JP6413367B2 - トロイダル型無段変速機 - Google Patents
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Description
入力軸1は、図3中左側に位置する入力側ディスク2とカム板(ローディングカム)7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、入力軸1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動(傾転)する。
図5は、特許文献1に記載されたトロイダル型無段変速機の押圧装置130を示す断面図である。
押圧装置130は、入力軸1の基端部(図5において左端部)に結合される第1のシリンダ部141と、入力側ディスク2に設けられた第2のシリンダ部159と、環状の第1のピストン部161と、環状の第2のピストン部160とを備えている。なお、第1シリンダ部141と入力側ディスク2の外周部とは、入力側ディスク2が軸方向に移動可能に、かつ第1のシリンダ141と同期して回転するようにして係合している。
ここで、溝部の応力が大きくなる理由は以下のとおりである。
入力側ディスク2の内径面でかつ小径側に溝部を形成した場合、パワーローラが入力側ディスク2の小径側に接触している際に、入力側ディスク2が楕円状に変形し、溝部に過大な応力が生じることになる。
また、出力側ディスク3の外周部分に出力歯車4が設けられている場合、出力側ディスク3は、ラジアルニードル軸受を介して入力軸1に支持されている。この場合に、出力歯車4にかかるギヤ反力(ラジアル力)は、ラジアルニードル軸受を介して入力軸1が受けることになる。このラジアル力により入力軸1が撓み、前記溝部で発生する応力は殊更大きくなる。
前記シール手段が前記第1ディスクと前記軸とのいずれか一方に設けられ、かつリップが他方に油密に摺接するリップ付きシールであり、
前記第1ディスクの小端面の内径側に、前記リップ付きシールを挿入するための凹部が前記軸の周方向に沿って設けられ、
前記第1ディスクの軸方向において、前記凹部の奥側に入口側より大径の内壁面が設けられ、
前記凹部に前記リップ付きシールが、その一部を前記内壁面に係合するようにして、挿入されていることを特徴とする。
このため、従来のようなシール部材を嵌め込むための溝部を第1ディスクや軸に設ける必要がないので、この溝部に起因する応力の発生はなく、第1ディスクや軸の強度を高めることができる。また、溝部の加工が不要となるので、製作コストの低減を図ることができる。
なお、本実施形態のトロイダル型無段変速機の特徴は、入力側ディスク(第1ディスク)2と入力軸(軸)1との間に設けられたシール手段の構造にあるので、以下ではこの点について詳しく説明し、図5に示すトロイダル型無段変速機と同一の構成には同一符号を付して、その説明を省略ないし簡略化する。
また、芯金201aは、リップ付きシール201の強度を補強できる材質で構成されていればよく、例えば金属やプラスチック等が挙げられるが、これに限定されるものではない。また、リップ付きシール201は、弾性材料のみで構成されていてもよく、芯金201aを有していなくてもよい。
また、リップ201b,201cが設けられている環状部材201dの外周部には弾性リング201eが設けられ、この弾性リング201eの締め付け力によって、リップ201bが入力軸1の外周面に対して所定の緊迫力で摺接するようになっている。
すなわち、シリンダ部141の筒状部の先端部(図1において右端部)には、軸方向に延在する凹溝205aが周方向に所定間隔で複数設けられている。一方、入力側ディスク2の外周部には、径方向に突出する凸部205bが周方向に所定間隔で複数設けられている。そして、凹溝205aに凸部205bが軸方向に摺動可能に係合することによって、入力側ディスク2の外周部が、シリンダ部141に軸方向に移動可能に係合している。
また、第2の油圧室167に圧油を供給して油圧をかけると、第2シリンダ部159が、入力側ディスク2とともに、他方の入力側ディスク2に向かう方向に移動し、他方の入力側ディスク2をこの入力側ディスク2に向かって押圧する押圧力を付与する。
このため、従来のようなシール部材を嵌め込むための溝部を入力側ディスク2や入力軸1に設ける必要がないので、この溝部に起因する応力の発生はなく、入力側ディスク2や入力軸1の強度を高めることができる。また、溝部の加工が不要となるので、製作コストの低減を図ることができる。
この場合、この凹部2eにリップ付きシール201が、その一部201fを内壁面2fに係合するようにして、挿入されている。
また、トロイダル型無段変速機では、入力側ディスクと出力側ディスクの入出力関係を逆にする場合もある。したがって、本発明は、入力側ディスク2と出力側ディスク3とを入れ替えた場合にも適用できる。また、本発明はフルトロイダル型無段変速機にも適用することができる。
2 入力側ディスク(第1ディスク)
2f 大径の内壁面
3 出力側ディスク(第2ディスク)
11 パワーローラ
130 押圧装置
141 第1のシリンダ部(シリンダ)
201 リップ付きシール(シール手段)
201b,201c リップ
201f リップ付きシールの一部
Claims (2)
- それぞれの内側面同士を互いに対向させた状態で互いに同心的にかつ回転自在に設けられた第1ディスクおよび第2ディスクと、これら両ディスクの間に挟持されるパワーローラと、前記両ディスクの中心部を貫通してこれらを支持する軸と、前記第1ディスクの背面側に油圧室を有し、前記両ディスクを互いに近づけ合う方向に押圧する押圧装置と、前記第1ディスクと前記軸との間に設けられたシール手段とを備えたトロイダル型無段変速機において、
前記シール手段が前記第1ディスクと前記軸とのいずれか一方に設けられ、かつリップが他方に油密に摺接するリップ付きシールであり、
前記第1ディスクの小端面の内径側に、前記リップ付きシールを挿入するための凹部が前記軸の周方向に沿って設けられ、
前記第1ディスクの軸方向において、前記凹部の奥側に入口側より大径の内壁面が設けられ、
前記凹部に前記リップ付きシールが、その一部を前記内壁面に係合するようにして、挿入されていることを特徴とするトロイダル型無段変速機。 - 第1ディスクの外周部は、前記押圧装置を構成し、かつ駆動源によって回転駆動されるシリンダに軸方向に移動可能に係合していることを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014118863A JP6413367B2 (ja) | 2014-06-09 | 2014-06-09 | トロイダル型無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014118863A JP6413367B2 (ja) | 2014-06-09 | 2014-06-09 | トロイダル型無段変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015232350A JP2015232350A (ja) | 2015-12-24 |
| JP6413367B2 true JP6413367B2 (ja) | 2018-10-31 |
Family
ID=54933918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014118863A Active JP6413367B2 (ja) | 2014-06-09 | 2014-06-09 | トロイダル型無段変速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6413367B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62194971U (ja) * | 1986-05-31 | 1987-12-11 | ||
| JP2007205546A (ja) * | 2006-02-06 | 2007-08-16 | Nsk Ltd | トロイダル型無段変速機 |
-
2014
- 2014-06-09 JP JP2014118863A patent/JP6413367B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2015232350A (ja) | 2015-12-24 |
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