JP6548366B2 - 日常生活における警告システム - Google Patents

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本発明は、日常生活における警告システムに関する。
日常生活の中には種々の危険が潜んでいる。一例として、冬季における居室と脱衣場との温度差のため、風呂に入ろうとした人が脱衣中にヒートショック起こす危険が指摘されており、種々の対策が講じられている。例えば、人が居室から脱衣場に移動した際におけるヒートショックの発生を抑制するため、居室内の空気を脱衣室に供給する空気供給機構設けることが提案されている。(特許文献1)一方、脱衣場の温度や、脱衣場と隣接する部屋との温度差に基づいて血圧上昇を抑制する香や音を発生させたり体感温度を上昇させる光を発生させたりすることが提案されている。(特許文献2)。
特開2009−216367号公報 特開2012−032066号公報
しかしながら、より有用な日常生活の危険防止に関してはさらに検討すべき課題が多い。
本発明の課題は、上記に鑑み、日常生活において有用な警告システムを提案することにある。
上記課題を達成するため、本発明は、対象者に気温差によるヒートショックのリスクを警告する警告部と、前記対象者が前記警告部の警告を受容したか無視したかの行動履歴を蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積される行動履歴の分析部とを有することを特徴とする警告システムを提供する。これによって対象者に対してより効果的にヒートショックの警告を行なうことが可能となる。
具体的な特徴によれば、前記分析部は、前記行動履歴に基づき前記対象者をリスクの観点から分類される複数のカテゴリーの一つにカテゴリー付けする。これによって、対象者のカテゴリーに応じたより適切な警告を行なうことができる。より具体的には、前記警告部は、前記カテゴリー付けに基づき前記対象者への警告内容を変更することを特徴とする請求項2記載の警告システム。
他の具体的な特徴によれば、警告システムは外部への通信部を有し、前記通信部は前記カテゴリー付けに基づき前記分析部の情報を外部に送信する。外部とは例えば、対象者の家族、または見守りサービス業者である。これによって外部からの説得等が可能となり、対象者への警告受容効果を高めることができる。より具体的には、前記通信部は前記カテゴリー付けに基づき前記分析部の情報を外部に送信するか否か決定する。また、前記通信部は前記カテゴリー付けに基づき情報通信する外部への通信内容を変更することができる。また、前記通信部は、前記カテゴリー付けに基づき前記分析部の情報の通信先を変更することができる。また、前記通信部は、第一の通信先が通信に応答したか否かに基づき第二の通信先に通信を行うか否か決定することができる。
他の具体的な特徴によれば、警告システムは気温変化に関する情報を取得する情報取得部を有し、前記警告部は前記情報取得部に基づき警告を行うか否か決定する。また他の具体意的な特徴によれば、警告システムは気温変化に関する情報を取得する情報取得部を有し、前記警告部は前記情報取得部に基づき警告内容を変更する。また他の具体的な特徴によれば、警告システムは気温変化に関する情報を取得する情報取得部を有し、前記通信部は前記情報取得部の情報を外部に送信する。より具体的には、前記通信部は前記情報取得部に基づき前記情報取得部の情報を外部に送信するか否か決定する。また、前記通信部は前記情報取得部に基づき外部への通信内容を変更することができる。また、前記通信部は前記情報取得部に基づき情報の通信先を変更することができる。前記気温変化に関する情報は例えば日付、または気温予報である。他の具体的な特徴によれば、警告システムは、前記警告部による警告が必要な季節外において前記警告部の機能をテストするテスト部を有する。
本発明の他の特徴によれば、気温変化に関する情報を取得する情報取得部と、気温差の検知部と、前記情報取得部と前記検知部に基づき対象者に気温差によるヒートショックのリスクを警告する警告部とを有することを特徴とする警告システムが提供される。このような気温変化に関する情報を加味することにより、警告の説得力を増すことが可能となる。
上記本発明の具体的な特徴によれば、前記警告部は前記情報取得部に基づき警告内容を変更する。他の具体的な特徴によれば、警告システムは外部への通信部を有し、前記通信部は前記情報取得部に基づき外部への通信を行なうか否か決定する。他の具体的な特徴によれば、前記通信部は前記情報取得部に基づき外部への通信内容を変更する。他の具体的な特徴によれば、前記通信部は前記情報取得部に基づき通信先を変更する。このように気温変化に関する情報に基づき、より適切な警告を行なうことができる。
本発明の他の特徴によれば、対象者に気温差によるヒートショックのリスクを警告する警告部と、前記警告部による警告が必要な季節外において前記警告部の機能をテストするテスト部とを有することを特徴とする警告システムが提供される。これによって、春から夏を経て秋に至る長期間機能しない警告部が、警告が必要となる冬季において機能しなくなっている等の不都合を回避することができる。
上記本発明の具体的な特徴によれば、前記警告部は、異なる部屋にそれぞれ設けられる温度センサを有し、前記警告部は前記警告部による警告が必要な季節において前記温度センサによる温度差に基づきヒートショックのリスクを警告するとともに、前記テスト部は、前記警告部による警告が必要な季節外において前記温度センサによる温度差に逆転現象が生じることにより前記温度センサの機能をテストする。これによって、例えば冬季において暖房されている居室と脱衣場の温度差の検知を行なうべき温度センサが、夏季には居室が冷房されることによって逆の温度差を呈するか否かチェックすることで、夏季においても温度センサが正常に機能していることをチェックできる。
他の具体的な特徴によれば、前記警告部は、ヒートショックのリスクがある部屋に設けられる人感センサを有し、前記テスト部は、前記警告部による警告が必要な季節外において前記対象者が在宅中の所定期間内に前記人感センサによる検知があるか否かにより前記人感センサの機能をテストする。例えば夏季において、在宅であるにも係らず数日にわたり人感センサの検知がないというような事態の有無をチェックすることにより、夏季においても人感センサが正常に機能しているかどうかチェックできる。
他の具体的な特徴によれば、前記警告部は、ヒートショックのリスクがある部屋に設けられる警告出力部を有し、前記テスト部は、前記警告部による警告が必要な季節外において前記警告出力部に通電することにより前記警告出力部の機能をテストする。これによって長期間使用しなかった警告出力部が、警告が必要となる冬季において機能しなくなっている等の不都合を回避することができる。
本発明の他の特徴によれば、対象者に気温差によるヒートショックのリスクを警告する警告部を有するとともに、前記警告部は、前記警告部による警告が必要な季節到来初期において警告への注意喚起を行うことを特徴とする警告システムが提供される。これによって長期間念頭になかったヒートショック問題について、警告が必要となる冬季シーズン初めに注意を喚起することができる。
上記のように、本発明によれば、日常生活において有用な警告システムが提供される。
本発明の実施例1の全体構成を示すシステム図である。(実施例1) 図1の実施例1におけるコントローラの動作を示す基本フローチャートである。 図2のステップS14の詳細を示すフローチャートである。 図2のステップS18の詳細を示すフローチャートである。 図2のステップS22の詳細を示すフローチャートである。 図2のステップS24の詳細を示すフローチャートである。 図2のステップS26の詳細を示すフローチャートである。 図2のステップS28の詳細を示すフローチャートである。 図2のステップS30の詳細を示すフローチャートである。
図1は、本発明の実施の形態に係る実施例1の全体構成を示すブロック図である。実施例1は、家庭内における風呂場の脱衣場における警告システムを構成している。家屋2は居室4、浴室6および浴室6に隣接する脱衣場8を有する。居室4と脱衣場8は隣接している場合もあるが、廊下で結ばれている場合もある。いずれの場合も、冬季において居室4と脱衣場8との温度差のため、居室4から脱衣場8に移動した住人が両者の温度差のため脱衣中にヒートショック起こす危険がある。実施例1は、これに対し、第一に、居室4と脱衣場8との温度差を緩和するための対策を講じ、第二に、温度差の解消されない脱衣場8おいて住人が脱衣しないようにするための対策を講じるものである。
居室4のコントローラ10は、システム全体をコントロールするとともに電話機能を備えており、マイク12、スピーカ14、操作部16、表示部18および通信部20により遠隔地家族の携帯電話22や見守りサービス業者の携帯電話24等と通信可能である。コントローラ10はまた操作部16および表示部18による手動操作と設定に基づき冷暖房可能なエアコン部26による暖房を手動制御するとともに室温センサ28等に基づきエアコン部26による暖房を自動制御することができる。コントローラ10はさらに後述するヒートショック警告等のための音声データを記憶するメッセージ記憶部30、および警告に対する住人の行動履歴等を記憶する履歴等記憶部32を有する。これらの記憶部は機能の説明のため分離して図示しているが、実際は、これらの記憶部の機能は、コントローラ10の制御ブログラムや必要なデータを記憶するためのROMやRAMの機能として実現される。なお、履歴等記憶部32は、室温センサ28、40、54による室温測定結果の記録等も行う。
浴室6の浴槽のお湯張りや追い炊きなどは、居室4の操作部16および表示部18による手動操作と設定に基づき居室4のコントローラ10により手動または自動制御される。また浴室6の暖房部36は、居室4の操作部16および表示部18による手動操作と設定に基づき居室4のコントローラ10により手動制御される。さらに、暖房部36は、後述のように、脱衣場8に関連する諸状況および浴室6内の人感センサ38、室温センサ40さらには浴槽34に付属する水位センサ42および水温センサ44に基づきコントローラ10により自動制御される。
脱衣場8の暖房部46は、居室4の操作部16および表示部18による手動操作と設定に基づき居室4のコントローラ10により手動制御されるが、脱衣場8内の操作部48および表示部50による手動操作に基づき居室4のコントローラ10で手動制御することもできる。さらに、暖房部46は、後述のように、浴室6に関連する諸状況および脱衣場8内の人感センサ52、室温センサ54に基づきコントローラ10により自動制御される。
以上の脱衣場8内の暖房部46および浴室内6の暖房部36による暖房の自動制御は、基本的には居室4内の室温センサ28および脱衣場8内の室温センサ54により脱衣場8内が所定以下の低温にならないように、また居室4と脱衣場8の温度差が所定以上開かないようにするとともに、脱衣場8および浴室6の無用な暖房を防止することを目的に行われる。その詳細は後述する。
脱衣場8にも、コントローラ10に接続されるマイク56、スピーカ58が設けられており、操作部48および表示部50に基づく操作で脱衣場8からも通信部20による遠隔地家族の携帯電話22や見守りサービス業者の携帯電話24等と通信が可能である。また、スピーカ58からは、室温センサ28および室温センサ54により脱衣場8内が所定以下の低温であること、または居室4と脱衣場8の温度差が所定以上であることが検知されたとき、コントローラ10の制御により、脱衣を控えるよう警告する音声メッセージが出力される。この音声はメッセージ記憶部30に予め記憶されているもので、通話を通じて録音した遠隔地家族からの声による「お母さん、元気でやってる?」等の呼掛けメッセージとシステム側で予め用意されている警告内容を示すメッセージが含まれている。そして、先に呼掛けメッセージを出力し、次いで警告内容を示すメッセージを出力することで、独居老人等の家屋2の住人が警告を受容し警告を無視せずに脱衣を思いとどまるような心理的状況を醸成する演出を行う。
図2は、実施例1におけるコントローラ10の動作を説明する基本フローチャートである。フローは、システムへの給電が開始されるとスタートし、ステップS2システムの立ち上げ処理およびシステムチェック処理を行ってステップS4に移行する。ステップS4では、室温センサ28による居室4の温度の測定を行うとともにコントローラ10の履歴等記憶部32に測定結果を記録する。さらにステップS6では、室温センサ54による脱衣場8の温度の測定と履歴等記憶部32への測定結果の記録を行い、ステップS8に移行する。
ステップS8では、今回の測定結果に基づき居室4の室温が所定以下か否かチェックする。これは、居室4の室温が所定以下であればエアコン部26による暖房が行われておらず居室4を住人が使用していないと考えられるので、ヒートショック防止管理から外すためである。ステップS8で居室温度が所定以下でなければステップS10に進み脱衣場8の室温が所定以下か否かチェックする。これは、脱衣場8内の室温と体温との差が大きく居室の室温に係らず危険な状態にあることを検知するためである。ステップS10で脱衣場温度が所定以下でなければステップS12に進み、居室4の室温と脱衣場8の室温の差が所定以上か否かチェックする。これは、脱衣場8内の室温が所定以上であっても居室と脱衣場の室温差が大きくヒートショックの危険がある状態を検知するためである。そして、室温差が所定以上あればステップS14に移行する。なお、ステップS10で脱衣場温度が所定以下であれば直接ステップS14に移行する。
ステップS14では、検出結果に基づき、脱衣場8の暖房部46および浴室6の暖房部36を自動制御する処理を行う。この処理は、主に暖房部46および暖房部36を自動的にオンする処理に該当するが、無用な暖房を行わないために暖房部46および暖房部36を自動的にオフする処理も含まれる。その詳細は後述する。ステップS14における脱衣場・浴室暖房自動制御処理が完了するとステップS16に移行する。
ステップS16では、人感センサ52により住人が脱衣場に立ち入っているか否かチェックする。そして立ち入りが検知されるとステップS18の本人警告処理に移行する。これは、基本的には本人に脱衣を行わないようスピーカ58からの音声メッセージおよび表示部50の点滅等により警告する処理であるが、不要な警告を防止する処理および警告に対する住人の対応を記録する処理も含まれる。その詳細は後述する。ステップS18の本人警告処理が完了するとステップS20に移行する。
ステップS20は、ステップS18において警告に係らず脱衣をする等の住人の警告無視行動の履歴が記録されているか否かをチェックする。そして該当記録があればステップS22に進み、今回の行動履歴を記録して蓄積するとともに、蓄積された記録を分析する処理を行ってステップS24に移行する。ステップS24では、ヒートショックの危険性および警告に従わない行動が重なっていることについて本人を説得するメッセージを出力する処理である。この処理におけるメッセージはスピーカ58による現場メッセージ出力だけでなく、スピーカ14による居室でのメッセージ出力が含まれる。ステップS22からステップS24の詳細は後述する。
ステップS24における本人説得処理が完了するとステップS26に進み、家族への通知および家族との協力により危険行動を防止する処理に入る。この処理には、通信部20によるシステムから遠隔地家族の携帯電話22への危険行動の自動連絡、およびこれに応じた遠隔地家族の携帯電話22と居室4内のマイク12とスピーカ14による通話による説得補助処理が含まれる。その詳細は後述する。
ステップS26における家族通知・協力処理が完了するとステップS28に進み、見守りサービス業者携帯電話24への通知により危険行動を防止する処理に入る。この処理には、通信部20によるシステムからサービス業者の携帯電話22への危険行動の自動連絡、およびこれに応じたサービス業者の携帯電話24と居室4内のマイク12とスピーカ14による通話による説得補助処理、さらにはシステムからサービス業者への家屋2への出張自動依頼処理が含まれる。その詳細は後述する。
ステップS28におけるサービス業者通知処理が完了するとステップS30に移行する。なお、ステップS16で脱衣場の人感がない場合は直接ステップS30に移行する。さらに、ステップS20で住人が警告に従いこれを無視する行動が記録されていなかったときも直接ステップS30に移行する。ステップS28およびステップS30の詳細は後述する。一方、ステップS8で居室4の室温が所定以下であることが検知された場合はステップS32に移行する。同様に、ステップS12で居室4の室温と脱衣場8の室温の差が所定以上であることが検知されなかったときもステップS32に移行する。
ステップS32では、脱衣場8の暖房部46および浴室6の暖房部36を自動的にオフしてステップS34に移行する。なお、これらの暖房部が元々オフであった場合は、ステップS32では何もせずステップS34に移行する。ステップS34では、本人警告機能をオフしてステップS30に移行する。なお、ステップS34に至ったとき本人警告に関する機能が動作していなければステップS34では何もせずステップS30に移行する。
ステップS30では、機能の設定およびテスト処理を行う。これは、操作部16および表示部18による動作条件の諸設定およびその変更を行う処理である。これには暖房オン時刻のタイマーの設定等も含まれる。また、ステップS30にはシステムのテストを行う処理が含まれる。本発明の実施例は、冬季におけるヒートショックの対策なので、ステップS14からステップS28に対応する部分が夏季を含む長期間機能することがない。従って次の冬季になってシステムが正常に機能するかいなかを日常的にチェックすることは意義がある。本発明の実施例では、暖房の自動制御および警告機能が動作するか否かに係らずシステムがステップS30に至るようにするとともにマイク12およびスピーカ14を通じた遠隔地家族の携帯電話22との通常通話機能をテスト機能と連動させ、通常通話機能の際に各センサおよびステップS4からステップS34が正常に機能するか否かチェックする。これによって、通常通話が可能な限りステップS14からステップS28が正常に機能することを保証している。
ステップS30の機能設定・テスト処理が完了するとフローはステップS36に至り、システムへの給電が停止されているか以下かチェックする。そして給電停止がない限り、ステップS4からステップS36を繰り返す。一方、ステップS36で給電停止が検知されると必要な停止処理をおこなってフローを終了する。
図3は、図2のステップS14における脱衣場・浴室暖房自動制御処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートするとステップS42で浴槽34へのお湯張りが開始されたか否かチェックする。お湯張り開始が検知されなければステップS44に進み、タイマーによって設定された暖房のオン時刻が到来しているか否かチェックする。タイマー設定オン時刻の到来が検知されなければステップS46に移行し、人感センサ52による住人の脱衣場8への立ち入りをチェックする。
人感があるとステップS48に進み、水位センサ42によって浴槽34が所定の水位まで満たされているか否かチェックする。これは、浴槽34が所定の水位になければ住人が入浴のために脱衣場に立ち入ったのではないとみなせるのでその判断をするためである。浴槽水位が所定以上であればステップS50に進み、水温センサ44により浴槽34の水温が所定以上か否かチェックする。これは、浴槽34が所定以上の水温でなければ住人が入浴のために脱衣場に立ち入ったのではないとみなせるのでその判断をするためである。脱衣場8は洗面および洗濯機設置のスペースを兼ねており、これらを目的に脱衣場8に立ち入ったときは脱衣を伴わず、危険も少ないのでこれらの場合を峻別するのがステップS48およびステップS50の目的である。なお、ステップS44でタイマー設定オン時刻の到来が検知されたときは人感に係らずステップS46に移行する。タイマーは基本的には暖房をオンするためのものであるが、念のためステップS48およびステップS50のチェックを行うことで、浴槽34が入浴可能な状態でないにもかかわらず無用に暖房をオンすることを防止する。
ステップS50で浴槽34の水温が所定以上であれば、入浴のために住人が脱衣場に立ち入った可能性が高いのでステップS52に進み、脱衣場8の暖房部46および浴室6の暖房部36を自動的にオンしてステップS54に進む。なお、タイマー設定オン時刻到来に基づいて、ステップS48およびステップS50経由でステップS52に至る場合はともかく、ステップS46の人感に基づいてステップS52に至ったときは、室温は急には高まらないので後述のように脱衣を控えるよう警告を行うことになる。これに対し、ステップS42でお湯張り開始を検知した場合は直ちにステップS52に移行する。この場合はお湯張りに要する時間をかけて暖房が継続されるのでお湯張完了時点で脱衣場も温まっていることが期待される。
一方、ステップS48で浴槽所定水位以下であることが検知された場合、またはステップS50で浴槽水温が所定以下であることが検知された場合はステップS56に進み、人感センサ38により浴室への住人の立ち入りの有無をチェックする。これは、浴室が入浴可能状態にないにも係らず住人が誤って浴室6に入った場合であり、(警告を無視して)脱衣もしているので極めて危険な状態にある。このときはステップS52に進み、脱衣場および浴室の暖房を急遽オンする。なお、ステップS46において脱衣場人感がない場合、当面暖房を開始する必要がないので直接ステップS54に進む。ステップS56で人感がない場合(通常の場合)も同様にして直接ステップS54に進む。
ステップS54では、水位センサ42および水温センサ44によりお湯張り完了状態となったか否かがチェックされる。お湯張完了が検知されるとステップS58に進み、その時点からの経過時間のカウントがスタートする。そしてステップS60でお湯張り完了後所定時間以内に脱衣場で人感があったか否かチェックする。所定時間内に人感があればステップS62に進み、浴室6で人感があったか否かチェックする。浴室人感があれば住人が(安全状態であったか警告を無視したかにかかわらず)脱衣および入浴を行ったことを意味するのでステップS64に進み、入浴中フラグをセットしてステップS66に進む。ステップS62で人感がなければ直接ステップS66に進む。
ステップS66では、入浴中フラグがセットされているか否かチェックし、フラグのセットを確認した上でステップS68における浴室での人感のチェックを実施する。そして人感がなくなれば、入浴していた住人が浴室を出たことを意味するのでステップS70に進み、入浴フラグをリセットするとともに、その後の経過時間のカウントをスタートさせてステップS72に移行する。これは、後述のように入浴後所定時間が経過した後の無用の暖房をオフするための基準とするためである。
ステップS72では、浴室退出後所定時間が経過したか否かチェックする。そして所定時間が経過すればステップS74に進み、経過時間カウントを停止するとともに、脱衣場および浴室の暖房をオフしてフローを終了する。これは、入浴後着衣に充分な時間を経過しておりこれ以上暖房を継続するのは無用と考えられるからである。また、ステップS60でお湯張り完了後脱衣場で人感がないまま所定時間が経過したことが確認されたときもステップS74に移行し、経過時間カウントを停止するとともに、脱衣場および浴室の暖房をオフしてフローを終了する。これは、お湯張り完了後、住人の入浴がないまま長時間暖房を継続することが不合理だからである。一方、ステップS54でお湯張りの完了が検知されないとき、またはステップS66で入浴中フラグのセットが検知できないとき、またはステップS68で浴室人感の検知が継続しているとき、またはステップS72において住人が浴室退出してから後所定時間が経過したことが検知されないときは、いずれも脱衣場および浴室暖房をオフする状況にはないと判断されるので直接フローを終了する。なお、図3のフローは上記のように暖房のオフを行う管理を含むが、大半の場合、暖房のオフは脱衣場が温まったときまたは居室との温度差が解消されたときであり、このためには図2のステップS32が機能することになる。
図4は、図2のステップS18における本人警告処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートするとステップS82において、ステップS16での脱衣場人感からの経過時間のカウントをスタートし、ステップS84に移行する。ステップS84では、図3のステップS48と同様にして浴槽34が所定の水位まで満たされているか否かチェックする。浴槽水位が所定以上であればステップS86に進み、図3のステップS50と同様にして、浴槽34の水温が所定以上か否かチェックする。そして水温が所定以上でなければ、ステップS88に進む。一方、ステップS84で水位が所定上でない場合もステップS88に進む。
ステップS88では脱衣場での人感を再度チェックし人感が継続していればステップS90に進み、ステップS82でスタートさせた時間カウントに基づき最初の人感開始から所定時間以上経過しているか否かチェックする。そして時間経過が確認されると、入浴可能な状況ないにも係らず誤って住人が脱衣を始めている可能性があるのでステップS92に移行する。なお、ステップS90で所定時間が経過していなければステップS88に戻り、所定時間経過まで人感が継続するか否かチェックを続ける。一方、ステップS86で水温が所定以上であることが確認されたときは住人が入浴のため脱衣場に立ち入ったと考えられるので直接ステップS92に移行する。
ステップS92では、これまでの時間カウントをリセットするとともに新たな時間カウントをスタートする。そしてステップS94に進み、家族の呼掛け音声を再生する処理を行う。これは、警告に先立ち家族の呼掛けにより警告を受容する心理を醸成するためである。次いでステップS96で脱衣を制止する警告音声を再生するとともに、表示部の点滅等を行う処理をする。次いでステップS98に進み脱衣場での人感を再度チェックする。人感が継続していればステップS100に進み、浴室での人感をチェックする。浴室人感がなければステップS102に進み、ステップS92でスタートした時間カウントに基づいて所定時間が経過したか否かチェックする。そして所定時間の経過があれば警告を無視して脱衣してしまったと見做し、ステップS104に進む。一方、所定時間の経過がなければステップS94に戻り、以後、脱衣場での人感が続き所定時間が経過しない限りステップS94からステップS102を繰り返す。一方ステップS100で浴室人感があれば住人が脱衣してしまったことを意味するので直ちにステップS104に進む。
ステップS104では警告を無視して脱衣した行動の履歴を記録し、ステップS106に進む。一方、ステップS98で脱衣場の人感が所定時間内になくなったことが検知された場合、警告を受容して脱衣を思いとどまったと考えられるのでステップS108に進み警告を受容した行動の履歴を記録してステップS106に進む。また、ステップS88で脱衣場人感が所定時間以内になくなったときは、住人が入浴可能な状況でないことを了解して脱衣場を立ち去ったことを意味するか、元々脱衣のために脱衣場に立ち入ったのではないことを意味するので、ステップS106に移行する。ステップS106では経過時間カウントを停止してフローを終了する。
図5は、図2のステップS22の行動履歴蓄積・分析処理の詳細を示すフローチャートである。フローがスタートするとステップS112で新たな行動履歴があればこれを蓄積し、ステップS114に進んで直近の複数の連続する行動履歴を抽出する。さらにステップS116では、通信部20により外部データベースより週間天気予報および週間気温予報を受信し、履歴等記憶部32の予報記憶を更新する。
次いでステップS118では、抽出した最新行動履歴が警告の受容(脱衣の中止)であるか否かチェックする。最新の行動履歴が受容でなければステップS120に進み、抽出した前回の行動履歴が受容であるか否かチェックする。そして前回の行動履歴も受容でなければ、記憶されている全行動履歴をチェックし、ステップS124に進んで全行動履歴の中に受容履歴が含まれているか否かチェックする。受容履歴があればステップS126に進み、警告無視(脱衣の実行)行動履歴の比率が所定以上(例えば30%以上)に上っているか否かチェックする。この比率が所定以下であればステップS128に進み、全体の比率は低いが最近の無視行動が増加傾向にあるか否かチェックする。そして増加傾向が認められればステップS130に進み、行動分析の結果を「要注意カテゴリー」と判定してステップS132に移行する。この行動カテゴリーは、見守り対象者が次第に警告に慣れ、これを軽視するようになってリスクが高まっていると判定するものである。
一方、ステップS128で最近の無視行動が増加傾向にないことが確認できるとステップS134に進み、行動分析の結果を「激励カテゴリー」と判定してステップS132に移行する。この行動カテゴリーは、全体として警告無視行動の比率が小さくそれが増加傾向にもないので、見守り対象者が比較的警告を尊重する性向にあり、警告をより尊重するようにとの激励にも耳を貸すと判定するものである。
また、ステップS126で警告無視(脱衣の実行)行動履歴の比率が所定以上(例えば30%以上)に上っていることが確認された場合は、ステップS136に進み、行動分析の結果を「気まぐれカテゴリー」と判定してステップS132に移行する。この行動カテゴリーは、全体として警告無視行動の比率が大きく、見守り対象者は気まぐれに警告に従う場合があるものの基本的に警告を軽視する性向にあると判定するものである。
さらに、ステップS124で全行動履歴の中に受容履歴に全く含まれていないことが確認
確認された場合は、ステップS138に進み、行動分析の結果を「頑固カテゴリー」と判定してステップS132に移行する。この行動カテゴリーは、見守り対象者は警告に全く耳を貸さない頑固者であると判定するものである。
なお、ステップS120で、抽出した前回の行動履歴が受容であると判断された場合は、ステップS140に進み、行動分析の結果を「油断大敵カテゴリー」と判定してステップS132に移行する。この行動カテゴリーは、今回は警告を無視したが前回は警告を受容しているので見守り対象者は基本的に警告を重視しており、今回偶々油断して警告を無視したものと判定するものである。
ステップS132は、コントローラ10の日付・時計機能に基づく日付の情報およびステップS116で更新された週間天気・気温予報に基づく気温傾向情報を警告受容への説得材料として付加する処理であり、この処理の完了によりフローを終了して図2のステップS24に移行する。つまり、ステップS132に至った場合は、いずれも最新行動履歴として見守り対象者が警告を無視しており、次回から警告を受容するよう説得する必要があるが、その説得材料として日付的に寒い季節に向かう時期となったことや、実際に低温に向かう気温傾向を示す予報が出されていることが有効なのでこれを判定したカテゴリーにそれぞれ付加するものである。ステップS132で付加した情報の利用については後述する。
これに対し、ステップS118で抽出した最新行動履歴が警告の受容であることが確認された場合はステップS142に進み、さらに前回の行動履歴も警告の受容であったか否かチェックする。そして前回行動履歴が受容でなかったときは、前回警告を無視した見守り対象者が今回は考えを改めて警告を受容したことを意味するのでステップS144に進み、行動分析の結果を「賞賛カテゴリー」と判定して直ちにステップフローを終了し、図2のステップS24に移行する。つまり、このカテゴリーでは、最新の警告受容行動を賞賛すれば足り、くどくどとした説得情報の提供は逆効果なのでステップS132を経由しない。
また、ステップS142で前回行動履歴も受容であることが確認されたときは、見守り対象者が警告を遵守する性向にあり、余計なメッセージは失礼にあたるので、ステップS146に進み、行動分析の結果を「遠慮カテゴリー」と判定して直ちにステップフローを終了し、図2のステップS24に移行する。このカテゴリーにおいてもステップS132は経由せず、また、後述のように見守り対象者への一切の失礼なメッセージは遠慮する。
図6は、図2のステップS24の本人説得処理の詳細を示すフローチャートである。この処理は、図5で説明した各カテゴリーに従って見守り対象者に適切は説得等のメッセージを伝達するための処理である。フローがスタートすると、まずステップS152において判定カテゴリーが「遠慮カテゴリー」であるか否かチェックし、該当すれば見守り対象者に対するメッセージの伝達を遠慮して直ちにフローを終了して図2のステップS26に移行する。
一方、ステップS152において判定カテゴリーが「遠慮カテゴリー」でないと判断されるとステップS154に進み、判定カテゴリーが「賞賛カテゴリー」であるか否かチェックする。そして、「賞賛カテゴリー」に該当すれば、ステップS156に進み、例えば「危険回避ありがとうございます。今後とも適切な情報提供を行います。」等の予め用意された賞賛音声を再生するとともに同趣旨の表示を行ってフローを終了する。
また、ステップS154において判定カテゴリーが「賞賛カテゴリー」でないと判断されるとステップS158に進み、判定カテゴリーが「油断大敵カテゴリー」であるか否かチェックする。そして「油断大敵カテゴリー」に該当すれば、ステップS160に進み、「油断は大敵です。いままでどおり警告を尊重してください。」等の予め用意された共感的勧告音声を再生するとともに同趣旨の表示を行ってフローを終了する。
これに対し、ステップS158において判定カテゴリーが「油断大敵カテゴリー」でないと判断されるとステップS162に進み、図5のステップS132で付加された日付・気温傾向情報に基づく季節変化説得材料の有無をチェックする。そして季節変化説得材料があれば、ステップS164に進み、日付に基づくものであれば、例えば「暦の上では立冬です。」、または気温傾向情報に基づくものであれば「朝夕の冷え込み予報が出されています。」等の等の季節変化音声の再生および同趣旨の表示を準備してステップS166に移行する。一方、ステップS162において季節変化説得材料がないことが確認されると直接ステップS166に移行する。なお、ステップS164で準備される音声および表示は、後述のように警告受容への勧告の説得力を増すため、勧告音声に前置きして再生されるものである。
ステップS166では、判定カテゴリーが「激励カテゴリー」であるか否かチェックする。そして「激励カテゴリー」に該当すれば、ステップS168に進み、「油断は大敵です。いままでどおり警告を尊重してください。」等の予め用意された共感的勧告音声を再生するとともに同趣旨の表示を行ってフローを終了する。なおこの際、ステップS164で季節変化音声の前置が準備されている場合、全体の音声再生は、例えば「朝夕の冷え込み予報が出されています。油断は大敵です。いままでどおり警告を尊重してください。」となる。
一方、ステップS166で判定カテゴリーが「激励カテゴリー」でないと判断されるとステップS170に進み、判定カテゴリーが「要注意カテゴリー」であるか否かチェックする。そして「要注意カテゴリー」に該当すれば、ステップS172に進み、「急激な温度差に体を曝すのは危険です。警告を尊重してください。」等の予め用意された指摘勧告音声を再生するとともに同趣旨の表示を行ってフローを終了する。なおこの際、ステップS164で季節変化音声の前置が準備されている場合、全体の音声再生は、例えば「朝夕の冷え込み予報が出されています。急激な温度差に体を曝すのは危険です。警告を尊重してください。」となる。
また、ステップS170で判定カテゴリーが「要注意カテゴリー」でないと判断されるとステップS174に進み、判定カテゴリーが「気まぐれカテゴリー」であるか否かチェックする。そして「気まぐれカテゴリー」に該当すれば、ステップS176に進み、ステップS164で季節変化音声の前置が準備されたかどうかチェックする。そして、季節変化音声の前置が準備されている場合はステップS178に進み、例えば「朝夕の冷え込み予報が出されています。あなたの身を護るため、警告に従ってください。」との説得音声を再生するとともに同趣旨の表示を行ってフローを終了する。
一方、ステップS176で季節変化音声の前置が準備されている旨の確認ができない場合は勧告を行わず直ちにフローを終了して図2のステップS26に移行する。これは、「きまぐれカテゴリー」に入る見守り対象者の場合、季節変化等の客観的な説得材料なしに自動勧告を行っても効果がないと予想され、逆効果になりかねない自動勧告を行うよりは後述の家族またはサービス業者に対応を委ねることを意味する。また、ステップS174で判定カテゴリーが「気まぐれカテゴリー」であることが確認できない場合は、判定カテゴリーが「頑固カテゴリー」であることを意味するので、この場合も同様に勧告を行わず直ちにフローを終了して図2のステップS26に移行し、後述の家族またはサービス業者に対応を委ねる。
図7は、図2のステップS26の家族通知・協力処理の詳細を示すフローチャートである。この処理は、見守り対象者の行動を通信部20により遠隔地家族の携帯電話22に自動通知し、これに応じた遠隔地家族の携帯電話22と居室4内のマイク12とスピーカ14による通話による説得を行うための処理である。図7のフローがスタートすると、まずステップS182において判定カテゴリーが「遠慮カテゴリー」であるか否かチェックし、該当すれば家族への自動通知を行わず、直ちにフローを終了して図2のステップS28に移行する。
一方、ステップS182において判定カテゴリーが「遠慮カテゴリー」でないと判断されるとステップS184に進み、判定カテゴリーが「賞賛カテゴリー」であるか否かチェックする。そして、「賞賛カテゴリー」に該当する場合も家族への自動通知を行わず、直ちにフローを終了して図2のステップS28に移行する。また、ステップS184において判定カテゴリーが「賞賛カテゴリー」でないと判断されるとステップS186に進み、判定カテゴリーが「油断大敵カテゴリー」であるか否かチェックする。そして、「油断大敵カテゴリー」に該当する場合においても家族への自動通知を行わず、直ちにフローを終了して図2のステップS28に移行する。これらのカテゴリーにおいては、見守り対象者自身の自主性を信頼して徒に家族を動員しない。
これに対し、ステップS186において判定カテゴリーが「油断大敵カテゴリー」でないと判断されるとステップS188に進み、判定カテゴリーが「激励カテゴリー」であるか否かチェックする。そして「激励カテゴリー」に該当しない場合は、ステップS190に進み、判定カテゴリーが「要注意カテゴリー」であるか否かチェックする。さらに「要注意カテゴリー」に該当しない場合は、ステップS192に進み、判定カテゴリーが「気まぐれカテゴリー」であるか否かチェックする。ここで「気まぐれカテゴリー」に該当しない場合は、判定カテゴリーが「頑固カテゴリー」でことを意味するのでステップS196で発呼用カテゴリー通知音声(この場合は発呼への応答に対し「頑固カテゴリー」であることを通知する音声)を準備する。
一方、ステップS190において判定カテゴリーが「要注意カテゴリー」であると確認できた場合、またはステップS192において判定カテゴリーが「気まぐれカテゴリー」であると確認できた場合も、それぞれステップS196に移行し、発呼用カテゴリー通知音声(これらの場合は、発呼への応答に対し、それぞれ「要注意カテゴリー」または「気まぐれカテゴリー」であることを通知する音声)を準備する。
また、ステップS188において、判定カテゴリーが「激励カテゴリー」であると確認できた場合は、ステップS198に移行し、季節変化説得材料の有無をチェックする。そして季節変化説得材料があれば、直ちにフローを終了して図2のステップS28に移行する。「激励カテゴリーにおいて季節変化説得材料があって臨場感のある説得が可能な場合は図6で説明した本人への自動説得に委ね、家族は動員しない。これに対し、ステップS198において季節変化説得材料が確認できない場合はステップS196に進み、発呼用カテゴリー通知音声(この場合は発呼への応答に対し「激励カテゴリー」であることを通知する音声)を準備する。このように、季節変化説得材料がない場合は「激励カテゴリー」の見守り対象者に通り一遍の自動説得をしても効果が期待されないため、家族を動員する。
ステップS196における発呼用カテゴリー通知音声の準備が完了するとステップS200に進み、季節変化説得材料の有無をチェックする。そして季節変化説得材料があれば、ステップS202に進み、発呼用季節変化音声を準備してステップS204に移行する。ステップS200で季節変化説得材料が確認できない場合は直接ステップS204に移行する。
ステップS204では、予め登録されている家族の携帯電話への発呼、ならびにその応答に対する携帯電話の自動音声通知、およびこれに続く見守り対象者とその家族との通話処理が行われる。そして通話の切断によりステップS204の家族携帯電話発呼・通話処理が完了するとフローを終了し、図2のステップS28に移行する。なお、所定時間の発呼に対して家族用携帯電話の応答がない場合もステップS204の家族携帯電話発呼・通話処理を終了して図2のステップS28に移行する。
図8は、図2のステップS28のサービス業者通知処理の詳細を示すフローチャートであり、
通信部20によるシステムからサービス業者の携帯電話22への危険行動の自動連絡、これに応じたサービス業者の携帯電話24と見守り居室4内のマイク12とスピーカ14による通話による説得補助処理、さらにはシステムからサービス業者への家屋2への出張自動依頼処理を実行するものである。
図8のフローがスタートすると、まずステップS212において分析結果が家族携帯電話発呼条件に合致しているか否かチェックする。家族携帯電話発呼条件に合致するとは、図7のステップS204に至る条件を満たす場合をいう。図8のステップS212で家族発呼条件を満たさないということは、家族の協力を得るまでもない状態であることを意味し、ましてやサービス業者の協力を仰ぐ必要などない状況なので直ちにフローを終了し、図2のステップS30に移行する。
一方、ステップS212において分析結果が家族携帯電話発呼条件に合致していることが確認された場合は、ステップS214に進み、図7のフローに従って家族携帯電話が応答したか否かチェックする。家族携帯電話が応答した場合は、対応を家族に任せサービス業者の出る幕ではない状況なので直ちにフローを終了し、図2のステップS30に移行する。
これに対し、ステップS214で家族携帯電話が応答しなかった場合は、見守り対象者へのケアが行われていない状態であることを意味するのでステップS216に進み、判定カテゴリーが「頑固カテゴリー」であるか否かチェックする。「頑固カテゴリー」でなければステップS218に進み、該当する発呼用カテゴリー通知音声を準備してステップS220に移行する。ステップS220では、季節変化説得材料の有無をチェックし、季節変化説得材料があれば、ステップS222に進み、発呼用季節変化音声を準備してステップS224に移行する。ステップS220で季節変化説得材料が確認できない場合は直接ステップS214に移行する。
ステップS224では、予め登録されているサービス業者の携帯電話への発呼、ならびにその応答に対する携帯電話の自動音声通知、およびこれに続く見守り対象者とサービス業者との通話処理が行われる。そして通話の切断または所定時間の発呼に対してサービス業者の携帯電話の応答がない場合、ステップS224のサービス業者携帯電話発呼・通話処理を終了してステップS226に移行する。
ステップS226では、ステップS224において発呼に対するサービス業者の携帯電話の応答の有無をチェックし、応答がなかった場合は、ステップS228に進み、判定カテゴリーが「激励カテゴリー」か否かチェックする。そして「激励カテゴリー」でなければ、携帯電話の応答に代わるサービス業者のケアが不可欠なのでステップS230に移行し、サービス業者出張の自動依頼処理を行う。そしてステップS230のサービス業者出張自動依頼処理が完了するとフローを終了して図2のステップS30に移行する。
また、ステップS216で判定カテゴリーが頑固カテゴリーであるときは、電話でのやり取りで説得できる可能性が小さいので直ちにステップS230のサービス業者出張自動依頼処理に移行する。また、ステップS212で家族携帯電話発呼条件でないことが確認されたとき、またはステップS214で家族携帯電話の応答が確認できたときは、サービス業者のケアは必要ないので、直ちにフローを終了し、図2のステップS30に移行する。また、ステップS226でサービス業者携帯電話の発呼応答が確認できたとき、またはステップS228で激励カテゴリーであることが確認できたときは、いずれもステップS230のサービス業者出張自動依頼処理を省略してフローを終了し、図2のステップS30に移行する。
図9は、図2のステップS30の機能設定・テスト処理の詳細を示すフローチャートであり、操作部16および表示部18による暖房オン時刻のタイマーの設定等を含む動作条件の諸設定およびその変更を行うとともに、夏季を含む長期間機能することがないヒートショック対策が冬季に至って正常に動作するか否かの日常的チェックを行うものである。フローがスタートすると、ステップS232で設定操作または設定変更操作の有無をチェックし、操作が検知されるとステップS234に移行して設定・変更操作実行処理を行ってステップS236に移行する。一方、ステップS232で操作の検知がなければ直接ステップS236に移行する。
ステップS236は、コントローラ10の日付・時計機能に基づいて、現時点が警告稼働季(例えば11月から3月の間)か否かチェックする。そして警告稼働季であればステップS238に移行し、稼働初期(例えば11月の第一週)であるか否かチェックする。稼働初期であればステップS240に移行し、人感センサ52により見守り対象者が脱衣場に立ち入ったか否かチェックする。そして立ち入りが検知されるとステップS242に進み、季節音声再生処理を実行してフローを終了する。ステップS242の季節音声再生処理では、「朝夕冷え込む季節になりました。居室との温度差に注意してください。」等の音声を稼働初期において見守り対象者が脱衣場に立ち入る毎に再生する。これによって、長期に渡る警告非稼働季(例えば4月から10月)で途絶えていた警告遵守行動を思い起こさせる。ステップS238で稼働初期が過ぎるかステップS240で人感検知がないときは直ちにフローを終了する。図9のフローが終了すると図2のステップS36に移行する。
一方、ステップS236で警告稼働季でないことが確認されるとステップS244以下のテスト機能に移行する。ステップS244では、コントローラ10の日付・時計機能に基づいて、所日時が到来(この場合、絶対的な日時ではなく、例えば「3日に1回の正午」等の繰り返し周期が経過)したか否かをチェックする。そして所定日時が到来すれば、ステップS246に進み、上記繰り返し周期内の人感履歴をリセットするとともに、上記繰り返し周期の経過を測定する人感タイマをリセットして新たにスタートさせ、ステップS248に移行する。一方、ステップS244で所定日時が到来していなければ直接ステップS248に移行する。これによって、後述する人感センサ機能チェックの基準となる所定時間を管理する。
ステップS248では、夏季等において居室4のエアコン部26による冷房がなされたか否か、およびその結果、当然に予想される居室4と脱衣場8の温度差の逆転現象(ヒートショックリスク検知の際は、居室4の温度よりも脱衣場8の温度が低くなることをチェックするのに対し、夏季では居室4冷房される結果、冷房設備のない脱衣場8の温度の方が逆に高くなる現象)が生じたか否かをチェックする。そして予想通り温度差が逆転していればステップS250に進む。なお、ステップS248では、同様にして、居室4と浴室8の温度差の逆転現象のチェックも行う。従って、ステップS250に進むのは、脱衣場8および浴室6のいずれに対しても温度差の逆転現象が起こっている場合である。そしてこのような逆転現象が検知されたことをもって、居室の室温センサ28、脱衣場の室温センサ54および浴室の室温センサ40がともに正常に機能していることの一つの指標とする。
ステップS250では、居室4の電話機能による日常の通話(見守りとは無関係のもの)の完了の有無を検知する。これは、通話の実行に後続するその完了を検知することにより、見守り対象者が在宅であるという条件が満たされているか否かを確認するためのものである。ステップS250で電話機能通話完了が検知されるとステップS252に進み、脱衣場8のマイク56およびスピーカ58にテストのための通電を行う。そしてステップS254でコントローラ10による通電異常の有無を検知し、異常がなければステップS256に移行する。ステップS256では、ステップS246の機能に基づくタイマスタート後、所定時間内に脱衣場8の人感センサ52および浴室6の人感センサ38に人感履歴があるか否かをそれぞれチェックする。そしていずれの人感センサにも人感履歴があればステップS258に移行して異常なし表示を行い、フローを終了して図2のステップS36に移行する。なお、ステップS250において電話機能通話完了を検知しない場合は、テストタイミングではないので直ちにフローを終了する。
以上のように、何らかのトリガがないとテストが行えない脱衣場8のマイク56およびスピーカ58については、電話機能における通話完了を一つのトリガとし、居室のマイク12およびスピーカ14が通話の時に使用されたタイミングで同時に脱衣場8のマイク56およびスピーカ58のテストを行うものである。
また、脱衣場8の人感センサ52および浴室6の人感センサ38のテストにあたっては、人感センサから検知出力がないことが人感センサの異常のためなのか見守り対象者の長期不在のためなのかが判然としないので、電話機能における通話完了という情報を利用することにより見守り対象者の在宅を確認し、在宅の場合には当然使用が期待される脱衣場8または浴室6において最長3日間にわたり人感出力がない場合は人感センサに異常があるものと判断する。
一方、ステップS248において居室4が冷房中であるにもかかわらず温度差の逆転が起こらない場合は、居室の室温センサ28、脱衣場の室温センサ54および浴室の室温センサ40のいずれかが正常に機能していないものと判断し、ステップS260に進んで室温センサ機能の機能を確認する必要がある旨の表示を行ってフローを終了する。このように温度センサのテストにあたっては冷房中であることがテストのトリガとなるので、電話機能の通話完了を待たず、ステップS260に移行する。
また、ステップS254において脱衣場8のマイク56およびスピーカ58の通電異常が検知された場合は、ステップS260に移行し、通電異常のある脱衣場8のマイク56またはスピーカ58またはこれら双方において機能を確認する必要がある旨の表示を行ってフローを終了する。
さらに、ステップS256においてステップS246の機能に基づくタイマスタート後、所定時間内に脱衣場8の人感センサ52および浴室6の人感センサ38のいずれかに人感履歴の履歴がない場合はステップS260に進み、人感履歴のない人感センサ52または人感センサ38またはこれら双方において機能を確認する必要がある旨の表示を行ってフローを終了する。
なお、上記図9のテスト処理におけるステップS248からステップS260のフローは、簡単のため、異常の可能性のある確認項目に優先順位をつけ、上位の確認項目に異常の可能性がある場合にはそれより下位の確認項目のテストは省略するフローとしている。そして、上位の確認項目の異常が除去された時点で下位の確認項目のテストに進めるフローとしている。しかしながら、本発明の実施は、このようなテスト方式に限るものではなく、各確認項目を公平に扱い、互いの異常の有無から独立して、各確認項目のそれぞれについて異常の有無を逐一テストできるフローとして構成することも可能である。
本発明は、日常生活における警告システムに適用することができる。
50、58 警告部
32 蓄積部
10 分析部
20 通信部
22 対象者の家族
24 見守りサービス業者
22 第一の通信先
24 第二の通信先
10、20 情報取得部
10 テスト部
10、28、40、54 気温差の検知部
28、40、54 温度センサ
10 テスト手段
38、52 人感センサ

Claims (6)

  1. 対象者に気温差によるヒートショックのリスクを警告する警告部と、前記対象者が前記警告部の警告を受容したか無視したかの行動履歴を蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積される行動履歴の分析部と、前記分析部に基づき前記警告に従わない行動が重なっていることについて本人を説得する情報を出力する情報出力部とを有し、前記分析部は、前記警告に従わない行動と前記警告を受容する行動の混在比率の変化傾向、前記警告に従わない行動と前記警告を受容する行動との前後関係のいずれかに基づいて前記行動履歴のカテゴリー分け判定を行うとともに、前記情報出力部は、前記分析部による前記カテゴリー分け判定に基づき前記対象者への情報内容を変更し、前記情報内容には前記説得だけでなく前記対象者の行動改善を認める場合の情報も含まれていることを特徴とする警告システ
  2. 外部への通信部を有し、前記通信部は前記対象者に関する前記分析部の情報を外部に通報することを特徴とする請求項1記載の警告システム。
  3. 前記通信部は、前記分析部に基づき前記対象者に関する前記分析部の情報の通報先を変更することを特徴とする請求項2記載の警告システム。
  4. 季節に関する情報を取得する情報取得部を有し、前記警告部は前記情報取得部に基づき前記対象者に前記警告を行うか否か決定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の警告システム。
  5. 前記警告部による警告が必要な季節外において前記警告部の機能をテストするテスト部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の警告システム。
  6. 前記警告部は、前記警告部による警告が必要な季節到来初期において前記対象者に対し警告への注意喚起を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の警告システム。
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