JP6287905B2 - 使用済み耐火物の選別方法および使用済み耐火物の選別装置 - Google Patents
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Description
また、本発明は、使用済み耐火物を色彩差に基づいて選別するための、使用済み耐火物の選別装置に関するものである。
1.使用済み耐火物の選別方法であって、
前記使用済み耐火物を破砕して耐火物粒を得る破砕工程と、
前記耐火物粒を分級する分級工程と、
前記分級工程で粒度調整された耐火物粒に水分を付与する含水処理工程と、
前記含水処理工程で水分を付与された耐火物粒を、該耐火物粒の色彩差に基づいて選別する色彩差選別工程とを有する、使用済み耐火物の選別方法。
前記使用済み耐火物を破砕して耐火物粒とする破砕手段と、
前記耐火物粒の粒度調整をする分級手段と、
前記分級手段で粒度調整された耐火物粒に水分を付与する含水処理手段と、
前記含水処理手段で水分を付与された耐火物粒を、該耐火物粒の色彩差に基づいて選別する色彩差選別手段とを有する、使用済み耐火物の選別装置。
本発明においては、使用済み耐火物を破砕して耐火物粒を得る破砕工程と、前記耐火物粒を分級する分級工程と、前記分級工程で粒度調整された耐火物粒に水分を付与する含水処理工程と、前記含水処理工程で水分を付与された耐火物粒を、該耐火物粒の色彩差に基づいて選別する色彩差選別工程とを順次行うことによって使用済み耐火物の選別を行う。
本発明の選別方法および選別装置は、使用済み耐火物を処理対象とするものである。前記使用済み耐火物としては、特に限定されることなく、任意の使用済み耐火物を用いることができる。その一例としては、製鉄所において排出された使用済み耐火物、例えば、上述したようなタンディッシュのワーク材とパーマ材とが混在する使用済み耐火物等を用いることができる。
本発明の使用済み耐火物の選別方法においては、まず、処理対象である使用済み耐火物を破砕して耐火物粒を得る(破砕工程)。後述する色彩差選別工程で用いられる色彩差選別装置には選別することのできる対象物の大きさに上限が存在するため、予め適切な大きさに破砕しておく必要がある。破砕工程においてどの程度の粒径まで耐火物を破砕するかは、使用する色彩差選別装置に応じて決定すればよいが、一般的な色彩差選別装置で分離可能な粒径は最大で150mm程度であるため、最大粒径が150mm以下となるまで破砕を行うことが好ましい。
破砕に用いる手段は特に限定されず、処理対象の耐火物を適切な大きさに破砕できるものであれば任意のものを使用できる。好適な破砕手段の一例としては、ジョークラッシャー、ハンマークラッシャー等が挙げられる。
上記破砕工程で耐火物を破砕すると、色彩選別装置で選別を行なうことの出来ないほど粒径の小さい粉体が発生する。そこで、上記破砕工程によって得られた耐火物粒は、分級工程において分級され、粒径が一定以下の粉末(小粒径耐火物粉)が取り除かれる。これにより、色彩差選別工程における分離精度をさらに向上させることができる。一般的な色彩差選別装置で分離可能な粒径は最小で2mm程度であるため、最小粒径が2mm以上となるよう分級を行うことが好ましい。また、十分な分離精度を安定して得るためには、最小粒径を5mm以上とすることがより好ましく、10mm以上とすることがさらに好ましい。
分級に用いる手段は特に限定されず、所定の粒径以下の耐火物を分離できるものであれば任意のものを使用できる。使用可能な分級手段の一例としては、篩が挙げられる。
上記分級工程において小粒径耐火物が除去された耐火物粒(大粒径耐火物粒)は、次に、含水処理工程において水分を付与される。前記含水処理は、耐火物粒の含水量のばらつきをなくすことを目的としたものであり、したがって、処理対象とするすべての耐火物粒を、十分な湿潤状態とすることが好ましい。なお、色彩差選別工程では、通常、耐火物粒の表面の色彩に基づいて選別を行うため、耐火物粒の表面が十分な湿潤状態となっていればよく、耐火物粒の内部まで水分を浸透させる必要は無い。
含水処理に用いる手段は特に限定されず、耐火物粒に水分を付与することのできるものであれば任意のものを使用できる。処理対象とするすべての耐火物粒を十分な湿潤状態とするという観点からは、例えば、耐火物粒を水中に浸漬して含水させるための水槽や、耐火物粒に水をスプレーする噴霧手段(ノズル等)を備えた装置を用いることが好ましい。しかし、上述したように耐火物粒の表面が十分な湿潤状態となっていればよいため、水槽に浸漬する場合であっても長時間浸漬させる必要は無く、また、噴霧手段を用いる場合には、ベルトコンベア等で搬送中の耐火物粒に対して水を噴霧するだけで十分に水分を付与することができる。噴霧手段を用いる場合、すべての耐火物粒の表面を確実に湿潤させるという観点からは、複数の噴霧手段を用いて水を付与することが好ましく、該複数の噴霧手段を用いて2方向、4方向といった複数の方向から水を付与することがより好ましい。
本発明においては、色彩差選別工程に先立って、上記含水処理工程で水分を付与された耐火物粒に付着した余剰の水分を除去する余剰水分除去工程をさらに設けることが好ましい。耐火物粒の表面に、水滴や水膜等の形で余剰の水分が付着している場合、色彩差選別工程において、照明の光が該水滴や水膜等によって反射、散乱される結果、耐火物粒表面の色彩を正しく測定することができない場合がある。予め余剰の水分を除去しておくことにより、このような測定上の問題を回避して、分離精度を向上させることができる。
余剰水分の除去に用いる手段は特に限定されず、耐火物粒に付着した水滴や水膜等の余剰水分を除去することのできるものであれば任意のものを使用できる。例えば、スポンジ等の吸水性部材やブラシ等を耐火物粒に接触させて余剰水分を吸い取ったり拭き取ったりするもの、ノズルやスリットからエアを吹き付けて余剰水分を除去するもの、耐火物粒をメッシュ上に載せた状態で振動を付与して水分をふるい落とすもの等を好適に用いることができる。なお、加熱手段を用いて余剰水分を除去すると、耐火物表面を湿潤状態にするために必要な水分まで除去されてしまい、耐火物粒の色彩が安定しなくなるため好ましくない。
色彩差選別工程では、耐火物粒に含まれる耐火物が、材質や劣化度合いによって異なる色調を有することを利用して選別を行う。具体的な選別の条件については、処理対象である使用済み耐火物に含まれている耐火物の種類や、選別後の再利用の用途等に応じて決定すればよい。図2のフロー図に示した実施形態においては、使用済み耐火物を、ワーク材と、劣化ワーク材およびパーマ材とに選別している。
色彩差選別手段としては、耐火物粒を色彩差に基づいて選別できるものであれば、任意のものを用いることができる。使用することのできる一般的な色彩差選別手段としては、例えば特許文献4に記載されているような構造のものが挙げられる。具体的には、次の通りである。まず、シュートと呼ばれる板(ないしはベルトコンベヤ)で耐火物粒を搬送し、途中にあるカメラで耐火物粒に含まれる粒子ごとの色彩情報を取り込む。次いで、予め設定しておいた選別基準に基づいて、例えば、回収して再利用される有価物と、それ以外の不要物とを判別し、不要物がシュート(ベルト)から放り出されたところでエアガンによって撃ち落して選別する。上記以外の構造、機構を持つ色彩選別手段を使用できることはいうまでもない。
2 ノズル
3 鉄皮
4 ライニング
5 ワーク材
6 パーマ材
10 耐火物粒
11 ベルトコンベア
12 スプレーノズル
13 水
14 エアノズル
15 エア
Claims (4)
- 使用済み耐火物の選別方法であって、
前記使用済み耐火物を破砕して耐火物粒を得る破砕工程と、
前記耐火物粒を分級する分級工程と、
前記分級工程で粒度調整された耐火物粒に水分を付与する含水処理工程と、
前記含水処理工程で水分を付与された耐火物粒を、該耐火物粒の色彩差に基づいて選別する色彩差選別工程とを有する、使用済み耐火物の選別方法。 - 前記色彩差選別工程に先立って、前記含水処理工程で水分を付与された耐火物粒に付着した余剰水分を除去する余剰水分除去工程をさらに有する、請求項1に記載の使用済み耐火物の選別方法。
- 使用済み耐火物の選別装置であって、
前記使用済み耐火物を破砕して耐火物粒とする破砕手段と、
前記耐火物粒の粒度調整をする分級手段と、
前記分級手段で粒度調整された耐火物粒に水分を付与する含水処理手段と、
前記含水処理手段で水分を付与された耐火物粒を、該耐火物粒の色彩差に基づいて選別する色彩差選別手段とを有する、使用済み耐火物の選別装置。 - 前記色彩差に基づく選別に先立って、前記含水処理手段によって水分を付与された耐火物粒に付着した余剰水分を除去する余剰水分除去手段をさらに有する、請求項3に記載の使用済み耐火物の選別装置。
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| JP2015050747A JP6287905B2 (ja) | 2015-03-13 | 2015-03-13 | 使用済み耐火物の選別方法および使用済み耐火物の選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP2015050747A JP6287905B2 (ja) | 2015-03-13 | 2015-03-13 | 使用済み耐火物の選別方法および使用済み耐火物の選別装置 |
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