JP6421149B2 - 光コネクタ及び光コネクタの接続方法 - Google Patents
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Description
図1は、光レセプタクル2と光プラグ3とを結合する前の光コネクタ1の斜視図である。図2は、光レセプタクル2のレセプタクル側コネクタモジュール11部分を拡大した斜視図である。図3は、光プラグ3のプラグ側コネクタモジュール12部分を拡大した斜視図である。本実施形態では、図1〜図3に示す光コネクタ1の基本的な構成を説明する。
光コネクタ1は、高密度多心光ファイバを接続するためのコネクタである。「高密度多心光ファイバ」とは、例えば、1000心や2000心などの多数の心数を有する光ファイバ束を指す。この高密度多心光ファイバ同士を複数のコネクタモジュールを用いて接続する光コネクタを「高密度多心光コネクタ」と呼ぶ。図1の光コネクタ1は、一例として2000心の光ファイバを接続する際の高密度多心光コネクタを示している。なお、本実施形態での「高密度多心」は、1000心や2000心といった特定の心数に限られず、相当数多くの心数のことを指す場合がある。
次に、光レセプタクル2と光プラグ3との接続シーケンスに沿って、コネクタモジュール10のXYフローティング機構及びZフローティング機構について説明する。
接続段階1の前、すなわちレセプタクル側円筒部6とナット部19とが螺合し始める前は、内部ハウジング14は、外部ハウジング13に対して、係止爪部16が移動規制部17に係止される係止状態と、規制突起33が外部ハウジングに当接する状態との範囲内で、前後方向の移動が規制されている。つまり、内部ハウジング14は、外部ハウジング13に対して、係止状態のときよりも更に前側(プラグ側とは反対側)に移動することが規制されている。また、内部ハウジング14の規制突起33が外部ハウジング13に当接することにより、内部ハウジング14が外部ハウジング13に対して後側(プラグ側)に抜けてしまうことが防止されている。
図4は、レセプタクル側円筒部6とナット部19とが螺合し始めるタイミングにおける、光コネクタ1のYZ平面での断面図である。この段階では、レセプタクル側コネクタモジュール11とプラグ側コネクタモジュール12とはいずれの部分でも未だ接触していない。しかし、図4に示すように、プラグ側円筒部20が、レセプタクル側円筒部6に対して、ある長さLの分だけ嵌合している。これにより、その後の接続段階3でのフェルールピン26とフェルール孔27との嵌合において精度よく嵌合できるように、レセプタクル側コネクタモジュール11とプラグ側コネクタモジュール12との比較的粗い位置決めを予め行うことができる。なお、この長さLは、プラグ側円筒部20がレセプタクル側円筒部に対してぐらつかない程度に十分な長さとなっている。
図5は、プラグ側ハウジング23が外部ハウジング13にはじめて当接したタイミングにおける、コネクタモジュール10のYZ平面での断面図である。この段階では、プラグ側ハウジング23の被係合部24に形成された前方当接面30が、外部ハウジング13の係合ガイド部29に当接する。本実施形態では、レセプタクル側ハウジングがレセプタクル側の筐体に対してXY面に移動可能に設けられているため、プラグ側ハウジング23(詳しくは前方当接面30)が外部ハウジング13(詳しくは係合ガイド部29)に当接することによって、レセプタクル側ハウジングが、プラグ側ハウジング23の位置(XY面における位置)に合うように、レセプタクル側の筐体に対してXY面に移動する。これにより、レセプタクル側ハウジングとプラグ側ハウジング23との相対的な位置ずれを吸収することができる。つまり、本実施形態では、XYフローティング機構(レセプタクル側ハウジングがレセプタクル側の筐体に対してXY面に移動可能する機構)を備えることによって、レセプタクル側ハウジングとプラグ側ハウジング23との相対的な位置ずれを吸収することができる。
図7は、フェルールピン26がフェルール孔27に嵌合し始めるタイミングにおける、コネクタモジュール10のYZ平面での断面図である。前述の接続段階2においてレセプタクル側ハウジングとプラグ側ハウジング23とのXY面の位置合わせが既に行われているため、レセプタクル側フェルール15Aのフェルールピン26をプラグ側フェルール15Bのフェルール孔27に挿入することができ、この結果、レセプタクル側フェルール15Aと、プラグ側フェルール15Bとの端面同士を精度よく突き当てることができる。
図8は、内部ハウジング14と、プラグ側ハウジング23とが係合したタイミングにおける、コネクタモジュール10のYZ平面での断面図である。内部ハウジング14の係合部18が、プラグ側ハウジング23の被係合部24に係合することにより係合される。この係合により、レセプタクル側フェルール15Aとプラグ側フェルール15Bとの端面同士の突き当たり面(機械的基準面)が固定される。係合部18が被係合部24に係合した状態では、レセプタクル側フェルール15Aとプラグ側フェルール15Bの端面同士が突き合わされた状態で、内部ハウジング14とプラグ側ハウジング23とが所定の位置関係になっており、ばね28A及びばね28Bが所定量で変形している。このため、係合部18が被係合部24に係合した状態では、レセプタクル側フェルール15A及びプラグ側フェルール15Bは、ばね28A及びばね28Bによって、所定の押圧力で突き合わせられた状態になる。
図9A〜図9Dは、係止状態から係止解除状態に移行する様子の説明図である。
次に、光レセプタクル2と光プラグ3との抜去シーケンスについて説明する。光レセプタクル2と光プラグ3との抜去は、上述の光レセプタクル2と光プラグ3との接続シーケンスの逆の順序で行われる。
抜去段階1の前、すなわちレセプタクル側円筒部6とナット部19との螺合を緩める前は、外部ハウジング13(光レセプタクル2側)の移動規制部17による係止爪部16の係止が外れ、係止解除状態となっている。このため、内部ハウジング14は、外部ハウジング13に対してZ方向に移動可能になっている。
抜去段階1では、プラグ側ハウジング23(光プラグ3側)の係止解除部25が、内部ハウジング14の係止爪部16をレセプタクル側フェルール15A側(図9Aの下側)に弾性変形させた状態から外れる。つまり、係止爪部16は外部ハウジング13(光レセプタクル2側)の移動規制部17により再び係止される。外部ハウジング13と、内部ハウジング14とは再び係止状態となり、内部ハウジング14は、外部ハウジング13に対して、前側(プラグ側とは反対側)に移動することが規制されている。また、内部ハウジング14の規制突起33が外部ハウジング13に当接することにより、内部ハウジング14が外部ハウジング13に対して後側(プラグ側)に抜けてしまうことが防止されている。
抜去段階2では、内部ハウジング14の係合部18が、プラグ側ハウジング23の被係合部24との係合状態から外れ、所定の位置関係に保持されていた内部ハウジング14とプラグ側ハウジング23が離間し、レセプタクル側フェルール15Aとプラグ側フェルール15Bとの端面同士の突き当たり面(機械的基準面)の固定が解除される。このとき、プラグ側ハウジング23の被係合部24にある後方当接面31(図7参照)が、係合部18に当接することで、係合を解除するためのガイドとなっている。また、所定量で変形していたばね28A及びばね28Bは、内部ハウジング14とプラグ側ハウジング23との離間に伴って、徐々に元の長さに戻る。
接続段階3で、レセプタクル側フェルール15Aと、プラグ側フェルール15Bとの端面同士の突き当たりが外れる。さらに、フェルールピン26とフェルール孔27との嵌合が解かれる。
接続段階4で、プラグ側ハウジング23とレセプタクル側ハウジングとの接触が外れる。そして、接続段階5で、レセプタクル側円筒部6とナット部19との螺合が外れる。これにより、光レセプタクル2と光プラグ3の抜去シーケンスが完了する。
上記の実施形態では、2000心の光ファイバを接続する際の高密度多心光コネクタを示したが、例えば、1000心の光ファイバを接続する際の高密度多心光コネクタであってもよい。
4A・4B 光ファイバ保持部、5 把持部、6 レセプタクル側円筒部、
7A・7B 平坦部、8 レセプタクル側凹部、9 レセプタクル側凸部、
10 コネクタモジュール、11 レセプタクル側コネクタモジュール、
12 プラグ側コネクタモジュール、13 外部ハウジング、14 内部ハウジング、
15A レセプタクル側フェルール、15B プラグ側フェルール、
16 係止爪部、17 移動規制部、18 係合部、
19 ナット部、20 プラグ側円筒部、21 プラグ側凸部、
22 プラグ側凹部、23 プラグ側ハウジング、24 被係合部、
25 係止解除部、26 フェルールピン、27 フェルール孔、
28A・28B ばね部、29 係合ガイド部、
30 前方当接面、31 後方当接面、32 凸状部、33 規制突起、
34 光コネクタ、35 光レセプタクル、36 光プラグ、
37 レセプタクル側コネクタモジュール、38 プラグ側コネクタモジュール
Claims (8)
- 着脱可能な光レセプタクルと光プラグとを有する光コネクタであって、
前記光レセプタクルは、外部ハウジングと、内部ハウジングと、前記内部ハウジングに収容されたレセプタクル側フェルールと、前記レセプタクル側フェルールに押圧力を付与するレセプタクル側バネと、を有するレセプタクル側コネクタモジュールを複数備え、
前記光プラグは、プラグ側ハウジングと、前記プラグ側ハウジングに収容されたプラグ側フェルールと、前記プラグ側フェルールに押圧力を付与するプラグ側バネと、を有するプラグ側コネクタモジュールを複数備え、
前記内部ハウジングは係合部を有し、前記プラグ側ハウジングは被係合部を有し、前記係合部と前記被係合部とが係合した状態では、前記内部ハウジングと前記プラグ側ハウジングとが所定の位置関係になり、前記レセプタクル側バネと前記プラグ側バネとによって前記レセプタクル側フェルールと前記プラグ側フェルールとが所定の押圧力で突き合わされた状態になり、
前記プラグ側ハウジングは係止解除部を有し、前記係止解除部が、前記内部ハウジングが前記外部ハウジングに係止された係止状態から係止解除状態にすると、前記内部ハウジングが前記外部ハウジングに対して移動可能になり、
前記光レセプタクルは、外周にネジ部が形成されたレセプタクル側円筒部を備え、前記光プラグは、前記レセプタクル側円筒部に螺合するナット部を備え、前記光レセプタクルと前記光プラグとを接続する際に、前記レセプタクル側円筒部と前記ナット部との螺合を進めることにより、それぞれの前記レセプタクル側コネクタモジュール及び前記プラグ側コネクタモジュールにおいて、前記係止状態から前記係止解除状態になった後、前記係合部と前記被係合部とが係合した状態で、前記内部ハウジングと前記プラグ側ハウジングとが前記外部ハウジングに対して着脱方向に移動する
ことを特徴とする光コネクタ。 - 前記レセプタクル側円筒部と前記ナット部とが螺合していない状態のとき、前記係止状態から前記係止解除状態にならない
ことを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。 - 前記光プラグは、前記レセプタクル側円筒部の内部に嵌合するプラグ側円筒部を備える
ことを特徴とする請求項2に記載の光コネクタ。 - 前記ナット部を前記レセプタクル側円筒部に螺合しない状態で前記プラグ側円筒部と前記レセプタクル側円筒部とを嵌め合わせたとき、前記レセプタクル側コネクタモジュールと前記プラグ側コネクタモジュールとが非接触状態である
ことを特徴とする請求項3に記載の光コネクタ。 - 前記係止解除状態の光コネクタは、前記レセプタクル側円筒部と前記ナット部との螺合を緩めることにより、前記係止状態となった後に、前記係合部と前記被係合部とが係合した状態が解除される
ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光コネクタ。 - 前記光レセプタクルは、前記外部ハウジングを保持する筐体を備え、前記外部ハウジングは、前記筐体に対して着脱方向に垂直な方向に移動可能に設けられている
ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光コネクタ。 - 前記レセプタクル側フェルールと前記プラグ側フェルールとは、レンズ結合型のフェルールである
ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光コネクタ。 - 着脱可能な光レセプタクルと光プラグとを有する光コネクタの接続方法であって、
前記光レセプタクルは、外部ハウジングと、内部ハウジングと、前記内部ハウジングに収容されたレセプタクル側フェルールと、前記レセプタクル側フェルールに押圧力を付与するレセプタクル側バネと、を有するレセプタクル側コネクタモジュールを複数備え、
前記光プラグは、プラグ側ハウジングと、前記プラグ側ハウジングに収容されたプラグ側フェルールと、前記プラグ側フェルールに押圧力を付与するプラグ側バネと、を有するプラグ側コネクタモジュールを複数備え、
前記内部ハウジングは係合部を有し、前記プラグ側ハウジングは被係合部を有し、前記係合部と前記被係合部とが係合した状態では、前記内部ハウジングと前記プラグ側ハウジングとが所定の位置関係になり、前記レセプタクル側バネと前記プラグ側バネとによって前記レセプタクル側フェルールと前記プラグ側フェルールとが所定の押圧力で突き合わされた状態になり、
前記プラグ側ハウジングは係止解除部を有し、前記係止解除部が、前記内部ハウジングが前記外部ハウジングに係止された係止状態から係止解除状態にすると、前記内部ハウジングが前記外部ハウジングに対して移動可能になり、
前記光レセプタクルは、外周にネジ部が形成されたレセプタクル側円筒部を備え、前記光プラグは、前記レセプタクル側円筒部に螺合するナット部を備え、前記光レセプタクルと前記光プラグとを接続する際に、前記レセプタクル側円筒部と前記ナット部との螺合を進めることにより、それぞれの前記レセプタクル側コネクタモジュール及び前記プラグ側コネクタモジュールにおいて、前記係止状態から前記係止解除状態になった後、前記係合部と前記被係合部とが係合した状態で、前記内部ハウジングと前記プラグ側ハウジングとが前記外部ハウジングに対して着脱方向に移動する
ことを特徴とする光コネクタの接続方法。
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