JP6644657B2 - シールドトンネル工事用仮設枕木 - Google Patents
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Description
このため、上記の仮設枕木は、同一条件の現場以外には適用することができず、用済み後に取外して再利用できない乃至は再利用し難いという問題がある。
また、鉄筋コンクリート製のセグメント(以下、RCセグメントという)ではセグメント内面に溶接、又はクランプで固定することが出来ず、しかも荷重を受けている丸鋼材及び帯状板材の端部とセグメント内面の接触面が、コンクリートより鉄の方が硬いため、セグメント内面に瑕(キズ)が付いたり、或は、前記丸鋼のローリング防止のために何らかの方策を採る必要があって、RCセグメントには使用し難いという問題があった。
特許文献2 特開2014−9558号公報
また、前記枕木部材は、その長さ方向の中間部で2つに切り離し、切り離した左右の枕木部材の平板部に夫々に支持ブラケットを設けて左右の枕木ブロック体を形成する。次いで、切り離した前記左右の枕木ブロック体には、切り離した中間部分に枕木の長さ調節用バー部材をボルト接合して本発明仮設枕木に形成する。これはレールゲージ(幅)が変わっても、前記長さ調節用バー部材を、長さの異なるものに取り替えるだけで、本発明仮設枕木を条件が異なる現場(使用されているセグメントの内径が異なる現場)で使用できるようにするためである。
前記ずれ止めやローリング防止は、枕木部材の長さ方向略中央部に垂下した連結片をセグメント内面に結合又は当接することによって補強される。前記連結片は、左右の枕木ブロック体に接合される前記長さ調節用バー部材にも設けられる。
また、仮設枕木がセグメントに溶接されないので、用済み後には適用していたセグメントから容易に取り外すことができて再利用でき、この点においても合理的かつ経済的である。
しかも、本発明枕木は、仮設枕木として一般的に使われているH型鋼枕木に比べて、一箇所の重量が約6分の1以下、特に大断面セグメントの場合には10分の1以下となるので、鋼材使用量の削減、運搬コスト,エネルギの大幅低減ができ、省エネ効果が大きなエコ製品である。
シールドマシンによりトンネルに組立てられて行くセグメントは、鉄製の場合、セグメント同士の接続が、各セグメントの両端に設けられたフランジ1においてなされる。図1は鉄製セグメントのフランジ1の部分に本発明仮設枕木BPの第一例を設置した正面図であり、図2は図1の仮設枕木BPの要部の平面図である。
前記平板部21,22は、圧潰前に平鋼又は鋼管による補強材21a,22aを挿入して圧潰し、当該平板部21,22を補強している。前記補強材21a,22aは、平板部21,22の全長より深く枕木部材2の内部に入っていることが好ましい。
前記支持ブラケット3の下面は、該支持ブラケット3が設置されるセグメント(又はフランジ1)の内周面に沿った傾斜当接面33に形成され、その傾斜当接面33の左右両端部が曲面33aに形成されている。前記曲面33aにおいて内側(セグメントの中心寄り、以下同じ。)の曲面33aには、鉄板で補強したゴム系等による平面視板状の当接部34が設けられている。なお、前記当接部34は、セグメントに瑕が付かない、又は瑕が付いても構わない場合には省略できる。
前記枕木部材2の長さ方向略中央部には、ボルト穴を備えた垂下舌片を連結片23として設け、当該枕木部材2の連結片23と前記フランジ1の底に立てたボルト穴を備えた結合片1aをボルト結合し、仮設枕木BPのずれ止めやローリング防止を補完すると共に枕木部材2にかかる荷重の支持を補うようにしている。
すなわち、枕木部材2は、左右の平板部21,22に設けた支持ブラケット3,3が備えた当接部34,34において前記フランジ1の上に置かれて前記フランジ1による主桁に弦状に配置される。
つまり前記枕木部材2は、その左右両端の支持ブラケット3,3が、その傾斜当接面33に設けた当接部34,34において、接続された2つのフランジ1の上に載置され、同時に当該枕木部材2の略中央に垂下した連結片23を前記フランジ1に底部中央に設けた結合片1aにボルト結合することによって、鉄製セグメントのフランジ1の上に設置される。このようにして一次覆工のセグメントに設置された本発明仮設枕木BPは、一次覆工に伴うレールRを支持し、かつ必要に応じ二次覆工用の軌条として前記レールRをそのまま使用できる。
そこで本発明仮設枕木BPの第一例は、図5に例示するように、RCセグメントSにこの仮設枕木BPを設置するとき、左右一対の支持ブラケット3,3における底部に設けた当接部34,34が、このセグメントSの内面Isに当接した態様で設置される。図5において、枕木部材2が備えた連結片23は、下端部が前記セグメントSの内面Isに当接できる長さのものである。前記連結片23は、その下端部に面状の当接部を有するもの用いることがある。
図6は、図3,図4により説明した鉄製セグメントに適用した長さ調節可能な本発明仮設枕木BPの第二例を、RCセグメントSに適用した例の正面図である。図6においても図1〜図5に示す例と同じ部材、同じ部位には同じ符号を用いて説明を省略する。なお、RCセグメントSに適用した図6の本発明仮設枕木BPでは、連結片の下端部がセグメント内面Is当接する長さに整えた連結片23、或はその長さに調整できる連結片23が用いられる。
図7,図8に示した仮設枕木BPでは、左右の支持ブラケット3,3がL型鋼の水平部材20Hの手前側(垂直部材20Vの反対側)に設けられていること、支持ブラケット3,3の底部の傾斜当接面33に支持ブラケット3を両面から抱持する挟持片34aを備えた断面略U状をなす当接部34が設けられていること、前記挟持片34aがボルト等のネジ材34bで支持ブラケット3に止められている点において、先の実施例の仮設枕木BPと異なっているが、他の構成は略同じである。なお、この仮設枕木BPでも枕木部材2にほぼ中央部に垂下した連結片23を有しており、該連結片23がセグメントSの内表面にある結合片1sに結合されるようになっている。
R 仮設レール
1 鉄製セグメントのフランジ(主桁)
2 枕木部材
2L,2R 枕木ブロック体
21,22 平板部
23 垂下した連結片
3 支持ブラケット
31 平板部の支持面
32 レール保持部
33 傾斜当接面
34 曲面を有する当接部
4 レール固定具
Claims (6)
- 接続されたセグメントの内面底部近傍に水平姿勢で弦状に横断配置される枕木部材と、前記枕木部材の長さ方向の両端部をそれぞれ上面に載架支持して前記セグメントの内面に配置される1枚の鋼板製の支持ブラケットであって前記枕木部材の長さ方向の両端部に夫々に1個のみが設けられた支持ブラケットを備え、前記支持ブラケットが、その底面を前記セグメント内面に当接する傾斜当接面と、前記支持ブラケットの外側端部に内向き略コ状をなすレール底部の外側を支持するレール保持部を具備し、前記枕木部材が、略中央部に垂下して設けた前記セグメント内面に結合又は当接される連結片と、前記レール底部の内側を前記枕木部材に固定するためのレール固定具を備えていることを特徴とするシールドトンネル工事用仮設枕木。
- 枕木部材は、長さを前記セグメント用に整えた鋼管の両端部に補強材を入れて圧潰した平板部を備える請求項1に記載のシールドトンネル工事用仮設枕木。
- 接続されたセグメントの内面底部近傍に水平姿勢で弦状に横断配置される枕木部材であって、その枕木部材が、略中央部で左右に分離して左右の枕木ブロック体に形成され、該左右の枕木ブロック体に、略中央部位に前記セグメント内面に結合又は当接される連結用ボルト穴を備えた連結片を備えた長さ調節バー部材をボルト止で結合した枕木部材と、この枕木部材の左右両端部を上面に載架支持して前記セグメントの内面に配置される左右一対の1枚の鋼板製の支持ブラケットを備え、前記支持ブラケットが、その底面を前記セグメント内面に当接する傾斜当接面と、前記支持ブラケットの外側端部に内向き略コ状をなすレール底部の外側を支持するレール保持部を具備し、前記枕木部材が、略中央部に垂下して設けた前記セグメント内面に結合又は当接される連結片と、前記レール底部の内側を当該枕木部材に固定するためのレール固定具を備えていることを特徴とするシールドトンネル工事用仮設枕木。
- セグメント内面に結合又は当接される連結片は、長さを調整できるものを用いる請求項3に記載のシールドトンネル工事用仮設枕木。
- 接続されたセグメントの内面底部近傍に水平姿勢で弦状に横断配置される枕木部材と、この枕木部材の両端部を上面に載架支持して前記セグメントの内面に配置される左右一対の支持ブラケットを備え、前記支持ブラケットが、その底面を前記セグメント内面に当接する傾斜当接面とし、この傾斜当接面の前記セグメント内面との当接部が前記傾斜当接面の幅(厚み)より大きい幅を有する当接部を備えた傾斜当接面と、前記支持ブラケットの外側端部に内向き略コ状をなすレール底部の外側を支持するレール保持部を具備し、前記枕木部材が、略中央部に垂下して設けた前記セグメント内面に結合又は当接される連結片と、前記レール底部の内側を当該枕木部材に固定するためのレール固定具を備えていることを特徴とするシールドトンネル工事用仮設枕木。
- 接続されたセグメントの内面底部近傍に水平姿勢で弦状に横断配置される枕木部材であって、その枕木部材が、略中央部で左右に分離して左右の枕木ブロック体に形成され、該左右の枕木ブロック体に、長さ方向に沿って複数個のボルト穴を備え前記ボルト穴を選択して前記左右の枕木ブロック体と結合し枕木の長さを調節できる長さ調節バー部材を備えた枕木部材と、この枕木部材の両端部を上面に載架支持して前記セグメントの内面に配置される左右一対の支持ブラケットを備え、前記支持ブラケットが、その底面を前記セグメント内面に当接する傾斜当接面と、前記支持ブラケットの外側端部に内向き略コ状をなすレール底部の外側を支持するレール保持部を具備し、前記枕木部材の長さ調節バー部材が、略中央部に垂下して設けた前記セグメント内面に結合又は当接される連結片を備え、前記枕木ブロック体が前記レール底部の内側を当該枕木部材に固定するためのレール固定具を備えていることを特徴とするシールドトンネル工事用仮設枕木。
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