JP6571753B2 - 温度補償型眼内レンズ挿入器 - Google Patents

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Description

関連出願情報
本願は、2012年6月4日に出願された米国仮特許出願第61/655,255号明細書の優先権を主張する、2013年6月4日に出願された国際出願第PCT/US2013/044183号明細書の継続出願である、2014年5月30日に出願された第14/291,743号明細書、現在の米国特許第8,998,983号明細書の継続出願である、2015年4月6日に出願された、本願と同時係属中の出願第14/679,921号明細書の一部継続出願であり、これらの開示全体を参照によって本願に明確に援用する。
本明細書において開示されている発明は一般に、眼内レンズを動物の眼内に挿入するための機器と方法、より詳しくは、レンズ挿入器に温度補償機能を提供する機器と方法に関する。
白内障は、眼の水晶体またはそれを包むもの(水晶体嚢)において進行する曇りであり、軽度なものから、完全に不透明となって光の透過を遮るものまで、程度はさまざまである。加齢による白内障の場合、進行の早期段階で水晶体の屈折力が大きくなり、近眼(近視)を引き起こすことがあり、水晶体は徐々に黄色くなり、不透明化することによって、青色の認識力が低下することがある。白内障は典型的に、ゆっくりと進行して視力を低下させ、治療しなければ失明の可能性がある。この状態は通常、両眼に影響するが、必ずと言っていいほど、一方の眼がもう一方の眼より先に影響を受ける。以下に、異なる種類の白内障を挙げる。
老年白内障−まず水晶体が不透明化し、その後水晶体が腫脹して、最終的に収縮して、完全に透過性を失い、老齢者に発生することを特徴とする。
モルガニ白内障−液状化した白内障皮質が乳白色の流体を形成し、水晶体嚢が破裂し漏出すると、重い炎症を起こすことがあり、白内障が進行したものとして発生する。治療しなければ、進行した白内障は水晶体形態性緑内障の原因となりうる。白内障が非常に進行すると小帯が脆弱化し、水晶体の前方または後方脱臼を起こしやすい。
外傷性白内障−本来健康な個人の、眼への外傷に起因する白内障。事故による眼損傷から生じる鈍的外傷または穿通性外傷は、水晶体の不透明化を引き起こす可能性がある。経網様体扁平部硝子体切除術が関わる網膜手術の結果、術後6〜9カ月で術後白内障を発症する。稀ではあるが、網膜手術中に本来は健康な水晶体に手術器具が接触するという不利な状況が起こりうる。接触から数分以内で、水晶体が曇り、白内障の状態となる。
先天性白内障−出生前または出生直後に小児において進行する白内障。
米国では、加齢による水晶体変化が52〜64歳の間で42%、65〜74歳の間で60%、75〜85歳の間で91%において報告されている。
世界保健機関によれば、加齢による白内障は世界中の失明の48%を占め、これは約1,800万人にあたる。継続的な人口増加に伴う平均年齢のシフトは、白内障患者数の増大につながるであろう。オゾン層破壊による紫外線の増加も白内障罹患率をさらに上昇させると予想されている。
多くの国々において、外科医療は不十分で、白内障は依然として失明原因のままである。先進国と発展途上国のどちらにおいても、白内障は視力低下の主因である。外科医療が得られる地域においてさえも、白内障に伴う視力低下はまだ一般的であり、これは手術に踏み切るまでの期間の長さや、費用、情報の欠如、患者輸送上の問題をはじめとする、手術を受ける上での障壁による。
いくつかの要素が白内障の形成を助長する可能性があり、これには紫外線への長時間の曝露、電離放射線への曝露、糖尿病等の疾患、高血圧、高齢の副次的影響、または外傷(おそらく、ずっと以前のもの)が含まれ、これらは通常、水晶体のたんぱく質の変性によるものである。遺伝的要素は多くの場合、先天性白内障の原因であり、陽性の家族歴もまた、人が若年時に白内障に罹りやすくなる一因となり得る。白内障はまた、眼の傷害や身体的外傷によっても発症する。
アイスランド航空のパイロットを対象とした調査では、旅客航空路線のパイロットは地上勤務の人と比べて3倍、白内障に罹りやすいことがわかった。これは、高高度において地上では大気により吸収されて減衰されているはずの大気圏外からの放射線に過剰に曝露されることが原因であると考えられる。この理論を裏付けるものとして、地球の軌道を外れる9回のアポロ計画に従事した36人のアポロ宇宙飛行士のうち33人が早い段階で白内障を発症させたという報告があり、その原因は飛行中の宇宙線への曝露であることが明らかとなった。少なくとも39人の元宇宙飛行士が白内障に罹り、そのうちの36人がアポロ計画等、放射線被爆率の高い計画に従事していた。
白内障はまた、赤外線に曝露される人々、例えば落屑症候群を患うガラス吹き工等においても異常に多い。マイクロ波放射への曝露も白内障の原因となりうる。アトピーまたはアレルギー状態もまた、特に小児において、白内障の進行を早めることがわかっている。白内障はまた、ヨウ素不足によっても引き起こされることがある。白内障には、部分的または完全、緩徐進行性または進行性、硬性または軟性白内障がある。薬剤の中にも、コルチコステロイドや抗精神病薬のクエチアピン(セロクエル、Ketipinor、またはQuepinとして販売)等、白内障の進行を誘発しうるものがある。
白内障を除去する手術は、その進行の何れの段階でも行うことができる。もはや、白内障の除去に、それが「成熟」するまで待つ理由はない。しかしながら、どのような手術にもある程度の危険が伴うため、通常、白内障を除去するのに、何らかの視力の変化が出るまで持つ価値はある。
最も有効で一般的な治療は、曇った水晶体の包被膜に切開創を作り(水晶体嚢切開)、外科的にそれを除去することである。白内障の除去に使用可能な眼手術には2種類あり、それは、水晶体嚢外摘出術(extra−capsualar cataract extraction)(ECCE)と水晶体嚢内摘出術(intra−capsular cataract extraction)(ICCE)である。ECCE術では、水晶体が除去されるが、水晶体嚢のほとんどは無傷のまま残される。高周波数音波(超音波水晶体乳化吸引)が使用されて、レンズを破砕してから摘出される。ICCE術では、水晶体と水晶体嚢が除去されるが、現代医療ではほとんど行われない。水晶体嚢外術と水晶体嚢内術の何れにおいても、白内障に罹った水晶体が除去され、眼内プラスチックレンズに置き換えられ(眼内レンズ移植)、それが眼内に永久に残される。眼内レンズはカートリッジにセットされて、小さい切開創から挿入される。挿入器は眼内レンズを折り畳み、それを細い針の中に押し込む。針の端が嚢内に位置付けられる。折り畳まれた眼内レンズは、針の端から出るときにゆっくりと開き、その間に外科医がレンズを操作して、その最終位置に収まるようにする。白内障手術は通常、局所麻酔下で行われ、患者は手術当日に帰宅できる。21世紀の初頭まで、眼内レンズはすべて単焦点であったが、その後、眼内技術の革新によって、多焦点レンズを移植し、患者がより眼鏡に頼らずに済む視覚的環境を作ることが可能となっている。このような多焦点レンズは機械的に柔軟であり、生来の水晶体を制御するために使用される眼筋を使って制御できる。
白内障手術後に合併症が起こる可能性があり、これには眼内炎、後嚢混濁、および網膜剥離が含まれる。
レーザ手術では、水晶体嚢の小さい円形の領域を切除し、光が眼から網膜へと直接透過できるようにすることを含む。例に漏れず、これもある程度のリスクを伴うものの、重篤な副作用は極めて稀である。2012年当時、白内障手術への超短パルス(フェムト秒)レーザの使用に関する研究が行われた。高周波数超音波は現在、白内障レンズの摘出のための最も一般的な手段である。
白内障手術は手術室内において滅菌状態で実行することにより、感染症、特に数日で失明に至る可能性のある進行の速い眼内炎のリスクが回避される。患者の眼を消毒剤で洗浄し、その後、患者を完全に覆い、眼だけが露出されるようにする滅菌ドレープで隔離する。滅菌野が患者の周囲に確立されるため、あらゆる人員または器具は、標準的な消毒手順の後に、適切にスクラブ法で消毒し、滅菌ドレープで覆い、または滅菌処理を行わなければならない。
図1および2に関して、このような先行技術による白内障手術には、手術用顕微鏡を使って患者の角膜と瞳孔から眼の内部を観察するステップが含まれる。外科医は典型的に、患者の角膜の縁の付近に2つの切開創10、12を作り、手術器具を眼の内部に到達させて、白内障の水晶体を除去した後に眼内レンズを移植できるようにする。例えば、眼内レンズ挿入器14を切開創10から挿入でき、位置決め装置16を切開創12から挿入できる。
手術は典型的に、水晶体嚢中央に内側から円形の切開創を作る、嚢切開と呼ばれるステップと、水晶体嚢の切開された円形部分を除去するステップを含む。次に、白内障水晶体が超音波水晶体乳化吸引装置を使って除去され、これは、白内障を破砕し、小片を吸引して白内障を除去する超音波注入吸引器具である。
その後、水晶体嚢の内面にへばりついて残る皮質物質が、注入/吸引器具を使って吸引される。次に眼内レンズ18が、レンズ挿入器14を使って挿入され、位置決め装置16またはその他の機器を使って水晶体嚢の中に位置付けられる。
レンズ挿入器14は、扁平な眼内レンズ18を、小さい透明角膜切開創10から水晶体嚢開口(嚢切開)の中に、および水晶体嚢内のその最終位置へと移送する。挿入器14は扁平なレンズ18をカートリッジの中に押し込み、それによってレンズは折り畳まれて、小さい切開創10の中にセットされたカートリッジの管状部分を通過する。レンズ18がカートリッジ14の管状端から出ると、それはゆっくりと開き、その当初の扁平形状に戻る。
近年のフェムト秒レーザ器具の進歩により、挿入切開創を作るプロセスと嚢切開のほか、白内障の事前切開が自動化され、白内障手術手順は、外科医が施行するのに、より正確に、安全に、容易になった。
現在のレンズ挿入器のほとんどが、手動式の再使用可能な器具であり、主として送りねじまたはプランジャの2種類のレンズ推進方法の一方が用いられる。送りねじ方式では、レンズを一定に、スムーズに送達できるが、速度が遅く、外科医が器具の先端を位置決めしている間に外科医または助手が手動の送りねじを回さなければならない。
プランジャ方式では、外科医は、シリンジで薬剤を注入する場合とよく似た方法で自分の親指を使ってレンズを前進させることができるため、助手が不要である。それに加えて、外科医は送達速度をより容易に制御でき、あまり重要でない部分では素早く、より繊細な区間ではゆっくりと移動させる。プランジャ方式の欠点が生じうるのは、レンズがくっつき、その結果、外科医がより力を込めて押すことになり、それによって引っ掛かりが外れると、レンズが出口から飛び出し、患者を傷つける場合である。
最近、より小さい角膜切開創を用いてこのようなレンズ置換術を行うための努力が払われている。例えば、図3の図に概略的に示されているように、典型的には、眼内レンズ18の挿入手順中に眼内レンズ挿入器具14の遠位端が切開創10から完全に挿入される。
しかしながら、図4を参照すると、最近の外科医は「切開創援用(wound−assit)」方式を採用しており、これは、眼内レンズ挿入器14の先端20のわずかな部分だけが切開創10に挿入され、切開創10は、図3に示されている手順等、それまでに作られていた切開創より小さい。そのため、眼内レンズ18は、その折り畳まれた状態で、切開創10に押し込まれ、その内面に沿って摺動する。これによって、切開創10をより小さくすることができ、傷そのもの(切開創10)がレンズ18を眼内に挿入するためのルーメンとなる。
このような手順の最中に、外科医は眼内挿入器14の先端の遠位端20を使って、切開創10を開いたままにすることができる。例えば、外科医は、矢印22の方向への横方向の力を加えることによって切開創10を開いたままにし、レンズ18をそこから押し込むことができるようにしてもよい。
本明細書において開示されている発明は、眼内レンズを動物の眼内に挿入する機器と方法および、より詳しくは、レンズ挿入器に温度補償機能を提供する機器と方法に関する。
本明細書の機器、システム、および方法は、参照によって本願に援用されている出願の中で開示されているもののような、IOL挿入システムのための温度補償機能を提供してもよい。1つの実施形態において、システムは流体圧力を感知出力として使用して、IOL挿入器の出力送達速度に影響を与える特徴を制御する。
ある例示的実施形態において、IOL挿入システムは、温度補償を可能にする以下の特徴のうちの1つまたは複数を含んでいてもよい:
1.流体圧力感知システムを使い、アクチュエータのピボットを移動させることによって最大弁開度を縮小させる。
2.流体圧力感知システムを使い、ハンドルストッパを移動させることによって最大弁開度を縮小させる。
3.流体圧力感知システムを使い、弁座を移動させることによって最大弁開度を縮小させる。
4.流体圧力感知システムを使い、エラストマオリフィスに作用することによって最大弁開度を縮小させる。
5.流体圧力感知システムを使い、1つまたは複数の双安定バイパス弁を閉じることによって最大弁開度を縮小させる。
6.流体圧力感知システムを使って、可変オリフィスバイパス弁を閉じることによって最大弁開度を縮小させる。
他の実施形態において、機器、システム、および方法は、参照によって本願に援用されている出願の中で開示されているもののような、IOL挿入システムのための温度補償機能を提供してもよい。1つの実施形態において、システムは、何れかの温度測定を感知出力として使用して、IOL挿入器の出力送達速度に影響を与える特徴を制御する。
ある例示的実施形態において、IOL挿入システムは、温度補償を可能にする以下の特徴のうちの1つまたは複数を含んでいてもよい:
1.温度感知システムを使い、アクチュエータのピボットを移動させることによって最大弁開度を縮小させる。
2.温度感知システムを使い、ハンドルストッパを移動させることによって最大弁開度を縮小させる。
3.温度感知システムを使い、弁座を移動させることによって最大弁開度を縮小させる。
4.温度感知システムを使い、エラストマオリフィスに作用することによって最大弁開度を縮小させる。
5.温度感知システムを使い、1つまたは複数の双安定バイパス弁を閉じることによって最大弁開度を縮小させる。
6.温度感知システムを使い、可変オリフィスバイパス弁を閉じることによって最大弁開度を縮小させる。
また別の実施形態において、装置、システム、および方法は、参照によって本願に援用されている出願の中で開示されているもののような、IOL挿入システムのための温度補償のための温度補償を提供してもよい。システムは、IOL挿入器の出力送達速度に影響を与える出力ガス供給源圧力を制御する。
ある例示的実施形態において、IOL挿入システムは、温度補償を可能にする以下の特徴のうちの1つまたは複数を含んでいてもよい:
1.ガス圧測定システムを使ってガス供給源の圧力を調整して、流体分離ピストンに一定の圧力を供給する。
また別の実施形態において、機器、システム、および方法は、参照によって本願に援用されている出願の中で開示されているもののような、IOL挿入システムのための温度補償機能を提供してもよい。システムは、IOL挿入器の出力送達速度に影響を与える最大流体流量を制御する。
ある例示的実施形態において、IOL挿入システムは、温度補償を可能にする以下の特徴のうちの1つまたは複数を含んでいてもよい:
1.温度補償流量制御弁を使い、最大流体流量を制限する。
2.圧力補償流量制御弁を使い、最大流体流量を制限する。
3.温度および圧力補償流量制御弁を使い、最大流体流量を制限する。
ある例示的実施形態によれば、眼内レンズ挿入器が提供され、これは、動物の眼内に挿入するために眼内レンズを受けるように構成された眼内レンズ部分と、眼内レンズ部分から眼内レンズを送達するためのプランジャ、加圧流体供給源、弁、弁に連結された、供給源からプランジャまでの流路を選択的に開くことによってプランジャを前進させるための加圧流体の流れを制御し、眼内レンズを所望の速度で送達するためのアクチュエータ部材、および、温度上昇に伴ってアクチュエータ部材の移動を制限して弁の最大弁開度を縮小させる圧力フィードバックメカニズムを含むアクチュエータ部分と、を含む。
他の実施形態によれば、眼内レンズ挿入器が提供され、これは、動物の眼内に挿入するための眼内レンズを受けるように構成された眼内レンズ部分と、眼内レンズと接触して、眼内レンズを眼内レンズ部分から排出させるように構成されたプランジャと、周辺温度の上昇に伴ってエネルギー貯蔵装置からプランジャへのエネルギー伝送を制限する手段と、を含む。
さらに別の実施形態によれば、眼内レンズ挿入器が提供され、これは、動物の眼内に挿入するために眼内レンズを受けるように構成された眼内レンズ部分と、眼内レンズ部分から眼内レンズを送達するためのプランジャ、加圧流体供給源、弁、弁に連結された、加圧流体供給源からプランジャまでの流路を選択的に開くことによってプランジャを前進させるための加圧流体の流れを制御し、眼内レンズを所望の速度で送達するためのアクチュエータ部材、および温度上昇に伴って弁の最大弁開度を縮小させる圧力フィードバックメカニズムを含むアクチュエータ部分と、を含む。
また別の実施形態によれば、眼内レンズ挿入器が提供され、これは、動物の眼内に挿入するために眼内レンズを受けるように構成された眼内レンズ部分と、眼内レンズ部分から眼内レンズを送達するためのプランジャ、加圧流体供給源、弁に連結された、供給源からプランジャまでの流路を選択的に開くことによってプランジャを前進させるための加圧流体の流れを制御し、眼内レンズを所望の速度で送達するためのアクチュエータ部材、弁に対して移動可能な弁座、および弁座に連結され、流路の一部を画定するオリフィス部材を含むアクチュエータ部分と、を含み、弁座は供給源に連結され、温度の上昇に伴って、供給源内の圧力の上昇によって弁座がオリフィス部材を圧縮し、その中の流れを制限することによって、プランジャへの最大流体流量を減少させる。
他の実施形態によれば、眼内レンズ挿入器が提供され、これは、動物の眼内に挿入するために眼内レンズを受けるように構成された眼内レンズ部分と、アクチュエータ部分であって、眼内レンズ部分から眼内レンズを送達するためのプランジャ、加圧流体供給源、加圧流体供給源からプランジャへの第一の流路、弁に連結された、第一の流路を選択的に開くことによってプランジャを前進させるための加圧流体の流れを制御し、眼内レンズを所望の速度で送達するためのアクチュエータ部材、加圧流体供給源からプランジャまでのバイパス流路、および加圧流体供給源からの圧力フィードバックに基づいてバイパス流路を選択的に閉じるバイパス弁とを含むアクチュエータ部分と、を含む。
さらに別の実施形態によれば、眼内レンズを排出する方法であって、眼内レンズと、加圧流体供給源および弁に連結されたアクチュエータ部材を含むアクチュエータと、を含む眼内レンズ挿入器を提供するステップと、アクチュエータ部材を操作して弁を開き、加圧流体を供給源からプランジャに送達してプランジャを前進させ、眼内レンズを排出する、ステップと、を含む方法であり、流体流量は、少なくとも部分的に、供給源内の圧力に基づいて制御されて、温度補償を提供する。
本発明の他の態様と特徴は、以下の説明を添付の図面と併せて考慮すれば明らかとなるであろう。
本発明は、以下の詳細な説明を添付の図面に関連して読むことによって、よりよく理解される。強調すべき点は、一般的な慣行により、図面の各種の特徴は正確な縮尺によらない。反対に、各種の特徴の寸法は、明瞭にするために任意で拡大または縮小されている。図面には下記の図が含まれる。
眼内レンズ挿入器が角膜の切開創から挿入され、位置決め装置が第二の切開創から挿入されている、人の眼の拡大断面図であり、眼内置換用レンズが眼内レンズ挿入器から途中まで排出されているように示されている。 図1に示される手順の正面平面図である。 眼内レンズ挿入器の遠位先端が切開創から完全に挿入され、置換用レンズを排出している、図1に示される構成の一部の概略図である。 眼内レンズ挿入器の遠位先端が切開創から一部のみ挿入されている、図3に示されるものとは異なる手順の概略図である。 眼内レンズ挿入器のある実施形態の概略図である。 眼内レンズ挿入器の別の実施形態の斜視図である。 図6の眼内レンズ挿入器の側面断面図である。 図7の眼内レンズ挿入器の筐体部材の一部の側面断面図である。 図6のレンズ挿入器のエネルギー貯蔵部分の一部分解拡大断面図である。 同じく図6のレンズ挿入器の断面図であり、穿刺装置により、エネルギー貯蔵装置に螺合されているエンドキャップ内で穿刺されたエネルギー貯蔵装置を示す。 図6の挿入器の断面図であり、膨張するガスがエネルギー貯蔵装置から排出された後のピストンの運動を示す。 図6の挿入器のアクチュエータ部分の拡大断面図である。 図6の挿入器のレンズカートリッジホルダ部分の分解図である。 図13の挿入器の拡大分解斜視図である。 レンズカートリッジ保持部分から取り外されたレンズカートリッジの拡大側面図である。 レンズカートリッジがレンズカートリッジ保持部分に挿入されている、図15の挿入器の図である。 レンズカートリッジがプランジャと係合する前の、図16の挿入器の部分断面図である。 レンズ保持部分を軸方向に移動して、プランジャをレンズカートリッジと係合させた後に示される挿入器の断面図である。 加圧流体への弁を開き、置換用レンズを挿入器から送達するレンズ挿入器のためのアクチュエータの構成を示す概略図である。 最大送達速度を高めるために、温度が図19に示されているような一般的な線形応答挿入器のアクチュエータに与えうる影響を示すグラフである。 流体圧力がアクチュエータへのフィードバックとして使用される、加圧流体への弁を開いて置換用レンズを送達するレンズ挿入器のためのアクチュエータの別の構成を示す概略図である。 圧力フィードバックが最大送達速度をどのように制限できるかを示すグラフである。 圧力フィードバックを使用するレンズ挿入器のためのアクチュエータのある例示的実施形態の概略図である。 圧力フィードバックを使用するレンズ挿入器のためのアクチュエータの他の例示的実施形態の概略図である。 圧力フィードバックを使用するレンズ挿入器のためのアクチュエータのまた別の例示的実施形態の概略図である。 圧力フィードバックを使用するレンズ挿入器のためのアクチュエータのさらにまた別の例示的実施形態の概略図である。 温度が上昇すると制限されうるバイパス通路を含むレンズ挿入器のためのアクチュエータの他の例示的実施形態の概略図である。 アクチュエータの弁開度を制限する1つまたは複数の感温弁を提供するために、図27に示されるような1つまたは複数のバイパス通路を含むアクチュエータを使用する例を示すグラフである。 アクチュエータの弁開度を制限する1つまたは複数の感温弁を提供するために、図27に示されるような1つまたは複数のバイパス通路を含むアクチュエータを使用する例を示すグラフである。 アクチュエータの弁開度を制限する1つまたは複数の感温弁を提供するために、図27に示されるような1つまたは複数のバイパス通路を含むアクチュエータを使用する例を示すグラフである。 圧力調整器を含むレンズ挿入器のためのアクチュエータのある例示的実施形態の概略図である。 圧力および/または温度補償型流量制御弁を含むレンズ挿入器のためのアクチュエータのある例示的実施形態の概略図である。
以下の詳細な説明は例示的な性質にすぎず、主題の実施形態、またはそのような実施形態の用途と使用を限定しようとするものではない。本明細書中で使用されるかぎり、「例示的」とは、「例、事例、または例示の役割を果たす」ことを意味する。本明細書中で例示時と記されている実施例は、必ずしも他の実施例より好ましい、または有利であると解釈されない。さらに、上記の技術分野、背景、簡単な概要、または以下の詳細な説明の中で提示されている明示的または黙示的理論により拘束されることは意図されない。
特定の用語は、以下の説明の中で、参考のためにのみ用いられている場合もあり、それゆえ、限定しようとするものではない。例えば、「上側」、「下側」、「上方」、および「下方」等の用語は参照している図面中の方向を指す。「近位」、「遠位」、「前方」、「後」、「後方」、「側方」等の用語は、一貫しているが任意の基準枠内における構成要素の部分の方位および/または位置を説明し、これらは議論されている構成要素を説明する文言およびそれに関連する図面を参照することによって明らかになる。このような用語は、上で具体的に挙げた単語、その派生語、および同様の意味の単語を含んでいてもよい。
本明細書中で使用されるかぎり、「前方」と「遠位」という用語は、対象の装置のうち、注入作業中にその装置の使用者(例えば、外科医)から最も遠くにある部分を指す。本明細書中で使用されるかぎり、「後方」と「近位」という用語は、対象の装置のうち、注入作業中にその装置の使用者(例えば、外科医)の最も近くにある部分を指す。
本明細書において開示される発明は、白内障治療のための眼内レンズ挿入器の文脈で説明されている。しかしながら、本明細書において開示される発明は、例えば人等の動物の組織の中に、またはそれを超えて装置を排出する必要のある手術機器に関する他の文脈においても使用できる。
図5を参照すると、眼内レンズ挿入器100は、エネルギー貯蔵装置102と、アクチュエータ装置104と、レンズ排出部分106と、を含むことができる。エネルギー貯蔵部分102は、何れの種類のエネルギー貯蔵装置の形態とすることもできる。いくつかの実施形態において、エネルギー貯蔵部分102は、圧縮可能流体、機械的ばね、またはその他の圧縮可能型のエネルギー貯蔵装置の形態である。いくつかの実施形態において、エネルギー貯蔵部分102は、その中に貯蔵されたエネルギーから機械的エネルギーを排出するように構成できる。例えば、エネルギー貯蔵装置102が圧縮ガス容器の形態である場合、エネルギー貯蔵装置102はこのように圧縮されたガスを排出でき、それはしたがって、機械的エネルギーの出力を提供する。
アクチュエータ部分104は、エネルギー貯蔵部分102からの機械的エネルギーの出力を制御可能に作動させるように構成された何れの種類のアクチュエータとすることもできる。例えば、いくつかの実施形態において、アクチュエータ部分104は使用者に対し、エネルギー貯蔵部分102からの機械的エネルギーの出力を制御する手段を提供するための機械的または電子的ボタンまたはレバーの形態とすることができる。例えば、アクチュエータ104は、エネルギー貯蔵部分102からエネルギーを出力するために使用される機械的部材に関連する可変抵抗または運動を提供するように構成されたボタンまたはその他の電子機器の形態とすることができる。アクチュエータ部分104はまた、眼内レンズ部分106と相互作用するように構成された出力部材を制御できるようにすることが可能手ある。例えば、アクチュエータ部分104は、眼内レンズ部分と相互作用するための出力プランジャまたはその他の機器を含むことができる。
眼内レンズ部分106はいくつかの異なる販売元から広く市販されている眼内レンズカートリッジと相互作用し、またはそれを保持すように構成できる。例えば、眼内レンズ部分106は、Alconから入手可能な、Monarchとして市販されている眼内レンズカートリッジと釈放可能に係合するように構成できる。眼内レンズ部分106はまた、眼内レンズカートリッジをレンズ部分106と係合させることができるように構成される開位置と、レンズ部分106がレンズカートリッジと係合する閉位置との間で移動するようにも構成できる。
それゆえ、動作時に、アクチュエータ部分104は、外科医等の使用者が操作して、エネルギー貯蔵部分102からの機械的エネルギーの出力を制御し、それによってレンズ部分106により保持されるレンズカートリッジからのレンズの排出を制御できる。さらに、挿入器100は手持ち型として、およびいくつかの実施形態においては使い捨てとして構成できる。
本明細書の他の箇所で説明するように、このような貯蔵装置の中の流体の粘度および/またはその他の特性は温度により変化することもあり、これはアクチュエータの性能特性を変化させる可能性がある。任意選択により、少なくとも部分的に流体内のそのような変化を、例えば流体の圧力に基づいてアクチュエータにフィードバックを提供すること、および/または1つまたは複数の弁、圧力調整器、および/またはエネルギー貯蔵装置からの弁の開放を制限し、および/またはアクチュエータを使って利用可能な送達速度を制限するその他の特徴を提供することによって、少なくとも部分的に補償する1つまたは複数の装置が含まれてもよい。
図6〜18を参照する、レンズ挿入器100の別の実施形態が示され、参照番号100Aで示されている。レンズ挿入器100Aの中の、レンズ挿入器100の対応する構成要素と同じまたは同様とすることのできる特徴と構成要素は、文字「A」が追加されている以外、同じ参照番号で示されている。
図6〜8を参照すると、眼内レンズ挿入器100Aもまた、エネルギー貯蔵部分102Aと、アクチュエータ部分104Aと、レンズ部分106Aと、を含む。
図の実施形態において、図8を参照すると、挿入器100Aは本体部分200を含み、これはさまざまな空洞、凹部、および導管を含み、この実施形態においては、エネルギー貯蔵部分102Aとアクチュエータ部分104Aとの間を連通させる。図8は、他の構成要素をすべて除いた本体部分200を示している。いくつかの実施形態において、任意選択により、本体部分200を一体の材料から製造して、モノリシックの本体が形成されるようにすることができる。しかしながら、他の構成もまた使用できる。
いくつかの実施形態において、本体部分200はエネルギー貯蔵部受容部分202を含む。いくつかの実施形態において、受容部分202は本体200内の凹部として構成され、圧縮ガスの容器を受けるような大きさであり、そのように構成される。いくつかの実施形態において、凹部202は、圧縮炭酸ガスのキャニスタ204、カートリッジ、またはその他の容器を受ける大きさとすることができる。このような圧縮ガス、特に炭酸ガスの容器は、広く市販されている。
筐体200はまた、キャニスタ204から排出されるガスを受けるように構成されたピストンチャンバ206も含むことができる。ピストンチャンバ206は、使用可能な機械的エネルギーを提供するためのキャニスタ204からのガスと相互作用するための装置を含むことができる。例えば、図7に示されるように、ピストン208をピストンチャンバ部分206に配置することができる。いくつかの実施形態において、ピストン208がピストンチャンバ部分206をガス受容部分と液体受容部分210とにさらに分割する。
筐体200はまた、エネルギー貯蔵部分102Aをアクチュエータ部分104Aと接続する導管212も含むことができる。例えば、導管212は液体受容部分210から、矢印216の方向に沿ってアクチュエータ部分104Aに至る流路を提供できる。
導管212は、液体受容部分210の一部の開口部を含むことができ、これはアクチュエータ制御部分214に、その後側面コネクタ部分218に、さらにアクチュエータ部分104Aの別の液体受容部分220の中へとつながる。
アクチュエータ受容部分214は、導管212に沿って流体の流れを制御するためのアクチュエータを受けるように構成できる。それに加えて、チャンバ220はピストン222を受けるよう構成でき、これについては後でより詳しく説明する。
図8を引き続き参照すると、本体200はまた、アクチュエータ取付部分230も含むことができる。アクチュエータ取付部分230は、突出部232の形態とすることができ、これは本体200の縦軸Lから半径方向に外側に延びる。突出部232は、開口部234を含むことができ、アクチュエータロッド236(図7)を受けるように構成できる。
本体200はまた、摺動式カートリッジ係合部材240(図6)と係合するためのさまざまなその他の外面と装置も含むことができ、これについては後でより詳しく説明する。例えば、本体200のアクチュエータ部分104Aの外面242は、各種の係合装置246、248および/または、係合装置240と整列し、係合するためのその他の畝部を含むことができる。このような特徴は、図14を参照しながら後でより詳しく説明する。
図9〜11を参照すると、貯蔵部分102Aがさらに詳しく示されており、これには本体部材200内に含めることのできる各種の構成要素が含まれている。本体部材200の遠位端250は、取り外し可能なエンドキャップ256に配置された雄ねじ254と係合するように構成された雌ねじ252を含むことができる。
それに加えて、エネルギー貯蔵部分102Aは隔壁部材260を含むことができる。隔壁部材260は、エネルギー貯蔵部分102aと使用される、選択されたエネルギー貯蔵装置と確実に係合するように構成できる。前述のように、図の実施形態は、圧縮炭酸ガスのキャニスタ204と使用するように設計されている。それゆえ、図の実施形態において、隔壁部材260は、キャニスタ204の遠位端205と当接して係合するように構成された上流端262を含む。隔壁部材260はまた、Oリング264等のシール装置を含むことができ、これはピストンチャンパ206の内面とシール状態で係合できるようにする。図の実施形態において、隔壁部材260は動作中、静止したままである。それゆえ、挿入器100aはまた、本体部分200を通って延びる止めねじ266を含み、それによって隔壁部材260と確実に係合する。他の設計もまた使用できる。
エネルギー貯蔵部分102Aはまた、アキュムレータピストン280も含むことができる。図の実施形態において、アキュムレータピストン280は2つの面と摺動可能に係合する。第一に、アキュムレータピストン280は、隔壁部材260の内面と係合する第一の部分282と、ピストンチャンバ206の内面と係合する下流部分284を含む。それに加えて、図の実施形態において、ピストン280は、圧縮炭酸ガスキャニスタ204等の圧縮ガスカートリッジで一般的に使用されるシール材を穿刺するように構成された穿刺針286を含む。
ピストン280は、挿入器100Aの縦軸Lに沿って摺動可能に移動するように構成される。それゆえ、ピストン280は、隔壁部材260の内面とのシールを提供するOリング288と、ピストンチャンバ206の内面との摺動可能なシールを提供する第二のOリング290と、を含む。
いくつかの実施形態において、Oリングシール288は、キャニスタ204から排出されるガスのすべてを、ピストン280とキャニスタ204との間に配置される領域292に保持するように構成できる。それに加えて、ピストンチャンバ206は、実質的に非圧縮性の流体、例えば液体を受けるように構成でき、これにはシリコン油、プロピレングリコール、グリセリン、食塩水、水、またはその他の実質的に非圧縮性の流体が含まれるが、これらに限定されない。例示を目的として、ピストン280とピストンチャンバ206の下流、すなわち遠位部分は、実質的に非圧縮性の流体の受容チャンバ301と考えることができる。それゆえ、いくつかの実施形態において、Oリング290は、すべての液体または流体をチャンバ206の遠位部分のチャンバ301の中に保持するように構成される。
動作中、キャップ256がねじ山252と螺合すると、キャニスタ204はそれによって穿刺針286の中に押し込まれ、それによってキャニスタ204を開き、その中の圧縮ガスをキャニスタ204と隔壁260との間の空間およびピストン280の遠位近位端部分282の中に放出する。
図11を参照すると、アクチュエータ部分104Aが適切に操作されると、キャニスタ204からの加圧ガスは引き続きガス受容部分292の中へと膨張し、それによって実質的に非圧縮性の流体の受容部分301の中の流体または液体を加圧する。アクチュエータ部分104Aの作動により、チャンバ301の中の加圧された流体がそこから出て、チャンバ220の中へと流れ、それによってピストン222を矢印R(図11)の方向へと縦方向に駆動するが、これについては後でより詳しく説明する。
続いて図12を参照すると、アクチュエータ部分104Aは筐体部材200に関して、非作動位置(図12に示される)と作動位置(図示せず)との間で移動可能となるように取り付けられたレバーまたはその他のアクチュエータ部材300を含むことができる。例えば、レバー部材300は、ヒンジ部材(図示せず)で筐体200に取り付けることができ、それによってアクチュエータ部材は弧302に沿って旋回可能とすることができる。レバー部材300はまた、ロッド236とも係合でき、ロッド236は、チャンバ301からチャンバ220に向かう実質的に非圧縮性の流体の流れを制御して、ピストン222を移動させる流量制御機能を提供するように構成できる。例えば、ピストンロッド236は、突出部232の開口部234を通って延びる遠位端240と、流量制御機能を提供するように構成された近位端320と、を含むことができる。
ロッド236の遠位端240は、ロッド236の位置決めを調整するために、ねじ回しと係合するスロットを含むことができる。例えば、レバー部材300はまた、レバー部材300に旋回可能に取り付けられた係合部材310も含むことができる。係合部材310は、ロッド236の遠位部分240の雄ねじと係合するように構成されたねじ山部分312を含むことができる。
それに加えて、ばね314はレバー部材300を非作動位置へと付勢することができる。そのように接続されているため、レバームーバ300が弧302に沿って移動すると、より詳しくは、レバー部材300が図12に示される位置から下方に移動されると、係合部材がロッド236を遠位方向Dに引っ張り、それによって流量制御部分320は矢印Dの方向に移動する。ばね314は、使用者がそれを離すと、レバー部材300を図12に示される位置に戻す付勢戻り動作を提供する。
引き続き図12を参照すると、ロッド236の近位部分320は、ピストン部材322と、Oリング324の形態のシールと、を含むことができる。近位部分320はまた、喉部分328と協働するように構成された針部分326も含むことができる。よく知られた技術を使って、針部分326と喉部分328との係合と協働を利用して、導管212に沿った実質的に非圧縮性の流体の流れを制御できる。例えば、レバー部材300が図12に示される位置から下方に移動されると、ピストンロッドは方向Dへと遠位側に移動し、それによって針部分326もまた矢印Dの方向に移動され、針部分326と喉部分328との間にギャップを形成するか、これを広げる。そのため、流体が導管212の中を流れ、例えば、キャニスタ204から排出されるガスとの相互作用によりピストン208で加圧される実質的に非圧縮性の流体は、それによって導管212を通り、ピストン222に向かって流れることができる。
実質的に非圧縮性の流体がピストン222を押圧すると、ピストン222も矢印Dの方向に移動する。ピストン222のこの移動は、カートリッジ400からレンズを排出するために使用できる。より具体的には、図12および13に示されているように、プランジャ402をピストン222の遠位端に取り付けることができる。それゆえ、ピストン222が導管212の中の流体の流れによって移動されると、プランジャ402もまた矢印Dの方向に移動される。このプランジャ402の移動は、当業界でよく知られた技術で、カートリッジ400の中に配置されているレンズを排出するために使用できる。
図13および14を参照すると、カートリッジ係合部材240はカートリッジ受容部分430を含むことができる。例えば、カートリッジ受容部分430は、遠位側ウィング係合部分432と、本体受容部分434と、を含むことができる。ウィング受容部分432と本体受容部分434は、当業界でよく知られている市販のレンズカートリッジ400の外径に応じた大きさとすることができる。
遠位側ウィング係合部分432は、レンズカートリッジ400のウィング436と係合するように設計された凹部を含むことができる。それゆえ、カートリッジ400が図6に示されるようにカートリッジ受容部分430と係合すると、カートリッジ400は概してプランジャ402と整列する。
続いて図15および16を参照すると、カートリッジ受容部分430は任意選択により、カートリッジ400の近位部分と係合するように構成された近位側係合部分440を含むことができる。例えば、カートリッジ400のいくつかの民生用実施形態において、カートリッジ400は、後方ウィング442または他の後方面を含む。カートリッジ係合部分430はしたがって、ウィング442と噛み合い係合するための、別の近位側凹部444と係合手段446を含むことができる。それゆえ、図16に示されているように、カートリッジ400が前方係合部分432と後方係合部分444の両方と係合し、突出部446が後方ウィング442に被さるように延びた状態になると、カートリッジ400はカートリッジ受容部分430の中により確実に据えられる。
これは、挿入器100aを使用する外科医にとって実質的な利益を提供できる。例えば、突出部446が後方ウィング442に被さるように延びていると、外科医が挿入器100aに矢印Fの方向(図16)の力を加えたときに、トルクTを発生させ、またはトルクTをカートリッジ400に加えることができ、これによってカートリッジが遠位側受容部分432を中心に旋回しやすくなり、それによりカートリッジ400の近位端を矢印Uの方向に上方に持ちあがりやすくすることができる。しかしながら、係合部分446が、カートリッジ400の近位部分を受容部分430の中に保持するのに役立ちうる。この種の力は、図4に関して上述したような、「切開創援用」技術として知られる、より一般的になりつつある手術手順実行中に生成されうる。
図14〜18を引き続き参照すると、部材240はまた、本体200とも摺動可能に係合できる。それゆえ、部材240は、本体200の外面と係合するように構成された各種の内面を含むことができる。それゆえ、部材240は、本体200に沿って縦方向に、挿入器100aの縦軸Lと平行に摺動できる。
例えば、図17および18を参照すると、部分240は図17に示されているような遠位位置に移動できる。この位置で、レンズ受容部分430はプランジャ402から離間されている。そのため、カートリッジ400はプランジャ402の干渉を受けずにカートリッジ受容部分430の中に挿入できる。それゆえ、図18に示されているようにカートリッジがそのように受けられると、部分240は本体200に関して後方に摺動でき、最終的にプランジャ402がカートリッジ400の中のレンズと係合するか、それを押圧する。
前述のように、本体200は、各種の位置の噛み合い係合を提供するために、さまざまな爪または傾斜部、または部材240の一部と係合可能なその他の部分246、248を含むことができる。例えば、部分240は、筐体部材200の部分246および部分248と係合するように構成された傾斜部およびフック部分460を含むことができる。それゆえ、部材240は、図17に示されている位置において、本体部材200と噛み合い係合することができ、その後、近位方向に引っ張られ、プランジャ402をカートリッジ400の中に移動させると、部分460が筐体200の近位部分と係合して、それによって格納位置へと係合できる。カートリッジ400を都合よく挿入し、取り外すために、その他の設計を使用することもできる。
任意選択により、エネルギー源として加圧流体を使用するレンズ挿入器および/またはその他の作動された装置は、本来であれば装置に影響を与える可能性のある温度変化を補償するための1つまたは複数の構成要素を含むことができる。例えば、図6〜18に示される挿入装置100Aに関して、装置が構成されたときに、チャンバ301の中にある粘性流体の流速、およびしたがってIOLの送達速度を、温度変化に伴って変化させることができる。
この変化に寄与する温度依存性の2つの物性は、粘性流体の絶対粘度とガスの蒸気圧である。
一般に、管内層流流れの速度Qは下式により変化し、式中、rは管の半径、πは円周率、Lは管の長さ、ΔPは管両端の圧力差、μは絶対粘度である。
Figure 0006571753
式から明らかなように、流速はΔPと比例して、またμと反比例して変化する。
IOL挿入器駆動システムに関して、シリコンまたはその他の流体の粘度は温度の上昇と共に低下し、ガスの蒸気圧は温度と共に上昇する。したがって、これらの要素の寄与により、流体の流速および、したがってIOLの送達速度が上昇する。
IOLの挿入が行われる典型的な手術室の温度は17℃から26℃に変化する可能性があり、この場合、推進剤としてのガスCOの蒸気圧は5.3から6.6mPaへと変化し、その一方で、絶対粘度は2440から2016mPa/sに変化する。全体的なIOL送達速度は17℃から26℃で50%上昇する。
IOL送達速度は温度範囲全体を通じて実質的に一定で、手術体験が一貫するようにすることが望ましい場合もある。したがって、温度の上昇に伴って速度を制限する補償手段が望ましい場合もある。この補償を実現するためのいくつかの方法を本明細書で説明する。
図19は、眼内レンズ挿入器駆動部1020のためのアクチュエータのある例示的な構成を示しており、これは加圧流体供給源1010と、供給源1010から駆動部1020へと流体を送達するための弁1012と、例えば挿入器100Aに関して述べたように、駆動部1020を所望の速度で前進させるために、供給源1010から所望の圧力を供給するために弁1012を選択的に開くためのハンドルまたはその他のアクチュエータ部材1014と、を含む。その結果、前進速度とハンドル位置の関係は、バルブの構成に応じて線形またはより高次の応答を示してもよい。
図20は、温度が典型的な線形応答挿入器に対して与える影響を示す。黒い(下)線は、温度範囲の下端での挿入器を示し、グレー(上)の線は、温度範囲の上端での挿入器を示している。同じハンドル制御範囲について、最大送達速度は1から2に上昇する。
実質的に一定の最大送達速度を提供し、温度変化の影響を補償するために、温度の上昇に伴って、供給源1010内の加圧流体の圧力を利用して、ハンドル1014または弁1012の何れかに作用させて、最大弁開度を縮小してもよい。例えば、図21に示されているように、流体からの圧力1016は、ハンドル1014(破線)または弁1012(点線)へのフィードバックとして使用されてもよい。
図22は、圧力フィードバックを使って最大弁開度を制限することにつながる例示的な影響を示しており、最大弁開度は高温で位置2に限定され、それによって最大IOL送達速度が制限される。図22のグラフからわかるように、最大IOL最大送達速度は、実質的に一定のままであってもよい。
図23〜27は、流体圧力を使って、レンズ挿入器、またはその他の装置のためのアクチュエータにフィードバックを提供して、例えばハンドルの移動を制限し、したがって最大弁開度を制限する例示的実施形態の概略図を示す。一般に、アクチュエータ500は、チャンバ510の中の粘性流体と、流体を駆動部(図示せず)に供給するための弁512と、弁512に連結された、弁512を選択的に開閉するためのハンドル514と、を含む。それに加えて、加圧ガス供給源516が、例えばガスがピストン518を介してチャンバ510に加える圧力に基づいて流体を圧縮するために提供される。図6〜18に示されている挿入器100Aの例示的実施形態において、チャンバ510はチャンバ301を含んでいてもよく、弁512はピストン部材322を含んでいてもよく、ハンドル514はレバー部材300を含んでいてもよく、供給源516はキャニスタ204を含んでいてもよく、ピスン518はピストン208を含んでいてもよく、駆動部はピストン222(例えば、図9〜12に示されいる)を含んでいてもよい。
それに加えて、図23に示される実施形態において、アクチュエータ500はまた、圧力フィードバックを提供するための1つまたは複数のその他の構成要素を含むこともできる。例えば、ハンドル514は、ハンドル514の移動を制限して、弁512のための最大開度を提供する固定ストッパ520を含んでいてもよい。それに加えて、チャンバ510からのポート522は、その中で摺動可能であり、ハンドル514の可動ピボット526に連結された第二のピストン524を含んでいてもよい。この構成において、チャンバ510の中の圧力が上昇すると、流体圧力がチャンバ510の中へと入り込み(矢印「P」で示される)、第二のピストン524を前進させ、ハンドルピボット526を外側に(例えば、位置1から位置2に)移動させることによって、ハンドル514のストッパ520に関する移動を変化させ、最大弁開度を縮小してもよい。それゆえ、チャンバ510内の圧力が温度上昇によって高くなると、ハンドル514の移動が限定されてもよい。
あるいは、図24に示されているように、他のアクチュエータ500’が図23のアクチュエータ500と概して同様に示されているが、ハンドルピボット524’が実質的に固定され、ストッパ520’が移動可能でハンドル514の移動を同様に制限する点が異なる。この実施形態において、ポート522の第二のピストン524は、ストッパ520’に連結されていてもよく、それによって、温度上昇によって圧力(矢印「P」で示される)が高くなると、ハンドルストッパ520’が(例えば位置1から位置2へと)移動し、最大弁開度を縮小させてもよい。
これらの実施形態において、第二のピストン524は内側位置に付勢されてもよく、それによって温度と圧力が低下すると、ハンドル514の移動は自動的にそのフルレンジ動作に戻ってもよい。
図25を見ると、他の実施形態によるアクチュエータ502が示されており、これも一般に、前述の実施形態と同様に、粘性流体チャンバ510と、弁512と、ハンドル514およびストッパ520と、加圧ガス供給源516と、チャンバ510を加圧するためのピストン518と、を含む。それに加えて、アクチュエータ502は、チャンバ510に対して移動可能な弁座530を含み、例えば、チャンバ510からの流体に曝される圧力面532を含む。チャンバ510の中の圧力が上昇すると(矢印「P」で示される)、弁座530は弁512に対して移動して、最大弁開度を縮小してもよい。例えば、図のように、温度によって圧力が上昇すると、弁座530はチャンバ510から外側に移動してもよく、それによって弁512を外側に、ハンドル510を位置1から位置2へと向かわせ、閉位置と最大開位置(ハンドル510がストッパ520に到達したとき)との間のハンドル510の移動範囲を限定し、最大弁開度を縮小させる。弁座530は、内側に向かって(例えば1つまたは複数のばねによる)、例えば、圧力が所定の閾値より低い時に弁閉位置に対応する基本位置に付勢されていてもよい。
図26を参照すると、他のアクチュエータ504が示されており、これもまた、前述の実施形態と同様に、粘性流体チャンバ510と、弁512と、ハンドル514およびストッパ520と、加圧ガス供給源516と、チャンバ510を加圧するためのピストン518と、を含む。それに加えて、アクチュエータ504は、チャンバ510に対して移動可能な弁座530と、例えば弁座530へと設置された環状の楔形部材534により画定され、および/または弁座530と固定壁536との間に位置付けられるエラストマオリフィス532と、を含む。上述の実施形態とは異なり、弁512は、チャンバ510の中に、例えば弁座530とオリフィス532とは反対に開くように構成されていてもよく、それによって流体はチャンバ510から装置(例えば、図9〜12に示されているピストン222)へと流れることができる。
圧力がチャンバ510内で上昇すると(矢印「P」で示される)、弁座530は外側に移動し、オリフィス部材536を圧縮し、それによってオリフィス534を収縮させて、チャンバ510からの流体の流れを制限する。それゆえ、温度上昇によって圧力が高くなると、オリフィス534は収縮して、最大弁開度を縮小させてもよい。
図27を参照すると、また別の実施形態のアクチュエータ506が示されており、これは一般に、前述の実施形態と同様に、粘性流体チャンバ510と、弁512と、ハンドル514およびストッパ520と、加圧ガス供給源516と、チャンバ510を加圧するためのピストン518と、を含む。弁510によって選択的に閉じられる第一の流体経路540に加えて、1つまたは複数のバイパス経路542が設けられ(例えば、図のように2つ)、これらはすべて、装置駆動部(例えば、挿入器具100Aのピストン222)と連通する。各バイパス経路542は、チャンバ510と連通するポート548の中で移動可能な第二のピストン546により制御される弁544を含む。
温度上昇によって圧力が高くなると)、チャンバ510内の圧力(矢印「P」で示される)は、第二のピストン546の各々を外側に案内し、バイパス経路542のオリフィスを密閉して、バイパス経路542を通る流れを制限する。任意選択により、複数のバイパス経路を提供してもよく、これは(例えば、圧力Pに抵抗するために第二のピストン546に圧力に異なる付勢を提供することによって)、異なる温度で作動される弁を含む。この選択肢では、温度と圧力が上昇すると、弁が連続的にバイパス経路を閉じて、チャンバ510から駆動部までの最大流体流量を減少させ、それによって温度範囲全体にわたってよりスムーズな移行を提供できる。
図28〜30は、第一の流体経路と1つまたは複数のバイパス経路が提供される、図27に示されるようなアクチュエータの考えうるさまざまな実施例を示している。例えば、図28は、オリフィス全体の面積(および流体流速)が、1つのバイパス経路と所定の温度、例えば予想される動作温度範囲の中央で、またはそれ以上で閉じる双安定弁(図示せず)によりどのように変化するかを示している。温度の上昇に伴って(すなわち、右に向かう)、最大弁開度は、バイパス弁がバイパス経路を閉じると小さくなる。
図29は、例えば図27に示されるアクチュエータ506と同様に、オリフィス全体の面積が、それぞれ温度範囲内の別の温度で閉じる2つの双安定弁でどのように変化するかを示している。温度の上昇に伴って、各バイパス弁が閉じて、最大弁開度が減少し、それによって各バイパス経路が閉じられ、徐々に流体流量が制限される。
図30は代替的な実施形態のアクチュエータを示しており、これは、第一の流体流路と、例えばバイパス経路のための図26に示される弁構成と同様の可変弁オリフィスを含む1つのバイパス経路と、を含む。図30は、可変オリフィス弁が温度上昇に伴って徐々に閉じると、最大弁開度がどのように変化するかを示している。所定の最高温度で、バイパス弁は完全に閉じるように設定されてもよく、それによって最大弁開度は第一の制御弁によってのみ決定される。
図31を参照すると、他の例示的実施形態のアクチュエータ508が示されており、これは一般に、前述の実施形態と同様に、粘性流体チャンバ510と、弁512と、ハンドル514と、加圧ガス供給源516と、チャンバ510を加圧するためのピストン518と、を含む。それに加えて、アクチュエータ508は圧力調整器550を含み、これはガス供給源516と流体分割ピストン518との間に提供されてもよい。圧力調整器550は、温度上昇に伴って実質的に一定の圧力室出力を提供するように構成されてもよい。
図32は、他の例示的実施形態のアクチュエータ509を示しており、これもまた、前述の実施形態と同様に、粘性流体チャンバ510と、弁512と、ハンドル514と、加圧ガス供給源516と、チャンバ510を加圧するためのピストン518と、を含む。それに加えて、アクチュエータ509は、チャンバ510からの流体流量を制限するための、圧力および/または温度補償型流量制御弁560を含む。図のように、流量制御弁560は、第一の流路540の中の、第一の流量弁512と送達プランジャピストンまたはその他の駆動部との間に提供されてもよく、温度またはガス圧に関係なく、実質的に安定な最大流速を提供するように構成されてもよい。
図31および32に示される実施形態において、装置(例えば、挿入器100)は、1つまたは複数のセンサ、例えば周辺温度データを提供する温度センサを含んでいてもよい。圧力コントローラ550および/または流量制御弁560に連結されたプロセッサまたはその他のコントローラは、このデータを使って、温度上昇を補償するようにシステムを動作させる。
これらの実施形態は、液化ガスの蒸気圧の変化から生じる流体圧力を第一のフィードバックおよび作動特徴として使用するように示されているが、その代わりに、温度と共に変化する運動または力を提供する感知および作動装置を使用する同様のアクチュエータと方法もまた実現できる。これらの装置には多数の共通する形態があり、それには以下が含まれるが、これらに限定されない:
・固体または液体の熱膨張、例えば、温度変化がアクチュエータとして使用可能な長さまたは体積の変化を生じさせるバイメタル板、水銀温度計。
・アクチュエータを駆動するために使用可能なガスの熱膨張、例えばブルドン管。
・熱電位、例えば、同じ最大弁開度制御方法を提供するためにアクチュエータを移動できる電気機器に入力を提供するために使用可能なサーモカップル。
・温度に伴う電気抵抗変化、例えば、同じ最大弁開度制御方法を提供するためにアクチュエータを移動できる電気機器に入力を提供するために使用可能なサーミスタ。
本明細書中で何れかの実施形態と共に示されている要素または構成要素はその特定の実施形態のための例示であり、本明細書中で開示されている他の実施形態で、またはそれと一緒に使用してもよいことがわかるであろう。
本発明には、各種の改良形態または代替的形態を実現可能であるが、その特定の例が図中に示され、本明細書中で詳しく説明されている。しかしながら、本発明は開示されている特定の形態または方法に限定されるのではなく、その反対に、本発明は、付属の特許請求の範囲内に含まれるすべての改良形態、均等物、および代替案をカバーするものであると理解すべきである。

Claims (17)

  1. 眼内レンズ挿入器において、
    動物の眼内に挿入するために眼内レンズを受けるように構成された眼内レンズ部分と、
    前記眼内レンズ部分から眼内レンズを送達するためのプランジャ、加圧流体供給源、弁、前記弁に連結された、前記加圧流体供給源から前記プランジャまでの流路を選択的に開くことによって前記プランジャを前進させるための前記加圧流体の流れを制御し、前記眼内レンズを所望の速度で送達するためのアクチュエータ部材、および温度上昇に伴って、前記アクチュエータ部材の移動を制限して、前記弁の最大弁開度を縮小させる圧力フィードバックメカニズムを含むアクチュエータ部分と、
    を含む眼内レンズ挿入器。
  2. 前記圧力フィードバックメカニズムは、前記加圧流体供給源と連通するポートと、前記ポート内で移動可能であり、前記アクチュエータ部材に連結されて、前記加圧流体供給源内の圧力に基づいて前記アクチュエータ部材の移動を制限するピストンと、
    を含む、請求項1に記載の眼内レンズ挿入器。
  3. 前記ピストンは前記アクチュエータ部材に連結され、前記温度上昇に伴って前記加圧流体供給源内の圧力が上昇すると、前記アクチュエータ部材のピボットを移動させて、前記アクチュエータ部材の移動範囲を狭めて、前記弁の前記最大弁開度を縮小させる、請求項2に記載の眼内レンズ挿入器。
  4. 前記アクチュエータ部材の移動を弁の閉鎖位置から最大開位置までに限定するためのアクチュエータストッパをさらに含み、前記ピストンが前記アクチュエータストッパに連結され、前記温度上昇に伴って前記加圧流体供給源内の圧力が高くなると、前記アクチュエータストッパを移動させて、前記アクチュエータ部材の移動範囲を狭めて、前記弁の前記最大弁開度を縮小させる、請求項2に記載の眼内レンズ挿入器。
  5. 前記加圧流体供給源に圧力を提供するためのエネルギー貯蔵装置をさらに含む、請求項1に記載の眼内レンズ挿入器。
  6. 前記加圧流体供給源は、非圧縮性流体を収容したチャンバを含み、前記エネルギー貯蔵装置は、ピストンであって、前記チャンバと連通し、前記ピストンを介して前記チャンバに所定の圧力を加えるように付勢されたピストンを含む、請求項5に記載の眼内レンズ挿入器。
  7. 前記エネルギー貯蔵装置は、加圧ガスキャニスタと前記ピストンを付勢するためのばねとのうちの一方を含む、請求項6に記載の眼内レンズ挿入器。
  8. 前記加圧流体供給源は、粘性流体を収容したチャンバを含み、前記エネルギー貯蔵装置は、加圧された圧縮性流体のキャニスタと、前記チャンバと連通するピストンを含み、前記キャニスタからの圧縮性流体が前記ピストンを介して前記チャンバに所定の圧力を加える、請求項5に記載の眼内レンズ挿入器。
  9. 前記加圧流体供給源は、前記アクチュエータ部分の中に、非圧縮性の粘性流体を収容するチャンバを含む、請求項1に記載の眼内レンズ挿入器。
  10. 眼内レンズ挿入器であって、
    動物の眼内に挿入するために眼内レンズを受けるように構成された眼内レンズ部分と、
    前記眼内レンズ部分から眼内レンズを送達するためのプランジャ、加圧流体供給源、弁、弁に連結された、前記加圧流体供給源から前記プランジャまでの流路を選択的に開くことによって前記プランジャを前進させるための前記加圧流体の流れを制御し、前記眼内レンズを所望の速度で送達するためのアクチュエータ部材、および温度上昇に伴って前記弁の最大弁開度を縮小させる圧力フィードバックメカニズムを含むアクチュエータ部分と、
    を含む眼内レンズ挿入器。
  11. 前記圧力フィードバックメカニズムは、前記弁に対して移動可能であり、前記加圧流体供給源に連結された弁座を含み、前記加圧流体供給源内の圧力が上昇すると、前記弁座が前記弁を移動させて、温度上昇に伴って前記弁の前記最大弁開度を縮小させる、請求項10に記載の眼内レンズ挿入器。
  12. 眼内レンズ挿入器であって、
    動物の眼内に挿入するために眼内レンズを受けるように構成された眼内レンズ部分と、
    アクチュエータ部分であって、
    前記眼内レンズ部分から眼内レンズを送達するためのプランジャ、
    加圧流体供給源、
    弁に連結され、前記加圧流体供給源から前記プランジャまでの流路を選択的に開くことによって、前記プランジャを前進させるための前記加圧流体の流れを制御し、前記眼内レンズを所望の速度で送達するためのアクチュエータ部材、
    前記弁に対して移動可能な弁座、および
    前記弁座に連結され、前記流路の一部を画定する環状オリフィス部材と、
    を含むアクチュエータ部分と、
    を含み、前記弁座が前記加圧流体供給源に連結され、温度の上昇に伴って、前記加圧流体供給源内の圧力の上昇によって前記弁座が前記オリフィス部材を圧縮し、その中の流れを制限することによって、前記プランジャへの最大流体流量を減少させる眼内レンズ挿入器。
  13. 前記加圧流体供給源に圧力を提供するためのエネルギー貯蔵装置をさらに含む、請求項10または12に記載の眼内レンズ挿入器。
  14. 前記加圧流体供給源は、非圧縮性流体を収容したチャンバを含み、前記エネルギー貯蔵装置は、ピストンであって、前記チャンバと連通し、前記ピストンを介して前記チャンバに所定の圧力を加えるように付勢されたピストンを含む、請求項13に記載の眼内レンズ挿入器。
  15. 前記エネルギー貯蔵装置は、加圧ガスのキャニスタと前記ピストンを付勢するためのばねとのうちの一方を含む、請求項14に記載の眼内レンズ挿入器。
  16. 前記加圧流体供給源は、粘性流体を収容したチャンバを含み、前記エネルギー貯蔵装置は、加圧された圧縮性流体のキャニスタと、前記チャンバと連通するピストンを含み、前記キャニスタからの圧縮性流体が前記ピストンを介して前記チャンバに所定の圧力を加える、請求項13に記載の眼内レンズ挿入器。
  17. 前記加圧流体供給源は、前記アクチュエータ部分の中に、非圧縮性の粘性流体を収容するチャンバを含む、請求項10または12に記載の眼内レンズ挿入器。
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