JP6369934B2 - 床構造及び床構造を用いた駐車場床構造 - Google Patents
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Description
また、近年種々提案されているスチールハウス等の構造材料として梁、壁面等に鉄材料は多数使用されているが、特許文献1による技術では、2階以上の床面が根太を用いないH形鋼からなる梁によって構成され、この梁間に床板パネルを設置する構成である。
床構造として、鋼製のものは重量が有り、製作コスト等の関係から,木造のものが広く用いられている。
例えば、鋼製床材が駐車場等に使用する素材として図8、9に示す如く従来技術が存在する。この床材料の断面図を図8に示すと共に、使用状態の斜視図を図9に示す。
この床材料8の表面には、滑り止めを目的として表面に凹凸を設けたり、丸穴,グレーチング横穴を設けるものが提案されている。
また、床材料8同士をボルトナット等で固定して使用する場合もある。
また、穴を開けた場合には有効性はあるが、穴を開けた時には滑りを十分に防止しようとする大きさに穴を開口すると強度の低下を来すことになり、駐車場の床材としては最適とは言えない。
更に、床材料8を梁或いは床材料同士をボルトナット等で固定しているが、この床材料8に振動が加わったとき,床材料8間で振動を吸収することが出来ない為、騒音が発生する場合が有った。
本発明では,強度が有り、かつ騒音の発生を防止出来、長期間の使用によっても耐食性にすぐれた床構造であって、構造が簡単で、かつ安価に制作できる床構造を提供するものである。
また、本発明の床構造を駐車場に使用するに際し、床面構成部の長手方向を駐車方向と直交方向に設けたことを特徴とするものである。
以下、これらについて図面に基づいて説明する。
基礎部材1は、床構造の基礎となるもので有り、強度のある材料、形状のものを用い、図1に示すものは、チャンネル材を用いているが、後述する駐車場の床構造等荷重が掛かる場合等、用途に応じてH形鋼等を用いる。材質的には、原則的に鋼製を用いるが、強度を有するものであれば他の材料を用いても良いことは言うまでも無い。
床面構成部材2は、C形鋼の断面形状よりなり、開口部20が下方に向け、下端のリップ部21が前記基礎部材1の上面に載置する。そして、床面構成部材2の側面は側面部22となり、上面が床面23となる。
床面構成部材2の上面が床面23となることより、耐蝕性、装飾性等を考慮して、メッキ等を施すことが好ましい。
固定部材3は、床面構成部材2を基礎部材1に固定する際に用いもので、変形等を生じない部材の例えばアングル、チャンネル材等よりなる固定部材30と、高張力ボルトナット31で構成する。
固定部材3は、図2〜4に示すように、床面構成部材2の開口部20内に挿入し、床面構成部材2のリップ部21を基礎部材1の上面との間で挟持する形で高張力ボルトナット31により固定する。
なお、固定部材3として高張力ボルトナット31を用いることが好ましいが、場合によっては高張力ボルトナット31の代わりに高強度区分ボルトナットを用いても良い。
緩衝部材4は、硬質な緩衝材料よりなり、例えば硬質合成ゴムを用いることが出来る。形状は床面構成部材2間の隙間α1(図3参照)例えば5mm程度厚さの板体に形成し、長さは基礎部材1の幅程度としている。そして、床面構成部材2を基礎部材1に固定する各床面構成部材2の側面部22で、基礎部材1側に、緩衝部材4の緩衝体40を設ける構成としている。そして、この緩衝体40は、隣接する床面構成部材2の各側面部22間で挟持し、密着するように設けている。
防水構造部材5は、隣接して設置した床面構成部材2間の隙間に、水等の侵入を防止するため設けるもので、前記した緩衝部材4の上方に、棒状発泡スチロール50と防水充填材51を設ける構成である。この棒状発泡スチロール50の大きさは、前述の隣接する床面構成部材2間の隙間より、大きいものを用いる。例えば、隙間が5mmであれば7mm程度の円柱状のものを用いる。長さは、床面構成部材2の長手方向の長さと同等長さとする。棒状発泡スチロール50は、図3、4に示すように、床面構成部材2の側面部22の隙間に押しつぶすように介在させ、防水効果を高めるように使用する。
なお、上述の防水構造部材5は、屋外で使用し、下方に水等の落下が問題ない場合にはこの防水構造部材5を省略することができる。
図に示すように床面構成部材2の先端側の内部に内部固定部材30を挿入し、基礎部材1に高張力ボルトナット31で固定する。同様に床面構成部材2の後端側、及び中間部位の三カ所で基礎部材1に固定し、一個の床面構成部材2の固定を完了する。
なお、この固定に際して、高超力ボルトナット31に対して基礎部材1、固定部材3の取付穴は、やや大きく設定している。例えばM12の高超力ボルトナット31を用いた場合には、取付穴はφ14mmを用いる。2mm程度の余裕を持たせ緩衝部材4を床面構成部材2間に取り付け密着度を高めて作業を行える構成となっている。
同様に床面構成部材2の後端側、中間部分を基礎部材1に固定することで、緩衝部材4及び棒状発泡スチロール50を2つの床面構成部材2間に固定する。
ついで、棒状発泡スチロール50の上部にシリコン樹脂等よりなる防水充填剤51を注入して組み立て作業を完了する。
なお、上記実施の形態と異なり、多枚数の床面構成部材2を目的に応じて一度に製作することも出来ることは言うまでも無く、この場合には、当然に基礎部材1の数も増やして製作することは言うまでも無い。
本発明の床構造は、基礎部材1と、基礎部材1上に載置し、並列して設けた複数のC形鋼の断面形状よりなる床面構成部材2と、床面構成部1を基礎部材1に固定する固定部材3と、床面構成部材2の両脇に設けた緩衝部材4とよりなり床構造となっている。
このC形鋼の断面形状よりなる床面構成部材2を用いていることより、大きな荷重が掛かる部位にも使用することが出来る。そして、床面構成部材2は、開口部20のリップ部21が下方となるように基礎部材1上に載置している。
従来ピット式の機械式立体駐車場が設置されていたものを、平置きの駐車場に変更する場合の例であり、ピットに蓋をした形式の駐車場とする場合であり、床面構成部材2を25枚用いた例を示している。
基礎部材1は、中央側にH型鋼(200mm×100mm×5.5/8mm 長さ5110mm)を5本をピット内に取付基礎材61を介し取り付け、両端は山形鋼(75mm×75mm×6mm 長さ5110mm)を2本をピット内に設ける構成としている。
材床面構成部材2は、C形鋼(200mm×75mm×20mm 長さ 6800mm、厚み3.2mm)を25枚を用い、前述した方法で、基礎部材1上に組み立てている。
固定部材3の固定部材3としては山形鋼(65mm×65mm 厚み8mm)を用い、M12の高張力ボルトナット31を用いる。
また、緩衝部材4の緩衝体40は、合成ゴム(40mm×100mm×5mm)を用い、防水構造部材5の棒状発泡スチロール50は直径7mm長さ6800mmを用い、防水充填材51はシリコン樹脂を用いた。
なお、図中7は車止めである。
タイヤの径、床面の傾斜等を考慮して、隙間を調整すれば、滑り止めとして更に有効である。
材料は、図5に示す本発明の構成で、床面構成部材2の大きさは、200mm、長さ600mm、高さ75mmのC形鋼で、鋼材の厚みは、3.2mmである。これを図に示すように、50mm×50mm×5mmのゴムの緩衝部材4を挟んで3枚を、H形鋼よりなる、基礎部材1に、上述した固定部材3で固定した。なお、この実験の本発明品には、防水構造部材5は設けなかった。
比較例として図8に示す製品を、150mm、長さ600mm、高さ50mmを4枚を同様の基礎部材1にボルトナットで固定して、騒音試験を行った。
騒音試験の測定方法は、床板上1mの高さより標準重量床衝撃源(ボール)を落下させた時の放射音を測定する方法を用いた結果を下記表1に示す。
測定方法としては、2つの本発明品と比較例のそれぞれに床上に500KGの荷重をかけた固定タイヤを載せ、引抜を測定し、静止摩擦力を測定した。
なお、この試験に於いて、引き抜き方向は、それぞれの試料の本発明品および比較例のそれぞれの床面構成部材2又は図8に示す製品の長手方向と直交方向としている。
ここで使用したタイヤは、横浜ゴム株式会社製(205/70R15 95Q)の未使用品を使用した。
静止摩擦力の試験結果は、
本発明品 2500kg
比較例 1500kg
であった。
このように、本発明によれば、静止摩擦力が大きく設定することができ、駐車場に使用するに際し、十分な滑り止め効果を得ることができる。
2 床面構成部材
20 開口部
21 リップ部
22 側面部
23 床面
3 固定部材
30 内部固定部材
31 高張力ボルトナット
4 緩衝部材
40 緩衝体
5 防水構造部材
50 棒状発泡スチロール
51 防水充填材
6 ピット
60 取付基礎材
7 車止め
8 床材料
80 受け部
81 折込部
Claims (4)
- 基礎部材と、基礎部材上に載置し、並列して設けた複数のC形鋼の断面形状よりなる床面構成部材と、床面構成部を基礎部材に固定する固定部材と、床面構成部の両脇に設けた緩衝部材とよりなり床構造であって、
基礎部材上に載置した並列して設ける複数の床面構成部材は、開口部のリップ部が下方となるように基礎部材上に載置し、
床面構成部を基礎部材に固定する固定部材は、床面構成部材のリップ部を挟持するように、リップ部上方に設けたアングル、チャンネル材等変形しない材質より成る内部固定部材を基礎部材との間で固定し、
床面構成部材の両脇に設けた緩衝部材は、少なくとも前記固定部材を設けている床面構成部材の両脇であって、基礎部材側下端に密着して設けることを特徴とする床構造。
- 床面構成部材の両脇に設けている緩衝部材の上部に防水構造部材を設けることを特徴とする請求項1記載の床構造。
- 請求項2の防水構造部材として、緩衝部材の上部に緩衝部材の幅よりやや広い大きさであって、床面構成部材の長手方向の長さと同一の長さを有する発泡スチロールを潰すように床面構成部材間に圧着挟持しながら載置すると共に、発泡スチロールの上方の隙間に上方から防水充填材を設けたことを特徴とするの床構造。
- 請求項請求項1〜3記載のいずれか記載の床構造を駐車場に使用するに際し、床面構成部の長手方向を駐車方向と直交方向に設けたことを特徴とする駐車場用床構造。
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