JP6360799B2 - 電気負荷制御装置及びこの電気負荷制御装置を用いた洗濯機 - Google Patents

電気負荷制御装置及びこの電気負荷制御装置を用いた洗濯機 Download PDF

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Description

本発明は電動機等の電気負荷を制御する電気負荷制御装置に係り、特に電源リレーと並列に設けられた過電流防止用ヒューズを備えた電気負荷制御装置及びこの電気負荷制御装置を用いた洗濯機に関するものである。
一般的に電動機等の電気負荷に電力を供給する場合には、電気負荷に繋がる配線の一部に電源リレーを介装し、この電源リレーの接点を制御装置からの制御信号で制御することによって電気負荷に電力を供給する構成としている。このような電気負荷制御装置の例として、例えば、本特許出願人が出願した特開2006−197738号公報(特許文献1)には、洗濯機の電気負荷制御装置が開示されている。
特許文献1には、洗濯槽や撹拌翼を回転させる電動機を制御、駆動するインバータ装置に商用電源から電力を供給する場合、インバータ装置のインバータ用駆動電源と商用電源の間に電源リレーを配置し、この電源リレーを制御装置に内蔵されたマイクロコンピュータからの制御信号によって開閉する構成が示されている。また、この電源リレーの他に制御装置等の電気部品の電気部品用駆動電源に電力を供給する電源リレーも併せ設けられている。
尚、特許文献1には示されていないが、インバータ用駆動源の電源リレーにはヒューズと抵抗が直列に接続された過電流防止用ヒューズが並列に設けられている。この過電流防止用ヒューズは、電源リレーが閉じられた時の突入電流や意図しない過電流が流れた場合にジュール熱で溶断することによって、インバータ装置や電動機を保護するものである。
特開2006−197738号公報
ところで、特許文献1にも述べられているように、電源リレーの開閉は制御装置のマイクロコンピュータによって行われている。つまり、電源リレーのリレーコイルの励磁/消磁を制御するリレー制御用トランジスタをマイクロコンピュータからの制御信号でオン/オフすることで、電源リレーの開閉を制御するものである。一般的にはマイクロコンピュータからのオン信号でリレー制御用トランジスタをオンさせてリレーコイルに電流を流し、リレーコイルに生じた電磁力でリレー接点を閉じるものである。
ところが、洗濯機の洗濯行程の動作中に何らかの要因によって、過電流防止用ヒューズと並列に接続されている、電動機を駆動する側の電源リレーのリレー制御用トランジスタにオフ信号が入力されると、リレーコイルに流れている電流が遮断されて電磁力が消滅し、これによってリレー接点が開かれる現象を生じる。このような現象は典型的にはマイクロコンピュータに侵入する電磁ノイズによって引き起こされ、この結果、マイクロコンピュータが誤動作を生じて、電源リレーのリレー制御用トランジスタをオフする信号を電源リレーのリレー制御用トランジスタに送ることになる。
したがって、電源リレーが閉じられている状態で、今まで電源リレーを介して電動機に流れていた負荷電流が、電源リレーが開かれたことによって過電流防止用ヒューズ側に流れてしまうことでヒューズが溶断することになる。このため、電源リレーが開かれていること、及びヒューズが溶断していることから電動機を駆動、制御できなくなる問題が生じる。このように、電動機等の電気負荷の制御動作中に、マイクロコンピュータからの誤った制御信号によって電源リレーが開いてヒューズが溶断する、という問題を対策することが必要になっている。
本発明の目的は、電気負荷の制御動作中にマイクロコンピュータから誤った制御信号が入力されても、電源リレーを閉状態に維持することができる新規な電気負荷制御装置を提供することにある。
本発明の特徴は、過電流防止用ヒューズを備えた電源リレーを設けた電気負荷の電源制御部において、電源スイッチが投入されてマイクロコンピュータによって電源リレーが閉じられた以降では、マイクロコンピュータからの制御信号に依存しないで、電源リレーのリレーコイルに電流を継続的に流して電源リレーの閉状態を維持するリレー接点保持手段を電源制御部に設けた、ところにある。
本発明によれば、電源リレーのリレー接点が閉じられた以降は、リレー接点保持手段によって電源リレーのリレーコイルに継続的に電流を流すように動作するため、誤ってリレー接点を開く制御信号がリレーを制御するリレー制御用トランジスタに入力された場合でも、リレー接点の閉状態を維持してヒューズの溶断を防止することができる。
本発明が適用される洗濯乾燥機の縦断側面図である。 図1に示す洗濯乾燥機の操作パネルを拡大した図である。 本発明の第1の実施形態になる電気負荷制御装置の電源制御部のブロック図である。 図3に示されているリレー接点保持手段の詳細を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態になる電気負荷制御装置の電源制御部のブロック図である。 図5に示されているリレー接点保持手段の詳細を示す回路図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。尚、以下の説明では電気負荷制御装置の代表的な実施例として洗濯乾燥機を例にとって本発明の実施例の説明を行うことにする。
まず、図1を用いて本発明に係る電気負荷制御装置が使用される縦型洗濯乾燥機の構成を説明する。参照番号1は外郭を構成する四角筒状の外枠である。参照番号2は外枠1の上部に取り付けられたトップカバーである。トップカバー2の前側には洗濯物投入口2aを設けてある。参照番号3はトップカバー2の洗濯物投入口2aを覆うように取り付けられた外蓋3である。外蓋3は取っ手3aを上方に引くと二点鎖線で示すように中央で折り曲げて開くようになっている。
外蓋3の前側に各種操作ボタンスイッチや表示器を備えた操作パネル8を設けてある。操作パネル8は機体底部に設けた制御装置14に電気的に接続している。この制御装置14が本実施例でいう負荷制御装置を構成するものである。制御装置14はマイクロコンピュータを主体とした制御装置であり、各種センサや操作ボタンからの入力信号に基づき、後述する各種電気機器を駆動するものである。
参照番号5はトップカバー2の前面に設けた電源スイッチである。トップカバー2の後部には給水電磁弁4やヒータ20、送風ファン19などの給水、乾燥に関連する部品を、トップカバー2の前側には洗剤・仕上げ剤容器28を内蔵している。
参照番号9は、洗濯槽で、その外周壁に通水および通風のための多数の小さな貫通孔9aを有し、その底壁に通水および通風のための複数の貫通穴9bを有し、その上縁部に流体バランサー9cを備え、底部の内側には回転自在に回転翼11を回転可能に設置する。
参照番号10は、前記洗濯槽を内包する外槽であり、その底部の外側には洗濯脱水駆動装置を取り付ける。この外槽10は、外枠1の上端部の四隅部に設けた隅板に係止して垂下させた4本の支持棒に緩衝装置(図示せず)を介して外槽10の四方位を係合させて均等に支持することにより外枠1の中心部に懸垂する。
洗濯脱水駆動装置は、インバータ駆動電動機を使用した洗濯脱水駆動電動機13と、電磁操作クラッチ機構12と、遊星歯車減速機構を内蔵し、洗濯脱水駆動電動機13と電磁操作クラッチ機構12を制御することによって、洗濯槽9を静止させるように係止、または自由に回転できるように解放した状態で回転翼11を繰り返し正逆回転させる洗濯駆動モードと、洗濯槽9と回転翼11を一体的に同一方向に回転させる脱水駆動モードを選択的に実行する駆動機能を有する。
参照番号27は振動センサで、外槽10の側面外側に設置してあり、洗濯時や洗濯槽9が高速回転する脱水時の外槽10の振動を検出する。
参照番号31は外槽10の上面に設けた槽カバーである。槽カバー31の前側から約2/3の部分には洗濯物投入口31aを有し、後面31bには槽カバー31の上面と下面を連通する温風吹き出し口(図示せず)、給水入口(図示せず)、循環水入口33が設けてある。また、槽カバー31の前方には、洗剤・柔軟仕上げ剤入口28aが設けてある。
参照番号23は、洗濯物投入口31aを覆うように設けた内蓋である。内蓋23は、ヒンジ23bで開閉自在に取り付けられており、取っ手23aを上方に持ち上げることで、内蓋23のロック(図示せず)が解除され図中一点鎖線で示すように開き、取っ手23aを下方に押すことでロックされるようになっている。参照番号30は槽カバー31の後面31bの下面(洗濯槽9側)に設けた循環水カバーである。
参照番号22は、乾燥ダクトで、乾燥通水通気口10bと温風吹き出し口との間を接続する。乾燥ダクト22の途中には、送風ファン19、ヒータ20、リントフィルタ(図示せず)、除湿機構22b、温度センサ26が設けてある。送風ファン19を運転し、ヒータ20に通電すると、洗濯槽9内に温風が吹き込み、洗濯物を温め水分が蒸発する。高温多湿となった空気は、貫通穴9a、9bを通り外槽10に出て、通水通気口10bから乾燥ダクト22に吸い込まれ、除湿機構22bを流下する冷却水で冷却除湿されて乾いた低温空気となり、ヒータ20で再度加熱され、洗濯槽9内に吹き込むように循環する。
参照番号29a、29b、29c、29d、29e、29fは、ゴム製の蛇腹管で、振動変位する外槽10や外槽カバー31と固定側(外枠1やトップカバー2など)に設けた乾燥ダクト22や給水電磁弁4、循環ポンプ16などとの接続用に用いている。
給水電磁弁4は、本実施例では4方向に給水を行えるよう4連弁を使用している。一つ目は洗濯給水電磁弁で、給水入口に接続され、洗濯槽9内に給水する。二つ目は洗剤給水電磁弁で、洗剤・仕上げ剤容器28の洗剤投入室に接続されている。三つ目は仕上げ剤給水電磁弁で、洗剤・仕上げ剤容器28の仕上げ剤投入室に接続されている。洗剤・仕上げ剤容器28は、洗剤・仕上げ剤入口28aとつながっており、外槽10内に洗剤や仕上げ剤が供給される。四つ目は後述する除湿機構22bに接続されている。
外槽10の底面には、エアトラップ21aが設けてあり、内部の圧力がチューブ21bを介して水位センサ21に伝えられ、外槽9内の洗濯水の水位を検知する。
参照番号17は洗濯水の循環パイプで、外槽底部に設けた通水通気口10bと循環水入口33との間を接続する。循環パイプ17の途中には、機体底部に設けた循環ポンプ16、異物トラップ18があり、異物トラップ18には排水弁15を介して排水ホース24が接続している。この循環ポンプ16が本発明の対象となる電動機によって駆動されるものである。
循環ポンプ16を運転すると、外槽10内の洗濯水は、外槽底部に設けた通水通気口10bから循環パイプ17を通り外槽10の上部に運ばれ、槽カバー31の循環水入口33から循環水カバー30に入り、糸屑フィルタ38で糸屑を取り除かれ、ノズル34から洗濯槽9内に散水される。
図2に操作パネル8の具体的な構成を示している。操作パネル8の上には電源スイッチ5、各種の操作スイッチ40及び各種の表示部41が備えられている。電源スイッチ5は制御装置14へ電力の供給を開始するためのボタンスイッチであり、この電源スイッチ5は常開型のスイッチである。したがって、手指で押し下げることによって商用電源と制御装置14が接続され、手指を離すと商用電源と制御装置14との接続が遮断されるものである。ただ、後述する電源リレーによって商用電源から制御装置14に電力が供給されるものである。また、操作スイッチ40は、念入りコースや毛布コース等の運転内容を適宜選択するためのボタンスイッチと、洗い時間やすすぎ回数などを適宜変更するためのボタンスイッチである。
以上に説明した洗濯乾燥機は既に良く知られた構成であるので、これ以上の説明は省略する。次に本発明の実施形態になる電気負荷制御装置について実施例毎に説明する。尚、図1に示す洗濯機は洗濯と乾燥を行う縦型洗濯乾燥機であるが、洗濯機能だけを備える縦型洗濯機、或いはドラムを用いたドラム式洗濯機、或いはドラム式洗濯乾燥機にも適用できることは言うまでもない。
図3及び図4に示す通り本実施例の特徴は、電源スイッチが投入されてマイクロコンピュータによって電源リレーが閉じられた以降では、マイクロコンピュータからの制御信号に依存しないで電源リレーのリレーコイルに電流を継続的に流して電源リレーの閉状態を維持するリレー接点保持手段を電源制御部に設けたところにある。
図3において、電気負荷制御装置は商用電源42と電気負荷である電動機13の間に電気的に配置されているが、図3はこの電気負荷制御装置の電源制御部を示している。
商用電源42の一方の端子と電動機13の間の第1配線43の途中には常開型の第1電源リレー44が設けられ、商用電源42の他方の端子と電動機13の間の第2配線45の途中にはこれも常開型の第2電源リレー46が設けられている。第2電源リレー46には並列に過電流防止用ヒューズ47が設けられており、過電流防止用ヒューズ47は第2電源リレー47を跨いで第2配線45と接続されている。したがって、各電源リレー44、46はリレーコイルに電流が流れない時は「開状態」になり、リレーコイルに電流が流れる時は「閉状態」になるものである。
各電源リレー44、46のリレーコイルにはNPN型のリレー制御用トランジスタが接続されており、マイクロコンピュータからオン信号が入力されるとリレー制御用トランジスタが導通してリレーコイルが励磁され、これによってリレー接点が閉じられて電力が供給されるようになっている。尚、これらの詳細は図4において説明する。
第1電源リレー44と第2電源リレー46の下流側(商用電源42を上流側とする場合)の配線は電源回路48に接続されている。この電源回路48は後述するマイクロコンピュータやその他の電気部品に直流電力を供給する直流電源である。また、第1電源リレー44の上流側は電源スイッチ5及びダイオード49を介して電源回路48に接続されている。
尚、電動機13を駆動するための電源は図示していないが、第1配線43と第2配線45に接続された電源回路(図示せず)が備えられている。そして、商用電源42の交流がこの電源回路で直流に変換された後に、インバータ装置(図示せず)で制御された交流に変換されて電動機13に供給されるものである。
電源回路48は周知のものであるので詳細な説明は省略するが、電源回路48は商用電源42からの交流を直流に変換する機能と、マイクロコンピュータ50やその他の電気部品で使用できる低電圧に降圧する機能を備えている。例えば、マイクロコンピュータ50には+5Vを供給し、電源リレー44、46や送風ファン19等の電気部品には+12Vや+24Vを供給する電源として用いられる。
マイクロコンピュータ50は電源回路48から電力を供給され、内蔵されたメモリに記憶された制御プログラムにしたがって、電源リレー44、46、電動機13、循環ポンプ16、送風ファン19等の制御を実行して洗濯や乾燥の工程を実行するものである。マイクロコンピュータ50は種々の制御機能を実行するが、本実施例では電源リレー44、46の制御に関するものなので、これ以外の制御機能については説明を省略する。そして、マイクロコンピュータ50は第1電源リレー44及び第2電源リレー46を開閉するための制御信号を送るが、マイクロコンピュータ50と第2電源リレー46の間にはリレー接点保持手段51が設けられている。
このリレー接点保持手段51は、電源スイッチ5が投入されてマイクロコンピュータ50によって第2電源リレー46が閉じられた以降では、マイクロコンピュータ50からの制御信号に依存しないで、第2電源リレー46のリレーコイルに電流を継続的に流して、第2電源リレー46の閉状態を維持する機能を備えている。このリレー接点保持手段51の具体的な構成については、図4に示す回路図によって説明する。
今、洗濯乾燥機を運転するために使用者が電源スイッチ5を押し下げると、商用電源42から電源スイッチ5、ダイオード49を介して電源回路48に電力が供給される。電源回路48は電力の供給を受けると直流電源として機能し、マイクロコンピュータ50に電力を供給する。この間の時間は十分短いものでありマイクロコンピュータ50は、電源スイッチ5が投入されてから極めて短い時間で制御処理動作を開始して操作パネル8の表示部41を直ちに点灯する。
次に、マイクロコンピュータ50は、第1電源リレー44のリレーコイルに接続されているNPN型トランジスタにオン信号を送り、リレーコイルを励磁してリレー接点を閉じる動作を行う。その後は、電源スイッチ5を開放しても第1電源リレー44を介して電源回路48に電力が供給されるため、マイクロコンピュータ50等への電力供給が継続される。
次に、マイクロコンピュータ50は、第2電源リレー46のリレーコイルに接続されているNPN型トランジスタにオン信号を送り、リレーコイルを励磁してリレー接点を閉じる動作を行う。第2電源リレー46を閉じると、商用電源42からの電力は図示しないインバータ装置用の電源回路に送られ、直流に変換された後にインバータ装置で再び制御された交流に変換されて電動機13に供給されるものである。これによって、洗濯、 脱水、 乾燥等の工程制御が行われるものである。
このような動作を行う電気負荷制御装置において、上述したように洗濯乾燥機の洗濯、乾燥行程の動作中に電磁ノイズのような外乱によって、電源制御部を構成するマイクロコンピュータ50が誤動作して第2電源リレー46のリレー制御用トランジスタにオフ信号が入力されると、リレーコイルに流れている電流が遮断されて電磁力が消滅し、これによって第2電源リレー46のリレー接点が開かれる現象を生じる。
このため、第2電源リレー46が閉じられている状態で、今まで第2電源リレー46を介して電動機13に流れていた負荷電流が、第2電源リレー46が開かれたことによって過電流防止用ヒューズ47側に流れてしまうことでヒューズが溶断することになる。このため、第2電源リレー46が開かれ、また過電流防止用ヒューズ47が溶断していることから電動機13を駆動、制御できなくなる。
そこで、本実施例においては、マイクロコンピュータ50によって第2電源リレー46のリレーコイルに電流が流れた以降において、リレー接点保持手段51によって第2電源リレー46のリレーコイルに接続されているリレー制御用トランジスタのベース端子にオン信号を供給する構成としたものである。
図4にはリレー接点保持手段51の回路構成を示している。図4において、マイクロコンピュータ50の出力端子と第2電源リレー46のリレーコイル46Aの間には、NPN型のリレー制御用トランジスタ52が接続されている。このNPN型のリレー制御用トランジスタ52は従来のリレー制御用のトランジスタであり、リレー制御用トランジスタ52のコレクタ端子Cは第2電源リレー46のリレーコイル46Aに接続され、ベース端子Bはマイクロコンピュータ50の出力端子に接続され、エミッタ端子Eは設置されている。また、リレーコイル46Aは電源回路48から電力を供給されるように配線されている。したがって、マイクロコンピュータ50から第2電源リレー46を閉じるためのオン信号が入力されると、リレー制御用トランジスタ52が導通されてリレーコイル46Aに電流が流れてリレー接点46Bが駆動され第2電源リレー46を閉じるものである。
そして、本実施例では更にNPN型のリレー制御用トランジスタ52と並列に、リレー接点保持手段としてPNP型のリレー接点保持用トランジスタ53が設けられている。リレー接点保持用トランジスタ53のベース端子Bは第2電源リレー46のリレーコイル46Aとリレー制御用トランジスタ52の間に接続され、出力端子であるコレクタ端子Cはリレー制御用トランジスタ52のベース端子に接続され、エミッタ端子Eは電源回路48に接続されている。
上述した通りマイクロコンピュータ50から第2電源リレー46を閉じるためのオン信号が入力されると、リレー制御用トランジスタ52が導通される。したがって、リレー接点保持用トランジスタ53のベース端子Bの電位が下がってリレー接点保持用トランジスタ53がオン状態に遷移し、エミッタ端子Eからコレクタ端子Cに向かって電流が流れ、この電流はリレー制御用トランジスタ52のベース端子Bに供給されて、リレー制御用トランジスタ52のオン信号となる。これによって、リレー制御用トランジスタ52は常にオン状態に維持され、結果的に第2電源リレー46のリレーコイル46Aに電流が流れて第2電源リレー46のリレー接点46Bを閉じた状態に維持できるものである。
そして、図4に示すリレー接点保持手段51においては、次のような動作を行って第2電源リレー46を閉状態に維持するものである。今、洗濯乾燥機の洗濯、乾燥行程の動作中に電磁ノイズのような外乱によって、マイクロコンピュータ50に誤動作が発生して第2電源リレー46のリレー制御用トランジスタ52にオフ信号が入力されたとする。
しかしながら、電源スイッチ5が投入されてリレー制御用トランジスタ52がオンされた時に、リレー接点保持用トランジスタ53からリレー制御用トランジスタ52のベース端子Bにオン信号が供給されている。このため、マイクロコンピュータ50からオフ信号が入力されたとしても、リレー制御用トランジスタ52はオン状態を維持することができる。
このように、リレー制御用トランジスタ52は、電源スイッチ5を投入してマイクロコンピュータ50によってオン状態に制御されると、これ以降はマイクロコンピュータ50の制御信号の変化に拘わらず(制御信号に依存せず)、リレー接点保持用トランジスタ53によってオン状態に維持されるものとなる。
尚、洗濯乾燥機の工程終了後や洗濯、乾燥行程の動作途中で外部から電源スイッチ5の切断操作がなされた場合は、電源切断処理によって第1電源リレー44が開かれるため、電源回路48に電力が供給されなくなるので、電源回路48はもはや直流電源としての機能を備えないことになる。
したがって、リレー制御用トランジスタ52及びリレー接点保持用トランジスタ53の電源も消失するため、リレー制御用トランジスタ52及びリレー接点保持用トランジスタ53も、これに合わせてオフ状態に遷移することになる。これによって、第2電源リレー46のリレーコイル46Aの通電が途絶えて第2電源リレー46のリレー接点46Bが開かれ、正規の終了動作を行うことができる。
以上述べた通り本実施例によれば、過電流防止用ヒューズを備えた電源リレーにおいて、電源スイッチが投入されてマイクロコンピュータによって電源リレーが閉じられた以降では、マイクロコンピュータからの制御信号に依存しないで、電源リレーのリレーコイルに電流を継続的に流して電源リレーの閉状態を維持するリレー接点保持手段を設けた構成とした。
これによれば、電源リレーのリレー接点が閉じられた以降は、リレー接点保持手段によって電源リレーのリレーコイルに継続的に電流を流すように動作するため、誤ってリレー接点を開く制御信号がリレー制御用トランジスタに入力された場合でも、リレー接点の閉状態を維持してヒューズの溶断を防止することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について図5を用いて説明する。本実施例は、過電流防止用ヒューズを備えた第2電源リレー46より下流側の第2配線45に電流検出手段を設け、この電流検出手段によってリレー接点保持トランジスタの出力電流を制御する点で実施例1と異なっている。尚、図3、図4と同じ参照番号は同じ構成部品、或いは類似の機能部品を表しているので、必要でない場合は説明を省略する。
図5において、第2電源リレー46より下流側の第2配線45には電流検出手段54が設けられており、第2配線45を流れる電流値を検出している。この電流検出手段54にはカレントトランス方式やホール素子方式を使用することができる。そして、電流検出手段54によって検出された電流はリレー接点保持手段51に入力されている。電流検出手段54は流れる電流の大きさに応じて出力電圧が線形に変化する方式や、流れる電流が閾値を超えた際に信号が反転する方式の電流センサを使用することができる。
また、本実施例の電流検出手段54には、後述する接続用リレーのリレーコイルを励磁/消磁するためのトランジスタが設けられている。尚、この接続用リレーのリレーコイルを励磁/消磁するためのトランジスタは、リレー接点保持手段51に設けられていても良いものである。
そして、本実施例のリレー接点保持手段51は図6に示す構成を備えている。図6において、リレー接点保持用トランジスタ53と電源回路48の間に接続用リレー55を設けるようにしている。この接続用リレー55は電流検出手段54に設けられたリレー制御用トランジスタによって開閉状態が制御されている。つまり、接続リレー55のリレーコイル55Aには、電流検出手段54に設けられた通電制御用トランジスタ(図示せず)が接続されており、電流検出手段54からの制御信号によって通電制御用トランジスタの導通が制御され、結果的に接続リレー55のリレー接点55Bの開閉が制御されることになる。
したがって、接続リレー55の開閉状態によってリレー接点保持用トランジスタ53のコレクタ端子の出力電流が制御(オン或いはオフ)されるものである。尚、接続リレー55の代わりに半導体素子を使用することもでき、この場合は電流検出手段54からの入力電流をベース端子に直接入力することができる。
今、第2配線45に所定値以上の電流が流れている状態においては、電流検出手段54は図示しない通電制御用トランジスタを導通させて、接続リレー55のリレーコイル55Aを励磁してちれー接点55Bを閉じる動作を行う。したがって、この状態では図4に示す回路構成と同様となり、マイクロコンピュータ50から第2電源リレー46を閉じるためのオン信号が入力されると、リレー制御用トランジスタ52が導通される。したがって、リレー接点保持用トランジスタ53のベース端子の電位が下がってリレー接点保持用トランジスタ53がオン状態に遷移し、エミッタ端子Eからコレクタ端子Cに向かって電流が流れ、この電流はリレー制御用トランジスタ52のベース端子Bに供給されてオン信号となる。これによって、リレー制御用トランジスタ52には常にオン状態に維持され、結果的には第2電源リレーのリレーコイル46Aに電流が流れて第2電源リレー46を閉じた状態に維持できるものである。
一方、第2配線45に所定値以下の電流しか流れていない状態においては、電流検出手段54は図示しない通電制御用トランジスタを遮断させて、接続リレー55のリレーコイル55Aを消磁する。したがって、この状態ではリレー接点55Bが開かれて電源回路48とリレー接点保持用トランジスタ53のエミッタ端子との接続が遮断される。これによって、リレー接続用トランジスタ53は動作することができなくなり、リレー制御用トランジスタ52のベース端子にベース電流を供給できなくなり、従来のリレー制御用トランジスタと等価になる。したがって、第2電源リレー46はマイクロコンピュータ49の制御信号によって制御することができるようになる。
尚、本実施例では、接続リレー55は電源回路48とリレー接点保持用トランジスタ53の間に配置されているが、リレー接点保持用トランジスタ53とリレー制御用トランジスタ52のベース端子Bの間に配置することも可能である。
この第2実施例によれば第1実施例と同様に、電源リレーの接点が閉じられた以降で、しかも配線に所定の電流値以上の電流が流れている状態では、リレー接点保持手段によって電源リレーのコイルに継続的に電流を流すように動作するため、誤ってリレー接点を開く制御信号がリレー制御用トランジスタに入力された場合でも、リレー接点の閉状態を維持してヒューズの溶断を防止することができる。
また、電源リレーの接点が閉じられた以降であっても、配線に所定の電流値以下の電流
しか流れていない状態では、マイクロコンピュータからの制御信号で第2電源リレーを制御できるので、確実に第2電源リレーを開くことができる。更に、マイクロコンピュータからの制御信で第2電源リレーを制御できるので、制御の拡張性を高めることができる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
5…電源スイッチ、13…電動機、40…操作スイッチ、41…表示部、42…商用電源、43…第1配線、44…第1電源リレー、45…第2配線、46…第2電源リレー、46A…リレーコイル、47…過電流防止用ヒューズ、48…電源回路、49…ダイオード、50…マイクロコンピュータ、51…リレー接点保持手段、52…リレー制御用トランジスタ、53…リレー接点保持用トランジスタ、54…電流検出手段、55…接続リレー、55A…リレーコイル。

Claims (2)

  1. 少なくとも、商用電源と電気負荷を接続する配線の途中に設けられた電源リレーと、この電源リレーと並列に前記商用電源と前記電気負荷に接続された過電流防止用ヒューズと、前記電源リレーのリレーコイルに流れる電流を制御してリレー接点を開閉するマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータに電力を供給する電源スイッチよりなる電源制御部を備えた電気負荷制御装置において、
    前記電源制御部には、
    前記電源リレーの前記リレーコイルに前記マイクロコンピュータからの制御信号によって制御されるリレー制御用トランジスタが接続されると共に、前記リレー制御用トランジスタが前記リレーコイルに電流を流している状態で、前記リレー制御用トランジスタが継続して前記リレーコイルに電流を流すことができる信号を前記リレー制御用トランジスタのベース端子に与えるリレー接点保持用トランジスタが設けられ、
    前記リレー接点保持用トランジスタと前記リレー制御用トランジスタは並列に接続され、前記リレー接点保持用トランジスタのベース端子は、前記リレー制御用トランジスタと前記リレーコイルの間に接続されると共に、前記リレー接点保持用トランジスタの出力端子は前記リレー制御用トランジスタの前記ベース端子に接続されており、前記マイクロコンピュータからの制御信号によって前記リレー制御用トランジスタがオンすると、前記リレー接点保持用トランジスタがオンして前記リレー制御用トランジスタの前記ベース端子に前記リレー制御用トランジスタがオン状態を継続できる信号を与え、
    更に、前記電源リレーと前記電気負荷の間の配線に流れる電流を検出する電流検出手段が設けられている共に、前記リレー接点保持用トランジスタと電源回路、或いは前記リレー接点保持用トランジスタと前記リレー制御用トランジスタの前記ベース端子の間に接続手段が設けられており、
    前記電流検出手段によって前記配線を流れる電流が所定値を超えたことを検出すると、これに対応して前記接続手段が導通され、前記電流検出手段によって前記配線を流れる電流が所定値を超えないことを検出すると、これに対応して前記接続手段が遮断されることを特徴とする電気負荷制御装置。
  2. 少なくとも、洗濯槽と、前記洗濯槽を内包し洗濯水を溜める外槽と、前記洗濯槽を回転駆動する電動機と、前記電動機を制御する電気負荷制御装置を備えた洗濯機において、
    前記電気負荷制御装置は、少なくとも、商用電源と前記電動機を接続する配線の途中に設けられた電源リレーと、この電源リレーと並列に前記商用電源と前記電動機に接続された過電流防止用ヒューズと、前記電源リレーのリレーコイルに流れる電流を制御してリレー接点を開閉するマイクロコンピュータと、前記マイクロコンピュータに電力を供給する電源スイッチよりなる電源制御部を備えていると共に、
    前記電源制御部には、
    前記電源リレーの前記リレーコイルに前記マイクロコンピュータからの制御信号によって制御されるリレー制御用トランジスタが接続されると共に、前記リレー制御用トランジスタが前記リレーコイルに電流を流している状態で、前記リレー制御用トランジスタが継続して前記リレーコイルに電流を流すことができる信号を前記リレー制御用トランジスタのベース端子に与えるリレー接点保持用トランジスタが設けられ、
    前記リレー接点保持用トランジスタと前記リレー制御用トランジスタは並列に接続され、前記リレー接点保持用トランジスタのベース端子は、前記リレー制御用トランジスタと前記リレーコイルの間に接続されると共に、前記リレー接点保持用トランジスタの出力端子は前記リレー制御用トランジスタの前記ベース端子に接続されており、前記マイクロコンピュータからの制御信号によって前記リレー制御用トランジスタがオンすると、前記リレー接点保持用トランジスタがオンして前記リレー制御用トランジスタの前記ベース端子に前記リレー制御用トランジスタがオン状態を継続できる信号を与え、
    更に、前記電源リレーと前記電動機の間の配線に流れる電流を検出する電流検出手段が設けられている共に、前記リレー接点保持用トランジスタと電源回路、或いは前記リレー接点保持用トランジスタと前記リレー制御用トランジスタの前記ベース端子の間に接続手段が設けられており、
    前記電流検出手段によって前記配線を流れる電流が所定値を超えたことを検出すると、これに対応して前記接続手段が導通され、前記電流検出手段によって前記配線を流れる電流が所定値を超えないことを検出すると、これに対応して前記接続手段が遮断されることを特徴とする洗濯機。
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