JP6477331B2 - 回転電機の固定子鉄心の製造方法および製造装置 - Google Patents
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Description
従来より積層コア型の円筒状固定子鉄心としては種々の構成のものが実用に供されているが、近年においては、磁性板(例えば鋼板)から内周側にティース(歯)部およびスロット(溝)部を有する環状板を打抜き、この環状板を多数枚円筒状に積層して形成する積層コアに代わって、廃材が少なく材料歩留りが良いとの理由で、鉄心素材として帯状の磁性板を用い、片側(幅方向の一方側)にティース部およびスロット部を打抜き形成したコアシートを作製し、この帯状のコアシートを、螺旋状(ヘリカル)に巻取りながら円筒状に複数層にわたって巻回積層してなる積層コア型の固定子鉄心、所謂「巻き鉄心」が、専ら採用されるようになってきた。
そして、巻き鉄心タイプの固定子鉄心(積層コア)は、帯状のコアシートを螺旋状(ヘリカル)に巻取りながら円筒状に形成しなければならない性格上、製造面において真円度の高い円筒形状の確保に難点があり、巻取り工程や定寸工程では吸収できない各巻回層間の位置ずれ等を解消するために、最終工程として所望の真円形状に整形する仕上げ工程を実施しているのが通例である(特許文献1参照)。
また、小型化の観点からは、固定子鉄心の両端を一対の椀型ケーシングで挟持固定することによって、固定子鉄心自体を回転電機の筺体の一部として有効活用するケースも一般的になってきている。その際、挟持固定用の締付部材(スルーボルト)の配設スペースを確保するために、固定子鉄心の外周縁には例えば90°間隔でスルーボルト嵌挿用の切欠き部分を軸方向に設けているのが通例である。
なお、固定子鉄心の要求仕様によっては、この軸方向に延伸する切欠き部分を有効利用して積層コアを固着する、つまり、固定子鉄心の外径を大きくすることなく積層コアの各巻回層間を固定する手段として、切欠き部分のところで溶接を実施するケースも見受けられる。
かくして、自動車用交流発電機のごとき回転電機においては、小型化・高性能化を追求するために構造面での工夫や製造面での改善が種々図られてきたものの、未だ不十分であり、より一層の改善が希求されている。
(2)しかしながら、この仕上げ工程をつぶさに検討すると、しごき成形加工の過程で積層コアに対して意外なところに変形事象が生じており、この変形事象に起因して固定子鉄心を所望の真円形状に整形することができず、固定子コイルの損傷等の不具合を招く虞があることが判明した。
請求項1に記載の発明(回転電機の固定子鉄心の製造方法)は、帯状のコアシートを用いた巻き鉄心タイプの固定子鉄心を得るためのもので、このコアシートに対して、幅方向の一方側に固定子コイルを巻装するための複数の磁極を構成するティース部およびスロット部を形成するとともに、幅方向の他方側にヨーク部とその外周縁に複数の切欠き部を形成するプレス工程と、このコアシートを、磁極が内周側となるように、螺旋状に巻回しつつ円筒状に積層するとともに、ティース部、スロット部および切欠き部をそれぞれ軸方向に整列させて積層コアを形成する巻取り工程と、この積層コアを所定の積層寸法ごとに切断するとともに前記積層コアの各巻回層がずれないように固定する定寸工程と、この積層コアに対してその内外径側にしごき成形加工を施すことで積層コアを所望の真円形状に整形する仕上げ工程との4工程を備えることを基本構成としている。
請求項4に記載の発明(回転電機の固定子鉄心の製造装置)によれば、上記のしごき成形加工を実行する整形装置は、積層コアの内径側を整形する芯金と、積層コアの外径側を整形する円環状のしごきリングと、積層コアの各切欠き部に対して外径方向から内径方向に押圧力を加える複数のサポート部材とを備えている。
そして、複数のサポート部材は、軸方向に沿って切欠き部の凹み形状を転写した断面形状の突出部を有する棒状体をなしており、この突出部が上記の芯金およびしごきリングによる積層コアの整形時に各切欠き部に嵌入されることを特徴としている。
なお、各図において、同一または均等部分には、同一符号を付し、重複説明を省略することとする。
図1および図2に基づいて、本発明の製造方法および製造装置の一実施例を適用する自動車用交流発電機100(以下、「発電機100」と略称する。)の基本構成について説明する。
発電機100は、図1(a)に示すように、エンジンにより駆動される回転軸101に取付けられた回転子102と、挟持固定用のスルーボルト(締付部材)103によって一対のカップ(椀型)状のケーシング104、105に挟持された固定子106とを備えている。この固定子106には、固定子コイル(多相巻線)107を巻装する鉄心として、所謂「巻き鉄心」と呼称されている円筒状の積層コア1からなる固定子鉄心108が用いられており、とりわけ、この固定子鉄心108が、一対のカップ(椀型)状のケーシング104、105で挟持固定されることにより、発電機100の筺体の一部として利用されるものである。
環状のヨーク部E3は、固定子コイル107が巻かれない非巻線部分であり、このヨーク部E3の外周縁には、例えば90°の所定間隔で4個の切欠き部E4が軸方向の全域にわたって延伸して形成されている。この切欠き部E4は、スルーボルト103が嵌挿可能な凹部を構成するものであり、外径方向から内径方向に向かって凹む半円形状を呈している。
積層コア1は、鉄心素材として、図2(a)、(b)に示すごとき帯状のコアシート10が用いられている。このコアシート10は、幅方向の一方側に固定子コイル107を巻装するための磁極を構成することになるティース(歯)部11(E1)およびスロット(溝)部12(E2)を有するとともに、幅方向の他方側にこれらのティース部11およびスロット部12を所定のピッチで連結するヨーク(継鉄)部13(E3)を有しており、ヨーク部13の辺縁(外周縁)側には所定間隔(例えば90°間隔)でスルーボルト嵌挿用の凹部を形成することになる半円形状の切欠き部14(E4)が適当数(例えば4個)設けられている。
その後、この積層コア1に対し、定寸工程、整形工程を実施することによって最終的な固定子鉄心108を得るものである。
この第1工程は、一般的に採用されている周知の工程であって、例えば帯鋼(SPCC)のごとき幅広の帯状磁性板Tを連続プレス装置のような適宜の打抜き手段U、Vに順次投入し、多段階にわたって打抜き加工を施すことで、長さ方向に2分割して2枚の連続したコアシート10を作製する。
かくして、図2(a)に示すごときコアシート10、つまり、幅方向の一方側にティース部11およびスロット部12が形成されるとともに、幅方向の他方側にティース部11およびスロット部12を所定のピッチで連結するヨーク部13が形成され、かつこのヨーク部13の辺縁(外周縁)に複数の切欠き部14が形成された帯状のコアシート10が得られる。
この第2工程は、帯状のコアシート10を長さ方向に搬送しつつ、当該コアシート10を所定の巻取り径でヨーク部13が外周側となるように湾曲させていくための曲げ加工を実施するもので、本工程としては、特許文献1のごとき巻取り工程、つまり、コアシート10をヨーク部13が外周側となるように湾曲させていくための曲げ加工手段として巻取り軸を用い、その外周にコアシート10を直接螺旋状に巻き取っていく工程が汎用されている。
この巻取り工程は、巻取り経路Wに沿って配設する曲げ加工手段Xとしてローラ装置(ローラ手段)20が用いられている。このローラ装置20は、2段階のローラ手段20A、20Bで構成され、各段のローラ手段は、基本的には巻取り経路Wに対し、当該巻取り経路Wの曲率の径方向内側に配置される第1ローラ21と、当該巻取り経路Wの曲率の径方向外側において第1ローラ21を周方向から挟むように配置される一組の第2ローラ22、23とを備えている。そして、第1ローラ21が駆動側をなし、一組の第2ローラ22、23が第1ローラ21に駆動されて追従回転する従動側をなしており、相互に逆向きに回転する。
このように、ローラ装置20によって湾曲状に形成されることで、コアシート10は、ヨーク部13が外周側となるように螺旋状に巻取られ円筒状に巻回形成されるとともに、各巻回層のティース部11、スロット部12および切欠き部14がそれぞれ軸方向に整列されて、図2(d)に示すごとき積層コア1が作製される。
この第3工程も、特許文献1に紹介されているような一般的な周知の工程である。この工程では、前工程で円筒状に巻回形成された積層コア1が連続した積層状態にあるため、所定の積層寸法(厚み)毎に切断するとともに、各巻回層が位置ずれしないように、外周縁部の切欠き部14のところでトーチ溶接等の適宜な溶接手段にて溶接固定し、1個の積層コア1として取り出す
最後に、積層コア1を仕上げ工程に投入する。この仕上げ工程では、積層コア1の内外径側にしごき成形加工を施す適宜な整形手段Yを備えており、積層コア1の外径側の真円度ならびに内径側の同心度などを矯正・整形する。
かくして、所定の真円形状を有する最終的な積層コア1、即ち固定子鉄心108が得られる。
なお、この仕上げ工程を改善することが本発明方法の根幹をなすものであり、その子細については後述する。
そして、この積層コア1の歪み(変形)を矯正するために、上述のごとく第4工程として、積層コア1の内外径側をしごき成形加工により整形する「仕上げ工程」が実施されている。
ここで、上記「仕上げ工程」として、特許文献1にも紹介されている代表的な仕上げ工程について、図5を参照しながら概説する。
図5(a)において、この整形装置200は、ワークである積層コア1を支持する円筒状のワーク受け201と、ワーク受け201内に収容され、積層コア1の内径側を整形する円柱状の芯金202と、この芯金202の外周側に周方向に沿ってスロット数に応じて配設され、積層コア1のティース部11(E1)およびスロット部12(E2)を整形するスロット揃え矢203と、積層コア1をワーク受け201に押圧するワーク押え204と、ワーク受け201およびワーク押え204の外周を滑動しながら積層コア1の外径側を整形する円環状のしごきリング205と、これら各部材202〜205を駆動する図示しない駆動手段(例えば、油圧プレス等)とを備えている。
ここで、芯金202は、その外径が積層コア1の内径より僅かに小さく(前工程での積層コア1の内径側誤差を吸収できるように)設定されているのに対し、各スロット揃え矢203は、正規のスロット形状に準じた断面形状を有し、正規のスロットピッチ間隔で周方向に配置されている。
これにより、積層コア1は、芯金202によって内径側がしごき成形されないものの、同心度(内径側の真円度)が確保できるように位置決めされる。と同時に、各スロット揃え矢203が、各スロット部12内に挿通されることで、各スロット部12内の径方向ならびに周方向におけるスロット形状の僅かなずれを矯正していくため、多数のスロット部12が、所定のスロット幅(U字形状)を有しかつ正規のスロットピッチにて周方向に配列されるようになる。
つまり、しごきリング205の内径は、ワークとなる積層コア1の外径より僅かに径小に設定(正規のコア外径に準じた大きさに)設定されているため、しごきリング205の下降に伴い、積層コア1の各シート外端側が塑性変形されつつ内径方向に押し込まれ、しごき成形がなされる。
そして、このしごき成形加工の過程では、積層コア1に対して内外径が縮む縮径現象が生じるため、第1に、積層コア1の内周面が芯金202の外周面に当接し押圧されることにより、積層コア1の内径側が矯正されると同時に、第2に、各ティース部11の側面もスロット揃え矢203の側面に更に強く押圧されることにより、各ティース部11(スロット部12)もより一層矯正される。
以上の一連のしごき成形加工により、所望の真円形状を有する固定子鉄心108が得られるものと考えられてきたが、上述したしごき成形加工の過程で、積層コア1に変形問題が生じていることが判明した。
ここで、かかる変形問題について、図6を参照しながら詳説する。
(1)図5(c)に示すステップ3において、積層コア1は、内径側が芯金202によって位置決め保持され、各スロット部12がスロット揃え矢203によって整列された状態にあり、続く図5(d)に示すステップ4において、しごきリング205によるしごき成形により積層コア1のヨーク部13(E3)に対して内径方向への荷重(押圧力)が加わることになる。
つまり、切欠き部14(E4)の外周側が縮径されることでティース部11に対しその外径側から内径側へと変形作用力が伝達され、ティース部11内径側に芯金202との当接反力(芯金202からの押圧力)が生じる。この反力の影響は、切欠き部14が存在している箇所とそうでない箇所では前者の方が大きく、よって、切欠き部14直下の当該ティース部11が白抜き矢印のごとく外径側(切欠き部14側)に変位(変形)しやすく、その直近のヨーク部13(E3)も周方向に変位(変形)しやすいために、例えば、切欠き部14(E4)が2点鎖線のごとく潰れ(歪み)、その分積層コア1の全体形状(円筒形状)が切欠き部14(E4)付近の4か所で“いびつ”に変形する事象を招いた。
かくして、積層コア1の内外径寸法(真円度)が阻害されるのみならず、積層コア1の周長やティース(スロット)配列間隔も阻害されることとなった。
本実施例では、上記問題を解消するために、「仕上げ工程」において、積層コア1の内外径側にしごき成形加工を施すにあたり、切欠き部14(E4)に対して外径方向から内径方向へ押圧力を加えながらしごき成形加工を実施することを特徴としている。
よって、サポート部材206は、しごきリング205と一体に上下動することができる。
したがって、しごき成形加工時には、積層コア1の切欠き部14周辺においても、切欠き部14は勿論のこと、ティース部11およびスロット部12を良好に矯正(整形)することが可能となる。
(1)仕上げ工程において、積層コア1の内外径側にしごき成形加工を施すにあたり、切欠き部14(E4)に対して外径方向から内径方向へ押圧力を加えながらしごき成形加工を実施しているため、しごき成形加工時において、積層コア1に対して内外径の両側から押圧荷重が加わる際に、切欠き部14(の半円形面)に対しても直接、外径方向から内径方向への押圧力を付与し、切欠き部14周辺においても、切欠き部14は勿論のこと、ティース部11およびスロット部12を良好に矯正(整形)することができる。
(2)したがって、切欠き部14が潰れ、真円度が阻害されるとか、ティース部11およびスロット部12が正規位置に対して変位し、ピッチずれを惹起することもない。
(3)かくして、積層コア1の切欠き部14(E4)周辺に変形事象が生じるのを防いで、高真円度の固定子鉄心108を得ることができる。よって、スロットピッチのずれによる性能低下の虞がなく、かつ、固定子コイル107の収納量を増やしても、運転中の振動により固定子コイルが動くことがあっても、固定子コイル107が損傷する虞もなく、固定子コイル107の高占積率・高信頼性を確保することができる。
(4)なお、本仕上げ工程において、上述のごとく、切欠き部14自体にもしごき加工による整形が施されるため、次のごとき付随効果を期待できる。
つまり、仕上げ工程の前段階では、切欠き部14の内周面(半円形面)が、各巻回層のずれやプレス工程での打ち抜きバリなどで軸方向に沿って複雑な凹凸面を形成しており、有効磁路面積の確保やスルーボルト103の挿通作業性の面で少なからず影響を及ぼしていた。これに対し、切欠き部14の内周面(半円形面)をも上記整形により平滑化できるため、切欠き部14のところでも軸方向の全長にわたって均一の有効磁路面積を確保することができ、スルーボルト103の挿通作業性の向上をも図れ、一層高品位の固定子鉄心108の提供に貢献できる。
(1)整形装置200は、既設装置に対し、複数の棒状サポート部材206を追設する、つまり、しごきリング205の内側に所定間隔でサポート部材206を取付けるだけの簡潔な構成である。
(2)加えて、個々の棒状サポート部材206自体も、軸方向(長さ方向)に沿って切欠き部14の凹み形状を転写した断面形状の突出部207を設けるだけの簡単な構成で、しかも、しごきリング205に対して後組み付けすることができる。
したがって、上記効果(1)と合わせ、設備投資でも廉価である。
(3)また、複数のサポート部材206を備えており、複数の切欠き部14の個々に対して外径方向から内径方向への押圧力を確実に加えながらしごき成形加工を実施することができる。
(4)かくして、実施例1の固定子鉄心108の製造方法を経済的でかつ高品位に具現化することができる。
以上本発明を一実施例について詳述してきたが、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々変形することが可能であり、その変形例を他の実施例として以下に例示する。
もっとも、複数の棒状サポート部材206を、スロット揃え矢203と同様に、独立のサポート部材群として構成し、しごきリング205と協働して上下動させるようにすることも可能である。
請求項1に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
プレス工程では、複数の切欠き部14をティース部11の背面側に位置するようにしてヨーク部103に形成することを特徴としている。
上記手段によれば、切欠き部14を、ティース部11の背面側に位置させると、しごき成形加工時にティース部11の影響で変形しやすくなるにもかかわらず、切欠き部周辺での変形事象を確実に抑止することができるため、切欠き部14を、磁気性能への影響が少ない個所に形成することができる。
請求項1または2に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
仕上げ工程では、しごき成形加工の進捗に合わせて切欠き部14に加える押圧力を増大させることを特徴としている。
上記手段によれば、積層コア1の各切欠き部14に対して、外径方向から内径方向に加える押圧力をしごき加工の進捗度に適合させて漸増することができ、円滑に整形することができる。
請求項4に記載の回転電機の固定子鉄心の製造装置において、
整形装置200は、芯金202、しごきリング205およびサポート部材206が積層コア1に対して軸方向に摺動しながら積層コア1を整形するものであり、
サポート部材206は、突出部207として、整形過程の初期から後期にかけて突出量が漸増するテーパ状突出部を有していることを特徴としている。
上記手段によれば、請求項3に記載の製造方法を効率的に実施することができる。
請求項4または請求項5に記載の回転電機の固定子鉄心の製造装置において、
複数のサポート部材206は、しごきリング205の内周面に積層コア1の切欠き部14の間隔に合致させて取付けられていることを特徴としている。
上記手段によれば、複数のサポート部材206をしごきリング205に対して後組み付けによって簡便に組み付けることができ、整形装置200を経済的に提供することができる。
Claims (6)
- 磁性板からなる帯状のコアシート(10)を用い、このコアシート(10)に対して、幅方向の一方側に固定子コイル(107)を巻装するための複数の磁極を構成するティース部(11、E1)およびスロット部(12、E2)を形成するとともに、幅方向の他方側にヨーク部(13、E3)とその外周縁に複数の切欠き部(14、E4)を形成するプレス工程と、
このコアシートを、前記磁極が内周側となるように、螺旋状に巻回しつつ円筒状に積層するとともに、各巻回層の前記ティース部、前記スロット部および前記切欠き部をそれぞれ軸方向に整列させて積層コア(1)を形成する巻取り工程と、
この積層コアを所定の積層寸法ごとに切断するとともに前記積層コアの各巻回層がずれないように固定する定寸工程と、
定寸後の前記積層コアに対してその内外径側にしごき成形加工を施すことで前記積層コアを所望の真円形状に整形する仕上げ工程とを備え、
前記仕上げ工程では、複数の前記切欠き部および隣り合う前記切欠き部間の前記積層コアの外周側に対して外径方向から内径方向に押圧力を加えながら前記しごき成形加工を実施することを特徴とする回転電機(100)の固定子鉄心(108)の製造方法。 - 請求項1に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
前記プレス工程では、複数の前記切欠き部を前記ティース部の背面側に位置するようにして前記ヨーク部に形成することを特徴とする回転電機の固定子鉄心の製造方法。 - 請求項1または2に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
前記仕上げ工程では、前記しごき成形加工の進捗に合わせて前記切欠き部に加える押圧力を増大させることを特徴とする回転電機の固定子鉄心の製造方法。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法を実施するための製造装置であって、
前記しごき成形加工を実行する整形装置(200)は、前記積層コアの内径側を整形する芯金(2002)と、前記積層コアの外周側を整形する円環状のしごきリング(205)と、前記積層コアの各切欠き部に対して外径方向から内径方向に押圧力を加える複数の棒状サポート部材(206)とを備え、
前記サポート部材は、それぞれ軸方向に沿って前記切欠き部の凹み形状を転写した断面形状の突出部(207)を有しており、この突出部が前記芯金および前記しごきリングによる前記積層コアの整形時に前記切欠き部に嵌入されることを特徴とする回転電機の固定子鉄心の製造装置。 - 請求項4に記載の回転電機の固定子鉄心の製造装置において、
前記整形装置は、前記芯金、前記リングおよび前記サポート部材が前記積層コアに対して軸方向に摺動しながら前記積層コアを整形するものであり、
前記サポート部材は、前記突出部として、整形過程の初期から後期にかけて突出量が漸増するテーパ状突出部を有していることを特徴とする回転電機の固定子鉄心の製造装置。 - 請求項4または5に記載の回転電機の固定子鉄心の製造装置において、
複数の前記サポート部材は、前記しごきリングの内周面に前記切欠き部の間隔に合致させて取付けられていることを特徴とする回転電機の固定子鉄心の製造装置。
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