JP6380978B2 - 天井材支持構造 - Google Patents
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Description
特許文献1には、横向きH型、ハット型等の支持材(保持部材5A,5B)を格子状に架設し、格子状部分(支持材のフランジ)に天井材(天井仕上げ板B)を載置した吊り天井の下地構造が提案されている。
また、特許文献2には、吊り下げられたチャンネル鋼材4に交差してC型状の支持材(天井板取付材5)が適宜間隔ごとに設置され、天井板6を上側に湾曲させてビス止めした吊り天井構造が提案されている。
更に、特許文献3には、軒天板(下面化粧パネル)141をビス止めにて逆U字状の受け金具51にビス止めする構造が記載されている。
なお、載置やビス止め以外の方法としては、特許文献4に記載されるように天井材を弾性変形と復帰で取り付ける方法も知られている。
また、前記特許文献2では、C型状の支持材(天井板取付材5)に天井板6を上側に湾曲させてビス止めしているが、横方向の止め付けであるため、施工作業が困難になっていた。
更に、前記特許文献3のように軒天板をビス止めする構造では、ビスのよる固定部分が露出し、意匠性を損なうものであった。また、軒天のように屋外でビス止めを行うと、熱伸縮によってビス穴が拡大したり、雨水の浸入等の問題があった。
また、前記特許文献4では、天井材を弾性変形と復帰で取り付ける方法であるが、鉛直方向の固定(支持)がないため、誤差等によって嵌合が困難となる恐れがあった。
したがって、本発明における支持材を軒天支持材として用い、天井材を軒天材(軒天井材)として用いることにより、この天井材支持構造を、外装構造から軒先へ大きく延出する軒先構造に適用することができ、通常の一般屋根に比べて先端がシャープな先鋭な印象を受ける意匠性に優れた屋根を容易に施工することができる。
また、下方からの衝撃や、地震等によって支持材(及び天井材)が揺れても、係止手段によって支持材と天井材の係止状態が外れることがない。
この支持材は、前述のように建築物の躯体に直接或いは間接的に取り付けられる部材であって、縦片状の基部と、該基部の両側に横片状に延在する底面部と、該底面部から上方へ起立する起立部とを有し、前記した基部、底面部、起立部によって上方が開放する溝部を形成する構成である。
例えば前記基部には、略鉛直状に形成してもよいし、その途中に、後述する係止材を取り付けるための孔などを設けてもよいし、或いは天井材の係止部の端縁(図示実施例の第2係止部)などを係止させるための被係止部を設けるようにしてもよい。なお、この基部に設ける孔としては、特にその形状を限定するものではなく、また複数を並列状に設けるようにしてもよい。
また、前記底面部は、略水平面状に形成してもよく、この場合、前記基部を略鉛直状に形成した場合に逆「T」字状となって、この支持材が高強度を有するものとなる。
さらに、前記起立部は、そもそも天井材の係止部が係止する構成であり、縦片状に形成されるが、その上端が内側へ傾斜状に形成される構成でもよい。この場合、該起立部に被されるように配設された天井材の係止部が強固に取り付けられるものとなる。
また、支持材は、押出型材からなるものでも、折曲成型したものであってもよい。形状としても、直線状であっても、湾曲状(円弧状)としたものでもよい。なお、湾曲状の支持材を軒先に用いることで、様々な軒先意匠に対応することができる(化粧材も追従するように湾曲状等に成型する)。
この天井材は、前述のように隣接する前記支持材間に配設される部材であって、化粧部と、該化粧部の側方に前記支持材の起立部に係止する係止部を有する構成である。
例えば前記化粧部については、フラット状でも湾曲状でも様々な意匠に対応することができる。
また、前記係止部は、前記支持材の起立部に係止するものであるから、一般的には下方が開放する凸状に形成されるが、前記起立部に応じて適宜に形成することができる。
また、天井材は、合成樹脂、金属薄板等の可撓性を有するものであればよいが、耐火性を勘案すると金属製が好ましい。
また、係止材は、左右に個別に配するものでも、基部に孔を設け、その孔に挿通する一部材で左右を押さえるものであってもよい。さらに、このような係止材は、天井材の配設後に取り付けるものでも、予め支持材に組み付けてあるものでもよい。
この被係止部としては、その形状は特に限定するものではないが、係止部の端縁(図示実施例の第2係止部)が弾性的に係止するものが好ましい。この態様では、結果的に係止部と起立部との係止、その端縁と被係止部との係止のそれぞれの相乗作用により安定に係止されることになる。
この場合、外装構造から軒先へ大きく延出させた軒先構造を構築できるため、通常の一般屋根に比べて先端がシャープな先鋭な印象を受ける意匠性に優れた屋根を容易に施工できる。
また、例えば下方から吹き上げ風が吹き付けられる等の負荷重が作用することがあっても、極めて堅牢で美麗な軒先構造を維持することができる。即ち下方からの衝撃や、地震等によって支持材(及び天井材)が揺れても、係止手段によって支持材と天井材の係止状態が外れることがない。
前記支持材1は、縦片状の基部11と、該基部11の両側に延在する横片状の底面部12,12と、該底面部12から上方へ起立する起立部13を有し、前記した基部11、底面部12,12、起立部13によって上方が開放する溝部14,14を形成する構成である。
前記天井材2は、化粧部21と、該化粧部21の側方に前記支持材1の起立部13に係止する係止部22を有する構成である。
そして、前記係止部22の端縁(=跳ね上げ片状の第2係止部24)を前記溝部14内に位置させると共に、係止手段によって前記起立部13と前記係止部22の係止状態を保持している。
また、前記底面部12,12は略水平面状に形成され、前記起立部13,13は、先端が内側へ傾斜する略鉛直状に形成されているため、略「山」字状の部材として形成されている。
なお、前記吊り具4は、細幅の縦片部41の下端にフック状の掛止部42が設けられた構成であり、前記支持材1は、前記基部11に設けた取付孔112が、前記吊り具4の掛止部42に掛止される構成である。
また、この係止部22の外側には、凹状部23を介して跳ね上げ片状の第2係止部24が設けられている。
「天井材2の側縁を落とし込むように配設する」ことは、具体的には支持材1の溝部14に対して天井材2の凹状部23を、支持材の起立部13に対して天井材2の係止部22を臨ませ、上方から装着することを意味している。
なお、支持材1の溝部14は、起立部13の上端と被係止部111の下端との間に形成されているので、天井材の凹状部23を、起立部13の上端と被係止部111の下端と間に落とし込むことは、凹状部23を起立部13の上端及び被係止部111の下端に当接させつつ弾性に抗して凹状部23の幅を小さくさせて下方へ移動させることとなる。
そして、支持材1の溝部14に天井材2の凹状部23を深く上方から押圧すると、跳ね上げ片状の第2係止部24の上端が弾性反発して被係止部111の隅部に係止する状態で取り付けられるものとなる。
また、この係止材3の前記支持材1IIへの取り付けは、図示するように取付孔112に対して係止材3を傾倒する等して一方の係止片32を他方側へ入れ込み(=図示左側の状態)、その後、矢印で示すように取付部31が中央に位置するように取り付ければよい。
先に係止材3を取り付ける場合には、例えば取付部31が取付孔112の開口端縁に少なくとも仮止めされる必要がある。この仮止めの手段としては、前記断面が略M字状の取付部31が弾性にて取付孔112の開口端縁に仮止めされるように成形する方法や、粘着剤等の弱い接着剤を用いて仮止めする方法がある。そして、この場合、天井材2IIの配設は、前記第1実施例と同様に行えばよいが、この場合、係止材3の係止片32,32が内側方向へ押圧され、弾性反発して係止片32の下端が天井材2IIに設けた受片状の第2係止部25に係止する状態で取り付けられるものとなる。
先に天井材2IIを取り付ける場合には、起立部13に上方から被せるように係止部22を取り付けて容易に天井材2IIを配設でき、その後に前述の係止材3の前記支持材1IIへの取り付けを行う。即ち図2(c)における矢印で示す操作を行う際に、各係止片22の下端が受片状の第2係止部25に係止するように操作すればよい。
また、この第2実施例では、係止状態が容易に外れないための押さえとなる係止材3を用いる態様、即ち別部材である係止材3を支持材1IIに取り付ける構造であるため、強固に支持材1IIに天井材2IIを取り付けることができる。
即ち吊り具4IIIを介して間接的に駆体(図示せず)に固定された支持材1IIIに、天井材2IIIを取り付けるが、起立部13に上方から係止部22を被せるように取り付けて容易に配設できる。
その後に前述の係止材3IIIを前記支持材1IIIの上方から下方へ向かって押圧するだけで容易に取り付けすることができる。即ち下方へ押圧すると、上方嵌合部34が被係止部113に当接すると共に、下方嵌合部35が起立部13に係止した係止部22に当接しながら拡開し、上方嵌合部34が被係止部113に弾性的に嵌合すると共に下方嵌合部35が左右の係止部22.22に弾性的に嵌合した状態で取り付けられるものとなる。
また、この第3実施例では、係止状態が容易に外れないための押さえとなる係止材3IIIを用いる態様、即ち別部材である係止材3IIIを支持材1IIIに取り付ける構造であるため、強固に支持材1IIIに天井材2IIIを取り付けることができる。
前記下方部分36は前記支持材1IVの溝部14に弾性的に嵌合し、前記括れ部37は前記支持材1IVの被係止部114に係止され、前記把持部38は溝部14から上方へ延在するように取り付けられている。
即ち支持材1IVに、天井材2IVを取り付けるが、起立部13'に上方から係止部22を被せるように取り付けて容易に配設できる。
その後に前述の係止材3IVを、前記支持材1IVの左右の溝部14,14に対してそれぞれ上方から下方へ向かって押圧するだけで容易に取り付けすることができる。即ち係止材3IVの把持部38を把持し、下方へ押圧すると、下方部分36が被係止部114の下端と係止部22に当接しながら狭く縮められ、括れ部37が被係止部114に弾性的に嵌合した状態で取り付けられるものとなる。
また、この第4実施例では、係止状態が容易に外れないための押さえとなる係止材3IVを用いる態様、即ち別部材である係止材3IVを支持材1IVに取り付ける構造であるため、強固に支持材1IVに天井材2IVを取り付けることができる。
特にこの第4実施例では、左右が別々の係止材3IV,3IVにてそれぞれ個別に取り付けられるため、前記第2実施例の係止材3や第3実施例の係止材3IIIの左右に天井材2,2IIIを隣接させて配設するタイミングを待つ必要がない。即ち天井材2IVを配設した直後にその左右に係止材3IV,3IVの取り付けを行うことができ、例えば不意な突風等に起因する剥がれ、落下事故等を防止することができる。
また、前記上部支持材6Aは、外装構造9自体の支持材をも兼ねるため、その上面には外装構造9を形成する横葺き外装材である外装材9Aと、該外装材9Aの更に水下側に配設される軒先外装材8Aが沿設されている。なお、外装材9Aの裏面側に配された、符号9bは上部支持材6A上に取り付けられた保持部材(吊子)であり、9cはバックアップ材、9dは裏貼り材である。さらに、この上部支持材6Aの軒先端には、取付補助材9bが一体的に固定されている。
この上部支持材6Aに対し、略直角状に配されている連結支持材6Bは、ボルト等の締着具60にて連結され、他方側の端縁は、前記軒天支持材1の長さ方向の中程に位置する取付孔112に締着具60にて連結され、上部支持材6Aの軒先端は、前記軒天支持材1の最も軒先側に位置する取付孔112に締着具60にて連結されている。
また、前記軒先外装材8Aの軒先端の裏面側には、前記取付補助材8bの下面を覆う軒先化粧材7が配されている。
また、例えば上方から雨水や風が吹き付けられる等の正荷重が作用しても、或いは下方から吹き上げ風が吹き付けられる等の負荷重が作用することがあっても、極めて堅牢で美麗な軒先構造を維持することができる。
11 基部
111,113,114 被係止部
112 取付孔
12 底面部
13 起立部
14 溝部
2,2II,2III,2IV 天井材
21 化粧部
22 係止部
23 凹状部
24 第2係止部
3,3III,3IV 係止材
31 取付部
32 係止片
33 上面部
34 上方嵌合部
35 下方嵌合部
36 下方部分
37 括れ部
38 把持部
4,4III 吊り具
41 縦片部
42 掛止部
Claims (2)
- 建築物の躯体に直接或いは間接的に取り付けられる支持材と隣接する前記支持材間に配設される天井材からなり、
前記支持材は、縦片状の基部と、該基部の両側に横片状に延在する底面部と、該底面部から上方へ起立する起立部とを有し、前記した基部、底面部、起立部によって上方が開放する溝部を形成し、
前記天井材は、化粧部と、該化粧部の側方に配されて、前記支持材の起立部に係止する、下方が開放する凸状の係止部とを有し、
前記係止部の端縁を前記溝部内に位置させると共に、前記起立部に前記係止部を係止した係止状態における係止部を、前記支持材の内側から外側へ押圧するか、上方から下方へ押圧する係止手段によって保持していることを特徴とする天井材支持構造。 - 係止手段は、天井材や支持材とは別部材の係止材を用いる態様、天井材が支持材に係止部以外の第2係止部でも係止する態様から選ばれる一種以上であることを特徴とする請求項1の天井材支持構造。
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Applications Claiming Priority (1)
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