JP6503023B2 - 洋食器素材研磨装置 - Google Patents

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本発明は、洋食器素材としての飲食用スプーン、飲食用フォーク及び飲食用ナイフの素材の側縁部を研磨する洋食器素材研磨装置に関するものである。
この種の洋食器素材Wとして、図6の如く、柄部W1と掬部Wからなるスプーン素材、柄部とフォーク部からなる飲食用フォーク素材、及び柄部とナイフ部からなる飲食用ナイフ素材が知られている。
従来、これら洋食器素材Wの側縁部W(通称、「コバ」ともいう。)を研磨する研磨装置(通称、「コバ摩り機」ともいう。)として、複数個の洋食器素材を保持可能な素材保持部と、無端状の研磨ベルトを洋食器素材の長手方向に循環走行させるベルト走行機構と、ベルト走行機構を洋食器素材の長手方向に水平往復移動させる往復移動機構と、研磨ベルトを洋食器素材の側縁部の形状に倣って水平往復移動及び上下動して倣い運動させるモデルプレート機構からなる構造のものが知られている。
特公昭48−23945号公報
しかしながら上記従来構造の場合、上記ベルト走行機構を洋食器素材の長手方向に水平往復移動させる構造とされ、研磨ベルトは長時間使用を確保するため周長の長い研磨ベルトが用いられ、ベルト走行機構には研磨ベルトを循回走行させる駆動モータ、ベルト張力機構、ベルト弾圧機構等が配備され、これらによりベルト走行機構が大型化及び重量化することになり、それだけ、装置全体が大型化したり、経済性を低下させることがあるという不都合を有している。
本発明はこのような不都合を解消することを目的とするもので、本発明のうち、請求項1記載の発明は、無端状の研磨ベルトを上下方向に循環走行させるベルト走行機構と、平断面略平板状の該研磨ベルトの裏面に接触して該研磨ベルトを平断面略U状に半折形成する上下一対の半折ロールを含むと共に該上下一対の半折ロール間において半折形成された研磨ベルトの表面を研磨部とするベルト研磨機構と、洋食器素材を保持移送すると共に該洋食器素材を該研磨ベルトの研磨部に圧接させる移送ロボットとを具備したことを特徴とする洋食器素材研磨装置にある。
又、請求項2記載の発明は、上記上下一対の半折ロールの外周縁部は上記研磨ベルトの裏面に接触して該研磨ベルトを平断面略U状に半折形成する略湾曲山型状に形成されていることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記半折ロールは取替交換自在に設けられていることを特徴とするものであり、又、請求項4記載の発明は、上記半折ロールの略湾曲山型状の外周縁部は略半円山型状に形成されていることを特徴とするものであり、又、請求項5記載の発明は、上記半折ロールの略湾曲山型状の外周縁部は先細略湾曲山型状に形成されていることを特徴とするものである。
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、上記移送ロボットの保持移送及びベルト走行機構並びにベルト研磨機構の研磨部とにより洋食器素材を研磨加工することができ、移送ロボットにより使用の融通性を高めることができ、かつ、上下一対の半折ロール間に半折形成された研磨ベルトの表面を研磨部としているから、研磨部は洋食器素材からの研磨圧力により研磨ベルトの張力に応じて撓むことができ、これにより洋食器素材と研磨部との研磨圧力を調整することができ、洋食器素材を良好に研磨することができ、各種サイズの洋食器素材にも対応することができ、使用の融通性を高めることができる。
又、請求項2記載の発明にあっては、上記上下一対の半折ロールの外周縁部は上記研磨ベルトの裏面に接触して研磨ベルトを平断面略U状に半折形成する略湾曲山型状に形成されているから、研磨ベルトを平断面略U状に半折形成することができ、半折された形状の研磨部を容易に得ることができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記半折ロールは取替交換自在に設けられているから、外周縁部形状の異なる半折ロールに交換することができ、各種の洋食器素材を良好に研磨することができ、又、請求項4記載の発明にあっては、上記半折ロールの略湾曲山型状の外周縁部は略半円山型状に形成されているから、研磨ベルトを洋食器素材の側縁部の研磨に適するような平断面略U状に半折形成することができ、洋食器素材の側縁部の研磨を良好に行うことができ、又、請求項5記載の発明にあっては、研磨ベルトを洋食器素材としての飲食用フォークの複数の刃の内面の研磨を良好に行うことができる。
本発明の実施の第一形態例の全体正面図である。 本発明の実施の第一形態例の全体側面図である。 本発明の実施の第一形態例の部分平断面図である。 本発明の実施の第一形態例の構成系統ブロック図である。 本発明の実施の第一形態例の部分斜視図である。 本発明の実施の第一形態例の斜視図である。 本発明の実施の第一形態例の説明平面図である。 本発明の実施の第一形態例の説明平面図である。 本発明の実施の第一形態例の説明平面図である。 本発明の実施の第一形態例の説明平面図である。 本発明の実施の第一形態例の説明平面図である。 本発明の実施の第一形態例の説明平面図である。 本発明の実施の第一形態例の説明平面図である。 本発明の実施の第一形態例の説明平面図である。 本発明の実施の第二形態例の斜視図である。 本発明の実施の第二形態例の部分平断面図である。 本発明の実施の第二形態例の説明平面図である。 本発明の実施の第二形態例の縦断面図である。 本発明の実施の第三形態例の斜視図である。
図1乃至図19は本発明の実施の形態例を示し、図1乃至図14は第一形態例、図15乃至図18は第二形態例、図19は第三形態例である。
図1乃至図14の第一形態例は、洋食器素材Wとしてのスプーン素材に適用した実施の形態例を示し、大別して、無端状の研磨ベルトKを上下方向に循環走行させるベルト走行機構Aと、平断面略平板状の研磨ベルトKの裏面に接触して研磨ベルトKを平断面略U状Kに半折形成する上下一対の半折ロールR・Rを含むと共に上下一対の半折ロールR・R間において半折形成された研磨ベルトKの表面を研磨部Bとするベルト研磨機構Cと、洋食器素材Wを保持移送すると共に洋食器素材Wを研磨ベルトKの研磨面に圧接させる移送ロボットDとから成り立っている。尚、この場合、掬部Wのツボ起こし加工後の洋食器素材Wの側縁部Wを研磨する構造に適用している。
上記ベルト走行機構Aは、図1、図2の如く、機台1に配設され、無端状の研磨ベルトK、所謂、エンドレスベルトは、この場合、表面に砥粒を接着してなる構造のものが用いられ、ベルト駆動機構A、ベルト案内機構A、及び張力制御機構Aからなり、この場合、上記ベルト駆動機構Aは駆動モータ2、駆動ロール3及び駆動ベルト4を備えてなり、又、ベルト案内機構Aは主ロール5及び従ロール6からなり、主ロール5と従ロール6との間に無端状の研磨ベルトKを巻回架設してなり、上記張力制御機構Aは張力用シリンダ7及び張力用を兼ねた従ロール6を備えてなり、上記研磨ベルトKの張力を制御するように構成され、しかして、ベルト駆動機構Aの駆動モータ2の回転により駆動ロール3が回転し、駆動ロール3の回転により同軸上の主ロール5が回転し、張力制御機構Aにより張力用シリンダ7の圧力により従ロール6を介して研磨ベルトKの弛み除去などの張力制御がなされ、主ロール5の回転により研磨ベルトKが循環走行することになる。
上記ベルト研磨機構Cは、図1、図2の如く、上記機台1に取付部材8を取付け、取付部材8に上下一対の半折ロールR・Rを各ロール軸R・Rにより遊転自在に配設し、上下一対の半折ロールR・Rを平断面略平板状の研磨ベルトKの裏面に接触して研磨ベルトKを平断面略U状Kに半折形成し、上下一対の半折ロールR・R間の間隔H、この場合、上下一対の半折ロールR・Rの自由撓み可能な略中間位置において半折形成された研磨ベルトKの表面を研磨部Bとして構成している。
上記移送ロボットDは、図1、図2、図4の如く、ロボット本体D(マニュピレータ)、CPU回路を含む制御ボックスD及び設定部D(プログラミングペンダント)からなり、ロボット本体DのエンドエフェクタDにより洋食器素材Wを挟着釈放し、図示省略のサーボモータにより多関節を可動させると共に腕部分を移送させ、洋食器素材Wを保持移送すると共に洋食器素材Wをベルト研磨機構Cの研磨ベルトKの研磨部Bの表面に圧接して洋食器素材Wを研磨させるように構成している。
この場合、全体構成要素として、図4の如く、複数個の洋食器素材W・・を貯留する供給部Eと、供給部Eの洋食器素材Wを一個宛分離する分離機構部Eと、洋食器素材Wを上下反転させる反転機構部Eと、研磨後の洋食器素材Wを取り出す取出部Eとを備えて構成している。
しかして、移送ロボットDは、上記分離機構部Eにより分離された一個の洋食器素材Wの柄部Wを挟着して研磨部Bに保持移送し、この場合、図7、図8、図9、図10の如く、洋食器素材Wの側縁部Wの輪郭の掬部W側の周部分を研磨部Bにより研磨し(輪郭にクロスハッチングが施された部位は側縁部Wの研磨済み部位である。)、研磨後、洋食器素材Wを反転機構部Eに受け渡し、図11、図12、図13、図14の如く、洋食器素材Wの掬部Wを挟着して研磨部Bに保持移送して洋食器素材Wの側縁部Wの輪郭の柄部W側の周部分を研磨部Bにより研磨し、洋食器素材Wの側縁部Wの全周部分を研磨した後、洋食器素材Wを取出部Eに保持移送するように構成している。
この場合、上記半折ロールR・Rは上記取付部材8に対して各ロール軸R・Rを着脱自在な構造に構成し、半折ロールR・Rをそれぞれ取替交換自在に設けている。
又、この場合、上記上下一対の半折ロールR・Rの外周縁部G・Gは上記研磨ベルトKの裏面に接触して研磨ベルトKを平断面略U状Kに半折形成する略湾曲山型状に形成され、この場合、図3、図5の如く、上記半折ロールR・Rの略湾曲山型状の外周縁部G・Gは略半円山型状に形成され、研磨ベルトKを洋食器素材Wの側縁部Wの研磨に適するような平断面略U状Kに半折形成するように構成している。
この実施の第一形態例は上記構成であるから、ベルト走行機構Aにより無端状の研磨ベルトKを上下方向に循環走行させ、ベルト研磨機構Cの上下一対の半折ロールR・Rを平断面略平板状の研磨ベルトKの裏面に接触して研磨ベルトKを平断面略U状Kに半折形成し、上下一対の半折ロールR・R間の間隔H、この場合、上下一対の半折ロールR・Rの自由撓み可能な略中間位置において半折形成された研磨ベルトKの表面を研磨部Bに形成し、移送ロボットDにより洋食器素材Wを保持移送すると共に洋食器素材Wを研磨ベルトKの研磨面に圧接させることにより洋食器素材Wを研磨することができ、この場合、図7、図8、図9、図10の如く、洋食器素材Wの側縁部Wの輪郭の掬部W側の周部分を研磨部Bにより研磨し、研磨後、洋食器素材Wを反転機構部Eに受け渡し、図11、図12、図13、図14の如く、洋食器素材Wの掬部Wを挟着して研磨部Bに保持移送して洋食器素材Wの側縁部Wの輪郭の柄部W側の周部分を研磨部Bにより研磨し、洋食器素材Wの側縁部Wの全周部分を研磨することができ、したがって、上記移送ロボットDの保持移送及びベルト走行機構A並びにベルト研磨機構Cの研磨部Bとにより洋食器素材Wを研磨加工することができ、移送ロボットDにより使用の融通性を高めることができ、かつ、上下一対の半折ロールR・R間の間隔H、この場合、上下一対の半折ロールR・Rの自由撓み可能な略中間位置において半折形成された研磨ベルトKの表面を研磨部Bとしているから、研磨部Bは洋食器素材Wからの研磨圧力により研磨ベルトKの張力に応じて撓むことができ、これにより洋食器素材Wと研磨部Bとの研磨圧力を調整することができ、洋食器素材Wを良好に研磨することができ、各種サイズの洋食器素材Wにも対応することができ、使用の融通性を高めることができる。
この場合、上記上下一対の半折ロールR・Rの外周縁部Gは上記研磨ベルトKの裏面に接触して研磨ベルトKを平断面略U状Kに半折形成する略湾曲山型状に形成されているから、研磨ベルトKを平断面略U状Kに半折形成することができ、半折された形状の研磨部Bを容易に得ることができ、又、この場合、上記半折ロールR・Rは取替交換自在に設けられているから、外周縁部G形状の異なる半折ロールR・Rに交換することができ、各種の洋食器素材Wを良好に研磨することができ、又、この場合、上記半折ロールの略湾曲山型状の外周縁部は略半円山型状に形成されているから、研磨ベルトKを洋食器素材Wの側縁部Wの研磨に適するような平断面略U状Kに半折形成することができ、洋食器素材Wの側縁部Wの研磨を良好に行うことができる。
図15乃至図18の第二形態例は別例構造を示し、この場合、洋食器素材Wとしての飲食用フォーク素材に適用した実施の形態例であって、図15、図16、図17、図18の如く、上記半折ロールR・Rの略湾曲山型状の外周縁部Gは先細略湾曲山型状に形成され、研磨ベルトKを洋食器素材Wとしての柄部Wと掬部W2とからなる飲食用フォークの複数の刃Wの内面Wの研磨に適するような平断面略U状Kに半折形成するように構成している。
この実施の第二形態例にあっては、上記第一形態例の飲食用スプーンと同様に飲食用フォーク素材の側縁部Wを研磨することができ、上記第一形態例と同様な作用効果を奏することができると共に、研磨ベルトKを洋食器素材Wとしての飲食用フォークの複数の刃Wの内面Wの研磨を良好に行うことができる。
図19の第三形態例は別例構造を示し、この場合、洋食器素材Wとしての柄部Wとナイフ部Wとからなる飲食用ナイフ素材に適用した実施の形態例であって、この実施の第三形態例にあっても、上記第一形態例の飲食用スプーン及び上記第二形態例の飲食用フォークと同様に飲食用ナイフ素材の側縁部Wを研磨することができ、上記第一形態例と同様な作用効果を奏することができる。
尚、本発明は上記の形態例に限られるものではなく、例えば、上記実施の第一形態例の飲食用スプーン素材及び第二形態例の飲食用フォーク素材においては、ツボ起こし加工後の洋食器素材Wの側縁部Wを研磨する構造に適用しているが、掬部Wのツボ起こし加工前の通称、半切状態の洋食器素材Wの側縁部Wを研磨する構造に適用することもあり、各種の形状や材質の洋食器素材Wの側縁部Wの研磨加工にも適用することができる。
以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
W 洋食器素材
K 研磨ベルト
A ベルト走行機構
R 半折ロール
B 研磨部
C ベルト研磨機構
D 移送ロボット

Claims (5)

  1. 無端状の研磨ベルトを上下方向に循環走行させるベルト走行機構と、平断面略平板状の該研磨ベルトの裏面に接触して該研磨ベルトを平断面略U状に半折形成する上下一対の半折ロールを含むと共に該上下一対の半折ロール間において半折形成された研磨ベルトの表面を研磨部とするベルト研磨機構と、洋食器素材を保持移送すると共に該洋食器素材を該研磨ベルトの研磨部に圧接させる移送ロボットとを具備したことを特徴とする洋食器素材研磨装置。
  2. 上記上下一対の半折ロールの外周縁部は上記研磨ベルトの裏面に接触して該研磨ベルトを平断面略U状に半折形成する略湾曲山型状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の洋食器素材研磨装置。
  3. 上記半折ロールは取替交換自在に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の洋食器素材研磨装置。
  4. 上記半折ロールの略湾曲山型状の外周縁部は略半円山型状に形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の洋食器素材研磨装置。
  5. 上記半折ロールの略湾曲山型状の外周縁部は先細略湾曲山型状に形成されていることを特徴とする請求項2又は3記載の洋食器素材研磨装置。
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