JP6533883B2 - 鋼の連続鋳造鋳片の切断装置 - Google Patents
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Description
当問題も前述の楔形歯の圧入方式により解決されるが新たな問題が生ずる。せん断では拡幅比(=切断後幅/切断前幅)は約1.2以下であって該値が許容されているが、圧入特に実質中空材への圧入では該比がかなり大きくなり何らかの対策が必要とされる。
圧入ではせん断とは逆に荷重は分断直前に最大となり分断とともに瞬時に消滅する。従って大きな衝撃が発生し装置の耐久に問題が大きい。さらに歯先の衝突を回避しつつ確実な切断が必要である。油圧機構では制御精度上対処が困難である。
上記2問題に対して当該発明では衝撃緩和のため電動機をインバータ制御し、且つベルトプーリー機構を介在させて衝撃を弾性的に吸収するという工夫を込めている。歯先の衝突を避ける歯先食い違いを組み込んだ終点制御の容易な当該機構は適切である。
第2に駆動手段が複雑高価になる。問題があるが油圧なら単純低廉の可能性がある。
1)一方の楔形歯を該圧入枠内に固定し、他方の楔形歯を該油圧シリンダーのラムに固定された圧入歯台の上に鋳片引抜方向へ弾性的に摺動可能となるよう設けるとともに両歯先を引き抜き方向に食い違いさせ、
2)前記リンクは中間棒の中央に孔を持つ3本のZ型であり、該移動手段に設けられた一対の水平懸架軸に該中間棒の対を嵌め込ませて固定中心支点とし、圧入枠上部に設けられた一対の水平の圧入枠トラニオンと圧入歯台側部に設けられた一対の水平の圧入歯台トラニオンとをそれぞれ該リンクの両端にピン結合することにより該本体を該移送手段に懸架し、
3)該ラムの突き出しに応じて前記両歯の歯先を鋳片パス芯を超えて圧入し、歯先側面が互いに接近・接触・押圧し、前記摺動可能楔形歯を摺動退避させて衝突を回避しつつ鋳片パス芯で分割することを特徴とする連続鋳造鋳片の切断装置である。
1)一方の楔形歯を該圧入枠内に固定し、他方の楔形歯を歯台に鋳片引抜方向へ弾性的に摺動可能となるよう上置するとともに両歯先を引き抜き方向に食い違いさせ、
2)該歯台の形状を袋ナット状に形成して前記圧入ねじ棒の一端にねじ結合し、
3)該圧入枠と該歯台に形成するねじの形状を逆向き同一ピッチとし、
4)該油圧モーターによって前記圧入ねじ棒の他端を回転することにより該圧入枠を無回転下方に移動、該歯台を無回転上方に移動させて前記両楔形歯を鋳片にパス芯に対して対称的に圧入し、該両歯先を鋳片パス芯を超えて前進させ、歯先側面が互いに接近・接触・押圧し、前記摺動可能楔形歯を摺動退避させて衝突を回避しつつ鋳片パス芯で分割することを特徴とする連続鋳造鋳片の切断装置である。
『対称的』とは食い違いの存在のため正確な対称でないことを意味する。
『移送手段』とは床走行台車、吊り下げ走行台車、本体を懸架する振子、本体を懸架する旋回アーム、本体を懸架する摺動台のどれかとする。
先行例(引用文献1)では油圧では解決困難、電動機のインバータ制御と弾性伝達機構を介在させて当問題に対処している。
油圧方式には終点的中精度不足に起因する両歯の衝突や噛み残しの危険性がある。その防止のため本発明では圧入に際して両歯先が中間点を超えて食い違い進行し、歯先側面が接触すると片歯が引き抜き方向に摺動退避する構造としているので激しい衝突は起こらず、且つ確実に分断される。
本発明1のように先行例の回転駆動手段とねじ込み構造を片押し油圧シリンダーに変更するとさらに簡素低廉になる。この場合上下両歯をパス芯対称圧入させるメカニズムが新たに必要となるが、簡単なZ型リンクを圧入枠と圧入歯台間に介在させて解決している。
本発明の鋳片切断装置は連続鋳造鋳片を貫通させ該鋳片を挟んだ一対の楔形歯を対称的に圧入して切断するものであり、切断装置本体と該切断装置を積載し鋳片の引抜に追随する一種の移送手段である台車とから成る。
該切断装置本体は主に油圧シリンダー1と該シリンダーの外周に勘合するように被せた有底円筒体によって構成された圧入枠2と該圧入枠2内を上下するシリンダー芯のラム3と該ラム3に上置される圧入歯台4と該圧入歯台4上に嵌め込まれる摺動楔形歯5と前記円筒底部に設けられ該摺動楔形歯5と対向対称に配置された固定楔形歯6とから成る。該圧入枠2には鋳片7が通過可能な貫通孔8が設けられる。
その際両歯先は鋳片引抜方向にわずかにずらせてあり歯先どうしの衝突を防ぐ。両歯先は鋳片パス芯9を超えて前進し歯先側面が互いに接する段階で鋳片が分断される。
図1Bに示すように両歯先側面が接触すると押圧力により摺動楔形歯5が引抜方向に摺動後退して衝突を避け衝撃を緩和する。後退は分断直前の鋳片を引きちぎるように作用し、分断が確実になされる。
分断後直ちに油圧を逆転し、両歯を後退(鋳片から離れる)させる。摺動楔形歯5はばね11により待機位置に復帰する。
台車21は車輪22と軌道23を介して歯の圧入と同時に鋳片に追随して引抜方向に移動される。該台車21には本体を懸架するため一対の懸架軸25とそれを支える一対の支柱24を設ける。懸架軸25は鋳片に直交し且つ水平に配置されZ型リンク30を介して本体両側部と連結される。
Z型リンク30は上中下3本の連結棒(ピンを含む)b1,b2,b3から成り、中間棒b2の中央の孔を懸架軸25に嵌め込んで固定支点となる。上連結棒b1の端部孔を圧入枠26に設けられた圧入枠トラニオン27(懸架軸25と平行)に嵌め込み、下連結棒b3の端部孔を歯台28に設けられ歯台トラニオン29(懸架軸と平行)に嵌め込む。
ラム31が距離Lだけ突き出すとシリンダー32に固定された圧入枠26は1/2×Lだけ下降、ラム31は1/2×Lだけ上昇する。従って両楔形歯は鋳片パス芯に向かって対称的に接近し、切断時にはリンクは図3BのようにZ型となる。両側から押してパス芯で切断する理由は、片押しでは鋳片が曲げられるからである。
以上当該切断装置は極めてコンパクトであって既存の連続鋳造ラインに容易に配置することができる。
本発明は、先行例(引用文献中の図7)において複雑な回転駆動手段を油圧シリンダーのみに代替して簡素化し、且つ本願発明の楔形歯の摺動後退機構を付加して改良したものである。
本発明の切断装置は主に鋳片41を貫通させるO字型圧入枠42と該O字型圧入枠42の上部内側面に嵌め込まれた摺動楔形歯43と該O字型圧入枠42の下側辺に刳り抜かれたねじ孔44と該ねじ孔44にねじ込まれる圧入ねじ棒45と該圧入ねじ棒45に逆ねじ嵌合し下側楔形歯46を上置する袋ナット状の歯台47と該圧入ねじ棒45を回転させる油圧モーター48と該油圧モーター48を固定して積載する台車49と拡幅拘束ガード50とからなる。
両歯先が鋳片パス芯を超え歯先側面が互いに接触すると鋳片分断とともに摺動楔形歯43が引抜方向に沿って後退し衝突・衝撃を緩和する。
大出力の油圧モーターの瞬時停止は困難であるが当該方法により問題が解消される。さらに装置全体の簡素化と小型化がなされ、低廉且つ既存の連続鋳造ラインに容易に配置することができる。
圧入部の表面性状は平坦金型の圧下であるから圧延と同様に平滑である。形状は楔形であるから通常の垂直面のようにロールへの噛み込み時に塑性流れが前後に大きく乱れることがない。この二つの理由により圧延における両端不良部の長さが短縮される。さらに楔形は搬送時の引っかかりが無くなり、ロールへの噛み込みも確実になる。
拘束ガードは公知の方法・構造と同様でよい。
油圧モーター軸とねじ棒は直結しているのでねじ棒は直立している。他方圧入枠は無回転で上下するので台車に設けた拘束枠(図示せず)で支える。
移送手段としてはいろいろ想定される。図示したような床面走行台車の他、吊り下げ走行台車、本体を懸架する振子、本体を懸架する旋回アーム、本体を懸架する摺動台のどれでもよい。既存設備の状況に合わせる。
21;台車 22;車輪 23;軌道 24;懸架支柱 25;懸架軸 26;圧入枠 27;圧入枠トラニオン 28;歯台 29;歯台トラニオン 30;Z型リンク 31;ラム 32;シリンダー
41;鋳片 42;O字型圧入枠 43;摺動楔形歯 44;ネジ孔 45;圧入ねじ棒 46;下側楔形歯 47;歯台 48;拡幅拘束ガード
Claims (1)
- 鋳片が貫通する圧入枠と該圧入枠内に鋳片を挟んで対向配置した一対の楔形歯と該圧入枠に結合し該楔形歯の一方を駆動する油圧シリンダーと該楔形歯対を鋳片パス芯に対して対称的に作動させる一対のリンクとから成る本体と該本体を積載し鋳片引抜に追随する移送手段とから構成される連続鋳造鋳片の切断装置であって、
1)一方の楔形歯を該圧入枠内に固定し、他方の楔形歯を該油圧シリンダーのラムに固定された圧入歯台の上に鋳片引抜方向へ弾性的に摺動可能となるよう設けるとともに両歯先を引き抜き方向に食い違いさせ、
2)前記リンクは中間棒の中央に孔を持つ3本のZ型であり、該移動手段に設けられた一対の水平懸架軸に該中間棒の対を嵌め込ませて固定中心支点とし、圧入枠上部に設けられた一対の水平の圧入枠トラニオンと圧入歯台側部に設けられた一対の水平の圧入歯台トラニオンとをそれぞれ該リンクの両端にピン結合することにより該本体を該移送手段に懸架し、
3)該ラムの突き出しに応じて前記両歯の歯先を鋳片パス芯を超えて圧入し、歯先側面が互いに接近・接触・押圧し、前記摺動可能楔形歯を摺動退避させて衝突を回避しつつ鋳片パス芯で分割することを特徴とする連続鋳造鋳片の切断装置。
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| JP2015211412A JP6533883B2 (ja) | 2015-10-28 | 2015-10-28 | 鋼の連続鋳造鋳片の切断装置 |
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| JP2015211412A JP6533883B2 (ja) | 2015-10-28 | 2015-10-28 | 鋼の連続鋳造鋳片の切断装置 |
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