JP6420621B2 - ハチ防除用エアゾール、及びハチ防除方法 - Google Patents
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Description
対象物にハチが接近することを予防するハチ防除用エアゾールであって、
耐圧容器に、難揮散性ピレスロイド系殺虫成分と、ハチ忌避香料成分と、有機溶剤と、噴射剤とを含有するエアゾール剤を封入して構成され、
前記対象物に向けて噴射された前記エアゾール剤の噴霧粒子が当該対象物に付着すると、当該噴霧粒子から前記ハチ忌避香料成分が前記対象物の周囲に揮散するように調製されていることにある。
前記エアゾール剤は、前記ハチ忌避香料成分の忌避効果を持続させる忌避効果持続成分をさらに含有することが好ましい。
前記難揮散性ピレスロイド系殺虫成分は、シフルトリン、フタルスリン、フェノトリン、シフェノトリン、レスメトリン、ペルメトリン、トラロメトリン、ビフェントリン、デルタメトリン、シラフルオフェン、及びエトフェンプロックスからなる群から選択される少なくとも一種であることが好ましい。
前記ハチ忌避香料成分は、シス−ジャスモン、ジヒドロジャスモン、総炭素数が11〜16の炭化水素アルデヒド類、置換基として炭素数が5〜8のアルキル基、アルケニル基又はシクロアルキル基を有するシクロペンタノン類、トリデカノン、シトロネリルアセテート、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、トリシクロデセニルアセテート、トリシクロデセニルプロピオネート、トリシクロデセニルイソブチレート、シンナミックアルコール、ジヒドロリナロール、テトラヒドロゲラニオール、エストラゴール、フェネチルイソアミルエーテル、ジフェニルエーテル、ジヒドロインデニル−2,4−ジオキサン、2,6−ジメチル−3−エチルピラジン、シトロネリルニトリル、マグノラン、ルバフラン、シンナミックアルデヒド類、フェニルエチルアルコール、レモナイル、安息香酸メチル、及びサリチル酸メチルからなる群から選択される少なくとも一種であることが好ましい。
前記噴霧粒子が前記対象物に付着した後、当該噴霧粒子から前記ハチ忌避香料成分が揮散する期間が、前記難揮散性ピレスロイド系殺虫成分の有効期間の1〜30%となるように設定されていることが好ましい。
前記有機溶剤は、ノルマルパラフィン又はイソパラフィンであることが好ましい。
前記忌避効果持続成分は、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、及びパルミチン酸イソプロピルからなる群から選択される少なくとも一種であることが好ましい。
対象物にハチが接近することを予防するハチ防除方法であって、
上記の何れか一つに記載のハチ防除用エアゾールを対象物に向ける噴射準備工程と、
前記ハチ防除用エアゾールからエアゾール剤を噴射し、前記対象物に前記エアゾール剤の噴霧粒子を付着させる噴射処理工程と、
を包含することにある。
エアゾール原液の主成分の一つである難揮散性ピレスロイド系殺虫成分は、25℃における蒸気圧が1×10−5mmHg未満であるピレスロイド系殺虫成分である。難揮散性ピレスロイド系殺虫成分を例示すると、シフルトリン、フタルスリン、フェノトリン、シフェノトリン、レスメトリン、ペルメトリン、トラロメトリン、ビフェントリン、デルタメトリン、シラフルオフェン、エトフェンプロックス、イミプロトリン、及びシペルメトリン等が挙げられる。これらのうち、殺虫効果の持続性に優れているシフルトリン、フタルスリン、フェノトリン、シフェノトリン、レスメトリン、ペルメトリン、トラロメトリン、ビフェントリン、デルタメトリン、シラフルオフェン、及びエトフェンプロックスが好ましく使用される。なお、上掲の難揮散性ピレスロイド系殺虫成分は、単独での使用に限定されず、二種以上を組み合わせて使用しても構わない。また、難揮散性ピレスロイド系殺虫成分の分子構造に光学異性体や幾何異性体が存在する場合は、それらも本発明に含まれる。
エアゾール原液のもう一つの主成分であるハチ忌避香料成分は、ハチが嫌う物質を含有する香料成分である。ハチ忌避香料成分を例示すると、シス−ジャスモン、ジヒドロジャスモン、総炭素数が11〜16の炭化水素アルデヒド類、置換基として炭素数が5〜8のアルキル基、アルケニル基又はシクロアルキル基を有するシクロペンタノン類、トリデカノン、シトロネリルアセテート、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、トリシクロデセニルアセテート、トリシクロデセニルプロピオネート、トリシクロデセニルイソブチレート、シンナミックアルコール、ジヒドロリナロール、テトラヒドロゲラニオール、エストラゴール、フェネチルイソアミルエーテル、ジフェニルエーテル、ジヒドロインデニル−2,4−ジオキサン、2,6−ジメチル−3−エチルピラジン、シトロネリルニトリル、マグノラン、ルバフラン、シンナミックアルデヒド、アルファアミルシンナミックアルデヒドやアルファヘキシルシンナミックアルデヒドなどのシンナミックアルデヒド類、フェニルエチルアルコール、レモナイル、安息香酸メチル、及びサリチル酸メチル等が挙げられる。これらのうち、ハチ忌避効果に優れているフェニルエチルアルコール、レモナイル、安息香酸メチル、及びサリチル酸メチルが好ましく使用される。なお、上掲のハチ忌避香料成分は、単独での使用に限定されず、二種以上を組み合わせて使用しても構わない。また、ハチ忌避香料成分の分子構造に光学異性体や幾何異性体が存在する場合は、それらも本発明に含まれる。
エアゾール原液には、ハチ忌避香料成分の忌避効果を持続させることを目的として、忌避効果持続成分を含有させることができる。忌避効果持続成分には、総炭素数が13〜20、好ましくは16〜20の高級脂肪酸エステル類が使用され、例えば、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、及びパルミチン酸イソプロピル等が挙げられる。これらのうち、ミリスチン酸イソプロピルが好ましく使用される。ミリスチン酸イソプロピルは、対象物への難揮散性ピレスロイド系殺虫成分及びハチ忌避香料成分の付着性を高める作用があり、特に、対象物へのハチ忌避香料成分の付着性が高まると、ハチ忌避香料成分がバランスよく長期に亘って大気中に揮散し続けるようになる。なお、上掲の忌避効果持続成分は、単独での使用に限定されず、二種以上を組み合わせて使用しても構わない。
エアゾール原液には、難揮散性ピレスロイド系殺虫成分、ハチ忌避香料成分、及び必要に応じて使用される忌避効果持続成分を溶解可能な有機溶剤が含まれている。有機溶剤に上記各成分が溶解することで、ハチに対する殺虫作用と忌避作用とを兼ね備えたエアゾール原液が調製される。有機溶剤の特性は、エアゾール剤を噴射したときの噴霧粒子の形成に影響するため、適切な粘度に調整したものが使用される。有機溶剤の粘度は、20℃において10mPa・s未満が好ましく、5mPa・s未満がより好ましい。エアゾール原液の調製に使用可能な有機溶剤を例示すると、ノルマルパラフィン、及びイソパラフィン等の炭化水素系溶剤、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール等のアルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等のグリコール類、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル類、ケトン系溶剤、及びエステル系溶剤等が挙げられる。これらのうち、対象物への付着性に優れているノルマルパラフィン、及びイソパラフィンが好ましく使用される。なお、上掲の有機溶剤は、単独での使用に限定されず、二種以上を組み合わせて使用しても構わない。
噴射剤は、エアゾール原液を粒子状にして勢いよく噴射させるため、常温常圧でガス状のものが使用される。また、噴射剤には、圧力容器内において、難揮散性ピレスロイド系殺虫成分、ハチ忌避香料成分、忌避効果持続成分、及び有機溶剤を変質させない安定性が求められる。そのような噴射剤を例示すると、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、窒素ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素ガス、及び圧縮空気等が挙げられる。これらのうち、容易に入手可能であり、且つ取扱い易いLPG、及び窒素ガスが好ましく使用される。なお、上掲の噴射剤は、単独での使用に限定されず、二種以上を組み合わせて使用しても構わない。
エアゾール原液は、水を配合して水性エアゾール剤に調製することも可能であり、この場合、必要に応じて界面活性剤が添加される。界面活性剤を例示すると、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルアミノエーテル類などのエーテル類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類などの脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンスチレン化フェノール、脂肪酸のポリアルカロールアミドなどの非イオン系界面活性剤、ポリオキシエチレン(POE)スチリルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレン(POE)アルキルエーテル硫酸塩、ドデシルベンゼン硫酸塩などのアニオン系界面活性剤等が挙げられる。
エアゾール剤に使用する上記の各成分は、ハチに対する殺虫効果及び忌避効果を同時に且つバランスよく発揮させるため、耐圧容器内において最適な配合となるように調製される。難揮散性ピレスロイド系殺虫成分の配合量は、エアゾール原液(難揮散性ピレスロイド系殺虫成分、ハチ忌避香料成分、(必要に応じて)忌避効果持続成分、及び有機溶剤の混合物)中の含有量として、0.01〜3.0w/v%、好ましくは0.1〜1.0w/v%である。難揮散性ピレスロイド系殺虫成分の配合量が0.01w/v%より少ない場合はハチの殺虫効果が十分に得られず、3.0w/v%より多くしても殺虫効果は殆ど変わらないため不経済となる。ハチ忌避香料成分の配合量は、エアゾール原液中の含有量として、0.01〜5.0w/v%、好ましくは0.1〜2.0w/v%である。ハチ忌避香料成分の配合量が0.01w/v%より少ない場合はハチの忌避効果が十分に得られず、5.0w/v%より多くすると相対的に難揮散性ピレスロイド系殺虫成分の配合量が減少するため、ハチ忌避香料成分の効果が消滅したときに難揮散性ピレスロイド系殺虫成分による殺虫効果が十分に得られなくなる虞がある。忌避効果持続成分の配合量は、エアゾール原液中の含有量として、2.0〜50w/v%、好ましくは5.0〜30w/v%である。忌避効果持続成分の配合量が2.0w/v%より少ない場合は効果があまり得られず、50w/v%より多くしても忌避効果の持続時間のさらなる延長は望めないため不経済となる。なお、ハチ忌避香料成分の配合量(x)と忌避効果持続成分の配合量(y)との比率(x/y)は、好ましくは0.005〜0.5程度に調整され、より好ましくは0.01〜0.2程度に調整される。上記比率(x/y)の範囲にハチ忌避香料成分及び忌避効果持続成分の配合量を調整しておくと、ハチ忌避香料成分による忌避効果が速やかに実感でき、さらにその忌避効果を長期に亘って持続することが可能となる。有機溶剤の配合量は、エアゾール原液中の含有量として、50〜97w/v%、好ましくは60〜95w/v%である。有機溶剤の配合量が50w/v%より少ない場合は噴霧粒子が対象物に付着し難くなるため、殺虫効果及び忌避効果が長続きせず、97w/v%より多い場合は忌避効果持続成分が不足し、ハチ忌避香料成分の揮散が促進されるため、忌避効果の持続性が得られ難くなる。噴射剤は、エアゾール原液(a)と噴射剤(b)との容量比率(a/b)が、40/60〜80/20となるように調整される。上記容量比率(a/b)が40/60より小さい場合は噴射剤が過剰となるため、耐圧容器中のエアゾール原液の相対的な封入量が少なくなって一本のハチ防除用エアゾールで対象物の全ての領域に噴霧処理を行うことができない場合がある。上記容量比率(a/b)が80/20より大きい場合は噴射剤が不足するため、対象物までエアゾール剤の噴霧粒子が届かない虞がある。なお、容量比率(a/b)が上記の適切な範囲に調整されている場合、耐圧容器内でのエアゾール剤の内圧は、0.25〜0.70MPa(25℃)となる。
上記のように調製したエアゾール剤を耐圧容器に封入して構成した本発明のハチ防除用エアゾールは、従来のエアゾールよりさらに進化した殺虫効果及び忌避効果を有するものとなる。図1は、本発明のハチ防除用エアゾール100を対象物(建造物B)に向けて噴射したときのエアゾール剤の噴霧粒子10の挙動を示したモデル図である。本発明のハチ防除用エアゾール100において特徴的な成分である難揮散性ピレスロイド系殺虫成分1、及びハチ忌避香料成分2は、図1(a)に示すように、噴射前は有機溶剤3に溶解したエアゾール原液4として噴射剤5とともに耐圧容器6中に封入されている。使用者は、図1(a)に示すように、ハチ防除用エアゾール100を対象物である建造物Bに向けることで噴射の準備を行う(噴射準備工程)。なお、図示しないが、建造物Bの付近に既にハチAが飛来している場合は、ハチ防除用エアゾール100を直接ハチAに向けて噴射の準備を行っても構わない。次に、使用者は、図1(b)に示すように、ハチ防除用エアゾール100を建造物Bに向けてエアゾール剤を噴射する。この場合のハチ防除用エアゾール100の噴射力は、ハチ防除用エアゾール100の噴射口から20cm前方の位置において、25℃で25gf以上となるように設定することが好ましく、また、エアゾール剤の処理量は、対象物(建造物B)に付着するエアゾール原液が10〜250mL/m2となるように設定することが好ましい。エアゾール剤が噴射されると、その噴射直後においては、図1(b)中の拡大部に示すように、難揮散性ピレスロイド系殺虫成分1、及びハチ忌避香料成分2は、有機溶剤3と一体となって粒子状に大気中に放出され、有機溶剤3の液滴中に難揮散性ピレスロイド系殺虫成分1、及びハチ忌避香料成分2が含まれた噴霧粒子10を形成する。噴霧粒子10のサイズは、25℃における体積積算10%粒子径として、20〜70μm、好ましくは30〜60μmに設定される。10%粒子径が20μm未満の場合は噴霧粒子10が飛散し易くなって建造物Bへの付着効率が悪化し、10%粒子径が70μmを超えると噴霧粒子10の到達距離が短くなる虞がある。やがて、噴霧粒子10は、図1(c)に示すように、駆除対象のハチA1や処理対象の建造物Bに付着する(噴射処理工程)。すると、噴霧粒子10に含まれる難揮散性ピレスロイド系殺虫成分1は、揮散し難いため、時間がある程度経過してもハチA1や建造物Bに付着した状態を維持する。従って、図1(d)に示すように、建造物Bの周囲を飛来するハチA1に付着した難揮散性ピレスロイド系殺虫成分1は、そのハチA1を速効的にノックダウン及び致死させる。また、建造物Bに付着した難揮散性ピレスロイド系殺虫成分1については、その建造物Bの近辺から飛来してきた別のハチA2が偶然に付着箇所に止まった場合、そのハチA2は難揮散性ピレスロイド系殺虫成分1に接触し、忌避又はノックダウンさせることができ、さらには死滅させることもできる。一方、噴霧粒子10に含まれるハチ忌避香料成分2は、香料独特の揮散性を有するため、噴霧粒子10が建造物Bに付着すると、徐々に周辺の大気中に揮散する。従って、建造物Bに付着した噴霧粒子10に含まれるハチ忌避香料成分2は、図1(e)に示すように、時間経過とともに揮散して建造物Bの周囲に漂い、離れた場所から巣を作ろうと伺っているハチA3を寄せ付けない忌避作用を発揮する。
本発明のハチ防除用エアゾールの性能を確認するため、複数種のハチに対して防除効果確認試験を実施した。ハチ防除用エアゾールのエアゾール原液は、以下の配合により調製した。難揮散性ピレスロイド系殺虫成分として、シフルトリン1.3g(0.37w/v%)、及びd−T80−フタルスリン0.25g(0.071w/v%)、ハチ忌避香料成分として混合香料α0.8g(0.22w/v%)、忌避効果持続成分としてミリスチン酸イソプロピル20g(5.7w/v%)、残分(バランス)として有機溶剤であるノルマルパラフィン(ネオチオゾール)を混合し、エアゾール原液350mLを調製した。ハチ忌避香料成分の混合香料αは、複数種の香料成分からなる混合物であり、その配合量は以下の表1に示すとおりである。
対象物として一戸建て木質家屋の軒下(幅2m×奥行0.5m)に作られていたコガタスズメバチの初期段階の巣及びその周辺を狙って実施例1のハチ防除用エアゾールを噴射した。このときのエアゾール剤の処理量は、エアゾール原液として約200mLであった。従って、対象物における難揮散性ピレスロイド系殺虫成分の付着量は約0.8g/m2、ハチ忌避香料成分の付着量は約0.5g/m2、忌避効果持続成分の付着量は約11.6g/m2と夫々見積もられる。
本発明者らは、各種ハチの様々な行動について観察を行った。その結果、ハチに対してピレスロイド等の忌避・殺虫成分を付与すると、ハチは主に、(A)触角や腹部を脚で盛んに擦り、身づくろいする行動、(B)その場で10秒程度羽ばたき続ける行動、(C)飛翔しようとする行動、の3つのうちの何れかの行動パターンを示すことを新たに発見した。そこで、このようなハチの行動パターン(忌避行動)の観察を通して、本発明のハチ防除用エアゾールの効果をさらに詳細に検討すべく、以下に説明する効果確認試験2を実施した。
ハチは、自身の巣の場所を認識しているため、仮に巣が除去されたとしても、元の巣が存在していた場所に戻ることができる。そして、その場所で再び営巣したり、その場所に留まったりする性質がある。このようなハチは「戻りバチ」と呼ばれ、巣が無くなったことから非常に興奮しており、攻撃性を増している場合がある。そこで、本発明者らは、本発明のハチ防除用エアゾールの即時的効果を確認するため、以下に説明する効果確認試験3を実施した。
2 ハチ忌避香料成分
3 有機溶剤
4 エアゾール原液
5 噴射剤
6 耐圧容器
10 噴霧粒子
100 ハチ防除用エアゾール
A1〜A3 ハチ
B 建造物
C 忌避バリア
Claims (8)
- 対象物にハチが接近することを予防するハチ防除用エアゾールであって、
耐圧容器に、難揮散性ピレスロイド系殺虫成分と、ハチ忌避香料成分と、有機溶剤と、噴射剤とを含有するエアゾール剤を封入して構成され、
前記ハチ忌避香料成分は、置換基として炭素数が5〜8のアルキル基、アルケニル基又はシクロアルキル基を有するシクロペンタノン、シンナミックアルコール、並びにシンナミックアルデヒドからなる群から選択される少なくとも一種であり、
前記対象物に向けて噴射された前記エアゾール剤の噴霧粒子が当該対象物に付着すると、当該噴霧粒子から前記ハチ忌避香料成分が前記対象物の周囲に揮散するように調製されているハチ防除用エアゾール。 - 前記難揮散性ピレスロイド系殺虫成分の含有量は0.01〜3.0w/v%であり、前記ハチ忌避香料成分の含有量は0.01〜5.0w/v%である請求項1に記載のハチ防除用エアゾール。
- 前記エアゾール剤は、前記ハチ忌避香料成分の忌避効果を持続させる忌避効果持続成分をさらに含有する請求項1又は2に記載のハチ防除用エアゾール。
- 前記難揮散性ピレスロイド系殺虫成分は、シフルトリン、フタルスリン、フェノトリン、シフェノトリン、レスメトリン、ペルメトリン、トラロメトリン、ビフェントリン、デルタメトリン、シラフルオフェン、及びエトフェンプロックスからなる群から選択される少なくとも一種である請求項1〜3の何れか一項に記載のハチ防除用エアゾール。
- 前記噴霧粒子が前記対象物に付着した後、当該噴霧粒子から前記ハチ忌避香料成分が揮散する期間が、前記難揮散性ピレスロイド系殺虫成分の有効期間の1〜30%となるように設定されている請求項1〜4の何れか一項に記載のハチ防除用エアゾール。
- 前記有機溶剤は、ノルマルパラフィン又はイソパラフィンである請求項1〜5の何れか一項に記載のハチ防除用エアゾール。
- 前記忌避効果持続成分は、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、及びパルミチン酸イソプロピルからなる群から選択される少なくとも一種である請求項3〜6の何れか一項に記載のハチ防除用エアゾール。
- 対象物にハチが接近することを予防するハチ防除方法であって、
請求項1〜7の何れか一項に記載のハチ防除用エアゾールを対象物に向ける噴射準備工程と、
前記ハチ防除用エアゾールからエアゾール剤を噴射し、前記対象物に前記エアゾール剤の噴霧粒子を付着させる噴射処理工程と、
を包含するハチ防除方法。
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