JP6572724B2 - 車両の燃料電池発電システム、車両、及び車両の燃料電池発電方法 - Google Patents

車両の燃料電池発電システム、車両、及び車両の燃料電池発電方法 Download PDF

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本発明は、内燃機関を動力源とする車両に、燃料を改質する燃料改質器と、空気を圧送する空気供給装置と、燃料改質器で改質された燃料と空気供給装置で圧送された空気の両方の供給を受けて発電する燃料電池とを備えた車両の燃料電池発電システム、車両、及び車両の燃料電池発電方法に関する。
近年、燃料電池で水素と酸素の化学反応によって発電した電気エネルギーを用いて、モーターを回転させて車両走行用の動力を得る燃料電池車両(FCV:Fuel Cell Vehicle)の研究開発が自動車業界で行われている。
一般に燃料電池では、空気が供給される空気極(カソード電極)と、燃料を燃料改質器等で改質することで得た水素が供給される燃料極(アノード電極)と、空気極と燃料極の間に挟み込まれたイオンのみを通過させる電解質と、この電解質の外部で空気極と燃料極を接続する外部電子回路を備えて単体セルを形成し、この単体セルをセパレータを介して複数重ね合わせる(スタック状態にする)ことで燃料電池が構成されている。
この燃料電池には、燃料や電解質等に応じて、固体高分子形(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)、りん酸型(PAFC:Phosphoric Acid Fuel Cell)、溶融炭酸塩形(MCFC:Molten Carbonate Fuel Cell)、固体酸化物形(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)等の複数の種類がある。
そして、固体酸化物形の燃料電池を用いた燃料電池発電システム(SOFCシステム)では、燃料極が備える触媒の作用により、水素(H2)を分解し、分解で生じた電子を外部電子回路を経由して空気極に移動することで発電する。また、分解で生じた水素イオンは電解質を通過して空気極に移動し、外部電子回路を経由して空気極に戻る電子とともに、空気極に供給される空気中の酸素と化学反応して水となる。この水は、上記の化学反応による発熱を伴って生成されるため、高温の水蒸気となっており、排気ガスと共に燃料電池から排出される。
なお、燃料電池に関する従来技術の例としては、例えば、水素ガス及び空気中の酸素ガスを燃料として電気化学的に反応させて電力を得る燃料電池と、この燃料電池に圧縮空気を送り込む圧縮機と、この圧縮機から燃料電池までを接続して燃料電池に圧縮空気を供給する圧縮空気供給流路と、この圧縮空気供給流路上に設けられ圧縮空気の温度を調節する熱交換器とを備えることを特徴とする燃料電池発電システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術に係る車両の燃料電池発電システム1Xは図5に示すように、燃料電池10と、この燃料電池10の空気極(カソード電極)に接続される空気供給通路14と、燃料電池10の燃料極(アノード電極)に接続される燃料供給通路とを有して構成される。この空気供給通路14には、上流側より順に、ブロワ(空気供給装置)11、エアーフィルタ12及び空気予熱器(熱交換器)13が設けられ、燃料供給通路には、上流側より順に燃料タンク15、圧力調整弁16及び燃料改質器17と、燃焼器18と、貯湯タンク19等が設けられている。
なお、ブロワ11による空気の供給圧力(昇圧力)は、ブロワ11と燃料電池10の空気極の間の経路に設けたエアーフィルタ12や空気予熱器13、燃料電池10での圧力損失を考慮して設定されるが、通常は、ブロワ11は低圧大容量タイプで、送風圧は、大気圧より5kPa〜15kPa程度高い圧力値に設定される。
この燃料電池発電システム(SOFCシステム)1Xの発電効率を向上させるための方法の一つとして、燃料電池10の空気極に供給する空気の圧力を上げることで、単体セルの発電力(起電力)を向上させる方法がある。そして、従来技術の燃料電池発電システム1Xにおいては、空気極へ供給される空気の経路は、上流のブロワ11から供給される空気供給通路14のみであり、空気極に供給する空気の圧力を上げるためには、空気をブロワ11で昇圧することになる。
しかしながら、この空気極に供給される空気量は非常に多く、大量の空気をブロワ11で昇圧すると、ブロワ11の圧縮仕事が非常に大きくなってしまうため、発電効率を向上しても、ブロワ11の消費電力を考慮すると、反って燃料電池発電システム1Xの発電効率の低下を招く虞がある。
特開2005−71764号公報
本発明は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料改質器と、空気供給装置と、燃料改質器で改質された燃料と空気供給装置で圧送された空気の両方の供給を受けて発電する燃料電池とを備えて構成される車両の燃料電池発電システムにおいて、車両の減速走行時の車軸の制動エネルギーを利用して、燃料電池に供給される空気圧を高めて発電効率を向上させたり、空気供給装置より圧送される空気の量を減少又はゼロにして空気供給装置を駆動するエネルギーを減少したりすることにより、燃料電池発電システム全体としてのエネルギー効率を高めることができる車両の燃料電池発電システム、車両、及び車両の燃料電池発電方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の車両の燃料電池発電システムは、燃料改質器と、空気供給装置と、前記燃料改質器で改質された燃料と前記空気供給装置で圧送された空気の両方の供給を受けて発電する燃料電池とを備えた車両の燃料電池発電システムにおいて、前記空気供給装置で圧送された空気を前記燃料電池に供給する空気供給通路に第2の空気供給通路が接続して設けられ、該第2の空気供給通路に、上流側より順に、前記車両の車軸に動力伝達機構を介して接続されて前記車軸の制動力で駆動する第2の空気供給装置と、該第2の空気供給装置により圧送された空気を蓄圧する空気蓄圧装置と、開閉弁が設けられるとともに、当該燃料電池発電システムを制御する制御装置が、前記車両の減速走行時には、前記車軸より前記動力伝達機構を介して伝達される制動エネルギーで前記第2の空気供給装置を作動させて前記空気蓄圧装置に空気を蓄圧し、前記車両の加速走行時または定速走行時には、前記燃料電池に対する要求発電力と前記空気蓄圧装置の蓄圧量のいずれか一方又は両方に基づいて、前記開閉弁の開閉制御と前記空気供給装置の作動制御を行うように構成される。
すなわち、車両の減速走行時に、従来技術では殆ど利用されることなく廃棄されていた車軸の制動エネルギーで第2の空気供給装置を作動させて、圧縮空気のエネルギーとして空気蓄圧装置に蓄圧し、車両の加速走行時または定速走行時に、車両の走行状況等に基づいて設定される燃料電池に対する要求発電力と空気蓄圧装置の蓄圧量のいずれか一方又は両方に基づいて、蓄圧した空気と空気供給装置より圧送される空気のいずれか一方または両方の空気を燃料電池に供給する。これにより、燃料電池に供給される空気圧を高めて発電効率を向上させたり、空気供給装置より圧送される空気の量を減少又はゼロにして空気供給装置を駆動するエネルギーを減少したりすることにより、燃料電池発電システム全体としてのエネルギー効率を高めることができる。
なお、燃料電池に供給される空気圧を高めると同じ燃料量でも発電効率が向上するので、空気蓄圧装置に蓄圧される空気の圧力、即ち、燃料電池に供給される空気の圧力は、空気供給装置より圧送される空気の圧力より大きな圧力値に設定されることが好ましい。ただし、同じ圧力の大きさであっても、空気供給装置から圧送される空気量を減少又はゼロにすることにより、空気供給装置に供給する駆動エネルギーを減少でき、また、空気供給装置の駆動状態を一時的に緩和することができるので、空気供給装置の耐久性を高めることができる。
したがって、この構成によれば、車両の車軸の制動エネルギーを利用して燃料電池の発電効率を向上させることができる。
また、上記の車両の燃料電池発電システムにおいて、前記制御装置が、前記車両の加速走行時または定速走行時に、前記燃料電池に対する要求発電力が予め設定された第1発電力未満である場合には、前記開閉弁を閉弁して前記空気供給装置からの空気のみを前記燃料電池に供給して発電する第1制御を行い、前記燃料電池に対する要求発電力が前記第1発電力以上である場合には、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を前記空気供給装置からの空気に加えて前記燃料電池に供給する第2制御を行うように構成されると、次のような効果を奏することができる。
つまり、燃料電池に対する要求発電力が大きくなったときに、空気蓄圧装置からの空気を空気供給装置からの空気に加えて燃料電池に供給するので、燃料電池の発電効率を向上させることができ、同じ燃料量でも発電量を増加でき、燃料電池に対して増加された要求発電力に効率よく対応することができる。
また、上記の車両の燃料電池発電システムにおいて、前記制御装置が、前記車両の加速走行時または定速走行時に、前記空気蓄圧装置の蓄圧量が予め設定された第1蓄圧量未満のときは、前記開閉弁を閉弁して前記空気供給装置からの空気のみを前記燃料電池に供給して発電する第1制御を行い、前記空気蓄圧装置の蓄圧量が前記第1蓄圧量以上で、かつ、予め設定され、前記第1蓄圧量より大きな値となる第2蓄圧量未満であるときは、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を前記空気供給装置からの空気に加えて前記燃料電池に供給する第2制御を行い、前記空気蓄圧装置の蓄圧量が前記第2蓄圧量以上であるときは、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を供給すると共に、前記空気供給装置からの空気の量を減少又はゼロにして前記燃料電池に供給する第3制御を行うように構成されると、次のような効果を奏することができる。
つまり、車両の減速走行時の制動エネルギーを有効利用して蓄圧した空気蓄圧装置における蓄圧量に応じて、燃料電池の発電効率を向上させたり、空気供給装置を低稼働にしたり、休止させたりすることができるので、燃料電池発電システムにおける全体としての発電効率を効率よく向上させることができる。
また、上記の目的を達成するための本発明の車両は上記の車両の燃料電池発電システムを搭載して構成され、上記の車両の燃料電池発電システムと同様の作用効果を奏することができる。
また、上記の目的を達成するための本発明の車両の燃料電池発電方法は、燃料電池を備え、該燃料電池で燃料改質器で改質された燃料と空気供給装置で圧送された空気の両方の供給を受けて発電する車両の燃料電池発電方法において、前記車両の減速走行時には、車軸より動力伝達機構を介して伝達される制動エネルギーで前記空気供給装置とは別の第2の空気供給装置を作動させて空気蓄圧装置に空気を蓄圧し、前記車両の加速走行時または定速走行時には、前記空気蓄圧装置に蓄圧された空気を開閉弁を備えた第2の空気供給通路を経由して前記燃料電池に供給する際に、前記燃料電池に対する要求発電力と前記空気蓄圧装置の蓄圧量のいずれか一方又は両方に基づいて、前記開閉弁の開閉制御と前記空気供給装置の作動制御を行うことを特徴とする方法である。
また、上記の車両の燃料電池発電方法において、前記車両の加速走行時または定速走行時に、前記燃料電池に対する要求発電力が予め設定された第1発電力未満である場合には、前記開閉弁を閉弁して前記空気供給装置からの空気のみを前記燃料電池に供給して発電する第1制御を行い、前記燃料電池に対する要求発電力が前記第1発電力以上である場合には、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を前記空気供給装置からの空気に加えて前記燃料電池に供給する第2制御を行う。
また、上記の車両の燃料電池発電方法において、前記車両の減速走行時に、前記車両の加速走行時または定速走行時に、前記空気蓄圧装置の蓄圧量が予め設定された第1蓄圧量未満のときは、前記開閉弁を閉弁して前記空気供給装置からの空気のみを前記燃料電池に供給して発電する第1制御を行い、前記空気蓄圧装置の蓄圧量が前記第1蓄圧量以上で、かつ、予め設定され、前記第1蓄圧量より大きな値となる第2蓄圧量未満であるときは、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を前記空気供給装置からの空気に加えて前記燃料電池に供給する第2制御を行い、前記空気蓄圧装置の蓄圧量が前記第2蓄圧量以上であるときは、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を供給すると共に、前記空気供給装置からの空気の量を減少又はゼロにして前記燃料電池に供給する第3制御を行う。
これらの方法によれば、上記の車両の燃料電池発電システムと同様の作用効果を奏することができる。
本発明の車両の燃料電池発電システム、車両、及び車両の燃料電池発電方法によれば、車両の減速走行時の車軸の制動エネルギーを利用して、燃料電池に供給される空気圧を高めて発電効率を向上させたり、空気供給装置より圧送される空気の量を減少又はゼロにして空気供給装置を駆動するエネルギーを減少したりすることにより、燃料電池発電システム全体としてのエネルギー効率を高めることができる。
本発明に係る実施の形態の車両の燃料電池発電システムの構成を示す図である。 本発明に係る実施の形態の車両の燃料電池発電方法において、車両の加速走行時または定速走行時における、燃料電池に対する要求発電力に関する制御フローを示す図である。 本発明に係る実施の形態の車両の燃料電池発電方法において、車両の加速走行時または定速走行時における、空気蓄圧装置の蓄圧量に関する制御フローを示す図である。 本発明に係る実施の形態の車両の燃料電池発電方法において、車両の減速走行時における、制御フローを示す図である。 従来技術に係る実施の形態の車両の燃料電池発電システムの構成を示す図である。
以下、本発明に係る実施の形態の車両の燃料電池発電システム、車両、及び車両の燃料電池発電方法について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明に係る実施の形態の車両は、後述する本発明に係る実施の形態の車両の燃料電池発電システム1を搭載して構成され、後述する車両の燃料電池発電システム1が奏する作用効果と同様の作用効果を奏することができる。
なお、走行用の内燃機関を搭載した車両では、通常は、エンジンの動力のみで走行して、燃料電池発電システム1で発電した電力は走行以外の用途、例えば、車両内部の照明のための電力等として用いられる。また、車両の燃料電池発電システム1の発電量が多い場合には車両の登坂時等で要求トルクが大きいときに、エンジンの動力の補助として、車両の燃料電池発電システム1で発電した電力で電動機などを使用して動力を加えると、エンジンの負荷を低減することができる。
図1に示すように、本発明に係る実施の形態の車両の燃料電池発電システム1は、燃料電池10と、この燃料電池10の空気極(カソード電極)に接続される空気供給通路14と、燃料電池10の燃料極(アノード電極)に接続される燃料供給通路とを有して構成される。この空気供給通路14には、上流側より順に、ブロワ(空気供給装置)11、エアーフィルタ12及び空気予熱器(熱交換器)13が設けられ、燃料供給通路には、上流側より順に燃料タンク15、圧力調整弁16及び燃料改質器17と、燃焼器18と、貯湯タンク19等が設けられている。
つまり、この車両の燃料電池発電システム1は、燃料改質器17と、ブロワ11と、燃料改質器17で改質された燃料Fとブロワ11で圧送された空気Aの両方の供給を受けて発電する燃料電池10とを備えて構成される。
そして、本発明においては、ブロワ11で圧送された空気Aを燃料電池10に供給する空気供給通路14に第2の空気供給通路20が接続して設けられる。この第2の空気供給通路20に、上流側より順に、車両の車軸30に動力伝達機構(ベルト機構、リンク機構等)31を介して接続されて車軸30の制動力で駆動するコンプレッサ(第2の空気供給装置)21と、このコンプレッサ21により圧送された空気A1を蓄圧する空気タンク(空気蓄圧装置)22と、開閉弁23が設けられる。
また、この空気タンク22に蓄圧された空気A1の一部を、車両のフットブレーキ等に用いられる圧縮空気として用いてもよく、この空気タンク22を、大型トラックや大型バスなどに設けているブレーキ用の圧縮空気タンクと兼用にしてもよい。
この燃料電池10は、空気(新気)Aを供給される空気極(カソード電極)と、燃料Fを燃料改質器16で改質することで得た水素Hを供給される燃料極(アノード電極)と、空気極と燃料極の間に挟み込まれたイオンのみを通過させる電解質と、この電解質の外部で空気極と燃料極を接続する外部電子回路を備えたものを単体セルとして、この単体セルをセパレータを介して複数重ね合わせて、即ち、スタック状態にして構成される。
そして、発電時では、ブロワ11からの空気Aを空気予熱器13で昇温してから燃料電池10に送ると共に、燃料タンク15の燃料Fを圧力調整弁16を経由して燃料改質器17に供給し、この燃料改質器17で燃料Fの改質で生じた水素Hを燃料電池10に供給して発電する。また、燃料電池10からの排気ガスGa1は、燃料電池10で消費されなかった不純物などを燃焼器18で燃焼し、その後の排気ガスGa2を燃料改質器17、空気予熱器13及び貯湯タンク19に送り、排気ガスGa2の熱で燃料改質器17、空気予熱器13及び貯湯タンク19を暖めてその排熱を回収している。
より詳細には、この燃料電池10の定格発電時では、燃料電池10の各単体セルにおいて、空気極に供給された空気A中の酸素が酸素イオン(O2-)に分解し、この酸素イオン(O2-)が電解質を経由して燃料極に移動する。燃料極で酸素イオン(O2-)は水素と電気化学的に反応して水を生成する。このときに放出される電子(2e-)によって発電する(H2+O2-→H2O+2e-)。
発電時に生成される水は、上記の化学反応による発熱を伴う高温の水蒸気であり、燃料電池10からの排気ガスGa1の一部として、燃料電池10より排出される。また、排気ガスGa1には、水蒸気の他に、未化学反応分の空気及び水素、燃料改質器17により改質されなかった燃料等が含まれるが、これらの水蒸気以外の成分については、燃料電池10より下流側でかつ燃料改質器17より上流側に配設される燃焼器18での燃焼により、二酸化炭素、二酸化窒素、水蒸気等になる。
なお、燃料改質器17の温度は、燃料Fを水素Hに改質するのに最適な温度、例えば、500〜600℃程度に維持するのが好ましく、また、空気予熱器13の温度は400〜500℃程度に維持するのが好ましい。なお、燃料電池10として固体酸化物形の燃料電池を用いる場合は、通常は、燃料Fとして主に都市ガスが用いられる。
また、ブロワ11による空気の供給圧力(昇圧力)は、ブロワ11と燃料電池10の空気極の間の経路に設けたエアーフィルタ12や空気予熱器13、燃料電池10での圧力損失を考慮して設定されるが、通常は、ブロワ11は低圧大容量タイプで、送風圧は、大気圧より5kPa〜15kPa程度高い圧力値に設定される。
更に、この車両の燃料電池発電システム1を制御する制御装置40が設けられる。この制御装置40は、車両のエンジン(内燃機関)(図示しない)の運転状態全般を制御するエンジンコントロールユニット(ECU)に組み込んでもよいし、独立して設けてもよい。
この燃料電池発電システム1を制御する制御装置40は、車両の減速走行時には、車軸30より動力伝達機構31を介して伝達される制動エネルギーEでコンプレッサ21を作動させて空気タンク22に空気A1を蓄圧し、車両の加速走行時または定速走行時には、燃料電池10に対する要求発電力Wtと空気タンク22の蓄圧量Vのいずれか一方又は両方に基づいて、開閉弁23の開閉制御とブロワ11の作動制御を行うように構成される。
すなわち、車両の減速走行時に、従来技術では殆ど利用されることなく廃棄されていた車軸30の制動エネルギーEでコンプレッサ21を作動させて、圧縮空気のエネルギーとして空気タンク22に蓄圧し、車両の加速走行時または定速走行時に、車両の走行状況等に基づいて設定される燃料電池10に対する要求発電力Wtと空気タンク11の蓄圧量Vのいずれか一方又は両方に基づいて、蓄圧した空気A1とブロワ11より圧送される空気Aのいずれか一方または両方の空気を燃料電池10に供給する。
これにより、燃料電池10に供給される空気圧を高めて発電効率を向上させたり、ブロワ11より圧送される空気Aの量を減少又はゼロにしてブロワ11を駆動するエネルギーを減少したりすることにより、燃料電池発電システム1全体としてのエネルギー効率を高めることができる。
なお、燃料電池10に供給される空気圧を高めると同じ燃料量でも発電効率が向上するので、空気タンク22に蓄圧される空気A1の圧力、即ち、燃料電池10に供給される空気A1の圧力は、ブロワ11より圧送される空気Aの圧力より大きな圧力値に設定されることが好ましい。
この燃料電池10に供給される空気圧を高める場合は、空気A1と空気Aの両方の空気を燃料電池10に供給するときには、空気A1の圧力が空気Aの圧力より高く、空気A1がブロワ11側に流入する虞があるため、開閉弁23より下流側の第2の空気供給通路20に空気Aを吸引するようなエゼクター等の吸引機構(図示しない)を設けて、この吸引機構により圧力の小さい空気Aを圧力の高い空気A1の流れに吸い込んで空気A1の高い圧力で燃料電池10に供給することが好ましい。
なお、空気タンク22より供給される空気A1の圧力とブロワ11より圧送される空気Aの圧力とは同じ圧力の大きさであっても、ブロワ11から圧送される空気量を減少又はゼロにすることにより、ブロワ11に供給する駆動エネルギーを減少でき、また、ブロワ11の駆動状態を一時的に緩和することができるので、ブロワ11の耐久性を高めることができる。したがって、車両の車軸30の制動エネルギーを利用して燃料電池10の発電効率を向上させることができる。
この燃料電池10に供給される空気圧を高めない場合は、空気A1と空気Aの両方の空気を燃料電池10に供給するときには、空気A1の圧力が空気Aの圧力より高く、空気A1がブロワ11側に流入する虞があるため、開閉弁23より下流側の第2の空気供給通路20に調圧弁(図示しない)を設けて、この調圧弁により空気A1の圧力を空気Aの圧力と同程度まで減圧することが好ましい。
また、制御装置40は、車両の加速走行時または定速走行時に、燃料電池10に対する要求発電力Wtが予め設定された第1発電力W1未満である場合には、開閉弁23を閉弁してブロワ11からの空気Aのみを燃料電池10に供給して発電する第1制御を行い、燃料電池10に対する要求発電力Wtが第1発電力W1以上である場合には、開閉弁23を開弁して空気タンク22からの空気A1をブロワ11からの空気Aに加えて燃料電池10に供給する第2制御を行うように構成されることが好ましい。
これにより、燃料電池10に対する要求発電力Wtが大きくなったときに、空気タンク22からの空気A1をブロワ11からの空気Aに加えて燃料電池10に供給するので、燃料電池10の発電効率を向上させることができ、同じ燃料量でも発電量Wを増加でき、燃料電池10に対して増加された要求発電力Wtに効率よく対応することができるようになる。
また、制御装置40は、車両の加速走行時または定速走行時に、空気タンク22の蓄圧量Vが予め設定された第1蓄圧量V1未満のときは、開閉弁23を閉弁してブロワ11からの空気Aのみを燃料電池10に供給して発電する第1制御を行い、空気タンク22の蓄圧量Vが第1蓄圧量V1以上で、かつ、予め設定され、第1蓄圧量V1より大きな値となる第2蓄圧量V2未満であるときは、開閉弁23を開弁して空気タンク22からの空気A1をブロワ11からの空気Aに加えて燃料電池10に供給する第2制御を行い、空気タンク22の蓄圧量Vが第2蓄圧量V2以上であるときは、開閉弁23を開弁して空気タンク22からの空気A1を供給すると共に、ブロワ11からの空気Aの量を減少又はゼロにして燃料電池10に供給する第3制御を行うように構成されることが好ましい。
これにより、車両の減速走行時の制動エネルギーEを有効利用して蓄圧した空気タンク22における蓄圧量Vに応じて、燃料電池10の発電効率を向上させたり、ブロワ11を低稼働にしたり、休止させたりすることができるので、燃料電池発電システム1における全体としての発電効率を効率よく向上させることができるようになる。
また、図1に示すように、車軸30と動力伝達機構31の間に、または、動力伝達機構31とコンプレッサ21の間に(図1の位置)、クラッチ(動力断接装置)32を設けて構成し、制御装置40が、車両の減速走行時に、空気タンク22の蓄圧量Vが、予め設定され、かつ、第2蓄圧量V2より大きな値の第3蓄圧量V3未満であるときには、クラッチ32を接状態として、コンプレッサ21を作動させるとともに、第3蓄圧量V3以上であるときには、クラッチ32を断状態として、コンプレッサ21を停止させる制御を行うように構成することが好ましく、これにより、空気タンク22に蓄圧される空気A1のオーバーフローを防止しながら、車両の減速走行時の制動エネルギーEを効率よく有効利用することができるようになる。
次に、上記の車両の燃料電池発電システム1を用いた、本発明の車両の燃料電池発電方法について、図2〜図4の制御フローを参照しながら説明する。図2及び図3の制御フローは、車両の加速走行時または定速走行時に、制御時間毎に上級の制御フローから呼ばれて実施され、実施後に、上級の制御フローに戻る制御フローであり、車両が加速走行または定速走行している限り、繰り返し呼ばれる制御フローとして示している。
図4の制御フローは、車両の減速走行時に、制御時間毎に上級の制御フローから呼ばれて実施され、実施後に、上級の制御フローに戻る制御フローであり、車両が減速走行している限り、繰り返し呼ばれる制御フローとして示している。
なお、この図2〜図4の制御フローに基づく制御の途中で、エンジンが運転停止するとき等では、割り込みが生じて、リターンに行って上級の制御フローに戻り、この上級の制御フローの終了と共に終了する。
図2の制御フローについて説明する。車両が加速走行または定常走行しており、図2の制御フローがスタートすると、ステップS11にて、燃料電池10に対する要求発電力Wtが予め設定された第1発電力W1未満であるか否かを判定する。要求発電力Wtが第1発電力W1未満であるとき(YES)は、燃料電池10に対する要求発電力Wtが低く、ブロワ11からの空気Aのみを燃料電池10に供給しても、燃料電池10の発電効率を維持することができると判定して、ステップS12に進む。このステップS12では、開閉弁23を閉弁して、ブロワ11を作動させる第1制御を行い、ブロワ11より圧送される空気Aのみを燃料電池10に供給する。ステップS12の制御を行った後、リターンして、上級の制御フローに戻る。
一方、ステップS11にて、要求発電力Wtが第1発電力W1以上であるとき(NO)は、燃料電池10に対する要求発電力Wtが高く、ブロワ11からの空気Aのみを燃料電池10に供給しているだけでは、燃料電池10の発電量が足りないと判定して、ステップS13に進む。ステップS13にて、開閉弁23を開弁して空気タンク22からの空気A1をブロワ11からの空気Aに加えて、燃料電池10に供給する第2制御を行い、燃料電池10における発電効率を高め、要求発電力Wtを発電する。ステップS13の制御を行った後、リターンして、上級の制御フローに戻る。
次に、図3の制御フローについて説明する。車両が加速走行または定常走行しており、図3の制御フローがスタートすると、ステップS21にて、空気タンク22の蓄圧量Vが予め設定された第1蓄圧量V1未満であるか否かを判定する。この判定は、ブロワ11からの空気Aの量をアシストして、燃料電池10を高効率で発電させることができる十分な第1蓄圧量V以上になっているか否かの判定である。
空気タンク22の蓄圧量Vが第1蓄圧量V1未満のとき(YES)は、燃料電池10に供給するのに必要十分な量の空気A1が空気タンク22に蓄圧されていないと判定して、ステップS23に進む。このステップS23では、開閉弁23を閉弁して、ブロワ11を作動させ、ブロワ11からの空気Aのみを燃料電池10に供給して発電する第1制御を行う。ステップS23の制御を行った後、リターンして、上級の制御フローに戻る。
一方、ステップS21にて、空気タンク22の蓄圧量Vが第1蓄圧量V1以上であるとき(NO)は、燃料電池10に供給するのに必要十分な量の空気A1が空気タンク22に蓄圧されていると判定して、ステップS22に進む。そして、ステップS22にて、予め設定され、第1蓄圧量V1より大きな値となる第2蓄圧量V2未満であるか否かを判定する。この判定は、ブロワ11からの空気Aの量を減少またはゼロにしても、燃料電池10を高効率で発電させることができる十分な第2蓄圧量V以上になっているか否かの判定である。
ステップS22にて、空気タンク22の蓄圧量Vが第1蓄圧量V1以上で、かつ、第2蓄圧量V2未満であるとき(YES)は、ステップS24に進む。ステップS24にて、開閉弁23を開弁して空気タンク22からの空気A1をブロワ11からの空気Aに加えて燃料電池10に供給する第2制御を行い、燃料電池10における発電効率を高める。ステップS24の制御を行った後、リターンして、上級の制御フローに戻る。
一方、ステップS22にて、空気タンク22の蓄圧量Vが第2蓄圧量V2以上であるとき(NO)は、ステップS25に進む。ステップS25にて、空気タンク22の蓄圧量Vが第2蓄圧量V2以上であるときは、開閉弁23を開弁して空気タンク22からの空気A1を供給すると共に、ブロワ11からの空気Aの量を減少又はゼロにして燃料電池10に供給する第3制御を行う。これによりブロワ11の負担を軽くする。ステップS25の制御を行った後、リターンして、上級の制御フローに戻る。
図4の制御フローについて説明する。車両が減速走行しており、図4の制御フローがスタートすると、ステップS31にて、空気タンク22の蓄圧量Vが予め設定され、かつ、第2蓄圧量V2より大きな値の第3蓄圧量V3未満であるか否かを判定する。蓄圧量Vが第3蓄圧量V3未満であるとき(YES)は、ステップS32に進み、ステップS32にて、クラッチ32を接状態として、コンプレッサ21を作動させる制御を行い、空気タンク22への蓄圧を実施する。蓄圧量Vが第3蓄圧量V3以上であるとき(NO)は、ステップS33に進み、ステップS33にて、クラッチ32を断状態として、コンプレッサ21を停止させる制御を行い、空気タンク22への蓄圧を行わない。そして、ステップS32、S33の制御を行った後、リターンして、上級の制御フローに戻る。
次に、本発明に係る実施の形態の車両の燃料電池発電方法について説明する。この方法は、燃料電池10を備え、この燃料電池10で燃料改質器17で改質された燃料Hとブロワ11で圧送された空気Aの両方の供給を受けて発電する車両の燃料電池発電方法である。
この方法において、車両の減速走行時には、車軸30より動力伝達機構31を介して伝達される制動エネルギーEでコンプレッサを作動させて空気タンク22に空気A1を蓄圧し、車両の加速走行時または定速走行時には、空気タンク22に蓄圧された空気A1を開閉弁23を備えた第2の空気供給通路20を経由して燃料電池10に供給する際に、燃料電池10に対する要求発電力Wtと空気タンク22の蓄圧量Vのいずれか一方又は両方に基づいて、開閉弁23の開閉制御とブロワ11の作動制御を行う。
また、上記の車両の燃料電池発電方法において、車両の加速走行時または定速走行時に、燃料電池10に対する要求発電力Wtが予め設定された第1発電力W1未満である場合には、開閉弁23を閉弁してブロワ11からの空気Aのみを燃料電池10に供給して発電する第1制御を行い、燃料電池10に対する要求発電力Wtが第1発電力W1以上である場合には、開閉弁23を開弁して空気タンク22からの空気A1をブロワ11からの空気Aに加えて燃料電池10に供給する第2制御を行う。
また、上記の車両の燃料電池発電方法において、車両の加速走行時または定速走行時に、空気タンク22の蓄圧量Vが予め設定された第1蓄圧量V1未満のときは、開閉弁23を閉弁してブロワ11からの空気Aのみを燃料電池10に供給して発電する第1制御を行い、空気タンク22の蓄圧量Vが第1蓄圧量V1以上で、かつ、予め設定され、第1蓄圧量V1より大きな値となる第2蓄圧量V2未満であるときは、開閉弁23を開弁して空気タンク22からの空気A1をブロワ11からの空気Aに加えて燃料電池10に供給する第2制御を行い、空気タンク22の蓄圧量Vが第2蓄圧量V2以上であるときは、開閉弁23を開弁して空気タンク22からの空気A1を供給すると共に、ブロワ11からの空気Aの量を減少又はゼロにして燃料電池10に供給する第3制御を行う。
本発明の車両の燃料電池発電システム1、車両、及び車両の燃料電池発電方法によれば、車両の減速走行時の車軸30の制動エネルギーEを利用して、燃料電池10に供給される空気圧を高めて発電効率を向上させたり、ブロワ11より圧送される空気Aの量を減少又はゼロにしてブロワ11を駆動するエネルギーを減少したりすることにより、燃料電池発電システム1全体としてのエネルギー効率を高めることができる。
1、1X 車両の燃料電池発電システム
10 燃料電池
11 ブロワ(空気供給装置)
12 エアーフィルタ
13 空気予熱器
14 空気供給通路
15 燃料タンク
16 圧力調整弁
17 燃料改質器
18 燃焼器
19 貯湯タンク
20 第2の空気供給通路
21 コンプレッサ(第2の空気供給装置)
22 空気タンク(空気蓄圧装置)
23 開閉弁
30 車軸
31 動力伝達機構
32 クラッチ(動力断接装置)
40、40X 制御装置
A 空気(新気)
A1 圧縮空気
F 燃料
H 水素
Ga1、Ga2 排気ガス
E 車両の制動エネルギー
Wt 要求発電力
W1、W2 発電力
V、V1、V2、V3 蓄圧量

Claims (7)

  1. 燃料改質器と、空気供給装置と、前記燃料改質器で改質された燃料と前記空気供給装置で圧送された空気の両方の供給を受けて発電する燃料電池とを備えた車両の燃料電池発電システムにおいて、
    前記空気供給装置で圧送された空気を前記燃料電池に供給する空気供給通路に第2の空気供給通路が接続して設けられ、
    該第2の空気供給通路に、上流側より順に、前記車両の車軸に動力伝達機構を介して接続されて前記車軸の制動力で駆動する第2の空気供給装置と、該第2の空気供給装置により圧送された空気を蓄圧する空気蓄圧装置と、開閉弁が設けられるとともに、
    当該燃料電池発電システムを制御する制御装置が、
    前記車両の減速走行時には、前記車軸より前記動力伝達機構を介して伝達される制動エネルギーで前記第2の空気供給装置を作動させて前記空気蓄圧装置に空気を蓄圧し、
    前記車両の加速走行時または定速走行時には、前記燃料電池に対する要求発電力と前記空気蓄圧装置の蓄圧量のいずれか一方又は両方に基づいて、前記開閉弁の開閉制御と前記空気供給装置の作動制御を行うように構成される車両の燃料電池発電システム。
  2. 前記制御装置が、
    前記車両の加速走行時または定速走行時に、
    前記燃料電池に対する要求発電力が予め設定された第1発電力未満である場合には、前記開閉弁を閉弁して前記空気供給装置からの空気のみを前記燃料電池に供給して発電する第1制御を行い、
    前記燃料電池に対する要求発電力が前記第1発電力以上である場合には、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を前記空気供給装置からの空気に加えて前記燃料電池に供給する第2制御を行うように構成される請求項1に記載の車両の燃料電池発電システム。
  3. 前記制御装置が、
    前記車両の加速走行時または定速走行時に、
    前記空気蓄圧装置の蓄圧量が予め設定された第1蓄圧量未満のときは、前記開閉弁を閉弁して前記空気供給装置からの空気のみを前記燃料電池に供給して発電する第1制御を行い、
    前記空気蓄圧装置の蓄圧量が前記第1蓄圧量以上で、かつ、予め設定され、前記第1蓄圧量より大きな値となる第2蓄圧量未満であるときは、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を前記空気供給装置からの空気に加えて前記燃料電池に供給する第2制御を行い、
    前記空気蓄圧装置の蓄圧量が前記第2蓄圧量以上であるときは、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を供給すると共に、前記空気供給装置からの空気の量を減少又はゼロにして前記燃料電池に供給する第3制御を行うように構成される請求項1に記載の車両の燃料電池発電システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両の燃料電池発電システムを搭載したことを特徴とする車両。
  5. 燃料電池を備え、該燃料電池で燃料改質器で改質された燃料と空気供給装置で圧送された空気の両方の供給を受けて発電する車両の燃料電池発電方法において、
    前記車両の減速走行時には、車軸より動力伝達機構を介して伝達される制動エネルギーで前記空気供給装置とは別の第2の空気供給装置を作動させて空気蓄圧装置に空気を蓄圧し、
    前記車両の加速走行時または定速走行時には、前記空気蓄圧装置に蓄圧された空気を開閉弁を備えた第2の空気供給通路を経由して前記燃料電池に供給する際に、前記燃料電池に対する要求発電力と前記空気蓄圧装置の蓄圧量のいずれか一方又は両方に基づいて、前記開閉弁の開閉制御と前記空気供給装置の作動制御を行うことを特徴とする車両の燃料電池発電方法。
  6. 前記車両の加速走行時または定速走行時に、
    前記燃料電池に対する要求発電力が予め設定された第1発電力未満である場合には、前記開閉弁を閉弁して前記空気供給装置からの空気のみを前記燃料電池に供給して発電する第1制御を行い、
    前記燃料電池に対する要求発電力が前記第1発電力以上である場合には、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を前記空気供給装置からの空気に加えて前記燃料電池に供給する第2制御を行うように構成される請求項5に記載の車両の燃料電池発電方法。
  7. 前記車両の加速走行時または定速走行時に、
    前記空気蓄圧装置の蓄圧量が予め設定された第1蓄圧量未満のときは、前記開閉弁を閉弁して前記空気供給装置からの空気のみを前記燃料電池に供給して発電する第1制御を行い、
    前記空気蓄圧装置の蓄圧量が前記第1蓄圧量以上で、かつ、予め設定され、前記第1蓄圧量より大きな値となる第2蓄圧量未満であるときは、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を前記空気供給装置からの空気に加えて前記燃料電池に供給する第2制御を行い、
    前記空気蓄圧装置の蓄圧量が前記第2蓄圧量以上であるときは、前記開閉弁を開弁して前記空気蓄圧装置からの空気を供給すると共に、前記空気供給装置からの空気の量を減少又はゼロにして前記燃料電池に供給する第3制御を行う請求項5に記載の車両の燃料電池発電方法。
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