JP6512400B2 - 車両のドア構造 - Google Patents

車両のドア構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6512400B2
JP6512400B2 JP2015053923A JP2015053923A JP6512400B2 JP 6512400 B2 JP6512400 B2 JP 6512400B2 JP 2015053923 A JP2015053923 A JP 2015053923A JP 2015053923 A JP2015053923 A JP 2015053923A JP 6512400 B2 JP6512400 B2 JP 6512400B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hole
collision
vehicle
closing member
inner panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015053923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016172513A (ja
Inventor
中村 真也
真也 中村
藤澤 直樹
直樹 藤澤
鈴木 裕之
裕之 鈴木
孝彰 二井
孝彰 二井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2015053923A priority Critical patent/JP6512400B2/ja
Publication of JP2016172513A publication Critical patent/JP2016172513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6512400B2 publication Critical patent/JP6512400B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Description

本発明は、車両の衝突状態を判定する衝突判定装置を備える車両のドア構造に関する。
従来、車両には、衝突時に乗員を保護するための乗員保護装置、例えば、エアバッグ装置が搭載されているものがある。エアバッグ装置は、様々な衝突形態に対応したものがあり、例えば、車両が側面衝突した際に、乗員と側面車体部材(例えば、サイドドア)との間にエアバッグを展開膨張させ、シートに着座している乗員の側面部分を保護するものある。
また、このようなエアバッグ装置は、車両に搭載されている衝突判定装置による判定結果に基づいてエアバッグが展開されるように構成されている。
衝突判定装置としては、例えば、車両のドアを構成するアウタパネルとインナパネルとの間の空間の圧力を検出する圧力検出部を備え、この圧力検出部の検出結果に基づいて衝突状態を判定するものがある。具体的には、圧力検出部によって検出される圧力が所定圧力(判定閾値)を超えた場合に、エアバッグを展開させる必要のある衝突状態であると判定するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−46862号公報
衝突時に乗員を適切に保護するためには、乗員保護装置を早期に作動、例えば、エアバッグを早期に展開させることが好ましく、そのためには、衝突判定装置によって衝突状態がエアバッグを展開させる必要のあるものか否かを早期に判定する必要がある。
上述のように圧力変化に基づいて衝突状態を判定する場合、圧力検出部によって圧力が検出される空間の密閉性を高めて衝突時の圧力の上昇を早めることで、衝突状態がエアバッグを展開させる必要のあるものか否かを早期に判定することができる。
しかしながら、上記空間の密閉性を高めた場合、この空間内の圧力が高まり易くなるため、エアバッグを展開させる必要のない場合でも空間内が閾値を超えて上昇してしまい、エアバッグを展開させることが必要な衝突状態と判定する虞がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、衝突判定装置による衝突状態の判定を早期に且つ的確に行うことができる車両のドア構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、車両のドアを構成するアウタパネルとインナパネルとで形成される空間の圧力を検出する圧力検出部を有し該圧力検出部の検出結果に基づいて衝突状態を判定する衝突判定装置を備える車両のドア構造であって、前記インナパネルに形成された貫通孔と、前記貫通孔の周縁部に前記インナパネルの両側に揺動可能に取り付けられ、前記貫通孔と同形状の外形を有し当該貫通孔を閉塞可能なホール塞ぎ部材と、通常時には前記ホール塞ぎ部材を前記インナパネルに対して車室側に傾斜させた状態に保持する保持部材と、衝突時の衝撃により前記ホール塞ぎ部材が前記空間内まで移動した際に、前記ホール塞ぎ部材の前記貫通孔の通過を規制するラッチ部材と、を有し、衝突速度に応じて、衝突時の衝撃により前記ホール塞ぎ部材が前記空間内まで移動した際に、前記貫通孔が前記ホール塞ぎ部材によって塞がれた状態となることを特徴とする車両のドア構造にある。
かかる第1の態様では、通常時には(衝突が起きていない状態では)、貫通孔が開口しているため、アウタパネルとインナパネルとで形成される空間の密閉性は比較的低くなっている。この状態で、車両の衝突が起こると、その衝撃の反動によりホール塞ぎ部材がインナパネル側に移動する。
そして、例えば、走行中の車両との衝突などのように衝突速度が比較的速い衝突では、ホール塞ぎ部材が貫通孔を通過して上記空間内まで移動する。これにより貫通孔がホール塞ぎ部材によって塞がれ、上記空間の密閉性が高まる。したがって衝突速度が比較的速い衝突が起こると、上記空間内の圧力は早期に上昇し空間の圧力が早期に閾値を超える。
一方で、例えば、自転車との衝突などのように衝突速度が比較的遅い衝突の場合、ホール塞ぎ部材の移動量も少なくなり、貫通孔はホール塞ぎ部材によって塞がれることなく開口した状態が維持される。すなわち空間の密閉性は低い状態のまま維持される。したがって、上記空間内の圧力の上昇速度は比較的遅くなり、空間内の圧力の閾値を超えての上昇は抑制される。よって圧力検出部の検出結果に基づいて衝突状態を的確に判定することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様の車両のドア構造において、前記ホール塞ぎ部材の一端が、前記貫通孔の上部で前記保持部材を介して前記インナパネルに取り付けられていることを特徴とする車両のドア構造にある。
かかる第2の態様では、ホール塞ぎ部材の自重を利用してホール塞ぎ部材を適切に作動させることができる。
本発明の第3の態様は、第2の態様の車両のドア構造において、前記ホール塞ぎ部材の他端には、ウェイト部が設けられていることを特徴とする車両のドア構造にある。
かかる第3の態様では、ウェイト部の重さを変化させることで、ホール塞ぎ部材の動作を適切に調整することができる。
本発明の第4の態様は、第1から3の何れか一つの態様の車両のドア構造において、前記インナパネルには、前記ホール塞ぎ部材の前記空間内での揺動を規制するストッパ部が設けられていることを特徴とする車両のドア構造にある。
かかる第4の態様では、衝突が起きた際、貫通孔がホール塞ぎ部材によってより早期に塞がれる。
本発明の第5の態様は、第1から4の何れか一つの態様の車両のドア構造において、前記保持部材がトルクヒンジであることを特徴とする車両のドア構造にある。
かかる第5の態様では、通常時、保持部材によってホール塞ぎ部材を比較的容易に所望の位置に保持することができる。
以上のように本発明に係る車輌のドア構造によれば、衝突判定装置による衝突状態の判定を早期に且つ的確に行うことができるようになる。
本発明の一実施形態に係る車両のドア構造を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る車両のドア構造を示す断面図である。 衝突時の圧力変化率の推移を説明するグラフである。 本発明の一実施形態に係る車両のドア構造の動作を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る車両のドア構造の動作を説明する拡大図である。 本発明の一実施形態に係る車両のドア構造の変形例を示す拡大図である。 本発明の一実施形態に係る車両のドア構造の動作を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る車両のドア構造における衝突時の圧力変化率の推移を説明するグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、車両1には、衝突状態を判定する衝突判定装置2と、乗員保護装置としてのエアバッグ装置3と、を備えている。エアバッグ装置3は、既存の構成であるため詳細な説明は省略する。
衝突判定装置2は、圧力検出部としての圧力センサ4と、判定部5を有するECU(電子制御ユニット)6とで構成される。圧力センサ4は、本実施形態では、車両の乗降用のドア10に設けられている。
車両のドア10は、車両の外板をなす外装部材であるアウタパネル11と、アウタパネル11の車室側に配された内装部材であるインナパネル12とで構成されるドアパネル13と、樹脂材料等からなりインナパネル12の車室側に配され意匠面となるドアトリム14と、を備えている。ドアパネル13内の空間15には、図示は省略するが、ドアウィンドウガラスやドアロックシステム等が収容される。そして圧力センサ4はインナパネル12に設けられ、空間15内の圧力を検出する。
判定部5は、車両の衝突(側突)が起こった際、この圧力センサ4の検出結果に基づいて衝突状態を判定する。車両の衝突によりアウタパネル11が変形すると、ドアパネル13内の空間15の容積が減少する。空間15の容積の減少に伴って空間15内の圧力は大気圧から一時的に上昇する。この空間15内の圧力変化が圧力センサ4によって検出され、判定部5はその検出結果に基づいて衝突状態を判定する。
本実施形態では、判定部5は、圧力センサ4の検出結果から空間15内の圧力変化率を演算し、この圧力変化率の推移に基づいて衝突状態を判定している。具体的には、判定部5は、空間15内の圧力変化率が予め設定された判定閾値を超えると、エアバッグ装置3を作動させる必要のある衝突であると判定し、車両の衝突が起こっても空間15内の圧力変化率が判定閾値を超えない場合には、エアバッグ装置3を作動させる必要のない衝突であると判定する。そしてエアバッグ装置3は、この判定部5によってエアバッグ装置3を作動させる必要のある衝突であると判定された場合に作動するように構成されている。なお、ここでいう圧力変化率とは、衝突により上昇した空間15内の圧力の大気圧に対する比率である。
図3に、車両の衝突が起こった際の空間15内の圧力変化率の推移の一例を示す。例えば、走行中の車両との衝突などのように衝突速度が比較的速い衝突の場合、図3中に実線で示すように、衝突発生後、空間15内の圧力変化率ΔP(t)は急速に上昇し、予め設定された判定閾値ΔPaよりも高いピーク値ΔP1まで上昇する。このような場合、判定部5は、空間15内の圧力変化率ΔP(t)がピーク値ΔP1まで上昇する過程で判定閾値ΔPaに達した時刻Taにおいて、エアバッグ装置3を作動させる必要のある衝突であると判定する。つまり時刻Taにおいてエアバッグ装置3が作動することになる。
一方、例えば、自転車との衝突などのように衝突速度が比較的遅い衝突の場合、図3中に点線で示すように、空間15内の圧力変化率ΔP(t)は比較的ゆっくりと上昇し、そのピーク値ΔP2は、判定閾値ΔPaよりも低い値となる。このような場合、判定部5は、エアバッグ装置3を作動させる必要のある衝突であるとは判定せず、エアバッグ装置3が作動することはない。
すなわち判定閾値ΔPaは、エアバッグ装置3を作動させる必要のない衝突では、圧力変化率がこの判定閾値ΔPaを超えないような値に設定されている。判定閾値ΔPaの設定方法は、特に限定されないが、例えば、エアバッグ装置3の作動が必要な衝突試験(ON要件試験)と、エアバッグ装置3の作動が不要な衝突試験(OFF要件試験)と、を行い、これらの試験結果に基づいて、ON要件試験のみで達する値を判定閾値ΔPaとして設定する。
このように空間15内の圧力変化に基づいて衝突状態を判定することで、衝突状態を的確に判定することができるが、以下に説明する本発明の車体構造を採用することで、衝突状態をより早期に判定することが可能となる。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、ドア10を構成するインナパネル12には、貫通孔16が車幅方向に亘って設けられている。この貫通孔16は、アウタパネル11及びインナパネル12により構成されるドアパネル13内の空間15とインナパネル12及びドアトリム14により形成される空間とを連通する。貫通孔16の形状は特に限定されないが、本実施形態では略円形に形成されている。また貫通孔16を設ける位置も特に限定されないが、車両の前後方向については極力前方側であることが好ましく、上下方向についてはドア10のドアトリム14に設けられるアームレストよりも下側であることが好ましい。すなわち貫通孔16は、インナパネル12の、シートに着座した乗員とは正対しない位置に設けられていることが好ましい。
またインナパネル12には、貫通孔16を閉塞可能な板状のホール塞ぎ部材17が取り付けられている。ホール塞ぎ部材17は、貫通孔16と略同一の外形を有する板状の部材からなり、貫通孔16の周縁部、本実施形態では貫通孔16の上部に、揺動可能に取り付けられている。そしてホール塞ぎ部材17は、通常時(衝突(側突)が起きていないとき)には、インナパネル12及びドアトリム14により形成される空間内に保持部材によってインナパネル12に対して車室側に傾斜した状態に保持されている。
本実施形態では、ホール塞ぎ部材17の一端(上端)が、いわゆるトルクヒンジである取付部材18によって貫通孔16の周縁部に取り付けられており、通常時は、この取付部材18によってインナパネル12に対して傾斜した状態に保持されている(図2参照)。具体的には、ホール塞ぎ部材17は、トルクヒンジである取付部材18を構成するバネ部材(図示なし)によって付勢されており、通常時は、この付勢力によってインナパネル12に対して車室側に傾斜した状態に保持されている。言い換えれば、ホール塞ぎ部材17は、通常時には、取付部材18によってインナパネル12との間に隙間を確保した状態で保持されている。つまり取付部材18は、本実施形態では上記保持部材としての機能を兼ねている。
このように通常時には、インナパネル12に形成された貫通孔16は開口した状態であるため、アウタパネル11とインナパネル12とで形成される空間15の密閉性は比較的低くなっている。車両の側突が発生すると、その衝撃の反動(慣性力)によってホール塞ぎ部材17がインナパネル12側(車外側)に移動する。すなわち取付部材18を支点としてインナパネル12側に回転移動する。ただし、ホール塞ぎ部材17の移動量は、側突時の衝撃の大きさによって異なる。例えば、走行中の車両との衝突時などのように衝突速度が比較的速い衝突(側突)の場合、ホール塞ぎ部材17の移動量は大きく、図4に示すように、ホール塞ぎ部材17はインナパネル12に形成された貫通孔16を通過して空間15内まで移動する。
ここで、ホール塞ぎ部材17のインナパネル12への取付部材18による取り付け位置(一端)とは反対側の端部(他端)近傍には、ウェイト部19を備えると共にラッチ部材20が設けられている。ウェイト部19は、ホール塞ぎ部材17の他の部分よりも重量の重い部分であり、本実施形態では、ホール塞ぎ部材17の他端のアウタパネル11側の面に沿って設けられている。勿論、このウェイト部19を設ける位置は、上記の位置に限定されるものではない。またウェイト部19は、ホール塞ぎ部材17に一体的に形成されていてもよいし、錘を別途固定することによって形成されていてもよい。
このようなウェイト部19を設けることで、側突時に高い慣性力が働きホール塞ぎ部材17により貫通孔16をより早く確実に塞ぐことができる。またウェイト部19の重さによって、側突時の衝撃の大きさに対するホール塞ぎ部材17の移動量を調整することもできる。
ラッチ部材20は、貫通孔16から空間15内へ移動したホール塞ぎ部材17が再度インナパネル12の車室側へ移動すること(戻ること)を規制する。詳しくは、ラッチ部材20は、ホール塞ぎ部材17の外側(下方)に突出するラッチボルト21を備え、このラッチボルト21によって空間15への移動後ホール塞ぎ部材17が存在する空間15からインナパネル12及びドアトリム14により形成される空間への移動を規制する。
ラッチボルト21は、略円形のホール塞ぎ部材17の半径方向で進退可能に保持されており、通常は、図示しないばね部材によって付勢され、ホール塞ぎ部材17の下端からホール塞ぎ部材17の外側に突出した状態に保持されている(図4(a)参照)。ホール塞ぎ部材17がインナパネル12のドアトリム14側からアウタパネル11側(空間15内)へ移動する場合、ラッチボルト21の受け面21aがインナパネル12に当接する。受け面21aは、ラッチボルト21の進退方向に対して傾斜して設けられているため、図5に示すように、ラッチボルト21の受け面21aがインナパネル12に当接するとラッチボルト21は上方(ホール塞ぎ部材17側)へ押し戻される(後退する)。したがって、ホール塞ぎ部材17は、インナパネル12の貫通孔16を通過して空間15内へ移動することができる。ホール塞ぎ部材17が空間15内まで移動するとラッチボルト21は再びバネ部材によって押し出されホール塞ぎ部材17の外側に突出した状態となる(図5(c)参照)。
そして、ラッチボルト21が貫通孔16下端縁のインナパネル12に当接することで、ホール塞ぎ部材17のインナパネル12側への移動が規制される。ラッチボルト21の受け面21aとは反対側の面はラッチボルト21の進退方向に沿って形成されているため、ラッチボルト21がインナパネル12に当接しても上方へ押し戻されることはない。これにより、ホール塞ぎ部材17は貫通孔16を通過することない。このため、貫通孔16はホール塞ぎ部材17によって実質的に塞がれた状態となる(図4(b))。
また例えば、図6に示すように、インナパネル12の空間15側にストッパ部材22を設けるようにしてもよい。なお、ストッパ部材22は正面断面視略L字型となっており、一端がインナパネルと接し、他端の上端が貫通孔16の下端よりも上方に位置し、このようなストッパ部材22を設けることで、ラッチボルト21がインナパネル12を乗り越えると、ホール塞ぎ部材17がストッパ部材22に当接しアウタパネル11側に向かう動きを規制するとともに、下方に突出した状態のラッチボルト21の受け面21aとは反対側の面が貫通孔16下端縁のインナパネル12と当接しすることインナパネル12側に向かう動きが規制される。したがって、衝突が起きた際、貫通孔16をホール塞ぎ部材17によって早期に確実に塞ぐことができる。なおストッパ部材22の構造は特に限定されるものではなく、ホール塞ぎ部材17の空間15内での揺動(移動)を規制することができるものであればよい。
一方で、例えば、自転車との衝突などのように衝突速度が比較的遅く、ホール塞ぎ部材17の移動量は少ない場合には、図7に示すように、ホール塞ぎ部材17がインナパネル12の貫通孔16を通過することなく、衝撃が収まると取付部材18を構成するバネ部材の付勢力によって元の位置まで戻される。したがって、この場合には、貫通孔16がホール塞ぎ部材17によって塞がれることはなく、貫通孔16の開口状態が維持される。
図8は、上述のような貫通孔16を塞ぐホール塞ぎ部材17を備える実施例の構成における圧力変化率の推移と、貫通孔16を塞ぐホール塞ぎ部材17を備えていない比較例の構成における圧力変化率の推移と、を示す図である。
衝突速度が比較的速い衝突が起きた場合(図中実線)、実施例の構成では上述のように貫通孔16がホール塞ぎ部材17によって塞がれて空間15の密閉性が高まる(図4参照)。このため、空間15内の圧力変化率ΔP(t)は、図8に示すように、比較的早い段階(時刻T1)から上昇し時刻T2で判定閾値ΔPaに達する。なお空間15の密閉性が高くなっているため、ピーク値も比較的高くなる(ΔP3)。一方、比較例の構成では貫通孔16は開口したままであり空間15内の密閉性が低いため、空間15内の圧力変化率ΔP(t)は時刻T1よりも遅い時刻T3から上昇し、時刻T2よりも遅い時刻T4で判定閾値ΔPaに達する。なおそのピーク値は実施例の構成に比べて低くなる(ΔP4)。この結果から分かるように、実施例の構成では、比較例の構成に比べて空間15内の圧力変化率ΔP(t)の立ち上がりを早めることができ、早期に衝突判定を行うことができる。したがって、早期にエアバッグ装置3を作動させることができる。
一方、衝突速度が比較的遅い衝突が起きた場合(図中点線)、実施例の構成においても、比較例の構成の場合と同様に貫通孔16は開口した状態に保持される(図7参照)。すなわち何れの構成においても、空間15の密閉性は比較的低い状態に保持される。したがって、圧力変化率ΔP(t)の上昇は抑制され、図8に示すように、例えば、時刻T5付近でピーク値(ΔP5)に達するものの、圧力変化率ΔP(t)は判定閾値ΔPaを超えることはなく、エアバッグ装置3が作動することはない。
このように本発明に係る車体構造によれば、衝突判定装置による衝突状態の判定を早期に且つ的確に行うことができるようになる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、ラッチ部材をホール塞ぎ部材に設けた構成を例示したが、ラッチ部材は、インナパネル側に設けられていてもよい。また上述の実施形態では、ホール塞ぎ部材の一端を貫通孔の上部に取り付けるようにしたが、必ずしも貫通孔の上部でなくてもよく、貫通孔の周縁部に揺動可能に取り付けられていればよい。
また上述の実施形態では、取付部材が保持部材としての機能を兼ねるようにした構成を例示したが、保持部材の構成は特に限定されず、例えば、保持部材は取付部材とは別部材として構成されていてもよい。すなわち保持部材は、ホール塞ぎ部材が通常時にはインナパネルに対して車室側に傾斜した状態となり且つ側突が起こった際にはホール塞ぎ部材が揺動するように、保持できるものであればよい。
また上述の実施形態では、インナパネルに一つの貫通孔を形成した構成について説明したが、貫通孔を複数個設け、各貫通孔に対応してホール塞ぎ部材を設けるようにしてもよい。
また上述の実施形態では、判定部がドアパネルの空間内の圧力変化率から衝突状態を判定する例を説明したが、上記空間内の圧力変化率ではなく、例えば、空間内の圧力値から衝突状態を判定することもできる。
1 車両
2 衝突判定装置
3 エアバッグ装置
4 圧力センサ
5 判定部
10 ドア
11 アウタパネル
12 インナパネル
13 ドアパネル
14 ドアトリム
15 空間
16 貫通孔
17 ホール塞ぎ部材
18 取付部材(保持部材)
19 ウェイト部
20 ラッチ部材
21 ラッチボルト
22 ストッパ部材

Claims (5)

  1. 車両のドアを構成するアウタパネルとインナパネルとで形成される空間の圧力を検出する圧力検出部を有し該圧力検出部の検出結果に基づいて衝突状態を判定する衝突判定装置を備える車両のドア構造であって、
    前記インナパネルに形成された貫通孔と、
    前記貫通孔の周縁部に前記インナパネルの両側に揺動可能に取り付けられ、前記貫通孔と同形状の外形を有し当該貫通孔を閉塞可能なホール塞ぎ部材と、
    通常時には前記ホール塞ぎ部材を前記インナパネルに対して車室側に傾斜させた状態に保持する保持部材と、
    衝突時の衝撃により前記ホール塞ぎ部材が前記空間内まで移動した際に、前記ホール塞ぎ部材の前記貫通孔の通過を規制するラッチ部材と、を有し、
    衝突速度に応じて、衝突時の衝撃により前記ホール塞ぎ部材が前記空間内まで移動した際に、前記貫通孔が前記ホール塞ぎ部材によって塞がれた状態となる
    ことを特徴とする車両のドア構造。
  2. 請求項1に記載の車両のドア構造において、
    前記ホール塞ぎ部材の一端が、前記貫通孔の上部で前記保持部材を介して前記インナパネルに取り付けられている
    ことを特徴とする車両のドア構造。
  3. 請求項2に記載の車両のドア構造において、
    前記ホール塞ぎ部材の他端には、ウェイト部が設けられている
    ことを特徴とする車両のドア構造。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の車両のドア構造において、
    前記インナパネルには、前記ホール塞ぎ部材の前記空間内での揺動を規制するストッパ部が設けられている
    ことを特徴とする車両のドア構造。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の車両のドア構造において、
    前記保持部材がトルクヒンジである
    ことを特徴とする車両のドア構造。
JP2015053923A 2015-03-17 2015-03-17 車両のドア構造 Expired - Fee Related JP6512400B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015053923A JP6512400B2 (ja) 2015-03-17 2015-03-17 車両のドア構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015053923A JP6512400B2 (ja) 2015-03-17 2015-03-17 車両のドア構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016172513A JP2016172513A (ja) 2016-09-29
JP6512400B2 true JP6512400B2 (ja) 2019-05-15

Family

ID=57008531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015053923A Expired - Fee Related JP6512400B2 (ja) 2015-03-17 2015-03-17 車両のドア構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6512400B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08324379A (ja) * 1995-05-30 1996-12-10 Toyota Motor Corp 車両用側面衝突検出装置
JPH08332915A (ja) * 1995-06-07 1996-12-17 Tokai Rika Co Ltd 乗員保護装置用センサ
DE102005042842A1 (de) * 2005-09-09 2007-03-22 Robert Bosch Gmbh Vorrichtung zur Ansteuerung von Fußgängerschutzmitteln
JP4816092B2 (ja) * 2006-01-13 2011-11-16 マツダ株式会社 車両用衝突検出装置
JP2008239121A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Calsonic Kansei Corp 車両用側面衝突検出装置
JP5803852B2 (ja) * 2012-08-31 2015-11-04 トヨタ自動車株式会社 衝突検知装置及び乗員保護システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016172513A (ja) 2016-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4377902B2 (ja) 車両用サイドエアーバックガイドプレート
US9476233B2 (en) Hood latch assembly
KR102614155B1 (ko) 자율주행 차량용 무릎에어백 장치 및 이의 제어방법
US10131314B2 (en) Curtain airbag for vehicle
US20170282847A1 (en) Motor vehicle with pedestrian airbag
US9027962B1 (en) Airbag apparatus
EP2022684B1 (en) Air bag device for protection of knee, method of developing air bag device for protection of knee, and vehicle
US6237949B1 (en) Air bag system for motor vehicle
JP5966613B2 (ja) 車両用ドア
US20140070522A1 (en) Disposition structure for curtain airbag system
US20190308583A1 (en) Airbag device
US8801031B1 (en) Inflatable restraint deployment ramp
KR102951357B1 (ko) 차량용 운전석 에어백, 이의 제어 시스템 및 제어 방법
US8855865B2 (en) Collision determination device, collision determination method, and occupant protection device
US6814372B1 (en) Method for apparatus for venting an inflatable restraint assembly
US9428141B2 (en) Driver airbag apparatus
JP6512400B2 (ja) 車両のドア構造
JP6512399B2 (ja) 車両のドア構造
JP2008239121A (ja) 車両用側面衝突検出装置
JP2017105409A (ja) 車両の乗員保護装置
JP6512398B2 (ja) 車両のドア構造
US11358557B1 (en) Airbag housing with sacrificial seam
KR101606477B1 (ko) 차량용 에어백 도어
JP6697805B2 (ja) エアバッグ装置
JP2007153222A (ja) 自動車用エアバッグ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190326

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6512400

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees