JP6537246B2 - パワーモジュール及びパワーユニット - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のパワーユニットにあっては、交流モータの端面に配置するために、複数のパワーモジュールを円環状の配置スペースに放射状に配置する。
図8に示すように、矩形状のパワーモジュール100を、円環状の配置スペースに複数配置すると、無駄なスペース101が生じ、スペース効率が悪化するという問題がある。 無駄なスペース101が生じている分だけ、円環状の配置スペースの外径102が大きくならざるを得ず、徒にパワーユニットを大型化させてしまうという問題がある。
前記半導体スイッチ素子のそれぞれに対し並列に接続するフリーホイールダイオードが前記回路基板上に搭載され、
前記回路基板は、幅が異なる相対する端部を有し、そのうち比較的幅広の端部にP電極端子、N電極端子及びAC電極端子が配設され、比較的幅狭の端部に前記2組の半導体スイッチ素子に接続するための信号端子が配設され、
前記回路基板の外形は、前記比較的幅狭の端部で幅方向に延在する直線状の辺を形成し、
前記複数の信号端子が前記辺に沿って配設されてなるパワーモジュールである。
まず、パワーモジュールの回路の基本構成につき説明する。図1は、パワーモジュールに構成される1ブリッジ分の回路図を示す。
図1に示すように本回路は、P電極(図上「P」)とN電極(図上「N」)と間に2組の半導体スイッチ素子T1,T2が直列に接続され、同2組の半導体スイッチ素子T1,T2同士の接続点をAC電極(図上「AC」)としたブリッジBRを構成する。半導体スイッチ素子T1はP電極とAC電極とに接続され、半導体スイッチ素子T2はAC電極とN電極とに接続される。
本例では、半導体スイッチ素子T1,T2はIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)であり、半導体スイッチ素子T1にフリーホイールダイオードD1が並列に接続され、半導体スイッチ素子T2にフリーホイールダイオードD2が並列に接続される。
本実施形態のパワーモジュールは、このようなブリッジBRが一の回路基板上に1又は複数構成されたものである。
また、ダイオードD3がP電極と制御信号端子6(18)との間にカソード電極がP電極と等電位になるように接続する。なお、制御信号端子6(18)の内わけは、1つのブリッジにつき、素子T1のゲート電極及びエミッタ電極、ダイオードD3のアノード電極、素子T2のゲート電極及びエミッタ電極である(図2,3,5参照)。
図2から図4を参照して第1実施形態のパワーユニットにつき説明する。第1実施形態に係るパワーモジュール1Aの平面図を図2に、第1実施形態に係るパワーモジュール1Bを図3に示す。図4に示すようにパワーモジュールが円環状に配置されてパワーユニットが構成される。パワーモジュール1Aはその外形を五角形としたものであり、パワーモジュール1Bはその外形を六角形としたものであり、その他は互いに同様である。
図2、図3に示すように、本実施形態に適用されるパワーモジュール1A,1Bは、金属製のベースプレート(不図示)に接合された回路基板2に上述したブリッジBRが1つ構成されたものである。1つのブリッジ分の半導体スイッチ素子T1,T2、フリーホイールダイオードD1,D2及び制御用のダイオードD3を図2及び図3に示す。回路基板2は、絶縁基板の一表面(上面とする)に電極パターンが形成されたもので、絶縁基板の下面はベースプレートに接合されている。
図において回路基板2の上側の端部の幅をW1とし、下側の端部の幅をW2とする。幅W1は幅W2より広い。幅W1を有する端部と、幅W2を有する端部とは相対する端部である。すなわち、回路基板2は、幅が異なる相対する端部を有する。そのうち比較的幅広の端部は、幅W1を有する端部であり、幅W1を有する端部にP電極端子3、N電極端子4及びAC電極端子5が配設されている。比較的幅狭の端部は、幅W2を有する端部であり、幅W2を有する端部に2組の半導体スイッチ素子T1,T2に接続するための制御信号端子6が配設されている。AC電極端子5は、P電極端子3とN電極端子4の間に配置されている。
これに対し図3に示すようにパワーモジュール1Bは、縁7Bを3辺で構成し、六角形状の外形に構成したものである。
また、パワーモジュール1A,1Bの外形は、円環状に複数を配置するための外形である。そのため、図2及び図3に示すように、点Oを中心とする外円弧GTと内円弧GIに挟まれる領域を点Oから伸ばした半径方向の直線により切り取った形状にほぼ一致する。側辺9,9は、この「点Oから伸ばした半径方向の直線」に重なる。
縁7A、7Bの辺々は、外円弧GTに沿ったものである。すなわち、縁7A、7Bは、外円弧GTを複数の線分(弦)の連結により近似的に置き換えたものである。縁7A、7Bを構成する各線分の両端点が外円弧GT上にある。
また、辺8は内円弧GIに沿ったものである。すなわち、辺8は内円弧GIを一つ線分(弦)により近似的に置き換えたものである。辺8の両端点が内円弧GI上にある。
なお、縁7A、7Bを直線状に構成せず、外円弧GTに重なる円弧(外円弧GTを側辺9,9と交わる点で切り取った円弧)としてもよいし、辺8を直線状に構成せず、内円弧GIに重なる円弧(内円弧GIを側辺9,9と交わる点で切り取った円弧)としてもよい。
P電極端子3、N電極端子4及びAC電極端子5は点Oを中心とした半径方向に見て、互いに重ならないように配置され、制御信号端子6を構成する個々の端子も点Oを中心とした半径方向に見て、互いに重ならないように配置される。パワーモジュール1A,1Bの点Oを中心とした半径方向の寸法を抑えるためである。
以上のようにパワーモジュール1A,1Bの外形が構成されるため、図4に示すようにパワーモジュール1A,1Bをスペース効率良く円環状に配置し、パワーユニットを構成することができる。図4では代表してパワーモジュール1Bを示す。
図4に示すように複数のパワーモジュール(1B)が周方向に並べられる。
図8に示したように矩形状のパワーモジュール100を円環状に配置した場合にあっては、パワーモジュール100,100間に無駄なスペース101が生じ、その分外径102が大きくなる。
パワーモジュールの形状的特徴に注目すると、パワーモジュール100の内周側に配置される端部の幅は、外周側に配置される端部の幅に等しい。円環状に配置されたパワーモジュール100の径方向の両端にP電極端子、N電極端子及びAC電極端子のうちのいずれかが配置されるから、径方向の寸法が長くなる。これらが外径102を大きくする要因となっている。
これに対し、図4に示すように本発明の実施形態では、パワーモジュール(1B,1B)間の無駄なスペースが削減され、その分外径を小さくすることができる。
パワーモジュールの形状的特徴に注目すると、パワーモジュール(1B)の内周側に配置される端部の幅W2が狭いために、複数のパワーモジュール(1B)をより中心寄りに集合するように配置することができる。円環状に配置されたパワーモジュール(1B)の外周側の端部のみにP電極端子、N電極端子及びAC電極端子が配置されるから、径方向の寸法が短くなる。これらが外径を小さくする要因となっている。
また、従来、制御信号端子6に接続される制御回路に搭載されていたダイオードD3が本パワーモジュールの回路基板2上に搭載される。そのため、制御回路を小型化することが可能となる。
次に、図5から図7を参照して第2実施形態のパワーユニットにつき説明する。第2実施形態に係るパワーモジュール10を図5及び図7に示す。
図5に示すように、本実施形態に適用されるパワーモジュール10は、金属製のベースプレート11に接合された回路基板12に上述したブリッジBRが2つ構成されたものである。2つのブリッジ分の半導体スイッチ素子T1,T2、フリーホイールダイオードD1,D2及び制御用のダイオードD3を図5に示す。回路基板12は、絶縁基板の一表面(上面とする)に電極パターンが形成されたもので、絶縁基板の下面はベースプレート11に接合されている。
図7に示すように、本パワーユニット1は、円盤状のヒートシンク20と、ヒートシンク20に接合される上記パワーモジュール10と、パワーモジュール10に電気的に接続される他のモジュールとして駆動回路基板30とを備える。
複数のパワーモジュール10,10,・・・がヒートシンク20上に円環状に配置されている。図ではパワーモジュール10の数が5の場合を示す。
ベースプレート11の突起11a、及び回路基板12に設けられたP電極端子13、N電極端子14,15、AC電極端子16,17は、当該円環状の配置の外周側に配置されている。ベースプレート11の突起11b、及び回路基板12に設けられた制御信号端子18は、当該円環状の配置の内周側に配置されている。
駆動回路基板30は、パワーモジュール10を動作させる駆動回路が構成されたものであり、ヒートシンク20の逆側でパワーモジュール10に隣接して配置され、制御信号端子18を介してパワーモジュール10と電気的に接続される。
なお、駆動回路基板30には、平滑コンデンサ31も搭載されており、P電極端子13、N電極端子14,15も駆動回路基板30に接続され、平滑コンデンサ31の一端がP極に、他端がN極に接続される。
突起11a,11bは、位置決め部材21を保持するように切り欠き形状に形成されている。位置決め部材21は、パワーモジュール10の突起11a,11bの位置、数に対応した位置、数で設けられる。図5に示すパワーモジュール10にあっては、外周側に1つ、内周側に1つである。パワーモジュール10は、その突起11a,11bが位置決め部材21,21に当接することでヒートシンク20に対して位置決められている。
駆動回路基板30は、円環状に形成された基板をベースとして一体に構成されている。駆動回路基板30に接続される位置決め部材21を、少なくとも2箇所好ましくは3か所以上とすることで安定的に位置決めすることができる。本実施形態では、突起11aが当接する外周側の位置決め部材21が駆動回路基板30と接続し、突起11bが当接する内周側の位置決め部材21は駆動回路基板30と接続しない。
また、AC電極端子16は、P電極端子13とN電極端子14の間に配置されている。AC電極端子17は、P電極端子13とN電極端子15の間に配置されている。
さらに、回路基板12を平面視して、AC電極端子16の中心位置は、P電極端子13の中心位置とN電極端子14の中心位置とを結ぶ直線より、外側に配置されている。回路基板12を平面視して、AC電極端子17の中心位置は、P電極端子13の中心位置とN電極端子15の中心位置とを結ぶ直線より、外側に配置されている。
以上の構成により、図7に示すように比較的幅広の端部を外周側とし比較的幅狭の端部を内周側として円環状の配置スペースにパワーモジュール10を複数配置することができる。したがって、上記第1実施形態と同様に円環状の配置スペースにおいて無駄なスペースを削減してスペース効率よく複数のパワーモジュール10を配置することができ、パワーユニット1の小型化を図ることができる。
また、従来、制御信号端子18に接続される制御回路に搭載されていたダイオードD3が本パワーモジュールの回路基板12上に搭載される。そのため、制御回路を小型化することが可能となる。
かかる構成により、端子の位置決めが容易である。
1A,1B パワーモジュール
2 回路基板
3 P電極端子
4 N電極端子
5 AC電極端子
6 制御信号端子
10 パワーモジュール
12 回路基板
13 P電極端子
14,15 N電極端子
16,17 AC電極端子
18 制御信号端子
D1,D2 フリーホイールダイオード
D3 ダイオード
T1,T2 半導体スイッチ素子
Claims (6)
- P電極とN電極と間に2組の半導体スイッチ素子が直列に接続され、同2組の半導体スイッチ素子同士の接続点をAC電極としたブリッジが一の回路基板上に1又は複数構成されたパワーモジュールであって、
前記半導体スイッチ素子のそれぞれに対し並列に接続するフリーホイールダイオードが前記回路基板上に搭載され、
前記回路基板は、幅が異なる相対する端部を有し、そのうち比較的幅広の端部にP電極端子、N電極端子及びAC電極端子が配設され、比較的幅狭の端部に前記2組の半導体スイッチ素子に接続するための複数の信号端子が配設され、
前記回路基板の外形は、前記比較的幅狭の端部で幅方向に延在する直線状の辺を形成し、
前記複数の信号端子が前記辺に沿って配設されてなるパワーモジュール。 - 前記P電極と前記信号端子との間に、カソード電極が前記P電極と等電位になるように接続するダイオードが前記回路基板上に搭載された請求項1に記載のパワーモジュール。
- 前記AC電極端子は、前記P電極端子と前記N電極端子の間に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパワーモジュール。
- 前記回路基板を平面視して、前記AC電極端子の中心位置は、前記P電極端子の中心位置と前記N電極端子の中心位置とを結ぶ直線より、外側に配置されている請求項3に記載のパワーモジュール。
- 前記回路基板を平面視して、前記AC電極端子の長手方向、前記P電極端子の長手方向、及び前記N電極端子の長手方向が同一方向である請求項4に記載のパワーモジュール。
- 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパワーモジュールが、前記比較的幅広の端部を外周側とし前記比較的幅狭の端部を内周側として円環状の配置スペースに複数配置されてなるパワーユニット。
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