以下、本発明の実施の形態に係るカプセル型内視鏡システムに用いるベッド装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下においては、被検体の食道から肛門にかけて磁気誘導により移動しつつ消化管内を撮像するカプセル型内視鏡や被検体の肛門から等張液とともに導入されて磁気誘導によって被検体内を移動するカプセル型内視鏡に用いるベッド装置について説明する。また、以下の説明において、各図は本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。従って、本発明は各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。なお、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
〔ベッド装置の構成〕
図1は、本発明の実施の形態1に係るベッド装置の概略構成図である。図2は、図1に示すII−II線の部分断面図である。
図1および図2に示すベッド装置1は、床100に載置され、被検体を載置するための筐体2と、筐体2内に設けられ、筐体2内において位置および/または姿勢を変更可能であるとともに、被検体の体内に導入されるカプセル型内視鏡を誘導するための磁界を発生する磁界発生装置3と、磁界発生装置3が発生する磁界を制御する制御装置4と、筐体2に設けられ、筐体2の外側に対して磁界発生装置3が発生させる磁界の磁束密度が規定値以上となる磁界領域を提示する提示部5と、を備える。
筐体2は、箱状をなすフレーム部21と、フレーム部21の側面を覆う外装部22と、を備える。フレーム部21および外装部22の上面には、被検体が載置される寝台部23が設けられている。
磁界発生装置3は、制御装置4の制御のもと、被検体の体内に導入されるカプセル型内視鏡に作用する磁界を発生する。具体的には、磁界発生装置3は、被検体内に導入されたカプセル型内視鏡の位置、傾斜角、および方位角を、被検体に対して相対的に変化させるための磁界を生成する。磁界発生装置3は、磁性体からなる体外永久磁石および、この体外永久磁石の位置および姿勢を変化させる駆動機構等を用いて構成される。
制御装置4は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成され、外部の操作入力装置(図示せず)から入力される指示信号に応じて、磁界発生装置3が発生する磁界を制御する。
提示部5は、フレーム部21に対して着脱自在であり、マットまたは板状の薄肉部材を用いて構成される。提示部5は、図2に示すように、板状の第1板部材51と、第1板部材51と直交する板状の第2板部材52と、を有する。第1板部材51および第2板部材52は、一体的に形成され、断面がL字状をなす。第1板部材51は、ネジ等の固定部材53によってフレーム部21に着脱自在に固定される。また、提示部5が提示する磁界領域の床面における投影面R1は、筐体2の床面における投影面R2より大きく、かつ投影面R2から外側に突出している。ここで、提示部5が提示する磁界領域における漏洩磁場強度の規定値は、0.5mT以上である。さらに、提示部5が提示する磁界領域の床面における投影面R1は、磁界発生装置3が筐体2内で位置および/または姿勢を変化させた場合において、筐体2外で規定値以上の磁束密度が発生し得る磁界領域の床面における投影面を包含する。具体的には、提示部5が提示する磁界領域の床面における投影面R1は、磁界発生装置3の体外永久磁石が移動することによって、筐体2の端部(例えば左端または右端)の近傍に位置している状態において、磁界発生装置3が磁界を発生させることによって、筐体2内から漏洩した規定値以上の磁束密度が発生する可能性を有する磁界領域の床面におけるすべての投影面を包含する。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、提示部5が磁界発生装置3による磁界の磁束密度が規定値以上となる可能性を有するすべての磁界領域を提示するので、ベッド装置1の位置を変更した場合であって、手間を掛けずに、磁界発生装置3が発生させる磁界領域を容易に認識させることができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、提示部5が筐体2のフレーム部21に対して着脱自在であるので、ベッド装置1の移動後に提示部5を装着するのみで床100への磁界領域のマーキングを容易に行うことができるとともに、使用中のずれを防止することができる。
さらに、本発明の実施の形態1によれば、ベッド装置1の運搬時に提示部5をフレーム部21から着脱することができるので、可搬性に優れる。
なお、本発明の実施の形態1では、提示部5が板状の部材を用いて構成されていたが、例えばシート状の部材を用いて構成してもよい。これにより、提示部5をベッド装置1のフレーム部21と外装部22との間に折りたたんで収納したり、丸めたりすることで、運搬性を向上させることができる。
また、本発明の実施の形態1では、提示部5が筐体2外に発生する磁界において互いに異なる複数の規定値それぞれの磁界領域を提示するようにしてもよい。例えば、提示部5は、筐体2外に発生する磁界において、0.2mT、0.3mT、0.4mTおよび0.5mTそれぞれを識別可能なマークや数値等を第2板部材52の表面に設けても良い。
(実施の形態1の変形例)
次に、本発明の実施の形態1の変形例1について説明する。図3は、本発明の実施の形態1の変形例に係るベッド装置の部分断面図を示す。図3に示すベッド装置1aは、上述した実施の形態1に係る筐体2および提示部5に換えて、筐体2aおよび提示部5aを備える。筐体2aは、上述した実施の形態1に係る筐体2のフレーム部21に換えてフレーム部21aを有する。
フレーム部21aは、フレーム部21aの所定の間隔、例えばフレーム部21aの4隅に設けられ、提示部5aの設置位置を床100に固定する固定部24を有する。固定部24は、フレーム部21aに設けられた箱状の収容部24aと、収容部24aに摺動可能に収納され、提示部5aの床100に対する設置位置を固定する固定部材24bと、収容部24aに収容され、固定部材24bを床100(鉛直方向下向き)に向けて付勢するバネ等の付勢部材24cと、を有する。なお、固定部24は、フレーム部21aの四隅だけでなく、フレーム部21aの下面に複数設けてもよい。
提示部5aは、板状またはシート状をなし、固定部24の固定部材24aが挿入される孔部54を有する。また、提示部5aが提示する磁界領域の床面における投影面は、上記の実施の形態と同様に、筐体2aの床面における投影面から外側に突出している。さらに、提示部5aが提示する磁界領域の床面における投影面は、磁界発生装置3が筐体2内で位置および/姿勢が変化した場合において、筐体2a外に規定値以上の磁場強度が発生し得る磁界領域の床面における投影面を包含する。
以上説明した本発明の実施の形態1の変形例によれば、ベッド装置1aを移動させる場合に、提示部5aを載置した後に、筐体2aを載置するので、ベッド装置1aの位置を変更した場合であって、手間を掛けずに、磁界発生装置3が発生させる磁界領域を容易に認識させることができる。
また、本発明の実施の形態1の変形例によれば、ベッド装置1aの運搬時に提示部5aをフレーム部21aから分離することができるので、可搬性に優れる。
さらに、本発明の形態1の変形例によれば、提示部5aが筐体2aのフレーム部21aに対して分離自在であるので、ベッド装置1aの移動後に床100への磁界領域のマーキングを容易に行うことができるとともに、使用中にずれることを防止することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本発明の実施の形態2に係るベッド装置は、上述した実施の形態1に係るベッド装置の構成が異なる。このため、以下においては、本実施の形態2に係るベッド装置の構成について説明する。なお、上述した実施の形態1に係るベッド装置1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図4は、本発明の実施の形態2に係るベッド装置の概略構成図である。図4に示すベッド装置1bは、床に設置される筐体2bと、筐体2b内に配置される磁界発生装置3と、制御装置4と、磁界発生装置3が発生する磁界領域を提示する提示部5bと、を備える。
筐体2bは、底面の四隅に回転可能な車輪6を有する。これにより、筐体2bは、運搬性を向上させることができる。
提示部5bは、筐体2bに対して位置決めされるとともに、筐体2bの外側に対して磁界発生装置3が発生させる磁界の磁束密度が規定値以上となる磁界領域を提示する。提示部5bは、筐体2bの側面から外側へ向けて突出して設けられる。提示部5bは、棒状部材(直方体)を用いて構成され、筐体2bの側面を周回するように設けられる。提示部5bが提示する磁界領域の床面における投影面R1bは、筐体2bの床面における投影面R2bの外側に広がっている。さらに、提示部5bが提示する磁界領域の床面における投影面R1bは、磁界発生装置3が筐体2b内で位置および/姿勢が変化した場合において、筐体2b外に規定値以上の磁界が発生する可能性を有する床面におけるすべての投影面を包含する。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、提示部5bが筐体2bに一体的に固定されているので、磁界発生レベルを示すためのマーキングをベッド装置1bが移動する毎に貼り直す手間を簡略化することができる。
また、本発明の実施の形態2によれば、提示部5bが筐体2bの側面から突出しているので、人が筐体2bに接近できる範囲および接近できる方向を物理的に制限できる。この結果、磁界に対するリスクのある人がベッド装置1bの注意表示等に気づかずに筐体2bに接近してしまっても、規定値以上の磁界が発生した磁界領域内に侵入することを防止することができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3は、上述した実施の形態2に係る提示部の構成が異なる。具体的には、本実施の形態3に係る提示部は、筐体2bに対して可動することができる。このため、以下においては、本実施の形態3に係るベッド装置の構成について説明する。なお、上述した実施の形態2に係るベッド装置1bと同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態3に係るベッド装置の概略構成図である。図6は、図5の矢視VI方向の上面図である。
図5および図6に示すベッド装置1cは、上述した実施の形態2に係る提示部5bに換えて、提示部5cを備える。また、ベッド装置1cは、検出部7をさらに備える。さらに、ベッド装置1cは、ベッド装置1cに電力を供給する供給プラグ26が設けられ、電力源に接続されている。
提示部5cは、筐体2bの外側に対して磁界発生装置3が発生させる磁界の磁束密度が規定値以上となる磁界領域域を提示する。提示部5cは、磁性体を用いて形成される。提示部5cは、筐体2bに対して外縁側に移動可能に設けられる。提示部5cは、直方体をなす4つの棒状部材51cと、棒状部材51cと筐体2bとを連結し、筐体2bを支点に移動可能に支持する支持部材52cと、を有する。支持部材52cは、ヒンジ等を用いて構成される。支持部材52cは、一端が筐体2bに取り付けられ、他端が棒状部材51cに取り付けられる。また、提示部5cが提示する磁界領域の床面における投影面R1cは、筐体2bの床面における投影面R2cから外側に広がっている。さらにまた、提示部5cが提示する磁界領域の床面における投影面R1cは、磁界発生装置3が筐体2b内で位置および/姿勢が変化した場合において、筐体2b外に規定値以上の磁場強度が発生する可能性を有する磁界領域の床面におけるすべての投影面を包含する。
検出部7は、接触センサや光センサ等を用いて構成され、提示部5cの移動状態を検出し、この検出結果を制御装置4へ出力する。具体的には、検出部7は、提示部5cの棒状部材51cが筐体2bから離れている状態の場合(使用状態)、提示部5cが収納状態から移動したと検出する一方、提示部5cの棒状部材51cが筐体2bから離れていない状態の場合(収納状態の場合)、提示部5cが収納状態から移動していないと検出する。
次に、ベッド装置1cの設置時における動作について説明する。図7A〜図7Cは、ベッド装置1cの設置時における動作を模式的に示す上面図である。
図7A〜図7Cに示すように、ユーザは、ベッド装置1cを所望の位置に設定した後に、提示部5cの棒状部材51cを筐体2bの外縁側に向けて引き出す(図7A→図7B→図7C)。これにより、提示部5cの床面における投影面R1cは、筐体2bの床面における投影面R2cの外側に突出する。さらに、検出部7は、提示部5cの移動状態を検出し、この検出結果を制御装置4へ出力する。制御装置4は、検出部7によって提示部5cが筐体2bの外縁側に向けて引き出された状態であると検出された場合(使用状態)、磁界発生装置3に磁界を発生させる。また、提示部5cが筐体2bの外縁側に向けて引き出された状態でないと検出された場合(収納状態)、磁界の発生は行わない。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、提示部5cが筐体2bの外縁側に移動することができるので、ベッド装置1cの移動時にベッド装置1cを小型化することができる。
また、本発明の実施の形態3によれば、提示部5cが筐体2bに移動可能に固定されているので、磁界発生レベルを示すためのマーキングをベッド装置1cが移動する毎に貼り直す手間を簡略化することができる。
また、本発明の実施の形態3によれば、提示部5cが筐体2bの側面から突出しているので、人がベッド装置1cに接近できる範囲および接近できる方向を物理的に制限できる。この結果、磁界に対するリスクのある人がベッド装置1cの注意表示等に気づかずにベッド装置1cに接近してしまっても、磁界が発生した領域内に侵入することを防止することができる。
さらに、本発明の実施の形態3によれば、制御装置4が検出部7の検出結果に応じて、提示部5cが使用状態である正規位置に配置された後に、磁界発生装置3に磁界を発生させるので、ベッド装置1cの安全性を高めることができる。
(実施の形態3の変形例)
次に、本発明の実施の形態3の変形例について説明する。図8は、本発明の実施の形態3の変形例に係るベッド装置の概略構成図であり、ベッド装置の設置前の状態を示す斜視図である。図9は、本発明の実施の形態3の変形例に係るベッド装置の概略構成図であり、ベッド装置の設置後の状態を示す斜視図である。
図8および図9に示すベッド装置1dは、上述した実施の形態3に係る提示部5cに換えて、提示部5dを備える。
提示部5dは、筐体2bの外側に対して磁界発生装置3が発生させる磁界の磁束密度が規定値以上となる磁界領域域を提示する。提示部5dは、筐体2bに対して回動可能に設けられる。提示部5dは、磁性体を用いて形成される。提示部5dは、筐体2bに固定された第1板部51dと、ヒンジ52dを介して第1板部51dに対して回動可能に設けられた第2板部53dと、を有する。第1板部51dおよび第2板部53dは、強磁性体を用いて形成される。提示部5dは、第2板部53dが第1板部51dに対して回動していない折り畳まれた状態(図8に示す収納状態)から、第1板部51dに対して第2板部53dが回動された状態(使用状態)において(図8→図9)、提示部5d(第2板部53d)が提示する領域の床面における投影面R1dが筐体2bの床面における投影面R2bの外側に広がっている。さらに、提示部5dが提示する領域の床面における投影面R1dは、筐体2bの床面における投影面R2bを包含する。さらにまた、提示部5dが提示する磁界領域の床面における投影面R1dは、磁界発生装置3が筐体2b内で位置および/姿勢が変化した場合において、筐体2b外に規定値以上の磁場強度が発生する可能性を有する磁界領域の床面におけるすべての投影面を包含する。
このように構成されたベッド装置1dは、提示部5dの第2板部53dが筐体2bの外側に向けて回動されると、制御装置4および磁界発生装置3に電気を供給する供給プラグ26が接続されるコネクタ部27が露出するよう構成され、即ち、コネクタ部27は、第2板部53dが収納位置にある場合は、第2板部53dによって覆われるよう構成されている。ユーザは、コネクタ部25に供給プラグ26を差し込むことによって、ベッド装置1dを起動させる。
以上説明した本発明の実施の形態3の変形例によれば、提示部5dを筐体2bに対して回動可能に設けたので、ベッド装置1dの移動時にベッド装置1dを小型化することができる。
また、本発明の実施の形態3の変形例によれば、提示部5dが筐体2bに対して回動可能に固定されているので、磁界発生レベルを示すためのマーキングをベッド装置1dが移動する毎に貼り直す手間を簡略化することができる。
さらに、本発明の実施の形態3の変形例によれば、提示部5dが筐体2bの側面から突出しているので、人がベッド装置1dに接近できる範囲および接近できる方向を物理的に制限できる。この結果、磁界に対するリスクのある人がベッド装置1dの注意表示等に気づかずにベッド装置1dに接近してしまっても、磁界が発生した領域内に侵入することを防止することができる。
さらにまた、本発明の実施の形態3の変形例によれば、提示部5dが強磁性体を用いて形成されているので、ベッド装置1dの移動時に磁界発生装置3が発生する漏れ磁界を遮蔽することができる。
また、本発明の実施の形態3の変形例によれば、提示部5dが筐体2bに対して回動された後にコネクタ部25が露出するので、提示部5dの一部の回動忘れを防止することができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態4に係るベッド装置は、上述した実施の形態1に係るベッド装置1と構成が異なる。具体的には、本実施の形態4に係るベッド装置は、光を投影することによって、磁界領域を提示する。このため、以下においては、本実施の形態4に係るベッド装置の構成について説明する。なお、上述した実施の形態1に係るベッド装置1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、本発明の実施の形態4に係るベッド装置の概略構成図である。図10に示すベッド装置1eは、上述した実施の形態1に係る提示部5に換えて、機能する複数の投影部8と、複数の検知部9と、を備える。さらに、図10に示すベッド装置1eは、上述した実施の形態1の制御装置4に換えて制御装置4aを備える。
投影部8は、プロジェクタを用いて構成され、制御装置4aの制御のもと、磁界発生装置3が発生させる磁界の磁束密度が規定値以上となる磁界領域を投影する。投影部8は、筐体2の側面にそれぞれ設けられる。投影部8が投影する床面における投影面R1eは、筐体2の床面における投影面R2eの外側に広がっている。また、投影部8は、制御装置4aの制御のもと、床面に投影する投影領域を変更する。なお、本実施の形態4では、投影部8が提示部として機能する。
検知部9は、人感センサ等を用いて構成され、所定の検出領域に侵入する物体、例えば人、金属、導電体および強磁性体のいずれかを検知し、この検知結果を制御装置4aへ出力する。検知部9は、複数の投影部8の外面それぞれに設けられる。検知部9が物体を検出する床面における投影面R3eは、投影部8が床面に投影する投影面R1eより大きい。なお、検知部9は、筐体2の側面を覆うように側面に設けられているが、投影部8が床面に投影する投影面R1eより大きい面を検知できれば、1つであってもよい。
次に、上述したベッド装置1eの機能構成について説明する。図11は、ベッド装置1eの機能構成を示すブロック図である。
図11に示すように、ベッド装置1eは、磁界発生装置3と、制御装置4aと、投影部8と、検知部9と、スピーカーや表示パネル等を用いて構成され、各種情報を出力する出力部10と、記録媒体等を用いて構成され、ベッド装置1eが実行するプログラムや各種情報を記録する記録部11と、を備える。
制御装置4aは、CPU等を用いて構成され、ベッド装置1eの各部を制御する。制御装置4aは、位置情報取得部41と、演算部42と、投影制御部43と、距離測定部44と、判定部45と、を備える。
位置情報取得部41は、筐体2内における磁界発生装置3における内部磁石の位置に関する位置情報を取得する。
演算部42は、位置情報取得部41が取得した位置情報に基づいて、投影部8に投影させる進入禁止領域を演算する。ここで、進入禁止領域とは、規定値以上の磁束密度を有する磁界領域である。
投影制御部43は、投影部8によって演算部42が演算した進入禁止に対応する表示範囲に光を投影させる。
距離測定部44は、検知部9によって検出された検出結果に基づいて、筐体2から障害物(例えば人等)までの距離を測定する。
判定部45は、距離測定部44が測定した測定結果に基づいて、進入禁止領域内に障害物があるか否かを判定する。
次に、ベッド装置1eが実行する処理について説明する。図12は、ベッド装置1eが実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図12に示すように、まず、ベッド装置1eは、起動し(ステップS101)、位置情報取得部41は、磁界発生装置3の内部磁石の位置に関する位置情報を取得する(ステップS102)。
続いて、演算部42は、位置情報取得部41が取得した位置情報に基づいて、投影部8に投影させる進入禁止領域を演算する(ステップS103)。
その後、投影制御部43は、投影部8によって演算部42が演算した進入禁止領域に対応する表示範囲に光を投影させる(ステップS104)。
続いて、距離測定部44は、検知部9によって検知された検知結果に基づいて、筐体2から障害物(例えば人や金属等)までの距離を測定する(ステップS105)。
その後、判定部45は、距離測定部44が測定した測定結果に基づいて、進入禁止領域内に障害物があるか否かを判定する(ステップS106)。具体的には、判定部45は、距離測定部44が測定した測定結果に基づいて、進入禁止領域内に人が侵入しているか、または金属が侵入しているか否かを判定する。判定部45が進入禁止領域内に障害物があると判定した場合(ステップS106:Yes)、ベッド装置1eは、後述するステップS107へ移行する。これに対して、判定部45が進入禁止領域内に障害物がないと判定した場合(ステップS106:No)、ベッド装置1eは、後述するステップS114へ移行する。
ステップS107において、出力部10は、進入禁止領域内に障害物があることを報知する。例えば、出力部10は、進入禁止領域内に障害物があることを音声で報知する。これにより、ユーザは、進入禁止領域内に障害物があると把握することができる。さらに、ユーザは、誤って進入禁止領域内に侵入してしまったことを把握することができる。
続いて、位置情報取得部41は、磁界発生装置3の内部磁石の位置に関する位置情報を取得する(ステップS108)。
その後、演算部42は、位置情報取得部41が取得した位置情報に基づいて、投影部8に投影させる進入禁止領域に対応する表示範囲を演算する(ステップS109)。
続いて、距離測定部44は、検知部9によって検出された検出結果に基づいて、筐体2から障害物(例えば人や壁等)までの距離を測定する(ステップS110)。
その後、判定部45は、距離測定部44が測定した測定結果に基づいて、進入禁止領域内に障害物があるか否かを判定する(ステップS111)。判定部45が進入禁止領域内に障害物があると判定した場合(ステップS111:Yes)、ベッド装置1eは、後述するステップS112へ移行する。これに対して、判定部45が進入禁止領域内に障害物がないと判定した場合(ステップS111:No)、ベッド装置1eは、後述するステップS113へ移行する。
ステップS112において、出力部10は、進入禁止領域内に障害物があることの報知を継続する。ステップS112の後、ベッド装置1eは、ステップS108へ戻る。
ステップS113において、出力部10は、進入禁止領域内に障害物があることの報知を終了する。ステップS113の後、ベッド装置1eは、後述するステップS119へ移行する。
ステップS114において、位置情報取得部41は、磁界発生装置3の内部磁石の位置に関する位置情報を取得する。
続いて、演算部42は、位置情報取得部41が取得した位置情報に基づいて、投影部8に投影させる進入禁止領域表示範囲を演算する(ステップS115)。
その後、距離測定部44は、検知部9によって検出された検出結果に基づいて、筐体2から障害物までの距離を測定する(ステップS116)。
判定部45は、演算部42が演算した進入禁止領域に対応する表示領域に変更があったか否かを判定する(ステップS117)。判定部45によって演算部42が演算した進入禁止領域に対応する表示領域に変更があったと判定された場合(ステップS117:Yes)、ベッド装置1eは、後述するステップS118へ移行する。これに対して、判定部45によって演算部42が演算した進入禁止領域に対応する表示領域に変更がなかったと判定された場合(ステップS117:No)、ベッド装置1eは、後述するステップS119へ移行する。
ステップS118において、投影制御部43は、投影部8によって演算部42が演算した進入禁止領域に対応する表示範囲に光を投影させて投影面積を変更する。ステップS118の後、ベッド装置1eは、ステップS119へ移行する。
続いて、被検体の検査を終了する場合(ステップS119:Yes)、ベッド装置1eは、本処理を終了する。これに対して、被検体の検査を終了しない場合(ステップS119:No)、ベッド装置1eは、ステップS102へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態4によれば、ベッド装置1eの運搬時に投影部8が一緒に運搬されるので、可搬性に優れるうえ、投影部8が投影する床面における磁界領域を直感的に把握することができる。
また、本発明の実施の形態4によれば、筐体2内における磁界発生装置3の位置および/または姿勢に応じて、投影制御部43が投影部8によって投影される床面における投影面の面積を変更するので、筐体2外に漏洩する規定値以上の磁束密度を有する磁界領域を直感的に把握させることができる。
また、本発明の実施の形態4によれば、判定部45が進入禁止域内に障害物があると判定した場合、出力部10が進入禁止領域内に障害物があると報知するので、ユーザは、進入禁止領域内に障害物があることを把握することができる。
(実施の形態4の変形例)
次に、本発明の実施の形態4の変形例について説明する。図13は、本発明の実施の形態4の変形例に係るベッド装置の概略構成図である。
図13に示すベッド装置1fは、投影部8および検知部9を筐体2の上方で支持する支持部12を有する。支持部12は、筐体2の上面から鉛直方向に向けて上方に延びる第1支持部材121と、第1支持部材121と直交する第2支持部材122と、を有する。支持部12に支持された投影部8が投影する床面における投影面R1fは、筐体2の床面における投影面R2fの外側に広がっている。また、支持部12に支持された検知部9が検出する床面における投影面R3fは、投影部8が床面に投影する投影面R1fより大きい。
以上説明した本発明の実施の形態4の変形例によれば、投影部8および検知部9を筐体2に配置する数を少なくすることができる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態5に係るベッド装置は、上述した実施の形態4に係るベッド装置の投影部が異なる。具体的には、本実施の形態5に係る投影部は、レーザー光源を用いて構成される。このため、以下においては、本実施の形態5に係る投影部の構成について説明する。なお、上述した実施の形態4に係るベッド装置1eと同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図14は、本発明の実施の形態5に係るベッド装置の概略構成図である。図14に示すベッド装置1gは、上述した実施の形態4に係るベッド装置1eの投影部8に換えて投影部8aを備える。
投影部8aは、レーザー光源を用いて構成され、制御装置4aの制御のもと、磁界領域の外縁に光を投影する。投影部8aは、筐体2の側面にそれぞれ設けられる。投影部8aが投影する床面における投影面R1gは、筐体2の床面における投影面R2gの外側に突出している。また、投影部8は、制御装置4aの制御のもと、床面に投影する投影領域を変更する。なお、本実施の形態5では、投影部8aが提示部として機能する。
次に、ベッド装置1gが実行する処理について説明する。図15は、ベッド装置1gが実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図15において、ステップS201〜ステップS203は、上述した図12のステップS101〜ステップS103にそれぞれ対応する。
ステップS204において、投影制御部43は、投影部8aによって演算部42が演算した進入禁止領域に対応する表示範囲にレーザー光を照射させる。ステップS204の後、ベッド装置1gは、ステップS205へ移行する。
ステップS205〜ステップS217は、上述した図12のステップS105〜ステップS117にそれぞれ対応する。
ステップS218において、投影制御部43は、投影部8aによって演算部42が演算した進入禁止領域に対応する表示範囲にレーザー光の照射位置を変更する。ステップS218の後、ベッド装置1gは、ステップS219へ移行する。
ステップS219は、上述した図12のステップS119に対応する。ステップS219の後、ベッド装置1gは、本処理を終了する。
以上説明した本発明の実施の形態5によれば、ベッド装置1gの運搬時に投影部8aが一緒に運搬されるので、可搬性に優れるうえ、投影部8aが投影する床面における磁界領域を直感的に把握することができる。
また、本発明の実施の形態5によれば、筐体2内における磁界発生装置3の位置および/または姿勢に応じて、投影制御部43が投影部8aによって投影される床面における投影面の面積を変更するので、筐体2外に漏洩する規定値以上の磁場強度を有する磁界領域を直感的に把握させることができる。
また、本発明の実施の形態5によれば、判定部45が進入禁止領域内に障害物があると判定した場合、出力部10が進入禁止領域内に障害物があると報知するので、ユーザは、進入禁止領域内に障害物があることを把握することができる。
(実施の形態5の変形例)
次に、本発明の実施の形態5の変形例について説明する。図16は、本発明の実施の形態5の変形例に係るベッド装置の概略構成図である。
図16に示すベッド装置1hは、投影部8aおよび検知部9を筐体2の上方で支持する支持部12を有する。支持部12に支持された投影部8aが投影する床面における投影面R1hは、筐体2の床面における投影面R2hの外側に突出している。また、支持部12に支持された検知部9が検出する床面における投影面R3hは、投影部8aが床面に投影する投影面R1hより大きい。
以上説明した本発明の実施の形態5の変形例によれば、投影部8aおよび検知部9を筐体2に配置する数を少なくすることができる。
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6について説明する。本発明の実施の形態6は、上述した実施の形態4に係るベッド装置1eと構成が異なる。具体的には、本実施の形態6に係るベッド装置は、床面部分を面発光させることによって磁界領域を提示する。このため、以下においては、本実施の形態6に係るベッド装置の構成について説明する。なお、上述した実施の形態4に係るベッド装置1eと同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図17は、本発明の実施の形態6に係るベッド装置の概略構成図である。図18は、本発明の実施の形態6に係るベッド装置の断面を模式的に示す図である。図19は、本発明の実施の形態6に係るベッド装置の機能構成を示すブロック図である。
図17〜図19に示すベッド装置1iは、上述した実施の形態4に係る投影部8に換えて発光部8iを備える。発光部8iが発光する磁界領域の床面における投影面R1iは、筐体2の床面における投影面R2iより大きく、かつ投影面R2iから外側に広がっている。また、発光部8iが発光する磁界領域の床面における投影面R1iは、検知部9が検知する検知領域の床面における投影面R3iより小さい。発光部8iは、光源81iと、導光板82iと、導光板83iと、を有する。なお、本実施の形態6では、発光部8iが提示部として機能する。
光源81iは、筐体2の下部の側面に帯状に重ねて複数配設して設けられる。光源81iは、LED(Light Emitting Diode)を用いて構成される。光源81iは、制御装置4aの制御のもと、光を出射する。
導光板82iおよび導光板83iは、光源81iから出射された光を均一に発光する。導光板82iは、導光板83iに対して積層して設けられる。導光板82iおよび導光板83iは、光源81iが出射する光に応じて、照光範囲を変化させる。
次に、ベッド装置1iが実行する処理について説明する。図20は、ベッド装置1iが実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図20において、ステップS301〜ステップS303は、上述した図12のステップS101〜ステップS103にそれぞれ対応する。
ステップS304において、投影制御部43は、演算部42が演算した進入禁止領域に基づいて、照光させる導光板82iを選択する。
続いて、照光させる導光板82iに対応する光源81iが消灯している場合(ステップS305:Yes)、投影制御部43は、照光させる導光板82iに対応する光源81iを点灯し、他方の光源81iを消灯する(ステップS306)。ステップS306の後、ベッド装置1iは、後述するステップS307へ移行する。これに対して、照光させる導光板82iに対応する光源81iが消灯していない場合(ステップS305:No)、投影制御部43は、照光させる導光板82iに対応する光源81iの点灯を維持する(ステップS308)。ステップS308の後、ベッド装置1iは、後述するステップS309へ移行する。
ステップS309〜ステップS320は、上述した図12のステップS105〜ステップS117にそれぞれ対応する。
ステップS321において、投影制御部43は、照光させる導光板82iに対応する光源81iの点灯を変更する。ステップS321の後、ベッド装置1iは、後述するステップS322へ移行する。
ステップS322は、上述した図12のステップS119に対応する。ステップS322の後、ベッド装置1gは、本処理を終了する。
以上説明した本発明の実施の形態6によれば、ベッド装置1iの移動後に床への磁界領域のマーキングを容易に行うことができるとともに、使用中のずれを防止することができる。
さらに、本発明の実施の形態6によれば、筐体2内における磁界発生装置3の位置および/または姿勢に応じて、投影制御部43が発光部8bによって投影される床面における投影面の面積を変更するので、筐体2外に漏洩する規定値以上の磁場強度を有する磁界領域を直感的に把握させることができる。
(実施の形態7)
次に、本発明の実施の形態7について説明する。本実施の形態7は、上述した実施の形態4に係るベッド装置1eと構成が異なる。具体的には、本実施の形態7に係るベッド装置は、有機EL(Electro Luminescence)を用いて面発光することによって磁界領域を提示する。このため、以下においては、本実施の形態7に係るベッド装置の構成について説明する。なお、上述した実施の形態4に係るベッド装置1eと同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図21は、本発明の実施の形態7に係るベッド装置の概略構成図である。図22は、本発明の実施の形態7に係るベッド装置の断面を模式的に示す図である。図23は、本発明の実施の形態7に係るベッド装置の機能構成を示すブロック図である。
図21〜図23に示すベッド装置1jは、上述した実施の形態4に係る投影部8に換えて発光部8jを備える。
発光部8jは、制御装置4aの制御のもと、面発光する領域を変化させることによって、磁界領域を提示する。発光部8jは、有機ELの上面を強化ガラスで覆った表示パネルまたはバックライトLEDユニットを用いて構成され、筐体2の周囲床面に設けられる。発光部8jが発光する磁界領域の床面における投影面R1jは、筐体2の床面における投影面R2jより大きく、かつ投影面R2jから外側に広がっている。また、発光部8jが発光する磁界領域の床面における投影面R1jは、検知部9が検出する検知領域の床面における投影面R3jより小さい。
次に、ベッド装置1jが実行する処理について説明する。図24は、ベッド装置1jが実行する処理を示すフローチャートである。
ステップS401〜ステップS403は、上述した図12のステップS101〜ステップS403それぞれに対応する。
ステップS404において、投影制御部43は、発光部8jによって演算部42が演算した進入禁止領域を面発光させる。ステップS404の後、ベッド装置1jは、ステップS405へ移行する。
ステップS405〜ステップS417は、上述した図12のステップS105〜ステップS117にそれぞれ対応する。
ステップS418において、投影制御部43は、発光部8jによって演算部42が演算した進入禁止領域に対応する表示範囲に面発光の領域を変更する。ステップS418の後、ベッド装置1jは、ステップS419へ移行する。
ステップS419は、上述した図12のステップS119に対応する。ステップS419の後、ベッド装置1jは、本処理を終了する。
以上説明した本発明の実施の形態7によれば、筐体2内における磁界発生装置3の位置および/または姿勢に応じて、投影制御部43が発光部8jによって発光させる床面における発光面の面積を変更するので、筐体2外に漏洩する規定値以上の磁場強度を有する磁界領域を直感的に把握させることができる。
(その他の実施の形態)
また、本発明は、上述した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階では、発明の要旨を逸脱しない範囲内で構成要素を変形して具体化することができる。また、上述した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成することができる。例えば、上述した実施の形態に記載した全構成要素から本発明の主旨を逸脱しない範囲で、いくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、各実施の形態で説明した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、明細書または図面において、少なくとも一度、より広義または同義な異なる用語とともに記載された用語は、明細書または図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。このように、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形や応用が可能である。