以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
−−−システム構成−−−
図1は、本実施形態として説明する、電子商取引支援システムの構成の一例を説明する図である。同図に示すように、本実施形態における取引は、複数の企業が主体(当事者)となっており、取引の対象(例えば、商品やサービス)を取得する側(購入側)の企業である1つ又は複数のバイヤー企業、及び取引の対象を提供する側(販売側)の企業である1つ又は複数のサプライヤー企業の間で行われる、いわゆるBtoB(Business-to-Business)の電子商取引である。
この取引において、サプライヤ企業及びバイヤー企業のそれぞれは、取引に際して必要な処理を行う1つ又は複数の担当グループ(以下、担当部門という)を有している。具体的には、バイヤー企業は、担当部門として購買部門、及び関連部門を有し、サプライヤー企業は、担当部門として営業部門、及び関連部門を有している。バイヤー企業には、担当者として取引の承認者が存在し、この承認者による承認があると、取引が成立することになっている。
本実施形態の電子商取引支援システム1は、このような、いわゆるマルチテナント環境下の電子商取引において、企業の各担当部門に所属する担当者(以下、ユーザともいう)が、担当する処理の内容又は処理の状態に応じて、個別にプログラム開発等を行うことなく、電子商取引の状態に関する適切な情報の提供を受けることができるコンピュータシステムである。
図1に示すように、本実施形態の電子商取引支援システム1は、複数のユーザ端末装置3、及び取引支援装置2を含んで構成されている。
ユーザ端末装置3は、情報処理装置(コンピュータ)であり、各企業の担当部門ごとに少なくとも1台以上設けられている。ユーザ端末装置3は、例えば、各企業の建物や施設等に設けられる。
取引支援装置2は、情報処理装置(コンピュータ)であり、通信ネットワーク4を介して、各ユーザ端末装置3と通信可能に接続している。取引支援装置2は、例えば、取引のシステム環境を提供する事業会社等に設けられる。
図1に示すように、取引支援装置2は、ユーザ端末装置3と通信するための通信装置11、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサからなる中央制御装置12、R
AM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びNVRAM(Non-Volatile RAM)等のメモリからなる主記憶装置13、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)等の記憶装置からなる補助記憶装置14、タッチパネルや操作ボタン等からな
る入力装置15、及び液晶ディスプレイ、プリンタ等からなる出力装置16を備える。これらはバス17によって相互に通信可能に接続されている。
ユーザ端末装置3は、取引支援装置2や他のユーザ端末装置3と通信するための通信装置51、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサからなる中央制御装置52
、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びNVRAM(Non-Volatile RAM)等のメモリからなる主記憶装置53、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)等の記憶装置からなる補助記憶装置54、タッチパネルや操作ボタン等か
らなる入力装置55、及び液晶ディスプレイ、プリンタ等からなる出力装置56を備える。これらはバス57によって相互に通信可能に接続されている。
次に、取引支援装置2の構成について説明する。図2は、取引支援装置2が備える機能、及び取引支援装置2が管理する情報を説明する図である。同図に示すように、取引支援装置2は、データ登録部21、認証部22、検索部23、及び画面表示部24の各機能を備える。
データ登録部21は、後述する認証用DB31(DB:データベース。以下同じ。)、データ交換DB32、及び画面構成定義DB33を記憶している。これらのDBの詳細は後述する。
また、データ登録部21は、電子商取引情報記憶部211、及び画面構成情報記憶部212を含んでいる。
このうち電子商取引情報記憶部211は、電子商取引の内容を示す情報(以下、電子商取引情報という)を記憶している。
画面構成情報記憶部212は、電子商取引に関する情報を表示するための画面構成を示す情報であって、取引主体と、ユーザに対して表示しうる電子商取引の処理状態(以下、処理ステータスという)に関する情報とが対応付けて記録されている情報(以下、画面構成情報という)を記憶する。例えば、画面構成情報記憶部212は、電子商取引の処理における項目を表示する位置又は大きさに関する情報、及びユーザからの入力を受け付ける項目に関する情報を記憶している。
認証部22は、ユーザを識別する情報(以下、ログインIDという)を取得し、取得した情報と、予め記憶しておいた照合用の情報(以下、パスワードという)とを比較する。
検索部23は、取引主体情報取得部231、電子商取引情報取得部232、担当部門情報取得部233、担当者情報取得部234、及び権限情報取得部235を備える。
取引主体情報取得部231は、取引主体の情報を取得する。例えば、取引主体情報取得部231は、取引主体の入力を受け付ける。
電子商取引情報取得部232は、取引主体が実行する電子商取引に関する電子商取引情報を取得する。
担当部門情報取得部233は、処理を行う取引主体における担当部門(担当者が属するグループ)の情報を取得する。
担当者情報取得部234は、担当部門を構成する担当者の情報を取得する。例えば、担当者情報取得部234は、後述する認証部22が取得した情報と照合用の情報とが対応している場合に、前記取得したユーザの情報を担当者の情報として取得する。
権限情報取得部235は、処理における担当者の権限に関する情報を取得する。
画面表示部24は、メニュー表示部241、及び処理状態出力部242を備える。
このうちメニュー表示部241は、所定の初期画面(以下、メニュー画面という)を、ユーザ端末装置3の出力装置56に出力する。
処理状態出力部242は、取引主体情報取得部231が取得した取引主体の情報、及び電子商取引情報取得部232が取得した電子商取引情報に応じて、取引主体の情報を用いて画面構成情報を参照して、取引主体情報取得部231が取得した取引主体に対応した電子商取引の処理状態を示した画面(以下、一覧画面という)を構成するための情報を生成して、ユーザ端末装置3の出力装置56に出力する。
例えば、処理状態出力部242は、担当部門情報取得部233が取得した担当部門の情報に応じて画面構成情報を参照し、電子商取引の処理状態を示した画面を構成するための情報を生成して出力する。
また、例えば、処理状態出力部242は、権限情報取得部235が取得した処理権限に関する情報に基づき、電子商取引の処理状態を判断し、判断した処理状態に応じて画面構成情報を参照し、電子商取引の処理状態を示した画面を構成するための情報を生成して出力する。
また、処理状態出力部242は、画面構成情報に、取引主体の情報に応じた電子商取引の処理状態を示す画面の構成の情報が含まれているか否かを判断し、その画面の構成の情報が含まれていると判断した場合には、電子商取引の処理状態を示した画面を構成するための情報を出力し、その画面の構成の情報が含まれていないと判断した場合には、予め記憶しておいた画面の構成の情報に基づき、電子商取引の処理状態を示した画面を構成するための情報を生成して出力する。
また、処理状態出力部242は、取引主体情報取得部231が受け付けた取引主体の情報、及び電子商取引情報取得部232が取得した電子商取引情報に応じて、その取引主体の情報を用いて画面構成情報を参照して、取引主体情報取得部231が取得した取引主体に対応した電子商取引の処理状態を示した画面を構成するための情報を生成して出力する。
認証用DB31は、ユーザの認証に関する情報を記憶しており、ユーザ認証情報41、取引関係情報42、及びユーザロール情報43を含んで構成されている。データ交換DB32は、取引における処理(いわゆるトランザクション)に関する情報を記憶しており、取引データ44、取引画面情報45、及びステータス定義マスタ46を含んで構成されている。画面構成定義DB33は、画面構成に関する情報を記憶しており、デフォルト画面構成定義マスタ47、及び画面構成定義マスタ48を含んで構成されている。
図3は、ユーザ認証情報41のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、ユーザ認証情報41は、ユーザの認証に関する情報を格納しており、ユーザを識別する情報(ログインID)が格納されるログインID411、ログインID411のユーザに付与された、照合用の情報(パスワード)が格納されるパスワード412、ログインID411で特定されるユーザが所属する企業(当事者)に付与された識別情報(以下、会員IDという)が格納される会員ID413、及びログインID411のユーザのメールアドレスが格納されるメールアドレス414の各項目を有する、少なくとも1つ以上のレコードから構成されている。ユーザ認証情報41は、ログインID411をキーとしている。
例えば、ログインIDが「Sup002」でパスワードが「22222」のユーザがログインした
場合、ユーザ認証情報41の各レコードのうち、ログインID411が「Sup002」でパスワード412が「22222」であるレコードが存在するか否かによって、認証が行われる。
図4は、取引関係情報42のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、取引関係情報42は、取引主体に関する情報を格納しており、具体的には、バイヤー企業に付与された識別情報(以下、バイヤー会員IDという)が格納されるバイヤー会員ID421、及びサプライヤー企業に付与された識別情報(以下、サプライヤー会員IDという)が格納されるサプライヤー会員ID422の各項目を有する、少なくとも1つ以上のレコードから構成されている。取引関係情報42は、バイヤー会員ID421をキーとしている。
例えば、ユーザのログインIDが「Sup002」のユーザがログインしてきた場合、このユーザと取引関係にある企業は、会員IDが「Sup0000Y」のサプライヤー企業である(ユーザ認証情報41参照)。そして、図4に示すように、取引関係情報42のレコードのうちサプライヤー会員ID422が「Sup0000Y」であるレコードは、バイヤー会員ID421が「Buy0000A」又は「Buy0000B」である。これは、会員IDが「Sup0000Y」のサプライヤー企業と、バイヤー会員IDがそれぞれ「Buy0000A」及び「Buy0000B」である2つのバイヤー企業とが取引関係にあることを示している。
図5は、ユーザロール情報43のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、ユーザロール情報43は、ユーザ及び担当部門に関する情報を格納しており、具体的には、ユーザのログインIDが格納されるログインID431、ログインID431で特定されるユーザが所属する企業の権限を識別する情報が格納される利用権限432、ユーザが有する処理の権限(以下、処理権限という)に関する情報(例えば、ユーザが承認者であるか否かの情報)が格納される承認権限433、及びユーザが所属する担当部門(購買部門、関連部門、営業部門等)を識別する情報(以下、ロールIDという)が格納されるロールID434の各項目を有する、少なくとも1つ以上のレコードから構成されている。ユーザロール情報43は、ログインID431をキーとしている。
例えば、同図に示すように、ログインIDが「Sup002」のユーザの場合、ユーザロール情報43のレコードのうちログインID431が「Sup002」のレコードが参照される。そのレコードの利用権限432は「Supplier」であるので、そのユーザはサプライヤー企業の権限を有し、そのレコードの承認権限433は「なし」であるので、そのユーザは取引の承認権限を有しておらず、そのレコードのロールID434は「V01」であるので、そ
のユーザの担当部門は営業部門である。
図6は、取引データ44のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、取引データ44は、取引の処理の状態等の電子商取引情報を格納しており、バイヤー会員IDが格納されるバイヤー会員ID441、サプライヤー会員IDが格納されるサプライヤー会員ID442、及び取引の処理の状態(処理ステータス)を表す項目(以下、処理項目という)を格納した項目443の各項目を含む、少なくとも1つ以上のレコードから構成されている。
項目443のうち、項目443(1)には、現在の取引について承認が与えられているか否か等の状態を示す情報(例えば、承認者による承認が全くなされていない「未承認」、一部の承認者による承認がなされている「承認待ち」、全ての承認者による承認がなされている「承認済」)が格納され、項目443(2)(「0001」)には、取引を識別する情報(以下、取引番号という)が格納され、項目443(3)(「0003」)、443(4
)(「0004」)には、取引対象物の数量・単位等に関する情報が格納される。
なお、各サプライヤー企業のユーザ端末装置3は、取引支援装置2にアクセスして、取引データ44の内容を編集する(例えば、後述する見積回答を行う)ことができる。
図7は、取引画面情報45のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、取引画面情報45は、ユーザ端末装置3に表示する、取引に関する画面(以下、取引画面という)の種類を特定する情報を格納しており、具体的には、画面ID451、及び画面名称452の各項目を含む、少なくとも1つ以上のレコードから構成されている。画面ID451には、取引画面を識別する情報(以下、画面IDという)が格納される。画面名称452には、画面ID451の取引画面に対応する名称が格納される。例えば、同図に示すように、画面ID451に「S001」が格納されている場合は、その画面が見積回答(詳細は後述)の結果を一覧表示する画面であることを示す。
図8は、ステータス定義マスタ46のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、ステータス定義マスタ46は、処理項目、及びその処理項目の状態の関係を格納しており、具体的には、処理項目を識別する情報(以下、項目IDという)が格納される項目ID461、取引項目の処理の状態を示す情報が格納されるステータス462、及び処理項目の処理の状態のそれぞれに付与された識別情報(以下、ステータスIDという)が格納されるステータスID463の各項目を含む、少なくとも1つ以上のレコードから構成されている。ステータスID463は、取引データ44の項目443(1)に関連づけられている。
図9は、デフォルト画面構成定義マスタ47の一例を示す図である。同図に示すように、デフォルト画面構成定義マスタ47は、画面IDが格納される画面ID471、項目IDが格納される項目ID472、項目ID472の項目(処理項目)の名称が格納される項目名称473、項目ID472の項目を表示する行番号の情報が格納される行番号474、項目ID472の項目を表示する列番号の情報が格納される列番号475、項目ID472の項目を表示する際の段組表示の方法に関する情報が格納される段組結合番号476、項目ID472の項目の表示方法に関する情報が格納される入力タイプ477、項目ID472の項目に表示する文字の位置(左寄せ、中央、右寄せ等)の情報が格納される表示形式478、項目ID472の項目に予め所定の文字または数値を表示するようにするか否か(いわゆるデフォルト表示を行うか否か)に関する情報が格納されるデフォルト表示479、及び項目ID472の項目を表示する領域の幅の情報が格納される表示幅480の各項目を含む、少なくとも1つ以上のレコードから構成される。
例えば、ある処理項目のレコードの列番号475に「2」が格納されている場合、その項目は2段組で表示される。また、デフォルト表示479に「1」が格納されている場合、その処理項目についてはデフォルト表示を行い、デフォルト表示479に「2」が格納されている場合はその処理項目についてデフォルト表示を行わない。
なお、各項目の表示順については、例えば、各レコードの行番号474が示す行番号の昇順に画面の右側から表示するようにすることができる。
図10、11は、画面構成定義マスタ48のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、画面構成定義マスタ48は、ステータスID481、ロールID482、バイヤー会員ID483、画面ID484、項目ID485、項目名称486、行番号487、列番号488、段組結合番号489、入力タイプ490、表示形式491、デフォルト表示492、及び表示幅493の各項目を含む、少なくとも1つ以上のレコードで構成されている。画面構成定義マスタ48のデータ構成は、デフォルト画面構成定義マスタ4
7のデータ構成に、バイヤー会員ID483、ロールID482、及びステータスID481の各項目を追加したものとなっている。
すなわち、画面ID484、項目ID485、項目名称486、行番号487、列番号488、段組結合番号489、入力タイプ490、表示形式491、デフォルト表示492、及び表示幅493は、それぞれデフォルト画面構成定義マスタ47の画面ID471、項目ID472、項目名称473、行番号474、列番号475、段組結合番号476、入力タイプ477、表示形式478、デフォルト表示479、及び表示幅480に対応する。
一方、ステータスID481には、ステータスIDが格納される。ロールID482には、ロールIDが格納される。バイヤー会員ID483には、バイヤー会員IDが格納される。
また、画面構成定義DB33の内容は、各企業の管理者もしくは担当者等が、ユーザ端末装置3の入力装置55又は取引支援装置2の入力装置15に入力を行うことにより、編集することができる。これにより、ユーザ端末装置3に表示する画面の構成又は表示内容を変更する(いわゆる画面カスタマイズを行う)ことができる。
このように、デフォルト画面構成定義マスタ47、及び画面構成定義マスタ48(画面構成定義DB33)の内容は、取引の処理における項目を表示する位置又は大きさに関する情報、及びユーザからの入力を受け付ける項目に関する情報を記憶しているので、ユーザ等は、自身の業務の内容等に応じて、取引の状態を分かりやすく的確に把握することができ、取引の業務の効率化が図られる。
なお、以上に説明した取引支援装置2の機能は、取引支援装置2のハードウエアによって、もしくは、取引支援装置2の中央制御装置12が、主記憶装置13や補助記憶装置14に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、このプログラムは、メモリカード、光ディスク等の他の記録媒体に記録したものであってもよい。
また、上記に説明した、メニュー画面や一覧画面を表示する等のユーザ端末装置3の各機能は、ユーザ端末装置3のハードウエアによって、もしくは、ユーザ端末装置3の中央制御装置51が、主記憶装置53や補助記憶装置54に格納されているプログラムを読み出して実行することにより実現される。なお、このプログラムは、メモリカード、光ディスク等の他の記録媒体に記録したものであってもよい。
−−−処理説明−−−
次に、本実施形態の電子商取引支援システム1で実行される各種のデータ処理について説明する。図12は、電子商取引支援システム1において行われる、ユーザ端末装置3に一覧画面を表示するための処理(以下、画面表示処理S1という)を説明するフローチャートである。この処理は、例えば、ユーザにより、ユーザ端末装置3にログインIDとパスワードが入力されたことを契機に開始される。
同図に示すように、まずユーザ端末装置3は、入力されたログインID、及びパスワードを含む情報(以下、認証要求という)を取引支援装置2に送信する(S601)。取引支援装置2は、この認証要求を受信すると、認証用DB31に基づき認証を開始する(S602)。
そして、取引支援装置2は、認証の結果の情報(以下、認証結果情報という)を送信す
る(S603)。
この認証結果情報が認証に成功した旨を示している場合、ユーザ端末装置3は、画面表示に関する指定を行うための画面(以下、検索画面という)の取得を要求する旨の情報(以下、検索画面要求という)を送信する(S604)。
検索画面要求を受信した取引支援装置2は、検索画面の情報をユーザ端末装置3に送信する(S605)。そして、ユーザ端末装置3は、受信した検索画面の情報に基づき検索画面を表示する。ユーザは、この検索画面を利用して、画面表示を行う取引の情報を指定する。
その後、ユーザ端末装置3は、検索画面に基づき指定した取引の情報に基づき画面表示を行う旨の要求(検索要求)を取引支援装置2に送信する(S606)。なお、検索要求には、検索画面でユーザにより指定された情報(以下、指定条件情報という)が付帯している。
取引支援装置2は、検索要求を受信すると、指定条件情報に対応した、取引の状態を示す情報(以下、対応取引情報、又は検索結果情報という)を、データ交換DB32から取得する(S607)。
また、取引支援装置2は、検索要求を受信すると、画面構成定義DB33から画面構成情報を取得する(S608)。
そして、取引支援装置2は、S607で取得した対応取引情報、及びS608で取得した画面構成情報に基づき、取引の状態の情報を示した画面(一覧画面)に関する情報を生成する(S609)。
そして取引支援装置2は、生成した一覧画面に関する情報をユーザ端末装置3に送信し、ユーザ端末装置3は、受信した情報に基づいて一覧画面を表示する(S610)。以上で、本処理は終了する。
−−−見積回答画面表示処理−−−
次に、電子商取引支援システム1における画面表示処理S1の一例について説明する。図13、14は、画面表示処理S1の一例として説明する、バイヤー企業がサプライヤー企業に要求した見積に対するサプライヤー企業による回答に関する画面表示を行う処理(以下、見積回答画面表示処理という)を説明するフローチャートである。
−−−バイヤー側見積回答画面表示処理S3−−−
図13は、見積回答画面表示処理の一例として説明する、バイヤー企業のユーザが使用するユーザ端末装置3(以下、バイヤー端末という)に画面表示を行う処理(以下、バイヤー側見積回答画面表示処理S3という)を説明するフローチャートである。
同図に示すように、バイヤー端末は、取引支援装置2に対する認証後、見積の回答を検索するための検索画面を表示し、さらに、この検索画面に基づく検索要求を、取引支援装置2に送信する(S701)。この処理の詳細は後述する。
取引支援装置2は、バイヤー端末から送信されてきた、検索要求を受信し、受信した検索要求に基づき、見積の回答の状態を示した一覧画面を生成し(S702)、生成した一覧画面に関する情報をバイヤー端末に送信する。この処理の詳細は後述する。
最後に、バイヤー端末は、取引支援装置2が生成した一覧画面に関する情報を受信し、これに基づき一覧画面を表示する。以上で本処理は終了する。
−−−サプライヤー側見積回答画面表示処理S4−−−
図14は、見積回答画面表示処理の一例として説明する、サプライヤー企業のユーザが使用するユーザ端末装置3(以下、サプライヤー端末という)に画面表示を行う処理(以下、サプライヤー側見積回答画面表示処理S4という)を説明するフローチャートである。
同図に示すように、サプライヤー端末は、取引支援装置2に対する認証後、見積の回答を検索するための検索画面を表示し、さらに、この検索画面に基づく検索要求を、取引支援装置2に送信する(S703)。この処理の詳細は後述する。なお、この検索要求には、例えば、見積の回答を表示するバイヤー企業を指定しない旨の情報が含まれる。
そして、取引支援装置2は、サプライヤー端末から送信されてきた、検索要求を受信し、受信した検索要求に基づき、見積の回答の状態を示した一覧画面に関する情報を生成し(S704)、生成した一覧画面に関する情報をサプライヤー端末に送信する。この処理の詳細は後述する。
最後に、サプライヤー端末は、取引支援装置2が生成した一覧画面に関する情報を受信し、これに基づき一覧画面を表示する。以上で本処理は終了する。
−−−バイヤー側見積回答画面表示処理S3の詳細−−−
次に、バイヤー側見積回答画面表示処理S3の詳細について説明する。図15は、バイヤー側見積回答画面表示処理S3におけるS701の処理を説明するフローチャートである。同図に示すように、まず取引支援装置2の認証部22は、バイヤー端末に搭載されているWebブラウザから送信されてきた、認証を行うためのログインページのURLを受信し(S801)、受信したURLに記録されているログインページの情報をバイヤー端末に送信する(S802)。そして、バイヤー端末は、受信したログインページの情報に基づきログイン画面を表示し、ログインIDとパスワードの入力をユーザから受け付け、受け付けた内容を認証要求として取引支援装置2に送信する。
取引支援装置2の認証部22は、認証要求を受信し(S803)、受信した認証要求に基づき、認証を行う(S804)。具体的には、取引支援装置2は、ユーザ認証情報41のレコードのうち、ログインID411に認証要求のログインIDが格納され、パスワード412に認証要求のパスワードが格納されているレコードがあるか否かを判断する。認証に成功した場合(S804:認証OK)、S805に進む。
一方、認証に失敗した場合(S804:認証NG)、取引支援装置2の認証部22は、認証に失敗した旨の情報をバイヤー端末に送信し(S806)、バイヤー端末は、この情報を表示する。その後はS802に戻る。
S805では、取引支援装置2の画面表示部24は、バイヤー端末にメニュー画面(以下、バイヤーメニュー画面という)に関する情報を送信する。
ここで、バイヤーメニュー画面について説明する。図16は、バイヤー端末に表示されるバイヤーメニュー画面の一例である。同図に示すように、バイヤーメニュー画面130は、サプライヤー企業からの見積の回答を検索するための見積回答検索131の選択項目を有する。ユーザにより見積回答検索131が選択されると、バイヤー端末は、見積の回答の検索を行うための画面を表示する旨の検索画面要求を送信する。
図15に戻ると、取引支援装置2の検索部23は、バイヤー端末から送信されてきた検索画面要求を受信する(S807)。
取引支援装置2の検索部23は、受信した検索画面要求に基づき、見積の回答の検索を行うための検索画面をバイヤー端末に送信する(S808)。そして、バイヤー端末は、受信した検索画面を表示する。
ここで、上記のようにバイヤー端末に表示される検索画面について説明する。図17は、バイヤー端末に表示される検索画面(以下、バイヤー検索画面という)の一例を示す図である。同図に示すように、バイヤー検索画面140は、指定条件情報として、サプライヤー企業の会員IDの入力を受け付ける入力欄141、及び取引番号の入力を受け付ける入力欄142を備える。また、バイヤー検索画面140は、検索を開始するための検索ボタン143を有する。ユーザにより検索ボタン143が選択されると、バイヤー端末は、入力欄141、及び入力欄142に入力された内容が記録された指定条件情報が付帯された、検索要求を送信する。なお、この検索要求には、見積の回答の結果を表示する取引画面を特定する画面IDも含まれている。
図15に戻ると、取引支援装置2の検索部23は、バイヤー端末から送信されてきた検索要求を受信する(S809)。
取引支援装置2の検索部23は、受信した検索要求に対応する対応取引情報が存在するか否かを、データ交換DB32に基づき判断する(S810)。具体的には、まず取引支援装置2は、ユーザ認証情報41のレコードのうち、S803で受信したログインIDがログインID411に格納されているレコードの会員ID413の内容を取得する。そして取引支援装置2は、取引データ44のレコードのうち、上記取得した会員ID413の内容がバイヤー会員ID441に格納され、S809で受信した入力欄141の内容(サプライヤー企業の会員ID)がサプライヤー会員ID442に格納され、S809で受信した入力欄142の内容(取引番号)が項目443(2)に格納されているレコードがあるか否かを判断する。
対応取引情報が存在する場合(S810:検索ヒットあり)、取引支援装置2の検索部23は、この対応取引情報を取得する(S811)。以上で本処理は終了する。
一方、対応取引情報が存在しない場合(S810:検索ヒットなし)、取引支援装置2の検索部23は、対応取引情報が存在しない旨の情報をバイヤー端末に送信し(S812)、バイヤー端末はその情報を出力する。その後はS808に戻る。
次に、バイヤー側見積回答画面表示処理S3における検索処理について説明する。図18は、バイヤー側見積回答画面表示処理S3におけるS702の処理(検索部23による処理)の詳細を説明するフローチャートである。同図に示すように、取引支援装置2の検索部23は、対応取引情報に対応した画面構成情報を取得する(S901、S902)。
具体的には、例えば、取引支援装置2は、ユーザ認証情報41のレコードのうち、S803で受信したログインIDがログインID411に格納されているレコードに含まれる会員ID413の内容を取得すると共に、ユーザロール情報43のレコードのうち、S803で受信したログインIDがログインID431に格納されているレコードのロールID434の内容を取得する。そして取引支援装置2は、画面構成定義マスタ48のレコードのうち、ロールID482に上記取得したロールIDの内容が格納され、バイヤー会員ID483に上記取得した会員IDが格納され、かつ、画面ID484にS809で受信
した画面IDの内容が格納されているレコードを取得する。
画面構成情報を取得できた場合は(S902:検索ヒットあり)、S903に進み、画面構成情報を取得できなかった場合は(S902:検索ヒットなし)、S908に進む。
S903では、取引支援装置2は、S901で取得した画面構成情報のうち、対応取引情報に対応する、処理項目に関する画面構成情報を取得する。
具体的には、例えば、取引支援装置2は、S901で取得した画面構成定義マスタ48のレコードのうち、項目ID485に、図15のフローのS811で取得した取引データ44のレコードの各項目443に対応する情報が格納されているレコードを取得する。
各項目に関する画面構成情報を取得することができた場合は(S904:項目IDが存在)、S905の処理に進み、各項目に関する画面構成情報を取得することができなかった場合は(S904:項目IDが存在しない)、それ以上処理は行わず、本処理は終了する(S912)。
S905では、取引支援装置2は、S903で取得した画面構成情報から、上記取引項目の処理ステータスを取得する。
具体的には、例えば、取引支援装置2は、S903で取得した画面構成定義マスタ48の各レコードの項目ID485の内容を取得する。そして取引支援装置2は、ステータス定義マスタ46のうち、取得した項目ID485の内容が項目ID461に格納されているレコードを取得し、取得したレコードのうちステータス462が「承認済」であるレコードのステータスID463の内容を取得する。そして取引支援装置2は、S903で取得した画面構成定義マスタ48のレコードのうち、上記取得したステータスID463の内容が項目ID485に格納されているレコードを取得する。すなわち取引支援装置2は、処理の状態が「承認済」である処理項目についてのみ、画面構成の情報を取得する。
処理ステータスを取得できた場合は(S906:存在する)、S907に進み、処理ステータスを取得できなかった場合は(S906:存在しない)、前述のS908に進む。
S907では、取引支援装置2は、S905で取得した処理ステータスに基づく一覧画面に関する情報を生成し、生成した一覧画面に関する情報をバイヤー端末に送信する。
具体的には、例えば、取引支援装置2は、図15のフローのS809で受信した画面IDの取引画面を取引画面情報45から取得する。また取引支援装置2は、S905で取得した画面構成定義マスタ48の各レコードの項目名称486、行番号487、列番号488、段組結合番号489、入力タイプ490、表示形式491、デフォルト表示492、及び表示幅493が示す画面構成を取得する。そして取引支援装置2は、取得したこれらの画面構成に従って上記取得した取引画面を構成するための、一覧画面に関する情報を生成する。
ここで、バイヤー端末に表示される見積回答に関する一覧画面について説明する。図19は、図18のフローのS907の処理の結果、バイヤー端末に表示される見積回答に関する一覧画面(以下、バイヤー端末見積回答一覧画面という)の一例を示す図である。バイヤー端末見積回答一覧画面150は、画面IDが「S001」の取引画面であり、ログインID「Buy003」のユーザがログインし、入力欄141からサプライヤー会員ID「Sup0000Y」が指定され、入力欄142に取引番号「PO201」が指定された場合を示している。
バイヤー端末見積回答一覧画面150に表示される処理項目は、画面構成定義マスタ48が示す項目のレコードのうち、上記指定を満たし、かつ、ロールID482が、ログインID「Buy003」のユーザのロールID(関連部門「B02」)であり、ステータスID4
81が「承認済」(00002)であるレコード(項目)であり、それらの項目の内容が、当
該レコードの示す画面構成(項目名称486〜表示幅493の内容)に従って表示される。
図18のフローにおけるS908では、取引支援装置2の検索部23は、S901で取得した画面構成情報とは異なり、ステータスID、ロールID、及び会員IDの内容に依存しない、予め記憶しておいた画面構成の情報を取得する。
具体的には、例えば、取引支援装置2は、デフォルト画面構成定義マスタ47のレコードのうち、画面ID471にS809で受信した画面IDの内容が格納されている各レコードを取得する。
画面構成の情報の取得ができた場合は(S909:存在する)、S910に進み、画面構成の情報の取得ができなかった場合は(S909:存在しない)、取引支援装置2は、画面構成の情報が存在しない旨のエラーメッセージ等を表示し(S911)、本処理は終了する。
図18のフローのS910では、取引支援装置2は、S908で取得した画面構成に基づく一覧画面に関する情報を生成し、生成した一覧画面をバイヤー端末に送信する。
具体的には、例えば、取引支援装置2は、S809で受信した画面IDで特定される取引画面を取引画面情報45から取得する。また取引支援装置2は、S908で取得したデフォルト画面構成定義マスタ47の各レコードの項目名称473、行番号474、列番号475、段組結合番号476、入力タイプ477、表示形式478、デフォルト表示479、及び表示幅480が示す画面構成を取得する。そして取引支援装置2は、取得したこれらの画面構成に従って上記取得した取引画面を構成するための、一覧画面に関する情報を生成する。以上で本処理は終了する。
ここで、デフォルト画面の構成例について説明する。図20は、図18のフローにおけるS910の処理によりバイヤー端末に表示される画面(以下、バイヤー端末見積回答一覧画面(デフォルト)という)の一例を示す図である。バイヤー端末見積回答一覧画面(デフォルト)160は、画面IDが「S001」で特定される取引画面であり、ログインID「Buy001」のユーザがログインし、入力欄141からサプライヤー会員ID「Sup0000Y」が指定され、入力欄142に取引番号「PO201」が指定された場合を示している。
バイヤー端末見積回答一覧画面(デフォルト)160に表示される処理項目は、デフォルト画面構成定義マスタ47が示す項目のレコードのうち、上記指定を満たすレコード(項目)であり、それらの項目の内容が、当該レコードの示す画面構成(項目名称473〜表示幅480の内容)に従って表示される。
−−−サプライヤー側見積回答画面表示処理S4の詳細−−−
次に、サプライヤー側見積回答画面表示処理S4の詳細について説明する。図21は、サプライヤー側見積回答画面表示処理S4におけるS703の処理を説明するフローチャートである。同図に示すように、まず取引支援装置2の認証部22は、サプライヤー端末に搭載されているWebブラウザから送信されてきた、認証を行うためのログインページのURLを受信し(S1001)、受信したURLに記録されているログインページの情報をサプライヤー端末に送信する(S1002)。そして、サプライヤー端末は、受信し
たログインページの情報に基づきログイン画面を表示し、ログインIDとパスワードの入力をユーザから受け付け、受け付けた内容を認証要求として取引支援装置2に送信する。
取引支援装置2の認証部22は、認証要求を受信し(S1003)、受信した認証要求に基づき、認証を行う(S1004)。具体的には、取引支援装置2は、ユーザ認証情報41のレコードのうち、ログインID411に認証要求のログインIDが格納され、パスワード412に認証要求のパスワードが格納されているレコードがあるか否かを判断する。認証に成功した場合(S1004:認証OK)、S1005に進む。一方、認証に失敗した場合(S1004:認証NG)、取引支援装置2の認証部22は、認証に失敗した旨の情報をバイヤー端末に送信し(S1006)、サプライヤー端末は、この情報を表示する。その後はS1002に戻る。
S1005では、取引支援装置2の画面表示部24は、サプライヤー端末に、バイヤーメニュー画面と同様のメニュー画面(以下、サプライヤーメニュー画面という。不図示。)を送信する。そして、サプライヤー端末は、サプライヤーメニュー画面を受信し、表示する。そして、ユーザによりサプライヤーメニュー画面から見積回答検索を行う旨が選択されると、サプライヤー端末は、見積の回答の検索を行うための画面を表示する旨の検索画面要求を送信する。
取引支援装置2の検索部23は、サプライヤー端末から送信されてきた検索画面要求を受信する(S1007)。
取引支援装置2の検索部23は、受信した検索画面要求に基づき、見積の回答の検索を行うための検索画面に関する情報をバイヤー端末に送信する(S1008)。そして、サプライヤー端末は、受信した情報に基づき検索画面を表示する。
ここで、上記のようにしてサプライヤー端末に表示される検索画面について説明する。図22は、サプライヤー端末に表示される検索画面(以下、サプライヤー検索画面という)の一例を示す図である。同図に示すように、サプライヤー検索画面170は、指定条件情報として、バイヤー企業の会員IDの入力を受け付ける入力欄171、及び取引番号の入力を受け付ける入力欄172を備える。また、サプライヤー検索画面170は、検索を開始するための検索ボタン173を有する。ユーザにより検索ボタン173が選択されると、サプライヤー端末は、入力欄171、及び入力欄172に入力された内容が記録された指定条件情報が付帯された、検索要求を取引支援装置2に送信する。なお、この検索要求には、見積の回答の結果を表示する取引画面を特定する画面IDも含まれている。
図21に戻ると、取引支援装置2の検索部23は、サプライヤー端末から送信されてきた検索要求を受信する(S1009)。
取引支援装置2の検索部23は、受信した検索要求に対応する対応取引情報が存在するか否かを、データ交換DB32に基づき判断する(S1010)。具体的には、まず取引支援装置2は、ユーザ認証情報41のレコードのうち、S1003で受信したログインIDがログインID411に格納されているレコードの会員ID413の内容を取得する。そして取引支援装置2は、取引データ44のレコードのうち、上記取得した会員ID413の内容がバイヤー会員ID441に格納され、S1009で受信した入力欄172(取引番号)が項目443(2)に格納されているレコードがあるか否かを判断する。なお、バイヤー端末から検索する場合(S809)と異なり、会員ID(入力欄171)は指定されない。
対応取引情報が存在する場合(S1010:検索ヒットあり)、取引支援装置2の検索
部23は、この対応取引情報を取得する(S1011)。以上で本処理は終了する。
一方、対応取引情報が存在しない場合(S1010:検索ヒットなし)、取引支援装置2の検索部23は、対応取引情報が存在しない旨の情報をサプライヤー端末に送信し(S1012)、サプライヤー端末はその情報を出力する。その後はS1008に戻る。
次に、サプライヤー側見積回答画面表示処理S4における検索処理について説明する。図23は、サプライヤー側見積回答画面表示処理S4におけるS704の処理(検索部23による処理)の詳細を説明するフローチャートである。同図に示すように、取引支援装置2の検索部23は、まず、対応取引情報に対応した画面構成情報を取得する(S1101、S1102)。
具体的には、例えば、取引支援装置2は、ユーザ認証情報41のレコードのうち、S1002で受信したログインIDがログインID411に格納されているレコードの会員ID413の内容を取得し、ユーザロール情報43のレコードのうち、S1003で受信したログインIDがログインID431に格納されているレコードのロールID434の内容を取得する。そして取引支援装置2は、画面構成定義マスタ48のレコードのうち、ロールID482に上記取得したロールIDの内容が格納され、かつ、画面ID484にS1009で受信した画面IDの内容が格納されているレコードを取得する。なお、S1010に関して述べたように、会員IDによる指定はなされない。
画面構成情報を取得できた場合は(S1102:検索ヒットあり)、処理はS1103に進み、画面構成情報を取得できなかった場合は(S1102:検索ヒットなし)、S1108に進む。
S1103では、取引支援装置2は、S1101で取得した画面構成情報のうち、対応取引情報に対応する、処理項目に関する画面構成情報を取得する。
具体的には、例えば、取引支援装置2は、S1101で取得した画面構成定義マスタ48のレコードのうち、項目ID485に、S1010で取得した取引データ44のレコードの各項目443に対応する情報が格納されているレコードを取得する。
各項目に関する画面構成情報を取得できた場合は(S1104:項目IDが存在)、S1105の処理に進み、各項目に関する画面構成情報を取得できなかった場合は(S1104:項目IDが存在しない)、それ以上処理は行わず、本処理は終了する(S1112)。
S1105では、取引支援装置2は、S1103で取得した画面構成情報から、上記取引項目の処理ステータスを取得する。
具体的には、取引支援装置2は、S1103で取得した画面構成定義マスタ48の各レコードの項目ID485の内容を取得する。そして取引支援装置2は、ステータス定義マスタ46のうち、取得した項目ID485の内容が項目ID461に格納されているレコードを取得し、取得したレコードのうちステータス462が「承認済」であるレコードのステータスID463の内容を取得する。そして取引支援装置2は、S1103で取得した画面構成定義マスタ48のレコードのうち、上記取得したステータスID463の内容が項目ID485に格納されているレコードを取得する。すなわち取引支援装置2は、処理の状態が「承認済」である処理項目についてのみ、画面構成の情報を取得する。
処理ステータスを取得できた場合は(S1106:存在する)、S1107に進み、処
理ステータスを取得できなかった場合は(S1106:存在しない)、前述のS1108に進む。
S1107では、取引支援装置2は、S1105で取得した処理ステータスに基づく一覧画面に関する情報を生成し、生成した一覧画面に関する情報をサプライヤー端末に送信する。
具体的には、例えば、取引支援装置2は、図21のフローのS1009で受信した画面IDの取引画面を取引画面情報45から取得する。また取引支援装置2は、S1105で取得した画面構成定義マスタ48の各レコードの項目名称486、行番号487、列番号488、段組結合番号489、入力タイプ490、表示形式491、デフォルト表示492、及び表示幅493が示す画面構成を取得する。そして取引支援装置2は、取得したこれらの画面構成に従って上記取得した取引画面を構成するための、一覧画面に関する情報を生成する。
ここで、サプライヤー端末に表示される見積回答に関する一覧画面について説明する。図24は、S1107での処理の結果、サプライヤー端末に表示される見積回答に関する一覧画面(以下、サプライヤー端末見積回答一覧画面という)の一例を示す図である。サプライヤー端末見積回答一覧画面180は、画面IDが「S001」の取引画面であり、ログインID「Sup002」で特定されるユーザがログインし、入力欄172に取引番号「PO201
」が指定された場合を示している。なお、前述のように、入力欄171にはバイヤー会員IDは指定されていない。
サプライヤー端末見積回答一覧画面180に表示される処理項目は、画面構成定義マスタ48が示す項目のレコードのうち、上記指定を満たし、かつ、ロールID482がログインID「Sup002」のユーザのロールID(営業部門「V01」)であり、ステータスID
481が「承認済」(00002)又は指定が無いレコード(項目)であり、それらの項目の
内容が、当該レコードの示す画面構成(項目名称486〜表示幅493の内容)に従って表示される。
図23に戻ると、S1108では、取引支援装置2の検索部23は、S1101で取得した画面構成情報とは異なり、ステータスID、ロールID、及び会員IDの内容に依存しない、予め記憶した画面構成の情報を取得する。
具体的には、例えば、取引支援装置2は、デフォルト画面構成定義マスタ47のレコードのうち、画面ID471にS1009で受信した画面IDの内容が格納されている各レコードを取得する。
画面構成情報の取得ができた場合は(S1109:存在する)、S1110に進み、画面構成情報の取得ができなかった場合は(S1109:存在しない)、取引支援装置2は、画面構成の情報が存在しない旨のエラーメッセージ等を表示し(S1111)、本処理は終了する。
一方、S1110では、取引支援装置2は、S1108で取得した画面構成に基づく一覧画面に関する情報を生成し、生成した一覧画面に関する情報をサプライヤー端末に送信する。
具体的には、例えば、取引支援装置2は、図21のフローのS1009で受信した画面IDで特定される取引画面に関する情報を取引画面情報45から取得する。また取引支援装置2は、S1108で取得したデフォルト画面構成定義マスタ47の各レコードの項目
名称473、行番号474、列番号475、段組結合番号476、入力タイプ477、表示形式478、デフォルト表示479、及び表示幅480が示す画面構成を取得する。そして取引支援装置2は、取得したこれらの画面構成に従って上記取得した取引画面を構成するための、一覧画面に関する情報を生成する。以上で本処理は終了する。
ここで、上記のようにしてサプライヤー端末に表示されるデフォルト画面について説明する。図25は、S1110の処理によりサプライヤー端末に表示される画面(以下、サプライヤー端末見積回答一覧画面(デフォルト)という)の一例を示す図である。サプライヤー端末見積回答一覧画面(デフォルト)190は、画面IDが「S001」の取引画面であり、ログインID「Sup002」のユーザがログインし、入力欄171からサプライヤー会員ID「Sup0000Y」が指定され、入力欄172に取引番号が指定されなかった場合を示している。
サプライヤー端末見積回答一覧画面(デフォルト)190に表示される処理項目は、デフォルト画面構成定義マスタ47が示す項目のレコードのうち、上記指定を満たすレコード(項目)であり、それらの項目の内容が、当該レコードの示す画面構成(項目名称473〜表示幅480の内容)に従って表示される。このように、ログインしたユーザの会員IDに対応するバイヤー企業との取引状態についての画面が、サプライヤー端末に表示されることになる。したがって、バイヤー企業が画面のカスタマイズを行った場合、その画面カスタマイズの適用範囲は、そのバイヤー企業に対応付けされたサプライヤー企業、及びその担当部門の範囲(取引関係情報42、及びユーザロール情報43で定義された範囲)となる。
したがって、n対mの取引環境(マルチテナント環境下)において複数のバイヤー企業と取引を行うサプライヤー企業は、画面カスタマイズを行うことで、その画面の表示結果(画面構成)が、複数のバイヤー企業の全てに対して適用され(例えば、自社に関して設定されている範囲で適用され)、その結果、各企業の利便性や業務の効率性が大きく向上する。
以上に説明したように、本実施形態の電子商取引支援システム1によれば、画面構成情報に基づき、取引主体、及び取引の処理の状態に応じた画面構成を有する、取引の状態を示した画面を出力するので、取引主体やそのユーザ等に、電子商取引の処理の状態に関する必要な情報を迅速に提供することができる。これにより、業務の効率性が向上する。特に、マルチテナント環境下における企業間の電子商取引環境等においては、取引主体やそのユーザ等は、自身の環境に応じた個別のプログラム開発等をすることなく、必要な情報の提供を受けることができる。
また、本実施形態の電子商取引支援システム1は、画面構成情報(例えば、画面構成定義DB33)の入力を受け付け、ユーザ等が編集(カスタマイズ)できるようにしているので、電子商取引の環境の変化に応じた柔軟な取引の処理や対応が可能である。インターネット上での電子商取引環境を運用する上においては、特に取引業務の保守効率が向上し、また、ユーザの要求に迅速・確実に応えることができ、ユーザビリティの向上にもつながる。
また、本実施形態の電子商取引支援システム1は、担当部門の情報に応じて、取引の状態の情報を示した画面を出力するので、取引の処理の状態に関する必要な情報を各担当部門に迅速に提供することができる。これにより、取引の処理の内容が各担当部門によって異なる場合でも、担当部門は、自身に必要な情報のみを知ることができ、業務の効率性が向上する。
また、本実施形態の電子商取引支援システム1は、各処理における担当者の権限に関する情報(例えば、処理ステータス)に基づき、処理の状態を判断し、判断した状態に応じて、取引の状態を示した画面を出力するので、取引の処理の状態に関する必要な情報を各担当者に迅速に提供することができる。これにより、各担当者は、自身が行っている電子商取引の処理の状態に応じた情報の提供を受けることができ、取引の各段階における業務の効率性の向上が期待できる。
また、本実施形態の電子商取引支援システム1は、画面構成情報に、電子商取引の処理状態を示す画面の構成の情報が含まれているか否かを判断し、その構成の情報が含まれていると判断した場合には、上記電子商取引の処理状態を示した画面を構成するための情報を出力し、上記画面の構成の情報が含まれていないと判断した場合には、予め記憶しておいた画面の構成の情報に基づき、電子商取引の取引状態を示した画面を構成するための情報を生成して出力するので、例えば、取引主体におけるユーザ等は、自身が行う処理と直接関係する情報が存在しない場合でも、これと関連する電子商取引の情報の提供を迅速に受けることができる。これにより、ユーザ等は、電子商取引の処理を行う際に参考になる情報を知ることができ、取引における業務の効率性の向上が期待できる。
また、本実施形態の電子商取引支援システム1は、取引主体の入力を受け付け、受け付けた取引主体に対応した電子商取引の処理状態を示した画面を構成するための情報を生成して出力するので、各取引主体におけるユーザ等は、自身が所属する取引主体に関する取引の情報の提供を迅速に受けることができる。これにより、各ユーザは、必要な情報のみを迅速に知ることができるので、電子商取引における業務の効率性の向上が期待できる。
また、本実施形態の電子商取引支援システム1は、担当者を識別する情報を取得し、取得した情報と、予め記憶しておいた照合用の情報とを比較し、取得した情報と照合用の情報とが対応している場合に、その取得した担当者の情報に基づき一覧画面を出力するようにする、すなわち認証処理を行うので、取引主体における各ユーザ等は、自身が関わる取引の処理の状態を個別に知ることができる。これにより、各ユーザの処理の個別性・匿名性が確保され、電子商取引における業務の効率性の向上が期待できる。
以上、本発明を実施するための形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、本実施形態では、取引支援装置2が一台存在する構成としたが、取引支援装置2は複数の筐体に分かれた構成であってもよい。例えば、プログラムを格納する一又は複数の装置と、各種情報を格納する一又は複数の装置が存在するものとしてもよい。
また、本実施形態では、メニュー画面、検索画面、一覧画面等の画面はユーザ端末装置2に表示されるものとしたが、これらは取引支援装置2に表示するようにしてもよい。
また、本実施形態では、取引の処理の権限が各担当者(ユーザ)ごとに与えられていることを前提としたが、担当部門ごとに処理の権限が与えられている場合でも本発明は適用可能である。