JP6345954B2 - ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法、マイクロキャピラリー電解パターニング装置、並びに金属導体及び金属酸化物パターン又は薄膜の形成方法 - Google Patents
ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法、マイクロキャピラリー電解パターニング装置、並びに金属導体及び金属酸化物パターン又は薄膜の形成方法 Download PDFInfo
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Description
また、特許文献3には、カルボン酸化合物が分散または溶解している水中に、アルミニウム、チタニウム、ジルコニウムとの金属塩の水溶液と中和剤の水溶液とを同時に添加して、水酸化物または水和物の微粒子を生成させ、得られた微粒子を焼成して、プラスチィクや塗料、接着剤などのフィラー、精密加工用の研磨剤等に利用できる微粒子状金属酸化物の製造方法が開示されている。
また、特許文献5には、化学技術分野における新薬開発や、バイオ技術分野におけるDNA解析等において有用な微小容積のマイクロリアクタ及びその製造方法が開示されている。
上記薄膜型半導体の電極を形成する場合などにおいて、インクジェット法を用いたソース、ドレイン、ゲート電極の形成では、厚み精度やフラットネスが金属ナノ粒子の形状や分散性に依存しているため、微細なTFT形成に用いるには制約がある。特許文献2に開示の酸化物半導体の製造方法においては、酸化物ターゲット材の作成、スパッタによるパターニング、アニールなど多くの工程が必要になり、その中でも、アニール処理で温度をかける際に400℃程度の高温処理が必要になり、酸素欠陥が消失して移動度の低下などの懸念があるため、アニール雰囲気の細かい制御が必要になっている。
金属等のカルボン酸化合物、アルカリ金属等のカルボン酸化合物、及びラクタム系低分子有機物等を溶解した水溶液を電解することにより、電解槽内でゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物を形成して、キャピラリー電解パターニング装置の下部先端より、基材上に吐出することにより、微細なゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜を形成し、該パターン又は薄膜を加熱又は光照射することにより、特性に優れた金属膜、半導体、絶縁体等を得ることより上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、以下の(1)ないし(19)に記載する発明を要旨とする。
該マイクロ電解槽(A)の中心に垂直方向にマイクロ柱状カソード電極(K)とが設置された、マイクロキャピラリー電解パターニング装置(M)を用いて、
少なくとも、金属元素及び/又は半金属元素のカルボン酸化合物、アルカリ金属又はアルカリ土類金属カルボン酸化合物、並びにラクタム系化合物(L)が溶解された反応水溶液をマイクロ電解槽(A)内に供給して、上記アノード電極とカソード電極間を通電する電解反応により、前記金属元素及び/又は半金属元素にカルボキシル基(置換基を有するものも含む)を有する複数の配位子が配位して形成されたゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)を生成させ(工程1)、次に、マイクロ電解槽(A)の先端の開口部(H)から前記ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)を基材上に吐出することにより、微細なゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜(G2)を形成する(工程2)、
ことを特徴とする、ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法(以下、第1の実施形態ということがある)。
(2)前記工程1における、金属元素が銀、銅、亜鉛、スズ、ニッケル、ハフニウム、及びアルミニウムの中から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、前記(1)に記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
(3)前記工程1における、半金属元素が珪素、及びゲルマニウムの中から選択される1種又は2種であることを特徴とする、前記(1)に記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
(4)前記工程1における、前記配位子が酢酸イオン、シュウ酸イオン、プロピオン酸イオン、マロン酸イオン、及び酒石酸イオンから選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、前記(1)から(3)のいずれかに記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
(6)前記工程1における、アルカリ土類金属カルボン酸化合物のアルカリ土類金属が、カルシウムであることを特徴とする、前記(1)から(4)のいずれかに記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
(7)前記工程1における、ラクタム系化合物(L)が炭素原子数4〜12の五員環構造を有する、2−ピロリドン、アルキル−2−ピロリドン、及びヒドロキシアルキル−2−ピロリドンから選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、前記(1)から(6)のいずれかに記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
(8)前記工程1における、アルキル−2−ピロリドンがN−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−n−プロピル−2−ピロリドン、N−n−ブチル−2−ピロリドン、N−iso−ブチル−2−ピロリドン、N−n−オクチル−2−ピロリドン、3−メチル−2−ピロリドン、4−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−3−メチル−2−ピロリドン、及びN−メチル−4−メチル−2−ピロリドンから選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、前記(7)に記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
(10)前記工程1における、ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)の結晶化度が5%以下であることを特徴とする、前記(1)から(9)のいずれかに記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
前記結晶化度は、X線回折測定装置((株)リガク製、型式:Geigerflex RAD-A)を用い、X線源をCuKαとして、結晶を構成する原子を同定し、生成物の結晶性の分析をX線回折(X-ray diffraction,XRD)により分析して測定した。
尚、前記結晶化度は、下記計算式(1)で示される。
結晶化度(%)=〔Ic/(Ic+Ia)〕×100・・・(1)
(上記Icは結晶性散乱積分強度、Iaは非晶性散乱積分強度を示す。)
(11)前記工程2における、マイクロ電解槽(A)の先端の開口部(H)からのゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)の吐出が、周期的振動を付加できる装置によりマイクロ柱状カソード電極(K)に周期的振動を与えて行われることを特徴とする、前記(1)から(10)のいずれかに記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
該マイクロ電解槽(A)の中心に垂直方向にマイクロ柱状カソード電極(K)とが設置された、マイクロキャピラリー電解パターニング装置(M)であって、
マイクロ電解槽(A)の先端部に設けられた、開口部(H)の面積が7.8×10−7〜7.8×10−3mm2であり、マイクロ柱状カソード電極(K)に周期的振動を付加できる装置が設けられていることを特徴とする、マイクロキャピラリー電解パターニング装置(以下、第2の実施形態ということがある)。
(13)前記マイクロ電解槽(A)が反応水溶液中間貯槽(R)の底部より、下方垂直方向に突出して形成され構造であることを特徴とする、前記(12)に記載のマイクロキャピラリー電解パターニング装置。
(14)前記マイクロ柱状カソード電極(K)に周期的振動を付加できる装置が圧電素子(又はピエゾ素子)を利用した装置である、前記(12)又は(13)に記載のマイクロキャピラリー電解パターニング装置。
(15)前記(1)〜(11)のいずれかに記載の、工程1及び工程2を経て形成されたゲル状アモルファス金属化合物のパターン又は薄膜(G2)を更に、加熱、及び光照射の中から選択される1種又は2種の工程(工程3)を経ることを特徴とする、金属導体パターン又は薄膜の形成方法(以下、第3の実施形態ということがある)。
(16)前記光照射の光源がキセノンランプで、放電発光電圧が500〜5000Vの範囲であり、得られる金属導体が銀、及び銅の中から選択される1種又は2種であることを特徴とする、前記(15)に記載の金属導体パターン又は薄膜の形成方法。
(18)前記光照射の光源がキセノンランプで、放電発光電圧が1000〜3000Vの範囲であり、得られる金属酸化物が銅、亜鉛、スズ、及びニッケルの中から選択される1種又は2種以上の金属酸化物半導体であることを特徴とする、前記(17)に記載の金属酸化物パターン又は薄膜の形成方法。
(19)前記光照射の光源がキセノンランプで、放電発光電圧が300〜3000Vの範囲であり、得られる金属又は半金属酸化物がアルミニウム、ハフニウム、ゲルマニウム、及び珪素の中から選択される1種又は2種の酸化物絶縁体であることを特徴とする、前記(17)に記載の金属もしくは半金属酸化物パターン又は薄膜の形成方法。
本発明の第1の実施形態である「ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法」は、
内面形状の高さ(h)と、水平方向断面形状の方形の一辺の長さ又は円形の直径(w)のアスペクト比(h/w)が1以上の中空柱状で、下部先端部に微細な開口部(H)を有していてその内面がアノード電極となる、1又は2以上のマイクロ電解槽(A)と、
該マイクロ電解槽(A)の中心に垂直方向にマイクロ柱状カソード電極(K)とが設置された、マイクロキャピラリー電解パターニング装置(M)を用いて、
少なくとも、金属元素及び/又は半金属元素のカルボン酸化合物、アルカリ金属又はアルカリ土類金属カルボン酸化合物、並びにラクタム系化合物(L)が溶解された反応水溶液をマイクロ電解槽(A)内に供給して、上記アノード電極とカソード電極間を通電する電解反応により、前記金属元素及び/又は半金属元素にカルボキシル基(置換基を有するものも含む)を有する複数の配位子が配位して形成されたゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)を生成させ(工程1)、次に、マイクロ電解槽(A)の先端の開口部(H)から前記ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)を吐出することにより、微細なゲル状アモルファス化合物のパターン又は薄膜(G2)を形成する(工程2)、ことを特徴とする。
工程1は、少なくとも、金属元素及び/又は半金属元素のカルボン酸化合物、アルカリ金属又はアルカリ土類金属カルボン酸化合物、及びラクタム系化合物(L)が溶解された反応水溶液をマイクロ電解槽(A)内に供給して、上記アノード電極とカソード電極間を通電する電解反応により、前記金属元素又は半金属元素にカルボキシル基(置換基を有するものも含む)を有する複数の配位子が配位して形成されたゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)を生成させる工程である。
前記金属元素は、銀、銅、亜鉛、スズ、ニッケル、ハフニウム、及びアルミニウムの中から選択される1種又は2種以上であることが好ましい。また前記半金属元素は、珪素、及びゲルマニウムの中から選択される1種又は2種であることが好ましい。
これらの金属等は、後述する、金属導電体、金属酸化物半導体、及び酸化物絶縁体の製造方法に使用可能な金属等の元素である。
前記工程1における、金属元素及び/又は半金属元素のカルボン酸化合物は、上記金属元素及び/又は半金属元素のカルボン酸化合物であることが望ましい。これらのカルボン酸化合物は電解反応により、金属元素及び/又は半金属元素が錯体のオレーション(olation)が生成する際にカルボキシル基が配位しゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)が形成される。尚、該カルボキシル基には、置換基(R)を有するカルボキシル基(R−CO−O−)が含まれ、該置換基(R)として、メチル基、カルボキシル基、エチル基、メチルカルボキシル基、−C(OH)−O−CH−C(OH)COOHがそれぞれ含まれる金属元素又は半金属元素のカルボン酸塩として、酢酸塩、シュウ酸塩、プロピオン酸塩、マロン酸塩、及び酒石酸塩から選択される1種又は2種以上であることが望ましい。
反応水溶液に、アルカリ金属カルボン酸化合物、及びアルカリ土類金属カルボン酸化合物の中から選択される1種又は2種が溶解していることが好ましい。
反応溶液にアルカリ金属カルボン酸化合物及び/又はアルカリ土類金属カルボン酸化合物が溶解していると、アルカリ反応場の安定化、金属イオンの電解形成物がデンドライト状になるのを抑制する効果が期待できる。経済性、入手の容易性等の観点から、アルカリ金属カルボン酸化合物のアルカリ金属としてはリチウム、ナトリウム、及びカリウムを挙げることができ、アルカリ土類金属カルボン酸化合物のアルカリ土類金属としてはカルシウムを挙げることができる。反応水溶液中の前記カルボン酸化合物の濃度は、金属粒子の生成を抑制するために0.5mol/L程度以上が好ましく、2mol/L以下で電流効率の低下が抑制でき、経済性の問題を排除できるため、0.5〜2.0mol/L程度が好ましい範囲といえる。
反応溶液にラクタム系化合物(L)を存在させることにより、アルカリ反応場に介在して、析出物の結晶性低下を促進する効果が期待できる。
ラクタム系化合物は、一般的にカルボキシル基とアミノ基が脱水縮合して環を成している化合物の総称で、環の一部に−CO−NR−(Rは水素でもよい)結合を有しており、本発明で使用するラクタム系化合物(L)は、炭素原子数4〜12の五員環構造を有する、2−ピロリドン、アルキル−2−ピロリドン、及びヒドロキシアルキル−2−ピロリドンから選択される1種又は2種以上であることが好ましい。反応水溶液中のラクタム系化合物(L)は、10g/Lの添加でも加速効果は発現するが、100g/L程度で顕著な効果が得られ、一方、ラクタム系化合物(L)の濃度が200g/L以下で、電解液粘度の向上に起因する、電解時のマイクロキャピラリー先端の閉塞を防止できること等から、50g/L〜200g/L程度が好ましい範囲と考えられる。
また、前記ヒドロキシアルキル−2−ピロリドンは、N−(ヒドロキシメチル)−2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリドン、及びN−(3−ヒドロキシプロピル)−2−ピロリドンから選択される1種又は2種以上であることが好ましい。
前記工程1における、反応水溶液のpHが4.0〜11.0であることが好ましく、また、ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物中の金属(又は半金属)とカルボキシル基からなる配位子で形成される錯体の全生成定数が1〜10であることが好ましい。
電解法でゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物を形成させるためには、過電圧が大きく、電極近傍のpH上昇に伴う適正なアルカリ反応場が必要となる。上記pH範囲の下限未満であるとpH上昇が不足しゲル生成効率が低下するだけでなく、電極から脱離したゲルが酸性バルク溶液中へ溶解するおそれがあり、一方、上記pH範囲の上限を超えると、金属塩を電解浴として安定化させるための錯体を形成させる必要があるが、電極反応場で配位子が解離しづらくなるので前駆物質であるゲル形成が阻害され生成効率が低下し、場合によってはめっき膜を形成するおそれがある。また、ゲル形成が阻害されない配位子の解離性の点から、金属イオンと配位子で形成される錯体の全生成定数が1〜10であることが望ましい。配位子の数が複数の場合、反応溶液中に存在する金属イオン全量に配位するのに充分な濃度の配位子の中から、最も強いものが全生成定数の対象とされる。
尚、錯体の全生成定数は、(i)化学便覧第四版、礎編II、(ii)J. Mass Spectrom. Soc. Jpn. Vol.60,No.2,P25, 2012、(iii)基礎教育、分析化学(東京教学社発行)等に示されている。
前記工程1における、反応水溶液中に水以外のアルコール、ポリオール等の親水性化合物を本発明の効果を損なわない範囲で含有させることができる。
上記電解法によるゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物の製造方法を以下に例示する。尚、本発明は下記の例示に限定されるものではない。
反応溶液中のマイクロ柱状カソード電極(K)(陰極)の材料としては、ニッケル、白金、銅、ステンレス等のナノ構造電極を挙げることができ、アノード(陽極)となるマイクロ電解槽(A)の内表面材料としては、白金、銅、チタン、ステンレス、亜鉛、スズ、ニッケル、イリジウム等を挙げることができる。
マイクロ電解槽内に上記反応水溶液を供給して、作用電極であるカソード及び補助電極であるアノード間に電圧を印加する電解反応により、金属イオンに由来するゲル状アモルファス化合物をカソード表面へ析出することができる。また、アノードの材質を目的の金属種とすることで、アノード付近からもアモルファス化合物ゲルを析出することが可能となる。また、反応溶液中に半導体特性を制御するためのドーパントの元素を含む水溶性塩などを添加しておくことで、アモルファス化合物ゲル中にドーパント元素を導入することも可能である。
前記工程1における、ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)の結晶化度が5%以下であることが好ましい。前記カルボキシル基の配位子と錯体形成させることで、活性ラジカル種の発生量や構造変化後の結晶性の制御が可能、すなわち、配位子中の分子と、金属元素または半金属元素との間で多分子結合による立体構造化(オレーション)の制御が可能となる。ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)の結晶化度が5%以下であると、これらから導体である金属、または半導体及び絶縁体を構成する酸化物へそれぞれ変換させる際の選択性が高い。
工程2は、マイクロ電解槽(A)の先端の開口部(H)から上記ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)を基材上に吐出することにより、ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物の微細なパターン又は薄膜(G2)を形成する工程である。
本発明において、工程1で形成されたゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)を回収して有機溶媒に再分散することなく、そのまま、マイクロ電解槽(A)から基材上に吐出してパターン又は薄膜の形成を行うことができるので、工程が簡略化できると共にプロセスの連続化を可能にできる。
このようなゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)の吐出により、微細なパターン又は薄膜の形成が可能になる。
本発明の第2の実施形態である「マイクロキャピラリー電解パターニング装置」は、
内面形状の高さ(h)と、水平方向断面形状の方形の一辺の長さ又は円形の直径(w)のアスペクト比(h/w)が1以上の中空柱状で、下部先端部に微細な開口部(H)を有していてその内面がアノード電極となる、1又は2以上のマイクロ電解槽(A)と、
該マイクロ電解槽(A)の中心に垂直方向にマイクロ柱状カソード電極(K)とが設置された、
マイクロキャピラリー電解パターニング装置(M)であって、
マイクロ電解槽(A)の先端部に設けられた、開口部(H)の面積が7.8×10−7〜7.8×10−3mm2であり、
マイクロ柱状カソード電極(K)に周期的振動を付加できる装置が設けられていることを特徴とする。
マイクロキャピラリー電解パターニング装置(M)は、図4の模式断面図に例示する通り、少なくとも、マイクロ電解槽(A)、及びマイクロ柱状カソード電極(K)から形成される。図4の例示においてはマイクロ電解槽(A)上に反応水溶液中間貯槽(R)が設けられていて、マイクロ電解槽(A)は反応水溶液中間貯槽(R)の底部より、下方垂直方向に突出して形成された構造になっている。
図1は、マイクロ電解槽(A)の部分断面斜視図である。図1において、複数のマイクロ電解槽(A)は、サポート2と、当該サポート2を挿通してアレイ状に整列して立設形成されている。サポート2は、例えば上面及び下面の結晶方位が(100)、厚さTが数μm〜数百μmのSi板から形成でき、アレイ状に複数個の貫通孔4が設けられている。
尚、マイクロ電解槽(A)の外形形状は、四角柱、円柱形状等に限定されないで、多角柱状のものも使用できる。多角柱状の場合の上記辺の長さ(w)は、円形の直径に対応させて最も長い対角線の長さを長さ(w)とする。
第2の実施形態である、マイクロキャピラリー電解パターニング装置の製造例を、図2、3を用いて説明するが、本発明の第2の実施形態は、下記の製造例に限定されるものではない。
(2−1)マイクロ電解槽(A)の形成
マイクロ電解槽(A)は、例えば図2に示す、下記(a)〜(h)の工程により製造することができる。
(a)先ず、上面及び下面の結晶方位が(100)のSiウェハ7をサポート2の構成部材とし、当該ウェハ7の上面8a及び下面8bにマスク層として約140nmのSi3N4層9をLPCVD(Low Pressure Chemical Vapor Deposition;低圧化学気相蒸着)法により形成する。
その後、ホトリソグラフィー法及びRIE(Reactive Ion Etching;反応性イオンエッチング)法により、Siウェハ7の上面8aの、マイクロ電解槽3形成部分10のSi3N4層9をエッチングし、アレイ状に整列した約10μm間隔の正方形の穴をパターン形成し、マイクロ電解槽3が形成される部分10のSiウェハ7を露出させる(図2(a)参照)。
(b)次に、このSiウェハ7をKOH濃度が約20wt%の90℃の水溶液に浸漬して異方性エッチングを行う。この異方性エッチングとは、シリコン単結晶は結晶方位により溶解速度が異なり、(100)面の溶解速度が速く、(111)面の溶解速度が遅いという特性を利用したものであり、Siウェハ7が露出したSiウェハの露出部10に逆ピラミッド型の微小な凹構造11が形成される。なお、当該凹構造11形成後、下面8bのSi3N4層9は除去する(図2(b)参照)。
HF濃度 :1.25wt%
エタノール濃度:8.15wt%
電流密度 :0.1〜10mA/cm2
温 度 :25℃
陰 極 :Pt
(ii)Siウェハ7と、陰極としてのPt電極(図示せず)とを、HF(フッ酸水溶液)が1.25wt%、エタノールが8.15wt%のフッ酸水溶液14の入った反応槽に浸漬する。
(e)Siウェハ7上面のSi3N4層9、及び下面のSiO2層18を、精密研磨処理によって除去する(図2(e)参照)。なお、この場合これらの層の除去は、精密研磨処理に限定されず、化学的溶剤を使った除去であってもよい。
(f)Siに対する選択性の高いTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)25wt%溶液を使用して、0.4μm/minのエッチング速度でアルカリエッチングを行い、Siウェハ7を所望の厚さTまでエッチングする。このとき、SiO2層18はTMAH溶液によってエッチングされないため、孔の内部のSiO2層18が残り、上部及び底部5が基板2から突き出した形の複数の容器3が形成される(図2(f))。
(g)次の工程として、マイクロ電解槽(A)3の先端部分をドライエッチング又はウエットエッチング手段で貫通孔を設けることにより、キャピラリー化できる。実施したエッチングはマイクロ電解槽(A)3の先端をHFとNH4F水溶液により行って、開口部(H)22を設ける。
(h)更に、マイクロ電解槽(A)3の先端と外周にPtスパッタリングを施すことによって、電解アノードを形成する。
以上がマイクロ電解槽(A)3の形成プロセスの例である。
マイクロ柱状カソード電極(K)は、前記マイクロ電解槽(A)の製造プロセスと類似のプロセスで製造可能であり、マイクロ柱状カソード電極(K)の形成プロセスを図3を用いて以下に説明する。
(a)上記マイクロ電解槽(A)の製造の場合と同様に、ウェハ7へのLPCVD(低圧化学気相蒸着)によるSi3N49のコーティングを行う(工程(a)参照))。
(b)RIE(反応性イオンエッチング)法によるSi3N4の上面側にパターニング箇所3を形成する(工程(b)参照)。
(c)上記マイクロ電解槽(A)の製造の場合と同様に、上面側から異方アルカリエッチング箇所32を形成する(工程(c)参照)。
(d)RIEによる下面側のSi3N4のエッチング除去を行う(工程(d)参照)。
(e)下面側へのAu/Cr膜のパターン蒸着33を行う(工程(e)参照)。
(f)上面側からのシリコンの電気化学エッチング箇所34を形成する(工程(f)参照)。
(g)上面側からのニッケル電気めっきを行い、マイクロ柱状カソード電極25を形成する(工程(g)参照)。
上記工程により、シリコンの部分的アルカリエッチングによりニッケルカソードアレイを形成後、ニッケルカソードアレイのエッチングによる分離を行う。
上記工程(a)から(g)により、マイクロ柱状カソード電極(K)を形成できる。
本発明のマイクロキャピラリー電解パターニング装置(M)1は、上記製造例に示した、マイクロ電解槽(A)3とマイクロ柱状カソード電極(K)25を図4に示すように配置することにより電解槽構造ができる。
尚、マイクロ電解槽(A)3に反応水溶液38を供給するために、図4に示すようなマイクロ電解槽(A)3が、シール蓋7を有する反応水溶液中間貯槽(R)21の底部より、下方垂直方向に突出して形成された構造とすることが望ましい。この場合、反応水溶液中間貯槽(R)への反応水溶液への供給は、反応水溶液導入口27より供給することができる。
本発明の第3の実施形態である「金属導体パターン又は薄膜の形成方法」は、上記第1の態様に記載した、工程1及び工程2を経て形成されたゲル状アモルファス金属化合物のパターン又は薄膜(G2)を更に、加熱、及び光照射の中から選択される1種又は2種の工程(工程3)を経ることを特徴とする。
(1)基材上へのゲル状アモルファス化合物の吐出
本発明のゲル状アモルファス化合物を吐出し、金属導体を形成させるための基材としては、加熱や光照射によってエネルギーが付加される各工程における温度範囲において形状を維持しうるものであれば、特に制限はない。例えば、アルミナ(Al2O3)、窒化アルミニウム(AlN)、炭化ケイ素(SiC)などのセラミックスや各種ガラス等の無機材料、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂(例えば、エポキシ樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリイミドなどのプラスチック類)等の高分子材料などで形成された板状物、シート状物、フィルム状物等を用いることができる。
基材上のゲル状アモルファス化合物は吐出後、通常の方法で乾燥を行ってよい。例えば、熱処理炉やホットプレート等を用いて、0.5〜10分加熱して40〜80質量%程度まで乾燥することができる。また、乾燥は大気雰囲気中、又は窒素やアルゴン等の不活性ガス雰囲気で行うことが望ましい。
本発明においては、このようにして基材上に設けられたアモルファス化合物ゲルを、大気雰囲気又は不活性ガス雰囲気下、加熱処理、光照射、及び加熱処理しながら光照射等の方法で焼成処理して、金属導体を形成する。
加熱処理の方法について、特に制限はなく、例えば熱処理炉やホットプレート等を用いることができる。焼成時の雰囲気と昇温速度を制御するために、雰囲気置換型の熱処理炉を使うことが望ましい。
光照射の方法について、光(電磁波)を発生させる手段に特に制限はなく、例えば、キセノンランプ、水銀灯、連続レーザ発振器やパルスレーザ発振器等の光源を用いることができる。これらのうち、形成される金属導体の特性を光照射条件によって制御するという観点から、紫外線から赤外線まで連続した広いスペクトル分布をもっており、放電発光電圧の変化に対して分光分布も一定で、本発明のゲル状アモルファス化合物との反応性が良好なキセノンランプを用いることが好ましい。
さらに、加熱処理しながら光照射する方法で焼成を行ってもよい。
前記工程3における、光照射の光源がキセノンランプで、放電発光電圧が500〜5000Vの範囲であり、得られる金属導体が銀、及び銅の中から選択される1種又は2種であることが好ましい。
本発明の第4の実施形態である「金属もしくは半金属酸化物パターン又は薄膜の形成方法」は、
上記第1の態様に記載した、工程1及び工程2を経て形成されたゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜(G2)を更に、加熱、及び光照射の中から選択される1種又は2種の工程(工程3)を経ることを特徴とする。
(1)金属酸化物半導体パターン又は薄膜の形成方法
(1−1)金属酸化物半導体の金属が銅、亜鉛、スズ、及びニッケルの場合
「金属酸化物半導体パターン又は薄膜の形成方法」は、上記第1の態様に記載した、工程1及び工程2を経て形成されたゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜(G2)を更に、加熱、及び光照射の中から選択される1種又は2種の工程(工程3)を経る際の光照射の光源がキセノンランプで、放電発光電圧が1000〜3000Vの範囲であり、得られる金属酸化物が銅、亜鉛、スズ、及びニッケルの中から選択される1種又は2種以上の金属酸化物半導体であることが望ましい。
(ロ)光源がキセノンランプで、放電発光電圧が1000〜3000Vの範囲で光照射
酸化物半導体の製造において、光源にキセノンランプを用いた光照射を用いることが特に好ましく、亜酸化銅、酸化亜鉛、酸化ニッケル、酸化スズの酸化物半導体を形成するための光照射条件としてキセノンランプの放電発光電圧1000〜3000Vの範囲とすることが好ましい。
前記アモルファス化合物ゲルを用いた酸化物半導体の製造方法を以下に例示する。尚、本発明は下記の例示に限定されるものではない。
まず、基材上にゲル状アモルファス化合物を吐出した後、ホットプレート等を用いて、40〜80質量%程度まで乾燥する。その後、大気雰囲気又は不活性ガス雰囲気下、光照射または加熱処理しながら光照射等の方法で焼成処理を行う。
(i)光照射による焼成
キセノンランプの光照射条件を調整することで、照射条件に特有の酸化物半導体が得られる。焼成状態は、キセノンランプの発光条件や繰り返し数などによる状態が変化するために、一義的に規定することはできないが、キセノンランプの放電発光電圧1000〜3000Vの範囲で、パルス幅500〜5000μsecとすることが好ましい。放電発光電圧が1000V未満であると酸化物半導体の膜形成に必要なエネルギーが不足し、3000Vを超えるとゲルの結晶化反応が不安定化し、均一な構造が得られないおそれがある。また、キセノンランプと基材の距離は5〜100mmの距離とすることが好ましい。
(ii)光照射と加熱処理による焼成
加熱処理しながら光照射する方法においても、上記の光照射条件の範囲において焼成可能で、乾燥後、好ましい加熱条件は金属微粒子の種類にもよるが150〜250℃程度で加熱することが好ましい。
「金属酸化物半導体パターン又は薄膜の形成方法」は、上記第1の態様に記載した、工程1及び工程2を経て形成されたゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜(G2)を更に、加熱、及び光照射の中から選択される1種又は2種の工程(工程3)を経る際の光照射の光源がキセノンランプで、放電発光電圧が500〜2000Vの範囲であり、得られる金属酸化物が珪素、及びゲルマニウムの中から選択される1種又は2種以上の金属酸化物半導体であることが望ましい。
放電発光電圧が500〜2000Vであること以外は、上記(1−1)に記載した金属酸化物半導体パターン又は薄膜の形成方法と同様である。
(イ)酸化物結晶体がアルミニウム、珪素等の中から選択される酸化物絶縁体
ゲル状アモルファス化合物を用いた酸化物絶縁体の製造方法において、酸化物絶縁体膜を高い効率で、低コスト、低エネルギーで作製することができる。例えば、アルミニウム、ハフニウム、ゲルマニウム、及び珪素のアモルファス化合物ゲルからそれぞれの酸化物絶縁体が形成される。尚、本発明はこれらの例示に限定されるものではない。
本発明の酸化物絶縁体の製造において、光源にキセノンランプを用いた光照射を用いることが特に好ましく、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム、酸化ゲルマニウム、二酸化珪素の酸化物絶縁体をそれぞれ形成するための光照射条件としてキセノンランプの放電発光電圧300〜3000Vの範囲とすることが好ましい。
(ハ)酸化物絶縁体の製造方法の例示
ゲル状アモルファス化合物を用いた酸化物絶縁体の製造方法を以下に例示する。尚、本発明は下記の例示に限定されるものではない。
まず、アルミニウム、及び珪素等のゲル状アモルファス化合物を基材上に吐出した後、ホットプレート等を用いて、40〜80質量%程度まで乾燥する。その後、大気雰囲気又は不活性ガス雰囲気下、光照射または加熱処理しながら光照射等の方法で焼成処理を行う。
本発明においては、キセノンランプの光照射条件を調整することで、照射条件に特有の酸化物絶縁体が得られる。キセノンランプの放電発光電圧300〜3000Vの範囲で、パルス幅500〜5000μsecとすることが好ましい。放電発光電圧が300V未満であると酸化物絶縁体の膜形成に必要なエネルギーが不足し、3000Vを超えるとゲルの結晶化反応が不安定化し、均一な構造が得られない恐れがある。また、キセノンランプと基材の距離は5〜100mmの距離とすることが好ましい。
(ii)光照射と加熱処理による焼成
加熱処理しながら光照射する方法においても、上記の光照射条件の範囲において焼成可能で、加熱条件については150〜250℃程度と低い温度以下の温度範囲で加熱することが好ましい。
以下に本実施例、比較例における評価方法を記載する。
図4に示すマイクロキャピラリー電解パターニング装置を用いた。
(イ)マイクロ電解槽
(i)材質
マイクロ電解槽本体:SiO2、マイクロ電解槽内面のアノード電極:ニッケル
マイクロ柱状カソード電極:ニッケル
サポート:Si
(ii)形状
水平方向の断面形状が正方形であるマイクロ電解槽の内面の高さ:150μm、1辺の長さ:5μm
SiO2層の厚み:1μm
アレイ間隔:20μm、先端開口部:3.5μmφの貫通孔
(ロ)オシュレーション(揺動)装置
オシュレーション(揺動)装置として、100Vで10μmの変位量が得られる圧電素子((株)ナノコントロール製)をカソード支持体の中央部の上面に取り付け、ドライバー電源を用いて1Hzで動作させた。
(イ)生成物の観察方法
走査型電子顕微鏡(SEM)を使用した観察により、生成したアモルファス化合物ゲル、及び該生成したアモルファス化合物を加熱処理又は光照射して得られたアモルファス化合物ゲルの構造変化を確認した。
X線回折測定装置((株)リガク製、型式:Geigerflex RAD-A)を用い、X線源をCuKαとして、結晶を構成する原子を同定、生成物の結晶性の分析をX線回折(X-ray diffraction,XRD)により行った。
尚、ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)の結晶化度は下記計算式(1)で示される。
結晶化度(%)=〔Ic/(Ic+Ia)〕×100・・・(1)
(上記Icは結晶性散乱積分強度、Iaは非晶性散乱積分強度を示す。)
(ハ)生成物の分子構造の同定方法
顕微ラマン分光装置((株)東京インスツルメンツ製、型式:Nanofinder@30)とフーリエ変換赤外分光光度計(日本分光(株)製、型式:FT/IR−4100)を用いて、生成物中の金属元素または半金属元素の化合物種を同定した。なお、顕微ラマン分光装置では必要に応じて、局在表面プラズモン共鳴によってラマン散乱強度を高めることが可能なナノサイズの凹凸構造体(Ag、Au、又はCu)に試料を塗布して解析した。
加速電圧300kVの走査透過型電子顕微鏡(日本電子(株)製、JEM 3100FEF)付属のエネルギー分散型X線元素分析(Energy Dispersive X-ray spectroscopy、EDX)装置を使用して、元素の同定を行った。
(ホ)比抵抗値の測定
四端子法(使用測定機:ケースレー(Keithley)社製、デジタルマルチメータDMM2000型(四端子電気抵抗測定モード))を用いて、ラインパターンの抵抗値の測定を行った。
(ヘ)半導体の移動度とキャリア密度の測定
得られた金属酸化物半導体について、(株)東陽テクニカ製 ResiTest 8300を用いて、室温にてホール効果の測定を行い、移動度とキャリア密度を算出した。
実施例1において、金属として銅を用い、工程1にてゲル状アモルファス銅化合物を生成させ、工程2にて該ゲル状アモルファス銅化合物のラインパターンと薄膜を形成し、工程3にて該パターンと薄膜について加熱と、光照射をそれぞれ行って、焼結体を形成し、評価を行った。
(1)工程1
銅イオンとして酢酸銅(II)の1水和物((CH3COO)2Cu・1H2O)200g、アルカリ金属イオンとして酢酸ナトリウムの3水和物(CH3COONa・3H2O)137g、アルカリ土類金属イオンとして酢酸カルシウムの1水和物((CH3COO)2Ca・H2O)90g、及びラクタム系化合物としてN−ビニル−2−ピロリドン(炭素原子数:6)800gを使用して、反応水溶液10L(リットル)を調製した。該反応水溶液のpHは約6.4であった。
浴温5℃で、電流密度30A/dm2で3分間通電して、カソード先端部近傍にゲル状物質を生成させた。尚、下記パターニングの際も連続して通電した。
カソード支持体の中央部に取り付けた、上記オシュレーション(揺動)装置により、100Vで10μmの変位量が得られる圧電素子にドライバー電源により1Hzで動作させた。また、基板としてガラス基板(サイズ:100mm×100mm)を用い、該板をステッピングモータ駆動で移動させることによりパターン化速度100μm/sとした。工程1で調製したゲル状物質をマイクロ電解槽の先端から吐出して、幅3μm、厚さ1μm、長さ100mmの水和物ゲルラインのパターンを形成した。
また、別のガラス基板上の同じ位置に5分間、ゲルを吐出した後、スピンコートで薄膜状とし、真空中で乾燥薄膜(10mm×10mm)とした。
形成した乾燥薄膜をX線回折(XRD)による分析を行ったところ、結晶性の回折ピークは殆ど確認されなかったのでアモルファス状態にあると判断された。また、エネルギー分散型X線元素分析(EDX)装置を用いて、該乾燥薄膜を分析したところ、Cu、C、及びOが確認され、また、顕微ラマン分光装置で解析したところ、主成分として水酸化銅(Cu(OH)2)に帰属するピークが検出されたので、本実施例の生成物は水酸化銅を主成分とする銅系アモルファス化合物ゲルであると判断された。
フーリエ変換型赤外分光(FT−IR)では、酢酸に由来するカルボキシル基の帰属ピークが確認された。以上の結果から、得られた乾燥薄膜は、Cu2(OH)2(CH3COO)X(H2O)Y(X、Yは整数)に近い構造であると考えられた。
工程2で得られた、ラインパターンと、乾燥薄膜をそれぞれ更に乾燥後に、加熱、光照射を行い、金属導体、金属酸化物半導体を形成した。
(3−1)加熱による金属導体、金属酸化物半導体の形成
(イ)加熱による金属導体の形成
前記乾燥ラインパターンと、乾燥薄膜をそれぞれ窒素ガス雰囲気中、150℃で20分間乾燥後、250℃で5分間加熱、焼成した。前記乾燥薄膜から得られた焼結体をX線回折(XRD)による分析を行ったところ、銅(Cu)であることが確認された。また、前記ラインパターンから得られた金属導体の比抵抗値は、8.5(μΩcm)であったことから得られた焼結体は銅導体であることが確認された。
(ロ)加熱による金属酸化物半導体の形成
前記ラインパターンと、乾燥薄膜をそれぞれ大気圧雰囲気中、150℃で20分間乾燥後、250℃で5分間加熱、焼成した。前記乾燥薄膜から得られた焼結体をX線回折(XRD)による分析を行ったところ、銅酸化物(Cu2O)であることが確認された。前記ラインパターンから得られた焼結体の比抵抗値は、5×10−15(μΩcm)であった。
また、該焼結体膜のホール効果の測定では、移動度は15(cm2/V・s)、キャリア密度は8.6×10−14(cm−3)であったことから、銅酸化物半導体であることが確認された。
(イ)光照射による金属導体の形成
前記乾燥ラインパターンと、乾燥薄膜を150℃で20分間乾燥後、キセノンランプ3kVで300ms照射を行った。
前記乾燥薄膜から得られた焼成体をX線回折(XRD)による分析を行ったところ、銅(Cu)であることが確認された。また、前記乾燥ラインパターンから得られた焼結体の比抵抗値は、2.1μΩcmであったことから、得られた焼結体は銅導体であることが確認された。
(ロ)光照射による金属酸化物半導体の形成
前記乾燥パターンと、乾燥薄膜を150℃で20分間乾燥後、キセノンランプ1kVで300ms照射を行った。
前記乾燥薄膜から得られた焼成体をX線回折(XRD)による分析を行ったところ銅酸化物(Cu2O)であり、前記乾燥ラインパターンから得られた焼結体の比抵抗値は、5×10−1(Ωcm)であった。また、前記乾燥膜から得られた焼結体のホール効果の測定では、移動度は10(cm2/V・s)、キャリア密度は5.2×1014(cm−3)であったことから、銅酸化物半導体であることが確認された。
また、前記前記乾燥薄膜、及び前記乾燥薄膜から得られた焼結体をそれぞれ走査型電子顕微鏡で観察すると、連続した膜構造となっていることが確認された。
実施例2において、金属として亜鉛を用い、工程1にてゲル状アモルファス亜鉛化合物を生成させ、工程2にて該ゲル状アモルファス亜鉛化合物のラインパターンと薄膜を形成し、工程3にて該ラインパターンと薄膜について加熱と、光照射をそれぞれ行って、焼結体を形成し、評価を行った。
(1)工程1
亜鉛イオンとして酢酸亜鉛の2水和物((CH3COO)2Zn・2H2O)220g、有機添加剤としてN−ビニル−2−ピロリドン(炭素原子数:6)600g、及びアルカリ金属イオンとして酢酸ナトリウムの3水和物(CH3COONa・3H2O)68.7gを使用して、反応水溶液10L(リットル)を調製した。該反応水溶液のpHは約5であった。
浴温15℃で、電流密度30A/dm2で3分間通電して、カソード先端部近傍にゲル状物質を生成させた。尚、下記パターニングの際も連続して通電した。
カソード支持体の中央部に取り付けた、上記オシュレーション(揺動)装置により、100Vで10μmの変位量が得られる圧電素子にドライバー電源により1Hzで動作させた。また、基板としてガラス基板(サイズ:100mm×100mm)を用い、該板をステッピングモータ駆動で移動させることによりパターン化速度100μm/sとした。工程1で調製したゲル状物質をマイクロ電解槽の先端から吐出して、幅3μm、厚さ1μm、長さ100mmの水和物ゲルラインのパターンを形成した。
また、別のガラス基板上の同じ位置に5分間、ゲルを吐出した後、スピンコートで薄膜状とし、真空中で乾燥薄膜(10mm×10mm)を形成した。
また、顕微ラマン分光装置で解析したところ、主成分として水酸化亜鉛(Zn(OH)2)に帰属するピークが検出されたので、本実施例の生成物は水酸化亜鉛を主成分とする亜鉛系アモルファス化合物ゲルであると判断された。また、水酸化物イオンが吸着した亜鉛の水和物(Zn−(OH)−(H2O))と、N−ビニル−2−ピロリドンに由来するピロリドン基(C4H6NO)に帰属するピークも副成分として検出された。さらに、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)による解析も行ったところ、酢酸に由来するカルボキシル基の帰属ピークが得られた。
これらの解析結果から、Zn2(OH)2(CH3COO)X(H2O)Y(X,Yはそれぞれ整数である。)に近い分子構造の水和物も副生成物として形成されており、N−ビニル−2−ピロリドンは、ゲル中に分散した形で存在しているものと判断された。
工程2で得られた、ラインパターンと乾燥薄膜を更に乾燥後に、加熱、光照射を行い、金属酸化物半導体をそれぞれ形成した。
(3−1)加熱による金属酸化物半導体の形成
前記ラインパターンと乾燥薄膜を大気圧雰囲気中、150℃で20分間乾燥後、250℃で5分間加熱、焼成した。乾燥薄膜から得られた焼結体についてX線回折(XRD)による分析を行ったところ、亜鉛酸化物(ZnO)であることが確認された。前記ラインパターンから得られた焼結体の比抵抗値は、5×10−1(Ωcm)であった。
また、前記乾燥薄膜から得られた焼結体のホール効果の測定では、移動度は17(cm2/V・s)、キャリア密度は8.6×1019(cm−3)であったことから、銅酸化物半導体であることが確認された。
前記ラインパターンと乾燥薄膜を150℃で20分間乾燥後、キセノンランプ1kVで300ms照射を行った。
前記乾燥薄膜を光照射して得られた焼成体をX線回折(XRD)による分析を行ったところ亜鉛酸化物(ZnO)であり、前記乾燥ラインパターンから得られた焼結体の比抵抗値は、4×10−1(Ωcm)であった。
また、前記乾燥薄膜から得られた焼成体のホール効果の測定では、移動度は22(cm2/V・s)、キャリア密度は7.2×1020(cm−3)であったことから、銅酸化物半導体であることが確認された。
また、前記乾燥薄膜、該乾燥薄膜から得られた焼成体を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察すると、連続した膜構造となっていることが確認された。
実施例3において、金属としてアルミニウムを用い、工程1にてゲル状アモルファスアルミニウム化合物を生成させ、工程2にて該ゲル状アモルファス化合物のパターンと薄膜を形成し、工程3にて該パターンと薄膜について加熱と、光照射をそれぞれ行って、焼成体を形成し、評価を行った。
(1)工程1
アルミニウムイオンとして酢酸アルミニウムAl(CH3COOH)3 204g、アルカリ土類金属イオンとして酢酸カルシウムの1水和物((CH3COO)2Ca・H2O)180g、ラクタム系化合物としてN−ビニル−2−ピロリドン(炭素原子数:6)800gを使用して、反応水溶液10L(リットル)を調製した。該反応水溶液のpHは約5.8であった。
浴温5℃で、電流密度20A/dm2で3分間通電して、カソード先端部近傍にゲル状物質を生成させた。尚、下記パターニングの際も連続して通電した。
カソード支持体の中央部に取り付けた、上記オシュレーション(揺動)装置により、100Vで10μmの変位量が得られる圧電素子にドライバー電源により1Hzで動作させた。また、基板としてガラス基板(サイズ:100mm×100mm)を用い、該板をステッピングモータ駆動で移動させることによりパターン化速度100μm/sとした。工程1で調製したゲル状物質をマイクロ電解槽の先端から吐出して、幅3μm、厚さ1μm、長さ100mmの水和物ゲルラインのパターンを形成した。
また、別のガラス基板上の同じ位置に5分間ゲルを吐出した後、スピンコートで薄膜状とし、真空中で乾燥薄膜(10mm×10mm)とした。
形成した乾燥薄膜をX線回折(XRD)による分析を行ったところ、結晶性の回折ピークは殆ど確認されなかったのでアモルファス状態にあると判断された。また、エネルギー分散型X線元素分析(EDX)装置を用いて、該乾燥薄膜を分析したところ、Al、及びOが確認され、また、顕微ラマン分光装置で解析したところ、主成分として水酸化アルミニウム(Al(OH)3)に帰属するピークが検出されたので、本実施例の生成物は水酸化アルミニウムを主成分とするアルミニウム系アモルファス化合物ゲルであると判断された。
フーリエ変換型赤外分光(FT−IR)では、酢酸に由来するカルボキシル基の帰属ピークが確認された。以上の結果から、得られた乾燥薄膜は、Al3(OH)8(CH3COO)(H2O)Y(Yは整数)に近い構造であると考えられた。
工程2で得られた乾燥パターンと、乾燥薄膜を更に、大気雰囲気中150℃で乾燥後、大気中にてキセノンランプ3kVで3ms焼成を行った。
前記乾燥薄膜を光照射して得られた焼成体をX線回折(XRD)による分析を行ったところアルミニウム酸化物(Al2O3)であり、前記乾燥パターンを光照射して得られたラインパターンの比抵抗値は、10.2(μΩcm)、絶縁破壊電解は0.5V/nm以上であったことから、金属酸化物絶縁体であることが確認された。
また、乾燥薄膜、該乾燥膜から得られた焼成体を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察すると、連続した膜構造となっていることが確認された
2 サポート
3 マイクロ電解槽(A)
3a 開口部
4 貫通孔
5 マイクロ電解槽(A)底部
6 側部
7 Siウェハ
8a マスク層上面
8b マスク層下面
9 Si3N4層(マスク層)
10 Siウェハの露出部
11 逆ピラミッド型の凹構造
12 Au/Cr層
13 照射光窓
14 フッ酸水溶液
15 正孔
16 エッチピット
17 高アスペクト比の穴
18 SiO2層
21 反応水溶液貯蔵中間層(R)
22 開口部(H)
23 アノード電極(K)
24 アノード電極面
25 マイクロ柱状カソード電極
26 カソード電極導電帯
27 反応水溶液導入口
31 RIEによるエッチング箇所
32 異方アルカリエッチング箇所
33 Au/Cr膜パターン層
34 電気化学エッチング箇所
36 基材
37 シール蓋
38 反応水溶液
Claims (19)
- 内面形状の高さ(h)と、水平方向断面形状の方形の一辺の長さ又は円形の直径(w)のアスペクト比(h/w)が1以上の中空柱状で、下部先端部に微細な開口部(H)を有していてその内面がアノード電極となる、1又は2以上のマイクロ電解槽(A)と、
該マイクロ電解槽(A)の中心に垂直方向にマイクロ柱状カソード電極(K)とが設置された、
マイクロキャピラリー電解パターニング装置(M)を用いて、
少なくとも、金属元素及び/又は半金属元素のカルボン酸化合物、アルカリ金属又はアルカリ土類金属カルボン酸化合物、並びにラクタム系化合物(L)が溶解された反応水溶液をマイクロ電解槽(A)内に供給して、上記アノード電極とカソード電極間を通電する電解反応により、前記金属元素及び/又は半金属元素にカルボキシル基(置換基を有するものも含む)を有する複数の配位子が配位して形成されたゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)を生成させ(工程1)、次に、マイクロ電解槽(A)の先端の開口部(H)から前記ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)を基材上に吐出することにより、微細なゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜(G2)を形成する(工程2)、
ことを特徴とする、ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。 - 前記工程1における、金属元素が銀、銅、亜鉛、スズ、ニッケル、ハフニウム、及びアルミニウムの中から選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1に記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
- 前記工程1における、半金属元素が珪素、及びゲルマニウムの中から選択される1種又は2種であることを特徴とする、請求項1に記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
- 前記工程1における、前記配位子が酢酸イオン、シュウ酸イオン、プロピオン酸イオン、マロン酸イオン、及び酒石酸イオンから選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
- 前記工程1における、アルカリ金属カルボン酸化合物のアルカリ金属が、リチウム、ナトリウム、及びカリウムから選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
- 前記工程1における、アルカリ土類金属カルボン酸化合物のアルカリ土類金属が、カルシウムであることを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
- 前記工程1における、ラクタム系化合物(L)が炭素原子数4〜12の五員環構造を有する、2−ピロリドン、アルキル−2−ピロリドン、及びヒドロキシアルキル−2−ピロリドンから選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
- 前記工程1における、アルキル−2−ピロリドンがN−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−n−プロピル−2−ピロリドン、N−n−ブチル−2−ピロリドン、N−iso−ブチル−2−ピロリドン、N−n−オクチル−2−ピロリドン、3−メチル−2−ピロリドン、4−メチル−2−ピロリドン、N−メチル−3−メチル−2−ピロリドン、及びN−メチル−4−メチル−2−ピロリドンから選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項7に記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
- 前記工程1における、ヒドロキシアルキル−2−ピロリドンがN−(ヒドロキシメチル)−2−ピロリドン、N−(2−ヒドロキシエチル)−2−ピロリドン、及びN−(3−ヒドロキシプロピル)−2−ピロリドンから選択される1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項7に記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
- 前記工程1における、ゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)の結晶化度が5%以下であることを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
前記結晶化度は、X線回折測定装置((株)リガク製、型式:Geigerflex RAD-A)を用い、X線源をCuKαとして、結晶を構成する原子を同定し、生成物の結晶性の分析をX線回折(X-ray diffraction,XRD)により分析して測定した。
尚、前記結晶化度は、下記計算式(1)で示される。
結晶化度(%)=〔Ic/(Ic+Ia)〕×100・・・(1)
(上記Icは結晶性散乱積分強度、Iaは非晶性散乱積分強度を示す。) - 前記工程2における、マイクロ電解槽(A)の先端の開口部(H)からのゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物(G1)の吐出が、周期的振動を付加できる装置によりマイクロ柱状カソード電極(K)に周期的振動を与えて行われることを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載のゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜の形成方法。
- 内面形状の高さ(h)と、水平方向断面形状の方形の一辺の長さ又は円形の直径(w)のアスペクト比(h/w)が1以上の中空柱状で、下部先端部に微細な開口部(H)を有していてその内面がアノード電極となる、1又は2以上のマイクロ電解槽(A)と、
該マイクロ電解槽(A)の中心に垂直方向にマイクロ柱状カソード電極(K)とが設置された、
マイクロキャピラリー電解パターニング装置(M)であって、
マイクロ電解槽(A)の先端部に設けられた、開口部(H)の面積が7.8×10−7〜7.8×10−3mm2であり、
マイクロ柱状カソード電極(K)に周期的振動を付加できる装置が設けられていることを特徴とする、
マイクロキャピラリー電解パターニング装置。 - 前記マイクロ電解槽(A)が反応水溶液中間貯槽(R)の底部より、下方垂直方向に突出して形成された構造であることを特徴とする、請求項12に記載のマイクロキャピラリー電解パターニング装置。
- 前記マイクロ柱状カソード電極(K)に周期的振動を付加できる装置が圧電素子(又はピエゾ素子)を利用した装置である、請求項12又は13に記載のマイクロキャピラリー電解パターニング装置。
- 前記請求項1〜11のいずれかに記載の、工程1及び工程2を経て形成されたゲル状アモルファス金属のパターン又は薄膜(G2)を更に、加熱、及び光照射の中から選択される1種又は2種の工程(工程3)を経ることを特徴とする、金属導体パターン又は薄膜の形成方法。
- 前記工程3における、光照射の光源がキセノンランプで、放電発光電圧が500〜5000Vの範囲であり、得られる金属導体が銀、及び銅の中から選択される1種又は2種であることを特徴とする、請求項15に記載の金属導体パターン又は薄膜の形成方法。
- 前記請求項1〜11のいずれかに記載の、工程1及び工程2を経て形成されたゲル状アモルファス金属もしくは半金属化合物のパターン又は薄膜(G2)を更に、加熱、及び光照射の中から選択される1種又は2種の工程(工程3)を経ることを特徴とする、金属もしくは半金属酸化物パターン又は薄膜の形成方法。
- 前記工程3における、光照射の光源がキセノンランプで、放電発光電圧が1000〜3000Vの範囲であり、得られる金属酸化物が銅、亜鉛、スズ、及びニッケルの中から選択される1種又は2種以上の金属酸化物半導体であることを特徴とする、請求項17に記載の金属酸化物パターン又は薄膜の形成方法。
- 前記工程3における、光照射の光源がキセノンランプで、放電発光電圧が300〜3000Vの範囲であり、得られる金属酸化物又は半金属酸化物がアルミニウム、ハフニウム、ゲルマニウム、及び珪素の中から選択される1種又は2種の酸化物絶縁体であることを特徴とする、請求項17に記載の金属もしくは半金属酸化物パターン又は薄膜の形成方法。
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