JP6428099B2 - レンジ用パウチ収納箱 - Google Patents
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Description
このような食品は、カレー、シチュー、酢豚、ミートボール煮、八宝菜など、内部に水分が入っていて、水分が高周波でエネルギー準位をあげる励起現象を起こし、振動や回転をすることによって、周囲の他の成分もそのエネルギーが伝わることで、加熱調理される。加熱された水の一部は、蒸気となって膨張し、包装容器であるパウチを内部から押し広げる力となり、内部圧力が上昇し、丸く膨んでくる。
もし、そのまま、パウチ内部の圧力が上昇し、内部の水分が沸騰するようなことになると、パウチは爆発し、高温になった内容物が飛び散り、火傷を負うおそれがある。
そこで、このような事が起きないよう、パウチには、蒸気抜き機能を設けている。しかし、もし、蒸気抜き機能部分がパウチ側部にあり、高温になった内容物である液体が蒸気抜き機能部分に接している場合、高温の内容物がパウチから飛び散るおそれがあった。
さらに、加熱が終了し、取り出す時に、パウチが高温になっているので、火傷を負う恐れもあった。
特に、紙箱の断熱性により、取り出す時に、火傷を負い難いメリットもある。
しかし、消費者がこのような煩雑な作業を行うのは煩わしい。
しかし、蒸気抜き部が開封部に向かって突出するようになっているので、加熱すると蒸気抜き部が自然と持ち上がる構造になっている為、蒸気抜き部に内容物が接するおそれがない。しかし、蒸気抜き部が側部にあるような構造のパウチを用いた場合には、加熱時に内容物が蒸気抜き部に接してしまうおそれがあった。
また、高温の蒸気が排出する枕部から離れた位置に開口部を設けたので、箱から取り出す際に、火傷を負い難いなどの効果がある。
図1は本発明のレンジ用パウチ収納箱の一例で、図1−1は、未加熱における収納状態の底面側から見た斜視図である。
レンジ用パウチ収納箱1は、扁平の直方体形状で、底面板12の四辺にはそれぞれ垂直に立った側面板13が設けられている。
その側面板13のひとつの正側面板131と底面板12に連通して、右脆弱線31と左脆弱線32が設けられ、それらの脆弱線の上端には上罫線33、底面板12側端部には枕罫線34が設けられている。これら右脆弱線31、左脆弱線32、上罫線33、枕罫線34に囲まれる部分は、脆弱線を切断することにより、可動部3となる。
また、底面板12側の枕罫線34の中央には、可動部3を可動させた時に外側に凸状に飛び出すように、切り込みにより枕部35が設けられている。
さらに、可動部3の正側面板131と底面板12との間には、少なくとも一本の罫線が設けられ、可動部3を収納箱の内側に押し込む為の押し込み部になっているが、図1−1で示すように、2本の弧で形成する押し込み罫線361で形成される押し込み部36を傾斜した面にしておくと、押し込みやすくなる。
可動部3の右脆弱線31と左脆弱線32は、ミシン目のように部分的に切れ目を入れたり、厚みのいくらかを切断している半抜きなどに切断された線で、押し込み部36を押すことによって、容易に切断される。
特に、底面板における右脆弱線31と左脆弱線32の長さは側面板13の高さよりも少し長めに形成されている。その為、押し込み部36を押し込むと、可動部3の側面板部分は上面板11に押し付けられる状態となり、可動部3が押し込まれた状態で固定される。この時、同時に枕部35が底面板12から飛び出して立ち上がる。
上面板11には開口脆弱線112が形成されており、開口してパウチを取り出すことができるような大きな面積の開口部111を形成している。
開口部111は、箱を組み立てた時、可動部3と干渉しないよう、上面板11における可動部の対向位置113から離すことが好ましい。
レンジ用パウチは、内容物に含有する水分が高周波加熱により沸騰し、体積を増して膨らむ。膨らむと、レンジ用パウチは球形に近くなろうとして、厚みが大きくなり、収納箱1の高さを大きく越える。その為、開口部111の内側をパウチが押して、開口脆弱線112を破断し、開口する。
開口部111の大きさは、上面板面積の3分の1以上、好ましくは2分の1以上で、3分の2以下が好ましい。開口部111面積が大きすぎると、収納箱全体が膨らんで、レンジ用パウチの力だけで、開口脆弱線112が破断してので、わざわざハサミや手で切らないと開口できない。また、3分の1未満で小さい場合、レンジ用パウチを収納箱から取り出し難い問題がある。
面積以外に、開口部111の最大幅を、レンジ用パウチの幅からシール部分を除いた幅近傍にまで広げておくことが好ましい。さらにレンジ用パウチの蒸気抜き部41は開口部111とは反対側に位置するように収容されている。これにより、レンジ用パウチを取り出す時には蒸気抜き部とは反対側をつかむことができる為、取り出す時にやけどをするおそれがない。
上面板11から右側面板134に連通して、開口脆弱線112が走り、開口部111が形成されている。合わせて、右側面のりしろ1340にも脆弱線1341が設けられている。
底面板12から正側面板のりしろ1310に連通して、右脆弱線31と左脆弱線32が設けられ、合わせて、正側面板131にも脆弱線1311が設けられている。
右脆弱線31と左脆弱線32は、正側面板131側から底面板12に向けてハの字形状になっていることが好ましい。これは十分な大きさの枕部25を形成するために、枕罫線34を長く取りたいが、可動部が大きすぎると押し込みづらくなってしまう為、枕罫線34は長めに取り、かつ押し込み部分は極力小さくしようとしたい為である。
レンジ用パウチ4が、レンジ用パウチ収納箱1に収納されている。
レンジ用パウチ4は、表裏が軟質のフィルムで、周囲をシールされた袋状のパウチで、高圧力、高温であっても、破損しにくい丈夫なフィルムで構成されている。
レンジ用パウチ4には蒸気抜き部41があり、内部圧力が一定以上に大きくなった場合、内部の蒸気を逃がすようになっている。
蒸気抜き部41は、図6−1や図6−3で示すようなシール部が周囲の融着部よりも内側に突出してあって、そこが内部圧力により周囲よりも先に剥離して開口するものや、図6−2のように、穴があり、その周囲の融着部が、内部圧力で先に剥離するもの、図6−4のように、切り口周囲に外周のシール部40より低い融着強度のフィルムを融着しているものなど、どのようなものでもかまわない。
可動部3を押し込み、枕部35を立てている。枕部35を立てることによって、レンジ用パウチ4の上部が持ち上がり、内容部が蒸気抜き部に接しない位置まで下方に移動する。これによって、内容物が沸騰しても、内容物の汁などが直接外に噴出すことが無いようにしている。
内容物が沸騰し、水蒸気などが発生している。レンジ用パウチ4は、内部圧力が上昇すると、レンジ用パウチ4は膨らみ、収納箱を押し広げ、開口脆弱線112が破断し、開口部111が開口する。さらに、レンジ用パウチ4は一定の内部圧力が上昇すると蒸気抜き部から発生した蒸気が抜ける。蒸気は近傍の可動部3の左右が大きく開いているので、主に可動部3近傍から逃げる。
例えば、外層から、ポリアミド/無水マレイン酸変性ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン・酢酸ビニル共重合体鹸化物/無水マレイン酸変性ポリエチレン/ポリエチレン、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン、
ポリプロピレン/アルミニウム箔/ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレン、
などの構成が考えられる。
アルミニウム箔は香りを逃がさない役目を担い、厚みは12〜24マイクロメーターにする。酸化珪素蒸着のポリエチレンフィルムなどで代用しても良い。また、ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚みは8〜25マイクロメーターなどが使用できる。
これらのフィルムは、通常のドライラミネーション機、エクストルーダーラミネート機などで製造できる。
内面あるいは内外面をポリエチレンなどでコートしたものでも良い。
そのように、手間も掛からず、加熱後、紙箱に入っているので、火傷もしないで、電子レンジから取り出せるなど、メリットは大きい。
11・・・・・・・・上面板
111・・・・・・・開口部
112・・・・・・・開口脆弱線
113・・・・・・・対向位置(可動部の対向位置)
12・・・・・・・・底面板
13・・・・・・・・側面板
131・・・・・・・正側面板
1310・・・・・・正側面のりしろ
132・・・・・・・側面板
133・・・・・・・左側面板
134・・・・・・・右側面板
1340・・・・・・右側面のりしろ
3・・・・・・・・・可動部
31・・・・・・・・右脆弱線
32・・・・・・・・左脆弱線
33・・・・・・・・上罫線
34・・・・・・・・枕罫線
35・・・・・・・・枕部
36・・・・・・・・押し込み部
361・・・・・・・押し込み罫線
4・・・・・・・・・レンジ用パウチ
40・・・・・・・・シール
41・・・・・・・・蒸気抜き部
5・・・・・・・・・内容物
Claims (5)
- 電子レンジによって加熱調理可能なレンジ用パウチを内部に収納する紙箱であって、
紙箱の側面板と底面板にわたって設けた破断可能な複数の脆弱線と、
脆弱線と脆弱線との間にかけて設けられた折り曲げ可能な複数の罫線と、
に囲まれた可動部を有し、
底面板に設けた罫線の中央部が凸状の切り込みになっており、該凸状の切り込みにより可動部を可動させた時に紙箱内部側から外側へ凸状に飛び出す枕部が形成されていることを特徴とするレンジ用パウチ収納箱。 - 前記可動部の底面板と側面板との境界に押し込み部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のレンジ用パウチ収納箱。
- 前記押し込み部は少なくとも1本の罫線により形成されており、側面板から底面板側に傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載のレンジ用パウチ収納箱。
- 底面板に設けられた脆弱線の長さは、側面板の高さよりも長いことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のレンジ用パウチ収納箱。
- 紙箱の側面板と底面板にわたって設けられた破断可能な複数の脆弱線は右脆弱線と左脆弱線とからなり、前記右脆弱線と前記左脆弱線との幅は、側面板から底面板にいくに従っ
て広がっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のレンジ用パウチ収納箱。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2014196405A JP6428099B2 (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | レンジ用パウチ収納箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014196405A JP6428099B2 (ja) | 2014-09-26 | 2014-09-26 | レンジ用パウチ収納箱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016068949A JP2016068949A (ja) | 2016-05-09 |
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