JP6687984B2 - 開脚型油圧ショベル - Google Patents
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Description
図1及び図2は本発明の一実施形態に係る開脚型油圧ショベルの全体構成を表す側面図である。なお、図1はアタッチメントとしてバケットを装着した開脚型油圧ショベルを、図2はアタッチメントとしてブレーカを装着した開脚型油圧ショベルを表している。以下の説明において特に断りなく「油圧ショベル」と記載した場合には開脚型油圧ショベルを指すこととする。また図1における油圧ショベル100の運転席の前方(同図では左)を前方とする。
走行体10は油圧ショベル100が自力走行するための履帯式(クローラ式)の走行体であり、トラックフレーム11、左右の走行装置12及びアウトリガー13を備えている。トラックフレーム11は走行体10のフレームをなすもので、センタフレーム14(図3)、左右のリンク15(図3)及び左右のサイドフレーム16からなり、閉脚時に平面視でH型になるように形成されている。センタフレーム14の後部(図1では右側部分)に上記アウトリガー13が設けられている。掘削作業の邪魔になり得るためセンタフレーム14の前部にアウトリガーは設けられておらず、アウトリガー13は後部にのみ設けられている。アウトリガー13は図示しないシリンダによって上下に揺動し、場面に応じて高さを調節することで作業中における油圧ショベル100の後傾を抑制することができる。トラックフレーム11の構成の詳細については後述する。
旋回体30は、旋回フレーム(不図示)、運転席32、カウンタウェイト33及び機械室34等を備えている。旋回フレームは旋回体30のベースフレームであり、旋回輪25を介してトラックフレーム11(センタフレーム14)の上部に設けられている。旋回フレームには旋回輪25の付近に旋回モータ(不図示)が搭載されており、旋回モータの出力軸が旋回輪25に設けた歯車と噛み合うことで、走行体10に対して旋回体30が鉛直軸周りに旋回する。旋回モータには電動モータを用いることもできるが、本実施形態では油圧モータが用いてある。
作業機40は作業腕41及びアタッチメントである作業具44を含む多関節型のフロント作業機であり、旋回体30に取り付けられている。作業腕41は、ブーム42、アーム43、ブームシリンダ(不図示)、アームシリンダ46及び作業具シリンダ47を備えている。ブーム42は旋回体30の前部に回動可能に連結され、アーム43はブーム42の先端に、作業具44はアーム43の先端に、それぞれ回動可能に連結されている。ブーム42、アーム43及び作業具44はいずれも左右に水平に延びる回転軸を支点にして回動する。図1では作業具44としてバケットを、図2では作業具44としてブレーカを装着した例を表しているが、他のアタッチメントも装着可能である。また、ブームシリンダは旋回体30及びブーム42に、アームシリンダ46はブーム42及びアーム43に、それぞれ両端が連結されている。作業具シリンダ47は、基端がアーム43に連結される一方、先端がリンク48を介してアーム43の先端部及び作業具44に連結されている。ブームシリンダ、アームシリンダ46及び作業具シリンダ47はいずれも油圧アクチュエータであり、油圧ポンプから吐出される圧油で駆動され、伸縮動作により作業機40を駆動する。
図3は図1及び図2に示した油圧ショベルの走行体の平面図、図4はセンタフレームの左側の部分を前方から見た図である。図3においては、左右の走行装置12の前部の間隔を広げ(後部の間隔を狭め)、左右の走行装置12をV字型に開脚した状態を表している。また構造の明確化のため、センタフレームにおける上記旋回輪25が取り付けられる上面板52(図4)は図示省略してある。前述したように、トラックフレーム11は、センタフレーム14、リンク15及びサイドフレーム16(図1、図2)を備えている。
センタフレーム14の下面板51及び上面板52の間にはストッパ70が配置されている。左右のストッパ70は棒状で水平な平板状の部材であり、連結ピンを通す長穴72を備えている。長穴72はストッパ70の長手方向に延び、上下に開口している。長穴72に通る連結ピンには、本実施形態では左右のリンク50とシリンダ67とを連結する上記回転軸62が用いてある。これらストッパ70は、上記回転軸66とは別個に設けた左右の支軸71によってそれぞれセンタフレーム14に水平方向に回動可能に連結されている。左右の支軸71は上下に延び、上部がセンタフレーム14の上面板52に、下部が後述する補強板68に設けたブラケット69(図3)に支持されている。但し、支軸71を延ばしてセンタフレーム14の上面板52及び下面板51を貫通させ、支軸71の上下を上面板52及び下面板51で支持する場合にはブラケット69は省略可能である。また左右の支軸71はセンタフレーム14の後部における左右両側部分において回転軸66よりは前側に位置し、回転軸66との間が上記補強板68で隔てられている。
山岳地で鉄塔の深礎杭孔として縦孔Hを掘削する場合、例えば現地で組み立てた分解型油圧ショベルで地表面から一定の深さまで縦孔Hを掘削し、その後クレーン等で油圧ショベル100を縦孔Hの内部に投入する。油圧ショベル100を操作する際、オペレータは運転席32に座って操作装置36を適宜操作する。これにより走行体10によって油圧ショベル100を移動させたり、作業機40によって掘削作業をしたり旋回体30を旋回させたりすることができる。掘削作業は、例えば図1に示したように作業具44としてバケットを用いて縦孔Hの底部を掘削したり、必要に応じて図2のように作業具44としてブレーカを用いて縦孔Hの底面の岩盤を破砕したりする。掘削した土砂や礫等はバケットで掬って別途用意した容器に積み込み、クレーン等で容器を吊り上げて縦孔Hの外に運び出す。
(1)本実施形態によれば、まず走行装置12をV字型に開脚することができるので、開脚して左右の走行装置12の間を掘削したり左右の履帯23を逆回転させることで縦孔Hの底部で円弧状に横移動したりすることができる。従って狭隘な縦孔Hの中でも小回りが利き、掘削箇所から適度な距離がとれない場合でも旋回体30の前部の下方まで掘削できるので効率良く作業を進めることができる。
以上の実施形態では、上記効果(2)を得るために走行装置12の回動支点である回転軸60とは別に専用の支軸71でストッパ70をセンタフレーム14に連結する構成としたが、本質的な上記効果(1)を得る限りにおいては必ずしもこの構成に限定されない。例えば補強板68がなくてもセンタフレーム14の構造強度が十分に確保できる場合等には、回転軸66でストッパ70をセンタフレーム14に連結する構造としても良い。また上記効果(3)を得るためにストッパ70の長穴72に通す連結ピンをリンク15の回転軸62で兼ねる構成を例示したが、連結ピンはシリンダ67の伸縮に伴って移動すれば良い。従って左右のリンク15の他の部位(例えば第1アーム58や第2アーム59)又はシリンダ67の他の部位(例えばチューブやロッドの端部)に回転軸62とは別に設けた専用の連結ピンを長穴72に通した構成としても良い。
Claims (3)
- 走行体、前記走行体の上部に旋回可能に設けた旋回体、前記旋回体に取り付けた作業機、前記作業機を駆動する油圧アクチュエータ、前記油圧アクチュエータを駆動する圧油を吐出する油圧ポンプ、及び前記油圧ポンプを駆動する原動機を備え、前記走行体が、前記旋回体を支持するセンタフレーム、前記センタフレームに対して回動可能に連結されて互いの前部の間隔を拡大してV字型に開脚可能な左右の走行装置、前記センタフレームと前記左右の走行装置をそれぞれ連結する左右のリンク、及び前記左右のリンクを連結し前記左右の走行装置を開脚及び閉脚させるシリンダを備えた開脚型油圧ショベルにおいて、
前記センタフレームの上面板及び下面板の間に配置され、前記左右のリンク又は前記シリンダに設けた連結ピンを通した長穴を有する左右のストッパと、
前記センタフレームの左右両側部分に設けられて前記左右のストッパを水平方向に回動可能に支持する左右の支軸を備えており、
前記ストッパの長穴で前記連結ピンを拘束することで、前記左右の走行装置の最大開脚角度が個々に制限してあることを特徴とする開脚型油圧ショベル。 - 請求項1に記載の開脚型油圧ショベルにおいて、前記左右の支軸は前記左右の走行装置を前記センタフレームに対して回転自在に支持する回転軸とは異なる軸であることを特徴とする開脚型油圧ショベル。
- 請求項1に記載の開脚型油圧ショベルにおいて、前記左右の連結ピンは、前記左右のリンクと前記シリンダとを連結する回転軸であることを特徴とする開脚型油圧ショベル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017094028A JP6687984B2 (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | 開脚型油圧ショベル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017094028A JP6687984B2 (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | 開脚型油圧ショベル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2018188908A JP2018188908A (ja) | 2018-11-29 |
| JP6687984B2 true JP6687984B2 (ja) | 2020-04-28 |
Family
ID=64478118
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2017094028A Active JP6687984B2 (ja) | 2017-05-10 | 2017-05-10 | 開脚型油圧ショベル |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP6687984B2 (ja) |
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2017
- 2017-05-10 JP JP2017094028A patent/JP6687984B2/ja active Active
Also Published As
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| JP2018188908A (ja) | 2018-11-29 |
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