JP6572016B2 - 非水系二次電池活物質被覆用樹脂、非水系二次電池用被覆活物質及び非水系二次電池用被覆活物質の製造方法 - Google Patents
非水系二次電池活物質被覆用樹脂、非水系二次電池用被覆活物質及び非水系二次電池用被覆活物質の製造方法 Download PDFInfo
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Description
バインダーには活物質及び導電助剤との密着性、電解液との親和性並びに耐高電圧分解性等が必要であり、正極で用いられる耐高電圧分解性に優れたバインダーとしてはポリフッ化ビニリデン(以下、PVdFと略記する)があり、負極では活物質や導電助剤との密着性の高いバインダーとしてスチレン・ブタジエンゴム(以下、SBRと略記する)及びカルボキシメチルセルロース(以下、CMCと略記する)が使用されている。
そのため電池の内部抵抗が小さくサイクル特性を良好に維持できる非水系二次電池が望まれている。
すなわち、本発明は、炭素数4〜12の1価の脂肪族アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル化合物(a11)及び(メタ)アクリル酸(a12)を含んでなる単量体組成物を重合してなり、上記エステル化合物(a11)と上記(メタ)アクリル酸(a12)の重量比[上記エステル化合物(a11)/上記(メタ)アクリル酸(a12)]が10/90〜90/10である非水系二次電池活物質被覆用樹脂;この非水系二次電池活物質被覆用樹脂が非水系二次電池用活物質(Y)の表面に結着した非水系二次電池用被覆活物質;この非水系二次電池活物質被覆用樹脂をカルボキシル基と反応しうる官能基を2個以上有する架橋剤(b)によって架橋した架橋樹脂が非水系二次電池用活物質(Y)の表面に結着した非水系二次電池用被覆活物質;並びにこの非水系二次電池活物質被覆用樹脂を含有する樹脂溶液、カルボキシル基と反応しうる官能基を2個以上有する架橋剤(b)及び非水系二次電池用活物質(Y)を混合しながら有機溶剤を留去する樹脂被覆工程と、該非水系二次電池活物質被覆用樹脂と該架橋剤(b)とを反応させる架橋工程とを有する非水系二次電池用被覆活物質の製造方法である。
本発明の非水系二次電池活物質被覆用樹脂は、炭素数4〜12の1価の脂肪族アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル化合物(a11)及び(メタ)アクリル酸(a12)を含んでなる単量体組成物を重合してなり、上記エステル化合物(a11)と上記(メタ)アクリル酸(a12)の重量比[上記エステル化合物(a11)/上記(メタ)アクリル酸(a12)]が10/90〜90/10である。
炭素数4〜12の1価の脂肪族アルコールとしては、ブチルアルコール(n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール)、ペンチルアルコール(n−ペンチルアルコール、2−ペンチルアルコール及びネオペンチルアルコール等)、ヘキシルアルコール(1−ヘキサノール、2−ヘキサノール及び3−ヘキサノール等)、ヘプチルアルコール(n−ヘプチルアルコール、1−メチルヘキシルアルコール及び2−メチルヘキシルアルコール等)、オクチルアルコール(n−オクチルアルコール、1−メチルヘプタノール、1−エチルヘキサノール、2−メチルヘプタノール及び2−エチルヘキサノール等)、ノニルアルコール(n−ノニルアルコール、1−メチルオクタノール、1−エチルヘプタノール、1−プロピルヘキサノール及び2−エチルヘプチルアルコール等)、デシルアルコール(n−デシルアルコール、1−メチルノニルアルコール、2−メチルノニルアルコール及び2−エチルオクチルアルコール等)、ウンデシルアルコール(n−ウンデシルアルコール、1−メチルデシルアルコール、2−メチルデシルアルコール及び2−エチルノニルアルコール等)、ラウリルアルコール(n−ラウリルアルコール、1−メチルウンデシルアルコール、2−メチルウンデシルアルコール、2−エチルデシルアルコール及び2−ブチルヘキシルアルコール等)等が挙げられる。
本明細書において、(メタ)アクリル酸は、アクリル酸及び/又はメタクリル酸を示しており、アクリル酸とメタクリル酸の混合物であってもよい。
上記重量比は、より好ましくは30/70〜85/15であり、更に好ましくは40/60〜70/30である。
エステル化合物(a13)を構成する炭素数1〜3の1価の脂肪族アルコールとしては、メタノール、エタノール、1−プロパノール及び2−プロパノール等が挙げられる。
重合性不飽和二重結合を有する構造としてはビニル基、アリル基、スチレニル基及び(メタ)アクリロイル基等が挙げられる。
アニオン性基としては、スルホン酸基及びカルボキシル基等が挙げられる。
重合性不飽和二重結合とアニオン性基とを有するアニオン性単量体はこれらの組み合わせにより得られる化合物であり、例えばビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸及び(メタ)アクリル酸が挙げられる。
なお、(メタ)アクリロイル基は、アクリロイル基及び/又はメタクリロイル基を意味する。
アニオン性単量体の塩(a14)を構成するカチオンとしては、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオン及びアンモニウムイオン等が挙げられる。
なお、本明細書における非水系二次電池活物質被覆用樹脂の重量平均分子量は、以下の条件で測定したゲルパーミエーションクロマトグラフィ(以下、GPCと略記する)により測定される。
<GPCの測定条件>
装置:Alliance GPC V2000(Waters社製)
溶媒:オルトジクロロベンゼン
標準物質:ポリスチレン
サンプル濃度:3mg/ml
カラム固定相:PLgel 10μm、MIXED−B 2本直列(ポリマーラボラトリーズ社製)
カラム温度:135℃
活性水素を含有しない共重合性ビニルモノマー(c)としては、下記(c1)〜(c5)が挙げられる。
なお、単量体組成物に(c)が含まれる場合、単量体組成物の合計重量に(c)の重量も計上することとする。
活性水素を含有しない共重合性ビニルモノマーの含有量は、単量体組成物の合計重量に基づいて0.5〜15重量%であることが好ましく、より好ましくは1〜15重量%であり、更に好ましくは2〜10重量%である。
上記モノオールとしては、(i)炭素数13〜20の脂肪族モノオール(トリデシルアルコール、テトラデシルアルコール、ペンタデシルアルコール、セチルアルコール、ヘプタデシルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ノナデシルアルコール、アラキジルアルコール等)、(ii)脂環式モノオール(シクロヘキシルアルコール等)、(iii)芳香脂肪族モノオール(ベンジルアルコール等)及びこれらの2種以上の混合物が挙げられる。
(c3−1)アミド基含有ビニル化合物
(i)炭素数3〜30の(メタ)アクリルアミド化合物、例えばN,N−ジアルキル(炭素数1〜6)又はジアラルキル(炭素数7〜15)(メタ)アクリルアミド(N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジベンジルアクリルアミド等)及びジアセトンアクリルアミド。
(ii)上記(メタ)アクリルアミド化合物を除く、炭素数4〜20のアミド基含有ビニル化合物、例えばN−メチル−N−ビニルアセトアミド、環状アミド[炭素数6〜13のピロリドン化合物(N−ビニルピロリドン等)]。
(i)ジアルキル(炭素数1〜4)アミノアルキル(炭素数1〜4)(メタ)アクリレート[N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びモルホリノエチル(メタ)アクリレート等]。
(ii)4級アンモニウム基含有(メタ)アクリレート{3級アミノ基含有(メタ)アクリレート[N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート及びN,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等]をハロゲン化アルキル等の4級化剤を用いて4級化した4級化物等}。
炭素数7〜14のピリジン化合物(2−及び4−ビニルピリジン等)、炭素数5〜12のイミダゾール化合物(N−ビニルイミダゾール等)、炭素数6〜13のピロール化合物(N−ビニルピロール等)及び炭素数6〜13のピロリドン化合物(N−ビニル−2−ピロリドン等)。
炭素数3〜15のニトリル基含有ビニル化合物[(メタ)アクリロニトリル、シアノスチレン及びシアノアルキル(炭素数1〜4)アクリレート等]。
炭素数8〜16のニトロ基含有ビニル化合物(ニトロスチレン等)等。
(c4−1)脂肪族ビニル炭化水素
炭素数2〜18又はそれ以上のオレフィン(エチレン、プロピレン、ブテン、イソブチレン、ペンテン、ヘプテン、ジイソブチレン、オクテン、ドデセン及びオクタデセン等)、炭素数4〜10又はそれ以上のジエン(ブタジエン、イソプレン、1,4−ペンタジエン、1,5−ヘキサジエン及び1,7−オクタジエン等)等。
炭素数4〜18又はそれ以上の環状不飽和化合物{シクロアルケン(シクロヘキセン等)、(ジ)シクロアルカジエン[(ジ)シクロペンタジエン等]、テルペン(ピネン、リモネン及びインデン等)}。
炭素数8〜20又はそれ以上の芳香族不飽和化合物及びそれらの誘導体(スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、2,4−ジメチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルスチレン、ブチルスチレン、フェニルスチレン、シクロヘキシルスチレン及びベンジルスチレン等)等。
(c5−1)ビニルエステル
脂肪族ビニルエステル[炭素数4〜15の脂肪族カルボン酸(モノ−又はジカルボン酸)のアルケニルエステル(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ジアリルアジペート、イソプロペニルアセテート及びビニルメトキシアセテート等)等]。
芳香族ビニルエステル[炭素数9〜20の芳香族カルボン酸(モノ−又はジカルボン酸)のアルケニルエステル(ビニルベンゾエート、ジアリルフタレート及びメチル−4−ビニルベンゾエート等)及び脂肪族カルボン酸の芳香環含有エステル(アセトキシスチレン等)等]。
脂肪族ビニルエーテル[炭素数3〜15のビニルアルキル(炭素数1〜10)エーテル(ビニルメチルエーテル、ビニルブチルエーテル及びビニル2−エチルヘキシルエーテル等)、ビニルアルコキシ(炭素数1〜6)アルキル(炭素数1〜4)エーテル(ビニル−2−メトキシエチルエーテル、メトキシブタジエン、3,4−ジヒドロ−1,2−ピラン、2−ブトキシ−2’−ビニロキシジエチルエーテル及びビニル−2−エチルメルカプトエチルエーテル等)、ポリ(2〜4)(メタ)アリロキシアルカン(炭素数2〜6)(ジアリロキシエタン、トリアリロキシエタン、テトラアリロキシブタン及びテトラメタアリロキシエタン等)等]。
炭素数8〜20の芳香族ビニルエーテル(ビニルフェニルエーテル及びフェノキシスチレン等)。
炭素数4〜25の脂肪族ビニルケトン(ビニルメチルケトン及びビニルエチルケトン等)。
炭素数9〜21の芳香族ビニルケトン(ビニルフェニルケトン等)。
炭素数4〜34の不飽和ジカルボン酸ジエステル[ジアルキルフマレート(2個のアルキル基は、炭素数1〜22の、直鎖、分枝鎖もしくは脂環式の基)及びジアルキルマレエート(2個のアルキル基は、炭素数1〜22の、直鎖、分枝鎖もしくは脂環式の基)
重合に際しては、公知の重合開始剤{アゾ系開始剤[2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオニトリル)、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)等]、パーオキシド系開始剤(ベンゾイルパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド及びラウリルパーオキシド等)等}を使用して行うことができる。
重合開始剤の使用量は、モノマーの全重量に基づいて好ましくは0.01〜5重量%、より好ましくは0.05〜2重量%である。
なお、モノマーとは単量体組成物を構成する各単量体[例えばエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)、アニオン性単量体の塩(a14)及び活性水素を含有しない共重合性ビニルモノマー(c)]を指す。
溶液又は分散液のモノマー濃度は通常5〜95重量%、重合開始剤の使用量は、モノマーの全重量に基づいて通常0.01〜5%、粘着力及び凝集力の観点から好ましくは0.05〜2%である。
重合に際しては、公知の連鎖移動剤、例えばメルカプト化合物(ドデシルメルカプタン及びn−ブチルメルカプタン等)及びハロゲン化炭化水素(四塩化炭素、四臭化炭素及び塩化ベンジル等)を使用することができる。使用量はモノマーの全重量に基づいて通常2%以下、粘着力及び凝集力の観点から好ましくは0.5%以下である。
なお、電池の内部抵抗等の観点から、本発明の非水系二次電池用被覆活物質には導電助剤(X)を用いることが好ましい。すなわち、非水系二次電池用被覆活物質は、本発明の非水系二次電池活物質被覆用樹脂と導電助剤(X)とが非水系二次電池用活物質(Y)の表面に結着したものであってもよい。
また、本発明の非水系二次電池用被覆活物質を被覆している本発明の非水系二次電池活物質被覆用樹脂は、後述するカルボキシル基と反応しうる官能基を2個以上有する架橋剤(b)によって架橋されていてもよい。
具体的には、金属[アルミニウム、ステンレス(SUS)、銀、金、銅及びチタン等]、カーボン[グラファイト及びカーボンブラック(アセチレンブラック、ケッチェンブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック及びサーマルランプブラック等)等]、及びこれらの混合物等が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
これらの導電助剤(X)は1種単独で用いられてもよいし、2種以上併用してもよい。また、これらの合金又は金属酸化物が用いられてもよい。電気的安定性の観点から、好ましくはアルミニウム、ステンレス、カーボン、銀、金、銅、チタン及びこれらの混合物であり、更に好ましくは銀、金、アルミニウム、ステンレス及びカーボンであり、特に好ましくはカーボンである。またこれらの導電助剤(X)とは、粒子系セラミック材料や樹脂材料の周りに導電性材料[上記した(X)のうち金属のもの]をめっき等でコーティングしたものでもよい。
非水系二次電池活物質被覆用樹脂、非水系二次電池用活物質(Y)及び導電助剤(X)を混合する順番は特に限定されず、例えば、事前に混合した非水系二次電池活物質被覆用樹脂と導電助剤(X)からなる樹脂組成物を非水系二次電池用活物質(Y)とさらに混合してもよいし、非水系二次電池活物質被覆用樹脂、非水系二次電池用活物質(Y)及び導電助剤(X)を同時に混合してもよいし、非水系二次電池用活物質(Y)に非水系二次電池活物質被覆用樹脂を混合し、さらに導電助剤(X)を混合してもよい。
カルボキシル基と反応しうる官能基としてはヒドロキシル基、エポキシ基等が挙げられる。上記官能基を2個以上有する化合物としては、例えば、エポキシ基を2個以上有するポリエポキシ化合物(b1)及びヒドロキシル基を2個以上有するポリオール化合物(b2)が挙げられる。
被覆した後に架橋する方法としては、具体的には、非水系二次電池用活物質(Y)と本発明の非水系二次電池活物質被覆用樹脂を含む樹脂溶液を混合し脱溶剤することにより、二次電池用活物質が樹脂で被覆された被覆活物質を製造した後に、架橋剤(b)を含む溶液を被覆活物質に混合して加熱することにより、脱溶剤と架橋反応を生じさせて、得られた架橋重合体で二次電池用活物質を被覆する方法が挙げられる。
被覆しながら同時に架橋する方法としては、具体的には、本発明の非水系二次電池活物質被覆用樹脂を含む樹脂溶液と架橋剤(b)とを含む混合溶液を被覆活物質と共に混合した後に脱溶媒し、脱溶媒と同時に架橋反応を生じさせて、架橋重合体の作製と同時にこの架橋重合体によって二次電池用活物質を被覆する方法が挙げられる。
加熱温度は、架橋剤としてポリエポキシ化合物(b1)を用いる場合は120℃以上とすることが好ましく、ポリオール化合物(b2)を用いる場合は190℃以上とすることが好ましい。
リチウムイオン二次電池用正極活物質(Y1)は、リチウムイオン二次電池の正極活物質として用いることができるものであれば特に限定されないが、好ましいものとしてはリチウムと遷移金属との複合酸化物{遷移金属が1種である複合酸化物(LiCoO2、LiNiO2、LiAlMnO4、LiMnO2及びLiMn2O4等)、遷移金属元素が2種である複合酸化物(例えばLiFeMnO4、LiNi1−xCoxO2、LiMn1−yCoyO2、LiNi1/3Co1/3Al1/3O2及びLiNi0.8Co0.15Al0.05O2)及び金属元素が3種類以上である複合酸化物[例えばLiMaM’bM’’cO2(M、M’及びM’’はそれぞれ異なる遷移金属元素であり、a+b+c=1を満たす。例えばLiNi1/3Mn1/3Co1/3O2)等]等}、リチウム含有遷移金属リン酸塩(例えばLiFePO4、LiCoPO4、LiMnPO4及びLiNiPO4)、遷移金属酸化物(例えばMnO2及びV2O5)、遷移金属硫化物(例えばMoS2及びTiS2)及び導電性高分子(例えばポリアニリン、ポリフッ化ビニリデン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン及びポリ−p−フェニレン及びポリカルバゾール)等が挙げられ、2種以上を併用してもよい。
なお、リチウム含有遷移金属リン酸塩は、遷移金属サイトの一部を他の遷移金属で置換したものであってもよい。
リチウムイオン二次電池用負極活物質(Y2)は、リチウムイオン二次電池の負極活物質として用いることができるものであれば特に制限されないが、好ましいものとしては黒鉛、アモルファス炭素、高分子化合物焼成体(例えばフェノール樹脂及びフラン樹脂等を焼成し炭素化したもの)、コークス類(例えばピッチコークス、ニードルコークス及び石油コークス)、炭素繊維、導電性高分子(例えばポリアセチレン、ポリキノリン及びポリピロール)、スズ、シリコン、及び金属合金(例えばリチウム−スズ合金、リチウム−シリコン合金、リチウム−アルミニウム合金及びリチウム−アルミニウム−マンガン合金)等が挙げられる。
例えば、本発明の非水系二次電池活物質被覆用樹脂を含有する樹脂溶液、カルボキシル基と反応しうる官能基を2個以上有する架橋剤(b)、非水系二次電池用活物質(Y)及び必要に応じて導電助剤(X)を混合しながら有機溶剤を留去する樹脂被覆工程と、上記非水系二次電池活物質被覆用樹脂と上記架橋剤(b)とを反応させる架橋工程と経ることにより作製することができる。
樹脂被覆工程及び架橋工程によって、非水系二次電池活物質被覆用樹脂を架橋剤(b)によって架橋した架橋樹脂、及び、必要に応じて用いる導電助剤(X)が非水系二次電池用活物質(Y)の表面に結着した非水系二次電池用被覆活物質が得られる。
本発明の非水系二次電池用被覆活物質は、本発明の非水系二次電池用活物質被覆用樹脂により被覆されているため、電極を作製する際に導電助剤やバインダーを加える必要はないが、上記スラリーに炭素繊維を加えることは、電極の電気抵抗(内部抵抗)をさらに低下させる観点から有用である。
電極スラリーを塗布する集電体としては、銅、アルミニウム、チタン、ステンレス鋼、ニッケル、焼成炭素、導電性高分子及び導電性ガラス等が挙げられる。
集電体の形状としては、シート状又は箔状等が好ましい。
電極スラリーに含まれるバインダーとしてはデンプン、ポリフッ化ビニリデン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、テトラフロオロエチレン、スチレン−ブタジエンゴム、ポリエチレン及びポリプロピレン等の高分子化合物が挙げられる。
通常、バインダーは活物質同士及び活物質と集電体とを固定化して必要な電池性能を維持するために用いられる。
これに対して、本発明の非水系二次電池用被覆活物質は、活物質表面に本発明の非水系二次電池活物質被覆用樹脂が被覆されているから、電極とした際に活物質同士及び活物質と集電体とが充分に密着し、バインダーを用いる必要がない。
電極スラリーにバインダーを添加した場合、バインダーが本発明の非水系二次電池用被覆用活物質同士又は本発明の非水系二次電池被覆用活物質と集電体との間を結着することとなるため、添加したバインダーの分だけ内部抵抗が増加してしまう。
また、集電体の一方の面に正極を形成し、もう一方の面に負極を形成して双極型電極を作製し、双極型電極をセパレーターと積層してセル容器に収納し、電解液を注入し、セル容器を密封することでも得られる。
また、正極、負極を共に本発明の非水系二次電池用被覆活物質を含む電極としてリチウムイオン二次電池としてもよい。
鎖状炭酸エステルとしては、ジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(MEC)、ジエチルカーボネート(DEC)、メチル−n−プロピルカーボネート、エチル−n−プロピルカーボネート及びジ−n−プロピルカーボネート等が挙げられる。
環状エーテルとしては、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,3−ジオキソラン及び1,4−ジオキサン等が挙げられる。鎖状エーテルとしては、ジメトキシメタン及び1,2−ジメトキシエタン等が挙げられる。
ニトリル化合物としては、アセトニトリル等が挙げられる。アミド化合物としては、DMF等が挙げられる。スルホンとしては、ジメチルスルホン及びジエチルスルホン等が挙げられる。
非水溶媒は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル70.0部、メタクリル酸30.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.8部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.6部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、80℃に昇温し反応を5時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−1)を得た。
使用したエステル化合物(a11)及び(メタ)アクリル酸(a12)の配合量を表1に示す。
以下の条件によるGPCで測定した共重合体の重量平均分子量は26,000であった。
<GPCの測定条件>
装置:Alliance GPC V2000(Waters社製)
溶媒:オルトジクロロベンゼン
標準物質:ポリスチレン
サンプル濃度:3mg/ml
カラム固定相:PLgel 10μm、MIXED−B 2本直列(ポリマーラボラトリーズ社製)
カラム温度:135℃
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸ドデシル40.0部、メタクリル酸60.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.2部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.8部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、75℃で反応を3時間継続した。次いで80℃に昇温し反応を3時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−2)を得た。
使用したエステル化合物(a11)及び(メタ)アクリル酸(a12)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は96,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸ドデシル20.0部、アクリル酸70.0部、メタクリル酸メチル10.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.3部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.8部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、75℃で反応を3時間継続した。次いで80℃に昇温し反応を3時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−3)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)及びエステル化合物(a13)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は70,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸ブチル20.0部、メタクリル酸40.0部、メタクリル酸メチル35.0部、メタクリル酸セチルとメタクリル酸ステアリルの混合物を合計5部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.08部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.8部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、75℃で反応を3時間継続した。次いで80℃に昇温し反応を3時間継続した。次いで2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.2部をDMF1.0部に溶解した開始剤溶液を追加で投入しさらに反応を3時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−4)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)及び活性水素を含有しない共重合性ビニルモノマー(c)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は180,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル44.5部、メタクリル酸30.0部、メタクリル酸メチル25.0部、スチレンスルホン酸ナトリウム0.5部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.3部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.8部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、75℃で反応を3時間継続した。次いで80℃に昇温し反応を3時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−5)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)及びアニオン性単量体の塩(a14)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は62,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル35.0部、メタクリル酸45.0部、メタクリル酸メチル15.0部、スチレンスルホン酸リチウム5.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.6部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.2部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、80℃に昇温し反応を5時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−6)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)及びアニオン性単量体の塩(a14)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は48,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル30.0部、メタクリル酸40.0部、メタクリル酸メチル17.0部、スチレンスルホン酸リチウム8.0部、スチレン5.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.3部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.8部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、75℃で反応を3時間継続した。次いで80℃に昇温し反応を3時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−7)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)、アニオン性単量体の塩(a14)及び活性水素を含有しない共重合性ビニルモノマー(c)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は79,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸ブチル20.0部、アクリル酸55.0部、メタクリル酸メチル22.0部、アリルスルホン酸ナトリウム3部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.4部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.8部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、80℃に昇温し反応を5時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−8)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)及びアニオン性単量体の塩(a14)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は51,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル10.0部、メタクリル酸45.0部、メタクリル酸メチル42.0部、メタクリル酸リチウム3.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.3部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.7部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、75℃で反応を3時間継続した。次いで80℃に昇温し反応を3時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−9)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)及びアニオン性単量体の塩(a14)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は65,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル50.0部、メタクリル酸50.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.8部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.6部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、80℃に昇温し反応を5時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−10)を得た。
使用したエステル化合物(a11)及び(メタ)アクリル酸(a12)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は26,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル30.0部、アクリル酸10.0部、メタクリル酸メチル60.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.8部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.6部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、80℃に昇温し反応を5時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−11)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)及びエステル化合物(a13)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は24,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル30.0部、メタクリル酸10.0部、メタクリル酸メチル60.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.3部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.8部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、75℃で反応を3時間継続した。次いで80℃に昇温し反応を3時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−12)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)及びエステル化合物(a13)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は80,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸ブチル30.0部、メタクリル酸30.0部、メタクリル酸メチル25.0部、スチレンスルホン酸リチウム3.0部、メタクリル酸セチル及びメタクリル酸ステアリルの混合物を合計12.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.6部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.6部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、80℃に昇温し反応を5時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−13)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)、アニオン性単量体の塩(a14)及び活性水素を含有しない共重合性ビニルモノマー(c)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は48,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル40.0部、メタクリル酸40.0部、メタクリル酸メチル15.0部、スチレンスルホン酸ナトリウム5.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.3部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)0.8部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、75℃で反応を3時間継続した。次いで80℃に昇温し反応を3時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−14)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)及びアニオン性単量体の塩(a14)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は60,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル30.0部、メタクリル酸ブチル9.0部、アクリル酸35.0部、メタクリル酸メチル20.0部、スチレンスルホン酸リチウム1.0部、スチレン5.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.6部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.6部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、80℃に昇温し反応を5時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−15)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)、アニオン性単量体の塩(a14)及び活性水素を含有しない共重合性ビニルモノマー(c)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は38,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル15.0部、メタクリル酸ドデシル10.0部、メタクリル酸30.0部、メタクリル酸メチル40.0部、スチレンスルホン酸リチウム1.0部、メタクリル酸リチウム4.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.6部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.4部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、80℃に昇温し反応を5時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−16)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)及びアニオン性単量体の塩(a14)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は41,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸ドデシル20.0部、メタクリル酸40.0部、メタクリル酸メチル34.0部、アリルスルホン酸ナトリウム1.0部、スチレン5.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.9部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.6部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、80℃に昇温し反応を5時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−17)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)、アニオン性単量体の塩(a14)及び活性水素を含有しない共重合性ビニルモノマー(c)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は20,000であった。
撹拌機、温度計、還流冷却管、滴下ロート及び窒素ガス導入管を付した4つ口フラスコにDMF70.0部を仕込み75℃に昇温した。次いで、メタクリル酸2−エチルヘキシル40.0部、メタクリル酸30.0部、メタクリル酸メチル25.0部、スチレンスルホン酸ナトリウム5.0部及びDMF20部を配合したモノマー配合液と、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.9部及び2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)1.4部をDMF10.0部に溶解した開始剤溶液とを4つ口フラスコ内に窒素を吹き込みながら、撹拌下、滴下ロートで2時間かけて連続的に滴下してラジカル重合を行った。滴下終了後、80℃に昇温し反応を5時間継続し樹脂濃度50%の共重合体溶液を得た。得られた共重合体溶液はテフロン(登録商標)製のバットに移して120℃、0.01MPaで3時間の減圧乾燥を行いDMFを留去して共重合体を得た。この共重合体をハンマーで粗粉砕した後、乳鉢にて追加粉砕して、粉末状の樹脂(A−18)を得た。
使用したエステル化合物(a11)、(メタ)アクリル酸(a12)、エステル化合物(a13)及びアニオン性単量体の塩(a14)の配合量を表1に示す。
GPCで測定した共重合体の重量平均分子量は28,000であった。
<実施例19:架橋剤なし>
実施例1で作成した粉末状の樹脂(A−1)2部及びDMF10.4部を配合して樹脂混合液を調製した。
その後、コーヒーミルにコバルト酸リチウム94部と上記樹脂混合液を投入し室温、1分間の混合攪拌を行った。次いでアセチレンブラック[電気化学工業(株)製]4部を投入し、さらに5分間の混合攪拌を行って活物質ケーキを得た。
活物質ケーキをテフロン(登録商標)製のバットに移し、120℃、0.01MPaで1時間の減圧乾燥を行った。減圧乾燥後はコーヒーミルに戻し10秒間撹拌して解砕を行い、実施例19に係る被覆負極活物質(D−1)を得た。被覆正極活物質の組成を表2に示す。
粉末状の樹脂(非水系二次電池活物質被覆用樹脂)の種類及び分量、並びに、DMF、コバルト酸リチウム及びアセチレンブラックの分量を表2に示した部数に変更したほかは、実施例19と同様の手順で実施例20〜29に係る被覆正極活物質(D−2)〜(D−11)を得た。各被覆正極活物質の組成を表2に示す。
粉末状の樹脂(A−1)2部にかわってポリフッ化ビニリデン[(株)クレハ社製]2部を用いたほかは、実施例19と同様の方法で被覆正極活物質(D’−1)を得た。
実施例10で作成した粉末状の樹脂(A−10)2部と架橋剤(b)としてデナコールEX−810[ナガセケムテックス(株)製]0.05部とDMF10.4部を配合して樹脂混合液を調製した。
コーヒーミルにコバルト酸リチウム94部、上記樹脂混合液を投入し室温、1分間の混合撹拌を行った。次いでアセチレンブラック[電気化学工業(株)製]4部を投入しさらに5分間の混合撹拌を行い活物質ケーキを得た。
活物質ケーキをテフロン(登録商標)製のバットに移し、120℃で1時間加熱し被覆樹脂の架橋反応を行った。その後0.01MPaで1時間の減圧乾燥を行った。減圧乾燥後はコーヒーミルに戻し10秒間撹拌解砕を行うことで実施例30に係る被覆正極活物質(D−12)を得た。
粉末状の樹脂(非水系二次電池活物質被覆用樹脂)、架橋剤(b)の種類及び分量、並びに、DMF、コバルト酸リチウム及びアセチレンブラックの分量を表2に示したとおりに変更したほかは、実施例30と同様の手順で実施例31〜38に係る被覆正極活物質(D−13)〜(D−20)を得た。各被覆正極活物質の組成を表2に示す。
<実施例39:架橋剤なし>
実施例1で作成した粉末状の樹脂(A−1)2部及びDMF17.6部をそれぞれ配合し樹脂混合液を調製した。
コーヒーミルに黒鉛粉末[日本黒鉛工業(株)製]88部、上記樹脂混合液を投入し室温、1分間の混合撹拌を行った。次いでアセチレンブラック[電気化学工業(株)製]10部を投入しさらに5分間の混合撹拌を行って活物質ケーキを得た。
活物質ケーキをテフロン(登録商標)製のバットに移し、120℃、0.01MPaで1時間の減圧乾燥を行った。減圧乾燥後はコーヒーミルに戻し10秒間撹拌して解砕を行い、実施例39に係る被覆負極活物質(E−1)を得た。被覆負極活物質の組成を表3に示す。
粉末状の樹脂(非水系二次電池活物質被覆用樹脂)の種類及び分量、並びに、DMF、黒鉛粉末及びアセチレンブラックの分量を表3に示したとおりに変更したほかは、実施例39と同様の手順で実施例40〜49に係る被覆負極活物質(E−2)〜(E−11)を得た。各被覆負極活物質の組成を表3に示す。
粉末状の樹脂(A−1)2部にかわってポリフッ化ビニリデン[(株)クレハ社製]2部を用いたほかは、実施例39と同様の方法で被覆正極活物質(E’−1)を得た。
実施例10で作成した粉末状の樹脂(A−10)2部、DMF17.6部及び架橋剤(b)としてデナコールEX−810[ナガセケムテックス(株)製]0.025部をそれぞれ配合し樹脂混合液を調製した。
コーヒーミルに黒鉛粉末[日本黒鉛工業(株)製]88部と樹脂混合液を投入し室温、1分間の混合撹拌を行った。次いでアセチレンブラック[電気化学工業(株)製]10部を投入しさらに5分間の混合撹拌を行って活物質ケーキを得た。
活物質ケーキをテフロン(登録商標)製のバットに移し、120℃、0.01MPaで1時間の減圧乾燥を行った。減圧乾燥後はコーヒーミルに戻し10秒間撹拌して解砕を行い、実施例50に係る被覆負極活物質(E−12)を得た。被覆負極活物質の組成を表3に示す。
粉末状の樹脂(非水系二次電池活物質被覆用樹脂)、架橋剤(b)の種類及び分量、並びに、DMF、黒鉛粉末及びアセチレンブラックの分量を表3に示したとおりに変更したほかは、実施例50と同様の手順で実施例51〜58に係る被覆正極活物質(E−13)〜(E−20)を得た。各被覆負極活物質の組成を表3に示す。
[リチウムイオン二次電池用正極の作製]
実施例19〜38及び比較例1で作製した被覆正極活物質(D−1)〜(D−20)及び(D’−1)のいずれか10部とジエチルカーボネート5部を乳鉢に投入、混練することで正極スラリーを得た。得られたスラリーを大気中でワイヤーバーを用いて厚さ20μmのアルミニウム電解箔上の片面に塗布し、50℃で15分間乾燥させた後、さらに120℃、0.01MPaで12時間減圧乾燥を行い15mmφに打ち抜き、リチウムイオン二次電池用正極を作製した。
続いて、実施例39〜58及び比較例2で作製した被覆負極活物質(E−1)〜(E−20)及び(E’−1)のいずれか10部とジエチルカーボネート5部を乳鉢に投入、混練することで負極スラリーを得た。得られたスラリーを大気中でワイヤーバーを用いて厚さ20μmの銅電解箔上の片面に塗布し、50℃で15分間乾燥させた後、さらに120℃、0.01MPaで12時間減圧乾燥を行い15mmφに打ち抜き、リチウムイオン二次電池用負極を作製した。
2032型コインセル内の両端に、リチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池用負極を、それぞれ、電極を構成する活物質が表4に記載の組み合わせとなるように組み合わせ、負極の塗布面が正極の塗布面に向き合うように配置して、電極間にセパレーター(セルガード2500:ポリプロピレン製)を3枚挿入し、リチウムイオン二次電池用セルを作製した。セルに電解液を注液密封し、以下の方法で内部抵抗を評価した。
使用した被覆正極活物質及び被覆負極活物質を表4に示す。
正極スラリーを作製する際に(D−7)を9.9部、アセチレンブラックを0.1部、ジエチルカーボネートを5部用いるほかは、製造例1〜39と同様の方法でリチウムイオン二次電池用正極を作製した。
また、負極スラリーを作製する際に(E−7)を9.9部、アセチレンブラックを0.1部、ジエチルカーボネートを5部用いるほかは、製造例1〜39と同様の方法でリチウムイオン二次電池用負極を作製した。
2032型コインセル内の両端に、リチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池用負極を、負極の塗布面が正極の塗布面に向き合うように配置して、電極間にセパレーター(セルガード2500:ポリプロピレン製)を3枚挿入し、リチウムイオン二次電池用セルを作製した。セルに電解液を注液密封し、以下の方法で内部抵抗を評価した。
使用した被覆正極活物質、被覆負極活物質及び導電助剤(X)を表4に示す。
正極スラリーを作製する際に(D−16)を9.9部、カーボンナノファイバー[昭和電工(株)製]を0.1部、ジエチルカーボネートを5部用いるほかは、製造例1〜39と同様の方法でリチウムイオン二次電池用正極を作製した。
また、負極スラリーを作製する際に(E−16)を9.9部、カーボンナノファイバー[昭和電工(株)製]を0.1部、ジエチルカーボネート5部を用いるほかは、製造例1〜39と同様の方法でリチウムイオン二次電池用正極を作製した。
2032型コインセル内の両端に、リチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池用負極を、負極の塗布面が正極の塗布面に向き合うように配置して、電極間にセパレーター(セルガード2500:ポリプロピレン製)を3枚挿入し、リチウムイオン二次電池用セルを作製した。セルに電解液を注液密封し、以下の方法で内部抵抗を評価した。
使用した被覆正極活物質、被覆負極活物質及び導電助剤(X)を表4に示す。
(D−1)9.0部、アセチレンブラック0.5部、ポリフッ化ビニリデン0.5部、N−メチルピロリドン5部を乳鉢に投入、混練することで得られた正極スラリーを用い、1回目の乾燥温度を50℃から80℃に変更するほかは、製造例1〜39と同様の方法でリチウムイオン二次電池用正極を作製した。
また、(E−1)8.5部、アセチレンブラック1.0部、ポリフッ化ビニリデン0.5部、N−メチルピロリドン5部を乳鉢に投入、混練することで得られた負極スラリーを用い、1回目の乾燥温度を50℃から80℃に変更するほかは、製造例1〜39と同様の方法でリチウムイオン二次電池用負極を作製した。
2032型コインセル内の両端に、リチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池用負極を、負極の塗布面が正極の塗布面に向き合うように配置して、電極間にセパレーター(セルガード2500:ポリプロピレン製)を3枚挿入し、リチウムイオン二次電池用セルを作製した。セルに電解液を注液密封し、以下の方法で内部抵抗を評価した。
使用した被覆正極活物質、被覆負極活物質及び導電助剤(X)を表4に示す。
正極スラリーを作製する際に(D’−1)を10部とジエチルカーボネート5部を用いるほかは、製造例1〜39と同様の方法でリチウムイオン二次電池用正極を作製した。
また、負極スラリーを作製する際に(E’−1)を10部とジエチルカーボネート5部を用いるほかは、製造例1〜39と同様の方法でリチウムイオン二次電池用負極を作製した。
2032型コインセル内の両端に、リチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池用負極を、負極の塗布面が正極の塗布面に向き合うように配置して、電極間にセパレーター(セルガード2500:ポリプロピレン製)を3枚挿入し、リチウムイオン二次電池用セルを作製した。セルに電解液を注液密封し、以下の方法で内部抵抗を評価した。
使用した被覆正極活物質、被覆負極活物質及び導電助剤(X)を表4に示す。
コバルト酸リチウム9.0部、アセチレンブラック0.5部、ポリフッ化ビニリデン0.5部、N−メチルピロリドン5部を乳鉢に投入、混練することで得られた正極スラリーを用い、1回目の乾燥温度を50℃から80℃に変更するほかは、製造例1〜39と同様の方法でリチウムイオン二次電池用正極を作製した。
また、黒鉛粉末8.5部、アセチレンブラック1.0部、ポリフッ化ビニリデン0.5部、N−メチルピロリドン5部を乳鉢に投入、混練することで得られた負極スラリーを用い、1回目の乾燥温度を50℃から80℃に変更するほかは、製造例1〜39と同様の方法でリチウムイオン二次電池用負極を作製した。
2032型コインセル内の両端に、リチウムイオン二次電池用正極及びリチウムイオン二次電池用負極を、負極の塗布面が正極の塗布面に向き合うように配置して、電極間にセパレーター(セルガード2500:ポリプロピレン製)を3枚挿入し、リチウムイオン二次電池用セルを作製した。セルに電解液を注液密封し、以下の方法で内部抵抗を評価した。使用した正極活物質、負極活物質及び導電助剤(X)を表4に示す。
室温(25℃)下、充放電測定装置「バッテリーアナライザ1470型」[東陽テクニカ(株)製]を用いて4.2Vまで、定電流定電圧充電を行った。10分間の休止後、0.1Cの電流値で2.5Vまで放電を行った。2サイクル目は0.2Cの電流で放電し、3サイクル目は0.5Cの電流で放電した。その後は1Cの電流での放電を197サイクル目までの194サイクル行い、198サイクル目は0.5Cの電流で、199サイクル目は0.2Cの電流で、200サイクル目は0.1Cの電流で放電を行った。
1〜4サイクル目におけるそれぞれの[「放電開始時の電圧」と「放電して10秒後の電圧」との差(ΔV)]と各サイクルの電流値(I)とから[降下電圧(ΔV)−電流(I)]のグラフを作成し、最小二乗法を用いてΔV=RIとなる抵抗値Rを算出し、サイクル初期の内部抵抗とした。
同様の手順で、197〜200サイクル目のΔVとIから算出したRをサイクル終期の内部抵抗とした。結果を表4に示す。
また、本発明により得られる非水系二次電池用被覆活物質は、特に、携帯電話、ウェアラブル機器、パーソナルコンピューター及びハイブリッド自動車、電気自動車用に用いられる双極型二次電池用及びリチウムイオン二次電池用等の活物質として有用である。
Claims (12)
- 炭素数4〜12の1価の脂肪族アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル化合物(a11)及び(メタ)アクリル酸(a12)を含んでなる単量体組成物を重合してなり、前記エステル化合物(a11)と前記(メタ)アクリル酸(a12)の重量比[前記エステル化合物(a11)/前記(メタ)アクリル酸(a12)]が10/90〜90/10であり、前記単量体組成物が、更に重合性不飽和二重結合とアニオン性基とを有するアニオン性単量体の塩(a14)(ただし、スチレンスルホン酸リチウムを除く)を含有する非水系二次電池活物質被覆用樹脂。
- 前記単量体組成物が、更に炭素数1〜3の1価の脂肪族アルコールと(メタ)アクリル酸とのエステル化合物(a13)を含有する請求項1に記載の非水系二次電池活物質被覆用樹脂。
- 前記エステル化合物(a13)の含有量が、前記単量体組成物の合計重量に基づいて10〜60重量%である請求項2に記載の非水系二次電池活物質被覆用樹脂。
- 前記アニオン性単量体の塩(a14)がビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、スチレンスルホン酸及び(メタ)アクリル酸からなる群より選ばれる少なくとも1種のアニオン性単量体と、リチウム、ナトリウム、カリウム及びアンモニアから選ばれる少なくとも1種との塩である請求項1〜3のいずれかに記載の非水系二次電池活物質被覆用樹脂。
- 前記アニオン性単量体の塩(a14)の含有量が、前記単量体組成物の合計重量に基づいて0.1〜15重量%である請求項1〜4のいずれかに記載の非水系二次電池活物質被覆用樹脂。
- 前記(メタ)アクリル酸(a12)の含有量が、前記単量体組成物の合計重量に基づいて10〜90重量%である請求項1〜5のいずれかに記載の非水系二次電池活物質被覆用樹脂。
- 前記エステル化合物(a11)の含有量が、前記単量体組成物の合計重量に基づいて10〜90重量%である請求項1〜6のいずれかに記載の非水系二次電池活物質被覆用樹脂。
- 重量平均分子量が20,000〜500,000である請求項1〜7のいずれかに記載の非水系二次電池活物質被覆用樹脂。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の非水系二次電池活物質被覆用樹脂が非水系二次電池用活物質(Y)の表面に結着した非水系二次電池用被覆活物質。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の非水系二次電池活物質被覆用樹脂をカルボキシル基と反応しうる官能基を2個以上有する架橋剤(b)によって架橋した架橋樹脂が非水系二次電池用活物質(Y)の表面に結着した非水系二次電池用被覆活物質。
- 前記架橋剤(b)の含有量が前記非水系二次電池活物質被覆用樹脂の重量に基づいて1〜5重量%である請求項10に記載の非水系二次電池用被覆活物質。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の非水系二次電池活物質被覆用樹脂を含有する樹脂溶液、カルボキシル基と反応しうる官能基を2個以上有する架橋剤(b)及び非水系二次電池用活物質(Y)を混合しながら有機溶剤を留去する樹脂被覆工程と、
前記非水系二次電池活物質被覆用樹脂と前記架橋剤(b)とを反応させる架橋工程とを有する非水系二次電池用被覆活物質の製造方法。
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