以下、添付の図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
また、以下の実施形態では資料として医療画像や医療文書を扱う医療向け資料表示装置を実施例としているが、本発明は医療以外の分野の画像や文書に対しても適用可能である。
<実施形態1>
図1(a)に本実施形態における資料表示装置(情報処理装置)の全体構成を示す。資料表示装置1はUI(User Interface)デバイス101、CPU(Central Processing Unit)102、RAM(Random Access Memory)103、通信IF(Inter Face)104、UI表示部105、プログラム用記憶領域106、データ用記憶領域107を備える。
UIデバイス101は資料表示装置1を操作する医師等のユーザーからの入力を受け付け、ユーザーのUIデバイス101に対する操作に応じた信号を出力するデバイスである。例えば、UIデバイス101はマウスおよび/またはキーボードにより構成される。また、UIデバイス101はUI表示部105の表示画面上に指等の物体がタッチした位置等を検出するタッチセンサー等により構成されることとしてもよい。すなわち、UIデバイス101は、資料表示装置1にユーザーの指示を入力するために用いられる。
CPU102は、プログラム用記憶領域106からRAM103に読み込んだプログラムをCPU102によって解釈・実行することによって資料表示装置1内の各種制御や計算、UIの表示が可能である。すなわち、CPU102がプログラムを実行することにより、資料表示装置1は後述するフローチャートに示す各処理を実行するための各種手段として機能する。CPU102がプログラム実行することにより実現される機能については図1(b)を参照して後述する。
RAM103はCPU102の動作に必要な作業メモリとして使用される。
通信IF 104は院内ネットワークに繋がっており、病院内のPACS(Picture Archiving and Communication System)サーバーやファイルサーバー等から資料を取得する際に用いる通信インタフェースである。すなわち、CPU102がPACSサーバー等からX線画像等の医用画像を取得する場合、通信IF104を介して医用画像を取得する。
UI表示部105は装置の状態や処理内容を表示するLED(Light Emitting Diode)や液晶パネル等である。
さらに、資料表示装置1は、プログラム用記憶領域106とデータ用記憶領域107とを備える。具体的には、プログラム用記憶領域106とデータ用記憶領域107とはハードディスクまたはフラッシュメモリを用いて実現される。例えば、プログラム用記憶領域はROM(Read Only Memory)により実現され、データ用記憶領域107はHDD(Hard Disk Drive)により実現される。しかしながら、プログラム用記憶領域106とデータ用記憶領域107とは特定の記憶媒体に限定されるものではない。
資料表示装置1では、例えば、データ用記憶領域107に画像や文書等のUI表示部105への表示対象の資料が保存される。なお、病院内のPACSサーバーやファイルサーバー等に表示対象の資料が保存される構成とし、CPU102は通信IF104を介して各種のサーバーから資料を取得するものとしても構わない。
次に、CPU102の機能の一例を図1(b)を参照して説明する。
CPU102は、プログラム用記憶領域106に記憶されたプログラムを実行することで図1(b)に示す各手段として機能する。具体的にはCPU103は、検知手段112、分割手段122、決定手段132、表示制御手段142として機能する。
なお、資料表示装置1が備えるCPU102およびプログラム用記憶領域106は1つであってもよいし複数であってもよい。すなわち、少なくとも1以上の処理装置(CPU)と少なくとも1つの記憶装置(ROM)とが接続されており、少なくとも1以上の処理装置が少なくとも1以上の記憶装置に記憶されたプログラムを実行した場合に資料表示装置1は上記の各手段として機能する。
検知手段112は、ユーザーによる資料表示装置1に対する操作を検知する。より具体的には、検知手段112はUI表示部105に表示されたサムネイルまたはアイコン等のオブジェクトに対してUIデバイス101を用いて行われるフリック操作およびドラッグ操作の操作方向を検知する。ここで、フリック操作とはUIデバイス101がタッチセンサーにより構成されている場合において、タッチセンサーにより指等の接触が検知された状態で所定の距離以上を素早く指等を動かした後、そのまま指等をタッチセンサーから離す操作である。つまり、フリック操作とは、タッチパネル(タッチセンサー)を指等で弾くように素早くなぞる操作である。検知手段112は、タッチダウン検知後、所定の距離以上、所定の速度以上で指等が移動したことを検知した後、そのままタッチアップを検知するとフリックが行なわれたと判定する。すなわち、検知手段112は、指等のUIデバイス101への接触の有無によってUIデバイス101から出力される信号に基づいてフリック操作を検出する。なお、検知手段112は指等の移動に伴うUIデバイス101からの出力の変化に基づいてフリック操作の方向を検知することが可能である。また、検知手段112は、UIデバイス101に指等が接触していることを示す信号がUIデバイス101から所定時間以上出力されている場合には長押しが発生したことを検知することができる。なお、タッチダウンとはタッチパネルへの指等の接触を示し、タッチアップとはタッチパネルから指等を離すことを示す。
UIデバイス101がマウスで構成されている場合において、検知手段はマウスが備えるボタンの押し下げによりUIデバイス101から出力される信号およびマウスの移動によりUIデバイス101から出力される信号に基づいてドラッグを検知する。また検知手段112はドラッグ検知後、マウスが備えるボタンの押し下げ解除によりUIデバイス101から出力される信号(またはボタン押し下げによる信号の停止)に基づいてドロップを検知することができる。また、マウスの移動によりUIデバイス101から出力される信号に基づいて検知手段112はドラッグ操作の方向を検知することが可能である。すなわち、検知手段112は表示部に表示されたオブジェクトに対するフリック操作またはドラッグ操作の操作方向を検知する検知手段の一例に相当する。なお、フリック操作またはドラッグ操作の操作方向の検知方法については図10を用いて後述する。
分割手段122は、検知手段112の検出結果に基づいてUI表示部105における画像が表示される領域(画像表示領域)を分割する。ここで、画像とはサムネイルまたはアイコン等のオブジェクトに対応付けられている画像である。画像の一例としてはX線画像、CT画像等が挙げられる。分割手段122は具体的には検知手段112により検知されたフリック操作またはドラッグ操作の操作方向に基づいてUI表示部105における画像表示領域を分割する。例えば、検知手段112により検知された操作方向に応じて、画像表示領域の分割の仕方は異なる。一例として操作方向が上下方向である場合には分割手段122は画像表示領域を上下に二分割する。また、例えば、操作方向が左右方向である場合には分割手段122は画像表示領域を左右に二分割する。すなわち、分割手段122は、検知手段により検知された操作方向に基づいて、表示部の表示領域を複数の領域に分割する分割手段の一例に相当する。なお、操作方向と分割の仕方との関係は上述の例に限定されるものではなく、他の関係であってもよい。
決定手段132は、検知手段112の検出結果に基づいてUI表示部105における分割された画像の表示領域のうちどの領域に画像を表示するかを決定する。決定手段132は具体的には検知手段112により検知されたフリック操作またはドラッグ操作の操作方向に基づいてUI表示部105における画像の表示領域を決定する。すなわち、決定手段132は、検知手段112により検知された操作方向に基づいて画像表示領域における画像の表示位置を決定する。つまり、決定手段132は、検知手段により検知された操作方向に基づいて、複数の領域のうちオブジェクトに対応付けられた画像を表示する領域を決定する決定手段の一例に相当する。例えば、検知手段112により検知された操作方向に応じて、画像表示領域における画像の表示位置は異なる。一例として操作方向が上方向である場合には分割手段122により上下に二分割された画像表示領域のうち上の領域を画像の表示位置と決定する。また、例えば、操作方向が左方向である場合には分割手段122により左右に二分割された画像表示領域のうち左の領域を画像の表示位置と決定する。なお、操作方向と画像の表示位置との関係は上述の例に限定されるものではなく、他の関係であってもよい。
なお、例えば、画像表示領域に既に画像が表示されている場合において、検知手段112が操作方向が左方向であることを検知した場合には、既に表示されている画像の表示位置を左右に二分割された画像表示領域の右側とする。そして、フリック操作等が行われたオブジェクトに対応する画像の表示位置を二分割された画像表示領域の左側と決定手段132は決定する。
表示制御手段142は、決定手段132によって決定された位置に画像を表示させる。具体的には表示制御手段142はUI表示部105を制御することで、決定手段132によって決定された位置に画像を表示させる。すなわち、表示制御手段142は決定手段により決定された領域にオブジェクトに対応付けられた画像を表示させる表示制御手段の一例に相当する。
また、表示制御手段142は分割手段122により分割された領域の境界を示す線または点線等の表示をUI表示部105に行わせることとしてもよい。なお、表示制御部142は、操作対象となっているオブジェクトに対応付けられている画像をデータ用記憶領域107から読み出してUI表示部105に表示させる。すなわち、データ用記憶領域107にはオブジェクトと画像との対応関係を示すテーブルが格納され、当該テーブルに基づいて表示制御手段142は操作対象となっているオブジェクトに対応する画像を取得することが可能となっている。なお、オブジェクトに対応付けられるものとしては画像を例に説明したが電子カルテまたは問診票等の文書データが対応付けられることとしてもよい。以下、画像および文書データを総括して単に資料という場合がある。
次に、資料表示装置1のUI表示部105に表示される画面の構成を、図2を用いて説明する。UI表示部105に表示されるUIはオブジェクト表示エリア10と資料表示エリア12を含む資料表示スペース11を備える。オブジェクト表示エリア10には、サムネイルまたはアイコン等のオブジェクト(シンボル画像)がマトリクス状に表示される。ここで、シンボル画像とは、資料を表すサムネイル、資料名を示す画像またはアイコンを含む。また、オブジェクト表示エリア10において縦軸は資料の種別を示し、横軸は検査日時を示す。具体的には縦軸は画像を取得したモダリティの種別または文書データの種別を示している。さらに、横軸は画像が撮影された日時または文書データが作成された日時を示している。なお、縦軸および横軸が示す情報は図2の形態に限定されるものではなく、例えば逆であってもよい。本実施例ではシンボル画像をマトリクス状に表示する形態としたが、単純に各資料をリスト状に表示する表示形態でも構わない。
図2の資料表示スペース11の内部には、資料表示エリア12が存在する。資料表示エリア11にはシンボル画像に対応付けられた画像または文書データ等が表示される。具体的には、UIデバイス101を用いてユーザーにより選択されたシンボル画像に対応付けられた画像または文書データ等を表示制御手段142が資料表示エリア12に表示させる。
次に、図3を用いてフリック操作等により資料表示エリア12に資料を表示する際に用いられるUIの一例を説明する。図3には表示エリア選択UI14が示されている。表示エリア選択UI14は、例えば、資料一覧10上の任意のシンボル画像15を指やマウスカーソル等のユーザー指示13で所定時間以上選択する(長押しする)ことを契機に表示制御手段142によって表示される。表示エリア選択UI14の詳細を図15に示す。図15に示すように、この表示エリア選択UI14には、資料表示スペース11の分割パターンと、その分割パターンを選択した場合にどこに資料が表示されるのかが図示されている。すなわち、表示エリア選択UI14は、検知手段によりオブジェクトがユーザーによって選択されたことを検知した場合に表示制御手段により操作方向毎に表示される、フリック操作またはドラッグ操作が行われる前にフリック操作またはドラッグ操作を行った場合の分割手段による表示部の領域の分割結果を示す表示の一例に相当する。図15に示す例では、上下方向にフリック操作が行われた場合、資料表示スペース11が上下に二分割されることを示している。また、左右方向にフリック操作が行われた場合、資料表示スペース11が左右方向に二分割されることを示している。さらに、斜め方向にフリック操作が行われた場合、資料表示スペース11は上下左右に四分割されることを示している。また図15における黒丸は分割された領域における資料の表示位置を示している。すなわち、この黒丸はフリック操作またはドラッグ操作を行った場合に決定手段より決定される画像を表示する領域を示す表示の一例に相当する。例えば、上方向にフリック操作が行われた場合、フリック操作の対象となったシンボル画像15に対応づけられた資料が上下に分割された領域のうち上の領域に表示される。
なお、図15に示す例では八方向のフリック操作に対応して領域を分割しているがこれに限定されるものではない。例えば、斜め方向のフリックには対応せず上下左右の四方向のフリック操作に対応する仕様としてもよい。また、図15において黒丸は分割された領域における資料の表示位置を示しているがこれを表示しないこととしてもよい。
図4は図3の状態から右方向にフリック操作が行われた後のUI表示部105の表示画面を示す。右方向にフリック操作が行われたため資料表示スペース11は資料表示エリア12(A)、12(B)に左右二分割されている。また、右方向にフリック操作が行われたため左右に分割された領域のうち右の領域にフリック対象となったシンボル画像15に対応付けられた資料が表示されている。なお図3の段階で既に資料表示スペース11に表示されている資料は、分割された領域おいてフリック方向に基づいて定まる表示位置以外の領域に表示される。図4に示す例ではフリック操作により左右に分割された領域のうち右の領域に新たな資料が表示されることとなるため、右の領域以外の領域(すなわち左の領域)にフリック操作以前に表示されていた資料が表示されることとなる。
図5は図3の状態から下方向にフリック操作が行われた後のUI表示部105の表示画面を示す。下方向にフリック操作が行われたため資料表示スペース11は資料表示エリア12(C)、12(D)に上下二分割されている。また、下方向にフリック操作が行われたため上下に分割された領域のうち下の領域にフリック対象となったシンボル画像15に対応付けられた資料が表示されている。なお図3の段階で既に資料表示スペース11に表示されている資料は、分割された領域おいてフリック方向に基づいて定まる表示位置以外の領域に表示される。図5に示す例ではフリック操作により上下に分割された領域のうち下の領域に新たな資料が表示されることとなるため、下の領域以外の領域(すなわち上の領域)にフリック操作以前に表示されていた資料が表示されることとなる。
図6は図3の状態から左下方向にフリック操作が行われた後のUI表示部105の表示画面を示す。左下方向にフリック操作が行われたため資料表示スペース11は資料表示エリア12(E)〜12(H)に上下左右四分割されている。また、左下方向にフリック操作が行われたため上下左右に分割された領域のうち左下の領域にフリック対象となったシンボル画像15に対応付けられた資料が表示されている。なお図3の段階で既に資料表示スペース11に表示されている資料は、分割された領域おいてフリック方向に基づいて定まる表示位置以外の領域に表示される。図5に示す例ではフリック操作により上下左右に分割された領域のうち左下の領域に新たな資料が表示されることとなるため、左下の領域以外の領域(例えば左上の領域)にフリック操作以前に表示されていた資料が表示されることとなる。
次に、資料表示装置1の動作を図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。また、図9に示すフローチャートの説明に際して、UI表示部105の表示画面例を示す図7、図8を参照する。
まず、S100において表示制御手段142は所定の患者に係るシンボル画像をマトリクス状にUI表示部105に表示させる。すなわち、S100において図2のオブジェクトエリア10にシンボル画像15がマトリクス状に表示される。なお、所定の患者の指定はUIデバイス101を介した患者ID等の入力により行われる。表示制御部142は、例えば、入力された患者IDに基づいて当該患者IDを有する資料をデータ用記憶領域107から探し、シンボル画像15としてオブジェクトエリア10に表示させる。
次に、S101において、検知手段112は、シンボル画像15に対してUIデバイス101を介して操作が行われたか否かを判定する。シンボル画像15に対して操作が行われていなければ再びS101の判断を行う。一方、検知手段112がシンボル画像15に対する操作を検知した場合、検知手段112は検知した操作がクリック操作またはタップ操作か否かを判断する。タップ操作またはクリック操作であると検知手段112が判定した場合には、表示制御手段142はシンボル画像に対応付けられている資料をデータ用記憶領域107から取得して資料表示スペース11に資料を表示させる(S103)。一方、検知手段112が検知したシンボル画像15に対する操作がタップ操作およびクリック操作以外の場合には長押しまたはフリック操作が行われたものと検知手段112は判断する。そしてS104において、表示制御手段142は図3に示すように表示エリア選択UI14をUI表示部105に表示させる。具体的には、表示制御手段142は、長押しまたはフリック操作の対象となったシンボル画像15を中心として表示エリア選択UI14を表示する。なお、表示エリア選択UI14の表示位置は上記に限定されるものではなく、他の位置に表示されることとしてもよい。図7(a)、(b)はS104による画面遷移の一例を示している。図7(a)または図8(a)のようにユーザーがシンボル画像15上で長押しすると、表示制御手段142により図7(b)または図8(b)のように表示エリア選択UI14が表示される。ここで、検知手段112により長押しと判定される前にフリック操作またはドラッグ操作した場合には、表示制御手段114はフリック操作等の検知後すぐに表示エリア選択UI14を表示させることとしてもよい。また、表示エリア選択UI14を表示させないこととしてもよい。
次にS105において検知手段112はユーザーによるフリック操作等の操作方向を判定する。操作方向の判定、すなわち操作方向の検知について図10のフローチャートを用いて詳細に述べる。
操作方向の検知処理が開始すると(S200)、S201において検知手段112は、UI表示部105の表示領域上においてタッチダウンされた座標Bおよびタッチアップされた座標EをUIデバイス101の出力に基づいて取得する。UIデバイスとしてマウス等のポインティングデバイスを用いている場合には、マウスのボタンを押し下げた時のマウスカーソル位置の座標がタッチダウンされた座標に対応する。また、マウスボタンを解放した時のマウスカーソルの位置の座標がタッチアップされた座標に対応する。
検知手段112は座標Bおよび座標Eを用いて操作方向ベクトルDをD←E・Bとして算出する。
S202では、検知手段112が、S201で算出した操作方向ベクトルDが0もしくは所定の閾値以下であるか(十分小さいか)を判断する。操作方向ベクトルDが0もしくは所定の閾値以下であると判定された場合には、S203へ進み、検知手段はクリックまたはタップであると検知手段112は判定すし、処理を終了する(S204)。ここで、例えばS102の処理はS203の判定結果に基づいて行われる。
操作方向ベクトルDが0もしくは所定の閾値以下ではないと判定された場合、S205へ進む。S205では検知手段112が操作方向ベクトルDと表示領域のx軸とのなす角θ[rad]を算出する。なお、θは、θ=atan2(y,x)[ただし、−π<θ≦π]と表すことができる。ここで、atan2(y,x)関数はベクトルD(x,y)とx軸とのなす角θを算出するアークタンジェント関数である。
次に、S206で検知手段112はθの範囲に応じてユーザーのフリック操作等の操作方向を判定し、処理を終了する(S207)。具体的にはS206において検知手段112は、−(7/8)π<θ≦−(5/8)πであれば操作方向を左下方向と判定し、−(5/8)π<θ≦−(3/8)πであれば下方向と判定し、−(3/8)π<θ≦−(1/8)πであれば右下方向と判定する。また、検知手段112は、−(1/8)π<θ≦(1/8)πであれば操作方向を右方向と判定し、(1/8)π<θ≦(3/8)πであれば右上方向と判定し、(3/8)π<θ≦(5/8)πであれば上方向と判定する。さらに、検知手段112は、(5/8)π<θ≦(7/8)πであれば操作方向を左上方向と判定し、(7/8)π<θ≦πもしくは−π<θ≦−(7/8)πであれば左方向と判定する。
図9のフローチャートの説明に戻り、S105以降の処理について説明する。
S105で操作方向が左方向または右方向と判定された場合にはS106へ、操作方向が上方向または下方向と判定された場合にはS107へ、操作方向が右上、右下、左下方向のいずれかであると判定された場合にはS108へ進む。S106では分割手段122が資料表示スペース11を左右に二分割し、S107では分割手段122が資料表示スペース11を上下に二分割する。また、S108では分割手段122が資料表示スペース11を上下左右に四分割する。
操作方向が左方向の場合S106の後S109へ進み、S109では決定手段132は操作方向に基づいてシンボル画像に対応付けられた資料の表示位置を図4に示した資料表示エリア12(A)と決定する。そして表示制御手段142は資料表示エリア12(A)をフォーカスする。フォーカスの一例として決定手段132により決定された領域の枠を他の領域の枠とは異なる色で表示する等して強調表示することとしてもよい。また、操作方向が右方向の場合S106の後S110へ進み、S110では決定手段132は操作方向に基づいてシンボル画像に対応付けられた資料の表示位置を図4に示した資料表示エリア12(B)と決定する。そして表示制御手段142は資料表示エリア12(B)をフォーカスする。
操作方向が上方向の場合S107の後S111へ進み、S111では決定手段132は操作方向に基づいてシンボル画像に対応付けられた資料の表示位置を図5に示した資料表示エリア12(C)と決定する。そして表示制御手段142は資料表示エリア12(C)をフォーカスする。また、操作方向が下方向の場合S107の後S112へ進み、S112では決定手段132は操作方向に基づいてシンボル画像に対応付けられた資料の表示位置を図5に示した資料表示エリア12(D)と決定する。そして表示制御手段142は資料表示エリア12(D)をフォーカスする。
さらに、操作方向が左上方向の場合S108の後S113へ進み、S113では決定手段132は操作方向に基づいてシンボル画像に対応付けられた資料の表示位置を図6に示した資料表示エリア12(E)と決定する。そして表示制御手段142は資料表示エリア12(E)をフォーカスする。また、操作方向が左下方向の場合S108の後S114へ進み、S114では決定手段132は操作方向に基づいてシンボル画像に対応付けられた資料の表示位置を図6に示した資料表示エリア12(F)と決定する。そして表示制御手段142は資料表示エリア12(F)をフォーカスする。さらに、操作方向が右上方向の場合S108の後S115へ進み、S115では決定手段132は操作方向に基づいてシンボル画像に対応付けられた資料の表示位置を図6に示した資料表示エリア12(G)と決定する。そして表示制御手段142は資料表示エリア12(G)をフォーカスする。また、操作方向が右下方向の場合S108の後S116へ進み、S116では決定手段132は操作方向に基づいてシンボル画像に対応付けられた資料の表示位置を図6に示した資料表示エリア12(H)と決定する。そして表示制御手段142は資料表示エリア12(H)をフォーカスする。
S117では、表示制御手段142がS109−116で決定された領域(フォーカスされてた領域)にシンボル画像に対応付けられている資料をデータ用記憶領域107から取得して表示させる。例えば、S110を経由した場合、図7(c)に示す表示画面がUI表示部105に表示される。また、S114を経由した場合、図8(c)に示す表示画面がUI表示部105に表示される。すなわち、分割手段は、異なる複数の前記操作方向に対して前記表示部の領域を異なる様式で分割し、決定手段は、異なる複数の前記操作方向に対して前記画像を表示する領域を異なる領域としている。
なお、フリックの際にユーザーがフリック方向を認識し易くするために、表示エリア選択UI14上のフリック方向に対応する部分を強調表示してもよい。
本実施形態では、表示エリア選択UI14によって資料の表示エリアと各操作方向との対応付けをユーザーに提示しているが、表示エリア選択UI14を出さないこととしてもよい。また、視覚的なUIの代わりに、ユーザーの操作方向に応じて操作音の音色を変える等の聴覚的なUIや、ユーザーの操作方向に応じてバイブレーション・パターンを変える等の触覚的なUIを用いても構わない。また、上記の実施形態ではフリック操作の場合を主として説明したがこれに限定されるものではなく、ドラッグ操作等他の操作方法に適用することとしてもよい。
上記の実施形態によれば、1度のフリック操作によって表示領域の分割および画像の表示を行うことができる。すなわち簡単な操作で、表示領域を分割し、分割された領域の所望の位置に画像を表示させることができる。従って、ユーザーの操作負担の軽減が可能となる。また、表示エリア選択UI14はフリック後の表示領域のレイアウトを示しているため、フリック後の表示形態を把握した上でフリック操作を行うことが可能となる。従って、ユーザーの意図と異なる表示形態となることを防止することが可能となる。
<実施形態2>
第2の実施形態としては、図11や図12に示すように画面サイズに応じて表示エリア選択UI14を表示エリア選択UI14(a)や14(b)のように変更し、左右2分割や上下2分割での表示しか出来ないようにすることも可能である。
図11のように左右2分割でしか表示出来ないように制限する例としては、画面サイズが図11のように横長で縦に2段並べると見づらくなる場合があげられる。例えば、表示制御手段142は、UI表示部105に表示されるオブジェクト表示エリア10と資料表示スペース11とを含む表示領域の縦横比に基づいて表示エリア選択UI14を表示エリア選択UI14(a)のように変更する。例えば、表示制御手段142は表示領域の縦の長さに対して横の長さが所定値以上大きい場合には表示エリア選択UI14を表示エリア選択UI14(a)のように変更する。すなわち、表示制御手段142はフリック操作またはドラッグ操作が行われる前にフリック操作またはドラッグ操作を行った場合の分割手段による表示部の領域の分割結果を示す表示を表示部の表示領域の大きさに基づいて変更する。なお、図11の場合、左右方向以外にフリック操作が行われたとしても分割手段122による領域の分割は行われない。
また、図12のように上下2分割でしか表示出来ないように制限する例としては、画面サイズが図12のように縦長で横に2列並べると見づらくなる場合があげられる。例えば、表示制御手段142は、UI表示部105に表示されるオブジェクト表示エリア10と資料表示スペース11とを含む表示領域の縦横比に基づいて表示エリア選択UI14を表示エリア選択UI14(b)のように変更する。例えば、表示制御手段142は表示領域の横の長さに対して縦の長さが所定値以上大きい場合には表示エリア選択UI14を表示エリア選択UI14(a)のように変更する。なお、図11の場合、上下方向以外にフリック操作が行われたとしても分割手段122による領域の分割は行われない。
本実施形態によれば第1実施形態における効果に加えて、表示領域のサイズの特性に合わせて領域の分割が可能となる。従って、領域を分割して画像を表示した場合にユーザーにとって見づらい表示となることを防ぐことが可能となる。
<実施形態3>
第3の実施形態としては、図13や図14に示すように表示対象資料の属性に応じて表示エリア選択UI14を表示エリア選択UI14(c)や14(d)のように変更する。そして、右側のみまたは下側のみにしかフリック操作の表示出来ないようにすることも可能である。
図13のように右側のみにしか表示出来ないように制限する例としては、資料の取り違えを防止する目的で、現在表示されている資料の患者と別の患者の資料は、右側にのみ表示するという例があげられる。具体的には、表示制御手段142は、現在資料表示スペース11に表示されている画像に対応付けられている患者識別情報をデータ用記憶領域107から取得する。表示制御手段142は、同様にフリック操作の対象となっているシンボル画像に対応する資料の患者識別情報も取得する。そして、表示制御手段142はフリック操作の対象となっているシンボル画像に対応する資料の患者識別情報と現在資料表示スペース11に表示されている画像に対応付けられている患者識別情報とを比較する。比較の結果、異なっていれば、表示制御手段142は表示エリア選択UI14を図13に示す表示エリア選択UI14(c)のように変更する。通常着目した患者の情報を左に表示し参照用の他の患者の情報は右側に表示されることが多いため、上記のようにすればユーザーに違和感を与えてしまうことを防ぐことが可能となる。
また、別の例としては、検査日時がより最近の資料は右側にのみ表示するという例があげられる。具体的には、表示制御手段142は、現在資料表示スペース11に表示されている画像に対応付けられている撮影日時をデータ用記憶領域107から取得する。表示制御手段142は、同様にフリック操作の対象となっているシンボル画像に対応する資料の撮影日時等も取得する。そして、表示制御手段142はフリック操作の対象となっているシンボル画像に対応する資料の撮影日時と現在資料表示スペース11に表示されている画像に対応付けられている撮影日時とを比較する。比較の結果、フリック操作の対象となっているシンボル画像に対応する資料の撮影日時の方が新しければ、表示制御手段142は表示エリア選択UI14を図13に示す表示エリア選択UI14(c)のように変更する。通常新しい資料は右側に表示されるため、上記のようにすればユーザーに違和感を与えてしまうことを防ぐことが可能となる。
なお、上記の例ではフリック操作の対象となっているシンボル画像に対応する資料を分割された領域の右側に表示する例について述べたが、これに限定されるものではなく、ユーザーによって分割された領域の左側に表示するようにしてもよい。
次に、図14のように下側のみにしか表示出来ないように制限する例としては、画像の部位の実際の位置的関係を反映させ、腹部の画像は胸部の画像の下側にしか表示出来ないようにするという例があげられる。この際、部位はDICOM画像であればBody Part Examinedタグから取得することが可能である。また、部位同士の位置の関係は、例えば上から順に頭部、胸部、上肢、脊椎、腹部、骨盤、下肢のように定義したテーブル等の情報をデータ用記憶領域107に記憶し、これを参照するようにする。具体的には、表示制御手段142は、現在資料表示スペース11に表示されている画像に対応付けられている部位情報をデータ用記憶領域107から取得する。表示制御手段142は、同様にフリック操作の対象となっているシンボル画像に対応する資料の部位情報も取得する。そして、表示制御手段142はフリック操作の対象となっているシンボル画像に対応する資料の部位と現在資料表示スペース11に表示されている画像に対応付けられている部位とを上記のテーブルを用いて比較する。比較の結果、フリック操作の対象となっているシンボル画像に対応する資料の部位の方が人体構造上、現在資料表示スペース11に表示されている画像に対応付けられている部位より下に位置する部位の場合以下のような処理が行われる。例えば、表示制御手段142は表示エリア選択UI14を図14に示す表示エリア選択UI14(d)のように変更する。また、フリック操作の対象となっているシンボル画像に対応する資料の部位の方が人体構造上、現在資料表示スペース11に表示されている画像に対応付けられている部位より上に位置する部位の場合以下のような処理が行われる。例えば、表示制御手段142は表示エリア選択UI14を分割された領域の上側に表示するためのUIに変更してもよい。
上述したように第3実施例において表示制御手段142はフリック操作またはドラッグ操作が行われる前にフリック操作またはドラッグ操作を行った場合の分割手段による表示部の領域の分割結果を示す表示をオブジェクトに対応付けられた画像の撮影日時、撮影部位または画像の被検者を識別する識別情報のいずれかに基づいて変更する。
また別の例としては、画像のモダリティの一般的な表示順序を反映させ、CT画像は単純X線の下側にしか表示出来ないようにするようにしてもよい。
本実施形態によれば第1実施形態における効果に加えて、より直感的な表示をユーザーに提供することが可能となる。
<その他の実施形態>
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明の目的は、以下のようにすることによって達成されることはいうまでもない。即ち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード(コンピュータプログラム)を記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給する。係る記憶媒体は言うまでもなく、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。