JP6438325B2 - 机 - Google Patents

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Description

本発明は、主にオフィス等で使用される事務用の机に関する。
従来から、オフィス等で用いられる机については、事務作業等に集中したり、機密情報等を他者から視認されないようにするために、スクリーン等が備えられた机が提供されている。例えば、特許文献1に開示されるパネル付きの机は、机の後方にメッシュ状のクロスやスクリーンで形成されるパネルが備えられている。このパネルは、上下に移動可能に形成されるので、天板から上側と下側とのパネルの位置を調節することができる。従って、机の使用の状況や使用者の好みに応じてパネルの位置を上下に調節することができる。
特開2008−142337号公報
ここで、近年においては、作業効率や他部署とのコミュニケーションを向上させるため、机をグループ毎に円形やコ字状に並べる等として机を室内でランダムに配置する試みがなされている。この場合、作業効率や他部署とのコミュニケーションが向上する利点があるが、人の動線が画一的ではなくなり、机で作業している人の背後を予期せず他者が通ることがあるので、作業に集中できなかったり、機密情報を扱い難くなったりする等の問題が発生する。
本発明の目的は、作業に集中し易く、機密情報を扱う作業もし易い机を提供する。
本発明に係る机は、天板と、前記天板を支持する脚部と、前記天板から上方に延びる支柱と、前記支柱に設けられて上下方向に延びる回転支持軸と、前記回転支持軸に回転自在に係合される回転部材と、前記回転部材と接続され、前記回転部材の回転軸中心から径方向外方に延びる回転接続部材と、前記回転接続部材から垂下して上面視円弧状に形成されるとともに、下端に床面と接して移動する移動支持部材が設けられる移動幕部材と、を有する。
また、前記移動支持部材は、首振り不能な固定車輪とされ、前記回転部材は、前記回転支持軸の外周に設けられるニードルベアリングにより回転自在に支持されるとともに、下端をスラストベアリングにより支持される。
また、前記支柱は、上面視三角形状の頂部に位置するよう配置される3本の柱状部材と、前記3本の柱状部材に渡って上端に設けられる平板状のベースプレートとを備え、前記回転支持軸は、前記ベースプレートから立設する。
また、前記脚部は、前記天板の下面に取り付けられる上脚部と、床面に接地される下脚部と、前記上脚部と前記下脚部とを接続する縦脚部とからなるとともに、前記脚部は3箇所に形成され、各前記柱状部材の下端部は、それぞれの前記上脚部に連結される。
また、前記3本の柱状部材における上面視三角形状の内側には柱固定部が設けられて各前記柱状部材がそれぞれ互いに接続される。
また、前記回転部材と、前記回転接続部材と、前記移動幕部材と、を有する回転移動体が3組備えられるとともに、各前記回転移動体の回転半径は異なって形成され、前記天板は、上面視三角形状に形成されることを特徴とする。
本発明によれば、机に向かって着座する人の上方から径方向外方に回転接続部材を延ばし、この回転接続部材から移動幕部材を垂下して設けて、机に向かって着座する人の背後に移動幕部材を位置させることができる。これにより、机に向かって着座する人の背後を通る人の気配を軽減することができるとともに、他者から作業中の書類等を視認されることが低減されるので、作業に集中して取り組めることができる机を提供することができる。
そして、移動幕部材は、上面視において円弧状に形成されるので、机に向かって着座する人の背後だけではなく、机に向かって着座する人の左右についても遮蔽することができる。さらに、移動幕部材は移動支持部材により床面と接して支持されつつ回転されるので、スムーズに移動させることができる。従って、移動幕部材を使用しない場合には背後からずらして、着座の邪魔にならないようにする等、作業に応じて移動幕部材の位置を適宜変更することができる。
また、移動支持部材は固定車輪として、回転部材はニードルベアリングとスラストベアリングにより支持されるよう構成される。これにより、構造を簡単にした机を構成することができるとともに、移動幕部材の回転操作をスムーズに行うことができる。
また、支柱は、3本の柱状部材及び柱状部材の上端のベースプレートを備え、このベースプレートから回転支持軸が立設される。これにより、安定的な3点でベースプレートを支持できるとともに、移動幕部材の回転に対しても回転支持軸を確実に支持することができる。
また、天板を支持する脚部は3箇所に設けられるとともに、柱状部材の下端部は脚部における上脚部と連結される。これにより、3本の柱状部材がそれぞれ脚部で支持されることとなるとともに、各柱状部材と各脚部が連続的に形成されるので、安定的かつ外観良く支柱を形成することができる。
また、柱状部材は、柱固定部により、それぞれ互いに接続される。従って、3本の柱状部材からなる支柱の剛性をさらに高めることができる。
また、移動幕部材、回転接続部材及び回転部材で構成される回転移動体は、3組設けられ、天板は上面視三角形状に形成される。従って、天板を上面視三角形状に形成することにより、回転移動体の回転半径を小さくすることができる。そして、回転移動体の回転半径を異ならせているので、全ての回転移動体を重ねるようにして移動させることができる。これにより、3人が着座することができる机について、周囲を囲んで閉鎖空間を形成することができる。そして、閉鎖空間とする必要が無いときには、回転移動体を移動して全ての回転移動体を重ねて机の周囲を開放させることもできる。
本発明の実施形態に係る机を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る机のメッシュクロスを省略した斜視図である。 本発明の実施形態に係る机の回転支持部の構造を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る机の脚部の構造を示す縦断面図である。 本発明の実施形態に係る机の回転移動体が回転する軌跡を示す上面図である。 本発明の実施形態に係る机の回転移動体を移動して重ねた状態を示す斜視図である。
本発明の実施形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係る机10の斜視図である。図2は、図1における机10のメッシュクロス51,61,71を省略した斜視図である。机10は、上面視略三角形状の天板16及び3つの脚部20を備える。天板16は、上面視略三角形状の各辺に着席可能とされる。従って、机10には3人が同時に着席可能である。そして、天板16の略中央部分からは、3本の柱状部材12a,12b,12cからなる支柱12が上方に向けて延設される。支柱12の上端にはベースプレート14が設けられる。ベースプレート14からは回転支持部30が立設される。この回転支持部30には、メッシュクロス51,61,71が張られた回転移動体50,60,70が回転支持部30を中心にして回転自在に設けられている。机10は、回転移動体50,60,70を適宜回転させて、着座する人の背後及び左右を囲うようにして仕切ることができる。
このような机10の天板16は、図5にも示されるように、3つの頂部をそれぞれR面取り状とした上面視略三角形状に形成される。天板16の上面視略三角形状の各辺は、外側に凸円弧形状となるよう緩やかに膨出して形成されている。天板16の下側には、天板16を支持する脚部20が3カ所に取り付けられている。この3つの脚部20は、天板16の頂部に合う位置で天板16に固定される。従って、天板16は、3つの脚部20により3点支持される。そして、脚部20における床面に接地されて長尺板状に延びる下脚部24は、先端部を天板16の頂部に向けて配置される。このようにして脚部20を天板16に設けることにより、天板16の各辺に人が着座しても脚部20が邪魔になることはない。
支柱12の3本の柱状部材12a,12b,12cは、それぞれの下側を脚部20に連結され、上端には上面視略三角形状の平板状のベースプレート14が固定されている。従って、3本の柱状部材12a,12b,12cは、天板16や脚部20の配置に合わせて、上面視略三角形状の頂部に位置するように配置される。柱状部材12a,12b,12cは、それぞれ横断面視における外形形状が楕円形とされるパイプ部材である。
支柱12の上端に設けられるベースプレート14は、上面視において各辺が凸円弧状に膨出される略三角形状に形成されている(図5参照)。ベースプレート14の頂部は、天板16の頂部や、脚部20及び柱状部材12a,12b,12cと合わせて配置されている。ベースプレート14の中心からは、回転支持部30が上方に向けて立設している。ベースプレート14からは、筒状の基部筒31がベースプレート14に固定されている。そして、基部筒31を支持するように、3つの支持リブ32a,32b,32cがベースプレート14と基部筒31を接続するように設けられている。支持リブ32a,32b,32cは、それぞれ端部からなだらかに立ち上がる板状に形成される。支持リブ32a,32b,32cの端部は、天板16の頂部と同じ向きに位置される。
図1及び図2に示す通り、回転支持部30からは、回転移動体50,60,70の回転接続部材52,62,72が回転支持部30の回転軸中心から径方向外方に延びるようにして設けられている。回転接続部材52,62,72は、それぞれパイプ材料により形成される2本の上フレーム52a,52b、上フレーム62a,62b及び上フレーム72a,72b(以下、纏めていうときは、「上フレーム52a,52b等」という。)により形成されている。2本の上フレーム52a,52b等は、上面視において内角が鋭角となる所定の角度で広がるようにして設けられている。2本の上フレーム52a,52b等は、その基端部は水平に短く延びて、その後下方に向けて傾斜して形成されている。
回転接続部材52,62,72は、径方向外側の端部から垂下する下フレーム53,63,73が接続されている。下フレーム53,63,73は、それぞれ2本の下フレーム53a,53b、下フレーム63a,63b及び下フレーム73a,73b(以下、纏めていうときは「下フレーム53a,53b等」という。)からなる。
具体的には、上フレーム52a,52b等は、基端部と反対側の端部において、上フレーム52a,52b等からやや外側に向かうよう傾斜して垂下する下フレーム53a,53b等がそれぞれ接続されている。下フレーム53a,53bもともにパイプ材料により形成されている。上フレーム52a,52b等と下フレーム53a,53b等との接続部は、パイプ材料が滑らかに下方に向けて曲げられて形成されている。また、下フレーム53a,53b等は、下端近傍でパイプ材料の向きが垂直になるよう曲げられている。
そして、上フレーム52a,52b等と下フレーム53a,53b等の各2本のフレームの間には、外側に向けて上面視凸円弧状に形成される下横フレーム54,64,74、中横フレーム55,65,75、上横フレーム56,66,76が設けられている。下横フレーム54,64,74は、それぞれ各下フレーム53a,53b等の下端近傍で、各下フレーム53a,53b等間に渡って設けられている。中横フレーム55,65,75は、上フレーム52a,52b等と下フレーム53a,53b等との接続部分近傍の下フレーム53a,53b等間に渡って設けられている。上横フレーム56,66,76は、上フレーム52a,52b等と下フレーム53a,53b等との接続部分近くの上フレーム52a,52b等の間に渡って設けられている。
そして、回転移動体50,60,70のメッシュクロス51,61,71は、それぞれ下フレーム53a,53b等と、中横フレーム55,65,75と、下横フレーム54,64,74とで形成される枠に張った状態で設けられる。このようにして、移動幕部材50A,60A,70Aは、メッシュクロス51,61,71と、下フレーム53a,53b等と、中横フレーム55,65,75と、下横フレーム54,64,74とにより、回転接続部材52,62,72とされる上フレーム52a,52b等から垂下して上面視円弧状に形成される。なお、メッシュクロス51,61,71は、網目状に形成された布であり、透光性はあるが内部の様子を詳細に知覚することはできないものである。
さらに、図2に示すように、移動幕部材50A,60A,70Aには、下フレーム53a,53b等の下端にそれぞれ固定車輪58a,58b、固定車輪68a,68b及び固定車輪78a,78b(以下、纏めていうときには「固定車輪58a,58b等」という。)が設けられている。固定車輪58a,58b等は、床面と接して移動する首振り不能なキャスターである。従って、固定車輪58a,58b等は、移動幕部材50A,60A,70Aを支持する移動支持部材とされる。固定車輪58a,58bの向きは、図5に示すように、各回転移動体50,60,70における移動軌跡P,Q,Rに合わせて設けられている。このように、移動支持部材を固定車輪58a,58b等とすることにより、首振りされるキャスターに比べて、首振りによる移動の中断が発生することが無く、回転移動体50,60,70を移動軌跡P,Q,Rに沿って確実に移動させることができる。
また、各柱状部材12a,12b,12cにおける両側面には、長手方向に長い溝(例えば柱状部材12cにおける溝12c1)が形成される。この溝には、多数のねじ穴が長手方向に並べて配置されるプレートが固定されている。このプレートのねじ穴を利用して、3本の柱状部材12a,12b,12cにおける上面視略三角形状の内側に、3本の柱状部材12a,12b,12cを固定する柱固定部40が設けられている。
具体的には、柱状部材12a,12b,12cにそれぞれ設けられる上下2箇所のジョイント部材41,42は、板金部材が2枚1組で構成される。ジョイント部材41,42は、その基端部を柱状部材12a,12b,12cを挟持するように前述のプレートのねじ穴にねじ固定されている。従って、ジョイント部材41,42は、先端部を中心に向けるようにして柱状部材12a,12b,12cから突出して形成されている。そして、各ジョイント部材41,42の先端には、上下に渡って垂直ロッド43がねじ固定されて設けられている。
そして、3本の垂直ロッド43は、上面視略三角形状の複数の三角プレート44により接続されている。三角プレート44は、上側の2枚と下側の2枚との合計4枚で3本の垂直ロッド43と接続されている。
なお、柱状部材12aに取り付けられる下側のジョイント部材42の両外側面には、板金部材が2枚1組とされる保持部材45が取付けられている。この保持部材45には、外側の端部45aに、例えばノートパソコンや照明器具等を保持する保持具を取り付けることができる。
次に、図3に基づいて、回転支持部30について説明する。回転支持部30は、基部筒31の内側に、ベースプレート14(図1参照)から立設する回転支持軸32が設けられている。そして、回転支持軸32周りである基部筒31の上端には、2つの環状のスラストワッシャー33aと、この2つのスラストワッシャー33a間に挟まれるスラストベアリング33が設けられている。スラストベアリング33は、針状ころと、この針状ころを保持する保持器により形成されている。
スラストベアリング33における上側のスラストワッシャー33aのさらに上側には、ニードルベアリング34と回転部材735が設けられている。円筒状に形成される回転部材735は、ニードルベアリング34の外周に設けられる。ニードルベアリング34は、針状ころ34bが保持器34aに保持されて形成されている。従って、回転部材735は、スラストワッシャー33aを介してスラストベアリング33により下側を支持されつつ、ニードルベアリング34により回転支持軸32の周りに回転自在に係合し、支持されている。
回転部材735の上側には同様に2つのスラストワッシャー33a及びこの2つのスラストワッシャー33aに挟まれて設けられるスラストベアリング33が設けられている。この上側には、ニードルベアリング34と回転部材635が設けられている。回転部材635の上側も同様に、2つのスラストワッシャー33aとスラストベアリング33を介してニードルベアリング34と回転部材535が設けられている。そして、回転部材535の上側には、スラストワッシャー33aを介してキャップ36が設けられている。キャップ36は、回転支持軸32の上端の円形のプレート37に、ピン38を介して固定されている。なお、スラストワッシャー33aは、回転支持軸32周りの回転方向には固定されていない。一方、スラストベアリング33及びニードルベアリング34は、回転支持軸32周りの回転方向は固定されている。
ここで、各回転部材535,635,735は、回転接続部材52,62,72と接続されている。具体的には、回転部材535には上フレーム52a,52bが接続して固定され、回転部材635には上フレーム62a,62bが接続して固定され、回転部材734には上フレーム72a,72bが接続して固定される。このように形成される回転支持部30により、回転移動体50,60,70はスムーズに回転させることができる。
すなわち、移動幕部材50A,60A,70Aの下端に設けられる固定車輪58a,58b等は、図5に示す軌跡P,Q,Rに沿って固定されているが、移動幕部材50A,60A,70Aの回転支持軸32(回転支持部30)周りの回転により、固定車輪58a,58b等には僅かに内輪差が生じる。このとき、下フレーム53a,53b等及び上フレーム52a,52bには、捩じれが生じてしまう。しかしながら、回転部材535,635,735は、ニードルベアリング34により回転支持されるので、回転部材535,635,735が偏心して回転しても安定して回転支持させることができる。さらに、回転部材535,635,735はスラストベアリング33により下側から支持されるので、回転移動体50,60,70の自重及び偏心回転による力が回転部材535,635,735に掛かることになっても、安定して回転部材535,635,735を支持することができる。
なお、回転部材535,635,735の回転支持構造は、すべり軸受けや玉軸受等の他の手段を用いることもできる。しかしながら、偏心回転される回転移動体50,60,70をスムーズに回転させるためには、上述の通り、本実施形態の構成が好適である。
次に、図4に基づいて、脚部20について説明する。天板16の下面には、3つの脚部20が取り付けられる。以下の説明においては、この3つの脚部20のうちの1つについて縦断面図とした図4に基づいて説明する。
脚部20の下側は、床面に接地される下脚部24が形成されている。下脚部24は、長尺板状に形成される。下脚部24の上面24aは、先端部24bから基部24cにかけて登るように傾斜される緩やかなテーパー面とされている。先端部24b及び基部24cの下面には、高さが短い円筒状に形成される接地部材25がそれぞれ設けられている。床面に対しては、この接地部材25の下面が接触される。
また、下脚部24の基部24cの上面には、ボス部24dが突出して形成されている。ボス部24dは、平面視略四角形状に形成されている。ボス部24dには、上面に板状の押さえ突起24eが2箇所に形成されている。一方、縦脚部26は、四角筒状に形成される外筒26aと、円筒状に形成される内筒26bを有する二重筒状とされている。内筒26bは、外筒26aの内面から延びる複数の支持板26cにより支持されている。
そして、下脚部24の押さえ突起24eは、縦脚部26の外筒26a内に挿入される。これにより、縦脚部26の内筒26bが挟持されるようにして、縦脚部26に対して下脚部24が位置決めされる。このようにして、下脚部24のボス部24dには、四角柱状に形成される縦脚部26の下端がねじ固定される。
脚部20の上側には、上脚部28が設けられている。上脚部28は、長尺板状に形成される。上脚部28の基部28aの下面からは、平面視四角形状のボス部28bが突出されている。ボス部28bの下面には、下方に向けて突出する板状の押さえ突起28cが複数箇所に形成されている。この複数の押さえ突起28cは、縦脚部26の外筒26a内に挿入される。よって、上脚部28は縦脚部26に対して、押さえ突起28cにより位置決めされて、ねじ固定される。一方、上脚部28の上面は、天板16と多数のねじにより固定されている。
さらに、上脚部28の基部28aの上面には、柱連結部材27が設けられている。柱連結部材27は、下側に円盤状に形成される基部27aと、この基部27aから天板16の開口孔16aを介して上方に立設する柱挿通部27bとで形成される。柱挿通部27bは柱状部材12a,12b,12cの内部に挿通される。ここで、柱挿通部27bは、上面視凸形状として形成されている。そして、柱挿通部27bは、図4において凸部が手前に向くように配置される。このように形成される柱挿通部27bは、柱状部材12a,12b,12cの内部に挿入されている。なお、柱状部材12a,12b,12cは柱挿通部27bとねじ固定される。また、基部27aは、上脚部28の基部28aとねじ固定される。このようにして、柱状部材12a,12c,12bは、それぞれの下方に設けられる脚部20と連結される。
すなわち、脚部20は、天板16の下面に取り付けられる上脚部28と床面に接地される下脚部24と、上脚部28と下脚部24とを接続する縦脚部26で構成される。そして、柱状部材12a,12b,12cは、下端部を上脚部28の基部28aと連結されるので、柱状部材12a,12b,12cを支持する支持部材を別途設けることなく、省スペースで見た目の良い机10とすることができる。
以上のように形成される机10の回転移動体50,60,70は、図5で示すように、その回転半径を異ならせて形成されている。すなわち、回転移動体50,60,70の移動軌跡P,Q,Rで示されるように、移動軌跡Pで回転する回転移動体50の回転半径が一番大きく、次いで移動軌跡Qの回転移動体60が大きく、移動軌跡Rの回転移動体70の回転半径が一番小さい。従って、各回転移動体50,60,70同士を干渉することなく回転させることができ、回転移動体50,60,70を使用しない場合には、図6に示すように、これらを重ねるように配置することができる。
また、上フレーム52a,52b等で形成される内角は、回転移動体50の上フレーム52a,52bで形成される内角が一番小さく、次いで回転移動体60の上フレーム62a,62bで形成される内角が小さく、回転移動体70の上フレーム72a,72bで形成される内角が一番大きく形成されている。これにより、図6に示すように回転移動体50,60,70を重ねるように移動させたときに、下フレーム53a,53b等の少なくとも一方の下フレーム53a,53bが突出される。従って、回転移動体50,60,70が、図6で示すように、重ねられるようにして移動された場合であっても、下フレーム53a等を容易に把持して回転移動操作をすることができる。
以上のように形成される机10により、作業に集中したり機密情報を取り扱う作業を行ったりする場合には、机10に着席する人の背後に移動幕部材50A,60A,70Aを移動させれば、人の背後や左右側を囲うことができる。そして、机10への出入りが頻繁な作業を行う場合には、移動幕部材50A,60A,70Aを移動して重ねておくことができる。しかも、移動幕部材50A,60A,70Aは、手動で簡単に移動させることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は以上の実施形態によって限定されることはない。例えば、本実施形態では、回転移動体50,60,70を3組設けたが、1組や2組、又は4組以上の回転移動体を設けるようにしてもよい。また、本実施形態においては、移動支持部材として2つの固定車輪58a,58b等を回転移動体50,60,70にそれぞれ設けたが、これに限られず、移動幕部材50A,60A,70Aを支持して移動できる構成であれば適宜適用させることができる。例えば、床面にガイドレールを形成して、下フレーム53a,53b等の下端に、このガイドレールに案内されるフォロアを取り付けるようにしてもよい。
また、支柱12は、3本の柱状部材12a,12b,12cにより形成したが、柱状部材の本数や横断面形状は適宜選択して支柱を形成することができる。例えば、1本の支柱としてもよい。さらに、柱状部材12a,12b,12cは柱連結部材27を介して上脚部28と連結させたが、これに限られず、柱状部材12a,12b,12cの下端部を直接上脚部28に溶接して連結させる等することができる。
また、本実施形態においては、天板16を略三角形状としたが、これに限られず、円形や四角形として、一人又は二人以上が座れるようにしてもよい。ただし、本実施形態のように平面視略三角形状とすることで、回転移動体50,60,70の回転半径を小さくすることができるとともに、天板16の三角形の頂部近傍まで着席した各人の作業スペースとすることができ、使いやすい机10とすることができる。さらに、上面視三角形状で形成された天板16の各辺に着座することで、着座した人の真正面に向かいの人が来ることが無いので、視線を適度に外しながらグループでのコミュニケーションを行うことができる。
さらに、回転移動体50,60,70のフレーム(上フレーム52a,52b等や下フレーム53a,53b等、上中下の横フレーム56,55,54等)はパイプ材料により枠状に形成したが、これに限られず、例えば回転移動体の全体を一体の樹脂材料や板金材料により形成し、適宜窓枠等を設けるようにしてもよい。
10 机 12 支柱
12a 柱状部材 12b 柱状部材
12c 柱状部材 12c1 溝
14 ベースプレート 16 天板
16a 開口孔
20 脚部 24 下脚部
24a 上面 24b 先端部
24c 基部 24d ボス部
24e 押さえ突起 25 接地部材
26 縦脚部 26a 外筒
26b 内筒 26c 支持板
27 柱連結部材 27a 基部
27b 柱挿通部 28 上脚部
28a 基部 28b ボス部
28c 押さえ突起
30 回転支持部 31 基部筒
32 回転支持軸 32a 支持リブ
32b 支持リブ 32c 支持リブ
33 スラストベアリング 33a スラストワッシャー
34 ニードルベアリング 34a 保持器
36 キャップ
37 プレート 38 ピン
40 柱固定部 41 ジョイント部材
42 ジョイント部材 43 垂直ロッド
44 三角プレート 45 保持部材
45a 端部
50 回転移動体
50A 移動幕部材 51 メッシュクロス
52 回転接続部材 52a 上フレーム
52b 上フレーム 53 下フレーム
53a 下フレーム 53b 下フレーム
54 横フレーム 54 下横フレーム
55 中横フレーム 55 横フレーム
56 上横フレーム 56 横フレーム
58a 固定車輪 58b 固定車輪
60 回転移動体
60A 移動幕部材 61 メッシュクロス
62 回転接続部材 62a 上フレーム
62b 上フレーム 63 下フレーム
63a 下フレーム 63b 下フレーム
64 下横フレーム 65 中横フレーム
66 上横フレーム 68a 固定車輪
68b 固定車輪
70 回転移動体
70A 移動幕部材 71 メッシュクロス
72 回転接続部材 72a 上フレーム
72b 上フレーム 73 下フレーム
73a 下フレーム 73b 下フレーム
74 下横フレーム 75 中横フレーム
76 上横フレーム 78a 固定車輪
78b 固定車輪 80 回転移動体
535 回転部材 635 回転部材
735 回転部材

Claims (6)

  1. 天板と、
    前記天板を支持する脚部と、
    前記天板から上方に延びる支柱と、
    前記支柱に設けられて上下方向に延びる回転支持軸と、
    前記回転支持軸に回転自在に係合される回転部材と、
    前記回転部材と接続され、前記回転部材の回転軸中心から径方向外方に延びる回転接続部材と、
    前記回転接続部材から垂下して上面視円弧状に形成されるとともに、下端に床面と接して移動する移動支持部材が設けられる移動幕部材と、
    を有することを特徴とする机。
  2. 前記移動支持部材は、首振り不能な固定車輪とされ、
    前記回転部材は、前記回転支持軸の外周に設けられるニードルベアリングにより回転自在に支持されるとともに、下端をスラストベアリングにより支持されることを特徴とする請求項1に記載の机。
  3. 前記支柱は、上面視三角形状の頂部に位置するよう配置される3本の柱状部材と、前記3本の柱状部材に渡って上端に設けられる平板状のベースプレートとを備え、
    前記回転支持軸は、前記ベースプレートから立設することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の机。
  4. 前記脚部は、前記天板の下面に取り付けられる上脚部と、床面に接地される下脚部と、前記上脚部と前記下脚部とを接続する縦脚部とからなるとともに、前記脚部は3箇所に形成され、
    各前記柱状部材の下端部は、それぞれの前記上脚部に連結されることを特徴とする請求項3に記載の机。
  5. 前記3本の柱状部材における上面視三角形状の内側には柱固定部が設けられて各前記柱状部材がそれぞれ互いに接続されることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の机。
  6. 前記回転部材と、前記回転接続部材と、前記移動幕部材と、を有する回転移動体が3組備えられるとともに、各前記回転移動体の回転半径は異なって形成され、
    前記天板は、上面視三角形状に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか記載の机。
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