JP6433018B2 - ゴルフボール転動用マット及びそれを備えたゴルフパッティング練習用具 - Google Patents
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Description
そこで、床面上にゴルフボールがこぼれ落ちないようにして、ゴルフボールを打球位置の近くまで正しく戻したい場合には、マットとは別部材からなるレールまたはパイプを設置する必要があった(特許文献1、2)。
よって、床面上にゴルフボールがこぼれ落ちて騒音が発生するという上記の問題を解決するには、マットの幅をかなり拡げる必要が生じる。
また、衝突したゴルフボールが床面などの設置面にこぼれ落ちないようにするには、マットの幅をかなり拡げる必要があるという課題がある。
本発明の他の目的は、ゴルフボール転動用マットの強度の低下を抑えることができるゴルフボール転動用マットを提供することにある。
さらに、本発明は、上記のとおり構成したゴルフボール転動用マットを備えたゴルフパッティング練習用具であって、斜面の一側部に形成された傾斜溝部の前方に前記ボール案内部を有し、ゴルフボールを打球位置方向へ戻すようにしたゴルフパッティング練習用具である。
また、本発明は、上記のとおり構成したゴルフボール転動用マットを備えたゴルフパッティング練習用具であって、斜面の一側部に形成された傾斜溝部の前方に前記ボール案内部を有し、ゴルフボールを打球位置方向へ戻すようにしており、かつ、斜面を登った部分に形成されたホールから打球位置方向へ戻されるゴルフボールの速度と、ホールを越えた位置から打球位置方向へ戻されるゴルフボールの速度が異なるようになっているゴルフパッティング練習用具である。
従って、複数のゴルフボールが玉突き衝突しても、ゴルフボールが床面のような設置面にこぼれ落ちることがないため騒音の発生を防止でき、また、転動するゴルフボールが、設置面と接することがないので、ゴルフボールが転動する際に生じる音を抑制することができる。
さらに、レールのような別部材が不要であり、かつ、マットの幅を拡げる必要がなく、収納や運搬に便利であり、コストダウンを図ることもできる。
また、ゴルフボールの下部とマットの切溝又は凹溝とは2点で接することとなり、ゴルフボールとマットとが広く面接触しないので、ゴルフボールが転動する勢いが削がれることを抑制することができる。
従って、このゴルフボール転動用マットを用いて例えばリターン式のゴルフパッティング練習用具を設けた場合には、ゴルフボールを打球位置付近まで戻るように案内するために、別体のレールやパイプを設置する必要が無く、しかも、製造容易であって、安価であり、かつ、折り畳みも可能であって収納や持ち運びの際に支障が生じることも無いゴルフパッティング練習用具を提供することができる。
なお、このような布又はシートの貼り付けは、例えば、ミシンによる縫合、のり又は接着剤による接着、加熱、圧着などの方法で行うことができる。
さらに、上記のとおり構成したゴルフボール転動用マットを備えたゴルフパッティング練習用具であって、斜面を利用して(斜面の一側部に形成された傾斜溝部の前方に前記ボール案内部を有し、)ゴルフボールを打球位置方向へ戻すようにしたゴルフパッティング練習用具においては、上記にて説明した効果を有するゴルフパッティング練習用具であって、複数のゴルフボールを使用した場合に、ゴルフボールが衝突してもゴルフボールが床面にこぼれ落ちることがなく、騒音の発生を防止できるゴルフパッティング練習用具を得ることができる。
上記の効果は、特に斜面を登った部分に形成されたホールから打球位置方向へ戻されるゴルフボールの速度と、ホールを越えた位置から打球位置方向へ戻されるゴルフボールの速度が異なるゴルフパッティング練習用具において顕著である。
図2に示すように、ゴルフパッティング練習用具Pは、ポリプロピレンのような合成樹脂素材から成形加工された本体部10の上面にゴルフボール転動用マットMを貼付固定している。
そして、このゴルフボール転動用マットMは、ゴルフボールGを転動させるのに適した適度の摩擦抵抗(ころがり摩擦抵抗)を有するマット表面を備えた柔軟なシート状又は布状の素材から構成されるものであり、一実施形態ではフェルト製のマットを用いている。
従って、ゴルフボールGが傾斜溝部2の側壁に衝突することを抑制でき、ゴルフボールGによって生じる音を抑制できるとともに、ゴルフボールGの勢いを減少させることがなく、ゴルフボールGをゴルフボールGの打球位置付近まで戻すことができるようになっている。
ここで、ホール1にカップインしたゴルフボールGが傾斜溝部2の直線部分を下って戻る速度は、ホール1を越えて傾斜溝部2の湾曲部分2aを経て傾斜溝部2の直線部分を下って戻る速度よりも遅くなる。
よって、図9に示すように、カップインしたゴルフボールGがマットM上で停止する位置(図9におけるA1の地点)は、傾斜溝部2の前端部(一番低い部分)に近くなり、ホール1を越えて湾曲部分2aを経たゴルフボールGがマットM上で停止する位置(図9におけるB1の地点)は、傾斜溝部2の前端部(一番低い部分)から離れたものとなる。
これは、図9に示すように、ホール1の底面の地上高Aよりも湾曲部分2aの底面の地上高Bの方が高いというゴルフパッティング練習用具Pにおけるゴルフボール回収用の溝の斜面の傾斜構造に基づくものであって、高さの異なる位置からゴルフボールGが傾斜溝部2を下り降りることになるからである。
前記マットMは、前記本体部10の前端部からさらに2m程度延びて設置面Fを覆うことができるようになっており、この設置面Fに拡げられたマットMの適宜の位置が、パッティング練習の際のゴルフボールGの打球位置となる。
従って、図1(C)、(D)に示すように、ゴルフボールGは、その下部がボール案内部20を構成する切溝21と2点で接することになる。
また、各切溝21の間隔は、約10cmのピッチとなり、パターのストローク幅をチェックしながらパッティング練習をすることができる。
さらに、図2に示すように、マットMに小さく透設したマーク4により、ホール1から1m及び1.5mの距離を確認することができる。
この様子は、図9において示されているように、A1の地点に停止していたゴルフボールGは、A2の地点まで押され、後から追突したゴルフボールGは、A1の付近で停止する。
この状況を図9に示すとおり、ホール1内のA地点からゴルフボールGを転がし、次に湾曲部分2aのB地点からゴルフボールGを転がしてA1の地点で玉突き衝突させる試験にて確認したところ、30回試験してもゴルフボールGが設置面Fにこぼれ落ちることは無かった。
よって、マットMの幅を拡げることなくゴルフボールGが床面などの設置面F上にこぼれ落ちて騒音を発生させることを防ぐことができる。
さらに、ボール案内部20(切溝21)によってゴルフボールGが転動する際の左右のブレを抑制することができる。
このようにゴルフボールGの下部がボール案内部20によって2点で支えられて安定するのは、溝の角がゴルフボールGの重みによって若干沈み込むためである(図2の下側の拡大図など参照)。
まず、樹脂成形にて本体部10を設け、ホール1の底面及び側面、傾斜溝部2の底面及び側面など、通常の使用態様にてゴルフボールGが接触する可能性のある部分にのみ柔軟素材11を貼り付ける。
また、ゴルフボールGは、その下部が前記ボール案内部20によって2点で支えられるため、高さの異なる位置からゴルフボールGが傾斜溝部2を下り降りて他のゴルフボールGと玉突き衝突しても、それらのゴルフボールGがボール案内部20から外れることがなく、ボール案内部20上を転動することになり、設置面F上にゴルフボールGがこぼれ落ちることがなく、静音状態を維持でき、かつ、パッティング練習をスムーズに繰り返すことができる。
例えば、マットMの素材としては、フェルト以外の不織布、織物、シート状の発泡ゴム、発泡ゴムの表面に布などを貼り付けたものなどであってもよい。
また、本発明のゴルフボール転動用マットMにおいて、前記ボール案内部20は、図3(D)、(E)に示すような凹溝22であって、マット表面に糸23による縫い目を施すことによって形成されたものであってもよい。
上記のような図3に示す凹溝22の場合には、複数個の凹溝22を設けることなく、連続した一本の凹溝22からボール案内部20を構成してもよい。
なお、上記範囲より溝幅が狭いと、ゴルフボールGがボール案内部20から逸脱してしまうことが生じる。
また、上記範囲より切溝21の溝幅が広いと、図4(A)に示すように、マットMの厚さをかなり大きくしない限りゴルフボールGの下端部が設置面Fと接してゴルフボールGが転動する音が生じてしまうことになる。
これにより、ボール案内部20の強度を高めることができ、マットMの形態を正しく維持することができる。
また、マットMの静音性能を高めることもできる。
なお、個々の切溝21(凹溝22)が上記よりも短いと、溝同士の接続部分が増え、それらの接続部分でゴルフボールGの転動する勢いが低下してしまうおそれがある。
逆に、個々の切溝21(凹溝22)が上記よりも長いと、マットMの強度が低下し、マットMの形態を正しく維持することができなくなるおそれがある。
逆に、複数個の切溝21(凹溝22)を離間させている間隔が上記よりも長いと、ゴルフボールGが転動する勢いが低下したり、ゴルフボールGがボール案内部20から逸脱してしまうことが生じる。
上記の構成を採用することで、ゴルフボールGの下端部が設置面Fに接することがなく、音の発生を抑えることができ、また、マットMの重量が重くなりすぎたり柔軟性が低下して持ち運びや収納の際に支障を生じることもない。
さらに、上記の構成を採用することで、ゴルフボールGの下部が切溝21又は凹溝22と2点でのみ接することとなるため、ゴルフボールGの転動する勢いが減少することを防ぐことができる。
本発明のゴルフボール転動用マットMを用いたゴルフパッティング練習用具Pとしては、図7に示すように、ホール1にカップインしたゴルフボールGと、ホール1を越えたゴルフボールGについて、傾斜溝部2を経てゴルフボールGが打球位置付近まで戻される速さがぼぼ一定となるものであってもよい。
なお、本発明のゴルフボール転動用マットMを用いたゴルフパッティング練習用具Pは、ゴルフボールGを案内するためのレールなどを用いておらず、柔軟素材からなるマットMからボール案内部20を形成しており、かつ、マットMの幅を斜面10aの幅に傾斜溝部2の幅を加えた幅とすることができ、コンパクト化が図られており、図8に示すように小さく折り畳んで収納することができる。
例えば、個々の切溝21(凹溝22)の長さを上記の適宜範囲にて異なるものとしたり、切溝21と凹溝22の両方を用いて一本のボール案内部20を構成したり、ボール案内部20を曲線状として実施してもよい。
また、リターン式のゴルフパッティング練習用具以外の用途に本発明のゴルフボール転動用マットを用いて実施してもよい。
2 傾斜溝部
2a 湾曲部分
3 ガイド溝部
4 マーク
10 本体部
10a 斜面
11 柔軟素材
20 ボール案内部
21 切溝
22 凹溝
23 糸
24 布又はシート
F 設置面
G ゴルフボール
M ゴルフボール転動用マット
P ゴルフパッティング練習用具
R リベット
Claims (5)
- ゴルフボールを転動させるのに適した適度の摩擦抵抗を有するマット表面と、
持ち運びや収納に適した柔軟性と、
ゴルフボールと設置面との間を隔てる厚みと、
を備えたゴルフボール転動用マットであって、
ゴルフボールの下部と2点で接するように形成された切溝又は凹溝からなるボール案内部を備えており、当該ボール案内部は、複数個の切溝又は凹溝を僅かに離間させて線上に並べるようにして配置することで構成され、当該ボール案内部に沿ってゴルフボールを転動させることができるようにしたことを特徴とするゴルフボール転動用マット。 - 前記ボール案内部の底部には布又はシートが貼られているものであることを特徴とする請求項1に記載のゴルフボール転動用マット。
- フェルト又は不織布から構成されているものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のゴルフボール転動用マット。
- 前記請求項1〜3の何れか一項に記載のゴルフボール転動用マットを備えたゴルフパッティング練習用具であって、
斜面の一側部に形成された傾斜溝部の前方に前記ボール案内部を有し、ゴルフボールを打球位置方向へ戻すようにしたことを特徴とするゴルフパッティング練習用具。 - 斜面を登った部分に形成されたホールから打球位置方向へ戻されるゴルフボールの速度と、
ホールを越えた位置から打球位置方向へ戻されるゴルフボールの速度が異なるようになっていることを特徴とする請求項4に記載のゴルフパッティング練習用具。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2014236989A JP6433018B2 (ja) | 2014-11-21 | 2014-11-21 | ゴルフボール転動用マット及びそれを備えたゴルフパッティング練習用具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014236989A JP6433018B2 (ja) | 2014-11-21 | 2014-11-21 | ゴルフボール転動用マット及びそれを備えたゴルフパッティング練習用具 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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Also Published As
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