JP6534112B2 - 害虫駆除装置 - Google Patents

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Description

本発明は、不快害虫を駆除する害虫駆除装置に関し、特に、ヒータで加熱される蒸散皿の上に薬液を滴下して蒸散させる燻蒸式の害虫駆除装置に関する。
従来、この種の害虫駆除装置として、例えば、特許文献1に開示された環境衛生機が知られている。同文献に開示された環境衛生機は、殺虫液を充填するタンクと、該タンクから流出する殺虫液を間欠的に送出する液体定量供給装置と、前記液体定量供給装置によって送出される殺虫液を蒸散させる蒸散プレートと、前記蒸散プレートを加熱するヒータと、を有する害虫駆除装置を備えている。
また、同文献の環境衛生機は、ファンと、そのファンに接続されるダクトと、を備えている。そして、前記ダクトの吹出口及び蒸散された殺虫液の吹出口(蒸散口)は、環境衛生機の筐体の前面に形成されている。
上記構成により、前記環境衛生機では、ファンを作動させて送風を行い、ヒータを通電して蒸散プレートを加熱し、タンク内の殺虫液を液体定量供給装置によって送出して加熱された蒸散プレートの上に滴下する。これにより、殺虫液を蒸散させて環境衛生機が設置される施設内の殺虫を行うことができる。
また、他の従来技術の例として、特許文献2に開示された不快害虫駆除機が知られている。同文献に開示された不快害虫駆除機では、害虫駆除液蒸散皿は、不快害虫駆除機の前面から引き抜くことができるようにカセット化されている。そして、前記害虫駆除液蒸散皿は、害虫駆除液蒸散ヒータに接続される害虫駆除液蒸散プレートに密着するよう差し込まれる。これにより、害虫駆除液蒸散皿の清掃、交換を簡単に行えるようになり、最適な蒸散を維持することができる。
特開平11−253089号公報(第2−3頁、第3図) 特開2001−309743号公報(第2頁、第3、4図)
しかしながら、上記した従来技術では、殺虫液を滴下して蒸発させる空間(蒸発室)とその外部とを連通する開口は、筐体前面に形成される蒸散口のみであったので、蒸発した殺虫液が外部に吹き出し難く、前記蒸発室の内部に滞留し易いという問題点があった。
蒸発した殺虫液が蒸発室の内部に滞留すると、殺虫液の蒸発を阻害して蒸発不良を招くことになる。また、滞留する殺虫液の蒸気が蒸発室の壁面等に付着するので、蒸発室の内部にタール状の蒸発残渣が蓄積され、蒸発の効率を更に悪化させてしまう。
また、殺虫液を蒸発させる蒸発室に隣接して空気を流すダクトを配設する構成では、ファンの送風によって蒸発室が冷やされて殺虫液の蒸発が阻害されるという問題点があった。また同様に、ファンによって送りだされる空気の一部を直接的に蒸発室に導く構成においても蒸発室の温度が低下して蒸発不良を招くことになる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、殺虫液を効率良く蒸散させて、殺虫液の蒸発残渣を少なくすることができる害虫駆除装置を提供することにある。
本発明の害虫駆除装置は、ヒータによって加熱される蒸発室の内部に薬液を滴下して蒸散させる害虫駆除装置であって、送風機によって送り出される空気を流すダクトと、前記ダクトにつながり筐体の一面に開口する吹出口と、を有し、前記蒸発室には、前記吹出口に隣接して前記筐体の一面に開口する蒸散口と前記筐体の他面若しくは内部に開口する吸気口とが形成され、前記吸気口は、前記蒸発室の背面部の上端と上部材との間に形成され前記ダクトにつながらず前記蒸散口よりも開口面積が小さいことを特徴とする。
本発明の害虫駆除装置によれば、薬液を蒸発させる蒸発室には、筐体の一面に開口する蒸散口と、筐体の他面若しくは内部に開口する吸気口と、が形成される。これにより、吸気口から空気を取り入れることができ、蒸発した薬液が蒸散口から吹き出し易くなる。その結果、蒸発室の内部に蒸発した薬液が滞留することを抑制し、薬液の蒸発を促進することができる。
また、送風機によって送り出される空気を流すダクトの吹出口を筐体の一面に開口するように形成し、前記蒸散口を前記吹出口に隣接して形成しても良い。これにより、吹出口から吐出される空気の流れによって蒸発室の内部から蒸発した薬液を吸引することができる。その結果、薬液の蒸発及び拡散を効率良く行うことができる。
また、吸気口は、蒸散口よりも開口面積が小さく形成されても良い。これにより、吸気口から蒸発室の内部へと多量の空気が流入することによる蒸発室の温度低下を抑制することができ、蒸発に好適な温度を維持することができる。また、蒸発した薬液は、吸気口へと逆流することなく、蒸散口から効率良く吹き出される。
また、薬液を蒸発させる蒸発室と空気を流すダクトとの間には、各々を画成する仕切部材の間に空隙部を形成しても良い。これにより、ダクト内を流れる空気によって蒸発室が冷却されることを抑制できる。その結果、効率的な蒸発を維持することができ、薬液の残渣が発生することを抑えることができる。
本発明の実施形態に係る害虫駆除装置の外観を示す透視図である。 本発明の実施形態に係る害虫駆除装置の概略構造を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る害虫駆除装置の概略構造を示す側面断面図である(図2に示すA−A線断面)。 本発明の実施形態に係る害虫駆除装置の蒸発室近傍の正面断面図(図3に示すB−B線断面)である。 本発明の実施形態に係る害虫駆除装置の蒸発室近傍の側面断面図(図2に示すA−A線断面)である。 本発明の実施形態に係る害虫駆除装置の前面近傍における蒸発室の側面断面図(図5に示すC部拡大断面図)である。 本発明の実施形態に係る害虫駆除装置の吹出口及び蒸散口近傍の透視図である。 本発明の実施形態に係る害虫駆除装置の蒸発室背面近傍の側面断面図(図5に示すD部拡大断面図)である。
以下、本発明の実施形態に係る害虫駆除装置を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る害虫駆除装置1の外観を示す透視図である。害虫駆除装置1は、薬液(殺虫液)を加熱して蒸散させる燻蒸式(加熱蒸散式)の害虫駆除装置であり、ホテル、オフィス、飲食店、倉庫その他各種の施設で利用されるものである。また、害虫駆除装置1は、除菌機能及び脱臭機能も備えている。
図1に示すように、害虫駆除装置1は、例えば、ステンレス鋼板等から形成される略直方体状の筐体2を有し、筐体2の一面である前面には、空気を吐出する吹出口4と、蒸発した薬液を放出する蒸散口5と、が形成されている。また、筐体2の上面には、空気を取り入れる吸込口6が形成されている。後述するファン12(図3参照)を作動させることにより、吸込口6から空気が吸入されて筐体2の前面の吹出口4から吹き出される。
蒸散口5は、吹出口4に隣接して、その直下に形成されている。これにより、蒸散口5につながる後述する蒸発室20(図3参照)の内部で蒸発した薬液は、吹出口4から吹き出される空気流によって吸引されて、蒸散口5から筐体2の外部へと放出され、害虫駆除装置1が設置される施設内に拡散される。
筐体2の前面の略中央は、水平断面略コ字状に凹んでおり、この凹んだ部分の面である前面2aには、操作表示部3が設けられる。操作表示部3は、薬液の蒸散を開始若しくは停止するため操作、薬液の蒸散量の設定、自動運転の各種設定(例えば、タイマー設定等)等を行うためのものであり、各操作を行うための各種スイッチ類を備えている。また、操作表示部3は、各設定値や運転状況を表示する表示部等を有する。
図2は、害虫駆除装置1の概略構造を示す正面図である。図2に示すように、害虫駆除装置1は、筐体2の内部に、薬液を入れるタンク7と、薬液を送り出すポンプ8と、ポンプ8の駆動を制御する制御装置19と、を備えている。
タンク7は、内部に薬液を貯留する容器であり、例えば、ポリエチレン等の合成樹脂から成形される。タンク7は、筐体2の下部に配置される。これにより、薬液を入れた状態において、害虫駆除装置1は、その重心が低く抑えられて安定する。
ポンプ8は、例えば、電磁ポンプであり、制御装置19からの信号によって流量調整自在に構成される。ポンプ8は、タンク7と蒸発室20とをつなぐ配管17に介装され、薬液をタンク7の内部から蒸発室20の内部へと圧送する。
このように、流量調整自在なポンプ8を設けることにより、薬液を、その種類等に応じて蒸発に適した供給量に調整して滴下することができ、蒸発残渣を少なく効率的に蒸散させることができる。
図3は、害虫駆除装置1の概略構造を示す側面断面図であり、図2に示すA−A線断面を示している。なお、図3において、空気流れを実線矢印で、蒸発した薬液の流れを破線矢印で模式的に示している。
図3に示すように、筐体2の内部には、筐体2の上面に形成される吸込口6と、筐体2の前面に形成される吹出口4と、をつなぐダクト10が形成される。ダクト10は、例えば、ステンレス鋼板等から所定の形状に曲折成形される複数の仕切部材を組み合わせることにより構成される。
ダクト10の内部、詳しくは、ダクト10の吸込口6近傍には、筐体2の外部から空気を吸い込んでダクト10の内部に送り出すファン12(送風機)が配設される。ファン12は、例えば、軸流式のプロペラファンとモータとを備えた送風機である。前述のとおり、ファン12を作動させることにより、吸込口6から空気が吸入されて筐体2の前面の吹出口4から吹き出される。
なお、害虫駆除装置1は、ダクト10の内部を流れる空気を除菌、脱臭する除菌脱臭装置(図示せず)を備えている。除菌脱臭装置としては、例えば、ダクト10の内部にオゾンを発生させるオゾン発生装置等である。また、ダクト10の内部または外部に紫外線を照射するUV殺菌装置を設けても良い。除菌脱臭装置及びファン12を作動させることにより、オゾン発生装置によって発生したオゾンを施設内に拡散させて、またはUV殺菌装置によりダクト10内等を流れる空気を除菌、脱臭して、施設内の除菌及び脱臭を行うことができる。
筐体2の内部のダクト10の前方には、制御装置19が配設される。制御装置19は、所定の設定値及び温度センサ18等の入力値に基づき所定の演算を実行し、ポンプ8(図2参照)、ファン12、ヒータ9及び前記除菌脱臭装置等の作動を制御するものである。
ダクト10の下方には、薬液を蒸発させる蒸発室20が形成される。蒸発室20は、例えば、ステンレス鋼板やアルミニウム鋼板等から曲折成形される複数の仕切部材(後述する下部材22と上部材23)を組み合わせることによって画成される空間である。蒸発室20には、筐体2の前面2aに開口する蒸散口5と、筐体2の内部若しくは背面に開口する吸気口25と、が形成される。
図4は、害虫駆除装置1の蒸発室20近傍の正面断面図であり、図3に示すB−B線断面を示している。図4に示すように、蒸発室20は、加熱プレートを構成する下部材22と、上蓋を構成する上部材23と、を接合することによって画成される。
下部材22は、良熱伝導性の材料、例えば、アルミニウム鋼板等から形成され、正面断面において、下方に凸状となる略ハット状の形態を成している。具体的には、下部材22は、薬液を加熱するプレートとなる略板状の底面部22aと、底面部22aの左右両端部から連続して上方に略垂直に曲折される側面部22bと、左右の側面部22bの上端部から連続して外側に略水平に曲折されるフランジ部22dと、を有する。
上部材23は、例えば、ステンレス鋼板等から成る板状体であり、その左右両端部近傍が下部材22のフランジ部22dに溶接若しくはねじ締結等によって接合され、蒸発室20の上部を塞ぐ蓋状体を構成している。
蒸発室20には、蒸発室20の内部を加熱して、蒸発室20内に滴下される薬液を蒸発させるためのヒータ9が取り付けられる。ヒータ9は、略板状の形態を成す電気抵抗式の加熱器であり、例えば、ニクロム線等の略板状の加熱抵抗体と、その上下面を覆う絶縁体と、更にその外面を覆う金属板と、を有する。
ヒータ9は、良熱伝導性の金属板等から成る伝熱部材26を介して下部材22の底面部22aの下面に密着するよう配設され、固定部材27と底面部22aとの間に挟まれるようにねじ締結等によって固定される。なお、伝熱部材26は、後述する温度センサ18を取り付けることによってヒータ9と底面部22aとの間に生ずる隙間を埋めるためのスペーサとして機能する。これにより、ヒータ9の熱を効率良く下部材22に伝えることができる。
蒸発室20には、ヒータ9による加熱温度を検出する温度センサ18が取り付けられる。具体的には、温度センサ18は、ヒータ9の略中央に形成される貫通孔に上方から挿通され、その先端部近傍が下部材22の底面部22aとヒータ9との間に挟持されて底面部22aに直接接触するように固定される。これにより、薬液を加熱するプレートとなる底面部22a近傍の温度を正確に検出することができる。
つまり、例えば、温度センサ18を側面部22bや背面部22c(図5参照)に取り付ける場合には、吸気口25から流入する空気や蒸発室20の周囲の空気等によって温度センサ18の近傍が冷却されて検出温度が低くなるという問題点があった。これに対し本願では、温度センサ18を、ヒータ9の略中央に、且つ加熱するプレートとなる底面部22aに接触させて取り付けているので、薬液を加熱する加熱面近傍の正確な温度を検出することができる。
そして、制御装置19(図2参照)は、温度センサ18によって検出される蒸発室20の底面部22aの温度が所定の目標温度(例えば、320℃)を維持するようヒータ9の通電を制御する。これにより、薬液の好適な蒸発を維持することができる。
図5は、害虫駆除装置1の蒸発室20近傍の側面断面図であり、図2に示すA−A線断面を示している。なお、図5において、ダクト10内の空気流れを実線矢印で、蒸発した薬液の流れを破線矢印で、吸気口25から蒸発室20内に取り込まれる空気流れを鎖線矢印で、夫々模式的に示している。
図5に示すように、蒸発室20を画成する下部材22の前端は、上方に曲折されて筐体2の前面2aに形成される蒸散口5に接続される。他方、下部材22の背面端には、底面部22aの背面端から連続して略垂直に上方に曲折される背面部22cが形成される。
蒸発室20の内部には、その上面に薬液を滴下させて蒸発させる蒸発皿21が挿脱自在に収納される。蒸発皿21は、例えば、ステンレス鋼板若しくはアルミニウム鋼板等から曲折成形される略箱状の形態を成し、その底面は、蒸発室20の底面部22aに密着するよう配設される。
ここで、筐体2の前面2aに形成される蒸散口5は、蒸発皿21が通過可能な大きさに開口している。つまり、蒸散口5を通過させて蒸発皿21を蒸発室20の内部に出し入れすることができる。これにより、害虫駆除装置1を使用した後に、蒸発皿21を取り外して容易に清浄若しくは交換することができる。そのため、薬液の蒸発残渣が蒸発面に蓄積することによって伝熱が阻害されることを抑止でき、薬液の好適な蒸散を維持することができる。
ダクト10の下部を画成する仕切部材11と、蒸発室20の上部を画成する仕切部材である上部材23とは、所定の隙間(空隙部15)を設けて離間して配設される。即ち、ダクト10の仕切部材11と蒸発室20の上部材23との間には、空隙部15が形成される。これにより、ダクト10内を流れる空気によって蒸発室20が冷却されることを抑制できる。その結果、効率的な蒸発を維持することができ、薬液の残渣が発生することを抑えることができる。
なお、筐体2の前面近傍においては、仕切部材11と上部材23とは近接している。即ち、蒸発室20につながり筐体2の前面2aに開口する蒸散口5は、ファン12によって送り出される空気を流すダクト10の吹出口4に隣接してその直下に形成され、吹出口4と蒸散口5とは、仕切部材11及び上部材23によって画成される。
図6は、害虫駆除装置1の前面2a近傍における蒸発室20の側面断面図であり、図5に示すC部を拡大して示している。図7は、吹出口4及び蒸散口5の近傍を前方斜め上から見た透視図である。なお、図6において、ダクト10内の空気流れを実線矢印、蒸発した薬液の流れを破線矢印、吸気口25から蒸発室20内に取り込まれる空気流れを鎖線矢印で夫々模式的に示している。
図6に示すように、吹出口4の近傍において、ダクト10の上面を構成する仕切部材13及び下面を構成する仕切部材11は、前方に延設されて筐体2の前面2a(前面略中央の凹んだ部分の面)よりも前に突出している。仕切部材11の前端11aは、下方に略垂直に曲折されて、その下端は更に内側(背面側)に折り返されている。
ここで、吹出口4と蒸散口5との境界において、仕切部材11の前端11bは、筐体2の凹んだ部分の前面2aと略同一平面上若しくは前面2aよりも内側になるよう、また、上部材23の前端23aと同じ位置になるよう形成されている。
図7のE部に示すように、筐体2の前面2aよりも前方に延設される仕切部材11の前端11aは、蒸散口5の上方部分においては、筐体2の前面2aと略同じ位置若しくは前面2aよりも内側になるよう、上面視略コ字状に切り欠かれている(前端11b)。これにより、吹出口4から吐出される空気の流れによって蒸発室20の内部から蒸発した薬液を効率良く吸引して拡散することができる。
図8は、害虫駆除装置1の蒸発室20の背面近傍の側面断面図であり、図5に示すD部を拡大して示している。なお、図8において、ダクト10内の空気流れを実線矢印で、吸気口25から蒸発室20内に取り込まれる空気流れを鎖線矢印で模式的に示している。
図8に示すように、底面部22aから連続して曲折され立設される背面部22cは、前述した左右の側面部22b(図4参照)よりも低く形成されている。これにより、背面部22cの上端と上部材23との間には、空気が流通可能な隙間である吸気口25が形成される。即ち、吸気口25によって蒸発室20の内部と外部とが連通される。
このように、蒸発室20の背面部22cの上方に吸気口25を形成することにより、吸気口25から蒸発室20の内部に空気を取り入れることができる。これにより、蒸発室20の内部に蒸発した薬液が滞留することが抑制されて、薬液が蒸散口5から吹き出し易くなり、薬液の蒸発を促進することができる。
ここで、吸気口25は、蒸散口5よりも開口面積が小さく、背面部22cの上端と上部材23との間に僅かな隙間が確保されていれば良い。例えば、吸気口25の開口高さ、即ち、背面部22cの上端と上部材23との距離は、1〜2mm程度である。
これにより、吸気口25から蒸発室20の内部へと多量の空気が流入することを防止して、蒸発室20の温度低下を抑えることができる。そして、蒸発室20の内部を蒸発に好適な温度に維持することができる。また、蒸発した薬液は、吸気口25へと逆流することなく、蒸散口5から効率良く吹き出される。
また、吸気口25を、筐体2の内部に連通するよう形成することにより、ヒータ9から外部に漏れる熱によって暖められる蒸発室20の周囲の空気を蒸発室20の内部へと吸入することができる。これにより、蒸発室20の内部の温度が低下することを抑制して良好な蒸発を維持することができると共に、筐体2の内部が過熱する不具合を防止することができる。
なお、上記の実施形態では、空気を吐出する吹出口4と、蒸発した薬液を放出する蒸散口5と、が筐体2の前面に形成される例を説明したが、吹出口4及び蒸散口5の位置は、これに限定されない。吹出口4及び蒸散口5は、筐体2の何れか一面に形成されていれば良く、例えば、吹出口4及び蒸散口5を筐体2の上面、側面若しくは底面に形成しても良い。この場合、吸気口25は、吹出口4及び蒸散口5が形成される一面とは別の面である他面に開口するよう形成されても良い。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更実施が可能である。
1 害虫駆除装置
2 筐体
4 吹出口
5 蒸散口
6 吸込口
7 タンク
8 ポンプ
9 ヒータ
10 ダクト
11 仕切部材
12 ファン
15 空隙部
20 蒸発室
21 蒸発皿
22 下部材
22a 底面部
23 上部材
25 吸気口

Claims (3)

  1. ヒータによって加熱される蒸発室の内部に薬液を滴下して蒸散させる害虫駆除装置であって、
    送風機によって送り出される空気を流すダクトと、
    前記ダクトにつながり筐体の一面に開口する吹出口と、を有し、
    前記蒸発室には、前記吹出口に隣接して前記筐体の一面に開口する蒸散口と前記筐体の他面若しくは内部に開口する吸気口とが形成され、
    前記吸気口は、前記蒸発室の背面部の上端と上部材との間に形成され前記ダクトにつながらず前記蒸散口よりも開口面積が小さいことを特徴とする害虫駆除装置。
  2. 前記蒸発室と前記ダクトとの間には、各々を画成する仕切部材の間に空隙部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の害虫駆除装置。
  3. 前記薬液を入れるタンクと、
    前記タンクから薬液を送り出して前記蒸発室の内部に滴下させるポンプと、
    前記蒸発室の底面に設けられるヒータと、
    前記蒸発室の内部に挿脱自在に収納される蒸発皿と、を有し、
    前記薬液は、前記蒸発皿の上に滴下されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の害虫駆除装置。
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