JP6512242B2 - 車両の前部構造及び前部組付方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の前部構造及び前部組付方法に関するものである。
車両にあっては、ボンネットの前方に、ボンネットの前端と面一に連なるようにバンパが配設されることが多い。バンパは、その後端部に設けた取付フランジ部を、車体側(一般的にはシュラウドアッパ部材)に対してボルト等の固定具によって固定されることが一般的である。
特許文献1には、バンパとヘッドライトとを連結するものが開示されている。特許文献2には、蓋装置のアウタパネルの隙間を調整するものが開示されている。
特開2007−55311号公報 特開2017−19318号公報
ところで、ボンネットとバンパとの隙間は、外観上の見栄えに大きく影響するものであり、ボンネットとバンパとの隙間は小さいほど見栄えがよいものとなる。
一方、ボンネットやバンパさらには車体には製造誤差が少なからずあり、このため、ボンネットとバンパの隙間を小さくすることが難しいものとなる.特に、ボンネットは大型部材である一方、その車体側への取付部位は、その後端部にある左右一対の開閉用のヒンジ部と、ボンネットの前端部の車幅方向中央部にあるロック部との3箇所となり、特にボンネットの前端部のうち左右端部の位置決めが難しいものとなる。また、バンパは、合成樹脂を主体として剛性が低いものであり(変形しやすい)、したがって、車体、ボンネット、バンパの各製造誤差(公差)が累積すると、ボンネット前端とバンパとの間の隙間は、8〜10mm程度と相当に大きくならざると得ないというのが実情である。
ボンネット前端とバンパとの隙間を小さくするため、例えば、現物合わせを行うことも考えられる。すなわち、バンパ(後端部)の車体側への固定位置が、閉じられたボンネットによって上方から覆われる位置に設定されることから、まずボンネットを開いた状態で、バンパをある位置で車体側に仮固定して、仮固定されたバンパに対してボンネットを閉じてその隙間を確認し、隙間が大きければボンネットを再び開いて見込み的にバンパの仮固定位置を若干変更し、その後にボンネットを閉じて隙間を確認する、という作業を行うことが考えられる。しかしながら、このような現物あわせは、ボンネットの開閉を繰り返す必要があり、またバンパの仮固定位置を頻繁に変更する必要があり、多大な手間を要することになってしまう。
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、極めて簡単にボンネット前端とバンパとの隙間を所定間隙に設定できるようにした車両の前部構造及び前部組付方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明による車両の前部構造にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項1に記載のように、
ボンネットの前方に該ボンネットの前端に対して面一に連なるようにバンパが配設される車両の前部構造であって、
車体前部に、位置調整部を操作することによって位置調整が可能とされると共に、バンパの位置決め部を有する位置調整部材が設けられ、
前記位置調整部材が、ボンネットの前端に突き当てられる治具を該位置調整部材と一体的に移動するようにかつ脱着可能に保持するようにされている、
ようにしてある。
上記解決手法によれば、位置調整部材に保持された治具をボンネットの前端に当接させた状態において、位置調整部材の位置決め部とボンネット前端との位置合わせが精度よく行われることになる。位置調整部材つまり位置決め部の位置決め後は、治具を取外した状態で、バンパを位置決め部によって位置決めした状態で車体に固定することにより、バンパとボンネット前端との隙間を所定間隙に設定することができる。このように、所定間隙に設定するまでの手間が極めて簡単となる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項2〜請求項9に記載のとおりである。すなわち、
前記位置調整部材は、その前部に前記位置調整部を有して前後方向に位置調整が可能とされ、かつ閉状態にあるボンネットによって上方から覆われる位置に設けられている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、ボンネットによって上方から覆われた状態であっても、前方側から位置調整部を操作して、治具をボンネット前端に当接させることができ、作業性のよいものとなる。
前記位置調整部材は、その上部に前記位置決め部が形成され、バンパによって上方および前方が覆われる、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、位置決め部に対するバンパの位置決めを上方から容易に行うことができる。また、バンパの組付完了後は、位置調整部材は外部から目視されることがないので、位置調整部材を車体側に取付たままとしておくことが可能となる。
前記位置調整部材の上部に、前記位置決め部と該位置調整部材を車体側に固定する固定部とが形成されている、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、治具をボンネットの前端に当接させた基準位置でもって、位置調整部材を車体側にしっかりと固定しておくことができ、その後に位置調整部材(位置決め部)が位置ずれしてしまう事態を防止することができる。また、位置決め部を利用したバンパの位置決め、および位置調整部材の基準位置での固定を上方から行うことができるので、作業性のよいものとなる。
前記治具は、前記位置調整部に対応する部分に開口部を有して、該開口部の上側部分と下側部分とで前記位置調整部材に保持される、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、治具の開口部を通して位置調整部を操作することができる。また、開口部の上下でもって治具を保持することから、治具を安定して保持させることができる。
前記ボンネットは、その後端部に設けたヒンジを中心にして開閉され、
前記治具は、前記ヒンジよりも下方に位置するように前記位置調整部材に保持され、
前記治具のうち前記ボンネットの前端が当接される面が、上方に向かうにつれて前方に位置する傾斜面とされている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、治具がボンネットの前端に当接した状態から、ボンネットを治具に邪魔されることなく開閉することができる。
前記位置調整部材は、車体側部材によって上方への変位を規制される後方延設部を有している、ようにしてある(請求項7対応)。この場合、位置調整部材の位置決め部でもってバンパを位置決めしている状態でバンパを車体に固定する際に、回転モーメントによってバンパが位置決め部から外れやすくなるのを、後方延設部が規制部によって規制されることによって防止することができる。
バンパの後端部に、閉位置にあるボンネットによって上方から覆われて車体への取付部位となる取付フランジ部を有し、
前記位置決めが、前記取付フランジ部に形成された係合部が上方から凹凸嵌合される嵌合部として形成されている、
ようにしてある(請求項8対応)。この場合、凹凸嵌合によって、バンパを位置調整部材に対して簡単に位置決めすることができる。
前記位置調整部材が、車体に固定されたヘッドライトのマウント部に対して位置調整される、ようにしてある(請求項9対応)。この場合、ボンネットの前端部のうち特に位置ずれしやすい左右端部側に位置するヘッドライトを車体側部材として有効に利用して、ヘッドライト付近の位置決めを精度よく行うことができる。
前記目的を達成するため、本発明による車両の前部組付方法にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、請求項10に記載のように、
ようにして車体に組み付ける車両の前部組付方法であって、
車体前部に、バンパの位置決め部を有すると共に位置調整部を操作することによって位置調整が可能とされた位置調整部材を取付ける第1ステップと、
前記位置調整部材に、治具を脱着可能にかつ該位置調整部材と共に変位されるように保持させる第2ステップと、
前記位置調整部を操作して、前記位置調整部材を、該位置調整部材に保持された前記治具が閉位置にあるボンネットの前端に対して当接された基準位置とする第3ステップと、
前記基準位置とされた前記位置調整部材から前記治具を取外す第4ステップと、
前記第4ステップの後に、前記位置決め部によってバンパの位置決めを行う第5ステップと、
バンパを、前記位置決め部によって位置決めされている状態で車体に固定する第6ステップと、
を備えているようにしてある.上記解決手法によれば、位置調整部材と治具とを利用して、閉位置にあるボンネットの前端位置に対してバンパを精度よく位置決めした状態で固定して、バンパと閉位置にあるボンネット前端との隙間を簡単に所定間隙とすることができる。
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、請求項11下に記載のとおりである。すなわち、
前記第4ステップの後でかつ前記第5ステップの前に、前記基準位置にある前記位置調整部材を車体側に固定する第7ステップをさらに有している、ようにすることができる。この場合、基準位置とされた位置調整部材(の位置決め部)が、バンパを固定する作業中に位置ずれしてしまうことを確実に防止することができる。
本発明によれば、極めて簡単にボンネット前端とバンパとの隙間を所定間隙に設定することができる。
本発明が適用された車両の前部を示す斜視図。 車体側部材としてのヘッドライトと位置調整部材の取付位置とを示す平面図。 ヘッドライトに固定部材を固定した状態を示す要部斜視図。 図3の状態から、位置調整部材を組み付けた状態を示す要部斜視図。 図4を上方から見た平面図。 図4の状態から、位置調整部材に治具を保持させた状態を示す要部斜視図。 図5のX7−X7線での側面断面図。 図5のX8−X8線での側面断面図。 図5のX9−X9線での側面断面図。 図8に対応した要部側面断面図で、位置調整部材に治具を保持させた直後の状態で、治具と閉じられたボンネット前端とが離間した状態を示す。 図10の状態から、位置調整部材の位置調整によって、治具を閉じられたボンネットの前端に当接させた状態を示す要部側面断面図。 図7に対応した要部側面断面図で、治具を閉じられたボンネットの前端に当接させた状態を示す。 図7に対応した側面断面図で、位置調整部材の位置決め部に対してバンパを位置決めした状態を示す。 図13の状態から、ボンネットを閉じた状態を示す側面断面図。
図1において、1は、ボンネット、2はフロントフェンダ、3はヘッドライトである。ボンネット1の前方に、バンパ10が配設される。
バンパ10は、バンパロア11と、バンパアッパ12と、バンパミドル13との分割構成とされて、各部分11〜13が一体化された状態で、車体に組み付けられる。なお、バンパ10は、その中央部にフロントグリル部材14を一体的に保持している。そして、バンパアッパ12が、ボンネット1の前端に面一に連なっていて、後述するように、その隙間が所定間隙となるように極力小さく設定される。なお、バンパロア11と、バンパアッパ12と、バンパミドル13とを一体成形したものであってもよい。
図2は、右側のヘッドライト3を示すのものである。ヘッドライト3は、レンズ部3Aの他、マウント部(フレーム部)3Bを有する。ヘッドライト3は、フロントフェンダ2、ホイールエプロンに対して固定具により固定される他、フロントフレームから延びる保持ステーに対しても固定具によって固定される。つまり、ヘッドライト3は、車体側にしっかりと固定されて、後述するバンパ位置決めに際しては車体側部材として機能される。
図2において、ヘッドライト3のマウント部3Bのうち、車幅方向内方側端部に、後述する位置調整部材が取付られる。このため、マント部3Bには、図3に示すように、その前面側に位置するように、固定部材(保持部材あるいはガイド部材ともいえる)30が固定具31によって固定される。この固定部材30には、略中央部において、前後方向に延びる筒状の雌ねじ部32が形成されている。また、固定部材30には、前後方向に延びると共に前方に向けて開口された複数の保持溝33が形成されている。
固定部材30に対して、位置調整部材20が前後方向にスライド可能に保持される。すなわち、位置調整部材20に形成された突起状のスライド部20aが、固定部材30の保持溝33に対して摺動可能に嵌合されている。
この位置調整部材20には、ボルト21が回転可能にかつ前後方向に相対変位しないように保持されている。このボルト21の先端部(後端部)が、固定部材30の雌ねじ部32に螺合されている。ボルト21を回転操作することによって、位置調整部材20が前後方向に変位(移動)される。ボルト21の頭部21aは、マニュアル操作される位置調整部となるもので、頭部21aは前方に露出されている。
位置調整部材20の上面には、位置決め部としての突起部22と、その側方において前後方向に延びる長孔23とが形成されている。長孔23に挿通されたボルトからなる固定具24が、マウント部3Bに形成されたねじ孔3d(図9参照)に螺合されている。固定具24を締め付けることにより、位置調整部材20はマウント部3Bに固定されて、その位置調整はできないものとされる。ただし、バンパアッパ12の位置決めを行う前の状態では、固定具24は緩められて、ボルト21を回転操作することによって、位置調整部材20の前後方向位置が調整可能とされている。
位置調整部材20には、ボルト21を挟んで上部と下部との2箇所に、治具用の保持部20bが形成されている。この保持部20bは、位置調整部材20に形成された開口部の下開口縁部として形成されている。
位置調整部材20は、後方へ延びる後方延設部20cを有している(図7、図13、図14参照)。この後方延設部20cは、マウント部3B内へと延びて、マウント部3Bに形成された規制部3eによって、上方への変位が規制されるようになっている。規制部3eは、固定部材30に形成することもできる。
位置調整部材20には、図6に示すように、位置調整部材20の前方に位置するようにして、治具40が脱着可能に保持される。すなわち、治具40は、特に図12に示すように、位置調整部材20に形成された上下の保持部20b(下開口縁部)に上方から嵌合される上下一対の嵌合溝40aとして形成されている。治具40には、位置調整用のボルト21(の頭部21a)に対応した位置に、開口部40bが形成されている。つまり、開口部40bがサービスホールとして機能されて、作業者は、治具40の前方から、開口部40bを通してボルト21を回転操作できるようにされている。位置調整部材20の前後動に応じて、治具40も一体的に前後動される。そして、治具40は、上方へ延びて、閉位置にあるボンネット1の前端に当接させるための当接部40cを有している。
ここで、図13、図14に示すように、バンパアッパ12の後端部に一体化された取付フランジ部15には、係合孔(嵌合孔)15aが形成されている。この係合孔15aは、位置調整部材20に形成された位置決め部としての突起部22にがたつきなく嵌合されるようになっている。そして、取付フランジ部15は、車幅方向に延びるシュラウドアッパ部材に対して直接に、あるいはシュラウドアッパ部材に固定されて前方へ延びる取付ステー部材に対して、ボルト等の固定具によって、車幅方向に間隔をあけて複数箇所において固定されるようになっている。この固定は、前後方向の位置ずれを補償できる形態とされている(例えば取付フランジ部15に形成された取付孔が、前後方向に延びる長孔形状とされた形態)。なお、シュラウドアッパ部材は、その車幅方向中央部がラジエタシュラウドに固定され、車幅方向端部がホイルエプロンに固定されるものであるが、これに限定されない。
次に、位置調整部材20および治具40を利用して、バンパアッパ12を位置決めした状態で固定する手順について説明する。なお、位置決めは、左右のヘッドライト3部分の左右2箇所で行うようになっているが(位置調整部材20等が、左右のヘッドライト3部分にそれぞれ設定されている)、左右一方に着目して説明することとする。
まず、ボンネット1を開いた状態で、固定部材30に保持された位置調整部材20に対して、治具40を保持させる。この後、図10に示すように、ボンネット1を閉位置とする。図10に示す状態では、位置調整部材20つまり治具40が十分に前方位置とされて、治具40の当接部40cが、閉位置にあるボンネット1の前端から離間した状態とされる。
図10の状態から、ボルト21の頭部21aを回転操作して、位置調整部材20を後方へと変位させて、治具40の当接部40cを、ボンネット1の前端に当接させる。当接部40cがボンネット1の前端に当接された状態が、図11、図12に示され、このときの位置調整部材20の位置が基準位置とされる。基準位置において、位置調整部材20の位置決め用の突起部22と閉位置にあるボンネット1の前端との前後方向の位置関係が、精度よく決定されることになる。
図11、図12の後は、ボンネット1を一旦開いて、治具40を位置調整部材20から取外すと共に、固定具24を締め付けて位置調整部材20をマウント部3Bに固定する。固定具24による締付けにより、基準位置にある位置調整部材20の移動が確実に規制され、しかも後方延設部20cがマウント部3Bの規制部3eの直下方に位置されることから、上方への変位も確実に規制されるようになっている。
位置調整部材20が基準位置で固定されている状態で、バンパアッパ12における取付フランジ部15の係合孔15aが、位置調整部材20の位置決め用の突起部22に嵌合される。これにより、バンパアッパ12の後端位置(閉位置にあるボンネット1の前端と面一対とされる部位)が、突起部22との関係で正確に位置決めされる。突起部22と閉位置にあるボンネット1の前端位置とが、治具40によって精度よく設定されていることから、結果として、車体に固定されたバンパアッパ12の後端位置と閉位置にあるボンネット1の前端とが精度よく位置決めされる。このバンパアッパ12と閉位置にあるボンネット1の前端との隙間となる所定間隙を図14中符号Sで示す。本発明では、S=2mm〜4mmというように、極めて小さく設定することができ(従来はS=8mm〜10mm程度)、外観上の見栄えが極めて良好となる。特に、ボンネット1の前端のうち、左右端部は、車体側への固定が行われない部位となるので、かなり大きく位置ずれしやすい部位となるが、この左右端部においてそれぞれ位置調整部材20や治具40を利用してバンパアッパ12の位置決め(ボンネット1の前端に対する位置合わせ)を行うので、ボンネット1の前端のうち車幅方向全長に渡って、バンパアッパ12との隙間が所定間隙Sとなるように精度よく設定することができる。
なお、位置調整部材20や固定部材30は、バンパアッパ12の車体への固定後に車体から取外すことも可能ではあるが、実施形態では、そのまま車体側に取付けた状態のままとしてある。
ここで、図1において、前開きとされるボンネット1の揺動中心を設定する左右のヒンジが符号1aで示すように簡略的に示され、またその前端部に設けられた車体へのロック部が符号1bで簡略的に示される。このヒンジ1aは、治具40の当接部40c(の上端)よりも高い位置とされている。つまり、ボンネット1の後端部に設定された揺動中心(左右のヒンジ1a同士を結ぶ揺動中心線)よりも、当接部43が低い位置となるように設定されている。
ヒンジ部1aと治具40との高さ位置関係により、閉位置にあるボンネット1を開く際に、ボンネット1の前端が、閉位置にあるときよりも前方へ位置するような軌跡を描くことになり、治具40(の当接部40c)と干渉することになる。このため、当接部40cのうち閉位置にあるボンネット1の前端と当接される(対向される)側の面が、上方に向かうにつれて徐々に前方に位置するように傾斜された傾斜面とされて、上記干渉を生じないようにされている。つまり、図12の状態から、治具43に邪魔されることなく、ボンネット1を開閉可能となっている。
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能である。位置決め部としての突起部22を凹部(孔)とする一方、取付フランジ部25を該凹部に嵌合される突起部として形成することもできる。固定部材30は、ヘッドライト3のマウント部3B以外の車体部分に固定するようにしてもよく、またマウント部3Bやその他の車体側部材に一体成形するようにしてもよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
本発明は、バンパとボンネット前端との隙間を所定間隙にして、車両の外観上の見栄え向上の上で好ましいものとなる。
1:ボンネット
1a:ヒンジ部
3:ヘッドライト(車体側の部材)
10:バンパ
12:バンパアッパ
15:取付フランジ部
15a:係合孔(位置決め用)
20:位置調整部材
20a:スライド部
20b:保持部(治具脱着用)
20c:後方延設部
21:ボルト(位置調整用)
21a:頭部(位置調整部)
22:突起部(位置決め部)
23:長孔
24:固定具
30:固定部材(車体側部材)
31:固定具
32:雌ねじ部(位置調整用)
33:保持溝
40:治具
40a:嵌合溝
40b:開口部
40c:当接部

Claims (11)

  1. ボンネットの前方に該ボンネットの前端に対して面一に連なるようにバンパが配設される車両の前部構造であって、
    車体前部に、位置調整部を操作することによって位置調整が可能とされると共に、バンパの位置決め部を有する位置調整部材が設けられ、
    前記位置調整部材が、ボンネットの前端に突き当てられる治具を該位置調整部材と一体的に移動するようにかつ脱着可能に保持するようにされている、
    ことを特徴とする車両の前部構造。
  2. 請求項1において、
    前記位置調整部材は、その前部に前記位置調整部を有して前後方向に位置調整が可能とされ、かつ閉状態にあるボンネットによって上方から覆われる位置に設けられている、ことを特徴とする車両の前部構造。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記位置調整部材は、その上部に前記位置決め部が形成され、バンパによって上方および前方が覆われる、ことを特徴とする車両の前部構造。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記位置調整部材の上部に、前記位置決め部と該位置調整部材を車体側に固定する固定部とが形成されている、ことを特徴とする車両の前部構造。
  5. 請求項2において、
    前記治具は、前記位置調整部に対応する部分に開口部を有して、該開口部の上側部分と下側部分とで前記位置調整部材に保持される、ことを特徴とする車両の前部構造。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
    前記ボンネットは、その後端部に設けたヒンジを中心にして開閉され、
    前記治具は、前記ヒンジよりも下方に位置するように前記位置調整部材に保持され、
    前記治具のうち前記ボンネットの前端が当接される面が、上方に向かうにつれて前方に位置する傾斜面とされている、
    ことを特徴とする車両の前部構造。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
    前記位置調整部材は、車体側部材によって上方への変位を規制される後方延設部を有している、ことを特徴とする車両の前部構造。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
    バンパの後端部に、閉位置にあるボンネットによって上方から覆われて車体への取付部位となる取付フランジ部を有し、
    前記位置決めが、前記取付フランジ部に形成された係合部が上方から凹凸嵌合される嵌合部として形成されている、
    ことを特徴とする車両の前部構造。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項において、
    前記位置調整部材が、車体に固定されたヘッドライトのマウント部に対して位置調整される、ことを特徴とする車両の前部構造。
  10. ボンネットの前方に配設されるバンパを、ボンネットの前端に対して所定間隙を有するようにして車体に組み付ける車両の前部組付方法であって、
    車体前部に、バンパの位置決め部を有すると共に位置調整部を操作することによって位置調整が可能とされた位置調整部材を取付ける第1ステップと、
    前記位置調整部材に、治具を脱着可能にかつ該位置調整部材と共に変位されるように保持させる第2ステップと、
    前記位置調整部を操作して、前記位置調整部材を、該位置調整部材に保持された前記治具が閉位置にあるボンネットの前端に対して当接された基準位置とする第3ステップと、
    前記基準位置とされた前記位置調整部材から前記治具を取外す第4ステップと、
    前記第4ステップの後に、前記位置決め部によってバンパの位置決めを行う第5ステップと、
    バンパを、前記位置決め部によって位置決めされている状態で車体に固定する第6ステップと、
    を備えていることを特徴とする車両の前部組付方法。
  11. 請求項10において、
    前記第4ステップの後でかつ前記第5ステップの前に、前記基準位置にある前記位置調整部材を車体側に固定する第7ステップをさらに有している、ことを特徴とする車両の前部組付方法。
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