JP6584003B2 - コージェネレーションシステム - Google Patents

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Description

この発明は、コージェネレーションシステムに関する。
発電設備などにおいては、総合エネルギー効率を向上するために、エンジンの廃熱を回収するコージェネレーションシステム等を用いる場合がある。
特許文献1,2には、エンジンの排気ガスの熱を電気エネルギーに変換して回収する廃熱回収装置が記載されている。
特許文献3,4には、エンジンの排気ガスの熱を利用して、ボイラーで高温、高圧の蒸気を発生させたり、熱交換により温水を生成したりするコージェネレーション装置が記載されている。
しかしながら、上述した廃熱回収を行うシステムは、廃熱回収を行うことにより部品点数が増加して装置が大型化してしまっていた。
例えば、特許文献5には、発電設備に設けられたマフラーをコンパクト化するために、二つのマフラーを一体に形成する技術が記載されている。
特許文献6には、コージェネレーションシステム全体が大型化することを抑制するために、ガスエンジンの上側のスペースに排ガス処理用の触媒サイレンサを配置する技術が記載されている。この特許文献6に記載の触媒サイレンサは、モノリス型三元触媒が内部に設けられている。つまり、この触媒サイレンサは、触媒とサイレンサとを一体化することで、コンパクト化を目指している。
特開2014−240643号公報 特開2012−082828号公報 特開2000−240511号公報 特開2002−138851号公報 特表2013−540948号公報 特開平3−284140号公報
マフラー(サイレンサ)は、その容積と消音性能とに相関関係がある。つまり、消音性能を向上しようとした場合、マフラーが大型化してしまう。そのため、上述した特許文献6のように触媒とマフラー(サイレンサ)とを一体化したとしても、マフラーを十分に小型化できないという課題がある。
さらに、触媒とマフラーとを一体化したものは、触媒温度の関係でエンジンの近くに配置される場合が多い。そのため、エンクロージャー内に発電機とエンジンとを収容してユニット化する場合などには、ユニットの高さが低減できず、装置レイアウトの自由度が低下してしまうという課題がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、装置レイアウトの自由度を向上して大型化することを抑制できるコージェネレーションシステムを提供することを目的とする。
この発明の第一態様によれば、コージェネレーションシステムは、エンジンと、前記エンジンの排気ガスを排気する排気装置と、前記エンジンの駆動力によって発電する発電機と、前記エンジン及び前記発電機を収容する収容箱と、前記エンジンの排気ガスの熱によって水を加熱可能なボイラーと、を備え、前記排気装置は、内部に酸化触媒を有する一次マフラーと、前記一次マフラーよりも後段に設けられる二次マフラーと、前記一次マフラーから排出される排気ガスを前記二次マフラーへ導く排気ガス管と、を備え、前記一次マフラーは、前記エンジンの上方に配され、前記二次マフラーは、前記エンジンに対して水平方向に離間した位置に配され、前記排気ガス管は、前記一次マフラーから排出される排気ガスを、前記ボイラーを経由して前記二次マフラーへ導く
このように構成することで、一次マフラーの容積と、二次マフラーの容積とを加算した容積分の消音性能を得ることができる。さらに、この加算した消音性能と同等の消音性能を、酸化触媒を内蔵する一次マフラーだけで実現しようとした場合と比較して、酸化触媒を内蔵した一次マフラーを小型化することができる。さらに、二次マフラーは、一次マフラーから離れた位置に配置できる。その結果、装置レイアウトの自由度を向上して大型化することを抑制できる。
更に、消音性能を維持したままシステム全体の高さを抑制できる。
この発明の第態様によれば、コージェネレーションシステムは、第態様におけるボイラーが、前記収容箱に対して水平方向に離間した位置に配され、前記二次マフラーが、前記ボイラーの上方に配されてもよい。
このように構成することで、ボイラーの上方の空間を、二次マフラーを設置するためのスペースとして有効利用できる。その結果、二次マフラーを設置するための専用のスペースが必要ないため、設置面積の増加を抑制できる。
記コージェネレーションシステムによれば、装置レイアウトの自由度を向上して大型化することを抑制できる。
この発明の実施形態におけるコージェネレーションシステムの全体構成を示す正面図である。 この発明の実施形態における発電ユニットの全体構成を示す背面図である。 この発明の実施形態におけるコージェネレーションシステムの全体構成を示す上面図である。 この発明の実施形態におけるボイラーユニットを図1のIII方向から見た図である。
以下、この発明の実施形態に係る排気装置、および、コージェネレーションシステムを図面に基づき説明する。
図1は、この発明の実施形態におけるコージェネレーションシステムの全体構成を示す正面図である。図2は、この発明の実施形態における発電ユニット2の全体構成を示す背面図である。図3は、この発明の実施形態におけるコージェネレーションシステムの全体構成を示す上面図である。図4は、この発明の実施形態におけるボイラーユニットを図1のIII方向から見た図である。
図1から図4に示すように、この実施形態におけるコージェネレーションシステム1は、発電ユニット2と、排気装置3と、ボイラーユニット4と、を備えている。
発電ユニット2は、エンクロージャー5(収容箱)と、エンジン6と、発電機7とを少なくとも備えている。
エンジン6は、ガスエンジンやディーゼルエンジン等のいわゆる定置型のレシプロエンジンである。エンジン6は、燃料と燃焼用空気とを混合した混合気を燃焼室内で燃焼させることによってクランク軸(図示せず)を回転させる。この実施形態の説明においては、エンジン6がガスエンジンである場合を一例にして説明する。
発電機7は、エンジン6で発生させたクランク軸の回転エネルギーを、電気エネルギーに変換して出力する。発電機7のローター(図示せず)は、エンジン6のクランク軸に対して連結されている。この発電機7により変換した電気エネルギーは、制御盤C等を介して、コージェネレーションシステム1の外部の各種設備に供給される。
エンクロージャー5は、エンクロージャー本体(収容箱)10と、吸気ダクト11aと、排気ダクト11bと、を備えている。
エンクロージャー本体10は、例えば、防音構造を有した壁部8を備えるとともに、その側壁13の適所に扉9が設けられた箱状に形成されている。このエンクロージャー本体10は、その内部にエンジン6と発電機7と制御盤C等とを収容している。ここで、この実施形態におけるエンクロージャー本体10の内部には、上述したエンジン6と発電機7と制御盤C以外に、エアクリーナーボックス101、換気ファン102、バッテリー103、補給用の潤滑油槽104、オイルパン増量用の潤滑油槽105、ターミナルボックス106、発電機遮断器盤107、直流電源盤108、水ポンプ109、副室ガスコンプレッサ110、および、図示しない配線、配管等が収容される。
エンクロージャー本体10は、その内部空間に吸気ダクト11aから外気が導入されるとともに、内部空間の空気を、排気ダクト11bを介して排出可能とされている。エンクロージャー本体10の内部に導入された外気は、例えば、エンジン6や発電機7等を冷却する冷却空気や、エンジン6の吸気として用いられる。この実施形態におけるエンクロージャー本体10は、エンジン6および発電機7が並ぶ方向に長い直方体状に形成されている。
吸気ダクト11a、および、排気ダクト11bは、エンクロージャー本体10の天井12の上方に設けられている。これら吸気ダクト11a、および、排気ダクト11bは、それぞれエンジン6の上方を除く位置に配置され、それぞれエンクロージャー本体10の長手方向に離間配置されている。これら吸気ダクト11aと排気ダクト11bとに挟まれる空間には、後述する一次マフラー35が配置される。この実施形態における吸気ダクト11a、および、排気ダクト11bは、それぞれの高さが高さ寸法h1で統一され、これら高さ寸法h1がエンクロージャー本体10の高さ寸法h2よりも小さくなるように形成されている。
吸気ダクト11aは、外気をエンクロージャー本体10の内部に導入する流路を画成する。この吸気ダクト11aは、エンクロージャー本体10の長手方向における端面10aと連続する側面11Aを備えている。この側面11Aには、外気を導入するための吸気口111が形成されている。この吸気ダクト11aの内部空間は、天井12に形成された導入口(図示せず)を介してエンクロージャー本体10の内部空間と連通している。つまり、吸気ダクト11aの吸気口111から水平方向に導入された外気は、下方に向きを変えてエンクロージャー本体10の内部に導入される。ここで、例えば、発電ユニット2を屋外に設置する場合、吸気ダクト11aに対して、雨水等の侵入を防止するフード(図示せず)を取り付けても良い。
排気ダクト11bは、エンクロージャー本体10の内部空気をエンクロージャー本体10の外部に排出する流路を画成する。この排気ダクト11bは、エンクロージャー本体10の長手方向において吸気ダクト11a側を向く側面11Bに排気口112を備えている。さらに、排気ダクト11bは、流路の途中に換気ファン102を有している。この換気ファン102は、排気口112に対向配置されて、エンクロージャー本体10の長手方向における吸気ダクト11a側に向かって送風する。この排気ダクト11bは、天井12に形成された排出口(図示せず)を介してエンクロージャー本体10の内部空間と連通している。
すなわち、換気ファン102が駆動すると、エンクロージャー本体10の内部空気が、上方の排気ダクト11b内に吸引されて水平方向に流れの向きを変えた後、排気口112からエンクロージャー本体10の外部に排出される。さらに、エンクロージャー本体10の内部空気が排気ダクト11b内に吸引されることで、上述した吸気ダクト11aからエンクロージャー本体10の内部に空気が順次流入する。
この実施形態における発電ユニット2は、エンクロージャー本体10の長手方向において、エンジン6よりも吸気ダクト11aに近い側に発電機7が配置されている。さらに、発電ユニット2は、エンクロージャー本体10の長手方向と直交するエンクロージャー本体10の幅方向において、発電機7の一方の外側に制御盤Cが配置されている。この実施形態における制御盤Cは、エンクロージャー本体10の内部空間の高さ寸法と同等の高さ寸法を有している。
発電機7を挟んで制御盤Cと反対側には、ターミナルボックス106と、直流電源盤108とが配置されている。これらターミナルボックス106と、直流電源盤108とは、ラック113に固定されている。ターミナルボックス106は、発電機7用の出力ケーブルの取り合い、すなわち、エンクロージャー本体10外部から引き込まれたケーブルと、エンクロージャー本体10内部に配索されるケーブルとの接続を行う接続部をボックス内部に有している。
直流電源盤108は、例えば、外部から供給される交流の電気を直流に変換して、エンクロージャー本体10内部に配置されている各種制御機器(例えば、制御盤C等)に供給する。この実施形態における直流電源盤108は、ターミナルボックス106と共にエンクロージャー本体10の長手方向に並んでラック113に固定され、エンクロージャー本体10の長手方向でエンジン6に近い側に直流電源盤108が配置されている。
ラック113は、上述したターミナルボックス106、および、直流電源盤108が固定されるのに加えて、発電機遮断器盤107、および、エアクリーナーボックス101を下方から支持する。言い換えれば、ラック113上には、発電機遮断器盤107、および、エアクリーナーボックス101が配置されている。ラック113は、上部支持部(図示せず)を有している。この上部支持部は、発電機遮断器盤107、および、エアクリーナーボックス101の下方に配されるとともに、これら発電機遮断器盤107、および、エアクリーナーボックス101の下方の位置から制御盤Cの位置までエンクロージャー本体10の幅方向に延びている。発電機遮断器盤107は、内部に遮断器(図示せず)を有している。遮断器は、ターミナルボックス106への出力ケーブルの電気的な接続および切断の手動切り替えや、所定電流を超えた場合の自動切断などを行う。この実施形態における発電機遮断器盤107は、ターミナルボックス106の上方から、発電機7の上方に渡って配置されている。
エアクリーナーボックス101は、発電機遮断器盤107とエンジン6との間に配置されている。この実施形態におけるエアクリーナーボックス101は、円筒状に形成されている。このエアクリーナーボックス101は、内部にフィルタを有している。このエアクリーナーボックス101には、エンクロージャー本体10内部の空気が導入される。エアクリーナーボックス101により集塵された空気は、例えば、燃料(ガス)と混合されて過給機114を介してエンジン6の各シリンダに供給される。
この実施形態におけるエアクリーナーボックス101は、その円筒の中心軸がエンクロージャー本体10の幅方向を向き、円筒の一方の端面がエンクロージャー本体10の内面に対して直近に、且つ対向するように配置されている。さらに、この実施形態におけるエアクリーナーボックス101は、エンクロージャー本体10の幅方向において発電機遮断器盤107よりも短く形成されており、円筒の他方の端面が発電機7の上方に配置されている。このエアクリーナーボックス101の他方の端面には、吸気管115が接続され、この吸気管115がエンクロージャー本体10の長手方向に延びて過給機114に接続される。
バッテリー103は、エンジン6の始動等に用いる電力を供給する。さらに、オイルパン増量用の潤滑油槽105は、エンジン6のオイルパンの容量を増加させるべくオイルパンに接続されている。これらバッテリー103とオイルパン増量用の潤滑油槽105とは、それぞれエンジン6が載置される支持台116の天板の下に収容されている。この実施形態におけるバッテリー103およびオイルパン増量用の潤滑油槽105は、エンクロージャー本体10の幅方向で、エンジン6に対して制御盤Cと同じ側に配置されている。
バッテリー103とオイルパン増量用の潤滑油槽105とは、エンクロージャー本体10の長手方向に並んで近接配置されており、エンクロージャー本体10の長手方向におけるこれらバッテリー103とオイルパン増量用の潤滑油槽105との合計の長さがエンジン6よりも僅かに長くなっている。さらに、バッテリー103は、オイルパン増量用の潤滑油槽105に対して制御盤Cに近い側に配置されており、その端面が制御盤Cと近接配置されている。ここで、バッテリー103は、複数のバッテリーから構成しても良い。
補給用の潤滑油槽104は、いわゆるリザーバータンクである。この補給用の潤滑油槽104は、エンジン6に接続され、エンジン6内部を循環する潤滑油が減少した場合に、この減少分の潤滑油をエンジン6に供給する。補給用の潤滑油槽104は、エンクロージャー本体10の長手方向において、上述したバッテリー103、増量用の潤滑油槽105を挟んで制御盤Cとは反対側に配置されている。この補給用の潤滑油槽104は、上述した発電機遮断器盤107等と同様に、ラック117上に載置され、エンジン6の載置面よりも高い位置に配置されている。
水ポンプ109、および、副室ガスコンプレッサ110は、エンクロージャー本体10の長手方向において、エンジン6を挟んで発電機7とは反対側に配置されている。水ポンプ109は、インタークーラー(図示せず)の冷却水系統、および、エンジン6の冷却水系統のそれぞれに設けられている。ここで、インタークーラーの冷却水、およびエンジン6の冷却水は、それぞれエンクロージャー5の外部から配管(図示せず)を介して供給されて、インタークーラー、エンジン6をそれぞれ冷却した後、エンクロージャー5の外部へと排出される。エンクロージャー5の外部には、排出された冷却水を冷却した後に再度エンクロージャー5の内部に供給する冷却装置(図示せず)が設けられている。
副室ガスコンプレッサ110は、副室式ガスエンジンであるエンジン6の燃料を昇圧して副室へ供給する。この副室ガスコンプレッサ110は、エンクロージャー本体10の幅方向において、水ポンプ109を挟んで補給用の潤滑油槽104とは反対側に配置されている。この副室ガスコンプレッサ110には、エンクロージャー本体10の下部側面に配置されたガス供給口(図示せず)から燃料であるガスが供給される。ガス供給口は、エンクロージャー本体10の幅方向で、エンジン6を挟んでバッテリー103とは反対側に配置されている。
なお、上述したエンクロージャー5には、更にインタークーラー用およびエンジン6用の冷却水のリザーバータンク(図示せず)がそれぞれ設置されている。これらリザーバータンクは、任意の位置に配置すればよく、例えば、エンクロージャー本体10の外面に固定された設置台(図示せず)上に載置しても良いし、エンクロージャー本体10の内部の空きスペースに設置するようにしても良い。
ボイラーユニット4は、発電ユニット2から離れて配置される。この実施形態におけるボイラーユニット4は、エンクロージャー5の長手方向においてエンクロージャー5と離間して配置されている。この実施形態におけるボイラーユニット4の外形は、エンクロージャー5の幅方向が長手方向となる上面視長方形状に形成されている。このボイラーユニット4の長手方向の寸法L1は、エンクロージャー5の幅寸法W2よりも僅かに大きく形成されている(図2参照)。さらに、ボイラーユニット4の幅方向の寸法W1は、エンクロージャー5の幅寸法W2よりも小さく形成されている(図2参照)。ボイラーユニット4は、蒸気ボイラー19(ボイラー)と、ボイラー盤20と、フレーム21と、を主に備えている。
蒸気ボイラー19は、水を加熱して蒸気を発生させる。この蒸気ボイラー19によって発生させた蒸気は、蒸気配管(図示せず)を介して、外部の蒸気使用装置(図示せず)に供給される。この蒸気ボイラー19は、冷水を温水にするなど、エンジン6から排出される排気ガスの廃熱を利用可能となっている。この実施形態における蒸気ボイラー19は、ボイラーユニット4の幅方向で、発電ユニット2に近い側に配置されている。
ボイラー盤20は、蒸気ボイラー19に用いられる電磁弁(図示せず)の開閉制御等の各種制御を行う。この実施形態におけるボイラー盤20は、ボイラーユニット4の上面視の長手方向において(図2参照)、第一端部22に近い側に配置されている。さらに、ボイラー盤20は、蒸気ボイラー19を挟んで発電ユニット2とは反対側に配置されている。
フレーム21は、蒸気ボイラー19、ボイラー盤20の他、ボイラーユニット4で用いる様々な補機類などを支持する。このフレーム21は、直線状に形成された複数の支持部材24を組み合わせて形成されている。フレーム21は、設置面Gに対してアンカー等により固定されている。フレーム21は、ベース枠25と、支柱26と、支持枠27と、を備えている。
ベース枠25は、上面視で、蒸気ボイラー19、および、ボイラー盤20等を外側から囲む四角形状に配されている。このベース枠25が設置面Gに対して固定されている。
支柱26は、ベース枠25から上方に向かって延びている。これら支柱26は、蒸気ボイラー19のうち、ボイラーユニット4の長手方向における第二端部23に近い側の一部を囲むようにして配されている。これら支柱26は、支持枠27に連結されている。
支持枠27は、後述する二次マフラー36を下方から支持する。この実施形態における支持枠27は、上面視で二次マフラー36の外形よりも大きくベース枠25よりも小さい四角形状に形成されている。
この実施形態においては、隣り合う支柱26の間に、これら支柱26同士を水平方向で接続するサブフレーム28(図1参照)が設けられている。
排気装置3は、エンジン6の排気ガスを浄化し、且つ、排気音を低減する。この実施形態における排気装置3は、その排気流路の途中に上述した蒸気ボイラー19が設けられている。つまり、この実施形態における排気装置3は、排気ガスの浄化、および、排気音の低減を行いつつ、エンジン6から排出された排気ガスを蒸気ボイラー19へと導入した後、蒸気ボイラー19から排出される排気ガスを大気へ放出する。
排気装置3は、一次マフラー35と、二次マフラー36と、排気ガス管37と、を備えている。
一次マフラー35は、酸化触媒38(図2参照)を内部に備えた酸化触媒内蔵マフラーである。つまり、この一次マフラー35は、酸化触媒38による触媒の機能と、消音機能との両方を有している。この実施形態における一次マフラー35は、外形が円柱状に形成されている。この一次マフラー35は、その円柱状の軸線39がエンクロージャー本体10の幅方向を向くように、エンジン6の鉛直上方に配されるエンクロージャー本体10の天井12の上面に配置されている。この一次マフラー35は、その軸線39方向の第一端面40に入口48が形成されている。その一方で、一次マフラー35は、軸線39方向の第二端面42の近傍の外周面44から上方に向かって開口するように出口43が形成されている。この実施形態における一次マフラー35は、エンクロージャー本体10の幅方向において、その両外側に遮蔽板11が設けられている。この遮蔽板11は、吸気ダクト11a、および、排気ダクト11bと同じ高さで形成され、吸気ダクト11a、および、排気ダクト11bの外面と面一に配置されている。
二次マフラー36は、一次マフラー35とは異なり、酸化触媒38を内蔵していない。すなわち、二次マフラー36は、排気ガスの浄化機能を有さず、消音機能のみを有している。更に言い換えれば、二次マフラー36は、一次マフラー35の消音機能に対して、更なる消音機能を付加するものである。この実施形態における二次マフラー36は、排気系統において一次マフラー35の後段に設けられている。この二次マフラーの外形は、一次マフラー35よりも僅かに小さい円柱状に形成されている。
この二次マフラー36は、エンジン6に対して水平方向に離間した位置に配されている。言い換えれば、二次マフラー36は、発電ユニット2の外部に配置されている。この実施形態における二次マフラー36は、蒸気ボイラー19の上方の支持枠27の上に配されている。この二次マフラー36は、その軸線45が一次マフラー35の軸線39と平行になるように配されている。二次マフラー36は、その軸線45方向における第一端面46に近い側の外周面47に、入口48が形成されている。さらに、二次マフラー36は、軸線45方向における第二端面49に近い側の外周面47に、出口50が形成されている。入口48は下方を向いて形成され、出口50は水平方向を向いて形成されている。
排気ガス管37は、一次マフラー35から排出される排気ガスを二次マフラー36へ導く。この実施形態においては、一次マフラー35と二次マフラー36とを接続する排気ガス管37の途中にボイラーユニット4を構成する蒸気ボイラー19が設置されている。排気ガス管37は、第一ガス管52と、第二ガス管53と、第三ガス管54と、を有している。
第一ガス管52は、エンジン6の排気ポート(図示せず)と一次マフラー35の入口48とを接続している。第一ガス管52は、エンジン6から上方に向かって延びてエンクロージャー本体10の天井12を貫通している。この第一ガス管52によって、エンジン6の排気ガスが一次マフラー35へ導かれる。
第二ガス管53は、一次マフラー35の出口43と蒸気ボイラー19の入口55とを接続している。第二ガス管53は、一次マフラー35の出口43からボイラーユニット4に向かって湾曲するように形成され、エンクロージャー本体10の長手方向をボイラーユニット4に向かって水平、且つ、直線状に延びている。さらに、第二ガス管53は、ボイラーユニット4の直上において、下方に向かって湾曲するように形成されて蒸気ボイラー19の入口55に接続されている。この第二ガス管53によって、一次マフラー35から排出された排気ガスが蒸気ボイラー19へ導かれる。
図3に示すように、この実施形態における第二ガス管53には、蒸気ボイラー19を迂回して第三ガス管54に接続されるバイパス管56、および、その流路を切り替える切替装置57が設けられている。これらバイパス管56、および、切替装置57によって、第二ガス管53の内部を流れる排気ガスを、例えば、蒸気ボイラー19が停止している場合など、必要に応じて蒸気ボイラー19を介さずに直接的に二次マフラー36へ導くことが可能となっている。
第三ガス管54は、蒸気ボイラー19の排気出口58と二次マフラー36の入口48とを接続している。この実施形態における第三ガス管54は、蒸気ボイラー19の排気出口58から鉛直上方に向かって直線状に延びている。この第三ガス管54の途中には、バイパス管56が合流接続されている。この第三ガス管54によって、一次マフラー35からボイラーユニット4へ送り込まれた排気ガス、および、蒸気ボイラー19から排出された排気ガスを、それぞれ二次マフラー36へ導くことが可能となっている。入口48から二次マフラー36の内部に導入された排気ガスは、出口50から大気へ放出される。
したがって、上述した実施形態によれば、一次マフラー35と二次マフラー36とを設けることで、一次マフラー35の容積と、二次マフラー36の容積とを加算した容積分の消音性能を得ることができる。そのため、この加算した消音性能と同等の消音性能を、酸化触媒を備えた一次マフラー35だけで実現する場合と比較して、一次マフラー35を小型化することができる。さらに、二次マフラー36は、一次マフラー35から離れた位置に配置できる。その結果、排気装置3のレイアウトの自由度を向上しつつ、排気装置3が大型化することを抑制できる。
さらに、一次マフラー35を小型化することができるとともに、二次マフラー36を、一次マフラー35から離れた、蒸気ボイラー19近傍に存在する空きスペースに配置できる。その結果、装置レイアウトの自由度を向上してコージェネレーションシステム1の大型化することを抑制できる。
さらに、酸化触媒とマフラーとを個別に設ける場合と比較して、エンジン6から離間した位置に配置されるマフラー(二次マフラー36)を小型化できる。そのため、ボイラーユニット4の空きスペースを有効利用して、レイアウトの自由度をより一層向上できる。
さらに、一次マフラー35が、エンジン6の上方に配され、二次マフラー36が、エンジン6に対して水平方向に離間した位置に配されていることで、消音性能を維持したままコージェネレーションシステム1の高さ増加を抑制できる。
さらに、二次マフラー36が、蒸気ボイラー19の上方に配されているため、蒸気ボイラー19の上方の空間を、二次マフラー36を設置するためのスペースとして有効利用できる。その結果、二次マフラー36を設置するための専用のスペースが必要なく、コージェネレーションシステム1の設置面積が増加することを抑制できる。
この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態においては、この発明の排気装置3を、エンジン6の排気ガスの熱を蒸気ボイラー19で利用するコージェネレーションシステム1に適用する場合について説明した。しかし、この発明の排気装置は、コージェネレーションシステム以外のエンジンの排気装置として適用しても良い。すなわち、廃熱回収を行わずにエンジンの排気ガスを大気に放出するシステムにも適用できる。
さらに、上述した実施形態においては、蒸気ボイラー19によって排気ガスの熱を回収する場合について説明した。しかし、蒸気ボイラー以外の廃熱回収装置によって廃熱を回収するようにしても良い。
さらに、上述した実施形態においては、一次マフラー35をエンクロージャー5の外部に設置する場合を例示した。しかし、一次マフラー35は、エンクロージャー5の内部に設置するようにしても良い。
さらに、上述した実施形態においては、二次マフラー36がボイラーユニット4の支持枠27に固定される場合を例示した。しかし、二次マフラー36の配置は、上述した実施形態の配置に限られない。ボイラーユニット4において、二次マフラー36を設置可能なスペースであればよく、例えば、蒸気ボイラー19の側方等に二次マフラー36を配置しても良い。
さらに、上述した実施形態においては、発電ユニット2に対してボイラーユニット4が、発電ユニット2の長手方向に並んで配置される場合を例示した。しかし、発電ユニット2に対するボイラーユニット4の配置は、この配置に限られない。
さらに、一次マフラー35の軸線39と二次マフラー36の軸線45の向きは上述した実施形態の向きに限られない。
さらに、エンクロージャー5が遮蔽板11を備える場合について説明したが、遮蔽板11を省略しても良い。加えて、一次マフラー35の入口48、出口43の配置、および、二次マフラー36の入口48、出口50の配置は、必要に応じて変更しても良い。
さらに、上述した実施形態における排気装置3は、触媒として酸化触媒38のみを備える場合について説明したが、例えば、一次マフラー35と二次マフラー36との間、より具体的には第二ガス管53の途中の切替装置57の近くに、必要に応じて脱硝触媒を設けるようにしても良い。
さらに、上述した実施形態における排気装置3は、発電ユニット2のエンジン6の排気ガスを排気する場合を一例に説明した。しかし、この発明の排気装置3の適用されるエンジンは、発電ユニット2で用いられるエンジン6の排気ガスに限られない。さらに、エンジン6は、レシプロエンジンに限られない。
1…コージェネレーションシステム 2…発電ユニット 3…排気装置 4…ボイラーユニット 5…エンクロージャー 6…エンジン 7…発電機 8…壁部 9…扉 10…エンクロージャー本体 10a…端面 11…遮蔽板 12…天井 13…側壁 19…蒸気ボイラー 20…ボイラー盤 21…フレーム 22…第一端部 23…第二端部 24…支持部材 25…ベース枠 26…支柱 27…支持枠 28…サブフレーム 35…一次マフラー 36…二次マフラー 37…排気ガス管 38…酸化触媒 39…軸線 40…第一端面 42…第二端面 43…出口 44…外周面 45…軸線 46…第一端面 47…外周面 48…入口 49…第二端面 50…出口 52…第一ガス管 53…第二ガス管 54…第三ガス管 55…入口 56…バイパス管 57…切替装置 101…エアクリーナーボックス 102…換気ファン 103…バッテリー 104…潤滑油槽 105…潤滑油槽 106…ターミナルボックス 107…発電機遮断器盤 108…直流電源盤 109…水ポンプ 110…副室ガスコンプレッサ 111…吸気口 112…排気口 113…ラック 114…過給機 115…吸気管 116…支持台 117…ラック

Claims (2)

  1. エンジンと、
    前記エンジンの排気ガスを排気する排気装置と、
    前記エンジンの駆動力によって発電する発電機と、
    前記エンジン及び前記発電機を収容する収容箱と、
    前記エンジンの排気ガスの熱によって水を加熱可能なボイラーと、を備え、
    前記排気装置は、
    内部に酸化触媒を有する一次マフラーと、
    前記一次マフラーよりも後段に設けられる二次マフラーと、
    前記一次マフラーから排出される排気ガスを前記二次マフラーへ導く排気ガス管と、を備え
    前記一次マフラーは、前記エンジンの上方に配され、
    前記二次マフラーは、前記エンジンに対して水平方向に離間した位置に配され、
    前記排気ガス管は、前記一次マフラーから排出される排気ガスを、前記ボイラーを経由して前記二次マフラーへ導くコージェネレーションシステム。
  2. 前記ボイラーは、前記収容箱に対して水平方向に離間した位置に配され、
    前記二次マフラーは、前記ボイラーの上方に配されている請求項に記載のコージェネレーションシステム。
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