JP6618687B2 - 筒状伸縮体及び推進装置 - Google Patents
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本構成によれば、気室への流体の流入や気室からの流体の流出が、第1流路に流入する流体の圧力に応じて直接的に切り替えられるため、電気的な他のエネルギーを用いることなく、流路切替の応答速度を向上させることができる。また、気室に流入した流体は、切替弁の第3流路から内筒の内側空間に直接排出されるため、気室内の流体を素早く排出することができ、筒状伸縮体の伸縮速度を向上させることができる。
上記課題を解決するための推進装置の構成として、請求項1に記載の筒状伸縮体が複数個連結された移動体と、各筒状伸縮体の第1流路に供給する圧縮空気を生成する圧縮空気生成手段と、圧縮空気生成手段により生成された圧縮空気を各筒状伸縮体に分配する分配手段と、分配手段から各筒状伸縮体まで個別に延長し、圧縮空気生成手段で生成された圧縮空気を切替弁の第1流路に供給する空気供給管と、分配手段による各筒状伸縮体への圧縮空気の分配を制御し、各筒状伸縮体の気室に蠕動運動を模倣する所定の順序で前記圧縮空気を流入させる制御装置とを備える構成とした。
本構成によれば、移動体を構成する複数の筒状伸縮体が蠕動運動を模倣するように伸縮するため、推進力を得ることができる。また、筒状伸縮体の気室に流入した圧縮空気は、切替弁の第3流路から内筒の内側空間に直接排出されるため、気室内の圧縮空気の排気速度を向上させ、筒状伸縮体を収縮状態から伸長状態に素早く移行させるので、各筒状伸縮体の伸長速度が向上し、移動体としての推進速度を向上させることができる。
また、推進装置の他の構成として、空気供給管に連通するように設けられ、分配手段から第1流路への圧縮空気の供給が停止したときに、当該空気供給管内の空気を強制的に排気する減圧手段をさらに備える構成とした。
本構成によれば、切替弁の第1流路に連結される空気供給管内の空気が素早く排出されるため、切替弁の弁体がすばやく流路を切り替えるように移動できる。これにより、筒状伸縮体の伸縮速度をさらに向上させて、移動体の推進速度を向上させることができる。
また、推進装置の他の構成として、加圧された流体が流入する第1流路と、第1流路に流入した流体により押圧されて移動自在に設けられた弁体と、第1流路に流入した流体が弁体を押圧する押圧力と拮抗するように弁体を付勢する付勢手段と、弁体に作用する流体の押圧力が付勢手段による付勢力に勝るときに第1流路に流入した流体が流れる第2流路と、弁体に作用する付勢手段の付勢力が第1流路に流入した流体の押圧力に勝るときに第2流路と連通する第3流路とを備える切替弁と、軸線方向に伸縮する筒状の内筒と、内筒の両端に気密を有するようにそれぞれ取り付けられる円筒状のフランジと、内筒を覆うように被せられて、端部がフランジに気密を有するように固定され、軸線方向への伸長が規制された筒状の弾性体と、内筒と弾性体との間で形成される気室とを備え、第2流路の一端が気室に開口し、内筒の内周面に第3流路の一端が開口するように切替弁を設け、弁体に作用する流体の押圧力が付勢手段による付勢力に勝るときに第1流路に流入した流体が第2流路を介して気室に流入し、弁体に作用する付勢手段の付勢力が第1流路に流入した流体の押圧力に勝るときに気室の流体が第2流路及び第3流路を介して内筒の内側空間に排出される筒状伸縮体が複数個連結された移動体と、各筒状伸縮体の第1流路に供給する圧縮空気を生成する圧縮空気生成手段と、圧縮空気生成手段により生成された圧縮空気を各筒状伸縮体に分配する分配手段と、分配手段から各筒状伸縮体まで個別に延長し、圧縮空気生成手段で生成された圧縮空気を切替弁の第1流路に供給する空気供給管と、分配手段による各筒状伸縮体への圧縮空気の分配を制御し、各筒状伸縮体の気室に蠕動運動を模倣する所定の順序で圧縮空気を流入させる制御装置とを備え、空気供給管に連通するように設けられ、分配手段から第1流路への圧縮空気の供給が停止したときに、当該空気供給管内の空気を強制的に排気する減圧手段をさらに備える構成とした。
本構成によれば、移動体を構成する複数の筒状伸縮体が蠕動運動を模倣するように伸縮するため、推進力を得ることができる。また、筒状伸縮体の気室に流入した圧縮空気は、切替弁の第3流路から内筒の内側空間に直接排出されるため、気室内の圧縮空気の排気速度を向上させ、筒状伸縮体を収縮状態から伸長状態に素早く移行させるので、各筒状伸縮体の伸長速度が向上し、移動体としての推進速度を向上させることができる。また、空気供給管に連通するように設けられ、分配手段から第1流路への圧縮空気の供給が停止したときに、当該空気供給管内の空気を強制的に排気する減圧手段をさらに備えるので、切替弁の第1流路に連結される空気供給管内の空気が素早く排出されるため、切替弁の弁体がすばやく流路を切り替えるように移動できる。これにより、筒状伸縮体の伸縮速度をさらに向上させて、移動体の推進速度を向上させることができる。
また、推進装置の他の構成として、分配手段は、圧縮空気生成手段と接続され、圧縮空気生成手段から供給された圧縮空気が入力される入力ポートと、空気供給管と接続され、入力ポートに入力された圧縮空気を空気供給管を介して筒状伸縮体の第1流路に出力する出力ポートと、出力ポート内の空気を排気する排気ポートとを有する電磁弁を複数備え、
減圧手段が、排気ポートに接続されるので、切替弁の第1流路に連結される空気供給管内の空気が素早く排出されるため、切替弁の弁体がすばやく流路を切り替えるように移動できる。これにより、筒状伸縮体の伸縮速度をさらに向上させて、移動体の推進速度を向上させることができる。
内筒嵌着部36は、フランジ33;34の内周側において一端側の端面33a;34aから軸線方向に沿って環状に窪む凹部として設けられる。内筒嵌着部36は、内筒31の外周面が嵌合する嵌合面36Aと、内筒31の端面が突き当たる突当面36Bとで形成される。
環状溝35は、フランジ33;34の外周面において、突当面36Bよりも端面33b;34b側に位置するように円周方向に沿って一周分連続して窪むように形成される。
連結部37は、フランジ33;34の他端側の内周面を円周方向に沿って窪む内周溝37Aと、円周方向に沿って所定間隔を空けて端面33b;34bから内周溝37Aに到達するように円弧状に窪む複数の切欠き37Bとにより構成される。
放出路46は、一端がフランジ34における内筒31の内周側に開口し、他端が切替室43に開口する貫通孔として設けられる。同図に示すように、放出路46は、一端が膨出部34Jを構成する内周側の壁面40cに開口し、他端が切替室43の円錐面43aに開口するように形成される。したがって、放出路46は、弁体44が切替室43内を移動して、流入路42を塞ぐように位置したときに開口し、壁部34Kに当接するように位置するときには弁体44により閉鎖されるように設けられる。具体的には、図5の部分拡大図に示すように、切替室43の円錐面43aに弁体44の円錐面44aが合致するように壁部34K側に移動した際に、弁体44の円錐面44aが、円錐面43aに開口する放出路46の開口縁46aに密着することにより、放出路46を閉鎖する。
付勢手段47は、例えば、圧縮コイルスプリングからなり、一端が膨出部34Jを画成する壁部34Kに着座し、他端が上記弁体44の凹部48の底面48aに着座するように設けられる。すなわち、付勢手段47は、流入路42に流入した圧縮空気が弁体44を押圧する押圧力に拮抗するように弁体を付勢し、弁体44に常時、流入路42側に向けて付勢力を作用させる。
すなわち、上記構成の切替弁40は、流入路42に流入した圧縮空気の押圧力が付勢手段47による付勢力に勝るときに、弁体44を壁部34K側に移動させて弁体44の円錐面44aが切替室43の円錐面43aに嵌まりながら放出路46の開口縁46aに密着することにより、流入路42から流入した圧縮空気の漏れを防ぐ封止部を構成して、給排路45と放出路46との連通を遮断する。また、切替弁40は、弁体44に作用する付勢手段47による付勢力が流入路42に流入した圧縮空気の押圧力に勝るときに、弁体44を流入路42側に移動させて弁体44の円錐面44cが流入路42の円錐面42cに嵌ることにより、流入路42への空気の流出を防ぐ封止部を構成して、給排路45と放出路46との連通を開放する。
チューブ50(50A乃至50D)は、複数の伸縮ユニット30A〜30Dに対して独立して圧縮空気を供給する流路を構成するものであって、例えばポリ塩化ビニル等の可撓性を有するホースが適用される。好ましくは、内部を流通する空気の圧力の変化によって、潰れや膨らみが生じたりしない耐圧のチューブを用いると良い。
圧縮空気生成装置61には、例えば、図示しない圧縮機及び蓄圧器を有するコンプレッサーを適用する。圧縮空気生成装置61では、圧縮機が圧縮した空気を蓄圧器内の圧力が所定圧になるまで供給する。蓄圧器に蓄圧された空気は、レギュレータ63を介して分配装置62に供給される。レギュレータ63は、各伸縮ユニット30(30A乃至30D)に設けられた付勢手段47の付勢力よりも大きな力が弁体44に作用するように、各伸縮ユニット30(30A乃至30D)に供給する圧縮空気の圧力を調圧する。
収縮信号は、弾性膨張体32の外周面が管9の内壁面に到達するまで気密室Sに圧縮空気を供給する信号である。また、収縮維持信号は、管9の内壁面に到達した弾性膨張体32がその状態を維持する信号である。
図8(a)は、推進装置3の初期状態を示し、例えば、管9内に推進装置3を配置した状態を示している。このとき、すべての伸縮ユニット30A〜30Dは、伸長状態にある。
動作パターンAでは、上記第1行程から第3行程までを1サイクルとし、このサイクルを繰り返すことで推進装置3が進行する。すなわち、1サイクル目の終了後に、2サイクル目の第1行程において伸縮ユニット30Aが膨張し、この第1行程を足掛かりとして2サイクル目の推進力が得られることから、各サイクルにおける実質的な移動距離は、第3工程における伸縮ユニット30B及び伸縮ユニット30Cの伸長分となる。
図8(b)乃至(d)で示した伸縮ユニット30A〜30Dの伸縮動作、すなわち、空気供給装置60から各伸縮ユニット30A〜30Dの各気密室Sへの圧縮空気の給排は、圧縮空気の供給の有無に基づいて切替弁40により制御される。
40 切替弁、42 流入路、43 切替室、44 弁体、45 給排路、
46 放出路、47 付勢手段、60 空気供給装置、61 圧縮空気生成装置、
62 分配装置、64 分配器、65 制御装置。
Claims (5)
- 軸線方向に伸縮する筒状の内筒と、
前記内筒の両端に気密を有するようにそれぞれ取り付けられる円筒状のフランジと、
前記内筒を覆うように被せられ、端部が前記フランジに気密を有するように固定され、軸線方向への伸長が規制された筒状の弾性体と、
前記内筒と前記弾性体との間で形成される気室と、
前記気室への流体の供給及び前記気室からの流体の排出を制御する切替弁と、を備える筒状伸縮体であって、
前記切替弁は、
一端側に外部から延長する管が接続され、前記管を介して加圧された流体が供給される第1流路と、
前記第1流路の他端が開口し、前記加圧された流体が流入する切替室と、
一端が前記気室に、他端が前記切替室に開口し、前記気室と前記切替室とを連通する第2流路と、
一端が前記内筒の内周面に、他端が前記切替室に開口し、前記内筒の内側空間と前記切替室とを連通する第3流路と、
前記切替室に設けられ、前記第1流路に供給された流体により押圧されて前記切替室を移動自在に設けられた弁体と、
前記切替室に設けられ、前記第1流路から前記切替室に流入した流体が前記弁体を押圧する押圧力と拮抗するように前記弁体を付勢する付勢手段と、を備え、
前記第1流路に前記加圧された流体が供給されたときに、
前記弁体が前記第2流路と前記第3流路との連通を閉鎖するとともに前記第1流路と前記第2流路との連通を開放して第1流路に供給された前記加圧された流体を第1流路及び第2流路を介して前記気室に流入させて前記軸線方向に収縮し、
前記第1流路への前記加圧された流体の供給が停止したときに、
前記弁体が前記第1流路と前記第2流路との連通を閉鎖するとともに、前記第2流路と前記第3流路との連通を開放して前記気室の流体を前記第2流路及び前記第3流路を介して前記内筒の内側空間に排出させて前記軸線方向に伸長し、
前記第1流路、前記切替室、前記第1流路及び前記第3流路が前記フランジに形成されたことを特徴とする筒状伸縮体。 - 請求項1に記載の筒状伸縮体が複数個連結された移動体と、
前記各筒状伸縮体の前記第1流路に供給する圧縮空気を生成する圧縮空気生成手段と、
前記圧縮空気生成手段により生成された圧縮空気を前記各筒状伸縮体に分配する分配手段と、
前記分配手段から前記各筒状伸縮体まで個別に延長し、前記圧縮空気生成手段で生成された圧縮空気を前記切替弁の前記第1流路に供給する空気供給管と、
前記分配手段による各筒状伸縮体への圧縮空気の分配を制御し、各筒状伸縮体の気室に蠕動運動を模倣する所定の順序で前記圧縮空気を流入させる制御装置と、
を備える推進装置。 - 前記空気供給管に連通するように設けられ、前記分配手段から前記第1流路への圧縮空気の供給が停止したときに、当該空気供給管内の空気を強制的に排気する減圧手段をさらに備える請求項2に記載の推進装置。
- 加圧された流体が流入する第1流路と、
前記第1流路に流入した流体により押圧されて移動自在に設けられた弁体と、
前記第1流路に流入した流体が前記弁体を押圧する押圧力と拮抗するように前記弁体を付勢する付勢手段と、
前記弁体に作用する流体の押圧力が前記付勢手段による付勢力に勝るときに前記第1流路に流入した流体が流れる第2流路と、
前記弁体に作用する前記付勢手段の付勢力が前記第1流路に流入した流体の押圧力に勝るときに前記第2流路と連通する第3流路と、
を備える切替弁と、
軸線方向に伸縮する筒状の内筒と、
前記内筒の両端に気密を有するようにそれぞれ取り付けられる円筒状のフランジと、
内筒を覆うように被せられて、端部が前記フランジに気密を有するように固定され、軸線方向への伸長が規制された筒状の弾性体と、
前記内筒と前記弾性体との間で形成される気室と、
を備え、
前記第2流路の一端が前記気室に開口し、前記内筒の内周面に前記第3流路の一端が開口するように前記切替弁を設け、
前記弁体に作用する流体の押圧力が前記付勢手段による付勢力に勝るときに前記第1流路に流入した流体が前記第2流路を介して前記気室に流入し、
前記弁体に作用する前記付勢手段の付勢力が前記第1流路に流入した流体の押圧力に勝るときに前記気室の流体が前記第2流路及び前記第3流路を介して前記内筒の内側空間に排出される筒状伸縮体が複数個連結された移動体と、
前記各筒状伸縮体の前記第1流路に供給する圧縮空気を生成する圧縮空気生成手段と、
前記圧縮空気生成手段により生成された圧縮空気を前記各筒状伸縮体に分配する分配手段と、
前記分配手段から前記各筒状伸縮体まで個別に延長し、前記圧縮空気生成手段で生成された圧縮空気を前記切替弁の前記第1流路に供給する空気供給管と、
前記分配手段による各筒状伸縮体への圧縮空気の分配を制御し、各筒状伸縮体の気室に蠕動運動を模倣する所定の順序で前記圧縮空気を流入させる制御装置と、
を備え、
前記空気供給管に連通するように設けられ、前記分配手段から前記第1流路への圧縮空気の供給が停止したときに、当該空気供給管内の空気を強制的に排気する減圧手段をさらに備えた推進装置。 - 前記分配手段は、前記圧縮空気生成手段と接続され、前記圧縮空気生成手段から供給された圧縮空気が入力される入力ポートと、
前記空気供給管と接続され、前記入力ポートに入力された圧縮空気を前記空気供給管を介して筒状伸縮体の第1流路に出力する出力ポートと、
前記出力ポート内の空気を排気する排気ポートと、
を有する電磁弁を複数備え、前記減圧手段が前記排気ポートに接続される請求項2乃至4いずれかに記載の推進装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2015028494A JP6618687B2 (ja) | 2015-02-17 | 2015-02-17 | 筒状伸縮体及び推進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2015028494A JP6618687B2 (ja) | 2015-02-17 | 2015-02-17 | 筒状伸縮体及び推進装置 |
Publications (2)
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| JP2016151644A JP2016151644A (ja) | 2016-08-22 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2015028494A Active JP6618687B2 (ja) | 2015-02-17 | 2015-02-17 | 筒状伸縮体及び推進装置 |
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- 2015-02-17 JP JP2015028494A patent/JP6618687B2/ja active Active
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