JP6576643B2 - 揮発性閉鎖空間防害虫剤 - Google Patents

揮発性閉鎖空間防害虫剤 Download PDF

Info

Publication number
JP6576643B2
JP6576643B2 JP2015023515A JP2015023515A JP6576643B2 JP 6576643 B2 JP6576643 B2 JP 6576643B2 JP 2015023515 A JP2015023515 A JP 2015023515A JP 2015023515 A JP2015023515 A JP 2015023515A JP 6576643 B2 JP6576643 B2 JP 6576643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
closed space
volatile
alcohol
octanol
hexanol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015023515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016145176A (ja
Inventor
真人 川上
真人 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN PERFUMERY HOLDINGS CO., LTD.
Original Assignee
RIKEN PERFUMERY HOLDINGS CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIKEN PERFUMERY HOLDINGS CO., LTD. filed Critical RIKEN PERFUMERY HOLDINGS CO., LTD.
Priority to JP2015023515A priority Critical patent/JP6576643B2/ja
Publication of JP2016145176A publication Critical patent/JP2016145176A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6576643B2 publication Critical patent/JP6576643B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

本発明は、閉鎖空間で使用して害虫を駆除する揮発性閉鎖空間防害虫剤に関するものである。
ダニ、蚊、アリ等の害虫の忌避や駆除に関する研究開発は活発に行われており、これまでに多くの種類の害虫忌避剤、駆除剤又は殺虫剤が開発されている。しかし、これらの害虫忌避剤等の有効成分として使用されている化合物は、害虫駆除効果が弱い場合がある、人体に悪影響を及ぼす場合がある等、問題のあるものが多かった。
安全性が高く、速効性があるとして、ピレスロイド系化合物を有効成分として含有する害虫防除剤又は殺生物剤が多く開発されている(特許文献1及び2)。しかし、近年ピレスロイド系化合物に耐性を示す害虫が出現するようになり問題となっている。
また、特許文献3には、精油を有効成分として含有する害虫駆除剤が開示されている。精油は植物から得られる芳香のある揮発性の油であり、香りもよく、安全性が高い。また、スプレー等の噴霧により直接害虫に接触させる必要がなく、精油を含有する害虫駆除剤の研究開発は活発に進められている一方、害虫駆除効果が弱いことが問題である。
また、特許文献4には、ケトン類、エステル類、アルコール類等を有効成分として含有する昆虫防除剤が開示されている。列挙されている有効成分には安全な物質もあるが、特許文献4の実施例では、試験化合物(有効成分)の蒸気により、すなわち揮発した有効成分により、害虫(ショウジョウバエ)が忌避できたとは言い切れない。
また、特許文献4の実施例等で確認された効果は、「昆虫の忌避」に限られている。
従って、有効成分の蒸気により害虫を駆除できる、「揮発性であって閉鎖空間で使用して防害虫効果のある剤」は、スプレー等の噴霧により直接害虫に接触させる必要がないため、その開発が望まれている。
また、忌避に限らず殺虫もでき、昆虫綱に属する害虫に限らず、例えば、ダニ、ツツガムシ等のクモ綱に属する害虫に対しても有効で、また、安全な有効成分を含む揮発性閉鎖空間防害虫剤の開発が望まれている。
特開2014−156463号公報 特開2013−095744号公報 特開平11−060421号公報 特開2013−177342号公報
本発明は上記背景技術に鑑みてなされたものであり、その課題は、安心かつ安全である有効成分を含有し、屋内や収納空間等の閉鎖空間で十分効果を発揮する防害虫剤を提供することを目的とする。
本発明者は、前記の問題点や課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の化合物を有効成分として含有することにより、閉鎖空間内の害虫を駆除することができることを見出した。
更に、上記特定の化合物と特定の化合物群から選ばれた化合物を混合して用いることによって、該化合物同士の相乗作用により、優れた害虫駆除効果を発揮することを見出して、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、8個の炭素原子、1個の酸素原子、及び、水素原子のみからなる脂肪族飽和1価アルコールを有効成分として含有し、閉鎖空間で使用して害虫を駆除するものであることを特徴とする揮発性閉鎖空間防害虫剤を提供するものである。
また、本発明は、上記揮発性閉鎖空間防害虫剤を担持体に担持させてなるものであることを特徴とする固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記揮発性閉鎖空間防害虫剤を含有することを特徴とする液体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物又は液体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物を、1×10−3以上1×10以下の閉鎖空間に常温で揮散させることを特徴とする害虫を駆除する方法を提供するものである。
本発明によれば、上記課題を解決し、安心かつ安全である有効成分を含有する揮発性閉鎖空間防害虫剤を提供できる。また、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、持続性に優れて、長期間効果を発揮することができる。
また、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、有効成分が揮発することによって生じた蒸気によって防害虫効果を発揮するので、スプレー等で直接害虫に該揮発性閉鎖空間防害虫剤を触れさせる必要がない。また、該揮発性閉鎖空間防害虫剤は常温で使用することができ、加熱等する必要がないため、使用方法や使用用途が広がる。また、加温、超音波照射等をすることにより効果を早めることも可能である。
更に、スプレー剤等の噴霧装置を用いると、閉鎖空間内の狭い空間等までに十分有効成分を行き渡らせることは容易ではないが、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、揮発した有効成分の蒸気により、閉鎖空間の隅々にまでかつ十分に防害虫効果を発揮することができ、該閉鎖空間内に存在する食品、衣類、家具、家屋等を保護することができる。
また、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、昆虫を忌避することにとどまらず、殺虫もでき、昆虫綱に属する害虫に限らず、例えば、マダニ、イエダニ、ツツガムシ、ケダニ、ハダニ、コナダニ等のクモ綱ダニ目に属する害虫;ヤスデ、ムカデ、ダンゴムシ等の人間に不快感を与える不快害虫に対しても有効である。
また、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、害虫駆除効果が十分にあるにもかかわらず、人体に悪影響を及ぼす場合が少ない。
また、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、「鎖状モノテルペンアルコール、環状モノテルペンアルコール及び環状モノテルペンケトンよりなる群から選択される少なくとも1種の化合物」と併用することによって、特異的に種々の相乗効果を発揮し易い。
例えば、併用したときの合計の揮発量(蒸発量)が、それぞれを単独使用したときの揮発量(蒸発量)よりも少なくできる;揮発量(蒸発量)を調整できる;多種の害虫に効果を発揮するようにできる;等の併用効果を発揮させ易いという有利な効果を奏する。
また、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、担持体に担持させて「固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物」として使用すると特に効果を発揮する。
本発明の固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物は、上記揮発性閉鎖空間防害虫剤が担持されているので、閉鎖空間の適当な箇所に設置するという簡単なステップにより、目的の場所の害虫を駆除することができる。
また、本発明の害虫を駆除する方法は、気化した有効成分によって害虫を駆除するので、使用したいスペースの大きさ等に関わらず、閉鎖空間全体かつ隅々に渡って害虫を駆除することができる。
以下、本発明について説明するが、本発明は、以下の具体的形態に限定されるものではなく、技術的思想の範囲内で任意に変形することができる。
<揮発性閉鎖空間防害虫剤>
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、8個の炭素原子、1個の酸素原子、及び、水素原子のみからなる脂肪族1価アルコールを有効成分として含有し、閉鎖空間で使用して害虫を駆除するものであることを特徴とする。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、有効成分が常温で揮発して気体となり、該気体により防害虫効果を発揮する。すなわち、該揮発性閉鎖空間防害虫剤自体を直接害虫に接触させることにより、防害虫効果を発揮するのではなく、該揮発性閉鎖空間防害虫剤に含まれる有効成分の揮発により生じた蒸気(気体)が害虫に作用することにより、防害虫効果が発揮される。
本発明において「閉鎖空間」とは、「一定期間開放されない空間」を指す。具体的には、家屋、建物内等の屋内;貨物車、船、飛行機、電車等の乗り物内;タンス、クローゼット、押し入れ、倉庫、靴箱、コンテナ等の収納場所;等が挙げられる。
本発明において「駆除」は、「忌避、防虫及び殺虫」という意味を含む。すなわち、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、閉鎖空間内の害虫を「閉鎖空間内から忌避させる」、「閉鎖空間内への侵入を防止する」及び/又は「殺す」ことができる。
また、本発明において、「防害虫効果」とは、「害虫を忌避させる効果」、「目的の場所への害虫の侵入を防止する効果」及び/又は「害虫を殺す効果」という意味を含む。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、害虫の駆除を目的に使用される。該害虫には、薬事法で規定されている「衛生害虫」及び衛生害虫以外の「不快害虫」が含まれる。また、これらには成虫のみならず幼虫も含まれる。
衛生害虫の例としては、ハエ、蚊、ブユ、ノミ、シラミ、ゴキブリ、イエダニ、屋内塵性ダニ類等が挙げられる。
不快害虫の例としては、アリ、ヤスデ、ダンゴムシ、ムカデ、クモ、ワラジムシ、カメムシ、チョウバエ等が挙げられる。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、不快害虫の駆除に用いられることが好ましい。
また、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、木材害虫、衣服害虫、食品害虫、文化財害虫、家屋害虫及び/又はペット害虫の駆除に用いられることが好ましい。
木材害虫の例としては、キクイムシ、カミキリムシ、バンムシ、シロアリ、ナガシンクイムシ、ヒラタキクイムシ等が挙げられる。
衣服(繊維)害虫の例としては、カツオブシムシ、イガ、コイガ等が挙げられる。
食品害虫の例として、コナダニ、イガ、コイガ、ノシメマダラメイガ、コクヌスト、コクゾウムシ、ガ、ダニ、チャテムシ、ゴキブリ、アリ、バンムシ等が挙げられる。
文化財害虫の例としては、バンムシ、カツオブシムシ、チャタテムシ、コクゾウムシ、ヒラタキクイムシ、ナガシンクイムシ、シミ、ヒョウンムシ、シロアリ等が挙げられる。
家屋(建築)害虫の例としては、シロアリ、ヒメスカミキリ、バンムシ、ヤスデ、シミ、イガ、カツオブシムシ、チョウバエ等が挙げられる。
ペット害虫の例としては、ノミ、ダニ、ワクモ、蚊等が挙げられる。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、ゴキブリ、ダニ、イガ、コイガ、蚊、アリ、シバンムシ、ヤスデ、キクイムシ、ナガシンクイムシ、カミキリムシ、シロアリ、カツオブシムシ、コクヌスト、コクゾウムシ、甲虫、チャテムシ、シミ又はノミの駆除に使用することがより好ましく、ダニ、コイガ又はヤスデに使用することが特に好ましい。使用対象には、成虫のみならず幼虫も含まれる。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤の有効成分である脂肪族1価アルコールは、8個の炭素原子、1個の酸素原子、及び、水素原子のみからなる。以下、これを単に「C脂肪族1価アルコール」と略記する場合がある。
具体的には、n−オクタノール等の直鎖飽和アルコール;1−メチル−1−ヘプタノール(2−オクタノール)、5−メチル−1−ヘプタノール、2−メチル−2−ヘプタノール、5−メチル−2−ヘプタノール、6−メチル−2−ヘプタノール、3−メチル−3−ヘプタノール、5−メチル−3−ヘプタノール、6−メチル−3−ヘプタノール、4−メチル−4−ヘプタノール、1−エチル−1−ヘキサノール(3−オクタノール)、2−エチル−1−ヘキサノール、1−プロピル−1−ペンタノール(4−オクタノール)、2,3−ジメチル−2−ヘキサノール、2,5−ジメチル−2−ヘキサノール、2,2−ジメチル−3−ヘキサノール、2,5−ジメチル−3−ヘキサノール、3,4−ジメチル−3−ヘキサノール、3,5−ジメチル−3−ヘキサノール等の分岐鎖飽和アルコール;2−エチルシクロヘキサノール、4−エチルシクロヘキサノール、2,3−ジメチルシクロヘキサノール、2,5−ジメチルシクロヘキサノール、2,6−ジメチルシクロヘキサノール、3,4−ジメチルシクロヘキサノール、3,5−ジメチルシクロヘキサノール等の環状アルコール;1−オクテン−3−オール、trans−2−オクテン−1−オール、cis−3−オクテン−1−オール、trans−3−オクテン−2−オール、cis−5−オクテン−1−オール、7−オクテン−1−オール等の不飽和アルコール、等が挙げられる。
これらから選ばれる1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
中でも、十分に防害虫効果を発揮する、安価に手に入る、合成が容易である等の点で、該C脂肪族1価アルコールが、n−オクタノール、1−メチル−1−ヘプタノール、1−エチル−1−ヘキサノール、1−プロピル−1−ペンタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、2−エチルシクロヘキサノール、4−エチルシクロヘキサノール、2,3−ジメチルシクロヘキサノール、2,5−ジメチルシクロヘキサノール、2,6−ジメチルシクロヘキサノール、3,4−ジメチルシクロヘキサノール、3,5−ジメチルシクロヘキサノール、1−オクテン−3−オール、trans−2−オクテン−1−オール、cis−3−オクテン−1−オール又はcis−5−オクテン−1−オールが好ましく、n−オクタノール、1−メチル−1−ヘプタノール、1−エチル−1−ヘキサノール、1−プロピル−1−ペンタノール又は2−エチルシクロヘキサノールがより好ましく、上記点等から、n−オクタノール、1−メチル−1−ヘプタノール、2−エチル−1−ヘキサノール又は2−エチルシクロヘキサノールが特に好ましい。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、上記成分であるC脂肪族1価アルコールに加えて、後述する「その他の成分」を含有することができる。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤の有効成分である上記C脂肪族1価アルコールの、揮発性閉鎖空間防害虫剤全体に対する含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。揮発性閉鎖空間防害虫剤全体を100質量部としたときに、0.1〜100質量部の含量で配合することが好ましく、1〜95質量部の含量で配合することが好ましく、2〜80質量部の含量で配合することが特に好ましく、5〜70質量部の含量で配合することが更に好ましい。
特許文献4では、上記した通り、試験化合物(有効成分)が揮散した蒸気により昆虫(ショウジョウバエ)が忌避できたとは言い切れない。
特許文献4の実施例では、ショウジョウバエは、直径8mmの入り口を通って、バイアル中に入ることができる仕組みになっており、バイアルの入口の内側には試験化合物を浸漬した濾紙(2cm×2cm)が設置されている。
直径8mmであるとショウジョウバエの翅や脚が入口の濾紙に接触すると考えられる。つまり、一度試験化合物が存在するバイアルの入口を通過しようとしたときに、試験化合物に接触することにより忌避反応を示し、エタノールのみのもう一方のバイアルの入り口へ向かったと考えられる。
従って、特許文献4では空間防虫効果を検証しているわけではない。すなわち特許文献4には、有効成分の蒸気を閉鎖空間に揮散させ害虫を駆除する揮発性閉鎖空間防害虫剤については記載がない。
しかも、特許文献4では、昆虫(ショウジョウバエ)が、試験化合物を浸漬した濾紙が設置されているバイアルを忌避してもう一方のバイアルに入ったということしか確認されておらず、昆虫を殺傷・駆除する効果は全く確認されていない。
また、実施例は昆虫であるショウジョウバエに限られ、ゴキブリ、アリ、ノミ、イガ、コイガ、カツオブシムシ等の他の昆虫;マダニ、イエダニ、ツツガムシ、ケダニ、ハダニ、コナダニ等のクモ綱に属する害虫;ヤスデ、ムカデ、ダンゴムシ等の人間に不快感を与える不快害虫に対しては、殺傷・駆除する効果はおろか忌避する効果すら確認されていない。
また、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、限定されるわけではないが、「鎖状モノテルペンアルコール、環状モノテルペンアルコール及び環状モノテルペンケトンよりなる群から選択される少なくとも1種の化合物」を含有していることが好ましい。以下、この「 」内を「併用化合物」と略記する場合がある。
鎖状モノテルペンアルコールの例としては、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、ジヒドロリナロール、ムゴール、ミルセノール、ジヒドロミルセノール、オシメノール、ラバンジュロール等が挙げられる。
環状モノテルペンアルコールの例としては、イソプレゴール、メントール、テルピネオール、ジヒドロテルピネオール、テルピネオール−4、カルベオール、ジヒドロカルベオール、ペリラアルコール、ミルテノール、ピノカルベオール、フェンキルアルコール、ボルネオール、イソボルネオール、ツヤノール等が挙げられる。
環状モノテルペンケトンの例としては、カルボン、メントン、カンファ、ピペリトン、フェンコン等が挙げられる。
これらから選ばれる1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
中でも、揮発性閉鎖空間防害虫剤に含まれる有効成分である、C脂肪族1価アルコールと優れた相乗作用を示し、十分かつ持続的に防害虫効果を発揮する点で、併用化合物は、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、ミルセノール、メントール、テルピネオール、カルベオール、ペリラアルコール、ミルテノール、ボルネオール、イソボルネオール、カルボン、メントン又はカンファが好ましく、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、メントール、テルピネオール、カルボン又はカンファがより好ましく、ネロール、メントール、カルボン又はカンファが特に好ましい。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、前記C脂肪族1価アルコールと上記併用化合物とを組み合わせて使用することによって、特異的に幾つかの相乗効果を発揮し易い。
例えば、併用したときの合計の揮発量・蒸発量(使用量)が、それぞれを単独使用したときの揮発量・蒸発量(使用量)よりも少なくできる;揮発量(蒸発量)を調整できるため臭いが強くならない;芳香を加える等して臭質を調整できる;多種の害虫に効果を発揮するようにできる;防害虫効果が低い化合物で増量して使用し易くできる;衣類等に付着した臭いが該衣類等を通風環境においたときに取れ易い(抜け易い);等の併用化合物との併用効果を、前記した本発明におけるC脂肪族1価アルコールは特異的に発揮し易い。
上記併用化合物の、揮発性閉鎖空間防害虫剤全体に対する含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。揮発性閉鎖空間防害虫剤に含まれる有効成分であるC脂肪族1価アルコールの防害虫効果を更に高め、十分かつ持続的に防害虫効果を発揮する等の点より、揮発性閉鎖空間防害虫剤全体を100質量部としたときに、併用化合物の合計量として、10〜90質量部の含量で配合することが好ましく、20〜70質量部の含量で配合することが好ましく、30〜60質量部の含量で配合することが特に好ましい。
また、上記C脂肪族1価アルコール及び併用化合物の質量比は、特に制限はなく、C脂肪族1価アルコールの防害虫効果を更に高める、十分かつ持続的に防害虫効果を発揮する等の点より、1:9〜9:1が好ましく、3:7〜7:3がより好ましく、4:6〜6:4が特に好ましい。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、前記成分に加えて、「その他の成分」を含有することができる。「その他の成分」としては、特に制限はなく、本発明の効果を損なわない範囲内で、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、溶剤、防腐剤、保留剤、界面活性剤、色素、消臭剤、酸化防止剤、抗菌剤、防カビ剤、高分子ポリマー、ゲル化剤、有機溶媒、無機物、香料、精油、着色剤等が挙げられる。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、例えば、後記する担持体に担持させる方法;多孔質体に担持させる方法;濾紙、不織物等の繊維体に担持させる方法;溶媒、ゲル等に混合させる方法;等により使用することができる。
また、剤型は使用目的に応じ、固形の剤型、液体の剤型、ペースト剤、ゲル剤、エアゾール剤、マイクロカプセル剤等の剤型で利用することができる。
簡単に設置することができる、狭い空間にも設置することができる等の点で、固体の剤型で使用することが好ましい。
<固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物>
本発明の固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物(以下、単に「固体状組成物」と略記する場合がある)は、前記した本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤を担持体に担持させてなるものであることを特徴とする。
上記担持体は、揮発性閉鎖空間防害虫剤を担持し、気化した揮発性閉鎖空間防害虫剤を閉鎖空間中に揮散させることができればよいが、担持体の好ましい例として、シリカ、タルク、アルミナ、ゼオライト、ケイ酸カルシウム、珪藻土、アロフェン、パーライト、活性炭、炭水化物、吸水性樹脂等が挙げられる。
該揮発性閉鎖空間防害虫剤の有する効果を十分に発揮させる点で、シリカゲル等のシリカ;タルク;アルミナゲル等のアルミナ;ゼオライト;活性炭;等がより好ましく、シリカゲル等のシリカ;活性炭;吸水性樹脂;等を使用することが特に好ましい。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤を担持体に担持させて固体状組成物とすることによって、蒸気圧の比較的高いC脂肪族1価アルコール及び/又は併用化合物を徐放性にする、液体の流出を抑えて取り扱い易くする、防害虫効果や安全性を調整する、臭いを低減する;等の効果がある。
本発明の固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物中の揮発性閉鎖空間防害虫剤の含有量は、使用する担持体の種類、用途等により適宜設定することができる。該固体状組成物全体を100質量部とすると、0.01〜70質量部含有させることが好ましく、0.1〜60質量部含有させることが好ましく、1〜50質量部含有させることが好ましい。
本発明の固体状組成物の剤型は、特に限定されないが、例えば、液体の剤型、粉剤、粒剤、錠剤、ゲル剤、カプセル剤等が挙げられる。
また、公知の手法により、該揮発性閉鎖空間防害虫剤を担持体に担持させることによって、該固体状組成物を得ることができる。
<液体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物>
本発明の液体状揮発性閉鎖空間防害虫組成物(以下、単に「液体状組成物」と略記する場合がある)は、前記した本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤を含有することを特徴とする。
上記液体状組成物は揮発性閉鎖空間防害虫剤の他に、使用目的に応じて溶剤、乳化剤、分散剤、懸濁剤等を含有させることができる。
例えば、上記溶剤としては、メタノール、エタノール等のアルコール;プロピレングリコール等のグリコール;アセトン等のケトン;ジエチルエーテル等のエーテル;水;等が挙げられる。これらの溶剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
上記乳化剤としては、例えば、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
本発明の液体状揮発性閉鎖空間防害虫組成物中の揮発性閉鎖空間防害虫剤の含有量は、使用用途等により適宜設定することができる。該液体状組成物全体を100質量部とすると、0.01〜70質量部含有させることが好ましく、0.1〜60質量部含有させることが好ましく、1〜50質量部含有させることが好ましい。
本発明の液体状組成物の剤型は、特に限定されないが、例えば、油剤(液剤)、乳剤、水和剤、ペースト剤、ゲル剤、カプセル剤等が挙げられる。
また、本発明の液体状組成物は、公知の手法により製造することができる。また、液体状組成物をそのまま揮散させてもよく、芯棒、濾紙、不繊布、フェルト等に染み込ませて揮散させてもよい。
<害虫を駆除する方法>
本発明の害虫を駆除する方法は、上記固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物又は液体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物を、閉鎖空間中で使用し、該固体状又は液体状組成物中の揮発性閉鎖空間防害虫剤を常温で揮散させることを特徴とする。
上記閉鎖空間の大きさは、特に限定はないが、上限に関しては、閉鎖空間内全体かつ隅々まで防害虫作用を発揮させる点で、下限に関しては本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、忌避剤としてより防害虫剤・害虫駆除剤として機能する点で、1×10−2以上1×10以下が好ましく、0.1m以上5×10以下がより好ましく、1m以上200m以下が特に好ましく、10m以上100m以下が更に好ましい。
本発明の害虫を駆除する方法(以下、単に「本発明の方法」と略記する場合がある)において使用する固体状又は液体状組成物の量には特に制限がない。目的の閉鎖空間内で十分かつ持続的に防害虫効果を発揮させる点等で、該固体状又は液体状組成物に含有する揮発性閉鎖空間防害虫剤の量が1cmあたり1×10−10g〜1×10−2gになるように固体状又は液体状組成物の量を調整することが好ましく、1cmあたり1×10−9g〜1×10−3gになるように調整することがより好ましく、1cmあたり1×10−8g〜1×10−4gになるように調整することが特に好ましい。
また、該固体状又は液体状組成物を閉鎖空間中で使用する期間は、閉鎖空間の大きさ、所望の効果の程度等に応じて適宜選択することができるが、1時間〜12か月使用することが好ましく、3時間〜6か月以上使用することがより好ましく、8時間〜3か月使用することが特に好ましい。
また、本発明の方法は、害虫の侵入を未然に防止するために使用してもよいし、殺害虫目的で使用してもよい。
本発明の方法は、例えば、上記固体状又は液体状組成物を、そのまま又は通気性のある容器に入れて閉鎖空間中に静置させ、固体状又は液体状組成物中の揮発性閉鎖空間防害虫剤を自然に揮散させればよい。必要に応じて、上記固体状又は液体状組成物に対して加熱処理、送風処理等を行うことにより、該固体状又は液体状組成物に含まれる揮発性閉鎖空間防害虫剤を揮発させてもよい。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限りこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
以下、評価例1〜7によって、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤等に関しモデル評価を行った。以下の評価例では比較的狭い空間でモデル評価を行っているが、該空間の体積を拡大させても本発明の効果が完全に発揮されることは別途実験で確かめられている。
評価例1
[ゴキブリに対する効果]
試験箱として534mm×348mm×292mm(高さ)のポリプロピレン製コンテナを用いた。コンテナの内壁の上部1/2にゴキブリの逃亡を防止するために、ワセリンを塗布した。
観察が容易になるように、90mmφ×7mm(高さ)の透明なポリスチレン製ペトリディシュ・シェルター(4ヶ所に10mm×7mmの大きさの出入口を有する)を使用した。
内容積が4.3Lである225mm×153mm×125mm(高さ)の半透明なポリプロピレン製容器を2個準備し、コンテナ内に置いた。各容器の底部の中央部に40mm×8mm(高さ)の出入口を1ヶ所設けて、透明なプラスチック40mm×50mm×8mm(高さ)の通路で接続した。各容器の内壁の上部1/3にゴキブリの逃亡を防止するために、ワセリンを塗布した。
一方の容器内には、ゴキブリの糞で汚染させたシェルター(予め飼育箱で一夜放置してゴキブリが定着しやすくさせた)を2個、水及び餌を設置し、他方の容器には、ゴキブリの糞で汚染されてない、新しいシェルターを2個、水及び餌を設置した。
供試虫(チャバネゴキブリの雄成虫50頭と雌成虫50頭の計100頭)を試験箱(コンテナ)内に放飼し、観察が容易になるように、透明なプラスチック板を載せて密閉状態にし、一昼夜、供試虫を容器に馴らした。ゴキブリの糞で汚染させたシェルター側に多くのゴキブリが棲息しているのを確認して、プラスチック板を静かに外し、試験物質20mgを染み込ませた20mmφの濾紙を32mmφ×15mm(高さ)のシャーレに入れて、ゴキブリの糞で汚染させたシェルターの近くに置き、再度プラスチック板を被せた。
その後、シェルター及び試験箱内に潜伏する供試虫の個体数を経時的に観察した。
試験物質としてn−オクタノールを用いたときの結果を表1に示す。表1中、駆除率(%)は、以下の式(1)を用いて算出した。
以下、本評価例において、試験物質を設置した試験容器を「検体容器」、試験物質を設置していない試験容器を「対照容器」とする。
駆除率(%)
=(対照容器内の虫数−検体容器内の虫数)/対照容器内の虫数×100・・・(1)
Figure 0006576643
表1中、「試験直前」とは、試験物質を検体容器内に設置する直前、「設置直後」とは、試験物質を検体容器内に設置直後を指し、「3時間後」、「8時間後」、「24時間後」はそれぞれ、試験物質を検体容器内に設置してから3時間後、8時間後、24時間後のことを指す。
表1の結果より、n−オクタノールはゴキブリを追い出す(駆除させる)効果を有することがわかった。また、試験物質を設置してから24時間後には、ゴキブリを全て追い出すことが確認された。
また、試験物質として、7種類のC脂肪族1価アルコールを用いたときの結果を表2に示す。また、参考例として、モノテルペンアルコール(シトロネロール、メントール、ボルネオール)及びモノテルペンケトン(カルボン、カンファ)をそれぞれ単独で使用したときの結果も示す。
Figure 0006576643
表2の結果より、時間経過と共に、各試験物質のゴキブリ追い出し(駆除)効果が認められた。駆除に要する時間は、各試験物質で異なっていたが、試験物質を設置してから24時間後には、表2中の試験物質全てにおいて、ゴキブリをほぼ全て追い出すことが確認された。
また、C脂肪族1価アルコールをモノテルペンアルコール(シトロネロール、メントール、ボルネオール)又はモノテルペンケトン(カルボン、カンファ)と併用することにより、C脂肪族1価アルコール単独使用の場合と比較して、初期の追い出し(駆除)効果が高まっていた。この結果は、C脂肪族1価アルコールと、モノテルペンアルコール又はモノテルペンケトンとの相乗効果によるものと考えられる。
評価例2
[ダニに対する効果]
162mm×112mm×85mm(高さ)のAS樹脂製容器の内部底面にダニ飽和培地(推定密度50000〜60000個体/g)を約50g入れ均一に拡げた。ダニ(コナヒョウヒダニ)培地の上に無処理の黒上質紙を静かに設置し、黒上質紙の中央部に、試験物質を染み込ませた8φmmの濾紙を置いた。濾紙は、No.514Aを用い、裏面にラミネートされた剥離紙を接着し、黒上質紙に試験物質が移動しないようにした。
試験物質を設置してから、経時的に1時間後まで観察を行い、無処理の黒上質紙上に移動したダニ数を計測し駆除効果を判定した。駆除距離を判定するために、予め黒上質紙上に試験物質を染み込ませた濾紙の外縁から5mm間隔で同心円を白線で作図した。試験物質はマイクロシリンジを用いて濾紙に染み込ませた(4μL/0.50cm≒80g/m)。評価試験は25℃下で行った。
試験物質として、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、3,5−ジメチルシクロヘキサノール及びcis−5−オクテン−1−オールを用いた。また、モノテルペンアルコール(リナロール、カルベオール)及びモノテルペンケトン(カルボン)をそれぞれ単独で使用したときの空間的駆除作用、及び虫忌避剤として知られている市販品及びDEETの空間的駆除作用も調べた。試験物質ごとに3回試験を行った結果を表3に示す。表中の数値は一区3連の平均値を表す。
表3中、括弧内の数値は、死んでいたダニの数を示す。
Figure 0006576643
表3中、「15分後」、「30分後」、「60分後」はそれぞれ、試験物質を黒上質紙上に設置してから15分後、30分後、60分後のことを指す。また、表の数値が小さい程(侵入したダニの数が少ない程)、供試物質(試験物質)は高い侵入防止効果を有するといえる。
表3中の4つの試験物質すべて、ダニに対して駆除作用を示し、侵入防止効果が認められた。市販品及びDEETには空間的駆除効果は認めらなかった。また、上記試験物質には殺ダニ効果も認められた。
また、C脂肪族1価アルコールをモノテルペンアルコール(リナロール、カルベオール)又はモノテルペンケトン(カルボン)と併用することにより、C脂肪族1価アルコール単独使用の場合と比較して、高い侵入防止効果が認められた。この結果は、C脂肪族1価アルコールと、モノテルペンアルコール又はモノテルペンケトンとの相乗効果によるものと考えられる。
評価例3
[コイガに対する効果]
ウール布(約3cm×3cm:約0.2g)を入れた茶こし(金属製球型容器:約6cmφ)をガラス容器(容量:1450mL)に接しないように吊し、コイガの幼虫10頭をガラス容器に入れた。そのガラス容器に試験物質を投入したものを試験区、投入しなかったものを対照区とし、試験開始3週間後のコイガの幼虫の致死数及びウール布の摂食量から、致死効果及び摂食阻害効果を調べた。試験は各区2連ずつ行った。
試験区には、15%試験物質を含むシリカゲルを、不織布(40mm×40mm)に4g充填させたものを投入した。
摂食阻害率は以下の式(2)を用いて算出した。
摂食阻害率(%)=(対照区の摂食量(g)−試験区の摂食量(g))/対照区の摂食量×100・・・(2)
試験物質として、n−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、2,5−ジメチルシクロヘキサノール、trans−2−オクテン−1−オールを使用した。結果を表4に示す。また、参考例として、モノテルペンアルコール(ネロール、メントール)及びモノテルペンケトン(カンファ)をそれぞれ単独で使用したときの結果も示す。
Figure 0006576643
表4の結果、4つの試験物質すべて、コイガに対して駆除作用を示し、摂食阻害効果が認められた。また、上記試験物質にはコイガ幼虫に対して致死効果が認められた。
また、C脂肪族1価アルコールをモノテルペンアルコール(ネロール、メントール)又はモノテルペンケトン(カンファ)と併用した結果、C脂肪族1価アルコール単独使用の場合と比較して、摂食阻害率が高くなっていた。
この結果は、C脂肪族1価アルコールと、モノテルペンアルコール又はモノテルペンケトンとの相乗効果によるものと考えられる。
評価例4
[蚊に対する効果]
試験箱として850mm×1500mm×820mm(高さ)のベニヤ板製コンテナを用いた。コンテナ側面の2面は金網を張り、上部は観察が容易になるように透明なプラスチック板を設置した。茶色のデコパネ製で作製された2つの試験容器(360mm×360mm×400mm(高さ):容積51.84L)を試験箱内に置いた。各試験容器の中央部に、265mm×200mm×170mm(高さ)のメタルラックを置いた。
一方の試験容器内のラック上には試験物質及び誘引剤の入った容器をそれぞれ設置した。試験物質は、55mmφの濾紙に500mg染み込ませた後、60mmφ×16mm(高さ)のシャーレに入れたものを設置した。他方の試験容器(対照容器)内のラック上には誘引剤の入った容器のみを設置した。
各試験容器に設置された誘引剤の入った容器の上に捕集のための粘着紙(98mm×79mm:4カ所に5mmφの穴有り)を置き、粘着紙を置いてから約10分後に、約100頭の蚊(アカイエカ)を試験箱内に放飼した。
放飼してから約16時間後に粘着紙に捕獲された蚊の数及び各試験容器内に侵入している蚊の数を数えた。
試験物質として2−エチル−1−ヘキサノールを用いたときの結果を表5に示す。試験容器の設置場所による差を除くため、試験物質を含む容器(検体容器)と対照容器を置き換えて反復試験を行い、合計結果を表5に示す。
表5中、侵入防止率は、以下の式(3)を用いて算出した。
侵入防止率(%)=(無処理区への侵入数−処理区への侵入数)/無処理区への侵入数×100・・・(3)
Figure 0006576643
表5の結果、2−エチル−1−ヘキサノールは、蚊に対して駆除効果を示し、侵入防止効果が認められた。
また、試験物質として、n−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、2,5−ジメチル−2−ヘキサノール、4−エチルシクロヘキサノール、2,3−ジメチルシクロヘキサノール、1−オクテン−3−オールを用いたときの結果を表6に示す。また、参考例として、モノテルペンアルコール(シトロネロール、ペリラアルコール)及びモノテルペンケトン(メントン)をそれぞれ単独で使用したときの結果も示す。
Figure 0006576643
表6中の試験物質全てにおいて、蚊に対する侵入防止効果が認められた。
また、C脂肪族1価アルコールをモノテルペンアルコール(シトロネロール、ペリラアルコール)又はモノテルペンケトン(メントン)と併用した結果、C脂肪族1価アルコール単独使用の場合と比較して、侵入防止率が高くなっていた。
この結果は、C脂肪族1価アルコールと、モノテルペンアルコール又はモノテルペンケトンとの相乗効果によるものと考えられる。
評価例5
[アリに対する効果]
2つのポリスチレン製カップ(11cmφ、6.8cm(高さ)、底面は10cmφ)を準備し、各カップの底部の中央部に20mm×10mm(高さ)の出入口を1ヶ所に設けて、透明なプラスチックの角型パイプ(40mm×100mm×10mm(高さ))を通路として接続した。各カップの内壁の上部1/3にアリ(アミメアリ)の逃亡を防止するために、ワセリンを塗布した。パイプの中央部に40mmφの穴を開け、底面の部分をカットしたディスポカップ(70mmφ、6.8cm(高さ)、底面は40mmφ)を取り付けた。
各カップに濾紙(10cmφ)を設置し、一方のカップの中央部には、試験物質20mgを含浸させた8mmφ濾紙(No.514A、裏面にラミネートされた剥離紙を接着し、上記濾紙(10cmφ)に試験物質が移動しないようにした)を置いた。ディスポカップ部分からアリ10頭を放し、放して10〜15分間観察し、アリが落ち着いた状況での存在位置を調べた。試験容器(カップ)の設置場所による差を除くために、検体容器(試験物質を設置したカップ)と対照容器(試験物質を設置していないカップ)を置き換えて反復試験を行った。
試験物質として、2−エチル−1−ヘキサノールを使用したときの結果(4回の反復試験)を表7に示す。
表7中、侵入防止率(%)は以下の式(4)を用いて算出した。
侵入防止率(%)
=(対照容器内の虫数−検体容器内の虫数)/対照容器内の虫数×100・・・(4)
Figure 0006576643
表7中、「検体容器側の通路」とは、検体容器及びディスポカップ間の通路、「対照容器側の通路」とは、ディスポカップ及び対照容器間の通路を指す。
表7の結果、2−エチル−1−ヘキサノールは、アリに対して駆除効果を示し、侵入防止効果が認められた。
また、試験物質として、n−オクタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、4−エチルシクロヘキサノール、2,5−ジメチルシクロヘキサノール、trans−2−オクテン−1−オールを用いたときの結果を表8に示す。
また、参考例として、モノテルペンアルコール(ゲラニオール、テルピネオール)及びモノテルペンケトン(カンファ)をそれぞれ単独で使用したときの結果も示す。
Figure 0006576643
表8中の試験物質全てにおいて、アリに対する侵入防止効果が認められた。
また、C脂肪族1価アルコールをモノテルペンアルコール(ゲラニオール、テルピネオール)又はモノテルペンケトン(カンファ)と併用した結果、C脂肪族1価アルコール単独使用の場合と比較して、侵入防止率が高くなっていた。この結果は、C脂肪族1価アルコールと、モノテルペンアルコール若しくはモノテルペンケトンとの相乗効果によるものと考えられる。
評価例6
[シバンムシに対する効果]
評価例5で用いた試験装置の一部を変更して行った。パイプの中央部の側面に注射針を取り付けて空気の吸入ができるようにした。また、シバンムシ(タバコシバンムシ)の逃亡を防ぐため、2個のカップ及びディスポカップに、透明なプラスチック板を載せて密閉に近い状態にして評価試験を行った。
一方のカップ(検体容器)に試験物質50mgを含浸させた8mmφ濾紙を設置し、1時間経過後に吸入口から空気の吸引を50mL/minで行い、20頭のシバンムシを放した。シバンムシを放してから1時間後のシバンムシの存在位置を調べた。
試験物質として、n−オクタノールを使用したとき(4回の反復試験を実施)の結果を表9に示す。表9中、侵入防止率は上記式(4)を用いて算出した。
Figure 0006576643
表9の結果、n−オクタノールは、シバンムシに対して駆除効果を示し、侵入防止効果が認められた。
また、試験物質として、n−オクタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、4−エチルシクロヘキサノール、3,5−ジメチルシクロヘキサノール、cis−5−オクテン−1−オールを用いたときの結果を表10に示す。また、参考例として、モノテルペンアルコール(リナロール、メントール)及びモノテルペンケトン(カルボン)をそれぞれ単独で使用したときの結果も示す。
Figure 0006576643
表10中の試験物質全てにおいて、バンムシに対する侵入防止効果が認められた。
また、C脂肪族1価アルコールをモノテルペンアルコール(リナロール、メントール)又はモノテルペンケトン(カルボン)と併用した結果、C脂肪族1価アルコール単独使用の場合と比較して、侵入防止率が高くなっていた。
この結果は、C脂肪族1価アルコールと、モノテルペンアルコール若しくはモノテルペンケトンとの相乗効果によるものと考えられる。
評価例7
[ヤスデに対する効果]
評価例6と同じ試験装置を用いた。一方のカップ(検体容器)に試験物質50mgを含浸させた8mmφ濾紙を設置し、1時間経過後に吸入口から空気の吸引を50mL/minで行い、10頭のヤスデ(ヤケヤスデ)を放した。ヤスデを放してから30分後のヤスデの存在位置を調べた。
試験物質として、n−オクタノール、2−オクタノール、2,5−ジメチル−3−ヘキサノール、2−エチルシクロヘキサノール、2,5−ジメチルシクロヘキサノール、cis−5−オクテン−1−オールを使用したとき(4回の反復試験を実施)の結果を表11に示す。表11中、侵入防止率は上記式(4)を用いて算出した。
また、参考例として、モノテルペンアルコール(ネロール、ボルネオール)及びモノテルペンケトン(メントン)をそれぞれ単独で使用したときの結果も示す。
Figure 0006576643
表11中の試験物質全てにおいて、ヤスデに対する侵入防止効果が認められた。
また、C脂肪族1価アルコールをモノテルペンアルコール(ネロール、ボルネール)又はモノテルペンケトン(メントン)と併用した結果、C脂肪族1価アルコール単独使用の場合と比較して、侵入防止率が高くなっていた。
この結果は、C脂肪族1価アルコールと、モノテルペンアルコール若しくはモノテルペンケトンとの相乗効果によるものと考えられる。
評価例1〜7より、本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、ゴキブリ、ダニ、コイガ、蚊、アリ、バンムシ、ヤスデに対して駆除効果を有することがわかった。
更に、ダニ、コイガに対しては殺傷効果も確認された。ダニ、コイガの評価試験においては、他の評価試験と比べて、単位体積当たりの有効成分量が多かったので、ダニ、コイガ以外の害虫についても、単位体積当たりの有効成分量を増やすと、殺傷効果も確認されると考えられる。
実施例2
以下の製造例1〜4と評価例8及び9によって、揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物の製造と評価を行った。
上述のとおり、実施例1は揮発性閉鎖空間防害虫剤の有効成分の害虫駆除効果の評価である。実施例2に実際に使用する形態での例を示す。
製造例1
[固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物の作製]
75質量部のシリカゲルに、25質量部のn−オクタノールを加えて混合し担持させ、固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物を得た。
製造例2
[固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物の作製]
70質量部の活性炭に、25質量部のn−オクタノールと、5質量部の下記併用化合物とを、それぞれ混合し担持させ、それぞれ固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物を得た。
併用化合物:シトロネロール、ネロール、リナロール、カルボン、メントン
製造例3
[液体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物の作製]
95質量部の3−メトキシー3−メチル−1−ブタノールに、5質量部の2−オクタノールを混合し、液体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物を得た。
製造例4
[液体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物の作製]
95質量部の3−メトキシー3−メチル−1−ブタノールに、4質量部の2−オクタノールと1質量部のリナロールとを混合し、液体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物を得た。
評価例8
製造例1及び2で得られた固体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物を評価例4及び7と同じように評価したところ、評価例4及び7と同様の効果が得られた。
評価例9
製造例3及び4で得られた液体状揮発性閉鎖空間防害虫剤組成物を瓶に入れ、芯吸い上げ式のフェルトを用いて評価例4と同じように評価したところ、評価例4と同様の効果が得られた。
本発明の揮発性閉鎖空間防害虫剤は、閉鎖空間において害虫を駆除する効果を有するので、本発明は、閉鎖空間に存在するものを害虫から守ることができ、防虫剤製造業界、建築業界、家具業界、運輸業界等の分野で広く利用可能である。

Claims (10)

  1. n−オクタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、2,5−ジメチル−3−ヘキサノール及びcis−3−オクテン−1−オールよりなる群より選ばれる少なくとも1つのアルコールを有効成分として含有し、閉鎖空間で使用してゴキブリを忌避することで駆除するものであることを特徴とする揮発性閉鎖空間防害虫剤。
  2. 2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、3,5−ジメチルシクロヘキサノール及びcis−5−オクテン−1−オールよりなる群より選ばれる少なくとも1つのアルコールを有効成分として含有し、閉鎖空間で使用してダニを忌避することで駆除するものであることを特徴とする揮発性閉鎖空間防害虫剤。
  3. 2−エチル−1−ヘキサノール、2,5−ジメチルシクロヘキサノール及びtrans−2−オクテン−1−オールよりなる群より選ばれる少なくとも1つのアルコールを有効成分として含有し、閉鎖空間で使用してコイガを摂食阻害及び致死することで駆除するものであることを特徴とする揮発性閉鎖空間防害虫剤。
  4. n−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、2,5−ジメチル−2−ヘキサノール、4−エチルシクロヘキサノール、2,3−ジメチルシクロヘキサノール及び1−オクテン−3−オールよりなる群より選ばれる少なくとも1つのアルコールを有効成分として含有し、閉鎖空間で使用して蚊を忌避することで駆除するものであることを特徴とする揮発性閉鎖空間防害虫剤。
  5. n−オクタノール、2−オクタノール、2−エチル−1−ヘキサノール、4−エチルシクロヘキサノール、3,5−ジメチルシクロヘキサノール及びcis−5−オクテン−1−オールよりなる群より選ばれる少なくとも1つのアルコールを有効成分として含有し、閉鎖空間で使用してシバンムシを忌避することで駆除するものであることを特徴とする揮発性閉鎖空間防害虫剤。
  6. n−オクタノール、2−オクタノール、2,5−ジメチル−3−ヘキサノール、2−エチルシクロヘキサノール、2,5−ジメチルシクロヘキサノール及びcis−5−オクテン−1−オールよりなる群より選ばれる少なくとも1つのアルコールを有効成分として含有し、閉鎖空間で使用してヤスデを忌避することで駆除するものであることを特徴とする揮発性閉鎖空間防害虫剤。
  7. 更に、鎖状モノテルペンアルコール、環状モノテルペンアルコール及び環状モノテルペンケトンよりなる群から選択される少なくとも1種の化合物を含有する請求項1ないし請求項6の何れかの請求項に記載の揮発性閉鎖空間防害虫剤。
  8. 上記鎖状モノテルペンアルコールが、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、リナロール、ジヒドロリナロール、ムゴール、ミルセノール、ジヒドロミルセノール、オシメノール及びラバンジュロールよりなる群から選択される少なくとも1つの鎖状モノテルペンアルコールである請求項7に記載の揮発性閉鎖空間防害虫剤。
  9. 上記環状モノテルペンアルコールが、イソプレゴール、メントール、テルピネオール、ジヒドロテルピネオール、テルピネオール−4、カルベオール、ジヒドロカルベオール、ペリラアルコール、ミルテノール、ピノカルベオール、フェンキルアルコール、ボルネオール、イソボルネオール及びツヤノールよりなる群から選択される少なくとも1つの環状モノテルペンアルコールである請求項7又は請求項8に記載の揮発性閉鎖空間防害虫剤。
  10. 上記環状モノテルペンケトンが、カルボン、メントン、カンファ、ピペリトン及びフェンコンよりなる群から選択させる少なくとも1つの環状モノテルペンケトンである請求項7ないし請求項9の何れかの請求項に記載の揮発性閉鎖空間防害虫剤。
JP2015023515A 2015-02-09 2015-02-09 揮発性閉鎖空間防害虫剤 Active JP6576643B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015023515A JP6576643B2 (ja) 2015-02-09 2015-02-09 揮発性閉鎖空間防害虫剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015023515A JP6576643B2 (ja) 2015-02-09 2015-02-09 揮発性閉鎖空間防害虫剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016145176A JP2016145176A (ja) 2016-08-12
JP6576643B2 true JP6576643B2 (ja) 2019-09-18

Family

ID=56685961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015023515A Active JP6576643B2 (ja) 2015-02-09 2015-02-09 揮発性閉鎖空間防害虫剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6576643B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6917128B2 (ja) * 2016-08-25 2021-08-11 花王株式会社 床用処理剤組成物
FR3060258B1 (fr) * 2016-12-15 2019-07-12 Universite Paul-Valery Montpellier 3 Composition anti-acariens
JP7098150B2 (ja) * 2018-08-30 2022-07-11 学校法人 龍谷大学 忌避剤
JP2021130638A (ja) * 2020-02-20 2021-09-09 エステー株式会社 ダニ用忌避剤及びこれを用いるダニの忌避方法
JP7475917B2 (ja) * 2020-03-25 2024-04-30 エステー株式会社 ダニ用忌避剤及びこれを用いるダニの忌避方法
JP2023028014A (ja) * 2021-08-18 2023-03-03 ズハイ ヘルメシン エンタープライズ シーオー.,エルティーディー 蚊よけビーズおよびその調製方法
JP2023053794A (ja) * 2021-10-01 2023-04-13 アース製薬株式会社 忌避剤及び忌避方法
JP2023053793A (ja) * 2021-10-01 2023-04-13 アース製薬株式会社 駆除忌避剤及び駆除忌避方法
CN117958259B (zh) * 2024-03-29 2024-06-25 浙江大学海南研究院 一种驱避普通大蓟马的化合物及其应用

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54147178A (en) * 1978-05-11 1979-11-17 Idemitsu Kosan Co Ltd Sublimable composition
JPH0729887B2 (ja) * 1988-07-08 1995-04-05 長谷川香料株式会社 ゴキブリ忌避剤
MX9303636A (es) * 1992-08-07 1994-07-29 Us Agriculture Composicion y metodo para repeler a las hormigas.
JP2919280B2 (ja) * 1994-11-02 1999-07-12 武田薬品工業株式会社 木材害虫防除剤
JP2004175745A (ja) * 2002-11-28 2004-06-24 S T Chem Co Ltd 穀物・乾物用防虫剤及び穀物・乾物害虫の防虫方法
RU2388225C2 (ru) * 2003-04-24 2010-05-10 "ТАЙРАТЕК, ЛЛСи" Композиции и способы борьбы с насекомыми
JP5390882B2 (ja) * 2008-02-25 2014-01-15 日本エンバイロケミカルズ株式会社 アルゼンチンアリ防除剤および防除方法
KR101288540B1 (ko) * 2011-06-24 2013-07-22 전북대학교산학협력단 택란 정유 또는 옥텐 유도체를 포함하는 살비활성 조성물 및 이를 이용한 진드기 살비제
JP5840029B2 (ja) * 2012-02-28 2016-01-06 花王株式会社 昆虫防除剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016145176A (ja) 2016-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6576643B2 (ja) 揮発性閉鎖空間防害虫剤
JP6663228B2 (ja) 揮発性閉鎖空間防害虫剤
KR100220924B1 (ko) 무해한 살충제 및 그 투여방법
JP5818860B2 (ja) 匍匐害虫忌避剤並びに匍匐害虫の忌避方法
JP2002173407A (ja) 飛翔昆虫忌避剤
CN112566498B (zh) 害虫忌避成分的选择性蒸散方法
KR102564753B1 (ko) 해충 기피제, 및 해충 기피 제품
JP5288199B2 (ja) 匍匐害虫忌避成分の匂い移りを防止する方法
CN102812965B (zh) 衣料用防虫剂
JP2023053349A (ja) 蚊類防除用エアゾール、及び蚊類防除方法
JP2021038212A (ja) 害虫防除方法及びエアゾール製品
JP2002020202A (ja) 全量噴射型エアゾールの噴霧処理方法
JP6271984B2 (ja) 防虫剤および防虫方法
JP6041720B2 (ja) 衣料害虫の侵入阻害剤および摂食阻害剤
JP2014136685A (ja) 衣料用防虫剤
JP2004250331A (ja) 防虫性、防ダニ性および静菌性のある消臭性組成物
CN102308785A (zh) 液体蟑香
JP5204399B2 (ja) 食品害虫忌避剤
JP2825204B2 (ja) ゴキブリ忌避材
KR101591090B1 (ko) 포복 해충 기피 성분의 냄새 옮김을 방지하는 방법
JP6656753B2 (ja) 衣料用防虫およびダニ忌避剤
WO2015186368A1 (ja) 昆虫忌避剤および昆虫忌避方法
CN120659537A (zh) 匍匐害虫防治方法
TWI444138B (zh) 防止趨避走爬性害蟲成分之臭味轉移的方法
JP2022064533A (ja) 加熱蒸散用水性薬剤

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160120

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6576643

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250