリヤガラスとの境界に向けて送風することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の洗車機。
  6. 前記トップ送風ノズルを前記中間送風位置に配置して被洗浄車両のリヤガラスに向けて送風することを特徴とする請求項に記載の洗車機。
  7. 前記トップ送風ノズルを第1送風位置及び第2送風位置の他方に配置して被洗浄車両のリヤガラスに向けて送風することを特徴とする請求項に記載の洗車機。
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