JP6345272B2 - 遠心分離機 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前提部による、液体不純物を含むガスを浄化するための遠心分離機に関する。具体的には、本発明による遠心分離機は、オイル粒子から燃料エンジンのクランクケースガスを浄化するために構成される。
特許文献1は、初期に定義された種類の遠心分離機を開示している。ガス入口は、遠心分離機の下部を貫いて延びている。ガス出口の出口開口は、端壁のうちの上方の端壁に隣接する分離円板の積み重ねの上方で側壁を貫いて提供されている。分離された液体不純物は側壁を通じて放出される。
特許文献2は、初期に定義された種類の別の遠心分離機を開示している。ガス入口は、遠心分離機の上部を貫いて延びている。ガス出口の出口開口は、端壁のうちの下方の端壁に隣接する分離円板の積み重ねの下方で側壁を貫いて提供されている。分離された液体不純物は側壁を通じて放出される。
特許文献3は、クランクケースガスを浄化するためのさらなる遠心分離機を開示している。ガス出口の出口開口は、遠心分離機の上方端壁を貫いて延びている。ガス入口の入口開口は、下方端壁を貫いて延びている。分離された液体不純物は下方端壁を通じて放出される。
先行技術の遠心分離機の1つの問題は、それら遠心分離機が大きい空間を必要とする比較的大きい寸法を有することである。これは特に、遠心分離機が、特には小形のトラックなどで使用される、より小さい燃焼エンジンからのクランクケースガス、好ましくはより小さいディーゼルエンジンからのクランクケースガスを浄化するために使用される場合に、重大な問題である。
遠心分離機の寸法を小さくする1つの方法は、分離円板の積み重ねの直径を小さくすることである。しかしながら、分離効率を維持するためには、積み重ねの高さまたは長さが増大される必要がある。
国際公開第2007/094725号パンフレット 国際公開第2005/087384号パンフレット 米国特許出願公開第2011/0281712号明細書 国際公開第2012/152925号パンフレット 国際公開第2014/023592号パンフレット
本発明の目的は、上記の問題を改善することであり、より正確には、縮小された寸法または小形の寸法を有する一方で分離効率を維持または向上する遠心分離機を提供することである。
この目的は、排出出口が、上流部分の下流のガス出口において設けられ、ガス出口が、液体不純物を排出出口へと搬送するように構成されることを特徴とする、初めに定義された遠心分離機によって達成される。
浄化されたガスから分離された液体不純物をガス出口へと搬送することで、より小形の解決策が達成される。固定筐体からの1つだけの単一の出口通路が、液体不純物と浄化されたガスとの両方に必要とされる。ガス出口は、浄化されたガスを、ガス出口における中央の流れに沿って排出出口へと搬送し、液体不純物を、ガス出口の内壁に沿って排出出口へと搬送するように構成される。
本発明の実施形態によれば、ガス出口は、上流部分の下流に設けられる進入部分を有する出口導管を備え、排出出口は、出口導管の進入部分の周りに延びる溝を備える。したがって、浄化されたガスの中央の流れは、出口導管の進入部分を通じて搬送され得る。液体不純物は、進入部分の周りに設けられる溝において回収されることになる。
本発明のさらなる実施形態によれば、排出出口は、溝から延びる少なくとも1つの排出開口を備える。溝において回収された液体不純物は、任意の適切な位置へのさらなる移送のために、溝から排出開口を通じて排出されることになる。液体不純物は、中央の流れにおける浄化されたガスの量と少なくとも関連して、少量の浄化されたガスと共に排出されることになる。有利には、例えば、2つ、3つ、4つ、またはさらに多くの排出開口といった、2つ以上の排出開口が溝から延びる。
本発明のさらなる実施形態によれば、ガス出口は、上流部分の下流に設けられると共に増大する断面を有する下流部分を有する。このような増大する断面は、出口開口における圧力低下の回復を可能にすることによって、流体力学的に有利である。有利には、上流部分は一定の断面を有してもよい。
本発明のさらなる実施形態によれば、出口導管の排出出口と進入部分とは下流部分の下流端に設けられる。
本発明のさらなる実施形態によれば、下流部分は上流部分から延びる。したがって、下流部分は、上流部分が終わる場所から直接始まってもよい。
本発明のさらなる実施形態によれば、ガス出口の出口開口は固定筐体の側壁を貫いて延びる。ガス出口が側壁を貫く出口開口から延びるため、浄化されたガスと液体不純物との両方は、正接方向における速度が与えられ得ることになり、そのため、側壁の出口開口を通じて容易に放出され、ガス出口において分離されたままとされ得る。
本発明のさらなる実施形態によれば、端空間が、分離空間の外側に設けられ、少なくとも1つの排出開口から延びる排出通路を介して排出出口と連通する。1つまたは複数の排出開口は、分離空間の径方向外側部においてよりも端空間において、より低い圧力を作り出すように制約される全体流量範囲を有する。したがって、液体不純物は、この圧力差のおかげで、特には少量の浄化されたガスと共に端空間へと搬送されることになる。端空間から、オイルなどの液体不純物が、回転部材を支持する1つまたは複数の軸受を通じて、および/または、燃焼エンジンのオイルシステムへと戻すように、移送されてもよい。
本発明のさらなる実施形態によれば、中央吸引開口が、端空間から分離空間への再循環ガス流を許容するために、第2の端壁を貫いて分離空間と端空間との間で延びる。分離空間の中央部における圧力は、分離円板の積み重ねの汲み上げ効果のため、径方向外側部における圧力より低くなる。分離空間の中央部における圧力はまた、端空間における圧力よりも低くなる。
本発明のさらなる実施形態によれば、ファン部材が、前記再循環ガス流をさらに促進するために、第2の端壁と分離円板の積み重ねとの間に設けられる。有利には、ファン部材はスピンドルに取り付けられ、分離円板の積み重ねと共に回転する。
本発明のさらなる実施形態によれば、側壁に隣接する第2の端壁は、分離された液体不純物のために分離空間と端空間との間に連通通路を提供するいくつかの開口を有する。したがって、第2の端壁において回収された液体不純物は、端空間へと排出され得る。
本発明のさらなる実施形態によれば、上流部分は、互いと実質的に平行である上流出口壁を有する。下流部分は、分岐している下流出口壁を有してもよい。したがって、ガス出口は、上流出口壁と下流出口壁とを備える内壁によって画定される。
本発明のさらなる実施形態によれば、固定筐体は、回転の軸から周囲の側壁の半径Rを有し、上流部分は、出口開口から出口方向において延び、出口方向は、出口開口の上流位置を通って延び、回転の軸を通って延びる横断線と平行であり、出口方向と前記横断線との間の垂直距離が、特には出口開口と反対の半径Rに対して、少なくとも0.8Rであり、最大で1.2Rである。出口方向がこのように延びることで、分離空間から出るガス流についての流れ抵抗を低減する。有利には、出口方向と前記線との間の垂直距離は、少なくとも0.9Rであり、最大で1.1Rであり得る。さらに、出口方向と前記横断線との間の垂直距離は、半径Rと等しくてもよい、または、実質的に等しくてもよい。出口方向がこのように延びることは、分離空間を出て行くガス流についての最小流れ抵抗をもたらす。
本発明のさらなる実施形態によれば、出口開口は、長手方向に沿う細長い形を有し、分離円板の積み重ねの反対に位置決めされる。筐体の側壁を貫く、細長い形を伴う、または、スロットの形態の、このような開口は、大きな領域にわたってガスの流れの均一な分配を許容するため、有利である。
本発明のさらなる実施形態によれば、分離円板の積み重ねは、外側円周囲と、外側円周囲における軸方向長さと、を有し、長手方向に沿う出口開口は、軸方向長さの80〜130%である長さを有する。この特徴は、全体の分離円板の積み重ねを通じての均一なガス流に、つまり、隣接する分離円板同士の間の隙間の各々における等しいガス流に、さらに寄与する。有利には、長さは、軸方向長さの90〜120%で、特には軸方向長さの100〜110%であり得る。
本発明のさらなる実施形態によれば、分離円板は、隣接する分離円板同士の間に隙間を形成するために、互いからある距離で設けられる。有利には、各々の隙間は、出口開口の反対または正反対に位置決めされてもよい。さらに、回転部材は、分離円板の各々において少なくとも1つの孔によって形成され、入口に連結され、浄化されるガスを、入口から、分離円板の積み重ねの隙間へと搬送するように構成される中央空間を定め得る。
ここで、本発明は、様々な実施形態の記載を通じ、添付の図面を参照して、より綿密に説明される。
本発明の第1の実施形態による遠心分離機の斜視図である。 図1における遠心分離機の回転の軸に垂直な横断面図である。 図2における線III−IIIに沿っての断面図である。 図2における線IV−IVに沿っての断面図である。 図1のものと同様であるが出口導管が取り外されている斜視図である。 固定筐体の一部が取り外されている遠心分離機の上方からの斜視図である。 図4のものと同様である、第2の実施形態による遠心分離機の断面図である。 図1における遠心分離機のガス出口の方向を示す図である。 本発明の第3の実施形態による遠心分離機のガス出口の方向を示す図である。 本発明の第4の実施形態による遠心分離機のガス出口の方向を示す図である。 本発明の第5の実施形態による遠心分離機のガス出口の方向を示す図である。
図1〜図6および図8は液体不純物を含むガス、特には、オイル液滴および/またはオイルミストの形態で液体不純物を含む、燃焼エンジンのクランクケースガスを浄化するための遠心分離機の第1の実施形態を開示する。
遠心分離機は固定筐体1を備えており、固定筐体1は、特にはディーゼルエンジンである燃焼エンジン(開示されていない)に、燃焼エンジンの上部または燃焼エンジンの側部においてといった、適切な位置において搭載されるように構成されている。
遠心分離機は、例えば、オイル液滴またはオイルミストの形態での大量の液体不純物を頻繁に含む工作機械の環境といった、燃焼エンジン以外の供給源からの浄化ガスに適してもいることに留意されたい。
固定筐体1は、ガス流が通るのを許容されている分離空間2を包囲している。固定筐体1は、周囲の側壁3と、第1の端壁4(開示されている実施形態では、上方端壁)と、第2の端壁5(開示されている実施形態では、下方端壁)と、を備えているか、またはそれらによって形成されている。周囲の側壁3は、回転の軸xから周囲の側壁3への半径Rを伴う円形の断面を有し、その断面は、少なくとも周囲の側壁3の周囲の大部分に対して一定である。具体的には、側壁3は円筒形である。
遠心分離機は回転部材6を備えており、図4および図6を見ると、回転部材6は回転の軸xの周りに回転するように配置されている。固定筐体1は、回転部材6に対して、好ましくは、固定筐体1が搭載され得る燃焼エンジンに対して固定していることは、留意されるべきである。
回転部材6は、スピンドル7と、スピンドル7に取り付けられた分離円板8の積み重ねと、を備えている。図4を見ると、分離円板8の積み重ねのすべての分離円板8は、第1の端板9(開示されている実施形態では、上方端板)と第2の端板10(開示されている実施形態では、下方端板)との間に設けられている。
図4を見ると、スピンドル7と、したがって回転部材6と、は第1の軸受11(開示されている実施形態では、上方軸受)と第2の軸受12(開示されている実施形態では、下方軸受)を用いて、固定筐体1において回転可能に支持されている。
分離円板8は円錐形であり、スピンドル7から下方外向きに延びている。分離円板8は、上方外向きに、またはさらには径方向に延びることも可能であることは、留意されるべきである。分離円板8は、隣接する分離円板8同士の間に隙間13を形成するために、つまり、隣接する分離円板8の各々の対の間に隙間13を形成するために、隔離部材(図示していない)を用いて互いからある距離で設けられている。各々の隙間13の軸方向の厚さは、例えば、1〜2mmの程度であり得る。
各々の分離円板8は、プラスチックまたは金属から形成され得る。分離円板8の数は、通常、図4に指示されているよりも多く、例えば、遠心分離機の寸法に依存して、50枚から100枚の分離円板8であり得る。
図4および図6を見ると、回転部材6は中央空間14を定めている。中央空間14は、分離円板8の各々における孔によって形成されてもよい。開示されている実施形態では、図2および図6を見ると、中央空間14は複数の孔によって形成されており、各々の孔は第1の端板9を貫き、分離円板8の各々を貫いて延びている。
遠心分離機は、浄化されるガスの供給のための入口15を備えている。入口15は、固定筐体1を貫いて延びており、より正確には、第1の端壁4を貫いて延びている。図4を見ると、入口15は、浄化されるガスが入口15から中央空間14を介して分離円板8の積み重ねの隙間13へと搬送されるように、中央空間14と連通している。
入口15は、クランクケースから、入口15へのクランクケースガスの供給、さらには、前述のように中央空間14および隙間13へのクランクケースガスの供給を許容する入口導管16を介して、燃焼エンジンのクランクケースまたは任意の他の供給源と連通するように構成されている。開示されている入口導管16は、遠心分離機によって含まれ得る。
遠心分離機は、回転部材6を回転するための、概略的に開示されている駆動部材17を備えている。駆動部材17はスピンドル7に連結されている。駆動部材17は、特許文献4を見ると、燃焼エンジンのオイルシステムからオイル噴射を用いて回転されるタービンホイール、または、特許文献5を見ると、自由噴射が燃焼エンジンのオイルシステムによって提供されるブローバック円板を備える自由噴射ホイールを備え得る。代替で、駆動部材17は、燃焼エンジンから独立していてもよく、電気モータ、油圧モータ、または空気圧モータを備えてもよい。
遠心分離機は、ガスから分離される液体不純物の放出を許容するように構成される排出出口19を備えている。遠心分離機は、浄化されたガスの放出を許容するように構成されたガス出口20も備えている。ガスの液体不純物は、隙間13においてガスから分離されることになり、浄化されたガスは、隙間13から分離空間2へと搬送され、さらにガス出口20へと搬送されることになる。
ガス出口20は、固定筐体1の側壁3において開示されている実施形態における固定筐体1において、出口開口21を備えている。出口開口21は、細長くされており、固定筐体1の側壁3を貫くスロットとして構成されている。出口開口21は、図2および図8を見ると、上流位置21'または上流軸方向線と、下流位置21"または下流軸方向線とを有している。第1の実施形態では、上流位置21'および下流位置21"は、回転の軸xから半径Rにおいて位置付けられている。
したがって、出口開口21は、長手方向軸x'に沿って細長い形を有している。開示されている実施形態では、長手方向軸x'は、図3で見ることができるように、回転の軸xと平行であるか、または実質的に平行である。しかしながら、長手方向軸x'、つまり、出口開口21の延在は、回転の軸xに対して若干傾斜してもよいことに留意されたい。別の言い方をすれば、長手方向軸x'は、回転の軸xと平行である方向の主な成分と、その場合に、回転の軸xと垂直である方向の小さい成分(図示せず)とを有してもよい。
出口開口またはスロット21は、分離円板8の積み重ねの反対または正反対に位置決めされてもよい。したがって、出口開口21は、分離円板8の積み重ねの傍で横方向に位置決めされており、これは、隙間13から出口開口21への距離が短いことを意味し、各々の隙間13について、出口開口21にとっては同じであり得る。
図4を見ると、分離円板8の積み重ねは、外側円周囲と、外側円周囲における軸方向長さSと、を有している。図3を見ると、出口開口21は、長手方向軸x'に沿う長さLを有している。長さLは、軸方向長さSの80〜130%であり、好ましくは軸方向長さSの90〜120%であり、より好ましくは軸方向長さSの100〜110%である。具体的には、長さLは、軸方向長さSと少なくとも等しく、または同等であってもよい、または、軸方向長さSと同じ程度であってもよい。長さLが軸方向長さSと少なくとも等しい場合、各々の隙間13から出口開口21への等しい距離が確保され得る。
図2、図3、および図6を見ると、ガス出口20は上流部分22と下流部分23とを有している。上流部分22は、出口開口21から延びるか、または出口開口21において始まる。少なくとも上流部分22は、図2で見ることができるような出口方向Dで延びている。
出口方向Dは、出口開口21の上流位置21'を通って延び、回転の軸xを通って延びる横断線Tと平行である。出口方向Dと横断線Tとの間の垂直距離Pは、少なくとも0.8Rであり、最大で1.2Rである。
図1〜図8で開示されている実施形態では、出口方向Dと横断線Tとの間の垂直距離は、半径Rに等しい、または、半径Rに実質的に等しい。したがって、出口方向Dは、回転の軸xに対して正接の方向である。下流位置21"は、出口方向Dよりも横断線Tに対してより短い垂直距離Pにおいて位置付けられている。
上流部分22は、図2および図6において見ることができるように、回転の軸xを横断する断面で見たとき、一定の断面を有している。これは、上流部分22が、互いに平行であって出口方向Dと平行である上流出口壁24、25を有していることを意味する。具体的には、上流出口壁24は出口方向Dと一致している。
開示されている実施形態では、上流出口壁24、25は、回転の軸xと平行でもある。
2つの上流出口壁24および25の間の距離は、長さLおよび半径Rより短い、または、長さLおよび半径Rより相当に短い。
下流部分23は、図2において示される回転の軸xを横断する断面で見たとき、増大する断面を有している。これは、下流部分23が、互いから分岐している下流出口壁26、27を有することを意味する。
排出出口19は、図2および図6において示されているようなガス出口20の下流部分23の下流端において、ガス出口20に設けられている。したがって、ガス出口20は、ガスから分離された液体不純物を、排出出口19へと搬送するように構成されている。
液体不純物は、図において誇張された汚点として図示されており、遠心力のため、隙間13から側壁3の内側へと移送され、そこで分離されたオイルの膜を形成する。回転移動は、分離されたオイルの膜を、側壁3の内側に沿って出口開口21およびガス出口20へと搬送する。そして、分離されたオイルの膜は、上流出口壁24、25および下流出口壁26、27を含むガス出口20の内壁において、排出出口19へと外向きに搬送される。
ガス出口20は、進入部分29を有する出口導管28を備えている。排出出口19は、出口導管28の進入部分29の周りに延びる溝30を備えている。
進入部分29および溝30は、上流部分22の下流において、下流部分23の下流端に設けられている。
したがって、浄化されたガスは、ガス出口20を介して出口導管28へと排出され得る。出口導管28は、浄化されたガスを、例えば燃焼エンジンの入口側へと、有利に再循環できる。
排出出口19は、開示されている実施形態では、溝30から延びる4つの排出開口31を備えている。当然ながら、排出出口19は、例えば1つ、2つ、3つ、5つ、またはさらにより多くの排出開口31といった、他の数のこのような排出開口31を備えてもよい。
したがって、ガス出口20は、浄化されたガスを、ガス出口20における中央の流れに沿って排出出口19へと搬送し、液体不純物を、分離されたオイルの膜として、ガス出口20の内壁に沿って排出出口19へと搬送することになる。浄化されたガスの中央の流れは、出口導管28の進入部分29を通じて搬送されることになり、液体不純物は、進入部分29の周りの溝30において回収されることになる。
遠心分離機は、分離空間2の外側に設けられている端空間33も備えている。開示されている実施形態では、端空間33は、図4において見ることができるように第2の端壁5の外側に位置付けられている。図3を見ると、端空間33は、排出開口31から延びる排出通路34を介して、排出出口19と連通している。したがって、溝30において回収された分離された液体不純物は、排出開口31および排出通路34を介して端空間33へと、浄化されたガスの周囲の流れと共に搬送されることになる。端空間33から、液体不純物は、軸受11、12を通じて、特には図4に示しているように第2の軸受12を通じて、搬送されてもよい。浄化されたガスの周囲の流れは、浄化されたガスの中央の流れよりも小さい、または、著しく小さい。
図4を見ると、中央吸引開口35が、第2の端壁5を貫いて分離空間2と端空間33との間で延びている。中央吸引開口35は環状の断面形を有し、スピンドル7の周りに提供されている。中央吸引開口35は、端空間33から分離空間2への再循環ガス流を許容する。したがって、浄化されたガスの周囲の流れは、分離空間2へと再循環されてもよい。
第1の実施形態によれば、遠心分離機は、第2の端壁5と分離円板8の積み重ねとの間に設けられたファン部材36を備えている。ファン部材36は、中央吸引開口35の外側に設けられており、端空間33から分離空間2への再循環ガス流をさらに促進する。
開示されている実施形態では、第2の端壁5は、側壁3に隣接して位置付けられた2つの開口37を有している。開口37は、第2の端壁5において回収されて分離された液体不純物のために、分離空間2と端空間33との間に連通通路を提供している。したがって、液体不純物は、図4に示しているように、開口37を通って端空間33へと、少量の浄化されたガスと共に通過できる。
図7は、第1の実施形態とは異なる、ファン部材が設けられていない第2の実施形態を開示している。中央吸引開口35は、第2の端壁5を貫いて、分離空間2と端空間33との間で延びている。この場合でも同じく、分離空間2の中央部における圧力が、分離円板8の積み重ねの汲み上げ効果により、分離空間の径方向外側部および端空間33における圧力よりも低くなるため、中央吸引開口35は、端空間33から分離空間2への再循環ガス流を許容する。
出口方向Dは、図1〜図8に示したもの以外に延びていてもよいことに留意されたい。図9〜図11は、ガス出口20の出口方向Dのみに関して第1の実施形態と異なるさらなる実施形態を開示している。
図9は、上流位置21'が、側壁3の内側と、外側上流壁を形成する上流壁24との間に、凸状または鋭利な凸状の角を形成する第3の実施形態を示している。角が丸められてもよいことは留意されるべきである。平行である上流出口壁24、または、出口方向Dと一致する上流出口壁24は、横断線Tと平行である。
第3の実施形態では、出口方向Dと前記横断線Tとの間の垂直距離Pが、半径Rより短く、およそ0.9Rである。横断線Tと下流位置21"との間の垂直距離は0.9Rより短い。
図10は、上流位置21'が、側壁3の内側と上流出口壁24との間の移行領域の端に位置付けられている第4の実施形態を示している。出口方向Dと平行である上流出口壁24は、横断線Tと平行であるか、または横断線Tと一致しているが、正接面の外側に位置付けられている。移行領域は、径方向線に対して傾斜された線として、または側壁3の内側から上流出口壁24および上流位置21'への滑らかな移行として構成された、図7に示したような径方向線と一致してもよい。
第4の実施形態では、出口方向Dと横断線Tとの間の垂直距離Pが、半径Rより大きく、およそ1.1Rである。横断線Tと下流位置21"との間の垂直距離は、半径Rと等しいより長いか、または、図11に示しているように、半径Rより短くてもよい。
図11は、上流出口壁24が出口方向Dおよび横断線Tと平行であるか、または上流出口壁24が出口方向Dおよび横断線Tと一致する第5の実施形態を示している。第5の実施形態では、側壁3は、出口開口21の上流の区分に沿う円筒形から逸脱している。
第5の実施形態では、出口方向Dと横断線Tとの間の垂直距離Pが、半径Rより大きく、およそ1.1Rである。横断線Tと下流位置21"との間の垂直距離は、半径Rと等しいより長いか、または図11に示しているように、半径Rより短くてもよく、およそ0.9Rである。
本発明は、開示されている実施形態に限定されず、以下の請求項の範囲内で変更および改良されてもよい。
1 固定筐体
2 分離空間
3 周囲の側壁
4 第1の端壁
5 第2の端壁
6 回転部材
7 スピンドル
8 分離円板
9 第1の端板
10 第2の端板
11 第1の軸受
12 第2の軸受
14 中央空間
15 入口
16 入口導管
17 駆動部材
19 排出出口
20 ガス出口
21 出口開口、スロット
21' 上流位置
21" 下流位置
22 上流部分
23 下流部分
24、25 上流出口壁
26、27 下流出口壁
28 出口導管
29 進入部分
30 溝
31 排出開口
33 端空間
34 排出通路
35 中央吸引開口
36 ファン部材
37 開口
D 出口方向
L 長さ
P 垂直距離
R 半径
S 軸方向長さ
T 横断線
x 回転の軸
x' 長手方向軸

Claims (16)

  1. 液体不純物を含むガスを浄化するための遠心分離機であって、該遠心分離機が、
    ガス流が通ることを許容された分離空間(2)を包囲した固定筐体(1)であって、周囲の側壁(3)、第1の端壁(4)、および第2の端壁(5)を備えた、固定筐体(1)と、
    該固定筐体(1)を貫いて延び、浄化される前記ガスの供給を許容した入口(15)と、
    分離円板(8)の積み重ねを備え、回転の軸(x)の周りに回転するように配置された回転部材(6)と、
    該回転部材(6)を回転するための駆動部材(17)と、
    浄化されたガスの放出を許容するように構成されたガス出口(20)であって、前記固定筐体(1)を貫く出口開口(21)、および該出口開口(21)から延びた上流部分(22)を備えたガス出口(20)と、
    前記ガスから分離された液体不純物の放出を許容するように構成された排出出口(19)と、
    を備えた遠心分離機において、
    前記排出出口(19)が、前記上流部分(22)の下流の前記ガス出口(20)において設けられ、前記ガス出口(20)が、前記液体不純物を前記排出出口(19)へと搬送するように構成されていることを特徴とする、遠心分離機。
  2. 前記ガス出口(20)が、前記上流部分(22)の下流に設けられた進入部分(29)を有する出口導管(28)を備え、前記排出出口(19)が、前記出口導管(28)の前記進入部分(29)の周りに延びた溝(30)を備えている、請求項1に記載の遠心分離機。
  3. 前記排出出口(19)が、前記溝(30)から延びた少なくとも1つの排出開口(31)を備えている、請求項2に記載の遠心分離機。
  4. 前記ガス出口(20)が、前記上流部分(22)の下流に設けられていると共に増大した断面を有する下流部分(23)を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の遠心分離機。
  5. 前記出口導管(28)の前記排出出口(19)と前記進入部分(29)とが、前記下流部分(23)の端に設けられている、請求項2または4に記載の遠心分離機。
  6. 前記下流部分(23)が前記上流部分(22)から延びている、請求項4または5に記載の遠心分離機。
  7. 前記ガス出口(20)の前記出口開口(21)が前記固定筐体(1)の前記側壁(3)を貫いて延びている、請求項1から6のいずれか一項に記載の遠心分離機。
  8. 端空間(33)が前記分離空間(2)の外側に設けられ、前記少なくとも1つの排出開口(31)から延びた排出通路(34)を介して前記排出出口(19)と連通する、請求項3に記載の遠心分離機。
  9. 中央吸引開口(35)が、前記第2の端壁(5)を貫いて前記分離空間(2)と前記端空間(33)との間で延びており、前記端空間(33)から前記分離空間(2)への再循環ガス流を許容している、請求項8に記載の遠心分離機。
  10. ファン部材(36)が、前記第2の端壁(5)と前記分離円板(8)の積み重ねとの間に設けられ、前記再循環ガス流をさらに促進している、請求項9に記載の遠心分離機。
  11. 前記側壁(3)に隣接した前記第2の端壁(5)が、分離された液体不純物のための、前記分離空間(2)と前記端空間(33)との間に連通通路を提供したいくつかの開口(37)を有する、請求項9または10に記載の遠心分離機。
  12. 前記上流部分(22)が、互いと実質的に平行である上流出口壁(24、25)を有する、請求項1から11のいずれか一項に記載の遠心分離機。
  13. 前記固定筐体(1)が、回転の前記軸(x)から前記周囲の側壁(3)への半径Rを有し、前記上流部分(22)が、前記出口開口(21)から出口方向(D)において延び、前記出口方向(D)が、前記出口開口(21)の上流位置(21')を通って延び、且つ回転の前記軸(x)を通って延びた横断線(T)と平行であり、前記出口方向(D)と前記横断線(T)との間の垂直距離(P)が、少なくとも0.8Rであり、最大で1.2Rである、請求項1から12のいずれか一項に記載の遠心分離機。
  14. 前記出口開口(21)が、長手方向(x')に沿った細長い形を有し、前記分離円板(8)の積み重ねの反対に位置決めされている、請求項1から13のいずれか一項に記載の遠心分離機。
  15. 前記分離円板(8)の積み重ねが、外側円周囲と、前記外側円周囲における軸方向長さ(S)と、を有し、前記長手方向(x')に沿った前記出口開口(21)が、前記軸方向長さ(S)の80〜130%である長さ(L)を有する、請求項14に記載の遠心分離機。
  16. 前記分離円板(8)が、隣接した分離円板(8)同士の間に隙間(13)を形成するために互いから所定の距離で設けられ、前記回転部材(6)が、前記分離円板(8)の各々の少なくとも1つの孔によって形成され、前記入口(15)に連結され、且つ浄化される前記ガスを、前記入口(15)から、前記分離円板(8)の積み重ねの前記隙間へと搬送するように構成された中央空間(14)を画定している、請求項1から15のいずれか一項に記載の遠心分離機。
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