JP6430141B2 - 沸騰水型原子炉の炉心 - Google Patents

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Description

本発明は、軽水炉の一種である沸騰水型原子炉の炉心に関する。
沸騰水型原子炉の炉心は、十字型制御棒とそれを囲む4体の燃料集合体を単位格子とし、この単位格子を多数配列して構成される。このような原子炉は、一般に、連続運転期間(運転サイクル)が終わる毎に、炉心内の一部の燃料集合体を取り出し、新しい燃料集合体(燃焼度が0GWd/tの未燃焼燃料集合体)を装荷して、運転サイクルを繰り返すことにより運用されている。
このような沸騰水型原子炉の炉心に関する技術として、例えば、特許文献1(特開平10−082879号公報)には、初装荷炉心(原子炉が建設されて初めて燃料集合体が装荷された炉心)の径方向の出力分布を平坦化し、運転サイクルにおける炉心特性を向上させることを目的として、平均濃縮度の異なるそれぞれの燃料集合体を、平衡炉心における滞在期間の異なる燃料集合体それぞれに見立てた燃料構成として平衡炉心を模擬した炉心構成とし、炉心径方向の最外周と最外周から2層目に最高濃縮度で、かつ可燃性毒物入り燃料棒の本数の少ない燃料集合体を配置した初装荷炉心が開示されている。
特開平10−082879号公報
ところで、原子力発電プラントの稼働率、すなわち、全期間に対する稼働時間の比を向上させ、原子力発電プラントの経済性を向上させるためには、原子炉の運転サイクルを延長すること(長期サイクル運転)が有効である。原子炉の運転サイクルを延長させる方法としては、燃料集合体単位における核燃料物質の装荷量を増やして高い反応度を長期間維持できるようにすることが考えられる。
核燃料物質の装荷量を増やすには以下の方法がある。
すなわち、例えば、燃料集合体あたりの燃料ペレットの量を増加させることで核燃料物質の装荷量を増やすことができるが、燃料集合体の設計変更が必要となり、容易ではない。また、例えば、燃料ペレット内の核分裂性物質の割合を増やすこと、すなわち濃縮度を増加させることで、設計変更を行わずに核燃料物質の装荷量を増やすことができるが、核分裂物質の濃縮度には制限がある。また、核分裂性物質の濃縮度を増加させた場合、最大線出力密度、最小限界出力比といった熱的余裕の運転制限値、及び炉停止余裕の運転制限値を満たすことが困難である。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、最高ウラン濃縮度、最大線出力密度、最小限界出力比、炉停止余裕などに関する制限を満たしつつ、運転サイクルを延長することができ、原子力発電プラントの経済性を向上させることができる沸騰水型原子炉の炉心を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、未燃焼の燃料集合体のみで構成され、核分裂性物質の平均濃縮度が4.0wt%以上である沸騰水型原子炉の炉心であって、前記炉心の外接円の半径をRとした場合に、前記外接円と同じ中心を有する半径0.75Rの円よりも内側の領域を炉心内部領域、外側の領域を炉心外周領域と定義するとともに、中心が前記半径0.75Rの円の内側にある前記燃料集合体は前記炉心内部領域に属し、外側にある前記燃料集合体は前記炉心外周領域に属するものと定義し、前記炉心内部領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む前記燃料集合体における可燃性毒物含有燃料棒の本数の平均をaと定義し、前記炉心外周領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む前記燃料集合体のうち、最外周に配置された前記燃料集合体を除いた前記燃料集合体における可燃性毒物含有燃料棒の本数の平均をbと定義し、前記炉心内部領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む前記燃料集合体における可燃性毒物含有燃料棒の可燃性毒物の濃度の平均をAと定義し、前記炉心外周領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む前記燃料集合体のうち、最外周に配置された前記燃料集合体を除いた前記燃料集合体における可燃性毒物含有燃料棒の可燃性毒物の濃度の平均をBと定義した場合に、0.6≦(bB)/(aA)≦0.9を満たすものとする。
最高ウラン濃縮度、最大線出力密度、最小限界出力比などに関する制限を満たしつつ、運転サイクルを延長することができ、原子力発電プラントの経済性を向上させることができる。
本実施の形態に係る沸騰水型原子炉の全体構成を概略的に示す図である。 本実施の形態に係る燃料集合体の構成を概略的に示す縦断面図である。 本実施の形態に係る燃料集合体の構成を概略的に示す水平断面図である。 炉心の水平断面における燃料集合体の配列を模式的に示す図である。 炉心の中心からの距離に対する出力分布の一例を示す図である。 定義した平均aと平均bの比と、運転サイクル初期における熱的余裕(相対値)の関係を示す図である。 定義した平均aと平均bの比と、運転サイクル初期における炉心停止余裕(相対値)の関係を示す図である。 定義した本数aと濃度平均Aの積のaAと、本数Bと濃度平均Bの積bBとの比(bB/aA)と、運転サイクル末期における反応度である中性子増倍率(相対値)の関係を示す図である。 定義した本数aと濃度平均Aの積のaAと、本数Bと濃度平均Bの積bBとの比(bB/aA)と、運転サイクル中期から末期における炉心停止余裕(相対値)の関係を示す図である。 平均ウラン濃縮度が1種類の燃料集合体のみで構成された炉心における平均ウラン濃縮度と連続運転期間の関係を例示する図である。 実施例1に係る沸騰水型原子炉の炉心における燃料集合体の配置の一例を示す図である。 実施例2に係る沸騰水型原子炉の炉心における燃料集合体の配置の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態に係る沸騰水型原子炉の全体構成を概略的に示す図である。
図1において、沸騰水型原子炉100は、原子炉圧力容器101と、原子炉圧力容器101の内部に設置された炉心シュラウド103と、炉心シュラウド103の内部に設置された炉心105と、原子炉圧力容器101の内部上方に設置された簡易蒸気乾燥器107と、原子炉圧力容器101内に軽水を供給する給水配管102と、原子炉圧力容器101内で発生した蒸気を外部に送る主蒸気配管108とを概略備えている。
給水配管102を介して原子炉圧力容器101内部に供給された水は、原子炉圧力容器101と炉心シュラウド103とに囲まれた領域であるダウンカマ109内を下降し、下方から炉心105に流れる。炉心105に流入した水は、炉心105に装荷された複数の燃料集合体116(図2等参照)から熱エネルギーを得て昇温し、その一部は沸騰して蒸気となる。炉心105で発生した蒸気は、炉心105の上部に設置されたチムニ106により整流され、簡易蒸気乾燥107に導かれる。簡易蒸気乾燥器107で湿分を分離された蒸気は、主蒸気配管108を介して原子炉圧力容器101の外部へ送られる。また、チムニ106を通った水は、再循環水として、再びダウンカマ109に流れ、給水と混ざり合う。
原子炉圧力容器101の外部へ送られた蒸気の熱エネルギーは、タービン(図示せず)を回すために使われ、タービンに接続された発電機(図示せず)によって発電が行われる。また、タービンにおいてエネルギーを失った蒸気は、復水器(図示せず)において凝縮され、給水加熱器(図示せず)により加熱されたあと、給水配管102を介して、再び原子炉圧力容器101内へ給水される。
なお、本実施の形態で例示した沸騰水型原子炉100は、自然循環炉であり、給水と再循環水をダウンカマ109から炉心105への送水を、再循環ポンプを使用せずに、炉心シュラウド103の内外での密度差により生じる自然循環力のみで行う。また、沸騰水型原子炉100は、炉心105で熱せられて沸騰した蒸気を水と分離するために、簡易蒸気乾燥器107とは別に、蒸気と水に生じる重力の差だけで分離する、重力気水分離と呼ばれる現象を用いている。蒸気と水の速度が速いと、重力気水分離の効果が低くなるため、本実施の形態における沸騰水型原子炉では、炉心105の出力密度を低下させ、発生する蒸気と水の速度を低下させている。
図2は、本実施の形態に係る燃料集合体の構成を概略的に示す縦断面図であり、図3はその燃料集合体の水平断面図である。
図2及び図3において、燃料集合体116は、二酸化ウランを含む複数の燃料ペレットを封入した複数の燃料棒111と、燃料棒の上端部を支持する上部タイプレート119と、燃料棒111の下端部を支持する下部タイプレート118、各燃料棒111間の間隔を保持する複数の燃料スペーサ117と、冷却水を流通させる水ロッド113と、燃料棒111を束ねて収納するチャンネルボックス110とを備えている。
チャンネルボックス110は、上端部が上部タイプレート119に取り付けられて下部タイプレート118に向かって伸びており、複数の燃料スペーサ117によって束ねられた複数の燃料棒111を取り囲んでいる。
燃料棒111には、核分裂性物質を含む燃料ペレットが装填された領域の長さ(燃料有効長)が他の燃料棒111に比べて短い、部分長燃料棒112が含まれる。本実施の形態の炉心における燃料棒111の燃料有効長は約2mである。なお、図3に示した水平断面図においては、標準の燃料棒111及び部分長燃料棒112が存在する高さ位置における水平断面を示している。
また、燃料棒111には、燃料ペレット内に可燃性毒物であるガドリニア(酸化ガドリニウム)を含有した可燃性毒物含有燃料棒114が含まれる。
図3に示すように、燃料棒111(部分長燃料棒112、及び可燃性毒物含有燃料棒114を含む)は、燃料集合体116の水平断面において10行10列に配置されている。燃料集合体116の中心部には、2本の水ロッド113が配置されている。水ロッド113は太径水ロッドであり、少なくとも2本の燃料棒111が配置可能な領域を占有する横断面積を有している。
なお、チャンネルボックス110の外幅は約15cmであり、燃料棒111の外径は約1.0cmであり、水ロッド113の外径は約2.5cmである。各燃料棒111内に充填される燃料ペレットは、核燃料物質である二酸化ウランを用いて製造され、核分裂性物質であるウラン−235を含んでいる。
燃料集合体116は、沸騰水型原子炉の炉心105に装荷されたとき、四角筒状のチャンネルボックス110の4つの側面が、隣り合う燃料集合体116のチャンネルボックス110の側面とそれぞれ所定の間隔をあけて向かい合うよう正方格子状に配置される。燃料集合体116間の隙間には、横断面が十字形状である制御棒115が配設される。燃料集合体116は、沸騰水型原子炉の炉心105に装荷されたとき、四角筒状のチャンネルボックス110の四隅(4つのコーナー)のうちの一つが制御棒115の十字形状の交差部分と向かい合うように配置される。
チャンネルボックス110は、チャンネルファスナ(図示せず)によって上部タイプレート119に取り付けられる。チャンネルファスナは、燃料集合体116が炉心105に装荷されたとき、制御棒115が燃料集合体116間に挿入できるよう、燃料集合体116の相互間に上記所定の間隔に相当する間隙を保持する機能を有する。このため、チャンネルファスナは、制御棒115と向かい合うコーナーに位置するように、上部タイプレート119に取り付けられている。すなわち、燃料集合体116の制御棒115と向かい合うコーナーは、チャンネルファスナが取り付けられたコーナーである。
図4は、炉心の水平断面における燃料集合体の配列を模式的に示す図である。また、図5は、炉心の中心からの距離に対する出力分布の一例を示す図である。
図4では、炉心105の略円形の水平断面の外接円の中心を原点Oとし、燃料集合体116が並ぶ方向に沿った直交する2つの座標軸(座標軸X、座標軸Y)を設定した座標系のうちの1象限(すなわち、4分の1)だけを示している。
また、図5では、一例として、炉心等価径が2.2m以下の炉心における出力分布を示しており、横軸に炉心中心(原点O)からの距離を、縦軸に相対出力をそれぞれ示している。なお、炉心中心Oからの距離は、外接円の半径を1として示している。
図5に示すように、炉心中心Oからの距離が0.7(すなわち、炉心外径に対して炉心中心から約75%の距離)を境に、炉心中心からの距離が遠くなるに従って、出力が徐々に低下していく。本願発明者は、この点に着目し、炉心105の外接円の半径をRとした場合に、外接円と同じ中心を有する半径0.75Rの円よりも内側の領域を炉心内部領域41、外側の領域を炉心外周領域42と定義した。
すなわち、炉心外径に対して炉心中心から75%の距離に境界40を設定し、炉心105における境界40よりも内側の燃料集合体116の位置に相当する領域を炉心内部領域41、外側の燃料集合体116の位置に相当する領域を炉心外周領域42、反射体と接する燃料集合体116(炉心105の最外周に配置された燃料)の位置に相当する領域を炉心最外周領域43とそれぞれ定義し、炉心外周領域42に炉心内部領域41の燃料集合体116よりも可燃性毒物含有燃料棒114の本数が相対的に少ない燃料集合体116を配置することにより、運転サイクル初期での炉心105における径方向外側の出力分布をより高くすることとした。なお、反射体と接する炉心最外周領域43に位置する燃料集合体116は、中性子の漏れの効果が特に高く、反応度が特に低く、出力が小さいため、炉心の特性への影響が小さい。
図4に示した座標系における燃料集合体116の位置は以下のように定義する。すなわち、隣り合う燃料集合体116の中心間距離を座標軸の単位長さとし、各燃料集合体116の位置はその中心座標とする。例えば、炉心中心に一番近い位置Eの燃料集合体116の座標は(0.5,0.5)であり、原点Oとの距離は、0.71である。また、位置Eの燃料集合体116の原点Oから最も遠い角の座標は(1,1)であり、原点Oとの距離は、1.41である。つまり、燃料集合体116の中心が境界40よりも内側か外側かによって、その燃料集合体116が炉心内部領域41に属するか炉心外周領域42に属するかを判定する。
ところで、原子力発電プラントの稼働率、すなわち、全期間に対する稼働時間の比を向上させ、原子力発電プラントの経済性を向上させるためには、沸騰水型原子炉100の運転サイクルを延長すること(長期サイクル運転)が有効である。原子炉の運転サイクルを延長させる方法としては、燃料集合体116単位における核燃料物質の装荷量を増やして高い反応度を長期間維持できるようにすることが考えられる。燃料集合体116における核燃料物質の装荷量を増やす方法としては、燃料ペレット内の核分裂性物質の割合を増やす、すなわち濃縮度を増加させる方法がある。
図10は、平均ウラン濃縮度が1種類の燃料集合体のみで構成された炉心における平均ウラン濃縮度と連続運転期間の関係を例示する図である。
図10に示すように、沸騰水型原子炉の運転サイクルを3年以上にするには、平均ウラン濃縮度を4.0wt%以上とすることが必要である。
ここで、以上のように構成した本実施の形態の炉心105において、さらに、以下のように定義する。すなわち、未燃焼の燃料集合体11のみで構成され、核分裂性物質の平均濃縮度が4.0wt%以上である沸騰水型原子炉100の炉心において、炉心内部領域41において、可燃性毒物含有燃料棒114を含む燃料集合体116における可燃性毒物含有燃料棒114の本数の平均をaと定義し、炉心外周領域42において、可燃性毒物含有燃料棒114を含む燃料集合体116のうち、最外周に配置された前記燃料集合体を除いた燃料集合体116における可燃性毒物含有燃料棒114の本数の平均をbと定義する。
図6は、定義した平均aと平均bの比と、運転サイクル初期における熱的余裕(相対値)の関係を示す図である。図6では、横軸に平均の比(b/a)をとり、縦軸に熱的余裕(相対値)をとる。
比(b/a)の値が大きい場合、運転初期において、炉心外周領域42の出力を十分高くすることができず、炉心内部領域41の出力が相対的に高くなり、最大線出力密度や最小限界出力比といった制限値に切迫する可能性がある。
図6からわかるように、比(b/a)が0.6程度の小さい値の場合には、熱的余裕は、沸騰水型原子炉100について法的に定められた熱的制限よりも小さい値であるが、比(b/a)が大きくなるのに従って熱的余裕も大きくなり、比(b/a)の値が0.9になると熱的余裕は熱的制限に達し、さらに比(b/a)が大きくなるのに従って熱的余裕も大きくなっていく。したがって、本実施の形態における沸騰水型原子炉100の炉心105においては、比(b/a)≦0.9とする。
図7は、定義した平均aと平均bの比と、運転サイクル初期における炉心停止余裕(相対値)の関係を示す図である。図7では、横軸に平均の比(b/a)をとり、縦軸に炉心停止余裕(相対値)をとる。
b/aの値が小さい場合、すなわち、炉心外周領域42の燃料が有する可燃性含有燃料棒本数が小さい場合、運転サイクル初期における、炉心外周領域42の燃料の出力が高くなる。運転状態では、炉心では沸騰状態にあることから、中性子の漏れが大きい。しかし、冷温状態になると、沸騰状態ではなくなり、中性子の漏れの効果が急激に減少する。つまり、炉心外周領域42の燃料の相対出力が一層高くなる。
特に、炉心等価径が2.2m以下である比較的小さい炉心では中性子漏れの効果が炉心等価径の大きな炉心よりも大きいため、運転状態と冷温状態との差が大きい。また、炉心平均ウラン濃縮度が4.0wt%以上であり、高い反応度を有するため、冷温状態において、炉停止余裕の制限値に切迫する可能性がある。これは、炉心等価径が比較的小さく、平均ウラン濃縮度が比較的高い炉心において、本願発明者が初めて見出した課題である。
図7からわかるように、比(b/a)が0.6程度の小さい値の場合には、炉心停止余裕は、沸騰水型原子炉100について法的に定められた炉心停止余裕制限よりも著しく小さい値であるが、比(b/a)が大きくなるのに従って熱的余裕も大きくなり、比(b/a)の値が0.7になると炉心停止余裕は炉心停止余裕制限に達し、さらに比(b/a)が大きくなると炉心停止余裕制限を越えた値で推移する。したがって、本実施の形態における沸騰水型原子炉100の炉心105においては、0.7≦(b/a)とする。
また、本実施の形態の炉心105において、さらに、以下のように定義する。すなわち、未燃焼の燃料集合体11のみで構成され、核分裂性物質の平均濃縮度が4.0wt%以上である沸騰水型原子炉100の炉心において、炉心内部領域41において、可燃性毒物含有燃料棒114を含む燃料集合体116における可燃性毒物の濃度の平均をAと定義し、炉心外周領域42において、可燃性毒物含有燃料棒114を含む燃料集合体116のうち、最外周に配置された燃料集合体116を除いた燃料集合体116における可燃性毒物の濃度の平均をBと定義する。
図8は、定義した本数aと濃度平均Aの積のaAと、本数Bと濃度平均Bの積bBとの比(bB/aA)と、運転サイクル末期における反応度である中性子増倍率(相対値)の関係を示す図である。
図8からわかるように、比(bB/aA)が0.6程度の小さい値の場合には、中性子増倍率は、沸騰水型原子炉100について臨界値よりも大きい値であるが、比(bB/aA)が大きくなるのに従って中性子増倍率も小さくなり、比(bB/aA)の値が0.9になると中性子増倍率は臨界値に達し、さらに比(bB/aA)が大きくなると中性子増倍率はさらに小さくなる。したがって、本実施の形態における沸騰水型原子炉100の炉心105においては、運転サイクル末期において炉心を臨界に維持できるように、(bB/aA)≦0.9とする。
図9は、定義した本数aと濃度平均Aの積のaAと、本数Bと濃度平均Bの積bBとの比(bB/aA)と、運転サイクル中期から末期における炉心停止余裕(相対値)の関係を示す図である。
運転サイクル中期から運転サイクル末期では、燃料集合体116における可燃性毒物含有燃料棒114の本数だけでなく、可燃性毒物濃度にも依存して反応度が変化するため、炉停止余裕は可燃性毒物114の本数と濃度をかけた総量に依存する。
図9からわかるように、比(bB/aA)が0.5程度の小さい値の場合には、炉心停止余裕(相対値)は、沸騰水型原子炉100について法的に定められた制限値よりも小さい値であるが、比(bB/aA)が大きくなるのに従って炉心停止余裕も大きくなり、比(bB/aA)の値が0.6になると炉心停止余裕は制限値に達し、さらに比(bB/aA)が大きくなると炉心停止余裕は制限値を越えた値で推移する。したがって、本実施の形態における沸騰水型原子炉100の炉心105においては、0.6≦(bB/aA)とする。
また、本実施の形態の炉心105において、さらに燃料同士の出力差が大きくなって、局所的に運転制限値を超えることがないよう、以下のように定義する。すなわち、炉心105の核分裂物質の平均濃縮度をC、燃料集合体116単位における核分裂物質の平均濃縮度の最高値をDと定義した場合に、0.9≦C/Dとする。
以上のように、本実施の形態においては、0.7≦b/a≦0.9、0.6≦(bB)/(aA)≦0.9、および、0.9≦C/Dとする。
一般に、平均ウラン濃縮度が4.0wt%以上の燃料集合体一種類のみで構成された炉心では、運転サイクル初期において、炉心径方向の内側に位置する燃料集合体(炉心内部領域の燃料)の出力が高くなり、燃焼が早く進む。一方、運転サイクル末期においてでは、燃焼が早く進み反応度が低下した炉心内部領域の燃料に代わって、燃焼が進んでいない炉心径方向外側に位置する燃料集合体(炉心外周領域の燃料)の出力が増加する。しかし、炉心外周領域の燃料は、反射体が近く、炉心内部領域の燃料と比較して、中性子が漏れる割合が高いため、反応度が比較的低くなる。そのため、炉心外周領域の燃料が反応度の多くを担う運転サイクル末期においては、臨界が維持できないことが分かった。そこで、発明者らは運転サイクル末期においても臨界を維持できるよう、運転サイクル中において、炉心径方向出力分布を次のようにすることを考案にした。すなわち、燃料集合体の反応度が余っている運転サイクル初期では、炉心外周領域の燃料の反応度を向上させて、これら燃料が出力の多くを担うようにし、燃料集合体の反応度が低下した運転サイクル末期では、中性子漏れの効果が少なく、比較的大きな反応度を維持できる炉心内部領域の燃料の反応度を向上させて、これらが出力の多くを担うようにする。
運転サイクル初期において、炉心径方向外側の出力を高めるには、炉心に装荷する燃料集合体のタイプを2種類以上用意し、燃料に含まれる可燃性毒物含有燃料棒の本数が少ない方を炉心外周部の燃料とすればよい。これは、可燃性毒物含有燃料棒の本数は運転サイクル初期の反応度を調整でき、その本数が少ないほど運転サイクル初期の反応度は高くなるからである。また、可燃性毒物の濃度によって、中性子吸収効果の持続期間を調整できるため、運転サイクル末期において炉心径方向内側の出力を高めるには、炉心外周部の燃料に含まれる可燃性毒物の濃度を低くすればよい。これにより、炉心外周部の燃料の可燃性毒物が早く消滅し、燃焼が早く進むため、運転サイクル末期には炉心外周部の燃料の反応度が低下し、相対的に炉心内部領域の燃料の出力が向上するためである。
以上のように構成した本実施の形態の効果を説明する。
原子力発電プラントの稼働率、すなわち、全期間に対する稼働時間の比を向上させ、原子力発電プラントの経済性を向上させるためには、原子炉の運転サイクルを延長すること(長期サイクル運転)が有効である。原子炉の運転サイクルを延長させる方法としては、燃料集合体単位における核燃料物質の装荷量を増やして高い反応度を長期間維持できるようにすることが考えられる。核燃料物質の装荷量を増やすには以下の方法がある。すなわち、例えば、燃料集合体あたりの燃料ペレットの量を増加させることで核燃料物質の装荷量を増やすことができるが、燃料集合体の設計変更が必要となり、容易ではない。また、例えば、燃料ペレット内の核分裂性物質の割合を増やすこと、すなわち濃縮度を増加させることで、設計変更を行わずに核燃料物質の装荷量を増やすことができるが、核分裂物質の濃縮度には制限がある。また、核分裂性物質の濃縮度を増加させた場合、最大線出力密度、最小限界出力比といった熱的余裕の運転制限値、及び炉停止余裕の運転制限値を満たすことが困難である。
これに対し、本発明は、未燃焼の燃料集合体のみで構成され、核分裂性物質の平均濃縮度が4.0wt%以上である沸騰水型原子炉の炉心であって、前記炉心の外接円の半径をRとした場合に、外接円と同じ中心を有する半径0.75Rの円よりも内側の領域を炉心内部領域、外側の領域を炉心外周領域と定義し、炉心内部領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む燃料集合体における可燃性毒物含有燃料棒の本数の平均をaと定義し、炉心外周領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む燃料集合体のうち、最外周に配置された燃料集合体を除いた燃料集合体における可燃性毒物含有燃料棒の本数の平均をbと定義した場合に、0.7≦b/a≦0.9を満たすように構成したので、最高ウラン濃縮度、最大線出力密度、最小限界出力比、炉停止余裕などに関する制限を満たしつつ、運転サイクルを延長することができ、原子力発電プラントの経済性を向上させることができる。
また、本発明は、炉心内部領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む燃料集合体における可燃性毒物の濃度の平均をAと定義し、炉心外周領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む燃料集合体のうち、最外周に配置された燃料集合体を除いた燃料集合体における可燃性毒物の濃度の平均をBと定義した場合に、さらに、0.6≦(bB)/(aA)≦0.9を満たすように構成したので、さらに確実に最高ウラン濃縮度、最大線出力密度、最小限界出力比、炉停止余裕などに関する制限を満たしつつ、運転サイクルを延長することができ、原子力発電プラントの経済性を向上させることができる。
本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
図11は、本実施例に係る沸騰水型原子炉の炉心における燃料集合体の配置の一例を示す図である。図11では、燃料集合体の炉心における配置を水平断面における配置として模式的に示している。なお、図11では、略円形である炉心の水平断面のうち、中心を原点Oとし、燃料集合体116(116a〜116c)が並ぶ方向に沿った直交する2つの座標軸(座標軸X、座標軸Y)を設定した座標系の第2象限分(すなわち、4分の1)だけを示している。
図11に示すように、炉心105は、400体の燃料集合体116と、97本の制御棒115(図3参照)とで構成されている。
燃料集合体116は、すべて燃焼度0GWd/tの新燃料集合体であり、含まれる燃料集合体116の本数により多Gd燃料116aと、少Gd燃料116bと、低濃縮燃料116cとの3種類が構成されている。多Gd燃料116aは、図2及び図3で説明した配置を有し、含まれる可燃性毒物含有燃料棒114は、12本であり、可燃性毒物(ガドリニア)の平均濃度は11%である。また、少Gd燃料116bは、8本の可燃性毒物含有燃料棒114を有しており、可燃性毒物の平均濃度は9%である。低濃縮燃料116cは可燃性毒物含有燃料棒を含まずに構成されている。燃料集合体116の平均ウラン濃縮度は、多Gd燃料116a、少Gd燃料116bともに4.3wt%であり、低濃縮燃料116cは0.71wt%である。低濃縮燃料116cは、炉心105中で2行2列の単位(セル)を作っている。これは、運転サイクル中の出力制御のために、制御棒を挿入するコントロールセルと呼ばれるセルである。
本実施例における炉心において、各燃料の配置は図11に示す通りであり、炉心最外周領域43の燃料集合体116は、多Gd燃料が60体、少Gd燃料116bが0体、低濃縮燃料116cが0体で、合計60体である。また、炉心外周領域42の燃料集合体116は、多Gd燃料116aが28体、少Gd燃料116bが56体、低濃縮燃料116cが0体で、合計84体である。炉心外周領域42の可燃性毒物含有燃料棒114を含む燃料集合体116の可燃性毒物含有燃料棒114の平均本数bは、9.33本である。また、濃度Bと本数bの積bBの平均は92.0である。一方、炉心内部領域41の燃料集合体116は、多Gd燃料116aが204体、少Gd燃料116bが16体、低濃縮燃料116cが36体で、合計256体である。炉心内部領域41の可燃性毒物含有燃料棒114を含む燃料集合体116の可燃性毒物含有燃料棒114の平均本数は、11.71本である。濃度と本数の積aAの平均は127.64である。したがって、炉心内部領域41の燃料集合体116と炉心外周領域42の燃料集合体116の可燃性毒物含有燃料棒114の平均の比b/aは、0.79であり、0.7≦b/a≦0.9を満たす。また、炉心内部領域41の燃料集合体116と炉心外周領域42の燃料集合体116の可燃性毒物含有燃料棒114と可燃性毒物濃度の積の平均の比(bB)/(aA)は、0.721であり、0.6≦(bB)/(aA) ≦0.9を満たす。また、炉心105内の平均ウラン濃縮度は4.01wt%で、4.0wt%以上である。また、炉心105の平均濃縮度と、燃料集合体の平均濃縮度の最高値との比は0.92で、0.9以上である。
このように、本実施例では、炉心外周領域42での少Gd燃料116bの割合を大きくし、炉心内部領域41での多Gd燃料116aの割合を大きくすることにより、運転サイクル初期では径方向出力分布は炉心外側で大きく、運転サイクル末期での径方向出力分布は炉心内側で大きくなるため、運転サイクル中において臨界を維持することができる。また、炉心内部領域41の燃料集合体116と炉心外周領域42の燃料集合体の可燃性毒物含有燃料棒114の平均の比b/aを、0.7≦b/a≦0.9の範囲内とし、可燃性毒物含有燃料棒114と濃度の平均の比(bB)/(aA)を0.6≦(bB)/(aA)≦0.9の範囲内とすることで、運転サイクル中において臨界を維持でき、熱的余裕や炉停止余裕といった運転制限値を満たすことができる。つまり、本実施例では、最高ウラン濃縮度が5wt%以下という制約が課せられた場合に、運転サイクル中臨界を維持し、最大線出力密度や最小限界出力比といった熱的余裕に関する運転制限値及び、炉停止余裕の運転制限値を満たす、運転期間3年以上の長期サイクル運転を実現することができる。
また、本実施例では、制御棒操作のためのコントロールセルを設定することができる。
したがって、本実施例では、最高ウラン濃縮度が5wt%以下という制約が課せられた場合に、運転サイクル中臨界を維持し、最大線出力密度や最小限界出力比といった熱的余裕に関する運転制限値及び、炉停止余裕の運転制限値を満たす、運転期間3年以上の長期サイクル運転を実現できる。
なお、実施の形態及び本実例1及び2では、燃料集合体116の燃料棒配列が10行10列の場合について説明したが、9行9列の燃料集合体や8行8列の燃料集合体、11行11列の燃料集合体に対しても本発明を適用することができ、同様の効果を得ることができる。
また、複数の部分長燃料棒を保有する燃料集合体について説明したが、部分長燃料棒を含まない燃料集合体についても同様の効果が得られる。
さらに、2本の水ロッドを配置した燃料集合体について説明したが、水ロッドが1本である燃料集合体や、方形断面を有する水ロッドを配置した燃料集合体についても同様の効果が得られる。
本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
図12は、本実例に係る沸騰水型原子炉の炉心における燃料集合体の配置の一例を示す図である。図12では、燃料集合体の炉心における配置を水平断面における配置として模式的に示している。なお、図12では、略円形である炉心の水平断面のうち、中心を原点Oとし、燃料集合体116(116a,116b)が並ぶ方向に沿った直交する2つの座標軸(座標軸X、座標軸Y)を設定した座標系の第2象限分(すなわち、4分の1)だけを示している。
図12に示すように、炉心105は、400体の燃料集合体116と、97本の制御棒115(図3参照)とで構成されている。
各燃料集合体116は、すべて燃焼度が0GWd/tの新燃料集合体であり、含まれる可燃性毒物含有燃料棒114の本数により多Gd燃料116aと少Gd燃料116bとの2種類が構成されている。多Gd燃料116aは、図2及び図3で説明した配置を有し、12本の可燃性毒物含有燃料棒114を有しており、可燃性毒物(ガドリニア)の平均濃度は11%である。また、少Gd燃料116bは、8本の可燃性毒物含有燃料棒114を有しており、可燃性毒物の平均濃度は9%である。燃料集合体116の平均ウラン濃縮度は、多Gd燃料116a、少Gd燃料116bともに4.3wt%であり、したがって、炉心105に装荷されている燃料集合体116の平均ウラン濃縮度は4.0wt%以上となる。
なお、本実施例においては、運転初期における高い反応度をおさえるために、沸騰水型原子炉100の炉心105に含まれる全ての燃料集合体116が可燃性毒物含有燃料棒114を有する。これにより、高い炉心平均濃縮度を実現でき、より連続運転期間を延長することができる。
本実施例における炉心105において、各燃料の配置は図12に示す通りであり、炉心最外周領域43の燃料集合体116は、多Gd燃料116aが60体、少Gd燃料116bが0体で、合計60体である。また、炉心外周領域42の燃料集合体116は、多Gd燃料116aが28体、少Gd燃料116bが56体で、合計84体である。また、炉心外周領域42の燃料集合体116の可燃性毒物含有燃料棒114の平均本数bは、9.33本である。濃度Bと本数bの積bBの平均は92.0である。一方、炉心内部領域41の燃料集合体116は、多Gd燃料116aが240体、少Gd燃料116bが16体で、合計256体である。炉心内部領域41の燃料集合体116の可燃性毒物含有燃料棒114の平均本数aは、11.75本である。濃度Aと本数aの積aAの平均は128.25である。したがって、炉心内部領域41の燃料集合体116と炉心外周領域42の燃料集合体116の可燃性毒物含有燃料棒114の平均の比b/aは、0.79であり、0.7≦b/a≦0.9を満たす。また、炉心内部領域41の燃料集合体116と炉心外周領域42の燃料集合体116の可燃性毒物含有燃料棒114と可燃性毒物濃度の積の平均の比(bB)/(aA)は、0.717であり、0.6≦(bB)/(aA)≦0.9を満たす。
このように、本実施例では、炉心外周領域42での少Gd燃料116bの割合を大きくし、炉心内部領域41での多Gd燃料116aの割合を大きくすることにより、運転サイクル初期では径方向出力分布は炉心外側で大きく、運転サイクル末期での径方向出力分布は炉心内側で大きくなるため、運転サイクル中において臨界を維持することができる。また、炉心内部領域41の燃料集合体116と炉心外周領域42の燃料集合体の可燃性毒物含有燃料棒114の平均の比b/aを、0.7≦b/a≦0.9の範囲内とし、可燃性毒物含有燃料棒114と濃度の平均の比(bB)/(aA)を0.6≦(bB)/(aA)≦0.9の範囲内とすることで、運転サイクル中において臨界を維持でき、熱的余裕や炉停止余裕といった運転制限値を満たすことができる。つまり、本実施例では、最高ウラン濃縮度が5wt%以下という制約が課せられた場合に、運転サイクル中臨界を維持し、最大線出力密度や最小限界出力比といった熱的余裕に関する運転制限値及び、炉停止余裕の運転制限値を満たす、運転期間3年以上の長期サイクル運転を実現することができる。
40 境界
41 炉心内部領域
42 炉心外周領域
43 炉心最外周領域
100 沸騰水型原子炉
101 原子炉圧力容器
102 給水配管
103 シュラウド
104 制御棒駆動機構
105 炉心
106 チムニ
107 簡易蒸気乾燥器
108 主蒸気配管
109 ダウンカマ
110 チャンネルボックス
111 燃料棒
112 部分長燃料棒
113 水ロッド
114 可燃性毒物含有燃料棒
115 制御棒
116 燃料集合体
116a 多Gd燃料
116b 少Gd燃料
116c 低濃縮燃料
117 スペーサ
118 下部タイプレート
119 上部タイプレート

Claims (3)

  1. 未燃焼の燃料集合体のみで構成され、核分裂性物質の平均濃縮度が4.0wt%以上である沸騰水型原子炉の炉心であって、
    前記炉心の外接円の半径をRとした場合に、前記外接円と同じ中心を有する半径0.75Rの円よりも内側の領域を炉心内部領域、外側の領域を炉心外周領域と定義するとともに、中心が前記半径0.75Rの円の内側にある前記燃料集合体は前記炉心内部領域に属し、外側にある前記燃料集合体は前記炉心外周領域に属するものと定義し、
    前記炉心内部領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む前記燃料集合体における可燃性毒物含有燃料棒の本数の平均をaと定義し、
    前記炉心外周領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む前記燃料集合体のうち、最外周に配置された前記燃料集合体を除いた前記燃料集合体における可燃性毒物含有燃料棒の本数の平均をbと定義し、
    前記炉心内部領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む前記燃料集合体における可燃性毒物含有燃料棒の可燃性毒物の濃度の平均をAと定義し、
    前記炉心外周領域において、可燃性毒物含有燃料棒を含む前記燃料集合体のうち、最外周に配置された前記燃料集合体を除いた前記燃料集合体における可燃性毒物含有燃料棒の可燃性毒物の濃度の平均をBと定義した場合に、
    0.6≦(bB)/(aA)≦0.9を満たすことを特徴とする沸騰水型原子炉の炉心。
  2. 請求項1記載の沸騰水型原子炉の炉心において、
    前記炉心の前記核分裂性物質の平均濃縮度をC、
    前記燃料集合体単位における前記核分裂性物質の平均濃縮度の最高値をDと定義した場合に、
    0.9≦C/Dを満たすことを特徴とする沸騰水型原子炉の炉心。
  3. 請求項1記載の沸騰水型原子炉の炉心において、
    前記炉心に含まれる全ての前記燃料集合体が前記可燃性毒物含有燃料棒を有することを特徴とする沸騰水型原子炉の炉心。
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