JP6448593B2 - エンジン駆動作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン発電機,エンジン溶接機,エンジンコンプレッサのようなエンジン駆動作業機に関するものである。
道路工事等の屋外作業現場では、エンジン、該エンジンにより駆動される発電機,溶接機,コンプレッサ等の作業機本体を一つの筐体内に収納したエンジン駆動作業機が稼働している。そのようなエンジン駆動作業機を狭いスペースに設置する場合、エンジン駆動作業機を小型化して設置面積を小さくする必要がある。
そこで、特許文献1に示されるような、エンジン駆動作業機が提案されている。そのエンジン駆動作業機では、筐体を上下に区分けし、下室にエンジン、該エンジンで駆動される作業機本体、さらにエンジンのマフラを収納するとともに、冷却用の空気を取り入れるための吸気口を設け、上室に、水平面上を蛇行又は屈曲させてマフラ用排気管を配置し、下室から上室に、前記エンジン,作業機本体及びマフラを冷却した冷却排風を導入し、マフラ用排気管から排出される排気と冷却排風を上室内で混合させて、上室の一側面から外部に排出するようにしている。
図7は、そのような従来のエンジン駆動作業機を示す図である。図7において、21は下室、22は上室、23はエンジン、23aはシリンダヘッド、23bはエンジンファン、23cはエンジンシュラウド、24は発電機、24aは発電機ファン、24bは発電機カバー、25はエンジン排気管、26はマフラ、27はマフラ排気管、28はエンジン排風ダクト、29はマフラカバー、30は電動ファン、31は下部吸気口、32は上部吸気口である。
エンジン23はエンジンシュラウド23cにより覆われ、エンジン排気管25はエンジン排風ダクト28により覆われ、マフラ26はマフラカバー29により覆われており、エンジンファン23bにより、下部・上部吸気口31,32から吸い込んだ冷却用の空気を、エンジンシュラウド23cからエンジン排風ダクト28を通してマフラカバー29内に送り込み、エンジン23,エンジン排気管25及びマフラ26の冷却を行う。また、発電機ファン24aにより、下部・上部吸気口31,32から吸い込んだ冷却用の空気を、発電機24内に導入して発電機を冷却し、その後発電機カバー24bを介してエンジン排風ダクト28内に吐き出させる。そのようにして吐き出された空気は、エンジン排気管25及びマフラ26の冷却にも寄与することになる。
さらに、上部吸気口32から吸い込まれた冷却用の空気を、下室21の上部に配置された制御ユニット(図示せず)に当てて冷却した後、エンジンファン23bにより、エンジンシュラウド23c内に送り込み、エンジン23,エンジン排気管25及びマフラ26の冷却を行う。
そのようにしてエンジン23,エンジン排気管25及びマフラ26の冷却を行った後、冷却排風は、電動ファン30により上室22内に送り込まれ、水平面上を蛇行又は屈曲させて配置されたマフラ排気管27を冷却した後、上室24の中で、マフラ用排気管27から排出される排気と冷却排風を混合させて、上室22の一側面から外部に排出する。
上記従来のエンジン駆動作業機は、このようにして、設置面積を小さくしつつ、高さも抑えるようにした。
特開平10−131762号公報
しかしながら、上記従来のエンジン駆動作業機では、マフラカバー29にエンジン排風ダクト28が接続されているが、エンジン23は振動が激しく、その振動がエンジン排風ダクト28を介してマフラカバー29に伝わるため、エンジン排風ダクト28とマフラカバー29との接続部やマフラカバー29が振動で破損するおそれがあるいう問題点があった。
本発明は、そのような問題点に鑑み、エンジンの振動によりエンジン排風ダクトと、マフラカバー29のようなマフラ収納部との接続部やマフラ収納部,エンジン排風ダクトそれ自体が破損しないようにすることを目的とするものである。
前記課題を解決するため、本願の請求項1にかかる発明は、エンジン、該エンジンにより駆動される作業機本体、前記エンジンのエンジン排気管、該エンジン排気管が接続されるマフラを筐体内に収納したエンジン駆動作業機であって、前記エンジンは、吸気側をカバーで覆い、該カバーの一端にエンジン吸気口を、他端側のエンジンブロックにエンジン排風口を設け、該エンジン排風口を排風口ダクトで覆い、該排風口ダクトは、エンジン排風ダクトにより、前記マフラを内部に収納して冷却風を通すマフラ収納部の下端部と連通させ、前記排風口ダクトと前記エンジン排風ダクトとの接合部分、及び、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との接合部分に防振部材を介在させたことを特徴とする。
また、本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記防振部材は丸型防振ゴムであり、前記排風口ダクトと前記エンジン排風ダクトとの接合部分に設ける丸型防振ゴムと、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との接合部分に設ける丸型防振ゴムとが、互いに直交する関係になるようにしたことを特徴とする。
また、本願の請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる発明において、前記丸型防振ゴムは、前記排風口ダクトと前記エンジン排風ダクトとの接合部分、及び、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との接合部分の、左右対称位置に、それぞれ2個以上取り付けたことを特徴とする。
また、本願の請求項4にかかる発明は、請求項1,2又は3にかかる発明において、前記排風口ダクトと前記エンジン排風ダクトとの間、及び、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との間に、シール材を介在させたことを特徴とする。
本発明は、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1にかかる発明においては、エンジン排風口と、マフラを内部に収納するマフラ収納部の下端部とを連通させるエンジン排風ダクトと排風口ダクトとの接合部分、及び、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との接合部分に防振部材を介在させたので、エンジンの振動によりエンジン排風ダクトとマフラ収納部との接続部やマフラ収納部,エンジン排風ダクトが破損するのを防止できる。
また、請求項2にかかる発明においては、請求項1にかかるエンジン駆動作業機におい
て、前記防振部材として丸型防振ゴムを用い、前記排風口ダクトと前記エンジン排風ダクトとの接合部分に設ける丸型防振ゴムと、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との接合部分に設ける丸型防振ゴムとが、互いに直交する関係になるようにしたので、エンジンの出力軸方向への振動も、またそれと直交する方向への振動も、丸型防振ゴムの圧縮方向とせん断方向の組み合わせにより、有効に吸収できる。
また、請求項3にかかる発明においては、請求項2にかかるエンジン駆動作業機において、前記丸型防振ゴムは、前記排風口ダクトと前記エンジン排風ダクトとの接合部分、及び、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との接合部分の、左右対称位置に、それぞれ2個以上取り付けたので、丸型防振ゴムのバネ定数が小さいせん断方向に働く振動を複数個で受け、さらに、左右対称位置にすることで、支持する支点が広がり、防振効果が上がる。
また、請求項4にかかる発明においては、請求項1,2又は3にかかるエンジン駆動作業機において、前記排風口ダクトと前記エンジン排風ダクトとの間、及び、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との間に、シール材を介在させたので、エンジン排風ダクトのどの方向への動きに対しても、エンジン排風をシールすることができる。
本発明の一実施例に係るエンジン駆動作業機を示す図である。 丸型防振ゴムを示す図である。 図1のエンジン駆動作業機のエンジンに排風口ダクトを取り付けた状態を示す図である。 排風口ダクトを示す図である。 図1のエンジン駆動作業機のエンジンにエンジン排風ダクトを取り付けた状態を示す図である。 エンジン排風ダクトを示す図である。 従来のエンジン駆動作業機を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係るエンジン駆動作業機を示す図であり、図1(A)は、作業機内部を前方から見た図、図1(B)は、同じく左側方から見た図、図1(C)は、同じく上方から見た図を示している。図1において、1はエンジン、2は作業機本体としての発電機、3は下室、4は中室、5は上室、6は排風口ダクト、7はエンジン排気管、8はマフラ、9はマフラ排気管、10はエンジン排風ダクト、11はマフラ8を収納するマフラ室、12は第一排風口、13はファン室、14は電動ファン、15は第二排風口、16,17は丸型防振ゴムである。
作業機筐体は、上中下の3室に区分けされていて、下室3内には、エンジン1と発電機2が収納されており、エンジン1は、吸気側がカバー1aで覆われていて、カバー1aの一端に吸気口1bが、他端側のエンジンブロックにエンジン排風口1cが設けられている。そして、エンジン排風口1cの外側には、排風口ダクト6が取り付けられている。
また、中室4には、マフラ室11が設けられていて、その中に、エンジン排気管7に接続されたマフラ8を縦方向に収納し、マフラ室11の中に冷却風を通すようにする。そのため、前記排風口ダクト6の出口側とマフラ室11の下端部との間にエンジン排風ダクト10を接続している。
中室4は、前記マフラ室11のほかに、電動ファン14を備えたファン室13も設けられており、ファン室13の底部は、開口していて下室3と連通している。また、ファン室13の電動ファン14は、ファン室13とマフラ室11との間に設けられていて、それにより、ファン室13からマフラ室11へ空気を送り込むようにしている。
前記排風口ダクト6の出口側とエンジン排風ダクト10との接合部分には、丸型防振ゴム16を設け、エンジン排風ダクト10とマフラ室11下端部との接合部分には、丸型防振ゴム17を設けて、エンジン1の振動により、エンジン排風ダクト10とマフラ室11との接続部や、マフラ室11,エンジン排風ダクト10が破損しないようにしている。
丸型防振ゴム16は、図2に示すように、円柱状のゴム材16aの上下面に、中心に固定用ボルト16cを垂直に取り付けた金属円板16bを接着して取り付けたものである。そのような構造の丸型防振ゴムは、ゴム材16aを圧縮する方向(図のZ方向)にはバネ定数が大きくて許容荷重も大きく、ゴム材16aをせん断する方向(図のX方向)にはバネ定数が小さくて許容荷重も小さいという特性がある。丸型防振ゴム17も同様である。
本発明では、そのように圧縮する方向とせん断する方向とで特性が大きく異なる丸型防振ゴムの取り付け方を工夫することにより、エンジン1の出力軸方向への振動に対しても、またそれと直交する方向への振動に対しても、有効に対応できるようにした。
すなわち、前記排風口ダクト6の出口側とエンジン排風ダクト10との接合部分に取り付ける丸型防振ゴム16は、固定用ボルト16cがエンジン1の出力軸に対して平行になるように取り付ける。また、エンジン排風ダクト10とマフラ室11下端部との接合部分に取り付ける丸型防振ゴム17は、固定用ボルト16cがエンジン1の出力軸に対して上下直角方向になるように取り付ける。
そのようにして、エンジン排風ダクト10の両端部の丸型防振ゴム16,17を互いに直交する関係に設けたことにより、エンジン1の出力軸方向への振動に対しても、またそれと直交する方向への振動に対しても、丸型防振ゴム16,17がそれぞれ分担し合うことにより有効に吸収できるようにしている。
次に、エンジン排風ダクト10の取り付け方について詳細に説明する。図3は、エンジン1に排風口ダクト6を取り付けた状態を示す図であり、図4は、排風口ダクト6を示す図である。エンジン排風口1cに排風口ダクト6を取り付け、その排風口ダクト6に、エンジン排風ダクト10の一端を接続するようにしている。
排風口ダクト6は、図4に示すように、天板6c,側板6e,6f,底板6dにより構成される枠体の前面に、接続板6bを取り付け、その表面にシール材6aを接着している。そして、左右の側板6e,6fには、丸型防振ゴム16を取り付けるための防振ゴム取付ブラケット6g,6gが左右対称位置に設けられ、さらに、排風口ダクト6をエンジン1に固定するためのエンジン取付ブラケット6h,6iが設けられている。また、天板6cと底板6dのエンジン対向縁は、エンジン1の外縁の形状に合わせていて、隙間ができないようにされており、背面には、エンジン1からの排風が通るように開口部6jが設けられている。
このような排風口ダクト6を、図3に示すように、エンジン排風口1cを覆うように設置し、エンジン取付ブラケット6h,6iにボルトを通して固定する。そして、左右の防振ゴム取付ブラケット6g,6gに、エンジン1の出力軸と平行になるように丸型防振ゴム16を取り付ける。その丸型防振ゴム16を介して、図5に示すように、排風口ダクト
6の接続板6bに、シール材6aを挟むようにしてエンジン排風ダクト10を接続する。
図6は、エンジン排風ダクトを示す図である。エンジン排風ダクト10は、天板10e,側板10f,底板10gで構成される断面コの字状部分と、分離側板10dで構成される板状部分の二つの部分より成る。このようにエンジン排風ダクト10を二つに分離できる構造にした理由は、エンジン1の排気管接続部1d(図3参照)にエンジン排気管7を接続した状態でも、後からエンジン排風ダクト10の取り付けができるようにするためである。
排風口ダクト6に接続する側には、排風口ダクト6のシール材6aに当接する接続板10iと防振ゴム取付ブラケット10cが設けられ、該防振ゴム取付ブラケット10cに前記丸型防振ゴム16を接続することにより、エンジン排風ダクト10を排風口ダクト6に接続する。
また、反対側の、マフラ室11に接続する側には、上方へ垂直方向に延びる枠状のマフラ室接続部10hが設けられ、その上端内周部には、接続板10jが設けられ、その上面にはシール材10bが設けられている。さらに、マフラ室接続部10hの上端の左右対称位置には、防振ゴム取付ブラケット10aが設けられ、それに丸型防振ゴム17を取り付けて、エンジン排風ダクト10をマフラ室11の下端部に接続する。
このようにした結果、エンジン排風ダクト10の両端部の丸型防振ゴム16,17は互いに直交する関係に設けられることになり、エンジン1の出力軸方向への振動に対しても、またそれと直交する方向への振動に対しても、有効に吸収できる。また、排風口ダクト6側とマフラ室11側で、それぞれ、丸型防振ゴム16,17を左右対称位置に設けたことにより、圧縮方向よりバネ定数が小さいせん断方向に働く振動を、複数個の丸型防振ゴムで受けるので問題なく防振支持ができる。
また、排風口ダクト6とエンジン排風ダクト10との間、及び、エンジン排風ダクト10とマフラ室11との間に、それぞれ、シール材6aとシール材10bを介在させたことにより、エンジン排風ダクト10のどの方向への動きに対しても、エンジン排風を確実にシールすることができる。
なお、上記実施例では、エンジン1のエンジン排風口1cの排風方向を、エンジン1の出力軸に対して平行にした場合で説明したが、それに限定されず、エンジン排風口1cの排風方向を、エンジン1の出力軸に対して左右直角方向にした場合においても本発明は適用可能である。そして、そのようにした場合においても、排風口ダクト6とエンジン排風ダクト10との接合部分に設ける丸型防振ゴム16,16と、エンジン排風ダクト10とマフラ室11との接合部分に設ける丸型防振ゴム17,17とは、互いに直交する関係になる。
1 エンジン
1a カバー
1b 吸気口
1c エンジン排風口
1d 排気管接続部
2 発電機
3 下室
4 中室
5 上室
6 排風口ダクト
6a シール材
6b 接続板
6c 天板
6d 底板
6e,6f 側板
6g 防振ゴム取付ブラケット
6h,6i エンジン取付ブラケット
6j 開口部
7 エンジン排気管
8 マフラ
9 マフラ排気管
10 エンジン排風ダクト
10a,10c 防振ゴム取付ブラケット
10b シール材
10d 分離側板
10e 天板
10f 側板
10g 底板
10h マフラ室接続部
10i,10j 接続板
11 マフラ室
12 第一排風口
13 ファン室
14 電動ファン
15 第二排風口
16,17 丸型防振ゴム

Claims (4)

  1. エンジン、該エンジンにより駆動される作業機本体、前記エンジンのエンジン排気管、該エンジン排気管が接続されるマフラを筐体内に収納したエンジン駆動作業機であって、前記エンジンは、吸気側をカバーで覆い、該カバーの一端にエンジン吸気口を、他端側のエンジンブロックにエンジン排風口を設け、該エンジン排風口を排風口ダクトで覆い、該排風口ダクトは、エンジン排風ダクトにより、前記マフラを内部に収納して冷却風を通すマフラ収納部の下端部と連通させ、前記排風口ダクトと前記エンジン排風ダクトとの接合部分、及び、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との接合部分に防振部材を介在させたことを特徴とするエンジン駆動作業機。
  2. 前記防振部材は丸型防振ゴムであり、前記排風口ダクトと前記エンジン排風ダクトとの接合部分に設ける丸型防振ゴムと、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との接合部分に設ける丸型防振ゴムとが、互いに直交する関係になるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエンジン駆動作業機。
  3. 前記丸型防振ゴムは、前記排風口ダクトと前記エンジン排風ダクトとの接合部分、及び、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との接合部分の、左右対称位置に、それぞれ2個以上取り付けたことを特徴とする請求項2に記載のエンジン駆動作業機。
  4. 前記排風口ダクトと前記エンジン排風ダクトとの間、及び、前記エンジン排風ダクトと前記マフラ収納部との間に、シール材を介在させたことを特徴とする請求項1,2又は3に記載のエンジン駆動作業機。
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