JP6594043B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置に関し、電子写真画像形成プロセスを用いて記録材上に形成したトナー画像を、熱により溶融して記録材に定着する電子写真画像形成装置に好適なものである。電子写真画像形成装置としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンター(レーザービームプリンター、LEDプリンター等)等がある。
電子写真方式の画像形成装置で用いられる定着装置として、オンデマンド性に優れたフィルム定着方式の定着装置が用いられている。フィルム定着方式の定着装置は、筒状のフィルムと、フィルムの内面と接触するニップ形成部材と、ニップ形成部材を保持し、フィルムをガイドする役割を持つフィルム支持部材と、フィルムを介してニップ形成部材と共にニップ部を形成する弾性ローラを有する。そして、ニップ部(定着ニップ部)でトナー像を担持した記録材を挟持搬送しながら加熱し、トナー像を記録材に定着するものである。
フィルム加熱方式の定着装置は、フィルムを目標温度まで早く立ち上げるために、熱容量の小さいフィルムを用いている。フィルムの材料としては、SUS(ステンレス鋼)、Ni(ニッケル)等の金属材料を用いる場合や、PI(ポリイミド)やPAI(ポリアミドイミド)やPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の耐熱樹脂を用いる場合がある。
一般的に金属材料は樹脂材料と比べると強度があるため薄肉化でき、熱伝導率も高いという特徴を持つ。一方、樹脂材料は、金属と比べると比重が小さく温まり易いという利点がある。また、樹脂材料の中でも、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等の熱可塑性樹脂は押出成型が可能なため、安価に成形できるという利点がある。
上記の定着装置は、弾性ローラが駆動され回転することにより、フィルムが従動回転する。従って、フィルムが従動回転する際に、フィルム内面とフィルム支持部材の接触面積が大きいと、摺動抵抗が大きくなり、用紙搬送が不安定になる。更に、フィルム内面とフィルム支持部材の接触面積が大きいと、熱が逃げ易くなり、温度むら等の定着性に関わる問題の原因になる場合がある。
そこで、フィルム加熱方式の定着装置において、フィルムとフィルム内面に接触するフィルム支持部材との間の摺動面を減らすために、フィルム支持部材にリブか穴のいずれかが設けられているものがある。特に、リブを設けたこのような定着装置においては、フィルム支持部材は細いリブ形状となっているのが一般的である。
また、特許文献1では、フィルム支持部材の形状(長手方向に垂直な断面内)を、所定のニップ幅にて弾性ローラで押し付けた走行状態でのフィルムの自然な形状と略同一の形状とすることが開示されている。即ち、フィルムが局所的かつ集中的に接触して摩耗することをなくし、フィルムの耐久性を向上させることができることが知られている。
特開2002−139932号公報
しかし、特許文献1のようなフィルム支持部材を前述したフィルム加熱方式の定着装置に用いると、長手方向を含む断面内で次のような課題がある。それは、フィルム長手方向において、走行状態におけるフィルムの形状がフィルム長手方向の中央部と端部で異なるため、フィルムの自然な形状に倣わないフィルム支持部材の箇所が発生してしまう。従って、フィルムの一部がフィルム支持部材に局所的に接触し、フィルムの耐久性が低下する場合がある。
本発明の目的は、フィルムの耐久性を向上させられる定着装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る定着装置は、弾性ローラと、前記弾性ローラに接触する筒状のフィルムと、前記フィルムの内部に前記弾性ローラの軸線方向に亘って設けられており前記フィルムをガイドし、前記フィルムを介して前記弾性ローラと共にニップ部を形成するフィルムガイド部材と、前記フィルムガイド部材において、前記フィルム前記軸線方向における両端部に設けられ前記フィルムの内面をガイドするガイド部を有するフランジと、を有し、前記ニップ部でトナー画像を担持した記録材を挟持搬送しつつトナー画像を記録材に加熱定着する定着装置であって、前記フィルムガイド部材は、前記ニップ部における記録材の搬送方向において、記ニップ部よりも上流側に前記軸線方向に並んだ、前記フィルムが接触する複数のリブを備え、前記複数のリブは、前記軸線方向の端部から中央部に向けて曲率半径が徐々に小さくなっており、前記複数のリブの前記搬送方向の上流側の先端は、(i)前記ガイド部の前記搬送方向の上流側の先端よりも前記搬送方向の下流側に設けられており、(ii)前記軸線方向の端部に位置するものに比べ中央部に位置するものの方が前記搬送方向の下流側に位置していることを特徴とする。
本発明によれば、フィルムの耐久性を向上させられる定着装置を提供することができる。
(a)は比較例の加圧フィルム支持部材及びリブの上視断面図、(b)は本発明の第1の実施形態における加圧フィルム支持部材及びリブの上視断面図 第1の実施形態における加圧フィルム支持部材及びリブの概略斜視図 第2の実施形態における加圧フィルム支持部材及びリブの上視断面図 第2の実施形態における加圧フィルム支持部材及びリブの概略斜視図 第3の実施形態における加圧フィルム支持部材及びリブの概略斜視図 本発明の実施形態に係る定着装置の構成模式図 加圧フィルム回転時の、加圧フィルム支持部材の長手方向の端部と中央部付近におけるリブ部周辺の加圧フィルムの変形に関する説明図 比較例における、ガラス転移点前後の、加圧フィルム支持部材の長手方向の中央部付近におけるリブ部周辺の加圧フィルムの変形に関する説明図 本発明の実施形態における、ガラス転移点前後の、加圧フィルム支持部材の長手方向の中央部付近におけるリブ部周辺の加圧フィルムの変形に関する説明図 画像形成装置の断面図、第4の実施形態の定着装置の断面図、定着装置の斜視図 定着装置の断面図(第4の実施の形態) 加圧フィルム支持部材の斜視図 定着装置の断面図(第5の実施の形態) 加圧フィルムの弾性率特性を示した図 定着ニップ部の拡大図 小サイズ紙を定着処理する場合の説明図 小サイズ紙を定着処理する際の加圧フィルムの温度分布図 内面ニップ幅の温度特性図 第5の実施形態の変形例
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(定着装置)
以下、本発明の実施形態に係る定着装置について、図6を用いて説明する。図6は、フィルムを用いた外部加熱方式の定着装置の構成を示すものである。本実施形態の定着装置は大別して、弾性ローラである定着ローラ10と、定着ローラ10と共に第1のニップ部である定着ニップ部N1を形成するバックアップユニット20と、加熱ユニットとしての熱供給手段30の3つの部分から構成される。熱供給手段30は、第3の回転体として定着ニップ部N1以外で定着ローラ10に当接し、定着ローラ10の表面を加熱する加熱ニップ部N2を形成する。
このようにして、本実施形態の定着装置では、定着ニップ部N1にてトナー画像を担持した記録材を挟持搬送して、熱供給手段30によって加熱された定着ローラ10の熱でトナー画像を記録材に定着する。
a)定着ローラ10
第1の回転体である定着ローラ10は、鉄、SUS、アルミニウム等の金属材料からなる芯金11を有している。芯金11の外周面上にシリコーンゴム等を主成分とする弾性層12が形成され、この弾性層12上にPFA(テトラフルオロエチレン・パープルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等のフッ素系樹脂を主成分とした離型層13が形成されている。
b)熱供給手段30
本実施形態における加熱ユニットとしての熱供給手段30は、第3回転体としての加熱フィルム31、加熱フィルム支持部材(加熱フィルムガイド部材)32、セラミックヒータ33、加熱フランジ34を有している。なお、本実施形態では、熱供給手段30の一例としてフィルムを用いた熱供給手段を採用しているが、定着ローラ10の表面に熱を供給する手段としては、これに限らず、熱ローラ方式、輻射加熱方式、電磁誘導加熱方式等を用いることもできる。
加熱フィルム31は、耐熱性、断熱性を有するPI(ポリイミド)、PAI(ポリアミドイミド)等を基層とした円筒状の樹脂フィルムで形成されている。表層には、PFA(テトラフルオロエチレン・パープルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等の離型性の良い耐熱樹脂で被覆されている。
加熱フィルム支持部材32は、所定の耐熱材料を用いて横断面が略凹字状になるように形成されており、加熱フィルム31の長手方向(記録材の搬送方向に直交する方向)に点在するリブ35(図6(b))が設けられている。
また、加熱フランジ34は、所定の耐熱性材料を用いて形成され、加熱フィルム支持部材32の長手方向両端部に装着され、加熱フィルム31の長手方向への寄り移動を規制する役割及び加熱フィルム31内周面を規制する役割を持つ。加熱フィルム31の両端部の内周面を規制する(ガイドする)部分(ガイド部分)が34aの部分である。
セラミックヒータ33は、フィルム支持部材32の平坦面に設けられた溝36に支持されており、セラミックヒータ33を支持させた加熱フィルム支持部材32に加熱フィルム31を緩やかに嵌合させている。セラミックヒータ33は、加熱フィルム31を介して定着ローラ10と共に第2のニップ部である加熱ニップ部N2を形成する。そして、定着ローラ10と、加熱フィルム支持部材32に保持されたセラミックヒータ33とに狭持された加熱フィルム31は、加熱フィルム支持部材32の周りを定着ローラ10の回転に従動して回転する。
この熱供給手段30は、定着ローラ10と平行に配置されている。そして、加熱フィルム支持部材32の長手方向の両端部が、加圧バネ(不図示)によって、定着ローラ10に対して加熱フィルム31の長手方向と直交する方向へ付勢される。すると、セラミックヒータ33の表面が、加熱フィルム31を介して定着ローラ10の外周面に押圧される。これにより、定着ローラ10の弾性層12が弾性変形し、定着ローラ10と加熱フィルム31の間に所定幅の加熱ニップ部N2が形成される。
このように、セラミックヒータ33は、加熱ニップ部形成部材としての役割も担っている。
c)バックアップユニット20
バックアップユニット20は、第2の回転体である加圧フィルム21と、フィルムの内部のフィルム支持部材(加圧フィルムガイド材)である加圧フィルム支持部材22と、バックアップ部材であるニップ部形成部材23と、加圧フランジ24を有している。加圧フィルム21は、耐熱性、断熱性を有する熱可塑性のPI(ポリイミド)、熱可塑性のPAI(ポリアミドイミド)等を基層とした筒状(円筒状)のフィルムとして樹脂フィルム(熱可塑性フィルム)で形成されている。
加圧フィルム支持部材22は、所定の耐熱性材料を用いて横断面が略凹字状になるように形成され、加圧フィルム21の長手方向(記録材の搬送方向に直交する方向)においては複数点在するリブ25としてリブ状に設けられている。また、加圧フランジ(端部ガイド部材)24は、所定の耐熱性材料を用いて形成され、加圧フィルム支持部材22の長手方向両端部に装着され、加圧フィルム21の長手方向への寄り移動を規制する役割及び内周面を規制する役割を持つ。加圧フィルム21の両端部の内周面を規制する(ガイドする)部分が24aの部分である。
ニップ部形成部材23は、アルミニウム等の金属(高熱伝導部材)で形成され、加圧フィルム21の長手方向の熱の流れを均一にする。そして、ニップ部形成部材23は、加圧フィルム支持部材22の長手方向に沿って加圧フィルム支持部材22の平坦面に設けられた溝26に支持されている。
ニップ部形成部材23を支持させた加圧フィルム支持部材22は、加圧フィルム21を緩やかに嵌合させている。このように、定着ローラ10とニップ部形成部材23により、加圧フィルム21と定着ローラ10の間に定着ニップ部N1を形成する。そして、定着ローラ10と、加圧フィルム支持部材22に支持されたニップ部形成部材23とに狭持された加圧フィルム21は、加圧フィルム支持部材22の周りを定着ローラ10の回転に従動して回転する。
このバックアップユニット20は、第1の回転体である定着ローラ10と平行に配置されている。そして、加圧フィルム支持部材22の長手方向の両端部が、加圧バネ(不図示)によって、定着ローラ10の長手方向と直交する方向へ付勢される。すると、バックアップユニット20のニップ部形成部材23が、加圧フィルム21を介して定着ローラ10の外周面に押圧される。
これにより、定着ローラ10の弾性層12が、ニップ部形成部材23の表面で潰れて弾性変形し、定着ローラ10の表面と加圧フィルム21との外周面で所定幅の定着ニップ部N1が形成される。
(加圧フィルムの変形)
以下、フィルムの耐久性が低下する原因となる加圧フィルム21の変形の過程について説明する。図6において、駆動モータの出力軸(不図示)の回転が、所定のギア列(不図示)を介して、定着ローラ10の芯金11へ伝達される。これにより、定着ローラ10は所定の速度で回転する。定着ローラ10の回転は、定着ニップ部N1において定着ローラ10の表面と加圧フィルム21の表面との間に生じる摩擦力により、加圧フィルム21に伝わる。これにより、加圧フィルム21は、加圧フィルム21の内周面が加圧フィルム支持部材22とニップ部形成部材23と摺動しながら従動回転する。
このとき、加圧フィルム21は、定着ローラ10の回転方向の力を受けるため、定着ニップ部N1の出口側(下流側)において押し出され、変形する(図7のB、C)。しかし、加圧フランジ24が装着されている長手方向の端部では、加圧フィルム21内周面が加圧フランジ24の加圧フィルム21の内面をガイドするガイド部24aに規制されている。このため、定着ニップ部N1出口側(下流側)に押し出される変形が抑制されて回転する(図7のC)。
即ち、図7において、加圧フィルム21の長手方向中央部では、加圧フィルム21は定着ニップ部N1出口側へ押し出されるように変形しているが、端部では定着ニップN1出口側へ押し出されるような変形は小さい。このように、加圧フィルム21は、長手方向で一様に変形するのではなく、加圧フィルム21長手方向において、端部側に対し中央部側が凹んだ形状に変形することが確認できる。
ここで、加圧フィルム21の回転時の変形が、図6の状態よりも更に大きくなる場合がある。加圧フィルム21の回転時の変形を進行させる要因としては、加圧フィルム21自身の弾性率の低下や、定着ローラ10から受ける力の増大等が考えられる。前者の加圧フィルム21自身の弾性率低下の要因としては、材質の変更や膜厚の低下、また、加圧フィルム21の使用温度がガラス転移点以上になることによる軟化等が挙げられる。一方、後者の定着ローラ10から受ける力の増大の要因としては、定着ローラ10の回転速度の増加や、定着ローラ10と加圧フィルム21の摩擦力の増大等が挙げられる。
(比較例のフィルム支持部材形状と、加圧フィルム変形)
図8は、比較例における、ガラス転移点前後の、加圧フィルム支持部材の長手方向の中央部付近における加圧フィルムの変形に関する説明図である。加圧フィルム21の使用温度が、加圧フィルム21のガラス転移点以上となることにより、加圧フィルム21が軟化(弾性率が低下)し、加圧フィルム21の回転時の変形が図6の状態よりも大きくなる。なお、その他の要因によって加圧フィルム21の変形が進行する場合も、図8と同様の変形となり、加圧フィルム21の変形の進行要因を加圧フィルム21の使用温度がガラス転移点以上になる場合に限定するものではない。
図8に示す加圧フィルム支持部材22の長手方向の中央部付近では、加圧フィルム21の使用温度が加圧フィルム21のガラス転移点以上になると、定着ニップ部N1の入口側(上流側)で、加圧フィルム21がリブ25に沿った変形をする(位置A)。一方、図8に示す定着ニップ部N1の出口側(下流側)では、加圧フィルム21の使用温度が加圧フィルム21のガラス転移点以上になると、加圧フィルム21の使用温度が加圧フィルム21のガラス転移点以下の場合より大きく変形することが確認できる。
このように、加圧フィルム支持部材22の長手方向の中央部付近では、ニップ部入口側すなわち定着ニップ部N1の入口側(上流側)の位置A(図8)において、加圧フィルム21は凹形状に変形する。この状態で、定着ローラ10の回転を続けると、加圧フィルム21の長手方向の中央部が加圧フィルム支持部材のリブ25に強く押し付けられる状態となる。従って、フィルムに傷が付き、耐久性が低下する原因となる。
(本実施形態のフィルム支持部材形状と、加圧フィルム変形)
次に、本実施形態の加圧フィルム支持部材22のリブ25の形状によって、上述した加圧フィルム変形の問題が抑制できるメカニズムについて説明する。図1(a)(b)に、それぞれ比較例及び本実施形態の加圧フィルム支持部材22のニップ部入口側の上視断面図を示す。図1では、各リブ25の膨らみ部を、上方から見たときの形状として歯型状に表している。
各リブ25の膨らみ部は、後述する曲率半径に関連し、曲率半径が大きい場合に比べ曲率半径が小さい場合には、歯型状の下部位置が図1におけるより上方の位置(より高い位置)となる。比較例に関する図1(a)では、長手方向における各リブ25の曲率半径が同一であり、リブの下部位置は図1における線L25の高さとなる。一方、図1(b)では、長手方向における各リブ25の曲率半径が同一でなく、端部側に対し中央部側で曲率半径が小さく設定されており、リブの下部位置は端部側に対し中央部側でより高い位置となる。
即ち、比較例の加圧フィルム支持部材22のリブ25は、長手方向で一様な形状である(図1(a))。これに対し、本実施形態のリブ25は、加圧フィルム21の長手方向において、加圧フィルム21から受ける力が均等になるように中央部を凹ますことで、加圧フィルム21の局所的な変形を抑制する。
図1(b)のラインL25aは、長手方向において最も端部に設けられたリブの記録材搬送方向における先端位置を示している。ラインL25bは、その他のリブの先端位置を示している。この図のように長手方向中央のリブの先端は最も端部のリブの先端よりも凹んだ位置にある。なお、最も端部のリブの先端はフランジ24のフィルムガイド部24aの先端よりも凹んでいる。
図2に、本実施形態の加圧フィルム支持部材22の概略斜視図を示す。加圧フィルム支持部材22の長手方向の中央部付近のリブから端部のリブにかけて、R1、R2、R3とし端部のリブをR4としたとき、R4>R1=R2=R3のように、両端のリブよりも内側のリブでリブ25の形状を一定量凹ます形状にする。即ち、長手方向の両端のリブ以外のリブの曲率半径は同一とする。また、上記リブ25はなるべく細いリブにして、熱が逃げてその部分が定着不良になるのを防ぐのが好ましい。また、上記リブ25はなるべく本数を多くして、加圧フィルムからの力を分散して受けるのが好ましい。
図9に、本実施形態に関し、ガラス転移点前後の、加圧フィルム支持部材の長手方向の中央部付近における加圧フィルムの形状を示す。図9に示す本実施形態では、図8の位置Aにおける加圧フィルム21の凹変形は見られない。
なお、加圧フィルム21の材質は、熱硬化性のPI(ポリイミド)等の熱硬化性樹脂であっても、効果は小さいものの耐久性に効果がある。加圧フィルム21の材質として熱可塑性樹脂を使用する場合には、前述したようにガラス転移点を超えた温度での軟化が発生し、変形量が大きくなるため、長手方向におけるリブ形状を所定形状とする本実施形態に基づく効果は特に大きい。
《第2の実施形態》
図3に、本発明の第2の実施形態の加圧フィルム支持部材の上視断面図を示す。第1の実施形態と同様に、加圧フィルム支持部材22のリブ25の形状を、加圧フィルム21の長手方向において、加圧フィルム21から受ける力が均等になるように中央部を凹ますことで、加圧フィルム21の局所的な変形を抑制する。
図4に、本実施形態の加圧フィルム支持部材22の概略斜視図を示す。加圧フィルム支持部材22のリブ25の中央部付近のリブから端部手前のリブにかけて、R1、R2、R3とし、端部のリブをR4としたとき、R4>R3>R2>R1のように徐々に凹んでいく形状にする。即ち、長手方向の両端部から中央部に向けて順次曲率半径が小さくなるようにする。
本実施形態では、第1の実施形態よりも更に加圧フィルム支持部材22のリブ25からの損傷を低減することが可能になり、更に長寿命となる。また、第1の実施形態と同様に、上記リブ25はなるべく細いリブにして、熱が逃げてその部分が定着不良になるのを防ぐのが好ましい。また、上記リブ25は、なるべく本数を多くして加圧フィルムからの力を分散して受けるのが好ましい。
《第3の実施形態》
図5に、本実施形態の加圧フィルム支持部材22の概略斜視図を示す。加圧フィルム支持部材22のリブ25の中央部付近のリブから端部手前のリブにかけて、R1、R2、R3とし、端部のリブをR4としたとき、R4=R2=R3>R1のように、中央部付近のリブ25の形状のみ凹ます形状にする。即ち、長手方向の中央部以外の曲率半径は、同一とする。また、第1、第2の実施形態と同様に、上記リブ25はなるべく細いリブにして、熱が逃げてその部分が定着不良になるのを防ぐのが好ましい。また上記リブ25は、なるべく本数を多くして加圧フィルムからの力を分散して受けるのが好ましい。
《第4の実施形態》
以下、本発明に係る定着装置について、図10を用いて説明する。図10(a)は本実施形態の画像形成装置100の概略図である。図10(b)は定着装置5の拡大図、図10(c)は定着装置5の全体図である。
電子写真記録方式の画像形成装置100は、4色のトナーを用い、トナー画像を形成する画像形成部1を有する。画像形成部1には4つの感光体があり、符号2は夫々の感光体を画像情報に応じたレーザ光で走査するレーザスキャナである。各感光体に形成されたトナー画像は中間転写ベルト3上に重畳され、その後、トナー画像は転写部4で給紙カセット6から給紙された記録材Pに転写される。
そして、記録材Pに転写されたトナー画像は定着装置5で定着処理される。定着装置5は画像形成装置100の上部に配置されており、定着装置5に進入する記録材の方向は、画像形成装置100の底面100Bに対して垂直な方向(即ち、重力作用方向g(図11))に近い方向となっている。
定着装置5は、加熱ユニット50と、加熱ユニット50と共に定着ニップ部N3を形成する加圧ローラ40を有する。加熱ユニット50は、定着フィルム51、フィルムガイド部材52、加熱ユニットの剛性を確保する金属製のステー53、セラミックヒータ54、フィルム母線方向へのフィルムの寄り移動を規制する規制部材としてのフランジ55を有している。定着フィルム51は、熱硬化性樹脂(本例は熱硬化性のポリイミド)を基層とし、表面にはフッ素樹脂層が設けられている。
56uはフィルムガイド部材52の記録材搬送方向上流側に設けられた複数のリブ、56dはフィルムガイド部材52の記録材搬送方向下流側に設けられた複数のリブ、57はフィルムガイド部材52に設けられたヒータ保持溝である。フィルムガイド部材52は耐熱樹脂(本例はLCP:liquid crystal polymer)で形成されている。41は加圧ローラの弾性層(ゴム層)である。定着フィルム51は加圧ローラ40の回転(方向D1)に従動して回転(方向D2)する。
フランジ55はフィルムガイド部材52の長手方向両端にそれぞれ配置されており、定着フィルムの両端部の内面をガイドするガイド部55aを有する(図12参照)。
(停止時と回転時のフィルム形状)
図11は回転停止時及び回転時の、フィルムガイド部材52の長手方向の中央部付近における、定着フィルム51の形状に関する模式図である。定着フィルムが回転停止している時、定着フィルム51は自重により、リブ56uから若干離間している。定着フィルム51が回転している時は、定着フィルム51は定着ニップ部N3の出口側へ押し出されるように変形する。そして、定着ニップ部N3の入口側では、定着フィルム51がリブ56uに接触する。
図12に、フィルムガイド部材52とフランジ55の斜視図を示す。フィルムガイド部材52のリブ56uは、中央部付近のリブから端部のリブにかけて、曲率半径が徐々に大きくなっている。また、フィルムガイド部材の両端のリブのフィルムと対向する部分の輪郭は、フランジ55のガイド面55aの輪郭よりも小さくなっている。
リブ56uのフィルムと対向する部分の曲率半径をR1〜R5、ガイド部55aの曲率半径をR6とすると、R6>R5=R4>R1=R2=R3となっている。このように、定着ニップ部N3のフィルム回転方向上流側のフィルムガイド面は、ガイド部55aから中央部のリブ56uに掛けて徐々に凹んだ形状となっている。これにより、定着フィルムが回転してもフィルムへ与えるダメージを軽減できる。
次に、小サイズ紙を定着処理する際の非通紙部昇温を緩和できる実施例を説明する。
≪第5の実施形態≫
本実施例の定着装置(図13)は加熱ユニット101、定着ローラ102、加圧ユニット103で構成される。
加熱ユニット101と定着ローラ102とが不図示の押圧手段によって、押圧接触されることで加熱ニップNhを形成し、加熱ニップNhより定着ローラ102に熱を受け渡す。このとき定着ローラ102に付与される加圧力は160Nで、このときの加熱ニップNhのローラ回転方向の幅は8mmである。
同様に、定着ローラ102と加圧ユニット103とが不図示の押圧手段によって、押圧接触されることで定着ニップNpを形成する。そして、定着ローラ102に付与される加圧力は160Nで、このときの定着ニップNpのローラ回転方向の幅は8mmである。定着ローラ102を回転させ、定着ニップNpにトナー像Tを担持した用紙Pを通過させることで、記録材P上のトナー像Tを加熱定着することができる。このときの用紙搬送速度は200mm/secに設定した。
(加熱ユニット)
加熱ユニット101は、加熱フィルム104、ヒータ支持部材105、ステー106、ヒータ107、温度検知素子108、にて構成される。加熱フィルム104は母線方向の長さが233mm、外径18mmである。フィルムの基層はカーボンフィラを添加した熱硬化性ポリイミドであり厚みは50μm、表層はPFAで厚みは30μmである。
ヒータ支持部材105は液晶ポリマー、PPS、PEEK等の耐熱性樹脂により形成され、長手に亘って装置フレームに保持されたステー106で補強されている。ステー106は不図示の押圧手段による押圧力を受け、定着ローラ102への均一な押圧を可能とする。ステー106は、鉄、ステンレス、ジンコート鋼板等の剛性のある材料を使用し、断面形状をUの字型にすることで剛性を高めている。これにより、ヒータ支持部材105のたわみを抑えた状態で加熱ニップNhを形成する。
加熱ニップNh内にはヒータ107を配置する。このヒータは、厚み1.0mmのアルミナ板上に、銀・パラジウム合金で形成された発熱体が222mmの長さ設けられている。発熱体はガラス材でコートされている。
ヒータ107の温度は温度検知素子108でモニタされており、素子108の検知温度に応じてヒータ107にAC電力が供給される。定着処理時は検知温度が所定の制御目標温度を維持するように電力が制御される。制御目標温度は180℃〜220℃の範囲で設定される。
(定着ローラ)
定着ローラ102は、鉄やアルミニウムなどの芯金、断熱性の高い発泡ゴムの弾性層、熱伝導率2.0W/(m・K)であるシリコーンゴムの高熱伝導弾性層、PFAなどの離型層から構成される。本例の定着ローラは、外径11mmの鉄の芯金に発泡弾性層を3.5mmの厚みで形成し、その上に200μmの高熱伝導ゴム層、さらにその上に40μmの厚みの絶縁PFAチューブを被覆している。
定着ローラ硬度は56度、外径は約18mmである。弾性層、高熱伝導弾性層および離型層の長さは229mmである。定着ローラ102の硬度は、定着性及び耐久性を満足するため、アスカーC型硬度計1kgf荷重において、40度から70度が好ましい。
(バックアップユニット)
バックアップユニット(加圧ユニット)103は、加圧フィルム109、均熱板支持部材110、ステー111、均熱板112にて構成される。加圧フィルム109は母線方向の長さが233mm、外径18mmの円筒部材であり、最内層に基層としてPEEK層、最外層に離型性の高いPFA層が設けられている。PEEK層の厚みを100μm、PFA層の厚みを30μmとした。本例の加圧フィルムに用いたPEEKは、ガラス転移点Tg143℃、融点Tm240℃、フィラなどを添加していないナチュラル材である。
均熱板支持部材110は液晶ポリマー、PPS、PEEK等の耐熱性樹脂により形成され、長手方向に亘ってステー111に補強されている。ステー111は不図示の押圧手段による押圧力を受け、定着ローラ102への均一な押圧を可能とする。ステー111は、鉄、ステンレス、ジンコート鋼板等の剛性のある材料を使用し、断面形状をUの字型にすることで剛性を高めている。これにより、均熱板支持部材110のたわみを抑えた状態で、所定の幅の定着ニップNpを形成する。
加圧フィルム109の内面には均熱板112を配置する。この均熱板112は、厚み1.0mm、長さ230mm、幅7mmの窒化アルミ板である。加圧フィルム109のPEEK層はこの均熱板112と接触する。ヒータの長さよりも小さなサイズの記録材Pに形成されたトナー画像を定着処理する時、定着器の記録材Pが通過しない非通紙領域は過昇温するが、均熱板112により温度を均し、過昇温を抑制できる。
(均熱板)
図13に示すように、発熱源であるヒータ107と均熱部材としての均熱板112は直接接触していない。また、ヒータ107と均熱板112との間に大きな熱抵抗となる加圧フィルム109が介在しているため、定着器立ち上げ時、均熱板112への熱供給を鈍化することができる。よって、均熱板112を搭載したとしても、定着器立ち上げ時間の増大を抑えることができる。
(加圧フィルムの弾性率)
熱可塑性樹脂であるPEEKと熱硬化性PIの、温度と弾性率の関係を図14に示す。PEEKはガラス転移点Tgが143℃であり、ガラス転移点Tgを超えると弾性率が大きく低減する。つまりフィルム剛性の低下を招き、加圧フィルムの円筒状態の維持が困難になる可能性がある。一方、熱硬化性PIはガラス転移点Tgが300℃であり、定着器の使用温度域において弾性率変動が非常に小さく、フィルム剛性はほぼ変化しない。
本例の定着装置の加圧フィルムは、使用中においてガラス転移点Tg143℃を超えることを想定しているため、弾性率の低下つまり剛性低下は免れない。この剛性低下を加圧フィルムの厚みによって補うには、PEEK材は80μm以上の厚みが望ましい。また、前述したように加圧フィルムに熱抵抗を付与し、均熱板112への熱供給鈍化を促すため、PEEK材は100μm以上の厚みが望ましい。一方、厚過ぎると剛性が高くなり過ぎ、フィルムが割れやすくなる。よって、PEEK層の厚みは80〜200μmが好ましい。
(加圧フィルムと均熱板との接触領域)
図15に定着ローラ102と加圧ユニット103で形成される定着ニップ部の拡大図を示す。定着ローラ102表面と加圧フィルム109とが接触する領域を定着ニップNp、加圧フィルム109内面と均熱板112とが接触する領域を内面ニップNpinと定義する。
定着器立ち上げ時、加圧フィルム109の温度はガラス転移点Tg以下であり、加圧フィルムは高い剛性を示すため、加圧フィルム109は均熱板112に沿いにくく、図15(a)に示されるように内面ニップNpinは小さい。それ故に、均熱板への熱供給は鈍化傾向にあり、定着器立ち上げ時間の増大を抑制できる。
次に、定着器長手方向における幅が小さい小サイズ紙を通紙した場合について、図16に簡易図を示す。通紙部は記録材が熱を奪うため昇温の程度が小さい。一方、記録材が通過しない非通紙部は熱供給過多となり著しく昇温する。図17にハガキ(幅100mm×長さ148mm、坪量209.5g/m^2)を連続通紙した場合の加圧フィルム温度を示す。
通紙部における加圧フィルム109の温度は、ガラス転移点Tg以下である約100℃、非通紙部における加圧フィルム109の温度はガラス転移点Tg以上である約220℃である。このことから、加圧フィルム109は非通紙部のみ剛性が大きく低下することになり、加圧フィルム109は均熱板112に沿いやすくなる。よって、図15(b)に示されるように非通紙部における加面ニップNpinは大きく拡大する。その結果、非通紙部における均熱板への熱供給が促進され、非通紙部昇温の抑制効果が高くなる。
図18に、加圧フィルムの温度と内面ニップNpinの関係を示す。加圧フィルムの温度がガラス転移点Tgを超えると、内面ニップNpinが大きく拡大していることが確認できる。小サイズ紙を定着処理する時は、非通紙部の内面ニップNpinが拡大することになる。
前述した効果を確認するため、実施例及び比較例の定着装置を用意し、小サイズ紙生産性、定着器立ち上げ時間の比較評価を実施した。
実施例および比較例共に図13に示した外部加熱方式の定着装置である。但し、加圧フィルムの材質及び厚みが両者で異なる。実施例の加圧フィルムは上述したように厚み100μmのPEEKをベースとしたフィルムである。比較例の加圧フィルムは、長さ233mm、外径18mmの円筒部材であり、基層として熱硬化性PI層、最外層に離型性の高いPFA層を設けている。
PI層の厚みを50μm、PFA層の厚みを30μmとした。PIはガラス転移点がTg300℃で、フィラなどを添加していないナチュラル材である。PIベースのフィルムはガラス転移点Tgが非常に高いので、定着処理中に剛性が低下することはない。逆に、厚くし過ぎると剛性が高くなり過ぎ割れやすくなるので、適度な剛性を確保するためPI層の厚みは50μmとした。
(小サイズ紙生産性)
定着ローラ102(図13)の回転速度を150rpmとした状態で、ハガキ(幅100mm×長さ148mm、坪量209.5g/m^2)を複数枚連続して定着処理を行う。連続するハガキの間隔(時間)を調整し、加圧フィルムやローラの表面温度が230℃を超えないことを条件に、実施例と比較例の小サイズ紙生産性を確認する。ここで言う生産性とは1分間で定着処理できる枚数とし、単位をppm(pages per minute)として表記する。
(定着器立ち上げ時間)
定着ローラ102の回転速度を150rpmとした状態で、Xerox4202紙(幅215.9mm×長さ279.4mm、坪量75g/m^2)の通紙を行う。ヒータに投入する電力は1000W、定着器は常温からスタートさせる。このとき、定着性を満足する温度に定着器が昇温するまでの立ち上げ時間を確認する。ここで言う定着性とは、MagentaとCyanトナーで形成されるBlueパターンが用紙に溶融固着できている状態である。
(比較評価結果)
表1に小サイズ紙生産性、定着器立ち上げ時間の比較評価結果を記す。
比較例の装置は、加圧フィルムが熱抵抗となり、発熱源から均熱板への熱供給が鈍化するため、定着器立ち上げ時間の拡大を抑制できている。
しかしながら、比較例は加圧フィルム基材にPIを使用しているため、小サイズ紙の連続通紙により非通紙部昇温が発生したとしても、内面ニップNpinの幅はほぼ変動しない。よって、非通紙部における均熱板への熱供給能力が高まることがないため、小サイズ紙の生産性が十分ではない。
実施例の装置は、定着器立ち上げ時、加圧フィルム109の温度はガラス転移点Tg以下であり、加圧フィルムは高い剛性を示す。そのため、加圧フィルム109は均熱板112に沿いにくく、内面ニップNpinは小さい。また、加圧フィルム109が均熱板112に対して大きな熱抵抗になる。それ故に、均熱板への熱供給は鈍化傾向にあり、定着器立ち上げ時間の拡大を抑制できている。
一方、小サイズ紙の連続通紙により非通紙部昇温が発生すると、加圧フィルム109の通紙部の温度はガラス転移点Tg以下であるが、加圧フィルム109の非通紙部の温度はガラス転移点Tg以上に達することがある。その際、加圧フィルム109の非通紙部の部分は剛性が大きく低下し、加圧フィルム109が均熱板112に沿いやすくなり、内面ニップNpinは大きく拡大する。その結果、均熱板112の非通紙部への熱供給が促進され、非通紙部昇温時の均熱効果を増大させることができる。このため、単位時間当たりの通紙枚数を比較例よりも多くすることができる。
尚、実施例では加圧フィルムの材質としてPEEKを選択しているが、定着処理時に到達する温度よりも、融点が高く、ガラス転移点が低い材質であれば、その他の材質でも構わない。例えば、PEK(POLYETHERKETONE)、PEKEKK(POLYETHERKETONEETHERKETONEKETONE)などでも同様の効果が得られる。
図19は第5実施形態の変形例である。この定着装置は、加熱ユニット301と加圧ユニットを接触させ定着ニップを形成する。加圧ユニットは実施例と同じ構成なので説明は割愛する。加熱ユニット301は加熱ロール304、発熱源308、とで構成される。加熱ロール304は、アルミニウムで形成される基層、PFAで形成される離型層を有する。加熱ロール304に駆動源からの回転力を伝達し、加熱ロール304を回転させ、加圧フィルム109を回転させる。
10・・定着ローラ(弾性ローラ)、20・・バックアップユニット、25・・リブ、N1・・定着ニップ部(ニップ部)

Claims (4)

  1. 弾性ローラと
    記弾性ローラに接触する筒状のフィルムと、前記フィルムの内部に前記弾性ローラの軸線方向に亘って設けられており前記フィルムをガイドし、前記フィルムを介して前記弾性ローラと共にニップ部を形成するフィルムガイド部材と、前記フィルムガイド部材において、前記フィルム前記軸線方向における両端部に設けられ前記フィルムの内面をガイドするガイド部を有するフランジと、
    を有し、
    前記ニップ部でトナー画像を担持した記録材を挟持搬送しつつトナー画像を記録材に加熱定着する定着装置であって、
    記フィルムガイド部材は、前記ニップ部における記録材の搬送方向において、記ニップ部よりも上流側に前記軸線方向に並んだ、前記フィルムが接触する複数のリブを備え
    前記複数のリブは、前記軸線方向の端部から中央部に向けて曲率半径が徐々に小さくなっており、前記複数のリブの前記搬送方向の上流側の先端は、(i)前記ガイド部の前記搬送方向の上流側の先端よりも前記搬送方向の下流側に設けられており、(ii)前記軸線方向の端部に位置するものに比べ中央部に位置するものの方が前記搬送方向の下流側に位置していることを特徴とする定着装置。
  2. 前記フィルムは、熱可塑性樹脂で形成されていることを特徴とする請求項に記載の定着装置。
  3. 前記弾性ローラの表面に接触し前記弾性ローラに熱を与える加熱ユニットを有することを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記フィルムの内面に接触するヒータを有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の定着装置。
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