JP6430437B2 - 集合体 - Google Patents
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Description
[1]
カチオンとアニオンとを含む結晶性粒子の集合体であって、
前記カチオンの10モル%以上95モル%以下が第14族元素カチオンであり、
前記カチオンの5モル%以上90モル%以下が対カチオンであり、ここで、当該対カチオンは一つの分子を構成する炭素と窒素の和が3以上20以下である有機分子カチオンを含み、
前記アニオンの30モル%以上100モル%以下が第17族元素アニオンであり、
前記結晶性粒子が、前記第14族カチオンに前記第17族元素アニオンが6配位した八面体構造を有し、
前記結晶性粒子が、前記八面体構造の少なくとも一部が面共有である結晶構造を有する結晶性粒子(A)を含み、
前記結晶性粒子の平均粒子径が0.1nm以上nm200nm以下である、集合体。
[2]
前記結晶性粒子が複数の結晶相を含む、[1]に記載の集合体。
[3]
前記結晶性粒子が、前記八面体構造の少なくとも一部が頂点共有である結晶構造を有する結晶性粒子(B)を含む、[1]又は[2]に記載の集合体。
[4]
前記結晶性粒子(A)が、六方晶の結晶構造を有する結晶性粒子(C)を含む、[1]〜[3]のいずれかに記載の集合体。
[5]
前記カチオンの20モル%以上85モル%以下が第14族元素カチオンである、[1]〜[4]のいずれかに記載の集合体。
[6]
前記第14族元素カチオンがSnカチオン又はPbカチオンである、[1]〜[5]のいずれかに記載の集合体。
[7]
前記カチオンの10モル%以上、80モル%以下が対カチオンである、[1]〜[6]のいずれかに記載の集合体。
[8]
前記有機分子カチオンの一つの分子を構成する炭素と窒素の和が3以上11以下である、[1]〜[7]のいずれかに記載の集合体。
[9]
前記有機分子カチオンがホルムアミジンカチオンである、[1]〜[8]のいずれかに記載の集合体。
[10]
前記アニオンの55モル%以上100モル%以下が、塩素アニオン、臭素アニオン及びヨウ素アニオンからなる群より選択される少なくとも1種である、[1]〜[9]のいずれかに記載の集合体。
[11]
前記第17族元素アニオンが、塩素アニオン、臭素アニオン及びヨウ素アニオンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、[1]〜[10]のいずれかに記載の集合体。
[12]
前記粒子径が、1nm以上100nm以下である、[1]〜[11]のいずれかに記載の集合体。
[13]
[1]〜[12]のいずれかに記載の集合体の製造方法であって、
0℃以上50℃以下で結晶生成及び/又は結晶成長させる工程を含む、集合体の製造方法。
[14]
[1]〜[12]のいずれかに記載の集合体の製造方法であって、
有機塩基とハロゲン化水素との塩と、第14族元素ハロゲン化物と、第1の溶媒と、を含む溶液を、第2の溶媒に添加する工程を含み、
前記第1の溶媒が、前記塩及び前記第14族元素ハロゲン化物の良溶媒であり、
前記第2の溶媒が、前記塩及び前記第14族元素ハロゲン化物の貧溶媒である、集合体の製造方法。
[15]
[1]〜[12]のいずれかに記載の集合体の、発光材料としての使用。
[16]
[1]〜[12]のいずれかに記載の集合体の、薄膜前駆体としての使用。
本実施形態における結晶性粒子は、カチオンとアニオンとを含む。また、本実施形態において、当該結晶性粒子に含まれるカチオンの総量(100モル%)に対して、前記カチオンの10モル%以上95モル%以下が第14族元素カチオンである。光吸収特性に有利となる、及び/又は価電子帯や伝導帯を形成する状態密度がより大きくなる観点から、前記14族元素カチオンは20モル%以上が好ましく、30モル%がより好ましく、40モル%がさらに好ましい。吸光係数が大きくなることは、集合体が効率良く照射された光を吸収するために有利であり、状態密度が高くなると、吸光係数の増大などに有利となる。また、対カチオンを多く含むことができる、前記カチオンと前記アニオンから構成される八面体構造が面共有である結晶構造を形成するために有利となる観点から、85モル%以下が好ましく、75%以下がより好ましく、65モル%以下がさらに好ましい。上記のカチオンに対する第14族元素カチオンの量は、後述する実施例に記載のとおり、集合体をICP等で分析した値として得ることができる。
本実施形態における集合体は、結晶性粒子を含む複数の粒子から構成される。集合体に含まれる粒子数としては特に限定されないが、典型的には、1000個以上の結晶性粒子を含む集合体が挙げられる。上記粒子数は種々公知の方法により測定することができ、例えば、透過型電子顕微鏡(TEM)による観測などが挙げられる。また、集合体における平均粒子間距離は、TEMによる観測や、空間中に存在する結晶性粒子の濃度を吸収係数や質量などから算出し、この濃度と結晶性粒子の密度と、空間の体積から平均粒子間距離を算出することで確認でき、特に限定されないが、典型的には、1〜2000Å程度である。集合体を構成する結晶性粒子の平均粒子径は、0.1nm以上200nm以下である。表面エネルギーの影響が少なく、凝集を抑制することに有利、バンドギャップを小さくするために有利である観点から、0.5nm以上であることが好ましく、1nm以上であることがより好ましい。また、バンドギャップを大きくするために有利、発光量子収率に有利となる観点から、100nm以下が好ましく、50nm以下がより好ましく、30nm以下がさらに好ましい。上記平均粒子径は、後述する実施例に記載の方法により測定することができ、例えば、集合体を含む溶液に対し7000rpmなどの条件で行う遠心分離によって、上澄みを分離回収する方法、ろ紙により過剰に大きな粒子を除去する方法、などにより上記範囲に制御することができる。
本実施形態の集合体の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、後述する原料を用い、所定の工程を経るものとすることができる。本実施形態における好ましい集合体の製造方法としては、0℃以上50℃以下で結晶生成及び/又は結晶成長させる工程を含む態様が挙げられる。また、有機塩基とハロゲン化水素との塩と、第14族元素ハロゲン化物と、第1の溶媒と、を含む溶液を、第2の溶媒に添加する工程を含み、前記第1の溶媒が、前記塩及び前記第14族元素ハロゲン化物の良溶媒であり、前記第2の溶媒が、前記塩及び前記第14族元素ハロゲン化物の貧溶媒である態様も好ましい。
本実施形態における集合体は、特定の用途に限定されることなく、様々な用途で利用することができる。例えば、発光材料や、光センサーなどとして利用することができる。発光に対する耐久性に優れる観点から、発光材料としての利用が好ましい。また、異なる形態とするための材料としても利用することができ、例えば、薄膜の前駆体などとしての利用が挙げられる。
集合体に含まれる第14族カチオン量、有機分子カチオン量、及びハロゲンアニオン量は、後述する遠心分離を施して得られた上澄み用液中の集合体をSEM−EDX(SEM:SU−70,日立製作所社製、EDX:EMAX X−max,堀場製作所社製)により評価することによって求めた。
集合体を構成する結晶性粒子の結晶構造及び、前記14族元素カチオンに前記第17族元素アニオンが6配位した八面体構造を有し、この八面体構造の少なくとも一部が面共有されている構造(以下、面共有相などと記載する。)の存在は、X線回折装置(D8・ブルカー社製)を用いて測定したX線回折(XRD)パターンから評価した。
集合体を構成する結晶性粒子の粒子径、および粒子形態は、透過型電子顕微鏡(H−9000NAR、日立ハイテクノロジーズ製)を用いて、加速電圧200kVにて測定を行うことで求めた。平均粒子径は、任意の5つ以上粒子についての前記の方法で求めた粒子径の平均値から算出した。
発光測定は、該集合体を含む溶液の吸光度のピークトップについて吸光度が0.1となるようにトルエンで希釈することで濃度を調製した液体について、発光測定装置(C9920−02、浜松ホトニクス社製)を用いて、大気中にて励起波長350nmで励起した際の発光スペクトルのピーク波長、及び発光立ち上がり波長と立下り波長との差から、それぞれ発光ピーク波長、及び発光波長範囲とした。
発光減衰率は、前記濃度を調製した該集合体を含む溶液、及び前記発光測定装置を用いて、発光測定を行い、下記の量子収率について一回目測定の値と五回目測定の値を用い、下記の発光減衰率の式から算出した。なお、三回目の測定の後に10分間の乾燥窒素ガスによるバブリングを該溶液に施した。発光減衰率が小さいほど、発光に対する耐久性が高いことを示している。
(量子収率)=(溶液からの発光光子数の総和)/(溶液に吸収された光子数)
(発光減衰率)=1−((五回目測定の量子収率)/(一回目測定時の量子収率))
集合体の結晶性粒子(B)と結晶性粒子(C)との配合比率((B)/(C))は、前記XRDパターンにおける、結晶性粒子(C)の六方晶の(0001)面由来の回折ピークと、結晶性粒子(B)の(110)面由来の回折ピークの強度比から求めた。
ホルムアミジン臭化水素塩(CH4N2・HBr)と臭化鉛(PbBr2)を0.04mol/LとなるようにDMFに溶解させた溶液5mLに、0.5mLのオレイン酸と20μLのn−オクチルアミンを添加した溶液(溶液1)を調製した。すなわち、結晶性粒子の対カチオン源と、第14族カチオン及び第17族アニオン源とを混合した原料溶液を調製した。窒素中10℃で2mLの溶液1を10mLのトルエンに1mL/minの速度で滴下し、得られた溶液をトルエンで50mLに希釈し、7000rpmで遠心分離を施し得られた集合体を含む上澄み(溶液2)を用いて、発光測定を行った。また、この溶液2に0.5mLアセトンを添加し、遠心分離を施して得られた沈殿をXRDにより結晶構造を評価した。2θ=12°にPbカチオンとBrアニオンとの八面体が面共有した、六方晶の結晶構造が観測された。結果を表1に示す。
溶液1のホルムアミジン臭化水素塩の代わりに、メチルアミン臭化水素塩を用いた溶液(溶液3)を用いて集合体溶液の調製及び評価を行った。XRDパターンより、PbカチオンとBrアニオンとの八面体が面共有した結晶構造は観測されなかった。結果を表1に示す。
オレイン酸とオクタデセンを1:16の体積比で混合した溶液に、炭酸セシウムを0.017mol/Lとなるように窒素中で150℃にて溶解させた溶液(溶液4)を調製した。オレイン酸、オレイルアミン、オクタデセンを1:1:30の体積比で混合した溶液に、0.027Mとなるように臭化鉛を溶解させた溶液(溶液5)を調製した。すなわち、結晶性粒子の対カチオン源となる原料溶液と、第14族カチオン及び第17族アニオン源となる原料溶液と、を別々に調製した。140℃に加熱した13mLの溶液5に、50℃に加熱した0.8mLの溶液4を滴下し、その後氷冷した。溶液4の添加から氷冷までは、30秒であった。氷冷後の溶液にトルエンで希釈した溶液を用いて、実施例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
Claims (13)
- カチオンとアニオンとを含む結晶性粒子の集合体であって、
前記カチオンの10モル%以上95モル%以下が第14族元素カチオンであり、
前記カチオンの5モル%以上90モル%以下が対カチオンであり、ここで、当該対カチオンは一つの分子を構成する炭素と窒素の和が3以上20以下である有機分子カチオンを含み、
前記アニオンの30モル%以上100モル%以下が第17族元素アニオンであり、
前記結晶性粒子が、前記第14族カチオンに前記第17族元素アニオンが6配位した八面体構造を有し、
前記結晶性粒子が、前記八面体構造の少なくとも一部が面共有である結晶構造を有する結晶性粒子(A)を含み、
前記結晶性粒子の平均粒子径が0.1nm以上nm200nm以下であり、
前記第14族元素カチオンがSnカチオン又はPbカチオンであり、
前記有機分子カチオンがホルムアミジンカチオンであり、
前記第17族元素アニオンが、塩素アニオン、臭素アニオン及びヨウ素アニオンからなる群より選択される少なくとも1種を含む、集合体。 - 前記結晶性粒子が複数の結晶相を含む、請求項1に記載の集合体。
- 前記結晶性粒子が、前記八面体構造の少なくとも一部が頂点共有である結晶構造を有する結晶性粒子(B)を含む、請求項1又は2に記載の集合体。
- 前記結晶性粒子(A)が、六方晶の結晶構造を有する結晶性粒子(C)を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の集合体。
- 前記カチオンの20モル%以上85モル%以下が第14族元素カチオンである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の集合体。
- 前記カチオンの10モル%以上、80モル%以下が対カチオンである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の集合体。
- 前記有機分子カチオンの一つの分子を構成する炭素と窒素の和が3以上11以下である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の集合体。
- 前記アニオンの55モル%以上100モル%以下が、塩素アニオン、臭素アニオン及びヨウ素アニオンからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1〜7のいずれか1項に記載の集合体。
- 前記粒子径が、1nm以上100nm以下である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の集合体。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の集合体の製造方法であって、
0℃以上50℃以下で結晶生成及び/又は結晶成長させる工程を含む、集合体の製造方法。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の集合体の製造方法であって、
有機塩基とハロゲン化水素との塩と、第14族元素ハロゲン化物と、第1の溶媒と、を含む溶液を、第2の溶媒に添加する工程を含み、
前記第1の溶媒が、前記塩及び前記第14族元素ハロゲン化物の良溶媒であり、
前記第2の溶媒が、前記塩及び前記第14族元素ハロゲン化物の貧溶媒である、集合体の製造方法。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の集合体の、発光材料としての使用。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の集合体の、薄膜前駆体としての使用。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2016110418A JP6430437B2 (ja) | 2016-06-01 | 2016-06-01 | 集合体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016110418A JP6430437B2 (ja) | 2016-06-01 | 2016-06-01 | 集合体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017214514A JP2017214514A (ja) | 2017-12-07 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016110418A Active JP6430437B2 (ja) | 2016-06-01 | 2016-06-01 | 集合体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6430437B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB201208793D0 (en) * | 2012-05-18 | 2012-07-04 | Isis Innovation | Optoelectronic device |
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2016
- 2016-06-01 JP JP2016110418A patent/JP6430437B2/ja active Active
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|---|---|
| JP2017214514A (ja) | 2017-12-07 |
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