JP6364672B2 - 車体後部構造 - Google Patents
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Description
(1)本発明の一態様に係る車体後部構造は、車体前後方向に略沿って延出する左右一対のリヤサイドフレームを備える車体後部構造であって、各前記リヤサイドフレームには、前記リヤサイドフレームの車幅方向外側に隣接して配置され、後輪の上方を覆うリヤホイールハウスと、前記リヤホイールハウスの車幅方向内側の側面に接合されて、上下方向に略沿って延出し、前記リヤホイールハウスと閉断面を形成するリヤホイールハウスガセットと、前記リヤホイールハウスガセットの下方で前記リヤサイドフレームの下壁に取り付けられ、サスペンションスプリングの上端部を支持するスプリングベースと、が設けられ、前記リヤホイールハウスガセットの下方には、前記リヤサイドフレームの上壁を貫通するよう上下方向に延出し、前記リヤサイドフレームの車幅方向内側の側壁と前記リヤサイドフレームの車幅方向外側の側壁とに挟まれるように配置され、水平断面がハット型形状に形成された連結ガセットが設けられ、前記連結ガセットは、ハット型断面の頂部が前記リヤサイドフレームの車幅方向内側の前記側壁に結合され、ハット型断面の底部のフランジ部が前記リヤサイドフレームの車幅方向外側の前記側壁に結合され、上縁部が前記リヤサイドフレームの前記上壁よりも上方に突出し前記リヤホイールハウスガセットの下縁部に結合され、ハット型断面の側部の下縁部に、ハット型断面の内側方向に屈曲して前記リヤサイドフレームの前記下壁に結合される屈曲壁が設けられ、前記スプリングベースは、前記リヤサイドフレームの前記下壁を挟んで前記連結ガセットの前記屈曲壁に溶接されている。
上記(2)の場合、リヤサイドフレームの上壁が結合フランジによって連結ガセットの上縁部に結合されるため、連結ガセットの上縁部の支持剛性が高まる。
上記(3)の場合、スプリングベースのリヤサイドフレームの車幅方向外側にオフセットした部分が、補助ガセットを介してリヤサイドフレームの車幅方向外側の側壁に剛的に支持されるため、スプリングベースの支持剛性を高く維持したまま、任意のサスペンション形式やレイアウトに容易に対応することができる。
上記(4)の場合、スプリングベースが、サスペンションスプリングの軸心から等しい距離離間した位置でリヤサイドフレームと補助ガセットとに溶接されるため、サスペンションスプリングの上部側の支持剛性が、サスペンションスプリングの軸心周りで同様にバランス良く高まる。
上記(5)の場合、リヤホイールハウスガセットの下縁部のハット型の断面形状部を連結ガセットの上縁部のハット型の断面形状部に車幅方向外側から重ねて結合されるため、連結ガセットに対するリヤホイールハウスガセットの結合作業を容易に行うことができる。また、連結ガセットの各フランジ部の付根部側の稜線部がリヤホイールハウスガセットの各フランジ部の付根部側の稜線部と整合することになるため、補助ガセットとリヤホイールハウスガセットの間の上下方向の剛性を高めることができる。
上記(6)の場合、スプリングベースが取り付けられる左右のリヤサイドフレームの下壁が、第1の閉断面部と第2の閉断面部を介してリヤホイールハウスに連結されるとともに、第2の閉断面部からさらに第3の閉断面部を介してリヤシェルフの両端部に連結されるため、スプリングベースに入力されたサスペンション荷重を、スプリングベースの上方位置において車体後部の広い領域に効率良く支持させることができる。また、車両の左右に配置される第1の閉断面部と第2の閉断面部と第3の閉断面部がリヤシェルフを介して上部側で相互に連結されるため、車体後部の剛性自体も高めることができる。
上記(7)の場合、車体正面視が略矩形状の環状骨格によって車体後部が補強されるため、車体後部の捩れ剛性等の剛性を効率良く高めることができる。
上記(8)の場合、車体フロアの連結ガセットの接合部の前後領域の横剛性がクロスメンバと連結部材とによって高められる。
上記(9)の場合、連結ガセットに対するリヤホイールハウスガセットの結合作業が容易になるとともに、連結ガセットとリヤホイールハウスガセットの結合強度も高まる。
さらに、本発明に係る態様においては、連結ガセットのハット型断面の頂部がリヤサイドフレームの車幅方向内側の側壁に結合され、フランジ部がリヤサイドフレームの車幅方向外側の側壁に結合されていることから、連結ガセットとリヤサイドフレームとの連結部の剛性が高まり、さらにサスペンションスプリングの上部側の支持剛性を高めることができる。
この実施形態に係る車両1は、セダン型の車両であり、車室の後方側にトランクルームが配置されている。
図1〜図4に示すように、車両1の後部下方の左右両側には、車体前後方向に略沿って延出する一対のリヤサイドフレーム2が配置されている。左右のリヤサイドフレーム2は、略矩形状の基本断面形状に形成され、前縁部同士が車幅方向に延在するミドルクロスメンバ3によって相互に連結されている。また、左右の各リヤサイドフレーム2の前縁部は、車体側部の強度部材である図示しないサイドシルに結合されている。
リヤホイールハウスガセット7は、リヤホイールハウス6の車体前後方向の略中央で、かつ左右の対応するリヤサイドフレーム2の直上位置に配置されている。リヤホイールハウスガセット7の下縁部は、後述する連結ガセット8を介して左右の対応するリヤサイドフレーム2に連結されている。
なお、この実施形態では、リヤパーセルシェルフ9が断面略L字状に形成されているが、リヤパーセルシェルフ9は閉断面が車幅方向に延出する形状であっても良い。
これらの図に示すように、左右のリヤサイドフレーム2の下壁2Lの下面のうちの、リヤホイールハウスガセット7の下方位置には、前述したサスペンションスプリングの上端部を支持するスプリングベース11が取り付けられている。スプリングベース11は、略円形状の金属プレートをプレス成形して形成され、円環状の平坦部の上面がリヤサイドフレーム2の下壁2Lの下面に結合されている。また、サスペンションスプリングの上端部は、その軸心o1が、リヤサイドフレーム2の車幅方向の中心よりも外側となるように配置されている。そして、リヤサイドフレーム2の下壁2Lに取り付けられるスプリングベース11は、その一部がリヤサイドフレーム2の車幅方向外側にオフセットするようにリヤサイドフレーム2の下面に溶接によって固定されている。
なお、スプリングベース11は、図6に示すように、サスペンションスプリングの軸心o1を中心とする同心円上において、リヤサイドフレーム2と補助ガセット12とにスポット溶接によって結合されている。
同図に示すように、連結ガセット8は、リヤサイドフレーム2の車幅方向内側の側壁2SIとともに、上下方向に連続する第1の閉断面部20−1を構成している。そして、リヤサイドフレーム2から上方に突出した連結ガセット8の上縁部8Eにリヤホイールハウスガセット7が結合され、リヤホイールハウス6にリヤホイールハウスガセット7が結合されると、リヤホイールハウスガセット7とリヤホイールハウス6の車幅方向内側の側面とは、上下方向に連続する第2の閉断面部20−2を構成する。また、リヤホイールハウスガセット7の上部のリヤシェルフガセット10は、図示しない車体のサイドパネルに結合されることによって、そのサイドパネルとともに上下方向に連続する第3の閉断面部20−3を構成する。第1の閉断面部20−1と第2の閉断面部20−2と第3の閉断面部20−3とは略上下方向で連続するように接続されている。
したがって、この実施形態に係る車体後部構造を採用した場合には、サスペンションスプリングの上部側の支持剛性を効率良く高め、車両1の走行安定性をより高めることができる。
また、この構造を採用した場合、連結ガセット8にリヤホイールハウスガセット7を結合した状態において、連結ガセット8の前後の各フランジ部8dの付根部側の稜線部がリヤホイールハウスガセット7の各フランジ部の付根部側の稜線部と整合する。このため、連結ガセット8とリヤホイールハウスガセット7の間の上下方向の剛性を容易に高めることができる。
また、車体左右に配置される第1の閉断面部20−1と第2の閉断面部20−2と第3の閉断面部20−3とが上部側でリヤパーセルシェルフ9によって相互に連結されるため、この構造によって車体後部の剛性自体も高めることができる。
2SI,2SO…側壁
2U…上壁
2U−f…結合フランジ
4…車体フロア
5…凹部
5a…側壁
6…リヤホイールハウス
7…リヤホイールハウスガセット
8…連結ガセット
8b,8c…側壁
8d…フランジ部
9…リヤパーセルシェルフ(リヤシェルフ)
10…リヤシェルフガセット
11…スプリングベース
12…補助ガセット
14…屈曲壁
15L…クロスメンバ・ロア(クロスメンバ)
15U…クロスメンバ・アッパ(クロスメンバ)
16…連結部材
20−1…第1の閉断面部
20−2…第2の閉断面部
20−3…第3の閉断面部
o1…軸心
Claims (3)
- 車体前後方向に略沿って延出する左右一対のリヤサイドフレームを備える車体後部構造であって、
各前記リヤサイドフレームには、
前記リヤサイドフレームの車幅方向外側に隣接して配置され、後輪の上方を覆うリヤホイールハウスと、
前記リヤホイールハウスの車幅方向内側の側面に接合されて、上下方向に略沿って延出し、前記リヤホイールハウスと閉断面を形成するリヤホイールハウスガセットと、
前記リヤホイールハウスガセットの下方で前記リヤサイドフレームの下壁に取り付けられ、サスペンションスプリングの上端部を支持するスプリングベースと、が設けられ、
前記リヤホイールハウスガセットの下方には、前記リヤサイドフレームの上壁を貫通するよう上下方向に延出し、前記リヤサイドフレームの車幅方向内側の側壁と前記リヤサイドフレームの車幅方向外側の側壁とに挟まれるように配置され、水平断面がハット型形状に形成された連結ガセットが設けられ、
前記連結ガセットは、ハット型断面の頂部が前記リヤサイドフレームの車幅方向内側の前記側壁に結合され、ハット型断面の底部のフランジ部が前記リヤサイドフレームの車幅方向外側の前記側壁に結合され、上縁部が前記リヤサイドフレームの前記上壁よりも上方に突出し前記リヤホイールハウスガセットの下縁部に結合され、ハット型断面の側部の下縁部に、ハット型断面の内側方向に屈曲して前記リヤサイドフレームの前記下壁に結合される屈曲壁が設けられ、
前記スプリングベースは、前記リヤサイドフレームの前記下壁を挟んで前記連結ガセットの前記屈曲壁に溶接され、
前記連結ガセットは、前記リヤサイドフレームの車幅方向内側の前記側壁と第1の閉断面部を形成し、
前記リヤホイールハウスガセットは、前記リヤホイールハウスの車幅方向内側の前記側面と第2の閉断面部を形成し、
前記リヤホイールハウスガセットの上方には、車幅方向に延在するリヤシェルフが配置され、
前記リヤホイールハウスガセットの上部には、前記リヤシェルフの端部に連結されるとともに、車体のサイドパネルに接合されて当該サイドパネルと第3の閉断面部を形成するリヤシェルフガセットが設けられ、
前記第1の閉断面部と前記第2の閉断面部と前記第3の閉断面部とが略上下方向で連続して形成されている
ことを特徴とする車体後部構造。 - 左右の前記リヤサイドフレームに結合される車体フロアの上面と下面の少なくともいずれか一方には、左右の前記リヤサイドフレームの前記連結ガセットとの接合部の近傍部同士を連結するクロスメンバが設けられ、
車体左右の前記第1の閉断面部、前記第2の閉断面部、及び、前記第3の閉断面部と、前記リヤシェルフと、前記車体フロア及び前記クロスメンバと、によって車体正面視が略矩形状の環状骨格が構成されている
ことを特徴とする請求項6に記載の車体後部構造。 - 前記クロスメンバは、左右の前記リヤサイドフレームの前記連結ガセットとの前記接合部の前方側の近傍部同士を連結し、
左右の前記リヤサイドフレームの前記連結ガセットとの前記接合部の後方側の近傍部には、前記車体フロアの下方に窪む凹部の側壁部分に連結される連結部材が設けられている
ことを特徴とする請求項7に記載の車体後部構造。
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