JP6511894B2 - 動画像同期再生システム及び動画像同期再生方法 - Google Patents

動画像同期再生システム及び動画像同期再生方法 Download PDF

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Description

本発明は動画像同期再生システム及び動画像同期再生方法に関する。
映像処理技術の進展に伴い、複数のカメラで同一の被写体を撮影し、各カメラが撮影した複数の映像を同期して再生させることが行われている。特許文献1、2には、そのような技術が開示されている。
具体的には、特許文献1にかかる画像同期システムは、2つの撮像装置が撮像した一のシーンにかかる2つの画像と対応付けられて録音された2つの音声データに基づいて、その2つの画像を同期して再生させるための画像同期情報を取得する。ここで、画像同期情報は、2つの音声データの時系列波形の類似度に基づいて算出される。画像同期システムは、その画像同期情報に基づいて、撮影された画像の再生タイミングを制御する。
特許文献2にかかる表示装置では、撮影の開始信号としてホイッスル音が発せられた後、複数のビデオカメラで1つの撮影対象を撮影する。撮影された複数の動画像は、複数のチャネルデータファイルとしてハードディスクに蓄積される。表示装置は、複数のチャネルデータファイルの音声トラック部分に記録されたホイッスル音に基づいて、同期再生の開始位置を設定する。表示装置は、この開始位置に従い、複数の動画像の同期をとって再生する。
特開2008−193561号公報 特開2001−036867号公報
防犯等の目的において、一定の区画内(例えば店舗内)に複数のカメラを設けるような場合、各カメラが撮影する対象は区画内の異なるエリアである。そして、各カメラに設けられたマイクロフォン(以下、マイクと記載)が取得する音声は、マイクの設置場所に応じて大きく変化することがあると考えられる。
特許文献1、2に開示されているのは、上述の通り、複数のカメラで同一の被写体を撮影したとき、即ち複数のマイクが取得する音声データが全て略同じであるときを想定した技術である。このため、複数のマイクが音声データを取得した場合において、あるカメラに設けられたマイクが取得した音声データと、別のカメラに設けられたマイクが取得した音声データが大きく異なるような場合に、複数のカメラが撮影した動画像を同期して再生することができない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、異なるエリアが撮影された複数の動画像を撮影した場合に、その複数の動画像を同期して再生可能な動画像同期再生システム及び動画像同期再生方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様における動画像同期再生システムは、第1のエリアが撮影された第1の動画像の撮影時に録音された第1の録音音声データと、前記第1のエリアと異なる第2のエリアが撮影された第2の動画像の撮影時に録音された第2の録音音声データと、を比較することにより、前記第1及び第2の動画像を同期して再生するための第1の再生タイミング情報を取得する第1の再生タイミング情報取得部と、前記第2の録音音声データと、前記第1及び第2のエリアと異なる第3のエリアが撮影された第3の動画像の撮影時に録音された第3の録音音声データと、を比較することにより、前記第2及び第3の動画像を同期して再生するための第2の再生タイミング情報を取得する第2の再生タイミング情報取得部と、前記第1及び第2の再生タイミング情報に基づいて、前記第1、第2及び第3の動画像を同期して再生する再生部と、を備える。
本発明の第2の態様における動画像同期再生システムは、第1のエリアを撮影して第1の動画像を取得する第1のカメラと、前記第1のカメラの近傍に設けられ、周囲の音声を第1の録音音声データとして録音する第1のマイクロフォンと、前記第1のエリアと異なる第2のエリアを撮影して第2の動画像を取得する第2のカメラと、前記第2のカメラの近傍に設けられ、周囲の音声を第2の録音音声データとして録音する第2のマイクロフォンと、前記第1及び第2のエリアと異なる第3のエリアを撮影して第3の動画像を取得する第3のカメラと、前記第3のカメラの近傍に設けられ、周囲の音声を第3の録音音声データとして録音する第3のマイクロフォンと、前記第1の録音音声データと前記第2の録音音声データとを比較することにより、前記第1の動画像と前記第2の動画像とを同期して再生するための第1の再生タイミング情報を取得する第1の再生タイミング情報取得部と、前記第2の録音音声データと前記第3の録音音声データとを比較することにより、前記第2の動画像と前記第3の動画像とを同期して再生するための第2の再生タイミング情報を取得する第2の再生タイミング情報取得部と、前記第1及び第2の再生タイミング情報に基づいて、前記第1、第2及び第3の動画像を同期して再生する再生部と、を備える。
本発明の第3の態様における動画像同期再生方法は、以下のステップ(a)〜(d)を備える。
(a)第1のエリアが撮影された第1の動画像の撮影時に録音された第1の録音音声データと、前記第1のエリアと異なる第2のエリアが撮影された第2の動画像の撮影時に録音された第2の録音音声データと、を比較することにより、前記第1及び第2の動画像を同期して再生するための第1の再生タイミング情報を取得する第1の再生タイミング情報取得ステップ、
(b)前記第2の録音音声データと、前記第1及び第2のエリアと異なる第3のエリアが撮影された第3の動画像の撮影時に録音された第3の録音音声データと、を比較することにより、前記第2及び第3の動画像を同期して再生するための第2の再生タイミング情報を取得する第2の再生タイミング情報取得ステップ、及び
(c)前記第1及び第2の再生タイミング情報に基づいて、前記第1、第2及び第3の動画像を同期して再生する再生ステップ。
本発明によれば、異なるエリアが撮影された複数の動画像を撮影した場合に、その複数の動画像を同期して再生可能な動画像同期再生システム及び動画像同期再生方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる動画像同期再生システムの一例を示したブロック図である。 動画像同期再生システムの処理を示したフローチャートである。 実施の形態2にかかる動画像同期再生システムの一例を示したブロック図である。 カメラ及びマイクの設置状態の一例を示した模式図である。 マイクが取得した第1の録音音声データの一例を示したグラフである。 マイクが取得した第2の録音音声データの一例を示したグラフである。 マイクが取得した第3の録音音声データの一例を示したグラフである。 再生部が複数の動画像を同期してディスプレイ上に再生した状態の一例を示した図である。 動画像同期再生システムの処理を示したフローチャートである。 実施の形態3にかかる動画像同期再生システムの一例を示したブロック図である。 カメラ及びマイクの設置状態の一例を示した模式図である。
[実施の形態1]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1に示すように、動画像同期再生システム1は、再生タイミング情報取得部11と、再生タイミング情報取得部12と、再生部13とを備える。なお、動画像同期再生システム1は、第1の動画像及びその第1の動画像に対応した第1の録音音声データと、第2の動画像及びその第2の動画像に対応した第2の録音音声データと、第3の動画像及びその第3の動画像に対応した第3の録音音声データと、を適宜取得可能である。第1の録音音声データは、第1のエリアが撮影された第1の動画像の撮影時に録音されたものであり、第2の録音音声データは、第2のエリアが撮影された第2の動画像の撮影時に録音されたものであり、第3の録音音声データは、第3のエリアが撮影された第3の動画像の撮影時に録音されたものである。ここで、第1、第2及び第3のエリアは、それぞれ異なるエリアである。動画像同期再生システム1は、1又は複数の装置で構成されている。
図2は、動画像同期再生システム1の処理を示したフローチャートである。以下、図2を示しながら、動画像同期再生システム1の処理の概要について説明する。
再生タイミング情報取得部11は、第1の録音音声データと第2の録音音声データとを比較することで、第1の動画像と第2の動画像とを同期して再生するための第1の再生タイミング情報を取得する(ステップS1)。
再生タイミング情報取得部12は、第2の録音音声データと第3の録音音声データとを比較することで、第2の動画像と第3の動画像とを同期して再生するための第2の再生タイミング情報を取得する(ステップS2)。なお、ステップS1、S2の処理は、いずれの処理が先に実行されてもよいし、両方の処理が同時になされてもよい。
再生部13は、第1及び第2の再生タイミング情報に基づいて、第1、第2及び第3の動画像を同期して再生する(ステップS3)。再生部13は、例えばディスプレイを有し、そのディスプレイに、第1、第2及び第3の動画像を全て同期して再生させる制御をする。
なお、様々な処理を行う機能ブロックとして図1に記載された各要素は、ハードウェア的には、メモリやその他のIC(Integrated Circuit)等の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。例えば、コンピュータ内のCPU(Central Processing Unit)が、コンピュータ内のメモリにロードされたプログラムを読み込むことにより、図1に記載された各要素を実現する。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。以降の説明に示された各要素についても、同様のことがいえる。
このように、動画像同期再生システム1は、第1、第2及び第3の動画像を全て同期して再生するために、第1の録音音声データと第2の録音音声データとを比較することで第1の再生タイミング情報を取得し、第2の録音音声データと第3の録音音声データとを比較することで第2の再生タイミング情報を取得する。つまり、録音音声データを1対1で比較することで、全ての動画像を同期して再生するのに必要な再生タイミング情報を取得する。このため、第1の録音音声データと第3の録音音声データとが大きく異なっており、第1の録音音声データと第3の録音音声データとを比較しても動画像を同期して再生するための情報が取得できない場合であっても、動画像同期再生システム1は、第1及び第2の再生タイミング情報に基づいて、3つの動画像を同期して再生するための情報を取得することができる。そのため、動画像同期再生システム1は、異なるエリアが撮影された複数の動画像を撮影した場合でも、その複数の動画像を同期して再生することができる。
[実施の形態2]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2では、実施の形態1で示した動画像同期再生システムの具体的な構成について、更に説明する。図3に示すように、動画像同期再生システム2は、カメラ21、23、25と、マイク22、24、26と、動画像同期再生装置30とを備える。
カメラ21、23、25は、それぞれ異なるエリアA1、A2、A3を撮影することで、それぞれ動画像M1、M2、M3を取得する。マイク22、24、26は、それぞれ録音音声データR1、R2、R3を録音する。
図4には、カメラ21、23、25及びマイク22、24、26が、建物の同一フロア100内に設置された状態が示されている。図4に示すように、カメラ21は撮影を行ってカメラ21周辺のエリアA1の動画像M1を取得し、カメラ23は撮影を行ってカメラ23周辺のエリアA2の動画像M2を取得し、カメラ25は撮影を行ってカメラ25周辺のエリアA3の動画像M3を取得する。
マイク22は、カメラ21に付属したマイクであり、カメラ21の近傍に設けられている。同様に、マイク24は、カメラ23に付属したマイクであり、カメラ23の近傍に設けられている。マイク26は、カメラ25に付属したマイクであり、カメラ25の近傍に設けられている。マイク22、24、26は、それぞれカメラ21、23、25の撮影時に、自身の周囲の音声を録音音声データR1、R2、R3として取得する。録音音声データR1〜R3の形式は、本実施の形態ではH.264形式であるが、他の形式であってもよい。
なお、カメラ21は、撮影時に、マイク22が録音した録音音声データR1を取得し、動画像M1及び録音音声データR1に自身の時刻情報を付加して、動画像同期再生装置30に出力する。同様に、カメラ23は、撮影時に、マイク24が録音した録音音声データR2を取得し、動画像M2及び録音音声データR2に自身の時刻情報を付加して、動画像同期再生装置30に出力する。カメラ25は、撮影時に、マイク26が録音した録音音声データR3を取得し、動画像M3及び録音音声データR3に自身の時刻情報を付加して、動画像同期再生装置30に出力する。
なお、カメラ21の「近傍」とは、カメラ21がある場所で聞こえる音声と同じ音声がマイク22で録音されるようにカメラ21とマイク22とが近接していることをいい、例えばマイク22がカメラ21から数cm〜数十cm程度離れていることをいう。カメラ23及び25の「近傍」についても同様に定義できる。
図4では、カメラ21及びマイク22、カメラ23及びマイク24、カメラ25及びマイク26は、それぞれフロア100の隅に配置されている。また、マイク22とマイク24との距離はD1、マイク24とマイク26との距離はD2、マイク26とマイク22との距離はD3として示される。このとき、距離D3>距離D1>距離D2であり、マイク22で取得した録音音声データR1は、マイク26で取得した録音音声データR3と大きく異なると想定される。なお、カメラ21、23、25の互いの距離についても同様の大小関係が言え、カメラ21とカメラ23との距離は、カメラ23とカメラ25との距離よりも長いが、カメラ25とカメラ21との距離よりも短い。同様に、エリアA1とA2との距離は、エリアA2とエリアA3との距離よりも長いが、エリアA3とエリアA1との距離よりも短い。
図3に戻り、説明を続ける。動画像同期再生装置30は、再生タイミング情報取得部31と、再生タイミング情報取得部32と、再生部33とを備える。再生タイミング情報取得部31は、録音音声データR1と録音音声データR2とを比較することで、動画像M1と動画像M2とを同期して再生するための再生タイミング情報I1を取得する。ここで、再生タイミング情報取得部31は、録音音声データR1と録音音声データR2を解析し、それぞれの音声データ中で特徴となる音声のピーク波形を検出して、録音音声データR1と録音音声データR2内で類似度が高いピーク波形を特定する。
再生タイミング情報取得部32は、録音音声データR2と録音音声データR3とを比較することで、動画像M2と動画像M3とを同期して再生するための再生タイミング情報I2を取得する。ここで、再生タイミング情報取得部32は、録音音声データR2と録音音声データR3を解析し、それぞれの音声データ中で特徴となる音声のピーク波形を検出して、録音音声データR2と録音音声データR3内で類似度が高いピーク波形を特定する。
以下、具体例を挙げて、再生タイミング情報取得部31、32の処理について説明する。図5、図6、図7は、それぞれ録音音声データR1、R2、R3の音声波形を示したものである。なお、図5において、横軸は録音音声データR1に付加された時刻情報(即ち、カメラ21の時刻情報)であり、縦軸は録音音声データR1の音声波形の強度である。同様に、図6において、横軸は録音音声データR2に付加された時刻情報(即ち、カメラ23の時刻情報)であり、縦軸は録音音声データR2の音声波形の強度である。図7において、横軸は録音音声データR3に付加された時刻情報(即ち、カメラ25の時刻情報)であり、縦軸は録音音声データR3の音声波形の強度である。
図5に示すように、録音音声データR1の音声波形は、時刻t1において、鋭い(狭い)ピーク波形P1を有する。また、図6に示すように、録音音声データR2の音声波形は、時刻t1’において、鋭いピーク波形P1’を有する。なお、この例では、t1>t1’である。再生タイミング情報取得部31は、図5に示したピーク波形P1及び図6に示したピーク波形P1’を検出し、ピーク波形P1とピーク波形P1’の類似度を算出して、類似度が所定値以上であれば、ピーク波形P1とピーク波形P1’とは同じ音を表していると判定する。つまり、録音音声データR1と録音音声データR2は、共通な第1の音声波形のピークを有していると検出する。
以上に示した音声データ中のピーク検出方法及び類似度の算出方法については既知であるため、詳しい説明は省略する。なお、図6において、録音音声データR2の音声波形は、鋭いピーク波形P1’の他に、時刻t21〜t22において、広いピーク波形P2を有する。
ピーク波形P1とピーク波形P1’とが同じ音を表している場合、録音音声データR1における時刻t1と、録音音声データR2における時刻t1’とは、実際には同じ時刻を示していることになる。従って、再生タイミング情報取得部31は、動画像M1と動画像M2とを同期して再生するための再生タイミング情報I1として、t1−t1’の値V1を算出する。動画像M2を値V1の時間だけ動画像M1と比べて遅らせて再生させることで、動画像M1と動画像M2とを同期させて再生することができる。
また、図7は、録音音声データR3の音声波形を示したものである。図7に示すように、録音音声データR3の音声波形は、時刻t21’〜t22 ’において、広いピーク波形P2’を有する。なお、この例では、t21>t21’、t22>t22’である。再生タイミング情報取得部32は、図6に示したピーク波形P2及び図7に示したピーク波形P2’を検出し、ピーク波形P2とピーク波形P2’の類似度を算出して、類似度が所定値以上であれば、ピーク波形P2とピーク波形P2’とは同じ音を表していると判定する。つまり、録音音声データR2と録音音声データR3は、共通な第2の音声波形のピークを有していると検出する。
ピーク波形P2とピーク波形P2’とが同じ音を表している場合、録音音声データR2における時刻t21(又はt22)と、録音音声データR3における時刻t21’(又はt22’)とは、実際には同じ時刻を示していることになる。従って、再生タイミング情報取得部32は、動画像M2と動画像M3とを同期して再生するための再生タイミング情報I2として、t21−t21’(又はt22−t22’)の値V2を算出する。動画像M3を値V2の時間だけ動画像M2と比べて遅らせて再生させることで、動画像M2と動画像M3とを同期させて再生することができる。
再生部33は、ディスプレイを有し、再生タイミング情報取得部31が取得した再生タイミング情報I1と、再生タイミング情報取得部32が取得した再生タイミング情報I2とに基づいて、動画像M1、M2、M3を同期してディスプレイ上で再生する。ここでは、再生部33は、動画像M2を値V1の時間だけ動画像M1と比べて遅らせて再生させ、動画像M3を値V2の時間だけ動画像M2と比べて遅らせて再生させる。つまり、動画像M3の再生は、動画像M1と比べて値V1+V2の時間だけ遅れる。
図8は、再生部33が動画像M1、M2、M3を同期してディスプレイ上に再生した状態を示したものである。図8において、時刻情報tm1は、動画像M1の撮影時にカメラ21が付加した時刻情報であり、時刻情報tm2は、動画像M2の撮影時にカメラ23が付加した時刻情報であり、時刻情報tm3は、動画像M3の撮影時にカメラ25が付加した時刻情報である。図8に示すように、再生部33は、動画像M1に比べて動画像M2を5(=10−5)秒だけ遅らせて再生させており、動画像M2に比べて動画像M3を2(=5−3)秒だけ遅らせて再生させている。この5秒、2秒が、それぞれ上述の値V1、V2である。
図9は、動画像同期再生システム2の処理を示したフローチャートである。以下、図9を示しながら、動画像同期再生システム2の処理の概要について説明する。なお、上述に示した処理の詳細については適宜説明を省略する。
まず、カメラ21、23、25は、それぞれ動画像M1、M2、M3を撮影で取得する。これと同時に、マイク22、24、26は、それぞれ録音音声データR1、R2、R3を録音で取得する(ステップS11)。動画像M1、M2、M3及び録音音声データR1、R2、R3は、時刻情報を付加されて、動画像同期再生装置30に出力される。動画像同期再生装置30は、動画像M1、M2、M3及び録音音声データR1、R2、R3を、そのメモリ内に格納する。
再生タイミング情報取得部31は、録音音声データR1、R2に基づき、再生タイミング情報I1を取得する(ステップS12)。また、再生タイミング情報取得部32は、録音音声データR2、R3に基づき、再生タイミング情報I2を取得する(ステップS13)。なお、ステップS12、S13の処理は、いずれの処理が先に実行されてもよいし、両方の処理が同時になされてもよい。
再生部33は、再生タイミング情報I1、I2に基づき、動画像M1〜M3を同期して再生する(ステップS14)。以上のようにして、動画像同期再生システム2は処理を実行する。
複数のカメラで動画像を撮影した際、カメラに内蔵された時計の時刻が複数のカメラにおいて同一でないことがある。そのような場合には、撮影された複数の動画像をビューア等で同時に再生させる際に、現実には同じ時刻で撮影されていない複数の動画像が同時に再生されてしまう。実施の形態2に係る動画像同期再生システム2は、この課題を解決するものである。この動画像同期再生システム2は、コンビニエンスストア、スーパーマーケットといった店舗内や、ショッピングモール、オフィスビルといった建物内に、例えば防犯(又は監視)カメラシステムとして設置することができる。
再生タイミング情報取得部31は、録音音声データR1と録音音声データR2とで共通な音声波形のピーク波形P1を検出することで、再生タイミング情報I1を取得し、再生タイミング情報取得部32は、録音音声データR2と録音音声データR3とで共通であり、ピーク波形P1と異なる音声波形のピーク波形P2を検出することで、再生タイミング情報I2を取得することができる。
マイク22、24、26は離れた場所に設けられているため、再生タイミング情報を取得するために特徴となる音があっても、その音の発生場所に近いマイクと遠いマイクとでは、それぞれ特徴となる音について録音される音量が異なると考えられる。また、そのような2つのマイクでは、録音音声データの全体の音声波形も大きく異なる可能性がある。その場合、録音音声データの音声音量や、録音音声データの全体の音声波形に基づいて再生タイミング情報を取得しても、取得された再生タイミング情報は正確ではない可能性がある。しかしながら、各音声データで共通な音声波形のピークを検出すれば、そのピークは同じ音を意味していると解釈できるため、正確な再生タイミング情報を取得できる。
また、マイク22とマイク24との距離と、マイク24とマイク26との距離とは、マイク26とマイク22との距離よりも短くてもよい。マイク22とマイク24、マイク24とマイク26とには、それぞれ、共通な音声波形のピークが録音されやすくなるためである。
また、カメラ21、23、25及びマイク22、24、26は、建物の同一フロア内に設けられるのが好ましい。建物の異なるフロア内にマイク22、24が設けられる場合と比較して、マイク22とマイク24とで取得した録音音声データに、共通の音声が入りやすく(即ち、共通の音声波形のピークが入りやすく)なり、再生タイミング情報I1を取得しやすくなるからである。同様に、建物の同一フロア内にマイク24、26が設けられると、建物の異なるフロア内にマイク24、26が設けられる場合と比較して、マイク24とマイク26とで取得した録音音声データに、共通の音声が入りやすくなり、再生タイミング情報I2を取得しやすくなる。なお、「建物の同一フロア」の一例は、コンビニエンスストアやショッピングモールのフロアである。
[実施の形態3]
以下、図面を参照して本発明の実施の形態3について説明する。動画像同期再生システム2は、4つ以上のカメラ及びマイクを有してもよい。その一例として、図10には、カメラ21、23、25、41、43及びマイク22、24、26、42、44を有する動画像同期再生システム2が開示されている。カメラ21、23、25及びマイク22、24、26については、実施の形態2と同じであるため、その説明を省略する。
図11には、カメラ21、23、25、41、43及びマイク22、24、26、42、44が、建物の同一フロア200内に設置された状態が示されている。図11に示すように、カメラ41は撮影を行ってカメラ41周辺のエリアA4の動画像M4を取得し、カメラ43は撮影を行ってカメラ43周辺のエリアA5の動画像M5を取得する。
マイク42は、カメラ41に付属したマイクであり、カメラ41の近傍に設けられている。同様に、マイク44は、カメラ43に付属したマイクであり、カメラ43の近傍に設けられている。マイク42、44は、それぞれカメラ41、43の撮影時に、自身の周囲の音声を録音音声データR4、R5として取得する。
なお、カメラ41は、撮影時に、マイク42が録音した録音音声データR4を取得し、動画像M4及び録音音声データR4に自身の時刻情報を付加して、動画像同期再生装置30に出力する。同様に、カメラ43は、撮影時に、マイク44が録音した録音音声データR5を取得し、動画像M5及び録音音声データR5に自身の時刻情報を付加して、動画像同期再生装置30に出力する。
ここで、カメラ21及びマイク22、カメラ23及びマイク24、カメラ25及びマイク26、カメラ41及びマイク42は、それぞれフロア200の隅に配置されている。また、カメラ43及びマイク44は、フロア200の中央に配置されている。そして、マイク44と、マイク22、24、26、42のいずれか1つのマイクとの距離は、マイク44以外の任意の2つのマイク間の距離よりも短い。
動画像同期再生装置30は、図3に示された構成の他、再生タイミング情報取得部34と、再生タイミング情報取得部35とを更に備える。再生タイミング情報取得部31は、録音音声データR1と録音音声データR5とを比較することで、動画像M1と動画像M5とを同期して再生するための再生タイミング情報I11を取得する。再生タイミング情報取得部32は、録音音声データR2と録音音声データR5とを比較することで、動画像M2と動画像M5とを同期して再生するための再生タイミング情報I12を取得する。再生タイミング情報取得部34は、録音音声データR3と録音音声データR5とを比較することで、動画像M3と動画像M5とを同期して再生するための再生タイミング情報I13を取得する。再生タイミング情報取得部35は、録音音声データR4と録音音声データR5とを比較することで、動画像M4と動画像M5とを同期して再生するための再生タイミング情報I14を取得する。これらの取得方法の詳細については、実施の形態2に記載した通りである。
再生部33は、再生タイミング情報I11〜I14に基づいて、動画像M1〜M5を同期してディスプレイ上で再生する。
なお、再生タイミング情報取得部31、32、34、35は、再生タイミング情報を取得するのに、必ずしも録音音声データR5を用いなくてもよい。例えば、マイク22とマイク44との間に、音の伝搬を阻害するような壁等の障害物があり、マイク22とマイク42との間にはそのような障害物がない状態を想定する。このとき、マイク22とマイク44との間に障害物があるため、マイク22とマイク44には、共通な音声波形のピークが録音されにくいと考えられる。マイク22とマイク42との距離は、マイク22とマイク44との距離よりも長いものの、マイク22とマイク44との間に障害物はないため、マイク22とマイク42には、共通な音声波形のピークが録音されやすいと考えられる。また、マイク22とマイク42との距離が、マイク22とマイク24との距離や、マイク22とマイク26との距離よりも短い場合には、マイク42は、マイク24、26と比較して、マイク22と共通な音声波形のピークが録音されやすいと考えられる。そのため、再生タイミング情報取得部31は、録音音声データR1と録音音声データR4とを比較することで、動画像M1と動画像M4とを同期して再生するための再生タイミング情報I11を取得する。このようにしても、動画像同期再生装置30は、動画像M1〜M5を同期再生することができる。
実施の形態1に示した動画像同期再生システム1においても、同様の方法で、4以上の動画像を、その動画像に対応する4以上の録音音声データに基づいて再生タイミング情報を取得することで、同期再生することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、実施の形態2において、再生タイミング情報取得部31が検出する録音音声データR1と録音音声データR2とに共通な音声波形のピークと、再生タイミング情報取得部32が検出する録音音声データR2と録音音声データR3とに共通な音声波形のピークとは、同じものであってもよい。
上述した動画像同期再生システム1、2の処理は、制御方法の1つとして、コンピュータに実行させることができる。例えば、実施の形態1に示した処理のフローを、制御プログラムとしてコンピュータに実行させてもよい。その他の処理フローについても同様にしてコンピュータに実行させることができる。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1、2 動画像同期再生システム
11、12 再生タイミング情報取得部
13 再生部
21、23、25 カメラ
22、24、26 マイク
30 動画像同期再生装置
31、32、34、35 再生タイミング情報取得部
33 再生部
41、43 カメラ
42、44 マイク
100 フロア

Claims (5)

  1. 第1のエリアが撮影された第1の動画像の撮影時に録音された第1の録音音声データと、前記第1のエリアと異なる第2のエリアが撮影された第2の動画像の撮影時に録音された第2の録音音声データと、を比較することにより、前記第1及び第2の動画像を同期して再生するための第1の再生タイミング情報を取得する第1の再生タイミング情報取得部と、
    前記第2の録音音声データと、前記第1及び第2のエリアと異なる第3のエリアが撮影された第3の動画像の撮影時に録音された第3の録音音声データと、を比較することにより、前記第2及び第3の動画像を同期して再生するための第2の再生タイミング情報を取得する第2の再生タイミング情報取得部と、
    前記第1及び第2の再生タイミング情報に基づいて、前記第1、第2及び第3の動画像を同期して再生する再生部と、
    を備え、
    前記第1の再生タイミング情報取得部は、前記第1の録音音声データと第2の録音音声データとで共通な第1の音声波形のピークを検出することで、前記第1の再生タイミング情報を取得し、
    前記第2の再生タイミング情報取得部は、前記第2の録音音声データと第3の録音音声データとで共通であり、前記第1の音声波形のピークと異なる第2の音声波形のピークを検出することで、前記第2の再生タイミング情報を取得する、
    動画像同期再生システム。
  2. 前記第1の録音音声データは、前記第1の動画像を撮影した第1のカメラの近傍に設けられた第1のマイクロフォンで録音され、前記第2の録音音声データは、前記第2の動画像を撮影した第2のカメラの近傍に設けられた第2のマイクロフォンで録音され、前記第3の録音音声データは、前記第3の動画像を撮影した第3のカメラの近傍に設けられた第3のマイクロフォンで録音され、
    前記第1のマイクロフォンと前記第2のマイクロフォンとの距離と、前記第2のマイクロフォンと前記第3のマイクロフォンとの距離とは、前記第1のマイクロフォンと前記第3のマイクロフォンとの距離よりも短い、
    請求項1に記載の動画像同期再生システム。
  3. 前記第1の録音音声データは、前記第1の動画像を撮影した第1のカメラの近傍に設けられた第1のマイクロフォンで録音され、前記第2の録音音声データは、前記第2の動画像を撮影した第2のカメラの近傍に設けられた第2のマイクロフォンで録音され、前記第3の録音音声データは、前記第3の動画像を撮影した第3のカメラの近傍に設けられた第3のマイクロフォンで録音され、
    前記第1、第2及び第3のカメラと、前記第1、第2及び第3のマイクロフォンとは、建物の同一フロア内に設けられる、
    請求項1に記載の動画像同期再生システム。
  4. 第1のエリアを撮影して第1の動画像を取得する第1のカメラと、
    前記第1のカメラの近傍に設けられ、周囲の音声を第1の録音音声データとして録音する第1のマイクロフォンと、
    前記第1のエリアと異なる第2のエリアを撮影して第2の動画像を取得する第2のカメラと、
    前記第2のカメラの近傍に設けられ、周囲の音声を第2の録音音声データとして録音する第2のマイクロフォンと、
    前記第1及び第2のエリアと異なる第3のエリアを撮影して第3の動画像を取得する第3のカメラと、
    前記第3のカメラの近傍に設けられ、周囲の音声を第3の録音音声データとして録音する第3のマイクロフォンと、
    前記第1の録音音声データと前記第2の録音音声データとを比較することにより、前記第1の動画像と前記第2の動画像とを同期して再生するための第1の再生タイミング情報を取得する第1の再生タイミング情報取得部と、
    前記第2の録音音声データと前記第3の録音音声データとを比較することにより、前記第2の動画像と前記第3の動画像とを同期して再生するための第2の再生タイミング情報を取得する第2の再生タイミング情報取得部と、
    前記第1及び第2の再生タイミング情報に基づいて、前記第1、第2及び第3の動画像を同期して再生する再生部と、
    を備え、
    前記第1の再生タイミング情報取得部は、前記第1の録音音声データと第2の録音音声データとで共通な第1の音声波形のピークを検出することで、前記第1の再生タイミング情報を取得し、
    前記第2の再生タイミング情報取得部は、前記第2の録音音声データと第3の録音音声データとで共通であり、前記第1の音声波形のピークと異なる第2の音声波形のピークを検出することで、前記第2の再生タイミング情報を取得する、
    動画像同期再生システム。
  5. 第1のエリアが撮影された第1の動画像の撮影時に録音された第1の録音音声データと、前記第1のエリアと異なる第2のエリアが撮影された第2の動画像の撮影時に録音された第2の録音音声データと、を比較することにより、前記第1及び第2の動画像を同期して再生するための第1の再生タイミング情報を取得する第1の再生タイミング情報取得ステップと、
    前記第2の録音音声データと、前記第1及び第2のエリアと異なる第3のエリアが撮影された第3の動画像の撮影時に録音された第3の録音音声データと、を比較することにより、前記第2及び第3の動画像を同期して再生するための第2の再生タイミング情報を取得する第2の再生タイミング情報取得ステップと、
    前記第1及び第2の再生タイミング情報に基づいて、前記第1、第2及び第3の動画像を同期して再生する再生ステップと、
    を備え、
    前記第1の再生タイミング情報取得ステップでは、前記第1の録音音声データと第2の録音音声データとで共通な第1の音声波形のピークを検出することで、前記第1の再生タイミング情報を取得し、
    前記第2の再生タイミング情報取得ステップでは、前記第2の録音音声データと第3の録音音声データとで共通であり、前記第1の音声波形のピークと異なる第2の音声波形のピークを検出することで、前記第2の再生タイミング情報を取得する、
    動画像同期再生システムの動画像同期再生方法。
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