JP6496113B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタに関し、例えば、文字、記号、図形またはバーコード等のような所望の情報をラベル連続体に印字するプリンタに関するものである。
プリンタは、例えば、ロール状に巻かれたラベル連続体の一端をサーマルヘッドとプラテンローラとの間に挟み込んだ状態でプラテンローラを回転させることによりラベル連続体を搬送する際に、ラベルに所望の情報を印字するラベル印字用のプリンタである。
このプリンタについては、例えば、特許文献1に記載があり、ラベル連続体の収容部を開閉する開閉カバー部の開放端部にプラテンローラを回転可能な状態で設けるとともに、ラベルプリンタ内部において開閉カバー部の閉止時のプラテンローラの対向位置にサーマルヘッドを設けたラベルプリンタが開示されている。
特開2008−62632号公報
ところで、ラベルプリンタにおいては、例えば、場所をとらず、手の平に収まり持ち易く、持ち運びが簡単で、しかも持ち運びながらでもラベルを発行できる等、機動性や使い易さが求められており、如何にしてプリンタを小型化するかが課題になっている。
また、プリンタが小型化されても外部からの衝撃等によりプリンタの内部に歪みや破壊等が生じないように如何にしてプリンタの機械的強度を向上させるかが課題になっている。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、プリンタを小型化することのできる技術を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、プリンタの機械的強度を向上させることのできる技術を提供することを目的とする。
本発明のある態様は、本体ケースと、フロントカバー部と、前記本体ケースと前記フロントカバー部との間に挟みこまれた状態で収容された機能ユニットと、を備え、前記機能ユニットは、電池収容部と、印字媒体を収容する印字媒体収容部と、を形成するフレーム部と、前記フレーム部に取り付けられ、前記印字媒体収容部を開閉する開閉カバー部と、前記開閉カバー部に回動自在の状態で軸支され、前記印字媒体を搬送する搬送ローラと、前記印字媒体に印字を施す印字ヘッド部と、前記印字ヘッド部を支持するヘッド支持部材と、前記ヘッド支持部材を前記搬送ローラに接近および離間する方向に揺動自在の状態で軸支する支持軸と、を含むヘッドユニット部と、前記搬送ローラに機械的に接続された駆動モータと、を一体的に備え、前記ヘッドユニット部と前記駆動モータは、前記電池収容部の上方に位置する、プリンタである。
本発明のある態様によれば、プリンタを小型化することが可能になる
(a)は本発明の一実施の形態に係るプリンタの連続発行状態の全体斜視図、(b)は図1(a)のプリンタの剥離発行状態の全体斜視図である。 開閉カバー部の開放状態における図1のプリンタおよびラベル連続体の外観を示す全体斜視図である。 図1のプリンタの分解斜視図である。 図1のプリンタの機能ユニット部の分解斜視図である。 図1のプリンタの機能ユニット部の要部を用紙収容部側から見た要部斜視図である。 図5のI−I線の矢視方向から見た構成図である。 図5のII−II線の矢視方向から見た構成図である。 図1のプリンタの機能ユニット部の要部を裏側から見た要部斜視図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。実施の形態中の用語について簡単に説明すると、以下のとおりである。連続発行とは、ラベル連続体として、複数枚のラベルが長尺帯状の台紙に所定間隔で仮着された連続状のラベル(台紙付きラベル)を用いた場合に、ラベルを台紙から剥がさないで台紙に貼り付けたままプリンタから発行する方式を言い、剥離発行とは、ラベルを1枚毎に台紙から剥がしてプリンタから発行する方式を言う。ラベル連続体として、台紙が無く粘着剤層が剥き出しにされた台紙無しラベルや粘着剤層が無い連続シートを用いる場合は、連続発行が適用される。また、印字搬送方向とは、印字を実施する場合にラベル連続体を搬送する方向を言う。
図1(a)は本実施の形態に係るプリンタの連続発行状態の全体斜視図、図1(b)は図1(a)のプリンタの剥離発行状態の全体斜視図、図2は開閉カバー部の開放状態における図1のプリンタおよびラベル連続体の外観を示す全体斜視図、図3は図1のプリンタの分解斜視図、図4は図1のプリンタの機能ユニット部の分解斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態のプリンタ1は、例えば、扁平な直方体形状に形成された携帯型のラベルプリンタであり、1台で連続発行と剥離発行との切り換えが可能な兼用型の構成を備えている。なお、プリンタ1は、発行口側を上に向けた状態(横置き)で使用することもできるが、プリンタ1の底面に設けられたベルトフック(図示せず)を作業者のベルトに引っかけたり、ショルダーベルト(図示せず)を装着して作業者の肩に掛けたりすることにより発行口側を横に向けた状態(縦置き、または、縦方向)で使用することもできる。
プリンタ1の印字媒体としては、図2に示すように、例えば、長尺状の台紙PMと、その長手方向に沿って予め決められた間隔毎に仮着された複数枚のラベルPLとを有するラベル連続体Pが使用されている。台紙PMのラベル貼付面には、ラベルPLを容易に剥離することが可能なようにシリコーン等のような剥離剤が被覆されている。また、台紙PMのラベル貼付面の裏面には、長手方向に沿って予め決められた間隔毎にラベルPLの位置を示す位置検出マーク(図示せず)が形成されている。ラベルPLの表面(印字面)には、予め決められた温度領域に達すると特定の色(黒や赤等)に発色する感熱発色層が形成されている。
図1〜図3に示すように、プリンタ1を構成する外部ケース2は、プリンタ1の外形の一部を形成する外部筐体であり、本体ケース2aと、フロントカバー部2bとを備えている。本体ケース2aは、例えば、一面に開口部が形成されたプラスチック製の箱状体により形成されている。また、本体ケース2aの一側面には、バッテリカバー部Cbが開閉可能な状態で軸支されている。一方、フロントカバー部2bは、例えば、本体ケース2aの開口部を部分的に覆うように形成されたプラスチック製の蓋状体により形成されており、本体ケース2aにネジ止めされている。フロントカバー部2bの表面には、表示部Dpと、操作ボタンBcと、電源ボタンBvと、カバーオープンボタンBpと、一対の解除レバー部Lc,Lcと、カッタCtとが装着されている。表示部Dpは、例えば、操作コマンドやメッセージ等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)である。操作ボタンBcはプリンタ1の動作や設定を操作するボタンであり、電源ボタンBvはプリンタ1の電源をオンオフするボタンである。カッタCtは、連続発行後のラベル連続体Pを切断する部材であり、フロントカバー部2bにおいて開閉カバー部3の向かい側の先端部に設置されている。フロントカバー部2bと開閉カバー部3との間に印字後のラベル連続体Pの発行口が形成されている。なお、プリンタ1において表示部Dp等が配置されている側をプリンタ1の前側、開閉カバー部3が軸支されている側を後側といい、プリンタ1の前側から後側(または後側から前側)に向かう方向をプリンタ1の前後方向という。また、プリンタ1において、ラベル連続体Pの幅方向両端面側に位置する各面(バッテリカバー部Cbの設置面およびそれに対向する面)をプリンタ1の側面という。
この外部ケース2の内部には、図3および図4に示すように、機能ユニット部Yが、本体ケース2aとフロントカバー部2bとの間に挟み込まれ固定された状態で収容されている。機能ユニット部Yは、ラベル連続体Pに印字を施すための印字機能部であり、フレーム部Fと、開閉カバー部3と、剥離ユニット部4と、バッテリ収容部(電池収容部)5と、用紙収容部(印字媒体収容部)6と、駆動モータ(駆動手段)Mと、ギアユニット部(第1の歯車部材)GUと、制御ユニット部CUとを一体的に備えている。
フレーム部Fは、機能ユニット部Yの外形を形成する内部筐体であり、例えば、プラスチックにより形成されている。このフレーム部Fには、開閉カバー部3、剥離ユニット部4、駆動モータM、ギアユニット部GUおよび制御ユニット部CU等のような複数の部品が取り付けられている。また、このフレーム部Fによりバッテリ収容部5および用紙収容部6が形成されている。なお、機能ユニット部Yおよびフレーム部Fにおいて、ラベル連続体Pの幅方向両端面側に位置する各面(プリンタ1の両側面に対向する各面)を機能ユニット部Yおよびフレーム部Fの側面という。
このように本実施の形態においては、印字機能部を構成する複数の部品や収容部を機能ユニット部Yとしてモジュール化したことにより、プリンタ1の組立に際して、機能ユニット部Yを本体ケース2a内に収容した後、本体ケース2aとフロントカバー部2bとをネジ止めするだけで良いので、印字機能部を構成する複数の部品や収容部を別個に取り扱って本体ケース2a内に組み付けてプリンタを組み立てる場合に比べて、プリンタ1の組立作業性を向上させることができる。また、印字機能部を構成する複数の部品や収容部を機能ユニット部Yとしてモジュール化したことにより、印字機能部を構成する複数の部品や収容部を別個に取り扱って本体ケース2a内に組み付ける場合に比べて、各部品の相互間の位置合わせ精度を向上させることができる。このため、プリンタ1の印字品質を向上させることができる。また、プリンタ1をスムーズに動作させることができるので、プリンタ1の動作時の消費電力を低減することができる。また、機能ユニット部Yの状態で動作確認を実施することができるので、プリンタ1の製造途中の段階で、プリンタ1の動作の不具合を容易に発見することができる。
さらに、本実施の形態においては、外部ケース2と機能ユニット部Yのフレーム部Fとが別体とされており、機能ユニット部Yが外部ケース2とは独立した状態で外部ケース2内に収容されている(二重筐体構造)。しかも、機能ユニット部Yが、本体ケース2a内において部分的に支持された状態で収容されており、機能ユニット部Yと本体ケース2aとの対向面間に隙間が設けられている。その隙間内に衝撃緩衝用の緩衝部材を設けても良い。これにより、プリンタ1の外部からの衝撃等が機能ユニット部Yに伝わるのを抑制または防止することができるので、その衝撃等により機能ユニット部Yの各構成部に歪みが生じたり各部品間の相互位置がずれたりするのを抑制または防止することができる。このため、機能ユニット部Yの歪みや部品間の位置ずれに起因する印字乱れを抑制または防止することができるので、プリンタ1の印字性能を維持することができる。また、外部ケース2が衝撃等により破損した場合に外部ケース2を容易に交換することができる。
図1〜図4に示すように、開閉カバー部3は、用紙収容部6の開閉カバーであり、開閉カバー部3の長手方向一端部(開放端部:外部ケース2の長手方向中央側)が外部ケース2に対して離間および接近する方向に移動可能な状態で、開閉カバー部3の長手方向他端部が開閉支持軸によりフレーム部Fに軸支されている。また、開閉カバー部3は、その長手方向他端部の開閉支持軸に配置されたトーションバネにより開方向(開閉カバー部3の開放端部が外部ケース2から離間する方向)に付勢されている。
開閉カバー部3の開放端部には、プラテンローラ(搬送ローラ)10が正逆方向に回動自在の状態で軸支されている。このプラテンローラ10は、ラベル連続体Pを搬送する搬送手段であり、ラベル連続体Pの幅方向(短方向)に沿って延在した状態で設置されている。プラテンローラ10は、例えば、シリコーンを含有させた樹脂やシリコーンゴムにより形成されている。プラテンローラ10のプラテン軸10aの一端部には、ギア10bが接続されている。このギア10bは、開閉カバー部3の閉止時に図3および図4に示すギアユニット部GUに係合され、そのギアユニット部GUを介して駆動モータMに機械的に接続される。ギアユニット部GUは、複数個のギアが互いに係合されることで構成されている。また、駆動モータMは、例えば、ステッピングモータにより構成されている。
開閉カバー部3の開放端部側においてプラテンローラ10の近傍には剥離ピン11がプラテンローラ10に沿って延在した状態で設置されている。この剥離ピン11は、台紙付きラベルを使用する場合に、ラベルPLを台紙PMから剥離する剥離部材であり、その長手方向両端部側は開閉カバー部3に軸支されている。
開閉カバー部3の開放端部側においてラベル連続体Pが対向する面には、センサ12(12a,12b)が設置されている。センサ12aは、例えば、ラベルPLの位置(上記台紙PMの位置検出マークや隣り合うラベルPL間の台紙PM部分等)を検出するセンサであり、反射型の光センサ等により構成されている。一方、センサ12bは、例えば、ラベル連続体Pの有無を検出するセンサであり、透過型の光センサ等により構成されている。
図1、図2および図4に示すように、剥離ユニット部4は、剥離発行時にラベル連続体Pの台紙PMからラベルPLを剥がして台紙PMとラベルPLとの搬送経路を分けるユニット部であり、剥離ユニット部4に支持されたニップローラ4aをプリンタ1の内部の連続発行位置とプリンタ1の外部の剥離発行位置とに移動可能な状態で設置されている。ニップローラ4aは、剥離発行時にプラテンローラ10の対向位置に配置され、ニップローラ4aとプラテンローラ10との間に台紙PMを挟み込んだ状態で搬送する部材である。ニップローラ4aは、プラテンローラ10の回転に追従して従動回転するようになっている。
図3および図4に示すように、バッテリ収容部5は、プリンタ1に対する電源供給用のバッテリ(図示せず)を収容する収容空間であり、フレーム部Fにおいて用紙収容部6の向かい側の通紙ルートを介して隣接した位置に形成されている。バッテリ収容部5は、本体ケース2a内の底面(所定の面)に沿って配置されている。また、バッテリ収容部5は、機能ユニット部Yの両側面間に渡って延在しており、その延在方向の一端側は、上記したバッテリカバー部Cb(図1および図2参照)により開閉可能になっている。このように各構成部が集積された機能ユニット部Yのフレーム部Fにバッテリ収容部5を形成したことにより、バッテリから各構成部(駆動モータM、制御ユニット部CU、センサ12、後述のサーマルヘッド等)への配線引き回し長を短くすることができる。バッテリは、プリンタ1に電源を供給するための電池であり、例えばリチウムイオン電池が使用される。このバッテリ収容部5にバッテリを収容し、バッテリ収容部5内の電極にバッテリの電源端子を電気的に接続した状態で、プリンタ1の電源ボタンBvをオンすることにより、表示部Dp、操作ボタンBc、制御ユニット部CU、駆動モータM、サーマルヘッドおよびセンサ12等のような各電気部品に電源が供給される。
リチウムイオン電池は、2セル用の断面蒲鉾型の形状を有し、後述するバッテリハウジング5aも同様に蒲鉾型の形状を有している。またリチウムイオン電池は、単一の電池を搭載する。尚、本実施の形態のプリンタ1は、2インチタイプのサーマルヘッド25で説明するが、4インチタイプのサーマルヘッドの場合、蒲鉾型の4セルのリチウムイオン電池に適用することができる。
図2および図4に示すように、用紙収容部6は、ロール状のラベル連続体Pを収容する空間であり、その内部には用紙ガイド機構部7の一対のガイド板7aが設置されている。用紙ガイド機構部7は、ラベル連続体Pをその幅に合わせて支持しガイドする機構部である。ガイド板7aは、ロール状のラベル連続体Pの幅方向(軸方向)両端面に接触した状態でロール状のラベル連続体Pを回転自在の状態で支持してラベル連続体Pの搬送をガイドする部材であり、ラベル連続体Pの幅に応じて位置を変えられるようにラベル連続体Pの幅方向に沿って移動可能な状態で設置されている。
図4に示すように、制御ユニット部CUは、プリンタ1の動作を制御する電子回路部である。例えば、駆動モータMの回転動作や後述のサーマルヘッドの印字動作は、操作ボタンBcに対する入力操作やセンサ12による検出信号等に応じて制御ユニット部CUにより制御される。この制御ユニット部CUは、機能ユニット部Yのフレーム部Fにおいて開閉カバー部3の取り付け位置とは反対側であってバッテリ収容部5に隣接した位置に取り付けられている。
次に、プリンタ1の機能ユニット部Yの構造について図5〜図8を参照して説明する。図5は図1のプリンタの機能ユニット部の要部を用紙収容部側から見た要部斜視図、図6は図5のI−I線の矢視方向から見た構成図、図7は図5のII−II線の矢視方向から見た構成図、図8は図1のプリンタの機能ユニット部の要部を裏側から見た要部斜視図である。
機能ユニット部Yにおいて、開閉カバー部3の閉止時のプラテンローラ10(図7参照)の対向側には、ヘッドユニット部HUが設置されている。ヘッドユニット部HUは、サーマルヘッド(印字ヘッド部)25と、回路基板26と、ヘッドブラケット(ヘッド支持部材)27と、支持軸28と、コイルバネ29とを備えており、バッテリ収容部5の配置領域における本体ケース2aの底面(所定の面)の対向側に設置されている。具体例として、図6および図7に示すように、ヘッドユニット部HUは、バッテリ収容部5をプリンタ1の本体ケース2a内の底面に配置した場合に、バッテリ収容部5の上方(用紙排出口側)であって、本体ケース2aの底面内におけるバッテリ収容部5の占有面積のほぼ範囲内に平面的に重なるように配置されている。このように、本実施の形態においては、本体ケース2aのバッテリ収容部5を覆うバッテリハウジング5aの配置領域と、対向するフロントカバー部2bとの空間領域にヘッドユニット部HUがバッテリハウジング5aを含むバッテリ収容部5の占有面積のほぼ範囲内に平面的に重なるように配置されている。これにより、後述のようにプリンタ1を小型化することができるようになっている。
図5および図7に示すように、サーマルヘッド25は、例えば、文字、記号、図形またはバーコード等のような情報をラベル連続体Pに印字する印字手段であり、開閉カバー部3の閉止時にプラテンローラ10に対向するようにサーマルヘッド25の印字面を通紙ルートに向けた状態で回路基板26を介してヘッドブラケット27に実装されている。このサーマルヘッド25の印字面には、通電により発熱する複数の発熱抵抗体(発熱素子)がラベル連続体Pの幅方向(短方向)に沿って並んで設置されている。なお、回路基板26は、上記制御ユニット部CUから送られた印字信号をサーマルヘッド25に伝送する配線基板である。
図5〜図7に示すように、ヘッドブラケット27は、サーマルヘッド25を支持する部材であり、開閉カバー部3の閉止時にプラテンローラ10の向かい側にプラテンローラ10に対して接近および離間する方向に揺動自在の状態で支持軸(第1の支持軸)28に軸支されている。このヘッドブラケット27は、例えば金属によって形成されており、サーマルヘッド25で発生した熱を放散する機能を備えている。サーマルヘッド25で発生した熱を放散するためのヒートシンクを別個に設けると、ヘッドユニット部HUの寸法(プリンタの前後方向(図6および図7の左右横方向)の長さ)が長くなる。このため、バッテリ収容部5の上方にはヘッドユニット部HUが配置され、駆動モータMを配置することができず、駆動モータMをバッテリ収容部5に隣接して設置していたのでプリンタの寸法(プリンタの前後方向の長さ)が長くなる。また、ヒートシンクを別個に設けるので、プリンタが重くなる。これに対して、本実施の形態においては、ヘッドブラケット27にサーマルヘッド25の放熱板(ヒートシンク)としての機能を持たせることにより、ヘッドユニット部HUの寸法(プリンタ1の前後方向の長さ)を短くすることができる。このため、バッテリ収容部5をプリンタ1の本体ケース2a内の底面に配置した場合に、駆動モータMおよびギアユニット部GUをバッテリ収容部5の上方に設置することができる。したがって、プリンタ1を小型化することができる。また、ヒートシンクを別個に設けない上、駆動モータMをプラテンローラ10に近づけることができ、ギアユニット部GUのギア数の低減またはギア径の縮小が可能になるので、プリンタ1を軽量化することができる。また、ヒートシンクを別個に設ける場合に比べて、部品点数を低減することができるので、プリンタ1のコストを低減することができる。さらに、バッテリ(バッテリ収容部5)、ヘッドユニット部HU、駆動モータM、ギアユニット部GU等の各構成部をプリンタ1の前後方向の中央側に集積することができるので、各構成部が分散している場合に比べて、プリンタ1のハンドリング性(取り扱い易さ)を向上させることができる。
また、ヘッドブラケット27は、開閉カバー部3を開閉する機能を備えている。図5および図6に示すように、ヘッドブラケット27において、プラテンローラ10の長手方向両端側には、プラテン軸10aを保持する溝27aが一体形成されている。この溝27a内に、プラテン軸10aが嵌め込まれることにより、開閉カバー部3は、ヘッドブラケット27に保持されるようになっている。また、図5〜図7に示すように、ヘッドブラケット27の上辺部において、プラテンローラ10の長手方向中央には、コイルバネ29側に延在する押圧部27bが一体形成されている。この押圧部27bは、上記したカバーオープンボタンBp(図2等参照)に対向する位置(直下)に配置されており、カバーオープンボタンBpを押すと押圧部27bも押され、ヘッドブラケット27による開閉カバー部3の保持状態が解除される。この開閉カバー部3の保持状態が解除されると、開閉カバー部3は、その長手方向他端部側の開閉支持軸に配置されたトーションバネの付勢力により自動的に開くようになっている。
支持軸28は、例えば金属により形成されており、プラテンローラ10の長手方向に沿って延在し、その長手方向の両端部において機能ユニット部Yの両側面のフレーム部Fに固定されている。このように機能ユニット部Yの両側面間に支持軸28を架設したことにより、プリンタ1が小型化されたとしても機能ユニット部Y(プリンタ1)の機械的強度を向上させることができる。すなわち、プリンタ1の機能ユニット部Yが外部からの衝撃等により歪むのを抑制または防止することができるので、その歪みに起因する印字乱れを抑制または防止することができる。したがって、プリンタ1の印字性能を維持することができる。
図7に示すように、コイルバネ29は、開閉カバー部3の閉止時にサーマルヘッド25およびヘッドブラケット27をプラテンローラ10側に付勢する部材であり、ヘッドブラケット27の背面側(回路基板26の実装面の裏面側)に設置されている。このコイルバネ29の付勢力によりヘッドブラケット27がプラテンローラ10側に押し付けられるので、サーマルヘッド25がラベル連続体Pを介してプラテンローラ10にしっかりと押し付けられる。また、ヘッドブラケット27の溝27a内に嵌り込んだプラテン軸10aがしっかりと押さえられるので、開閉カバー部3をヘッドブラケット27によりしっかりと保持することができる。
また、機能ユニット部Yにおいて、本体ケース2aの底部側には支持軸(第2の支持軸)35が設けられている。この支持軸35は、例えば、金属により形成されており、プラテンローラ10の長手方向に沿って延在し、その長手方向の両端部において機能ユニット部Yの両側面のフレーム部Fに固定されている。このように機能ユニット部Yの両側面間に上記支持軸28とともに支持軸35を架設したことにより、プリンタ1が小型化されたとしても機能ユニット部Y(プリンタ1)の機械的強度を向上させることができる。すなわち、プリンタ1の機能ユニット部Yが外部からの衝撃等により歪むのを抑制または防止することができるので、その歪みに起因する印字乱れを抑制または防止することができる。したがって、プリンタ1の印字性能を維持することができる。
また、この支持軸35は、一対のガイド板7aの移動をガイドするガイドレールとしての機能を兼用している。すなわち、一対のガイド板7aの各々の脚部には孔が形成されており、その孔に支持軸35が挿通されている。これにより、一対のガイド板7aは、支持軸35の延在方向に沿ってロール状のラベル連続体Pの幅方向に向かって移動することが可能になっている。このため、一対のガイド板7aの移動をガイドするガイドレールを別個に設ける場合に比べて、部品点数を低減できるので、プリンタ1を小型軽量化することができる。また、プリンタ1のコストを低減することができる。
また、図5、図7および図8に示すように、機能ユニット部Yにおいて、用紙収容部6の向かい側には、搬送板(搬送部材)36が着脱自在の状態でネジ止めされている。この搬送板36は、用紙収容部6内から送り出されたシート状のラベル連続体P(図2参照)をプラテンローラ10に向かって搬送するための通紙ルートを形成する部材である。この搬送板36の下辺部(本体ケース2a内の底面側)の幅方向(プラテンローラ10の長手方向)のほぼ中央には、搬送板36の下辺部から本体ケース2a内の底面に向かって部分的に延在する支持片36aが一体形成されている。
図7に示すように、搬送板36において、上記した支持軸28側の一端部(上辺側)は、支持軸28側に折れ曲がっている。また、図8に示すように、搬送板36の裏面において、支持軸28の下方には複数の突出部36bが支持軸28を支持するように突出されている。これにより、搬送板36において、印字搬送方向の下流側の一端部は、支持軸28に係合されている。これにより、搬送板36を機能ユニット部Yに組み付けるときの組付高さを高い精度で、しかも容易に設定することができる。すなわち、搬送板36の位置設定精度を向上させることができるので、プリンタ1を小型化することができる。また、搬送板36の設置を容易にすることができるので、プリンタ1の組立を容易にすることができる。
また、図5〜図7に示すように、搬送板36の支持片36aにおいて、本体ケース2aの底面側の裏面一部(バッテリ収容部5側)は、上記した支持軸35に係合されている。すなわち、搬送板36は、ラベル連続体Pの搬送方向上下流側において支持軸28,35に係合された状態で機能ユニット部Yの両側面間に架設されている。これにより、プリンタ1が小型化されても機能ユニット部Y(プリンタ1)の機械的強度を向上させることができる。すなわち、プリンタ1の機能ユニット部Yが外部からの衝撃等により歪むのを抑制または防止することができるので、その歪みに起因する印字乱れを抑制または防止することができる。したがって、プリンタ1の印字性能を維持することができる。また、搬送板36の支持片36aを支持軸35に係合させたことにより、支持片36aを安定させた状態で固定することができる。
また、図5〜図7に示すように、搬送板36の支持片36aの先端の底面(本体ケース2aの底面に対向する面)には、ピニオンギア(第2の歯車部材)7bが本体ケース2aの底面に沿って回転可能な状態で軸支されている。一方、図5および図8に示すように、一対のガイド板7aの各々の脚部には、互いの方向に向かって帯状に延在する一対のラック部7cが一体形成されている。この一対のラック部7cは、その各々の長辺に形成された複数の凹凸を上記したピニオンギア7bの外周の凹凸に係合させた状態で、ピニオンギア7bを挟むように配置されている。これにより、一方のガイド板7aをロール状のラベル連続体Pの幅方向の一方向に移動させると、他方のガイド板7aが、ピニオンギア7bとラック部7cとの作用により、上記一方向とは逆方向に移動するようになっている。このように、搬送板36の支持片36aにピニオンギア7bを設けたことにより、本体ケース2aの底面にピニオンギア7bを設ける場合に比べて、プリンタ1の小型化することができる。また、上記したように搬送板36を支持軸28に係合させたことにより、搬送板36の高さ位置を高精度に設定することができるので、ピニオンギア7bとラック部7cとの位置合せ精度を確保することができる。したがって、一対のガイド板7aを滑らかに移動させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
例えば、前記実施の形態においては、連続発行と剥離発行との両方に使用可能な兼用型のプリンタに適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、連続発行のみ使用可能なプリンタや剥離発行のみ使用可能なプリンタに適用することもできる。
また、前記実施の形態においては、外部ケース2内に機能ユニット部を収容する二重筐体の構造とした場合について説明したが、これに限定されるものではなく、外部ケー2内に直接的にサーマルヘッド25、回路基板26、ヘッドブラケット27、コイルバネ29、駆動モータM、ギアユニット部GU、制御ユニット部CUおよびバッテリ収容部5等のような構成部品を組み付ける単体筐体の構造としても良い。この場合、支持軸28,35はその長手方向両端部が外部ケース2の内側の両側面部に固定される。
また、前記実施の形態においては、印字媒体として、台紙付きラベルを用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、一面に粘着剤層を有する連続状のラベル(台紙無しラベル)、粘着剤層を有しない連続状のシート(連続シート)あるいは紙類に限らずサーマルヘッドにより印字可能なフィルム等を印字媒体として使用することもできる。台紙付きラベル、連続シートまたはフィルムは位置検出マークを設けることができる。
1 プリンタ
2 外部ケース
2a 本体ケース
2b フロントカバー部
3 開閉カバー部
5 バッテリ収容部
5a バッテリハウジング
6 用紙収容部
7 用紙ガイド機構部
7a ガイド板
7b ピニオンギア
7c ラック部
10 プラテンローラ
10a プラテン軸
10b ギア
25 サーマルヘッド
26 回路基板
27 ヘッドブラケット
27a 溝
27b 押圧部
28 支持軸
29 コイルバネ
35 支持軸
36 搬送板
36a 支持片
P ラベル連続体
Cb バッテリカバー部
Y 機能ユニット部
F フレーム部
M 駆動モータ
GU ギアユニット部
CU 制御ユニット部

Claims (5)

  1. 本体ケースと、
    フロントカバー部と、
    前記本体ケースと前記フロントカバー部との間に挟みこまれた状態で収容された機能ユニットと、を備え、
    前記機能ユニットは、
    電池収容部と、印字媒体を収容する印字媒体収容部と、を形成するフレーム部と、
    前記フレーム部に取り付けられ、前記印字媒体収容部を開閉する開閉カバー部と、
    前記開閉カバー部に回動自在の状態で軸支され、前記印字媒体を搬送する搬送ローラと、
    前記印字媒体に印字を施す印字ヘッド部と、前記印字ヘッド部を支持するヘッド支持部材と、前記ヘッド支持部材を前記搬送ローラに接近および離間する方向に揺動自在の状態で軸支する支持軸と、を含むヘッドユニット部と、
    前記搬送ローラに機械的に接続された駆動モータと、
    を一体的に備え、
    前記ヘッドユニット部と前記駆動モータは、前記電池収容部の上方に位置する、プリンタ。
  2. 前記駆動モータの軸は、前記電池収容部の上方であって、かつ前記駆動モータの軸を前記電池収容部の底面を含む平面に垂直に投影したときに、前記駆動モータの軸が投影された位置は側面視で前記底面上にあることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記開閉カバー部の閉止時には、前記印字ヘッド部は、前記搬送ローラに対向する位置にある、請求項1又は2に記載のプリンタ。
  4. 前記印字媒体は、長尺状の台紙と、前記台紙上に仮着された複数のラベルと、を含み、
    前記機能ユニットは、剥離発行時に前記台紙から前記ラベルを剥がして前記台紙と前記ラベルとの搬送経路を分ける剥離ユニットをさらに一体的に備える請求項1から3のいずれか1項に記載されたプリンタ。
  5. 前記機能ユニットは、前記印字媒体収容部から送り出された前記印字媒体を前記搬送ローラに向かって搬送するための搬送部材をさらに一体的に備える、請求項1から4のいずれか1項に記載のプリンタ。
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