JP6673765B2 - ファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法およびファイバー一体型光学面付フェルール - Google Patents

ファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法およびファイバー一体型光学面付フェルール Download PDF

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Description

本発明は、ファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法および当該ファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法によって得られるファイバー一体型光学面付フェルールに関する。
従来、光通信には、光ファイバーや光導波路などの光伝送体が使用されている。光伝送体は、その先端が樹脂製のフェルールによって保持された状態で、他の光学部品や、他の光伝送体と光学的に接続される。
また、近年、電子部品の高密度化や、生産性向上の観点から、複数の光伝送体を樹脂製のフェルールに固定した光コネクタ用フェルールの開発が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、複数の光ファイバーが樹脂製のフェルールに固定された光コネクタ用フェルールが記載されている。特許文献1に記載の光コネクタ用フェルールは、成形によりフェルールを成形した後、接着剤で光ファイバーをフェルールに固定することにより製造される。
図1は、特許文献1に記載の光コネクタ用フェルールの製造方法を説明するための図である。図1に示されるように、特許文献1に記載の光コネクタ用フェルールのフェルールは、下金型10と、上金型20と、入れ子30と、ガイドピン孔を成形するためのガイドピン孔成形ピン41およびファイバー挿通孔を成形するための挿通孔成形ピン42を保持したピンホルダー40とを用いて製造される。下金型10は、上面に開口した凹部11と、凹部11を挟む位置に配置されたガイドピン孔成形ピン41および挿通孔成形ピン42を保持するV溝12と、凹部11の内側面に配置された樹脂注入口13と、を有する。上金型20には、入れ子30を出し入れするための入れ子挿入口21が貫通して形成されている。入れ子30は、入れ子挿入口21と相補的な形状に形成されている。
特許文献1に記載の光コネクタ用フェルールの製造方法では、下金型10のV溝12に対して、ガイドピン孔成形ピン41および挿通孔成形ピン42を配置する。次いで、下金型10の上に、入れ子30を挿入した上金型20を被せて型締めする。このとき、ガイドピン孔成形ピン41および挿通孔成形ピン42は、入れ子30によって、下金型10側に向かって付勢されている。次いで、樹脂注入口13からキャビティー内に樹脂を流し込む。保圧後、金型から成形品(フェルール)を取り出す。
次いで、ファイバー挿通孔に光ファイバーを挿通する。最後に、成形時に入れ子30が配置されていた位置から接着剤を流し込むことで、フェルールに対して、光ファイバーを固定して、光コネクタ用フェルールを製造する。
特開2004−062100号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光コネクタ用フェルールには、フェルールと、光ファイバーとを接着剤で固定する必要があるため、製造工程が煩雑になるという問題があった。
一方、前述の製造工程の煩雑さを解消する方法として、光ファイバーを用いたインサート成形が考えられる。しかしながら、光ファイバーを用いたインサート成形では、光ファイバーを金型で位置決めした状態で、樹脂をキャビティー内に流し込むことにより、光ファイバーを位置決めした以外の領域を成形する。次いで、光ファイバーを位置決めした金型を外し、異なる金型を配置して、光ファイバーを位置決めしていた領域を成形する。このように、光ファイバーを用いたインサート成形では、2組の金型を使用するか、上型2個および下型1個の金型を使用する必要があるため、製造コストが高くなるという問題があった。
そこで、本発明は、簡単にかつ安価に製造できる、光伝送体とこの光伝送体の端部に接合されたフェルールとを有するファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法、および当該ファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法で製造されたファイバー一体型光学面付フェルールを提供することを目的とする。
本発明に係るファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法は、光伝送体と、前記光伝送体の端面に対向して配置された光学面を含み、前記光伝送体の端部に接合されたフェルールと、を有するファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法であって、前記端面が前記光学面となる位置と対向するように、前記フェルールを成形するための金型のキャビティー内に前記光伝送体を配置する工程と、前記キャビティーの内面の一部を構成する一対の摺動駒を移動させて、前記光伝送体の端面が前記キャビティー内に露出するように、前記光伝送体を前記一対の摺動駒で挟んで固定する工程と、前記一対の摺動駒で前記光伝送体を固定した状態で、前記キャビティー内に光透過性の樹脂組成物を充填し、固化させて、前記端面と対向した前記光学面を有する、前記フェルールの一部を構成するフェルール本体を得る工程と、前記フェルール本体を得る工程の後、前記一対の摺動駒を移動させて、前記摺動駒が移動して形成された空間に樹脂組成物を充填し、固化させて、前記光伝送体に接合された、前記フェルールの一部を構成する光伝送体支持部を得る工程と、前記金型から、前記光伝送体と、前記フェルール本体および前記光伝送体支持部を含み、前記光伝送体に接合された前記フェルールとを有するファイバー一体型光学面付フェルールを取り出す工程と、を含む。
本発明に係るファイバー一体型光学面付フェルールは、光伝送体と、前記光伝送体の端部に接合されたフェルールと、を有し、前記フェルールは、前記光伝送体の端面がその内部に配置され、前記端面と対向して配置された光学面を含む、光透過性を示す樹脂製のフェルール本体と、前記光伝送体の一部がその内部に配置され、少なくとも互いに対向する2つの面が外部に露出するように前記フェルール本体に接合された樹脂製の光伝送体支持部と、を有し、前記2つの面には、前記光伝送体と平行に、前記光伝送体の外形に対応する形状の凸部が形成されている。
本発明によれば、簡単にかつ安価に製造されうるファイバー一体型光学面付フェルールを提供することができる。
図1は、特許文献1に記載の光コネクタ用フェルールの製造方法を説明するための図である。 図2A、Bは、本発明の一実施の形態に係るファイバー一体型光学面付フェルールの斜視図である。 図3A〜Eは、ファイバー一体型光学面付フェルールの構成を示す図である。 図4は、金型を説明するための斜視図である。 図5A〜Dは、ファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法を説明するための図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、インサート成形品であるファイバー一体型光学面付フェルールについて説明した後、当該ファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法について説明する。
(ファイバー一体型光学面付フェルールの構成)
図2は、本発明の一実施の形態に係るファイバー一体型光学面付フェルール100の斜視図である。図2Aは、ファイバー一体型光学面付フェルール100の斜視図であり、図2Bは、内部構造を破線で示したファイバー一体型光学面付フェルール100の斜視図である。図3は、ファイバー一体型光学面付フェルール100の構成を示す図である。図3Aは、ファイバー一体型光学面付フェルール100の平面図であり、図3Bは、底面図であり、図3Cは、正面図であり、図3Dは、背面図であり、図3Eは、右側面図である。なお、以下の説明では、光学面132が配置された面を「正面」として説明する。
図2A、Bおよび図3A〜Eに示されるように、ファイバー一体型光学面付フェルール100は、光伝送体110と、フェルール120とを有する。ファイバー一体型光学面付フェルール100は、後述するように射出成形により製造されうる。
光伝送体110の種類は、特に限定されない。光伝送体110の種類には、光ファイバー、光導波路などが含まれる。本実施の形態では、光伝送体110は、光ファイバーである。光ファイバーは、シングルモード方式であってもよいし、マルチモード方式であってもよい。光伝送体110の数は、特に限定されず、本実施の形態では、4本である。4本の光ファイバー(光伝送体110)は、ファイバー一体型光学面付フェルール100の正面および背面を繋ぐ方向(図2におけるY方向;長軸方向)に沿って配置され、かつファイバー一体型光学面付フェルール100の左側面および右側面を繋ぐ方向(図2におけるX方向;短軸方向)に一定間隔で1列に配列されている。また、光伝送体110の一方の端部は、その端面がフェルール本体122の光学面132と対向するようにフェルール120内に配置されており、光伝送体110の残部は背面から外部に露出している。
フェルール120は、光伝送体110を保持するとともに、他の光学部品に挿入されることで、光伝送体110および他の光学部品を光学的に接続させる。フェルール120は、光伝送体110の端部に接合されている。フェルール120には、一対のガイドピンが挿通される2つの貫通孔121が形成されている。2つの貫通孔121は、Y方向に沿って形成されている。また、2つの貫通孔121は、光伝送体110を挟むように、フェルール120のX方向の両端部に配置されている。フェルール120は、フェルール本体122と、光伝送体支持部123とを有する。
フェルール本体122は、光伝送体110の端面がその内部に配置され、端面と対向して配置された光学面132を含む。フェルール本体122は、光透過性を有する樹脂製の材料で形成されている。また、フェルール本体122は、フェルール120の中央部分に配置された光伝送体支持部123を取り囲むように配置されている。フェルール本体122は、光伝送体支持部123の正面と、左側面と、背面とに接している。また、フェルール本体122は、光伝送体支持部123の天面と、底面と、右側面とには接していない。すなわち、フェルール本体122の平面視形状は、略U字形状である。
フェルール本体122の正面には、他の光学部品と接続するための正面凹部131が形成されており、かつ2つの貫通孔121が開口している。正面凹部131の底面には、光学面132が配置されている。正面凹部131の平面視形状は、他の光学部品に接続できるとともに、光学面132の位置を確保できれば特に限定されない。本実施の形態では、正面凹部131の平面視形状は、四隅がR面取りされた略矩形である。
光学面132は、光伝送体110からの光を集光させるか、または、外部から入射した光を光伝送体110に集光させる光学面である。本実施の形態では、光学面132の形状は、正面凹部131の底面から正面凹部131の開口部に向かって凸状の凸レンズ面である。また、光学面132の平面視形状は、円形である。光学面132の中心軸は、光伝送体110の端面の光軸を一致することが好ましい。光学面132の数は、光伝送体110の数と同じである。すなわち、本実施の形態では、光学面132の数は、4個である。
光伝送体支持部123の正面に接しているフェルール本体122の内面と、光伝送体支持部123の背面に接しているフェルール本体122の内面とには、位置決め凸部133が対向して形成されている。位置決め凸部133は、フェルール本体122と、光伝送体支持部123との位置関係を規定する。位置決め凸部133の形状は、前述の機能を発揮できれば特に限定されない。本実施の形態では、位置決め凸部133の形状は、直方体形状である。位置決め凸部133の右側面は、フェルール本体122の右側面と同一平面となるように配置されている。また、2つの位置決め凸部133間において対向する面には、貫通孔121がそれぞれ開口している。
光伝送体支持部123は、光伝送体110の一部がその内部に配置され、少なくとも互いに対向する2つの面(天面および底面)が外部に露出するようにフェルール本体122に接合されている。光伝送体支持部123は、樹脂製の材料で形成されている。光伝送体支持部123は、フェルール120の中央部分に配置されており、フェルール本体122に部分的に囲まれている。光伝送体支持部123の正面および背面には、フェルール本体122の位置決め凸部133と対応する位置に、位置決め凹部141がそれぞれ形成されている。位置決め凹部141の形状は、位置決め凸部133と相補的な形状である。すなわち位置決め凹部141の形状は、直方体形状である。また、2つの位置決め凹部141間において対向する面には、貫通孔121がそれぞれ開口している。光伝送体支持部123の互いに対向する2つの面には、光伝送体110と平行に、光伝送体110の外形に対応する形状の凸部が形成されている、具体的には、光伝送体支持部123の天面および底面には、貫通孔121に対応する第1凸条142と、4本の光伝送体110に対応する4つの第2凸条143とがそれぞれ形成されている。第1凸条142および貫通孔121は、相互に平行に形成されている。また、第2凸条143および光伝送体110は、相互に平行に形成されている。X方向およびZ方向に沿う平面で切断した第2凸条143の形状は、半円である、すなわち、第2凸条143の形状は、半円柱形状である。天面および底面の第2凸条143をそれぞれ合わせると円柱形状になる。この円柱形状は、光伝送体110の外形と同じである。
このように、光伝送体110は、端部がフェルール本体122に接合(固定)されており、端部より基端側の部分が光伝送体支持部123に接合(固定)されており、さらに基端側の部分はフェルール本体122に接合(固定)されている。また、貫通孔121は、正面側のフェルール本体122に形成された部分と、背面側のフェルール本体122に形成された部分と、これらの間に位置し、光伝送体支持部123に形成された部分とから構成されている。
また、フェルール本体122および光伝送体支持部123の位置関係は、位置決め凸部133を含むフェルール本体122の2つの内側面と、位置決め凹部141を含む光伝送体支持部123の2つの外側面とによって位置決めされる。
(ファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法)
次いで、ファイバー一体型光学面付フェルール100の製造方法について説明する。本実施の形態に係るファイバー一体型光学面付フェルール100の製造方法では、フェルール120(フェルール本体122および光伝送体支持部123)を射出成形により製造すると同時に、光伝送体110の端部をフェルール120に対して固定する。また、本実施の形態に係るファイバー一体型光学面付フェルール100の製造方法は、1組の金型で行うことができる。まず、フェルール120を成形するための金型について説明する。
図4は、金型200を説明するための斜視図である。なお、図4では、上型220および上型摺動駒240を省略している。図5A〜Dは、ファイバー一体型光学面付フェルール100の製造方法を説明するための図である。
まず、射出成形に使用する金型200について説明する。金型200は、1組であればよい。金型200の駒の分割数や分割位置は、特に限定されない。図4および図5A〜Dに示されるように、本実施の形態では、金型200は、下型210と、上型220と、下型摺動駒230と、上型摺動駒240と、側方摺動駒250と、を有する。
下型210は、主としてフェルール本体122の下側半分を形成する。下型210は、フェルール本体122の下側半分に対応した形状のフェルール本体用凹部211と、2つの貫通孔121を形成するための仮想ガイドピンを支持する2つの第1凹条212と、光伝送体110に対応した4つの第2凹条213と、を有する。また、フェルール本体用凹部211の底面の中央には、下型摺動駒230が摺動するための摺動駒用貫通孔214が形成されている。さらに、フェルール本体用凹部211の正面側は、側方摺動駒250が摺動可能になっている。
下型摺動駒230は、主として光伝送体支持部123の下側半分を形成する。下型摺動駒230は、貫通孔121を形成するための仮想ガイドピンに対応した第3凹条231と、光伝送体110に対応した4つの第4凹条232と、フェルール本体122の位置決め凸部133および光伝送体支持部123に対応した2つの段部233とを有する。下型摺動駒230は、摺動駒用貫通孔214内を上下方向(図4におけるZ方向)に移動する。
上型220は、主としてフェルール本体122の上側半分を形成する。上型摺動駒240は、主として光伝送体支持部の上側半分を形成する。本実施の形態では、上型220は下型210と同じ形状であり、上型摺動駒240も下型摺動駒230と同じ形状であるため、上型220および上型摺動駒240の形状についての説明は省略する。
側方摺動駒250は、主として、正面凹部131および光学面132を形成する。側方摺動駒250は、正面凹部131を形成するための側方凸部251と、仮想ガイドピンに対応したガイドピン用貫通孔252と、を有する。側方凸部251は、正面凹部131と相補的な形状である。また、側方凸部251の頂面には、光学面132に対応した光学面用凹部253が形成されている。側方摺動駒250は、下型210のフェルール本体用凹部211内を前後方向(図4におけるY方向)に移動する。
次いで、射出成形によるファイバー一体型光学面付フェルール100の製造方法について説明する。ファイバー一体型光学面付フェルール100の製造方法は、金型200のキャビティー内に光伝送体110を配置する工程と、一対の摺動駒230、240で光伝送体110を挟んで固定する工程と、フェルール本体122を成形する工程と、光伝送体支持部123を成形する工程と、ファイバー一体型光学面付フェルール100を取り出す工程と、を含む。
まず、フェルール120を成形するための金型200のキャビティー内に光伝送体110を配置する。この工程では、図5Aに示されるように、下型摺動駒230の天面と下型210の天面が略同一平面上に位置するように下型摺動駒230を移動させる。また、側方摺動駒250の凸部の頂面を正面凹部131の底面となる位置に移動させる。そして、光伝送体110を第2凹条213および第4凹条232上に配置する。このとき、光伝送体110の端面は、光学面132となる位置(光学面用凹部253)と対向するように配置される。また、仮想ガイドピンを第1凹条212および第3凹条231上に配置するとともに、ガイドピン用貫通孔252に挿通する。
次いで、一対の摺動駒230、240で光伝送体110を挟んで固定する。この工程では、図5Bに示されるように、上型220を下型210に重ねるとともに、上型摺動駒240を下型摺動駒230に接するように移動させる。このとき、光伝送体110は、端面がキャビティー内に露出するように、下型摺動駒230および上型摺動駒240によって固定されるとともに、下型210および上型220によっても固定される。
次いで、フェルール本体122を成形する。この工程では、図5Bに示されるように、下型摺動駒230および上型摺動駒240と、下型210および上型220とで光伝送体110を固定した状態で、第1ゲート215(図4参照)からキャビティー内に光透過性の樹脂組成物を充填し、固化させる。このとき、光伝送体110は、金型200によって、2箇所固定されるため、キャビティー内に樹脂を充填させても位置ズレすることがない。この状態で保圧することで、フェルール本体122を得る。
次いで、光伝送体支持部123を成形する。この工程では、図5Cに示されるように、下型摺動駒230を下側に移動させるとともに、上型摺動駒240を上側に移動させる。このようにして、下型摺動駒230および上型摺動駒240を移動させることで、フェルール本体122と、下型摺動駒230と、上型摺動駒240とで囲まれた空間が新たに形成される。この空間は、光伝送体支持部123と同じ形状である。この状態で、第2ゲート216(図4参照)から樹脂組成物を当該空間に充填し、固化させる。この状態で保圧することで、フェルール本体122を得る。
最後に、ファイバー一体型光学面付フェルール100を取り出す。この工程では、図5Dに示されるように、型開きした金型200から、光伝送体110と、フェルール本体122および光伝送体支持部123を含み、光伝送体110に接合されたフェルール120とを有するファイバー一体型光学面付フェルール100を取り出す。以上の工程によりファイバー一体型光学面付フェルール100を製造できる。このようにして製造されたファイバー一体型光学面付フェルール100は、光伝送体支持部123の天面および底面が、光伝送体110を固定した上型摺動駒240の天面および、下型摺動駒230の天面によって成形されるため、光伝送体110に対応する形状が形成されている。また、下型摺動駒230の段部223および上型摺動駒240の段部により位置決め凸部133および位置決め凹部141が形成されるため、フェルール本体122および光伝送体支持部123が固定される。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係るファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法は、光伝送体110の端面をキャビティー内に露出させた状態で、下型摺動駒230および上型摺動駒240で光伝送体110を支持してフェルール本体122を成形する。そして、下型摺動駒230および上型摺動駒240が移動することで形成された空間を利用して光伝送体支持部123を成形する。このように、本実施の形態に係るファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法は、一組の金型を用いて光伝送体110と、光伝送体110に接合されたフェルール120とを有するファイバー一体型光学面付フェルール100を製造する。よって、本実施の形態に係るファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法は、簡単に、かつ安価にファイバー一体型光学面付フェルール100を製造できる。
本発明に係るファイバー一体型光学面付フェルールは、例えば光伝送体を用いた光通信に有用である。
10 下金型
11 凹部
12 V溝
13 樹脂注入口
20 上金型
21 入れ子挿入口
30 入れ子
40 ピンホルダー
41 ガイドピン孔成形ピン
42 挿通孔成形ピン
100 ファイバー一体型光学面付フェルール
110 光伝送体
120 フェルール
121 貫通孔
122 フェルール本体
123 光伝送体支持部
131 正面凹部
132 光学面
133 位置決め凸部
141 位置決め凹部
142 第1凸条
143 第2凸条
200 金型
210 下型
211 フェルール本体用凹部
212 第1凹条
213 第2凹条
214 摺動駒用貫通孔
215 第1ゲート
216 第2ゲート
220 上型
230 下型摺動駒
231 第3凹条
232 第4凹条
233 段部
240 上型摺動駒
250 側方摺動駒
251 側方凸部
252 ガイドピン用貫通孔
253 光学面用凹部

Claims (2)

  1. 光伝送体と、前記光伝送体の端面に対向して配置された光学面を含み、前記光伝送体の端部に接合されたフェルールと、を有するファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法であって、
    前記端面が前記光学面となる位置と対向するように、前記フェルールを成形するための金型のキャビティー内に前記光伝送体を配置する工程と、
    前記キャビティーの内面の一部を構成する一対の摺動駒を移動させて、前記光伝送体の端面が前記キャビティー内に露出するように、前記光伝送体を前記一対の摺動駒で挟んで固定する工程と、
    前記一対の摺動駒で前記光伝送体を固定した状態で、前記キャビティー内に光透過性の樹脂組成物を充填し、固化させて、前記端面と対向した前記光学面を有する、前記フェルールの一部を構成するフェルール本体を得る工程と、
    前記フェルール本体を得る工程の後、前記一対の摺動駒を移動させて、前記摺動駒が移動して形成された空間に樹脂組成物を充填し、固化させて、前記光伝送体に接合された、前記フェルールの一部を構成する光伝送体支持部を得る工程と、
    前記金型から、前記光伝送体と、前記フェルール本体および前記光伝送体支持部を含み、前記光伝送体に接合された前記フェルールとを有するファイバー一体型光学面付フェルールを取り出す工程と、
    を含む、ファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法。
  2. 光伝送体と、
    前記光伝送体の端部に接合されたフェルールと、を有し、
    前記フェルールは、
    前記光伝送体の端面がその内部に配置され、前記端面と対向して配置された光学面を含む、光透過性を示す樹脂製のフェルール本体と、
    前記光伝送体の一部がその内部に配置され、少なくとも互いに対向する2つの面が外部に露出するように前記フェルール本体に接合された樹脂製の光伝送体支持部と、を有し、
    前記2つの面には、前記光伝送体と平行に、前記光伝送体の外形に対応する形状の凸部が形成されている、
    ファイバー一体型光学面付フェルール。
JP2016128956A 2016-06-29 2016-06-29 ファイバー一体型光学面付フェルールの製造方法およびファイバー一体型光学面付フェルール Expired - Fee Related JP6673765B2 (ja)

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